JP2004165794A - 帯域管理装置および方法、プログラム、記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】帯域管理装置105では、エッジルータ102からの所望のフローに関する帯域確保要求に応じて、フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータ102と受信側エッジルータ101との間の経路を構成する各リンクの空き容量を確認してそのフローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、確保可能な場合にのみエッジルータ102へ通信許可を通知する。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯域管理装置および方法、プログラム、記録媒体に関し、特に複数の端末を複数のルータで結ぶネットワークで通信帯域を管理する場合に用いられる帯域管理装置および方法、プログラム、記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
インターネットに代表されるパケット通信網などのネットワークでは、そのネットワークを構成する複数のルータを制御することにより、データ通信に利用する通信帯域を確保し、解放するものとなっている。
図15に従来の帯域管理方法によるシーケンス図を示す。ここでは、従来のRSVP(Resource Reservation Protocol)により、ネットワークを構成するルータ603,604を制御して、送信端末601と受信端末602との間でデータ通信を行う例が示されている。
【0003】
まず、送信端末601は、実際のデータ通信に先立って、データの送信に必要な帯域をPATHメッセージを用いて受信端末602に通知する。受信端末602は確保したい帯域を記載したRESVメッセージを送信端末601へ返送する。
途中の各ルータ603,604では、このRESVメッセージの内容を確認し、それぞれ要求された帯域の確保を行う。
送信端末601では、このRESVメッセージの受信に応じて、実際のデータ通信に用いるデータパケットの送信を開始する。これによりデータパケットは、RESVメッセージの通った経路を逆向きに受信端末602へ転送される。
【0004】
このような手順により通信の開始に先立って確保された帯域は、受信端末602から送信端末601へRESVメッセージを定期的に送信することによって通信中も継続して使用することができる。
また、ネットワークリソースの解放は、受信端末602からのRESVメッセージの再送タイムアウト、あるいは受信端末602から送信端末601に通信終了を知らせるRESV TEARメッセージを送信することによって行われる。このようにして、従来の帯域確保は経路上の各ルータで行われていた。
【0005】
なお、出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を出願時までに発見するには至らなかった。
【非特許文献1】
RFC2205,”リソース・リザベーション・プロトコル−−バージョン1・ファンクショナル・スペシフィケーション(Resource ReSerVation Protocol(RSVP)−−Version 1 Functional Specification)”,ザ・インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(The Internet Engineering Task Force(IETF)),1997年9月
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来の帯域管理方法では、ネットワーク内の各ルータで、各リンクの帯域を個別に管理し、RESVメッセージやRESV TERVメッセージに基づき、その経路上に位置する各ルータごとに、個別に帯域確保あるいは帯域解放などの処理を行うために、送信端末および受信端末以外での設定箇所が多くなり、必要な帯域の有無を確認して帯域を確保するのに時間がかかるという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、短時間で必要な帯域の有無を確認して帯域を確保できる帯域管理装置および方法、プログラム、記録媒体を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明にかかる帯域管理装置は、送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、リンクを介してこれらエッジルータの間を中継接続する複数の中継ルータとからなり、送信側端末から受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、リンクごとにフローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置であって、フローごとに、当該フローで必要な帯域容量および当該フローの経路を構成するリンクを一元管理するフロー管理テーブルと、リンクごとに、当該リンクで使用可能な帯域の空き容量を一元管理する空き容量管理テーブルと、エッジルータからの所望のフローに関する帯域確保要求に応じて、フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクの空き容量を確認してフローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、確保可能な場合にのみエッジルータへ通信許可を通知する要求処理部とを備えるものである。
【0008】
帯域確保処理の具体例として、要求処理部で、帯域確保要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、帯域確保が必要なリンクを特定し、これらリンクについて空き容量管理テーブルを参照して、当該フローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、各リンクのすべてで確保可能な場合には、空き容量管理テーブルで当該フローに必要な帯域容量分だけ各リンクの空き容量を削減し、当該フロー管理テーブルに、当該フローの経路を構成するリンクとして各リンクを追加し、エッジルータへ通信許可を通知するようにしてもよい。
【0009】
帯域解放処理として、要求処理部で、エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて、フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、当該帯域解放要求によって帯域解放されるリンクについて、その空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算するようにしてもよい。
【0010】
帯域解放処理の具体例として、フロー管理テーブルで、各リンクごとに当該リンクを使用している受信側エッジルータ数を管理し、要求処理部で、帯域確保要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数加算し、エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数減算し、 その減算により受信側エッジルータ数がゼロとなったリンクを、当該帯域解放要求により帯域解放されるリンクとして特定し、 空き容量管理テーブルのうち、帯域解放リンクの空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算するようにしてもよい。
【0011】
また、本発明にかかる帯域管理方法は、送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、リンクを介してこれらエッジルータの間を中継接続する複数の中継ルータからなり、送信側端末から受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、リンクごとにフローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置で用いられる帯域管理方法であって、フロー管理テーブルを用いてフローごとに当該フローで必要な帯域容量および当該フローの経路を構成するリンクを一元管理する第1のステップと、空き容量管理テーブルを用いてリンクごとに当該リンクで使用可能な帯域の空き容量を一元管理する第2のステップと、エッジルータからの所望のフローに関する帯域確保要求に応じて、フローごとに当該フローで必要な帯域容量および当該フローの経路を構成するリンクを一元管理するフロー管理テーブルとリンクごとに当該リンクで使用可能な帯域の空き容量を一元管理する空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクの空き容量を確認してフローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、確保可能な場合にのみエッジルータへ通信許可を通知する第3のステップとを備えるものである。
【0012】
帯域確保処理の具体例として、第3のステップで、帯域確保要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、帯域確保が必要なリンクを特定するステップと、これらリンクについて空き容量管理テーブルを参照して、当該フローに必要な帯域容量の確保可否を判断するステップと、各リンクのすべてで確保可能な場合には、空き容量管理テーブルで当該フローに必要な帯域容量分だけ各リンクの空き容量を削減するステップと、当該フロー管理テーブルに、当該フローの経路を構成するリンクとして各リンクを追加するステップと、エッジルータへ通信許可を通知するステップとを行うようにしてもよい。
【0013】
また、帯域解放処理として、エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて、フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、当該帯域解放要求によって帯域解放されるリンクについて、その空き容量に当該フローで必要な帯域容量分だけ加算する第4のステップをさらに備えてもよい。
【0014】
帯域解放処理の具体例として、第1のステップで、フロー管理テーブルを用いて、各リンクごとに当該リンクを使用している受信側エッジルータ数を管理するステップを行い、第3のステップで、帯域確保要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数加算するステップを行い、さらに、エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数減算するステップと、その減算により受信側エッジルータ数がゼロとなったリンクを、当該帯域解放要求により帯域解放されるリンクとして特定するステップと、
空き容量管理テーブルのうち、帯域解放リンクの空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算するステップとを行うようにしてもよい。
【0015】
また、本発明にかかるプログラムは、送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータとリンクを介して相互に接続された複数の中継ルータからなり、送信側端末から受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、リンクごとにフローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置のコンピュータで実行されるプログラムであって、帯域管理装置で前述した帯域管理方法を実行させるものである。
【0016】
また、本発明にかかる記録媒体は、送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータとリンクを介して相互に接続された複数の中継ルータからなり、送信側端末から受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、リンクごとにフローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置のコンピュータで実行されるプログラムが記録された記録媒体であって、前述したプログラムが記録されているものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態にかかる帯域管理装置が適用されるネットワークを示すブロック図である。
このネットワーク100には、ネットワーク100の周部に配置され、ネットワーク外部の端末を接続するエッジルータ101,102,103と、ネットワーク100内部に配置され、各エッジルータ101,102,103を中継接続する中継ルータ104と、各エッジルータ101,102,103と接続されてこれらエッジルータ101,102,103を制御する帯域管理装置105とが設けられている。
【0018】
エッジルータ101には、データ通信の送信側となる送信端末111が接続されている。また、エッジルータ102には、データ通信の受信側となる受信端末112が接続されており、エッジルータ103には、同じく受信端末113,114が接続されている。
エッジルータ101,102,103と中継ルータ104とは、それぞれデータ転送方向ごとに個別のリンクで接続されている。リンク14はエッジルータ101から中継ルータ104へのリンクであり、リンク41は中継ルータ104からエッジルータ101へのリンクである。リンク24はエッジルータ102から中継ルータ104へのリンクであり、リンク42は中継ルータ104からエッジルータ102へのリンクである。リンク34はエッジルータ103から中継ルータ104へのリンクであり、リンク43は中継ルータ104からエッジルータ103へのリンクである。
【0019】
この帯域管理装置105は、全体としてコンピュータからなるサーバ装置である。記憶部107は、メモリ装置やハードディスク装置からなり、記録媒体109やネットワーク100を介して予めプログラム108が格納されている。また、記憶部107には、各ルータを管理するための各種管理テーブルが登録されている。
演算処理部106は、CPUなどのマイクロプロセッサとその周辺回路からなり、記憶部107のプログラム108を実行することにより、そのソフトウェアと自装置のハードウェアとを協働させることにより、各ルータからの要求を処理するための機能部として要求処理部を実現する。
【0020】
図2は帯域管理装置105の構成を示す機能ブロック図である。
この帯域管理装置105には、アドレス管理テーブル201、リンク管理テーブル202、フロー管理テーブル203、空き容量管理テーブル204、および要求処理部205が設けられている。
これらテーブルは前述の記憶部107(図1参照)に登録されている。また、要求処理部205は、前述の演算処理部106でプログラム108が実行されて実現される機能部である。
なお、本発明において、フローとは、端末にある1つのデータを転送するのに用いられる複数のパケットからなるパケット群を指す。
【0021】
アドレス管理テーブル201は、各エッジルータのIDとそのエッジルータに収容されている端末のネットワークアドレスとを対応付けて管理するための表である。
リンク管理テーブル202は、送受信エッジルータとこれらエッジルータ間の経路を構成するリンクとを対応付けて管理するための表である。
フロー管理テーブル203は、各フローの使用帯域、経路を構成するリンク、およびそのリンクを使用している受信側エッジルータ数を管理するための表である。
空き容量管理テーブル204は、ネットワーク100を構成するリンクの空き容量を管理するための表である。
要求処理部205は、これら管理テーブルを用いて、ネットワーク100の各リンクを一元管理している。
【0022】
帯域管理装置105は、OSPF(Open Shortest Path First)のように、ネットワーク構成情報を収集する機能を持ったルーチングプロトコル等が収集したネットワーク構成情報を得て、各テーブル201,202,204を作成する。このネットワーク構成情報については、ネットワーク管理者が帯域管理装置105に与えてもよい。
IPアドレスを用いて端末を管理する場合、アドレス管理テーブル201において、端末アドレスの一部分であるネットワークアドレスを使って、端末をグループ化して収容しているエッジルータの対応を記載することでアドレス管理テーブル201のデータ量を減らすことができる。また、リンク管理テーブル202はネットワーク構成情報から得られるユニキャスト経路表に基づいて作成され、マルチキャストの経路もユニキャスト経路表に基づいて決められるものとする。
【0023】
次に、図3を参照して、第1の実施の形態にかかる帯域管理方法の動作として、帯域確保動作について説明する。図3は第1の実施の形態にかかる帯域管理方法の帯域確保動作を示すシーケンス図である。
受信端末112が、送信端末111からネットワーク100の帯域確保の必要なデータを受信したい場合、帯域確保を要求する識別子、フロー識別子、送信端末111と受信端末112のアドレス、使用する帯域を記載した要求パケットを、ネットワーク100のエッジルータ102へ送信する(ステップ130)。このフロー識別子は、マルチキャストアドレス等からなり、個々のフローを識別するための情報である。
エッジルータ102は、受信端末112から要求されたフローを受信していない場合、帯域確保を要求する要求パケットを帯域管理装置105へ送る(ステップ131)。
【0024】
帯域管理装置105の要求処理部205では、エッジルータ102からの要求パケットを受信すると、その要求の内容すなわち帯域確保または帯域解放に応じて、それぞれの処理を実行する。
ここで、その要求パケットに含まれている識別子から、帯域確保が要求されたと判断した場合、要求処理部205は、図4に示す帯域確保処理を開始する(ステップ132)。図4は帯域管理装置での帯域管理処理を示すフローチャートである。
まず、アドレス管理テーブル201を参照して、要求パケットで指定された送信端末111および受信端末112のアドレスに対応する、送信側エッジルータ101および受信側エッジルータ102を特定する(ステップ700)。
【0025】
次に、これら送信側エッジルータ101から受信側エッジルータ102への経路を構成するリンクを、リンク管理テーブル202を参照して特定する(ステップ701)。この場合、対応するリンクとしてリンク14,42が特定される。そして、これらリンク14,42のうち帯域確保が必要なリンクを、フロー管理テーブル203を参照して特定する(ステップ702)。この場合には、これらすべてのリンク14,42で帯域確保が必要と判断される。
【0026】
図5にこのリンク特定処理の詳細フローチャートを示す。
帯域確保が必要なリンクを特定する場合、要求処理部205は、まず、フロー管理テーブル203を参照して、当該フロー識別子がすでに登録されているかどうか確認する(ステップ710)。ここで、当該フロー識別子が登録されている場合には(ステップ710:YES)、送信側エッジルータ101から受信側エッジルータ102への経路を構成する各リンクのうち、フローの経路として登録されていないリンクを特定し(ステップ711)、一連のリンク特定処理を終了する。
【0027】
また、当該フロー識別子が登録されていない場合には(ステップ710:NO)、その経路を構成する全てのリンクで新たに帯域確保が必要なことから、送信側エッジルータ101から受信側エッジルータ102への経路を構成するすべてのリンクを特定し(ステップ712)、一連のリンク特定処理を終了する。
【0028】
このようにして、図4のステップ702で帯域確保が必要なリンクを特定した後、要求処理部205は、特定されたすべてのリンク14,42について、空き容量管理テーブル204を参照し、要求された帯域の確保の可否を判断する(ステップ703)。
ここで、個々のリンクの空き容量が十分存在し、要求された帯域が確保できる場合(ステップ704:YES)、空き容量管理テーブル204の各リンク14,42の空き容量から、要求された帯域分を差し引き(ステップ705)、フロー管理テーブル203で、新たに帯域確保した当該フローに関する管理情報を更新する(ステップ706)。
【0029】
図6にこのフロー更新処理の詳細フローチャートを示す。
当該フローに関する管理情報を更新する場合、要求処理部205は、まず、フロー管理テーブル203を参照して、当該フロー識別子がすでに登録されているかどうか確認する(ステップ720)。ここで、当該フロー識別子がすでに登録されている場合には(ステップ720:YES)、送信側エッジルータ101と受信側エッジルータ102との間の各リンクのうち、登録されていないリンクを当該フローの経路として追加し(ステップ721)、送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間のすべてのリンクの受信側エッジルータ数に1を加算して(ステップ723)、一連のフロー更新処理を終了する。
【0030】
また、当該フロー識別子が登録されていない場合には(ステップ720:NO)、そのフロー識別子に対応付けて、要求された帯域、および送信側エッジルータ101と受信側エッジルータ102との間のすべてのリンクを新規登録した後(ステップ722)、ステップ723へ移行して、これらリンクを使用している受信側エッジルータ数を1とし、一連のフロー更新処理を終了する。
【0031】
このようにして、図4のステップ706で、フロー管理テーブル203に対して当該フローに関する管理情報を更新した後、要求処理部205は、要求パケットを送ってきた要求元のエッジルータ102へ通信許可を通知し(ステップ707)、一連の帯域確保処理を終了する。
なお、ステップ704において、帯域確保が不可能と判断された場合(ステップ704:NO)、フロー管理テーブル203および空き容量管理テーブル204の更新は行わず、要求元のエッジルータ102へ通信不許可を通知し(ステップ708)、一連の帯域確保処理を終了する。
【0032】
上記のようにして、図3のステップ132で、帯域管理装置105によりエッジルータ102からの帯域確保要求に応じた帯域確保処理が行われ、要求元のエッジルータ102へその要求に対する結果として通信許可/不許可が通知される。
要求元エッジルータ102では、帯域管理装置105から通信許可が通知された場合(ステップ133)、要求した経路を設定し(ステップ134)、帯域確保要求時に帯域管理装置105へ送信した要求パケットを中継ルータ104へ転送する(ステップ135)。
この要求パケットは、中継ルータ104、エッジルータ101、送信端末111へ順に転送され、各ルータで経路設定される(ステップ136〜139)。そして、送信端末111まで要求パケットが届いた後、送信端末111から送信されたデータが各ルータを介して受信端末112へ転送される(ステップ140)。
【0033】
このように、各エッジルータ101,102,103を制御する帯域管理装置105を配置し、この帯域管理装置105に、フロー管理テーブル203および空き容量管理テーブル204を設けて、ネットワーク100の各リンクを一元管理しておき、エッジルータからの帯域確保要求に応じて、送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクについて、必要な帯域を一括して確保するようにしたので、各ルータでは帯域確保可否の判定が不要となって経路設定のみ行えばよくなる。したがって、短時間で必要な帯域の有無を確認して帯域を確保でき、従来のように当該フローの経路を構成する各ルータで個別に帯域確保などの処理を行う必要がなくなる。
【0034】
また、フロー管理テーブルで、各フローごとに必要な帯域容量と経由構成リンクを管理するとともに、空き容量管理テーブルで各リンクごとに帯域の空き容量を管理しておき、受信側エッジルータからの帯域確保要求に応じてフロー管理テーブルを参照して、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、帯域確保が必要なリンクを特定し、これらリンクについて空き容量管理テーブルを参照して、当該フローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、各リンクのすべてで確保可能な場合には、空き容量管理テーブルのうち当該フローに必要な帯域容量分だけ各リンクの空き容量を削減し、当該フロー管理テーブルのうち、当該フローの経路を構成するリンクとして各リンクを追加し、エッジルータへ通信許可を通知するようにしたので、帯域確保要求で要求されたフローについての通信許可/不許可を迅速に確認でき、各リンクを確実に管理できる。
【0035】
次に、図7を参照して、受信端末113で受信端末112と同じフローを受信する場合の帯域確保動作について説明する。なお、帯域管理装置105での帯域確保処理は、前述した新規フローの場合の帯域確保処理(図4〜図6)とほぼ同様である。
この場合、すでに中継ルータ104を経由して送信端末111からのフローが受信端末112で受信されている(ステップ150)。受信端末113は、受信端末112と同じフローを受信したい場合、帯域確保を要求する識別子、フロー識別子、送信端末111と受信端末113のアドレス、および使用する帯域をそれぞれ指定した要求パケットをエッジルータ103へ送信する(ステップ151)。
エッジルータ103は、その要求パケットで指定されたフローを受信していないので、その要求パケットを帯域管理装置105へ送る(ステップ152)。
【0036】
帯域管理装置105の要求処理部205では、その要求パケットを受信すると、要求が帯域の確保か解放かの判断を行う。ここで、要求パケットに帯域確保を要求する識別子が含まれている場合には、帯域確保が要求されたと判断し、要求処理部205は、前述の図4に示す帯域確保処理を開始する(ステップ153)。
まず、アドレス管理テーブル201を参照して、要求パケットで指定された送信端末111および受信端末113のアドレスに対応する、送信側エッジルータ101および受信側エッジルータ103を特定する(ステップ700)。
【0037】
次に、これら送信側エッジルータ101から受信側エッジルータ103への経路を構成するリンクを、リンク管理テーブル202を参照して特定する(ステップ701)。この場合、対応するリンクとしてリンク14,43が特定される。そして、これらリンク14,43のうち帯域確保が必要なリンクを、フロー管理テーブル203を参照して特定する(ステップ702)。
この場合には、要求されたフローのフロー識別子が存在することから(図5:ステップ710:YES)、フロー管理テーブル203に登録されている当該フローの経路を構成するリンク14,42と、リンク管理テーブル202より得たエッジルータ間のリンク14,43とを比較し、フロー管理テーブル203に記載されていないリンク43を新たに帯域確保の必要なリンクとして特定する(ステップ711)。
【0038】
次に、要求処理部205は、その新たに帯域確保が必要なリンク43について空き容量管理テーブル204を参照して、要求パケットで指定された要求帯域が確保できるか調べる(図4:ステップ703)。
ここで、要求帯域が確保できる場合は(ステップ704:YES)、空き容量管理テーブル204の該当するリンク43の空き容量から要求された帯域を差し引く(ステップ705)。
【0039】
そして、リンク管理テーブル202で得たリンク14,43のうち、登録されていないリンク43をフロー管理テーブル203に新たに追加登録するとともに、そのリンク43の使用している受信側エッジルータ数を1とし、またすでにフロー管理テーブル203に記載されているリンク14については、使用している受信側エッジルータ数に1を加算する(ステップ706)。
その後、要求処理部205は、要求元エッジルータ103へ通信許可を通知する。
【0040】
エッジルータ103は、帯域管理装置105からの通信許可の通知に応じて(図7:ステップ154)、経路設定を行い(ステップ155)、要求パケットを送信端末側の中継ルータ104へ転送する(ステップ156)。中継ルータ104は、すでに当該フローを受信しているので、経路設定を行うとデータが受信端末113へ送られる。
なお、リンク43で帯域確保できない場合、要求処理部205は要求パケットを送ってきたエッジルータ103へ通信不可を通知し、フロー管理テーブル203,204の書き換えは行わない。エッジルータ103は受信端末113へ通信不可を伝える。
【0041】
また、受信端末114で受信端末112,113と同じフローを受信する場合には、帯域管理装置105での帯域確保処理は不要となる。
受信端末114は、受信端末112,113と同じフローを受信したい場合、帯域確保を要求する識別子、フロー識別子、送信端末111と受信端末114のアドレス、使用する帯域を記載した要求パケットをエッジルータ103へ送信する。
エッジルータ103は、その要求されたフローをすでに受信しているので、帯域管理装置105へは要求パケットを送らず、経路設定をしてフローを受信端末114へ転送する。
【0042】
次に、図8を参照して、本実施の形態にかかる帯域管理方法の動作として、帯域解放動作について説明する。図8は第1の実施の形態にかかる帯域解放動作を示すシーケンス図である。
ここでは、送信端末111の送信するフローを受信端末112,113が受信しているときに、受信端末113でそのフローの受信を終了する場合の帯域解放動作について説明する。
受信端末113は、帯域解放を要求する識別子、フロー識別子、および送信端末111と受信端末113のアドレスを記載した要求パケットを、エッジルータ103へ送信する(ステップ170)。
【0043】
エッジルータ103は、その要求パケットの受信に応じて、その要求パケットで指定された受信端末113へのフローの転送を止め(ステップ171,172)、自装置で収容している端末のうち、当該フローを受信中の受信端末が端末113のみであった場合、中継ルータ104へその要求パケットを転送する(ステップ173)。
中継ルータ104は、エッジルータ103からの要求パケットに応じて、エッジルータ103へのフローの転送を停止する(ステップ174,175)。中継ルータ104からのフローが停止したことを確認したエッジルータ103は(ステップ176)、上記要求パケットを帯域管理装置105へ送る(ステップ177)。
【0044】
帯域管理装置105の要求処理部205では、エッジルータ103からの要求パケットを受信すると、その要求の内容すなわち帯域確保または帯域解放に応じて、それぞれの処理を実行する。
ここで、その要求パケットに含まれている識別子から、帯域解放が要求されたと判断した場合、要求処理部205は、図9に示す帯域解放処理を開始する(ステップ178)。図9は帯域管理装置での帯域解放処理を示すフローチャートである。
まず、アドレス管理テーブル201を参照して、要求パケットで指定された送信端末111および受信端末113のアドレスに対応する、送信側エッジルータ101および受信側エッジルータ103を特定する(ステップ730)。
【0045】
次に、送信側エッジルータ101から受信側エッジルータ103への経路を構成するリンクを、リンク管理テーブル202を参照して特定する(ステップ731)。この場合、対応するリンクとしてリンク14,43が特定される。
そして、フロー管理テーブル203において、当該フローの経路を構成するリンク14,42,43のうち、リンク管理テーブル202から得たリンク14,43で使用している受信側エッジルータ数の値を、それぞれ1だけ減算する(ステップ732)。
【0046】
このとき、減算の結果、使用している受信側エッジルータ数の値がゼロになったリンクがあれば、そのリンクを帯域解放リンクと判断してフロー管理テーブル203から削除する(ステップ733)。この場合、リンク43の受信側エッジルータ数がゼロとなることから、リンク43がフロー管理テーブル203から削除される。
また、フロー管理テーブル203のうち、すべてのリンクが無くなったフローがあれば、そのフロー(フロー識別子)をフロー管理テーブル203から削除する(ステップ734)。
そして、空き容量管理テーブル204のうち、ステップ733で帯域解放リンクと判断したリンク43の空き容量へ、フロー管理テーブル203で管理している当該フローの使用帯域分を加算し(ステップ735)、一連の帯域解放処理を終了する。
【0047】
このように、エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて、フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、当該帯域解放要求によって帯域解放されるリンクについて、その空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算するようにしたので、各ルータでは帯域解放処理が不要となってフローの転送停止のみ行えばよくなる。したがって、短時間で帯域解放を行うことができ、従来のように当該フローの経路を構成する各ルータで個別に帯域解放などの処理を行う必要がなくなる。
【0048】
また、各エッジルータ101,102,103を制御する帯域管理装置105のフロー管理テーブル203で、各フローごとに必要な帯域容量、経由構成リンクおよびこれら各リンクの受信側エッジルータ数を管理するとともに、空き容量管理テーブル204で各リンクごとに帯域の空き容量を管理しておき、受信側エッジルータからの帯域解放要求に応じて、フロー管理テーブルを参照して、帯域解放要求されたフローの帯域容量とそのフローの経路を構成する各リンクをフロー管理テーブルから取得するとともに、それらリンクの受信側エッジルータ数をそれぞれ1だけ減算して、受信側エッジルータ数がゼロとなったリンクを帯域解放リンクと判定し、空き容量管理テーブルの当該帯域解放リンクの空き容量を当該フローの帯域容量分だけ加算するようにしたので、帯域解放要求で要求されたフローの経路を構成する各リンクの空き容量を容易かつ迅速に更新できる。
【0049】
なお、送信端末111の送信するフローを受信端末112,113,114が受信しているときに受信端末114が受信を終了したい場合、帯域解放を要求する識別子、フロー識別子、送信端末111と受信端末114のアドレスを記載した要求パケットをエッジルータ103へ送信する。
当該フローは114の他に113が受信しているのでエッジルータ103は帯域管理装置105へは要求パケットを送らず、受信端末114へのフローの転送を止める。
【0050】
次に、図10を参照して、送信端末111の送信するフローを受信端末112のみが受信しているときに、受信端末112でそのフローの受信を終了する場合の帯域解放動作について説明する。なお、帯域管理装置105での帯域解放処理は、前述した帯域確保処理(図9参照)とほぼ同様である。
受信端末112は、送信端末111からのフローの受信を終了したい場合、帯域解放を要求する識別子、フロー識別子、および送信端末111と受信端末112のアドレスを記載した要求パケットをエッジルータ102へ送信する(ステップ180)。
【0051】
エッジルータ102は、その要求パケットの受信に応じて、その要求パケットで指定された受信端末112へのフローの転送を止め(ステップ181,182)、自装置で収容している端末のうち当該フローを受信中の受信端末が端末112のみであった場合、中継ルータ104へ要求パケットを転送する(ステップ183)。
中継ルータ104は、エッジルータ102からの要求パケットに応じて、エッジルータ102へのフローの転送を停止し(ステップ184,185)、当該フローの転送先がなくなったことを確認してエッジルータ101へ要求パケットを転送する(ステップ186)。これに応じて、エッジルータ101は当該フローの転送を停止する(ステップ187,188)。中継ルータ104からのフローが停止したことを確認したエッジルータ102は(ステップ189)、上記要求パケットを帯域管理装置105へ送る(ステップ190)。
【0052】
帯域管理装置105の要求処理部205では、エッジルータ103からの要求パケットを受信すると、その要求の内容すなわち帯域確保または帯域解放に応じて、それぞれの処理を実行する。
ここで、その要求パケットに含まれている識別子から、帯域解放が要求されたと判断した場合、要求処理部205は、前述の図9に示す帯域解放処理を開始する(ステップ191)。
まず、アドレス管理テーブル201を参照して、要求パケットで指定された送信端末111および受信端末112のアドレスに対応する、送信側エッジルータ101、受信側エッジルータ102を特定する(ステップ730)。
【0053】
次に、送信側エッジルータ101から受信側エッジルータ102への経路を構成するリンク14,42を、リンク管理テーブル202を参照して特定する(ステップ731)。
そして、フロー管理テーブル203において、当該フローの経路を構成するリンクのうち、リンク管理テーブル202から得たリンク14,42で使用している受信側エッジルータ数の値を、それぞれ1だけ減算する(ステップ732)。
【0054】
このとき、減算の結果、使用している受信側エッジルータ数の値がゼロになったリンク14,42を帯域解放リンクと判断してフロー管理テーブル203から削除する(ステップ733)。
また、当該フローのすべてのリンクが削除されたことから、当該フロー(フロー識別子)も削除する(ステップ734)。
そして、空き容量管理テーブル204のうち、ステップ733で帯域解放リンクと判断したリンク14,42の空き容量へ、フロー管理テーブル203で管理している当該フローの使用帯域分を加算し(ステップ735)、一連の帯域解放処理を終了する。
【0055】
次に、図11を参照して、本発明の第2の実施の形態について説明する。図11は本発明の帯域管理装置が適用されるネットワークを示すブロック図である。このネットワーク300には、ネットワーク300の周部に配置され、ネットワーク外部の端末を接続するエッジルータ301,302,303と、ネットワーク300内部に配置され、各エッジルータ301,302,303を中継接続する中継ルータ304と、および各エッジルータ301,302,303内に帯域管理装置321,322,323とがそれぞれ設けられている。
エッジルータ301には、データ通信の送信側となる送信端末311が接続されている。また、エッジルータ302には、データ通信の受信側となる受信端末312が接続されており、エッジルータ303には、同じく受信端末313が接続されている。
【0056】
前述した図1のネットワーク100では、各エッジルータに共通した帯域管理装置を設けた場合について説明したがこれに限定されるものではない。例えば図11に示すように、各エッジルータ301,302,303にそれぞれ帯域管理装置321,322,323を設けてもよい。
帯域管理装置321,322,323は、それぞれが属するエッジルータ301,302,303が送信側エッジルータとなる通信の帯域を管理する。これにより、1台の帯域管理装置へ処理が集中するのを防ぐことができる。
またマルチキャストの場合、送信側エッジルータは1台であるが受信側エッジルータは複数となるため、各フローの情報を管理するのは送信側エッジルータの方が都合が良いことから、端末311が送信するフローの帯域管理を送信側エッジルータ301の中の帯域管理装置321が行っている。
【0057】
帯域管理装置321,322,323は、前述の図2に示したものと同様の構成を有しており、ここでの詳細な説明は省略する。
帯域管理装置321,322,323の間で予めネットワークの帯域を分割して割り当てておく。割り当てられた帯域の範囲内で帯域管理装置321,322,323は端末からの要求に対して帯域の有無を判断し、フローに対する帯域の確保を単独で行う。また、帯域の使用状況に応じて帯域管理装置321,322,323は互いに通信して帯域の持ち分を融通してもよい。
【0058】
次に、図12を参照して、第2の実施の形態にかかる帯域管理方法の動作として、帯域確保動作について説明する。図12は第2の実施の形態にかかる帯域管理方法の帯域確保動作を示すシーケンス図である。
帯域確保のため、受信端末312がエッジルータ302へ要求パケットを送信すると(ステップ330)、エッジルータ302は当該フローを受信していない場合、要求パケットをエッジルータ301へ送る(ステップ331)。
なお、その要求パケットで指定されたフローを受信している場合、エッジルータ302は要求パケットをエッジルータ301へ送らず、受信端末312ヘ当該フローを転送する。
エッジルータ302から要求パケットを受信したエッジルータ301は、帯域管理装置321へ要求パケットを渡し(ステップ332)、帯域管理装置321は前述した図4の帯域確保処理を行って通信の可否を判断する(ステップ333)。
【0059】
ここで、通信可能な場合、帯域管理装置321は帯域を確保し、エッジルータ301へ通知する(ステップ334)。これに応じて、エッジルータ301は中継ルータ304ヘフローを転送する経路設定し(ステップ335)、中継ルータ304へ経路設定を指示するパケットを送信する(ステップ336)。これに応じて中継ルータ304は、経路設定するとともに(ステップ337)、エッジルータ302へ経路設定を指示するパケットを送り(ステップ338)、これに応じてエッジルータ302も経路設定する(ステップ339)。これにより、フローは受信端末312へ送られる(ステップ340)。
【0060】
なお、受信端末313が受信端末312と同じフローの受信を要求すると、エッジルータ303は当該フローを受信していない場合、帯域確保を要求する要求パケットをエッジルータ301へ送る。
この帯域確保要求は帯域管理装置321で処理され、要求された帯域が確保されると、エッジルータ301は経路設定を指示するパケットを中継ルータ304へ送る。これに応じて中継ルータ304は経路設定し、そのパケットをエッジルータ303へ送る。これに応じてエッジルータ303は経路設定し、これによりフローは受信端末313へ送られる。
【0061】
次に、図13を参照して、本実施の形態にかかる帯域管理方法の動作として、帯域解放動作について説明する。図13は第2の実施の形態にかかる帯域解放動作を示すシーケンス図である。
ここでは、送信端末311から送信されたフローを受信端末312,313が受信しているとき、受信端末313でそのフローの受信を終了する場合の帯域解放動作について説明する。
【0062】
受信端末313が受信終了の要求パケットをエッジルータ303へ送信すると(ステップ350)、エッジルータ303は受信端末313へのフローの転送を停止する(ステップ351,352)。そして、収容している端末の中で当該フローの受信端末が端末313で最後であることを確認すると要求パケットを中継ルータ304へ送る(ステップ353)。
これに応じて中継ルータ304は、当該フローのエッジルータ303への転送を停止して(ステップ354,355)、エッジルータ301へ要求パケットを送る(ステップ356)。これに応じてエッジルータ301は要求パケットの情報を帯域管理装置321へ渡し(ステップ357)、帯域管理装置321は前述した図9の帯域解放の処理を行う(ステップ358)。
【0063】
なお、送信端末311から送信されたフローを受信端末312のみが受信しているとき、受信端末312が受信終了の要求パケットをエッジルータ302へ送信すると、エッジルータ302は受信端末312へのフローの転送を停止する。そして、収容している端末の中で当該フローの受信端末が端末312で最後であることを確認すると要求パケットを中継ルータ304へ送る。
これに応じて中継ルータ304は、当該フローのエッジルータ302への転送を停止してエッジルータ301へ要求パケットを送る。これに応じてエッジルータ301は当該フローの中継ルータ304への転送を停止して要求パケットの情報を帯域管理装置321へ渡し、帯域管理装置321は前述した図9の帯域解放の処理を行う。
【0064】
次に、図14を参照して、本発明の第3の実施の形態について説明する。図14は本発明の帯域管理装置が適用されるネットワークを示すブロック図である。このネットワーク400には、ネットワーク400の周部に配置され、ネットワーク外部の端末を接続するエッジルータ401,402,403と、ネットワーク400内部に配置され、各エッジルータ401,402,403を中継接続する中継ルータ404と、各エッジルータ401,402,403内に帯域管理装置421,422,423と、各エッジルータ401,402,403と接続されてこれらエッジルータ401,402,403を制御する帯域管理装置424とがそれぞれ設けられている。
【0065】
エッジルータ401には、データ通信の送信側となる送信端末411が接続されている。また、エッジルータ402には、データ通信の受信側となる受信端末412が接続されており、エッジルータ403には、同じく受信端末413が接続されている。
このネットワーク400では、1台あたりの帯域管理装置の負荷を軽減ために各エッジルータに帯域管理装置を持たせているが、ネットワークの帯域の管理を一元的に行うために空き容量管理テーブル204の管理のみを帯域管理装置424が行っている。
【0066】
帯域管理装置421,422,423は、前述の図2および図11に示したものと同様であり、ここでの詳細な説明は省略する。
また、前述した図12,13の場合と同様に、帯域管理処理は送信側エッジルータの帯域管理装置で行うが、帯域確保の必要なリンクに関する空き帯域の有無確認や空き帯域の更新(図4:ステップ703〜705)については、帯域管理装置421,422,423からの要求に応じて帯域管理装置424で行われる。また、帯域解放の場合も、空き容量の更新(図9:ステップ735)については、帯域管理装置421,422,423からの要求に応じて帯域管理装置424で行われる。
【0067】
なお、各エッジルータに置かれた帯域管理装置421,422,423とネットワーク全体の管理を行う帯域管理装置424の処理分担は、テーブル201〜203と空き容量管理テーブル204の切り分けに限るものではなく、例えば各テーブル単位で、帯域管理装置421,422,423と帯域管理装置424との間で処理を任意に分担すればよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、帯域管理装置で、エッジルータからの所望のフローに関する帯域確保要求に応じて、フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクの空き容量を確認してフローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、確保可能な場合にのみエッジルータへ通信許可を通知するようにしたので、各ルータでは帯域確保可否の判定が不要となって経路設定のみ行えばよくなる。したがって、短時間で必要な帯域の有無を確認して帯域を確保でき、従来のように当該フローの経路を構成する各ルータで個別に帯域確保などの処理を行う必要がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかる帯域管理装置が適用されるネットワークの構成を示すブロック図である。
【図2】帯域管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態にかかる帯域確保動作を示すシーケンス図である。
【図4】帯域管理装置での帯域確保処理を示すフローチャートである。
【図5】帯域管理装置でのリンク特定処理を示すフローチャートである。
【図6】帯域管理装置でのフロー更新処理を示すフローチャートである。
【図7】第1の実施の形態にかかる他の帯域確保動作を示すシーケンス図である。
【図8】第1の実施の形態にかかる帯域解放動作を示すシーケンス図である。
【図9】帯域管理装置での帯域解放処理を示すフローチャートである。
【図10】第1の実施の形態にかかる他の帯域解放動作を示すシーケンス図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態にかかるネットワークの構成を示すブロック図である。
【図12】第2の実施の形態にかかる帯域確保動作を示すシーケンス図である。
【図13】第2の実施の形態にかかる帯域解放動作を示すシーケンス図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態にかかるネットワークの構成を示すブロック図である。
【図15】従来の帯域確保動作を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
101,102,103…エッジルータ、104…中継ルータ、105…帯域管理装置、106…演算処理部、107…記憶部、108…プログラム、109…記録媒体、111…送信端末、112,113,114…受信端末、14,24,34,41,42,43…リンク、201…アドレス管理テーブル、202…リンク管理テーブル、203…フロー管理テーブル、204…空き容量管理テーブル、205…要求処理部、301,302,303…エッジルータ、304…中継ルータ、311…送信端末、312,313…受信端末、321,322,323…帯域管理装置、401,402,403…エッジルータ、404…中継ルータ、411…送信端末、412,413…受信端末、421,422,423,424…帯域管理装置、601…送信端末、602…受信端末、603,604…ルータ。
Claims (10)
- 送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、リンクを介してこれらエッジルータの間を中継接続する複数の中継ルータとからなり、前記送信側端末から前記受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、前記リンクごとに前記フローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置であって、
前記フローごとに、当該フローで必要な帯域容量および当該フローの経路を構成するリンクを一元管理するフロー管理テーブルと、
前記リンクごとに、当該リンクで使用可能な帯域の空き容量を一元管理する空き容量管理テーブルと、
前記エッジルータからの所望のフローに関する帯域確保要求に応じて、前記フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクの空き容量を確認して前記フローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、確保可能な場合にのみ前記エッジルータへ通信許可を通知する要求処理部とを備えることを特徴とする帯域管理装置。 - 請求項1に記載の帯域管理装置において、
前記要求処理部は、
前記帯域確保要求に応じて前記フロー管理テーブルを参照して、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、帯域確保が必要なリンクを特定し、
これらリンクについて前記空き容量管理テーブルを参照して、当該フローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、
前記各リンクのすべてで確保可能な場合には、前記空き容量管理テーブルで当該フローに必要な帯域容量分だけ前記各リンクの空き容量を削減し、
当該フロー管理テーブルに、当該フローの経路を構成するリンクとして前記各リンクを追加し、
前記エッジルータへ通信許可を通知することを特徴とする帯域管理装置。 - 請求項1に記載の帯域管理装置において、
前記要求処理部は、前記エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて、前記フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、当該帯域解放要求によって帯域解放されるリンクについて、その空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算することを特徴とする帯域管理装置。 - 請求項1に記載の帯域管理装置において、
前記フロー管理テーブルは、各リンクごとに当該リンクを使用している受信側エッジルータ数を管理し、
前記要求処理部は、
前記帯域確保要求に応じて前記フロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数加算し、
前記エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて前記フロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数減算し、
その減算により受信側エッジルータ数がゼロとなったリンクを、当該帯域解放要求により帯域解放されるリンクとして特定し、
前記空き容量管理テーブルのうち、前記帯域解放リンクの空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算することを特徴とする帯域管理装置。 - 送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、リンクを介してこれらエッジルータの間を中継接続する複数の中継ルータからなり、前記送信側端末から前記受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、前記リンクごとに前記フローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置で用いられる帯域管理方法であって、
フロー管理テーブルを用いて前記フローごとに当該フローで必要な帯域容量および当該フローの経路を構成するリンクを一元管理する第1のステップと、
空き容量管理テーブルを用いて前記リンクごとに当該リンクで使用可能な帯域の空き容量を一元管理する第2のステップと、
前記エッジルータからの所望のフローに関する帯域確保要求に応じて、前記フローごとに当該フローで必要な帯域容量および当該フローの経路を構成するリンクを一元管理するフロー管理テーブルと前記リンクごとに当該リンクで使用可能な帯域の空き容量を一元管理する空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクの空き容量を確認して前記フローに必要な帯域容量の確保可否を判断し、確保可能な場合にのみ前記エッジルータへ通信許可を通知する第3のステップとを備えることを特徴とする帯域管理方法。 - 請求項5に記載の帯域管理方法において、
前記第3のステップは、
前記帯域確保要求に応じて前記フロー管理テーブルを参照して、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、帯域確保が必要なリンクを特定するステップと、
これらリンクについて前記空き容量管理テーブルを参照して、当該フローに必要な帯域容量の確保可否を判断するステップと、
前記各リンクのすべてで確保可能な場合には、前記空き容量管理テーブルで当該フローに必要な帯域容量分だけ前記各リンクの空き容量を削減するステップと、
当該フロー管理テーブルに、当該フローの経路を構成するリンクとして前記各リンクを追加するステップと、
前記エッジルータへ通信許可を通知するステップとを有することを特徴とする帯域管理方法。 - 請求項5に記載の帯域管理方法において、
前記エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて、前記フロー管理テーブルおよび空き容量管理テーブルを参照することにより、当該フローの送信側エッジルータと受信側エッジルータとの間の経路を構成する各リンクのうち、当該帯域解放要求によって帯域解放されるリンクについて、その空き容量に当該フローで必要な帯域容量分だけ加算する第4のステップをさらに備えることを特徴とする帯域管理方法。 - 請求項5に記載の帯域管理方法において、
前記第1のステップは、
前記フロー管理テーブルを用いて、各リンクごとに当該リンクを使用している受信側エッジルータ数を管理するステップを有し、
前記第3のステップは、
前記帯域確保要求に応じて前記フロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数加算するステップを有し、
前記エッジルータからの所望のフローに関する帯域解放要求に応じて前記フロー管理テーブルを参照して、当該フローの経路を構成する各リンクの受信側エッジルータ数を所定数減算するステップと、
その減算により受信側エッジルータ数がゼロとなったリンクを、当該帯域解放要求により帯域解放されるリンクとして特定するステップと、
前記空き容量管理テーブルのうち、前記帯域解放リンクの空き容量に当該フローの使用帯域分だけ加算するステップとをさらに備えることを特徴とする帯域管理方法。 - 送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータとリンクを介して相互に接続された複数の中継ルータからなり、前記送信側端末から前記受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、前記リンクごとに前記フローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置のコンピュータで実行されるプログラムであって、
前記帯域管理装置で請求項5〜8のいずれかに記載の帯域管理方法を実行させるプログラム。 - 送信側端末または受信側端末を収容する複数のエッジルータと、これらエッジルータとリンクを介して相互に接続された複数の中継ルータからなり、前記送信側端末から前記受信側端末へフローを転送するネットワークで用いられ、前記リンクごとに前記フローの転送に用いる帯域を一元管理する帯域管理装置のコンピュータで実行されるプログラムが記録された記録媒体であって、
請求項9に記載のプログラムが記録されている記録媒体。
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