JP5379084B2 - 歩行困難な被介護者のための搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、歩行困難な被介護者をベッド、車椅子、トイレ等の間に移送する作業を補助する搬送装置に係る。
ベッドや車椅子に対する被介護者の移乗を補助する装置としては、下記のものが提案されている。
特開2009-142408「移乗補助装置」 特開2009-039529「楽々移乗車椅子」 特開2009-028378「介助装置及びその使用方法」 特開2008-246197「移乗介助機能を備えた車椅子」 特開2008-212186「介護用可変スライドボード」 特開2008-036016「患者移送装置」 特開2007-090020「自力乗り移り車椅子」 特開2006-305092「移乗支援装置」 特開2006-181105「横移動手段を有する車椅子」 特開2006-102403「移乗補助装置」 特開2006-034570「移乗装置」 特開2005-279109「車椅子用の移乗補助装置」 特開2004-313450「簡易移乗リフト」 特開2003-175082「移乗介助機」 特開2003-144496「ベッド移乗用車椅子」 特開2001-286508「移乗機構を備えた車椅子」 特開2001-087319「横移乗機能付き車椅子」 特開2001-000483「コンベア付きベッド」 特開平11−151267「移乗機構付きベッド」
これらは、いずれも車椅子またはベッドに被介護者を移送するための装置を付設するものであり、車椅子またはベッドの構造を複雑にし、その価格を上昇させ、しかも装置はそれが付設された車椅子またはベッドについてのみしか作動しない。
本発明は、ベッド、車椅子、トイレ等の設備のいずれにも付属することなく、これらの設備の多数に対応してそれらの間の被介護者の移乗を補助することができる独立の装置であって、軽量で安価な構造によっても被介護者を安全に移送することができる装置を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するため、本発明は、複数個のキャスターにより床面上を任意の方向に自由に走行できる台座と、前記台座により垂直に支持された支柱と、前記支柱によりその周りに自由に回動可能に支持されて前記支柱の両側に延在する回動枠体とを有し、前記回動枠体の一方の側の延在端には被介護者を前記支柱に向かって座らせる坐板が取り付けられており、前記回動枠体の他方の側の延在端には介護者が足で踏んで自分の体重を掛ける足踏み台が設けられていることを特徴とする歩行困難な被介護者のための搬送装置を提案するものである。
前記回動枠体は前記坐板を取り付ける端部に一対の水平な管状の腕部を有し、前記坐板はその前記回動枠体の腕部に近い側の両端部より前記回動枠体の管状腕部内に差込まれる一対の棒状支脚を有し、該一対の棒状支脚にて前記回動枠体の管状腕部に抜き差しされることにより前記回動枠体に対し着脱されるようになっていてよい。
前記坐板の上下両面の少なくとも一方には該坐板の表面を他の物体に対し接触させつつ滑らせるとき該坐板に対する該物体の相対的移動方向に湾曲傾斜して該物体に対する該坐板の滑り抵抗を減ずる立ち毛が植設されていてよい。
前記坐板は互に交換して前記回動枠体に取り付けられるよう複数個準備されていてよく、また、その少なくとも一つは中央部に洋式便座の内縁に整合する開口を有し、被介護者が該坐板上に着座したまま用便をすませることができるようになっていてよい。
前記回動枠体にはこれを前記支柱の周りに回動させるための環状ハンドルが設けられていてよい。
前記支柱にはその中心軸線に同心の環状ハンドルが設けられていてよい。
前記回動枠体を前記支柱の周りに自由に回動可能に支持すると共に前記支柱による前記回動枠体の支持の高さ位置を若干の寸法範囲内にて調節可能にするため、前記支柱に固定されたピストンと前記回動枠体に固定されたシリンダとによる油圧シリンダ/ピストン装置が設けられており、前記シリンダ内の前記ピストンにて仕切られた上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送することにより前記高さ位置が調節されるようになっていてよい。
前記シリンダ内の上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送する手段として、扇形のポンプ室内にてポンプ板が扇の要の位置にある回動軸線の周りに往復揺動するポンプが設けられていてよく、前記ポンプ板にはその一方の側から他方の側へのみ油の流れを許す第一の逆止弁およびこれとは逆に前記他方の側から前記一方の側へのみ油の流れを許す第二の逆止弁とが並列に設けられていると共に、前記第一の逆止弁を作動可能にすると同時に前記第二の逆止弁を遮断状態とする第一の切り換え位置と前記第二の逆止弁を作動可能にすると同時に前記第一の逆止弁を遮断状態とする第二の切り換え位置の間に切り換えられるポンプ作動方向切り換え手段が設けられていてよい。
前記ポンプ板は前記回動軸線の周りの往復揺動の少なくとも一つの位置にあるとき前記扇形のポンプ室を前記上部シリンダ室または前記下部シリンダ室へ通じるポートを閉じるようになっていてよい。
上記の如く、歩行困難な被介護者のための搬送装置が、複数個のキャスターにより床面上を任意の方向に自由に走行できる台座と、前記台座により垂直に支持された支柱と、前記支柱によりその周りに自由に回動可能に支持されて前記支柱の両側に延在する回動枠体とを有し、前記回動枠体の一方の側の延在端には被介護者を前記支柱に向かって座らせる坐板が取り付けられており、前記回動枠体の他方の側の延在端には介護者が足で踏んで自分の体重を掛ける足踏み台が設けられているように構成されていれば、介護者は足踏み台を足で踏んで自分の体重を回動枠体の一端に掛けることにより、坐板上に座った状態にあって回動枠体の他端に掛かる被介護者の体重を、回動枠体の一端にて足踏み台に掛けた自分の体重により、支柱にて支持された回動枠体の中央部の両側に釣り合わせて支持することができ、回動枠体を支持する手段が台座と垂直支柱よりなり、台座が複数個のキャスターにより床面上を任意の方向に自由に走行できる軽量の構造のものであっても、被介護者を安全に支持しつつ、任意の隔った位置にあるベッド、車椅子、トイレ等の多数の設備の間に自由に移送することができる。
前記回動枠体が前記坐板を取り付ける端部に一対の水平な管状の腕部を有し、前記坐板がその前記回動枠体の腕部に近い側の両端部より前記回動枠体の管状腕部内に差込まれる一対の棒状支脚を有し、該一対の棒状支脚にて前記回動枠体の管状腕部に抜き差しされることにより前記回動枠体に対し着脱されるようになっていれば、搬送装置に於ける坐板の部分を搬送装置全体の価格に比して低価格の交換部品とすることができる。坐板は被介護者の肌や着衣に直接触れ、また被介護者の用便に関与することもあるので、衛生上或いは衛生感情の上から個々の被介護者に専用の装置とされているのが好ましい。坐板が搬送装置全体の価格に比して低価格で且つ回動枠体に対し着脱できる交換部品とされていれば、これを個々の被介護者に専用の部品として多数取り揃えておき、個々の被介護者に対応してこれを取り換えて使用することができる。
前記坐板の上下両面の少なくとも一方に該坐板の表面を他の物体に対し接触させつつ滑らせるとき該坐板に対する該物体の相対的移動方向に湾曲傾斜して該物体に対する該坐板の滑り抵抗を減ずる立ち毛が植設されていれば、被介護者を車椅子上に移送した後、坐板を被介護者の臀部の下から引き抜くとき、その引き抜き操作を容易にすることができると共に、被介護者を車椅子からベッドへ移送する場合の如く、座面上に着座している被介護者の臀部の下に坐板を差し込まなければならない場合に、その差し込み操作を容易することができる。
前記坐板が互に交換して前記回動枠体に取り付けられるよう複数個準備されていれば、坐板を個々の被介護者について専用の部品とすることができ、またその少なくとも一つが中央部に洋式便座の内縁に整合する開口を有し、被介護者が該坐板上に着座したまま用便をすませることができるようになっていていれば、本発明による搬送装置を被介護者の用便を補助する装置としても使用することができる。
前記回動枠体にこれを前記支柱の周りに回動させるための環状ハンドルが設けられていれば、回動枠体を支柱の周りに回動させる操作が容易となり、また坐板上に着座した被介護者が姿勢を安定させるに好適な掴みハンドルを呈することができる。
前記支柱にその中心軸線に同心の環状ハンドルが設けられていれば、台座に設けられたキャスターによって搬送装置を床面上に移動させ或いは方向転換させる操作が容易となり、また介護者が足踏み台上に自分の体重を掛けつつ搬送装置を操る際にこれを掴んで自己の姿勢を安定させることができる。
前記回動枠体を前記支柱の周りに自由に回動可能に支持すると共に前記支柱による前記回動枠体の支持の高さ位置を若干の寸法範囲内にて調節可能にするため、前記支柱に固定されたピストンと前記回動枠体に固定されたシリンダとによる油圧シリンダ/ピストン装置が設けられており、前記シリンダ内の前記ピストンにて仕切られた上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送することにより前記高さ位置が調節されるようになっていれば、坐板の高さをベッド、車椅子、洋式便座等の高さに合わせる操作が、簡潔な構造にて微調整可能に行える。
前記シリンダ内の上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送する手段として、扇形のポンプ室内にてポンプ板が扇の要の位置にある回動軸線の周りに往復揺動するポンプが設けられていれば、シリンダ内の上部シリンダ室と下部シリンダ室の間の油の移送は、被介護者を担持した回動枠体をその重力に抗して上昇させるべく下部シリンダ室より上部シリンダ室へ油が移送されなければならない場合にも、介護者が適当な揺動レバーを手にて揺動操作してポンプ板をその回動軸線の周りに往復揺動させる操作により、電源を要することなく、油圧による増力作用を伴って、小さな手動力によっても容疑に行われる。
前記ポンプ板にその一方の側から他方の側へのみ油の流れを許す第一の逆止弁およびこれとは逆に前記他方の側から前記一方の側へのみ油の流れを許す第二の逆止弁とが並列に設けられていると共に、前記第一の逆止弁を作動可能にすると同時に前記第二の逆止弁を遮断状態とする第一の切り換え位置と前記第二の逆止弁を作動可能にすると同時に前記第一の逆止弁を遮断状態とする第二の切り換え位置の間に切り換えられるポンプ作動方向切り換え手段が設けられていれば、かかるポンプ作動方向切り換え手段により第一および第二の逆止弁の作動を切り換えることにより、同じポンプ板の往復揺動により坐板を上昇させることと下降させることの両方を切り換えて行うことができる。
前記ポンプ板が前記回動軸線の周りの往復揺動の少なくとも一つの位置にあるとき前記扇形のポンプ室を前記上部シリンダ室または前記下部シリンダ室へ通じるポートを閉じるようになっていれば、坐板の高さ調節を終えてその調節高さを維持する間、該ポート閉じ位置にポンプ板を保持しておくだけで上部シリンダ室と下部シリンダ室の間の連通がポンプ板により遮断され、調節された坐板の高さが保持される。
本発明による搬送装置を、それより取り外された交換用の2種類の別の坐板の例と共に一つの実施の形態について示す斜視図。 坐板の上下両面の少なくとも一方(この例では両方)に該面を他の物体に対し接触させつつ滑らせるとき坐板に対する物体の相対的移動方向に湾曲傾斜して物体に対する坐板の滑り抵抗を減ずる立ち毛が植設されている状態を幾分解図的に示す断面図であり、図Aは坐板の両面が他の物体に接触していない解放された状態を、図Bは坐板がそれを挟む上下の物体に対し相対的に図にて右方へ移動している時の状態を、図Cは坐板がそれを挟む上下の物体に対し相対的に図にて左方へ移動している時の状態を示す。 回動枠体を支柱の周りに自由に回動可能に支持すると共に支柱による回動枠体の支持の高さ位置を若干の寸法範囲内にて調節可能にするための、支柱に固定されたピストンと回動枠体に固定されたシリンダとにより構成される油圧シリンダ/ピストン装置と、シリンダ内の上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送する手段であって扇形のポンプ室内にてポンプ板が扇の要の位置にある回動軸線の周りに往復揺動するポンプとを一つの実施の形態について示す斜視図。 図3に示すポンプの構造をより詳細に示すため、その壁面の一部を破断して内部を示すポンプの斜視図。 図4に示すポンプの弁板とそれに並列に組み込まれた互いに逆方向の2つの逆止弁とポンプ作動方向切り換え手段とを示す斜視図であり、図Aはポンプ作動方向切り換え手段が図にて手前側にある逆止弁を作動状態にすると同時に図にて奥側にある逆止弁を遮断状態にする切り換え位置に切り替えられている状態を示し、図Bはポンプ板をこれよりポンプ作動方向切り換え手段のうちの孔あき可動板を取り去った状態にて示し、図Cはポンプ板より取り出された孔あき可動板を示し、図Dはポンプ作動方向切り換え手段が図にて奥側にある逆止弁を作動状態にすると同時に図にて手前側にある逆止弁を遮断状態にする切り換え位置に切り替えられている状態を示す。 図1に示す搬送装置をその坐板がベッドの側縁上に重ね合わされた状態にてその側方に控えた車椅子と共に示す斜視図。関係する介護者と被介護者の姿勢の例を骨格にて解図的に示す。 図1に示す搬送装置をその坐板が車椅子の座面上に重ね合わされた状態にてその側方にあるベッドと共に示す斜視図。関係する介護者と被介護者の姿勢の例を骨格にて解図的に示す。
図1に示されている搬送装置は、複数個(この例では8個)のキャスター10により床面上を任意の方向に自由に走行できる台座12と、台座12により垂直に支持された支柱14と、支柱14によりその周りに自由に回動可能に支持されて支柱14の両側に延在する回動枠体16とを有している。回動枠体16の一方の側の延在端には被介護者を支柱14に向かって座らせる坐板18が取り付けられており、回動枠体16の他方の側の延在端には介護者が足で踏んで自分の体重を掛ける足踏み台20が設けられている。
回動枠体16は、上記の通り、支柱14によりその周りに自由に回動可能に支持されて支柱14の両側に延在し、一方の側の延在端には被介護者を座らせる坐板18が取り付けられ、他方の側の延在端には介護者が足で踏んで自分の体重を掛ける足踏み台20が設けられているという機能的構成で於いては一つの構成要素であるが、坐板18は対応するベッド、車椅子、洋式便座等の高さに応じてその高さ位置が調節可能とされているべきことに対比して、足踏み台20は常に床面にごく近い一定の高さ位置に保持されているべきことから、回動枠体16の坐板18が取り付けられる一端側と足踏み台20が設けられる他端側とは高さ方向に変位可能であることが必要とされ、そのため図示の例では、回動枠体16は支柱14に沿って上下に変位可能で坐板18が取り付けられる前半部16−1と、支柱14に対し上下方向には偏倚せず足踏み台20が設けられている後半部16−2とが別部材として構成されており、前半部16−1の側に設けられた一対の横方向ロッド22の間に後半部16−2の側に設けられた縦方向ロッド24が係合していることにより、前半部16−1と後半部16−2とは支柱14の周りの回動に関しては一体となって回動し、その上で前半部16−1は後半部16−2に対し若干の寸法の範囲で上下方向に偏倚できるようになっている。
支柱14は円柱部材である。回動枠体16の前半部16−1は図示の通り管を縦横斜めに組合せて箱型輪郭のトラス構造としたものであり、坐板18が取り付けられる端部は、支柱14の方を向いて坐板18上に座った被介護者の脚の邪魔にならないよう中程が開いた構造とされており、支柱14に近接する端部の上下端にて一対の円環部材26、28により支柱14に対しその周りに回動自由に且つそれに沿って上下に移動可能に装着されている。回動枠体16の後半部16−2は、Y形腕部材30の二股端に足踏み台20が設けられ、支柱14に近接する端部にて円環部材32により支柱14の下端部に対しその周りに回動自由に装着されたものである。円環部材32は台座12の上面の中央部に設けられた滑らかな円環面34上に着座しており、この円環面上に滑って回動するようになっている。台座12が平坦な床面上に全てのキャスター10を床面に接触させた状態に載置されているとき、足踏み台20は例えば1センチ程度のごく小さな間隙にて床面より平行に隔置された状態にあるように設定されていてよい。回動枠体16の前半部16−1と後半部16−2とを支柱14の周りの回動に対して連結する上記の一対の横方向ロッド22と縦方向ロッド24とは、それぞれ円環部材28とY形腕部材30に植設されている。
回動枠体16には、これを支柱14の周りに回動させる操作に適した環状ハンドル36が設けられている。図示の例では、管状ハンドル36は回動枠体16の円環部材26の部分に取付けられている。環状ハンドル36は、回動枠体16を支柱14の周りに回動させる操作の便のためのものであると同時に、この環状ハンドルは坐板18に対して不動の環状ハンドルであるので、坐板18上に着座した被介護者が手にてこれを掴むことにより、坐板18上に着座した状態の安定を図ることができる。
支柱14には、その中心軸線に同心の環状ハンドル38が設けられている。この環状ハンドル38は台座12を移動させまた回動させる操作の便のためのものであるが、回動枠体16は台座12上に担持されているので、回動枠体16の回動が外から阻止されていなければ、環状ハンドル38によって回動枠体16ごと搬送装置全体を回動させることもできる。また、環状ハンドル38は、介護者が足踏み台上に自分の体重を掛けつつ搬送装置を操る際にこれを掴んで自己の姿勢を安定させるのにも役立つ。環状ハンドル38は、回動枠体16が支柱14の周りに回動されると、回動枠体16に対し相対的に回動するので、坐板18上に着座した被介護者がこれを掴むことがないよう、環状ハンドル38は、図示の例では、環状ハンドル36より小径に作られ、且つ環状ハンドル36より少し上方に離して設けられている。
回動枠体16の前半部16−1は、坐板18を取り付ける端部に一対の水平な管状の腕部40を有し、坐板18はこれらの管状腕部に近い側の両端部より管状腕部40内に差込まれる一対の棒状支脚42を有し、これら一対の棒状支脚42にて回動枠体の管状腕部40に抜き差しされることにより回動枠体16に対し容易に着脱されるようになっている。管状腕部40の一方または両方には、坐板18の棒状支脚42が差し込まれたとき、その差し込み状態を保持するための止めねじ44が設けられている。坐板18は一端支持によって被介護者を必要な強度と剛性をもって支持することをできるだけ薄い厚みにて達成するよう、ステンレス鋼板等により作られていてよい。また棒状支脚42も同様にできるだけ細い径で坐板18を必要な強度にて支持することができるよう、ステンレス鋼等により作られてよい。また、一対の棒状支脚42は、機能的形状としては、坐板18の一端より突き出たものであるが、坐板18の支持をより強固なものとするよう、坐板18の一端より突き出た一対の脚部より坐板18の側縁および外縁を回って延在するU字型の部材として構成されていてよい。
坐板18は個々の被介護者に対応して互に交換して回動枠体16に取り付けられるよう複数個準備されていてよく、またそのうちの或るものは図示の如く中央部に洋式便座の内縁に整合する開口46を有し、被介護者が坐板18上に着座したまま用便をすませることができるようになっていてよい。
坐板18の上下両面の少なくとも一方には、坐板の表面を被介護者の臀部や車椅子の座面の如き他の物体に対し接触させつつ滑らせるとき、坐板に対する該物体の相対的移動方向に湾曲傾斜して該物体に対する該坐板の滑り抵抗を減ずる立ち毛が植設されていてよい。そのような立ち毛を坐板18の上下両面に突き出るように植設した例が図2に幾分解図的に示されている。図2に於いて、図Aは坐板18に植設されてその両面より垂直に突き出た立ち毛48が他の物体に接触することなく自由に解放された状態を示す断面図である。図Aに示すような坐板18が、図Bに示す如く、例えば車椅子上に被介護者を載せた後、坐板18を引き抜く際の如く被介護者の臀部(但し表面は着衣)と車椅子の座面に対し坐板18が図Bにて矢印により示すように右方向に移動するときには、立ち毛48は矢印方向とは逆の左方向に湾曲傾斜して車椅子および被介護者に対する坐板の滑り抵抗を減じ、坐板の引き抜きを容易にする。また車椅子の座面50とその上に着座した被介護者の臀部52の間に坐板が図Cにて矢印により示すように左方向に挿入されるときには、立ち毛48は矢印方向とは逆の右方向に湾曲傾斜して車椅子の座面50および被介護者の臀部52に対する坐板18の滑り抵抗を減じるので、被介護者を車椅子から降ろすに当って被介護者の臀部と車椅子の座面の間に坐板を装入する操作が容易となる。立ち毛48は、滑性樹脂の如く柔軟で滑性のある材料よりなっていてよい。
図1に戻ってみると、回動枠体16を支柱14の周りに自由に回動可能に支持すると共に、支柱14による回動枠体16の支持の高さ位置を若干の寸法範囲内にて調節可能にし、回動枠体16による坐板18の支持高さを調節可能にするため、支柱14に固定されたピストンと回動枠体16に固定されたシリンダとによる油圧シリンダ/ピストン装置54が設けられている。油圧シリンダ/ピストン装置54は回動枠体16の前半部16−1の円環部材26と28の間に配置されており、そのシリンダ部が複数本(図示の例では3本)の縦方向ロッド56および58により円環部材26および28と連結されている。油圧シリンダ/ピストン装置54の構造の一例が図3に幾分解図的に示されている。
図3に示されている油圧シリンダ/ピストン装置54は、円筒状の周壁60と円板状の上下の端壁62および64とからなるシリンダ66と、円筒状周壁60の内面に沿って摺動する円板状のピストン68とを有している。但し、上記の通り図3は幾分解図的な表示であり、シリンダ66が図示の通り円筒状周壁60と円板状端壁62、64とを有する一体の成形物であっては、その中にピストン68を収めることはできないので、シリンダ66は、実際には、適当に分割された部材の組合せにより構成されている。同様のことは、以下に説明するポンプについても同じである。
円板状端壁62、64には、それぞれ中央部に多孔質の軸受用含油性金属よりなる円環部材70、72により縁取られた円孔74、76が設けられており、これらの円孔に支柱14が油膜にて潤滑された状態に通され、シリンダ66内に満たされた油が支柱14と円孔74、76の間より漏出することなく、シリンダ66は支柱14の周りに自由に回動しまたそれに沿って上下に移動し得るようになっている。支柱14と円孔74、76の間の油密滑り構造には、他の任意の油密軸受構造が用いられてよい。
一方、ピストン68には支柱14を通す孔78が開けられ、支柱14はこの孔78を通ってピストン68を貫通し且つこれと結合されている。かくしてシリンダ66内には、ピストン68より上側に上部シリンダ室80が、またピストン68より下側に下部シリンダ室82が形成され、シリンダ66はこれらの上部シリンダ室および下部シリンダ室の容積を相反的に増減しつつピストン68が上下の円板状端壁62、64に当接するまでの範囲内にて支柱14に沿って上下に移動し得るようになっている。上部シリンダ室80および下部シリンダ室82内には油が満たされるようになっており、この油は扇形のポンプ84により上部シリンダ室80と下部シリンダ室82の間に移送されるようになっている。
図4は、ポンプ84の構造を幾分解図的に示す斜視図である。図ではポンプのハウジング86の一部が内部を示す図示の目的で破断されている。ハウジング86は扇形のポンプ室88を有し、その中でポンプ板90が扇の要の位置にある回動軸線92の周りに往復揺動するようになっている。回動軸線92を回動中心とするポンプ板90の往復運動は、ハウジング86が回動軸線92の周りに回動軸線92を中心とする円筒面の一部よりなる軸受室94を有し、ポンプ板90一端に軸受室94に嵌り合う円筒状の軸部96が設けられていることにより確保されている。
ポンプ板90には、その図にて下側から上側へのみ油の流れを許す逆止弁98およびこれとは逆に図にて上側から下側へのみ油の流れを許す逆止弁100とが並列に設けられている。逆止弁98はポンプ板90に開けられた貫通孔102とこれを塞ぐようにポンプ板90の図にて上面に設けられた可撓性の弁板104よりなっている。可撓性弁板104はその一縁部106にてポンプ板90に固定されており、ポンプ板90上に重なり合って貫通孔102を閉じる位置とこれより図にて上方に湾曲して貫通孔102を開く位置との間で変形可能である。同様に、逆止弁100はポンプ板90に開けられた貫通孔108とこれを塞ぐようにポンプ板90の図にて下面に設けられた可撓性の弁板110よりなっている。ポンプ板90をハウジング86より取り出したものが、図5に図Aとして示されている。
ポンプ板90には、その板状部の厚みの中央部にスリット状のスライド弁室112が設けられている。このスライド弁室は逆止弁98の貫通孔102および逆止弁100の貫通孔108を横切って設けられた長方形状の空隙である。またポンプ板96には、その円筒状の軸部96に回動軸線92に沿って円筒状の孔114が設けられており、スライド弁室112はその一端にてこの円筒状孔1114に連通している。従って、回動軸線92に沿う方向に見れば、スライド弁室112と円筒状孔114とは、全体として断面が所謂鍵孔型をなす空隙を呈している。そしてこの断面鍵孔型の空隙内には、それに整合して弁板部116と軸部118とを有する鍵型の弁部材120が装入されている。
ポンプ板90より弁部材120を取り去ったものが図5に図Bとして示されており、ポンプ板90より取り出された弁部材120が図5に図Cとして示されている。図5の図A、B、Cの対比より理解される通り、スライド弁室112の回動軸線92に沿う方向の長さ(或いは深さ)は弁部材120の弁板部116の回動軸線92に沿う方向の長さより大きく、この間の差に相当する距離だけ、弁部材120はポンプ板90に対し回動軸線92に沿う方向に摺動することができるようになっている。弁部材120がポンプ板90に対し図にて手前方向に偏倚されている状態が図5の図Dに示されて。
弁部材120の弁板部116には2つの孔122および124が開けられている。孔122および124は、弁部材120が図5の図Aに示されている如くポンプ板90に対し図にて奥方向に偏倚されているとき、孔122は逆止弁98の貫通孔102と整合し、孔124は逆止弁100の貫通孔108との整合より外れ、弁部材120が図5の図Dに示されている如くポンプ板90に対し図にて手前方向に偏倚されているとき、孔122は逆止弁98の貫通孔102と整合より外れ、孔124は逆止弁100の貫通孔108と整合する位置に開けられている。
扇形のポンプ室88には、図4に示されている如く、その側壁の上端部と下端部とに開口するポート126と128とが設けられている。ポート126は上側シリンダ室80に連通しており、ポート128は下側シリンダ室82に連通している。ポート128は、ポンプ板90が図4に示す如く往復揺動の最下降位置にあるとき、ポンプ板90によって閉ざされるようになっている。同様にポート126は、ポンプ板90が往復揺動の最上昇位置にあるとき、ポンプ板90によって閉ざされるようになっている。このようにポート128または126がポンプ板90により閉ざされると、下部シリンダ室82または上部シリンダ室80とポンプ室88の間の連通が遮断されるので、シリンダ66内に於けるピストン68の移動は阻止され、油圧シリンダ/ピストン装置54により調節された坐板18の高さはその調節高さに保持される。坐板18の高さ調節終了後はポンプ板90を最下降位置に留め置くこととしておけば、坐板18の調節高さの保持はより確実となる。
かくして、弁部材120をポンプ板90に対し回動軸線92に沿って、図5の図Aに示されている如くポンプ板90に対し図にて奥方向に偏倚された位置と、図5の図Dに示されている如くポンプ板90に対し図にて手前方向に偏倚された位置との間に偏倚させることにより、逆止弁98は作動可能であるが、逆止弁100は遮断された状態と、逆に逆止弁100は作動可能であるが、逆止弁98は遮断された状態の間の切り換えを行うことができる。逆止弁98が作動可能であり、逆止弁100が遮断された状態で、ポンプ板90がその軸部96に連結されたレバー130により回動軸線92の周りに扇形のポンプ室88内にて往復動されると、下側シリンダ室82より上側シリンダ室80へ油を移送するポンプ作用が生じる。逆に逆止弁100が作動可能であり、逆止弁98が遮断された状態で、ポンプ板90が扇形ポンプ室88内にて往復動されると、上側シリンダ室80より下側シリンダ室82へ油を移送するポンプ作用が生じる。
従って、弁部材120が図5の図Aに示されている切り換え位置にあるときには、レバー130を上下に往復動させれば、下側シリンダ室82より上側シリンダ室80への油の移送が行われ、シリンダ54は支柱14に沿って上昇し、坐板18の高さを上げることができ、逆に弁部材120が図5の図Dに示されている切り換え位置にあるときには、レバー130を上下に往復動させれば、上側シリンダ室80より下側シリンダ室82への油の移送が行われ、シリンダ54は支柱14に沿って下降し、坐板18の高さを下げることができ。かかるシリンダ54の上げ下げの切り換えは、弁部材120の軸部118の端部に設けられた鉤部132を指先にて左右に動かすことによって行われてよい。
図6は、以上に説明した搬送装置が坐板18をベッドの側縁上に重ね合わせた状態に設定され、被介護者をベッドからその側方に控えた車椅子へ移送しようとする状態を示している。この場合、被介護者は元々ベッド上にいるので、介護者は、まず搬送装置をキャスターにて移動させ且つレバー130を操作して坐板18の高さを調節し、坐板18がベッドの側縁上に平らなに重ね合わされた状態を作り出し、その上に被介護者を移動させ、両脚を回動枠体16の両腕部40の間に滑りこませるようにして坐板18上に着座させればよい。そして被介護者にはハンドル36を掴んでもらう。その後、介護者は足踏み台20に自分の体重を掛けることを主として一方の足により行い、他方の足にて床面を蹴る操作と、同時に環状ハンドル36または38を手にて掴んで回動する操作により、搬送装置をベッドより後退させ且つ回動枠体16を支柱14の周りに回動させ、被介護者を載せた坐板18を図7に示すように車椅子の座面上に移動させる。このとき、ベッドの高さと車椅子の高さとが異なるときには、坐板18をベッド上から外した後、被介護者を載せた坐板18を車椅子の座面上へ移動させるに先立ってレバー130を操作し、支柱14に沿って坐板18の高さを調節すればよい。
車椅子上に着座した被介護者をベッドへ移送するときには、車椅子の座面とその上に着座した被介護者の臀部との間に坐板18を挿入しなければならない。この時には、坐板18の挿入にあたって、被介護者の両脚を一時持ち上げることが必要であり、また坐板18の挿入の際には、図2を参照して説明した立ち毛による滑り作用が有効となる。被介護者を載せたと坐板18がベッド上に載置され、これより被介護者がベッドへ戻るときには、立ち毛による滑り作用は必要とされない。
図1に示すように坐板18として洋式便座の内縁に整合する開口46を有する坐板を使用して被介護者の用便を補助することも、図6および7について説明したのと同様の要領により行えることは明らかであろう。
以上に於いては本発明を一つの実施の形態について詳細に説明したが、かかる実施の形につて本明の囲内にて種々の変更が可能であることは当業者にとって明らかであろう。
10…キャスター、12…台座、14…支柱、16…回動枠体、16−1…回動枠体の前半部、16−2…回動枠体の後半部、18…坐板、20…足踏み台、22…横方向ロッド、24…縦方向ロッド、26,28…円環部材、30…Y形腕部材、32…円環部材、34…円環面、36,38…環状ハンドル、40…管状の腕部、42…棒状支脚、44…止めねじ、46…開口、48…立ち毛、50…車椅子の座面、52…被介護者の臀部、54…油圧シリンダ/ピストン装置、56,58…縦方向ロッド、60…円筒状周壁、62…上端壁、64…下端壁、66…シリンダ、68…ピストン、70,72…円環部材、74,76…円孔、78…孔、80…上部シリンダ室、82…下部シリンダ室、84…ポンプ、86…ハウジング、88…ポンプ室、90…ポンプ板、92…回動軸線、94…軸受室、96…円筒状軸部、98,100…逆止弁、102…貫通孔、104…弁板、106…弁板の一縁部、108…貫通孔、110…弁板、112…スライド弁室、114…円筒状孔、116…弁板部、118…軸部、120…弁部材、122,124…孔、126,128…ポート、130…レバー、132…鉤部

Claims (10)

  1. 複数個のキャスターにより床面上を任意の方向に自由に走行できる台座と、前記台座により垂直に支持された支柱と、前記支柱によりその周りに自由に回動可能に支持されて前記支柱の両側に延在する回動枠体とを有し、前記回動枠体の一方の側の延在端には被介護者を前記支柱に向かって座らせる坐板が取り付けられており、前記回動枠体の他方の側の延在端には介護者が足で踏んで自分の体重を掛ける足踏み台が設けられていることを特徴とする歩行困難な被介護者のための搬送装置。
  2. 前記回動枠体は前記坐板を取り付ける端部に一対の水平な管状の腕部を有し、前記坐板はその前記回動枠体の腕部に近い側の両端部より前記回動枠体の管状腕部内に差込まれる一対の棒状支脚を有し、該一対の棒状支脚にて前記回動枠体の管状腕部に抜き差しされることにより前記回動枠体に対し着脱されるようになっていることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記坐板の上下両面の少なくとも一方には該坐板の表面を他の物体に対し接触させつつ滑らせるとき該坐板に対する該物体の相対的移動方向に湾曲傾斜して該物体に対する該坐板の滑り抵抗を減ずる立ち毛が植設されていることを特徴とする請求項1または2に記載の搬送装置。
  4. 前記坐板は互に交換して前記回動枠体に取り付けられるよう複数個準備されていることを特徴とする請求項1、2または3に記載の搬送装置。
  5. 前記複数個の坐板の少なくとも一つは中央部に洋式便座の内縁に整合する開口を有し、被介護者が該坐板上に着座したまま用便をすませることができるようになっていることを特徴とする請求項4に記載の搬送装置。
  6. 前記回動枠体にはこれを前記支柱の周りに回動させるための環状ハンドルが設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の搬送装置。
  7. 前記支柱にはその中心軸線に同心の環状ハンドルが設けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の搬送装置。
  8. 前記回動枠体を前記支柱の周りに自由に回動可能に支持すると共に前記支柱による前記回動枠体の支持の高さ位置を若干の寸法範囲内にて調節可能にするため、前記支柱に固定されたピストンと前記回動枠体に固定されたシリンダとによる油圧シリンダ/ピストン装置が設けられており、前記シリンダ内の前記ピストンにて仕切られた上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送することにより前記高さ位置が調節されるようになっていることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の搬送装置。
  9. 前記シリンダ内の上部シリンダ室と下部シリンダ室の間に油を移送する手段として、扇形のポンプ室内にてポンプ板が扇の要の位置にある回動軸線の周りに往復揺動するポンプが設けられており、前記ポンプ板にはその一方の側から他方の側へのみ油の流れを許す第一の逆止弁およびこれとは逆に前記他方の側から前記一方の側へのみ油の流れを許す第二の逆止弁とが並列に設けられていると共に、前記第一の逆止弁を作動可能にすると同時に前記第二の逆止弁を遮断状態とする第一の切り換え位置と前記第二の逆止弁を作動可能にすると同時に前記第一の逆止弁を遮断状態とする第二の切り換え位置の間に切り換えられるポンプ作動方向切り換え手段が設けられていることを特徴とする請求項8に記載の搬送装置。
  10. 前記ポンプ板は前記回動軸線の周りの往復揺動の少なくとも一つの位置にあるとき前記扇形のポンプ室を前記上部シリンダ室または前記下部シリンダ室へ通じるポートを閉じるようになっていることを特徴とする請求項8または9に記載の搬送装置。
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