JP5378827B2 - ランプ - Google Patents
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Description
一方、上記特許文献1に記載の照明器具では、熱伝導による放熱機構を採用しているので、効果的に放熱することができる。しかしながら、上記特許文献1に記載のLEDランプは、係止部をもった専用の取付具にしか取り付けることができないので、既存の照明器具を流用することができず、このLEDランプを使用する場合には、天井や壁等に取り付けられた照明器具毎取り替える必要がある。
また、ここでの「照明器具の周辺の部材」とは、照明器具が取り付けられた天井または壁を構成する部材など、照明器具とは異なる部材を意味している。例えば、照明器具がソケットのみで構成されていて、このソケットが天井に取り付けられていた場合には、形状可変部材を天井に接触させることで、天井への熱伝導による放熱効果を得ることができる。
本発明によれば、LED等の発光モジュールで発生する熱の放熱効率を高めることができるとともに、既存の照明器具に取り付けることができるランプを提供することが可能となる。
[第1の実施形態]
<全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る電球形ランプ1の構成を示す斜視図であり、図2は、図1の電球形ランプ1の構成を示す部分断面図である。
<詳細構成>
次に、本発明の特徴部分である形状可変部材10について詳しく説明する。
図2に示すように、第1環状部11の内周面11cは、基台3の外周面3cの形状に合わせてテーパ状に形成されている。そのため、内周面11cと基台3の外周面3cとが周方向全体に亘って当接することになる。
各伸縮部13は、第1環状部11のE型口金4側に面する下面11bに設けられ、第2環状部12側に延出された第1円筒体14と、第2環状部12の第1環状部11と対向する上面12aに設けられ、その内側に第1円筒体14が挿通された第2円筒体15と、これら第1円筒体14および第2円筒体15の内側に配置されたコイルバネ16とを有している。
また、本実施形態では、第1環状部11の上面11aおよび外周面11d、第2環状部12の上面12a、第2円筒体15の内周面、ならびに第1円筒体14の外周面に、鏡面仕上げまたは拡散面仕上げ(Ra0.4以上)が施され、光反射面が形成されている。
形状可変部材10を構成する第1および第2環状部11,12、第1および第2円筒体14,15は、例えばAl、Fe、Cuの単体またはこれらを含む合金などの熱伝導性の高い金属材料を用いて作製することができる。また、これらの部材を、金属材料でなく、空気の熱伝導率より効果的な材料であればセラミックスや樹脂などの非金属(熱伝導率0.0241W/m・K 以上)などを用いて作製しても良い。金属材料を用いて作製した場合、基台3と第1環状部11との接合、第1環状部11と第1円筒体14との接合、第2環状部12と第2円筒体15との接合に、例えば溶接、ロウ付け等を用いることができる。また、熱伝導性高い樹脂材料を用いた場合には、各接合に、熱伝導性および耐熱性に優れた接着剤等を用いるのが良い。
<照明器具に取り付けられた電球形ランプの構造>
図3は、電球形ランプ1を取り付ける照明器具20を説明するための一部切欠き斜視図であって、電球形ランプ1を照明器具20に取り付ける前の状態が示されている。
電球形ランプ1を、E型口金4をソケット21に差し込むことで取り付けることができる。この差し込みでは、特別な道具または方法を必要とせず、白熱電球など従来の電球形ランプと同じようにして差し込むことができる。
図4に示すように、E型口金4をソケット21に差し込んだ状態では、形状可変部材10が、基台3と照明器具20の底板22との間に挟まれて、第2環状部12が底板22に当接され、各伸縮部13が、第2円筒体15の内側に第1円筒体14を押し込むようにして収縮されている。この収縮された各伸縮部13では、弾性変形されたコイルバネ16の弾性復元力が、第2環状部12を自然状態の位置に戻す方向に作用しているので、第2環状部12と底板22との接触を効果的に維持することができる。
先ず、E型口金4をソケット21に差し込んだ状態における基台3の下面3bと底板22との間の距離をD3(図4参照)とすると、自然状態の形状可変部材10における第2環状部12の下面12bと、基台3の下面3bとの間の距離D1(図2参照)が、距離D3よりも長い寸法に設定されている。また、形状可変部材10は、各伸縮部13を収縮させて基台3に最も近接させた位置の第2環状部12における下面12bと、基台3の下面3bとの間の距離D2(図2参照)が、距離D3よりも短い寸法に設定されている。これらより、E型口金4をソケット21に差し込む際、基台3の下面3bと底板22との間が距離D1となるときに、第2環状部12が底板22に接する。そして、E型口金4がさらにソケット21に差し込まれると、第2環状部12が底板22から押圧され、各伸縮部13が収縮される。このようにして、E型口金4がソケット21に差し込まれるとともに、第2環状部12と底板22とが接触される。
さらに、本実施形態では、第1環状部11の上面11aおよび外周面11d、第2環状部12の上面12a、第2円筒体15の内周面、ならびに第1円筒体14の外周面に光反射面が形成されている。これにより、LEDモジュール2から出射された光が、光反射板23により反射されて形状可変部材10側に出射した場合には、当該反射面においてさらに反射させることができる。
G型、P型の口金を有する構成であってもよい。本発明は、電球形ランプの有する口金が、照明器具側のソケットが対応する規格に適合していればよく、口金の規格を限定するものではない。
また、本実施形態では、基台3に取り付けられた形状可変部材10が、照明器具20の底板22に接触させる構成を示したが、形状可変部材10を、照明器具20の他の箇所、例えばソケット21に接触させる構成でもよい。この場合には、LEDモジュール2で発生した熱を、基台3、形状可変部材10およびソケット21を介して照明器具20に熱伝導させることができる。また、照明器具がソケットのみであって、このソケットが天井または壁などに直接取り付けられていた場合には、形状可変部材10を、天井または壁などに接触させる構成とすることができる。この場合には、LEDモジュール2で発生した熱を、基台3および形状可変部材10を介して天井または壁などに熱伝導させて放熱することができる。
[第2の実施形態]
<全体構成>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る電球形ランプ31の構成を示す斜視図であり、図6は、図5の電球形ランプ31の構成を示す部分断面図である。
<詳細構成>
先ず、基台33の台座部34について説明する。
次に、本実施形態の特徴部分である形状可変部材40について詳しく説明する。
形状可変部材40は、図1および図2に示す伸縮部13と略同等の構成からなり、台座部34の外周面34aに設けられ、半径方向に延出された第1円筒体44と、この第1円筒体44が内側に挿通された第2円筒体45と、これら第1円筒体44および第2円筒体45の内側に配置されたコイルバネ46とを有している。なお、図6では、2つの形状可変部材40が示されており、そのうちの1つの形状可変部材40が、説明し易くするため側面図で示されている。
図5および図6には、各形状可変部材40の自然状態であって、各第2円筒体45の底部45bと台座部34とが最も離間した状態が示されている。また、図6には、この自然状態における底部45bの外側の先端面45cと、台座部34との間の距離がD4で示されている。さらに、各形状可変部材40の収縮により台座部34に最も近接させた状態の第2円筒体45が二点鎖線で示されるとともに、この先端面45cと台座部34との間の距離がD5で示されている。したがって、第2円筒体45は、距離D4と距離D5の差分、移動可能に構成されている。また、前述した台座部34に最も近接した先端面45cの位置の中心軸C1からの距離がD10で示されている。
上記構成の電球形ランプ31は、E型口金4を照明器具のソケットに差し込んだ状態で、各形状可変部材40を収縮させることにより、第2円筒体45を照明器具に接触させることができるので、LEDモジュール2で発生した熱を、基台33から各形状可変部材40を介して照明器具に熱伝導させて放熱することができる。したがって、上記構成の電球形ランプ31は、上記第1の実施形態に係る電球形ランプ1と同様、形状可変部材40を照明器具に接触させて、効果的に放熱効率を高めることができる。
(規制部材)
このような形状可変部材40を有する電球形ランプ31を照明器具に取り付ける際、形状可変部材40が照明器具の傘部分に接することにより、形状可変部材40が邪魔になって取り付け難くなる。そのため、形状可変部材40が照明器具に接しない状態で取り付けるための工夫が必要となる。そこで、例えば図7(a)に示す環状の規制部材47を用いて、各形状可変部材40を収縮させた状態にする方法が考えられる。この規制部材47は、各第2円筒体45の半径方向の移動を規制する円筒部47aと、この円筒部47aの一方の開口側端部に取り付けられ、各第2円筒体45の筒部45aに当接して位置決めするための円環状の底板47bで構成されている。円筒部47aは、台座部34に最も近接させた各第2円筒体45の先端面45cと中心軸C1との距離D10(図6参照)と略同等寸法の半径を有している。底板47bは、基台33およびグローブ5を隙間を有して挿通できる孔部を有している。そして、規制部材47の円筒部47aの内側に、図7(b)に示すように、形状可変部材40を収縮させて嵌め込むことで、形状可変部材40を収縮させた状態で維持することができる。このように規制部材47を用いた状態で電球形ランプ31を照明器具に取り付け、取り付けた後に規制部材47を取り外すことにより、形状可変部材40を伸長させて照明器具に接触させることができる。なお、形状可変部材40を収縮させた状態に維持するための規制部材は、上記構成に限定するものではなく、例えば底板47bがなく円筒部47aだけの構成であってもよい。
<照明器具に取り付けられた電球形ランプの構造>
次に、本実施形態に係る電球形ランプ31を照明器具に取り付けた状態について説明する。本実施形態においても、上記第1の実施形態で用いた図3に示す照明器具20を用いる。
図8に示すように、E型口金4をソケット21に差し込んだ状態では、各形状可変部材40が、基台33の台座部34と照明器具20の傘部分となる光反射板23との間に挟まれて、各第2円筒体45の先端面45cが光反射板23に当接され、各形状可変部材40が、第2円筒体45の内側に第1円筒体44を押し込むようにして収縮されている。この収縮された各形状可変部材40では、弾性変形されたコイルバネ46の弾性復元力が、第2円筒体45を自然状態の位置に戻す方向に作用しているので、第2円筒体45の先端面45cと光反射板23との接触を効果的に維持することができる。
先ず、E型口金4をソケット21に差し込んだ状態における、台座部34の外周面34aと光反射板23との間の距離をD6(図8参照)とすると、本実施形態に係る電球形ランプ31における距離D4(図6参照)が、距離D6よりも長い寸法に設定されている。また、距離D5(図6参照)が、距離D6よりも短い寸法に設定されている。これらより、各形状可変部材40を収縮させた状態で、E型口金4をソケット21に差し込み、E型口金4をソケット21に差し込んだ状態で、第2円筒体45を移動させて、各第2円筒体45の先端面45cを光反射板23に接触させることができる。
さらに、本実施形態では、8つの形状可変部材40が周方向に等間隔で配置されているので、電球形ランプ31が、コイルバネ46の弾性復元力を有する各形状可変部材40によって、光反射板23の内側で保持された状態となっている。このため、例えば経年劣化等によりソケット21からE型口金4が外れたとしても、電球形ランプ31が照明器具20から落下するようなことがない。
[第3の実施形態]
<全体構成>
図9は、本発明の第3の実施形態に係る直管形ランプ51の構成を示す斜視図であり、図10は、図9の直管形ランプ51の構成を示す部分断面図である。
直管形ランプ51は、LEDモジュール52(図10参照)と、このLEDモジュール52が搭載された金属製の板状の基台53と、LEDモジュール52を覆う状態で基台53に取付けられた半円筒状の外囲器55と、基台53および外囲器55の長さ方向の両端に、取り付けられた一対のG型口金54と、基台53の外囲器55とは反対側に取り付けられた金属製の形状可変部材60とを備えている。
外囲器55は、周方向の両端部55aを、基台53の第1の面53aに形成された溝に沿って嵌め込まれて固着されている。外囲器55は、長さ方向の両端に形成された半円筒状の鍔部55bを有している。この外囲器55全体において、LEDモジュール52からの光を取り出すための透光性領域が形成されている。また、外囲器55には、光拡散を行うための処理が施されている。これにより、直管形ランプ51において、LEDモジュール52から出射された光のムラを少なくすることができる。
<詳細構成>
次に、本発明の特徴部分である形状可変部材60について詳しく説明する。
各伸縮部63は、第1板状部61の基台53とは反対側の第2の面61bに設けられ、第2環状部12側に延出された矩形の第1筒体64と、第2板状部62における第1板状部61と対向する第1の面62aに設けられ、その内側に第1筒体64を挿通する矩形の第2筒体65と、これら第1筒体64および第2筒体65の内側に配置されたコイルバネ66とを有している。
図9および図10には、形状可変部材60の自然状態であって、第2板状部62と第1板状部61とが最も離間した状態が示されている。また、図10には、この自然状態における第2板状部62の第2の面62bと、基台53の第2の面53bとの間の距離がD7で示されている。さらに、各伸縮部63の収縮により基台53に最も近接させた第2板状部62が二点鎖線で示されるとともに、この第2板状部62の第2の面62bと基台53の第2の面53bとの間の距離がD8で示されている。したがって、第2板状部62は、距離D7と距離D8の差分、移動可能に構成されている。
上記構成の直管形ランプ51は、一対のG型口金54を照明器具のソケットに差し込んだ状態で、形状可変部材60の各伸縮部63を収縮させることにより、第2板状部62を照明器具に接触させることができるので、LEDモジュール52で発生した熱を、基台53および形状可変部材60を介して照明器具に熱伝導させて放熱することができる。このように、上記構成の直管形ランプ51は、形状可変部材60を照明器具に接触させて、効果的に放熱効率を高めることができる。したがって、直管形ランプ51においても、上記実施形態に係る電球形ランプと同様の効果が得られる。
<照明器具に取り付けられた直管形ランプの構造>
次に、本実施形態に係る直管形ランプ51が、照明器具に取り付けられ、放熱効率が高められた状態ついて説明する。
この照明器具70は、直管形ランプ51を取り付ける前の状態であって、直管形ランプ51を覆うためのカバーが取り外されている。照明器具70は、一対のソケット71と、各ソケット71を保持するソケット台72と、各ソケット台72が取り付けられた板状の底板73とを有している。
各ソケット台72は、合成樹脂からなり、弾性変形可能に形成されており、底板73のカバー取付部73aよりも内側に配置されている。
直管形ランプ51を照明器具70に取り付ける際には、図11に示すように、各ソケット台72を外側に弾性変形させることにより、2本の口金ピン54cを、各ソケット71に差し込むことができる。
図12に示すように、G型口金54をソケット71に差し込んだ状態では、形状可変部材60が、基台53と照明器具70の底板73との間に挟まれて、第2板状部62が底板73に当接され、かつ各伸縮部63が、第2筒体65の内側に第1筒体64を押し込むようにして収縮されている。この収縮された各伸縮部63では、弾性変形されたコイルバネ66の弾性復元力が、第2板状部62を自然状態の位置に戻す方向に作用しているので、第2板状部62と底板73との接触を効果的に維持することができる。
先ず、G型口金54をソケット71に差し込んだ状態における基台53の第2の面53bと底板73との間の距離をD9(図12参照)とすると、本実施形態に係る直管形ランプ51における距離D7(図10参照)が、距離D9よりも長い寸法に設定されている。また、距離D8(図10参照)が、距離D9よりも短い寸法に設定されている。これらより、G型口金54をソケット71に差し込む際、基台53の第2の面53bと底板73との間が距離D7となるときに、第2板状部62が底板73に接する。そして、G型口金54をソケット71に差し込んだ状態では、第2板状部62が底板73から押圧され、各伸縮部63が収縮される。このようにして、G型口金54がソケット71に差し込まれるとともに、第2板状部62と底板73とが接触される。
[変形例]
例えば、以下のような変形例が考えられる。なお、本発明の変形例の説明では、上記実施形態と異なる点について重点的に説明し、上記実施形態と同様の点については重複を避けるため説明を簡略若しくは省略している。また、変形例を示す各図において、同じ構成要素を、簡単のため同じ符号で示すとともに、図(a)がランプの自然状態、図(b)が、照明器具に取り付けられたときのランプの状態を示している。
<1>上記実施形態では、基台に取り付けられた形状可変部材が、コイルバネからなる弾性部材により変形可能となる構成を示したが、形状可変部材を構成する弾性部材は、ランプおよびランプを取り付ける照明器具の仕様または用途に合わせて適宜選択することができる。例えば、図13乃至図16に示すように、板バネからなる形状可変部材を備えた電球形ランプの構成とすることができる。
(1)図13(a)に示す電球形ランプ111は、板バネを構成する複数の金属板112を有している。各金属板112の一方端112aが、基台103の外周面103cの周方向に等間隔に取り付けられ、他方端112bが口金104側に延出されている。各金属板112は、折り曲げられて形成され、かつ弾性的に曲げ変形可能な2つの曲げ部112cを有している。この電球形ランプ111が照明器具に取り付けられた状態において、図13(b)に示すように、各金属板112の他方端112bがグローブ105側に近づくように変形される。電球形ランプ111は、このように各金属板112を変形させることにより、各金属板112を照明器具に接触させることができる。
<2>また、形状可変部材を、図17(a)に示すように、基台に嵌め込み可能な大きさからなる1つのコイルバネで構成することもできる。
<3>上記第1の実施形態に係る電球形ランプの変形例として、形状可変部材が基台の外周面に取り付けられた構成ではなく、図18(a)に示すように、形状可変部材162が、基台103の口金104側の第1の面103aに取り付けられた構成とすることもできる。
<4>上記第2の実施形態に係る電球形ランプの変形例として、基台の外周面の周方向および高さ方向に、複数の形状可変部材172が取り付けられた構成とすることができる。
<5>電球形ランプの側方から光を取り出す構成の照明器具には、図20乃至図22に示すような形状可変部材を用いることができる。
(2)図21には、図20に示す照明器具185とは異なる構成の照明器具187が示されていて、この照明器具187に上記電球形ランプ181が取り付けられている。
図21(a)に示す照明器具187は、中心軸188aを中心に回転可能に取り付けられたソケット188を有している。電球形ランプ181を取り付ける際には、ソケット188を回転させて、電球形ランプ181を取り付けることができる。
この電球形ランプ191が照明器具185に取り付けられた状態において、図22(b)に示すように、各金属チェーン192の他方端192bが照明器具185に取り付けられる構成としてもよい。
<6>上記第3の実施形態に係る直管形ランプの変形例として、形状可変部材がスチールウールからなる構成としてもよい。
<7>また、上記第3の実施形態に係る直管形ランプの変形例として、口金をソケットに挿入する方向に、形状可変部材が伸縮する構成としてもよい。
<8>さらに、ランプで発生する熱を照明器具側に熱伝導させる構成として、次のようなものも考えられる。
<9>上記実施形態では、半導体発光素子の一例としてLED素子を備えた発光部の構成が示されているが、有機EL(ElectroLuminescence)を備えた発光部の構成であってもよい。
<10>ランプが有する基台および形状可変部材は、上記実施形態および変形例で示された形状および構成に限定されず、ランプおよびランプを取り付ける照明器具の仕様または用途に合わせて適宜変更することができる。また、基台に取り付ける形状可変部材の数も、ランプおよびランプを取り付ける照明器具の仕様または用途に合わせて適宜選択することができる。
2 LEDモジュール
2a 実装基板
2b 発光部
3 基台
3 距離D
3a1 溝
3a 上面
3b 下面
3c 外周面
3d 凹部
4 E型口金
5 グローブ
6 収容室
7 点灯回路
7a 回路基板
7b 電子部品
8 連結部材
10 形状可変部材
11 第1環状部
11a 上面
11b 下面
11c 内周面
11d 外周面
12 第2環状部
12a 上面
12b 下面
12c 貫通孔
13 伸縮部
14 第1円筒体
15 第2円筒体
16 コイルバネ
20 照明器具
21 ソケット
22 底板
23 光反射板
31 電球形ランプ
33 基台
34 台座部
34a 外周面
40 形状可変部材
44 第1円筒体
45 第2円筒体
45a 筒部
45b 底部
45c 先端面
46 コイルバネ
47 規制部材
47a 円筒部
47b 底板
51 直管形ランプ
52 LEDモジュール
52a 実装基板
52b LED素子
52c 蛍光体層
53 基台
53a 第1の面
53b 第2の面
53c 突出部
54 G型口金
54a 絶縁部
54b キャップ
54c 口金ピン
55 外囲器
55a 端部
55b 鍔部
60 形状可変部材
61 板状部
61a 第1の面
61b 第2の面
62 板状部
62a 第1の面
62b 第2面
63 伸縮部
64 第1筒体
65 第2筒体
66 コイルバネ
70 照明器具
71 ソケット
72 ソケット台
73 底板
73a カバー取付部
C1,C2 中心軸
D1〜D10 距離
Claims (5)
- 発光モジュールが搭載された熱伝導性材料からなる基台と、前記基台に取り付けられた口金とを備え、照明器具に取り付けられるランプであって、
前記基台の発光モジュールが搭載された面以外の面に、熱伝導性材料からなる1以上の形状可変部材が取り付けられ、
前記形状可変部材は、前記口金の照明器具のソケットへの挿入方向と平行な方向に伸縮する伸縮機構を有してなり、自然状態では、前記挿入方向の先端部が口金の先端よりも先に突き出ており、前記伸縮機構の収縮により当該先端部が口金の先端よりも後退可能に構成されているとともに、
前記照明器具のソケットに前記口金が挿入された状態においては、前記形状可変部材の伸縮機構が伸縮して変形することにより、当該形状可変部材の先端部が、前記照明器具または前記照明器具の周辺の部材に接触する
ことを特徴とするランプ。 - 前記基台は逆錐台状であり、
前記基台の上面に、前記発光モジュールが搭載されるとともに、前記発光モジュールを覆う状態で取り付けられた透光性領域を有する外囲器が設けられ、
前記基台の下面に、前記口金が取り付けられ、
前記基台の側面に、前記形状可変部材が取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のランプ。 - 前記形状可変部材の前記伸縮機構は、1以上の部材で構成されていて、
前記1以上の部材のうち少なくとも一部が、バネ部材である
ことを特徴とする請求項1に記載のランプ。 - 前記口金は2つあり、
前記基台の上面に、前記発光モジュールが搭載されるとともに、前記発光モジュールを覆う状態で取り付けられた透光性領域を有する外囲器が設けられ、
前記基台の下面に、前記形状可変部材が取り付けられ、
前記基台の側面の第1の領域、およびこの第1の領域とは反対側の第2の領域に、それぞれ前記口金が取り付けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のランプ。 - 前記形状可変部材の表面の少なくとも一部に、光反射面が形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のランプ。
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