JP5378102B2 - 電子棚札システム - Google Patents

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本発明は、それぞれが、商品に対応して配置され、対応する商品に係る商品情報を表示する複数の電子棚札と、当該商品情報を前記複数の電子棚札に送信するサーバと、を備える電子棚札システム(ESLシステム/Electronic Shelf Label System)に関する。
電子棚札システムについて簡単に説明する。一般に、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗では、POSシステム等に記憶される商品マスタによって、店舗内の商品の売価が一元的に管理されている。その一方で、顧客(消費者)への売価の伝達は、商品の位置に配置される紙媒体の棚札によりなされることが多い。このような紙媒体の棚札を採用した場合においては、棚札の管理は人手に頼らざるを得ないことから、売価の間違いなどの人為的ミスが生じやすい。このため、POSシステムのレジスタによる精算時の売価とは異なる誤った売価が、顧客に対して伝達されるおそれがある。
電子棚札システムはこのような問題を解決するために実用化されたシステムである。電子棚札システムは、電子表示装置の一種である「電子棚札」と、電子棚札のそれぞれに対して情報を提供するサーバである「情報配信装置」とを備える。情報配信装置は、商品マスタに基づく売価を示す情報を含む通信信号を各電子棚札に送信(例えば、赤外線送信)する。電子棚札は、販売エリア内において各商品に対応して配置され、情報配信装置から受信した通信信号に基づいて、対応する商品の売価などの商品情報をそのディスプレイに表示する。また、商品の売価が変更される等して商品マスタに格納される情報が更新されると、情報配信装置は、新たな売価を示す情報を含む通信信号を各電子棚札に送信し、電子棚札は、受信した通信信号に基づいてそのディスプレイの表示を更新する。これによって、電子棚札に表示される売価の更新がなされる。このように、電子棚札システムを用いると、精算時の売価と常に一致する正しい売価が電子棚札に表示され、正しい売価が顧客に伝達される。電子棚札システムの構成については、例えば特許文献1に開示されている。
特開2000−250497号公報
ところで、店舗において定期的、または不定期的に行われる商品の入れ替えの際などに、店舗スタッフが販売エリア内に配置されていた電子棚札の一部を情報配信装置からの通信信号が届かない、所謂「バックヤード」(倉庫、在庫保管庫、加工場、オフィス等、販売エリアの裏側に設けられた販売支援のためのスペース)に引き上げることがある。
ここで問題となるのが、情報配信装置がバックヤードに引き上げられている電子棚札に対して通信信号を送ろうとする状況である。情報配信装置は、通常、対象となる電子棚札が通信信号を受信したことが確認できるまで同じ通信信号を繰り返して送信し続ける構成となっている(リカバリー通信)。バックヤードにある電子棚札には通信信号が届かないので、情報配信装置がこのような電子棚札に通信信号を送ろうとした場合には、リカバリー通信が延々と行われ続けることになってしまう。すなわち、受取手のない無駄な通信信号が販売エリア内に延々と送信され続けることになってしまう。
一方、電子棚札は、普段は消費電力を抑えるべくスリープ状態となっており、情報配信装置からの通信信号を受けた場合にウエイクアップ状態に遷移する構成となっている。ただし、電子棚札は、情報配信装置から通信信号が送信されると、それが自装置宛のものであるか否かに拘わらずこれを受信してウエイクアップ状態に遷移し、受信した通信信号が自装置宛のものである場合には引き続きディスプレイの表示更新処理を行い、自装置宛のものでない場合には何の処理も行わずに再びスリープ状態に遷移する。このような構成となっているため、上述した受取手のない通信信号が販売エリア内に送信されると、それを受けて販売エリア内の電子棚札の全てが無駄にウエイクアップ状態に遷移することになってしまう。
このような通信信号が繰り返し送信されると、販売エリア内の電子棚札の全てが著しく電力を消費してしまう。販売エリア内の電子棚札の電池寿命が想定外に早く消耗したところ、このような無駄な通信信号の送信にその原因があった、というようなケースも多発している。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、サーバからの無駄な通信信号の送信によって、販売エリア内に配置された電子棚札の電力を無駄に消費するという事態を回避可能な技術を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、それぞれが、複数の商品のいずれかと対応づけて配置され、対応する商品に係る商品情報をディスプレイに表示する複数の電子棚札と、前記商品情報を前記複数の電子棚札に送信するサーバと、を備える電子棚札システムであって、前記サーバが、前記複数の電子棚札のそれぞれについて、各電子棚札との通信が最後に確立したとサーバ側で検知された時刻であるサーバ側最終通信時刻を管理するサーバ側最終通信時刻管理手段と、前記サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値を超える電子棚札が発生した場合に、当該電子棚札と商品との対応付けを解除する対応付け解除手段と、を備える。
請求項2の発明は、請求項1に記載の電子棚札システムであって、前記複数の電子棚札のそれぞれが、前記サーバとの通信が最後に確立したと電子棚札側で検知された時刻である電子棚札側最終通信時刻を管理する電子棚札側最終通信時刻管理手段と、前記ディスプレイに、報知画面を表示させる表示制御手段と、を備え、前記表示制御手段が、前記電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が前記第1設定値を超えた場合に、前記サーバにおいて当該電子棚札と商品との対応付けが解除されたと推定して、その旨を報知するための報知画面を前記ディスプレイに表示させる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の電子棚札システムであって、前記電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が前記第1設定値を超えた場合に表示される報知画面が、前記サーバにおいて当該電子棚札と商品との対応付けが解除されたと推定される旨を報知するメッセージを表示した画面である。
請求項4の発明は、請求項1から3のいずれかに記載の電子棚札システムであって、前記サーバが、前記サーバ側最終通信時刻からの経過時間が、前記第1設定値よりも小さい第2設定値を超える電子棚札が発生した場合に、当該電子棚札との間で通信が確立するか否かを確かめるための確認信号を送信する確認信号送信手段、を備え、前記サーバ側最終通信時刻管理手段が、前記電子棚札から前記確認信号に対するACK信号が得られた場合に、当該電子棚札との通信が確立したとして、前記サーバ側最終通信時刻を更新する。
請求項1の発明によると、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値を超える電子棚札が発生した場合、サーバが、当該電子棚札は通信不能になったとみなして当該電子棚札と商品との対応付けを解除する。対応付けが解除されると、以後、サーバから当該電子棚札に対する商品情報の送信が行われることはないので、受取手のない通信信号が販売エリアに送信され続けることが回避される。したがって、サーバからの無駄な通信信号の送信を受けて、販売エリア内に配置された電子棚札の電力を無駄に消費するという事態を回避することができる。
請求項2の発明によると、電子棚札とサーバとの最終通信時刻からの経過時間が第1設定値を超えた場合、サーバの側において当該電子棚札と商品との対応付けが解除され、これと同時に、当該電子棚札の側においてディスプレイの表示が報知画面に変更されることになる。この構成によると、過去の商品情報が電子棚札に表示され続けることによって客に誤情報を与える、といった事態の発生を防止することが可能となる。
請求項3の発明によると、電子棚札とサーバとの最終通信時刻からの経過時間が第1設定値を超えた場合、電子棚札のディスプレイに、過去の商品情報に代えて、サーバにおいて当該子棚札と商品との対応付けが解除されたと推定される旨を報知するメッセージが表示される。この構成によると、当該電子棚札が商品との対応付けが解除されたものであるという事実を店舗スタッフに確実に知得させることが可能となる。
請求項4の発明によると、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第2設定値を超える電子棚札が発生した場合、サーバが確認信号を送信して当該電子棚札と通信が確立するか否かを確かめる。この構成によると、サーバが、商品情報の送信の機会がなかっただけで実際は通信可能である電子棚札を通信不能になった電子棚札と誤認して、当該電子棚札と商品との対応付けを解除してしまう、といった事態を回避することができる。
電子棚札システムが備える電子棚札が配置された様子を示す図である。 電子棚札システムを含む商品管理システムの構成例を示す図である。 発注処理端末の構成を示す斜視図である。 ESLサーバの構成を示す図である。 商品ファイル、装置IDファイル、および、リンクテーブルの構成例を示す図である。 電子棚札の構成を示す図である。 自動アンリンク機能に関する構成を示すブロック図である。 最終通信時刻テーブルの構成例を示す図である。 自動表示変更機能に関する構成を示すブロック図である。 アンリンク報知画面の構成例を示す図である。 最終通信時刻テーブル更新処理の流れを示す図である。 確認信号送信処理の流れを示す図である。 アンリンク処理の流れを示す図である。 最終通信時刻更新処理の流れを示す図である。 報知画面表示処理の流れを示す図である。 電子棚札システムにおいて行われる処理の流れを説明するための図である。 電子棚札システムにおいて行われる処理の流れを説明するための図である。 電子棚札システムにおいて行われる処理の流れを説明するための図である。
〈1.電子棚札システム〉
図1は、電子棚札システム1が備える電子棚札5が、店舗の商品棚60に配置された様子を示す図である。本電子棚札システム1においては、売価などの商品6に係る商品情報を表示する可搬性の電子棚札5が、各商品6に対応して配置される。そして、商品マスタに基づく売価を示す情報を含む通信信号が情報配信装置から各電子棚札5に送信され、その売価が各電子棚札5に表示される。これにより、電子棚札5において精算時の売価と一致する正しい売価が表示され、正しい売価が顧客に伝達されるようになっている。
図1に示されるように、商品棚60はフェース61と呼ばれる空間に区分され、各フェース61には同一種の商品6が集約されて載置される。商品棚60のフレーム62には、各フェース61に対応する位置にそれぞれ電子棚札5が取り付けられている。すなわち、電子棚札5はそれぞれ一の商品6(正確には、一の商品の種類)に対応づけられ、その対応する商品6の近傍(一般的には、商品6の下側)のフレーム62に配置される。各電子棚札5はそれぞれディスプレイを備えており、ディスプレイには対応する商品6の売価が表示される。店舗の顧客(消費者)は、このような電子棚札5の表示により商品6の売価を認識する。
電子棚札5は可搬性の装置であり、商品6の配置変更に対応できるように、フレーム62から取り外して別の位置に再配置することも可能とされている。本実施の形態においては、図1に示すような商品棚60が店舗内の販売エリア90に複数配置されているものとする。
〈2.商品管理システム〉
図2は、店舗に適用される、電子棚札システム1を含む商品管理システム100の構成例を示す図である。図2に示されるように、商品管理システム100は、電子棚札システム1とともに、ストアコントローラ2及びPOSシステム3を備えている。POSシステム3が備えるPOSサーバ31、及び電子棚札システム1が備えるESLサーバ10は、LAN21を介してストアコントローラ2に接続されている。これにより、ストアコントローラ2、POSシステム3及び電子棚札システム1の相互間でデータ通信が可能とされている。
〈2−1.ストアコントローラ〉
ストアコントローラ2は一般的なコンピュータで構成され、商品管理システム100を統括的に管理する装置として機能する。また、ストアコントローラ2はインターネットなどの外部ネットワークに接続されており、外部ネットワークを介して、店舗を統括管理する本部センターに配置されたサーバ装置等のコンピュータと通信可能とされている。
〈2−2.POSシステム〉
POSシステム3は、商品6の販売に係る情報をその販売時点において収集して分析するシステムであり、POSシステム3を統括的に管理するPOSサーバ31とともに、商品6の精算を行う複数のレジスタ32を備えている。POSサーバ31とレジスタ32とは専用の通信ケーブルで接続されている。
POSサーバ31は一般的なコンピュータで構成され、そのハードディスクには、売価などの商品6に係る各種の情報を示す商品マスタ301が記憶されている。複数のレジスタ32のそれぞれにおいては、商品マスタ301に記載される売価に基づいて商品6の精算がなされる。
店舗内の全商品6に係る情報は、この商品マスタ301により一元的に管理されている。商品マスタ301に記載される情報には、商品6を識別するための商品コード、商品6の名称である商品名、通常の売価である通常価格、特売における売価である特売価格、特売を実施する期間である特売期間、販売数、在庫数、1回の発注で納品される数である発注数などが含まれている。
〈2−3.発注処理端末〉
LAN21には、無線LAN用の電波中継器たるアクセスポイント(AP)170が接続されている。商品6を発注する際に使用される可搬性の発注処理端末180は、アクセスポイント170を通じてLAN21に接続することが可能であり、ストアコントローラ2、POSサーバ31及びESLサーバ10と通信することが可能である。発注処理端末180は、店舗スタッフにより所定の操作が実行されると、商品6の発注を指示する発注指示情報を、無線LANを利用してストアコントローラ2に出力する。発注指示情報には、例えば、発注対象の商品6を識別するための商品コードや、当該商品6の発注数などが含まれている。ストアコントローラ2は、発注処理端末180からの発注指示を受け付ける発注サーバとしても機能し、入力された発注指示情報を本部センターに通知する。本部センターは、各店舗からの発注指示情報に基づいて、発注先の業者のサーバに対して商品6の発注を行う。
図3は発注処理端末180の詳細な構成を示す斜視図である。図3に示されるように、発注処理端末180は、「ハンディーターミナル」と呼ばれる可搬性の業務端末であって、各種情報を表示するディスプレイ181と、バーコードを読み取るバーコードリーダ182と、店舗スタッフの各種操作を受け付ける操作部183とを備えている。また、発注処理端末180は、アクセスポイント170と無線通信を行う通信部184を備えている。この通信部184の機能により、発注処理端末180は、アクセスポイント170を通じて、ストアコントローラ2、POSサーバ31及びESLサーバ10と通信することが可能である。そして、発注処理端末180には、その動作を統括的に管理する制御部185が設けられている。制御部185はCPUやメモリなどで構成されている。
〈2−4.電子棚札システム〉
〈2−4−1.構成〉
電子棚札システム1は、上述した複数の電子棚札5と、電子棚札5に表示すべき商品6の売価などを配信する情報配信装置40と、電子棚札5の表示画面を切り換える際に使用される可搬性のリモコン160とを備えている。
〈情報配信装置〉
情報配信装置40は、電子棚札システム1を統括的に管理するサーバ装置であるESLサーバ10と、複数の通信装置4と、ESLサーバ10と複数の通信装置4との間の信号の中継器として機能するベースステーション41とを備えている。ESLサーバ10と複数の通信装置4とは、ベースステーション41を通じて相互にデータ通信が可能とされている。また、各通信装置4は電子棚札5と赤外線通信を行う。複数の通信装置4は、販売エリア90内に配置された全ての電子棚札5と通信可能なように、販売エリア90の天井などに略一定距離ごとに配置される。
ESLサーバ10のハードウェアとしての構成は一般的なコンピュータと同様である。図4はESLサーバ10の構成を示す図である。ESLサーバ10は、各種演算処理を行うCPU11、ブートプログラム等を記憶するROM12、演算処理の作業領域となるRAM13、プログラムや各種のデータファイルなどを記憶するハードディスク14、各種表示を行うディスプレイ15、キーボード及びマウスなどで構成される入力部16、LAN21を介したデータ通信機能を有するデータ通信部17、並びに、ベースステーション41と通信するためのインターフェイス18を備えている。電子棚札5に送信すべき各種データは、このインターフェイス18及びベースステーション41を通じて通信装置4に伝達される。
ESLサーバ10のハードディスク14には、動作プログラムが予め記憶されており、この動作プログラムに従ってCPU11が演算処理を行うことにより、ESLサーバ10としての各種機能が実現される。また、ESLサーバ10のハードディスク14には、商品ファイル101、装置IDファイル102、および、リンクテーブル103が記憶されている。また、ハードディスク14には、後述する自動アンリンク機能に関する構成として、最終通信時刻テーブル104が記憶されている。
商品ファイル101、装置IDファイル102、およびリンクテーブル103について図5を参照しながら説明する。図5(a)は商品ファイル101の構成例を示す図である。図5(b)は装置IDファイル102の構成例を示す図である。図5(c)はリンクテーブル103の構成例を示す図である。なお、最終通信時刻テーブル104の構成については後に説明する。
商品ファイル101は、商品6に係る各種の情報を示すデータファイルである。商品ファイル101はテーブル形式となっており、レコード112のそれぞれが一の商品6に係る情報を示している。具体的には、レコード112ごとに、商品コード、商品名、通常価格、特売価格、特売期間、販売数及び在庫数などが登録されている。これらの情報は、上述したPOSシステム3に記憶された商品マスタ301と同様の情報であり、ESLサーバ10とPOSシステム3との通信により商品マスタ301の情報に基づいて登録される。このため、商品ファイル101の情報と商品マスタ301の情報とは内容が一致する。
装置IDファイル102は、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のそれぞれの「装置コード」を格納するフィアルである。ただし、「装置コード」とは、電子棚札5のそれぞれに登録された固有のハードウェアIDである。
リンクテーブル103は、商品ファイル101に格納された商品6と、装置IDファイル102に格納された装置コードとを1対1で対応付けるテーブルである。リンクテーブル103により、商品6と電子棚札5とが1対1の関係でデータ的に対応づけられる(リンク付けされる)ことになる。
以上の構成を有するESLサーバ10は、各電子棚札5に送信する各種データをCPU11で生成し、生成したデータをインターフェイス18及びベースステーション41を通じて販売エリア90の天井に配置された複数の通信装置4に出力する。各通信装置4は、入力されたデータを、自身が通信可能な各電子棚札5に赤外線信号の形で出力する。これにより、販売エリア90に配置された複数の電子棚札5の全てに対して同一のデータが情報配信装置40から入力される。例えば、売価の配信の際には、後述する「売価配信データ」(一の装置コードおよび一の売価表示画像データ(当該装置コードを付された電子棚札5が表示すべき画像データ)を含むデータ)が、ESLサーバ10から販売エリア90に配置された複数の電子棚札5の全てに対して送信される。なお、売価配信データは販売エリア90内の全電子棚札5により受信されるが、受信した売価配信データに基づいてディスプレイ51の表示変更処理を実際に行うのは、そのうちの1つの電子棚札5(具体的には、当該売価配信データに含まれる装置コードを有する電子棚札5)だけである。これについては後により具体的に説明する。
なお、一般的な構成の場合、ESLサーバ10は、各種データを、販売エリア90の天井に配置された通信装置4の全てに対して一斉送信する。この場合、販売エリア90内に配置された複数の電子棚札5の全てに対して当該データが送信されることになる。ところが、電子表示システム1が導入される店舗の販売エリア90が比較的広く、販売エリア90内に配置される電子棚札5の個数が多くなる場合、この構成では各電子棚札5がESLサーバ10からのデータを受信する頻度が非常に多くなるため、電子棚札5の電池消耗が激しくなる。そこで、このような場合には、販売エリア90を「サブセル」と呼ばれる区分に分割し、ESLサーバ10が、送信すべきデータを、所定のサブセル(具体的には、当該データに含まれる装置コードを有する電子棚札5が配置されているサブセル)に配置された通信装置4に対してのみ送信する構成とすることができる(以下、このようなデータ配信態様を「サブセル配信」という)。サブセル配信の場合、ESLサーバ10から送信されたデータは、送信先となったサブセルに配置された複数の電子棚札5だけにより受信され、他のサブセルに配置された電子棚札5には受信されない。したがって、各電子棚札5がESLサーバ10からデータを受信する頻度が少なくなり、電子棚札5の電池消耗が抑えられる。なお、サブセル配信を採用する場合、どの電子棚札5がどのサブセルに配置されているかを特定するための情報をESLサーバ10に保持させておく必要がある。
〈電子棚札〉
電子棚札5の構成について図6を参照しながら説明する。図6は電子棚札5の構成を示す図である。電子棚札5の前面には、商品情報を表示するディスプレイ51と、情報配信装置40との通信を担う通信部54とが配置されている。また、電子棚札5の裏面には、自装置の装置コードを示す文字列とバーコードが印刷されたラベルが貼付されている。
通信部54は、赤外線信号を出力する発光部52と、通信装置4からの赤外線信号及びリモコン160からの赤外線信号を受信し、それを電気信号に変換して後述の制御部57に出力する受光部53とを備えている。データを送信する送信部として機能する発光部52は例えばLEDで構成されており、データを受信する受信部として機能する受光部53は、例えばフォトダイオード及びアンプで構成されている。
ディスプレイ51は、ドットマトリクス方式の不揮発性表示部であって、電子ペーパーで構成されている。ディスプレイ51は、ドットマトリクス方式の表示部であるため、商品6の売価などを示す数値のみならず、文字、記号、図形などを表示することができる。また、ディスプレイ51は電子ペーパーにより構成されるため、表示内容の変更(表示更新)にのみ駆動電力を必要とし、表示内容の保持には駆動電力を与える必要がない。
また、本実施の形態に係るディスプレイ51は、複数の表示画面を切り換えて表示することが可能である。例えば、ディスプレイ51は、商品の売価など、商品を購入する顧客が利用する情報が主に表示される表示画面(表画面)と、商品の販売数など、店舗の店員が利用する情報(販売数、発注数、特売期間などの商品情報や、自身に割り当てられた装置コード等)が表示される表示画面(裏画面)とを切り換えて表示することができる。
表画面には、例えば図6に示されるように、自装置が対応付けられた商品の売価51aとともに、その商品を特定可能な情報である商品名51b及び商品コード51d(具体的には、商品コードを示すバーコード)が表示される。ディスプレイ51に商品特定情報が表示されずに売価51aのみが表示される場合には、電子棚札5がいずれの商品に対応付けられているかの把握は困難であるが、このような商品特定情報の表示により、電子棚札5と商品とが視覚的に対応付けられる。また、自装置が対応付けられた商品6の商品コードを数字で表す文字列51cと、当該商品コードを示すバーコード51dとが、当該バーコード51dが延びる方向に並んで表示されてもよい。
電子棚札5の内部には、当該電子棚札5の電源を供給する小型の電池56と、当該電子棚札5の動作を統括的に制御する制御部57とが設けられている。制御部57は、CPUやメモリなどで構成されている。このメモリには各種のデータ(ディスプレイ51に表示する画像データ、自装置の装置コード、等)が記憶される。
また、制御部57は、ディスプレイ51の表示を制御する表示制御部として機能する。例えば、制御部57は、新たな売価表示画像データがメモリに格納されると、当該売価表示画像データを読み出して、これをディスプレイ51に表示させる。これにより、ディスプレイ51に商品6の新たな売価が表示されることになる。すなわち、商品6の売価が更新されることになる。また例えば、制御部57は、リモコン160からの赤外線信号を受信した場合に、ディスプレイ51の表示を表画面から裏画面に(あるいは、裏画面から表画面に)切り換える。
〈リモコン〉
リモコン160は、電子棚札5の表示画面を切り換えるための信号を発信する遠隔操作機器である。リモコン160は、赤外線信号を出力する発光部と、発光部を制御する制御部と、赤外線信号の送信指示を受け付ける操作ボタンとを備えている(いずれも図示省略)。操作ボタンが押下されると、制御部は発光部を制御して、当該発光部から所定の赤外線信号を出力させる。電子棚札5の側では、リモコン160からの赤外線信号を受信すると、上述したとおり、制御部57がディスプレイ51の表示を切り換える。すなわち、受光部53にリモコン160からの赤外線信号が入力されると、受光部53は当該赤外線信号を電気信号に変換して制御部57に入力する。ディスプレイ51に表画面が表示されている状態でこの赤外線信号が入力された場合、制御部57は、ディスプレイ51の表示を表画面から裏画面に変更する。また、ディスプレイ51に裏画面が表示されている状態でこの赤外線信号が入力された場合、制御部57は、ディスプレイ51の表示を裏画面から表画面に変更する。
〈2−4−2.電子棚札システムの基本動作〉
次に、電子棚札5に売価が表示されるまでの電子棚札システム1の動作について、図2を参照しながら説明する。本電子棚札システム1において、情報配信装置40から電子棚札5への売価の配信は、システム起動時、及び電子棚札5に表示させる売価を更新する際などに行われる。ここで売価を更新する際とは、商品マスタ301の通常価格が変更されたときや、特売の実施にあたって売価を通常価格から特売価格に変更するときなどが該当する。システム起動時には、店舗内の全ての商品6に関して売価の配信がなされる。一方、売価を更新する際には、対象となる商品6のみに関して売価の配信がなされる。これにより、電子棚札5に表示される売価と、レジスタ32による精算時の売価とが常時に一致されることになる。以下では、一の商品6に関しての売価の配信に係る動作について説明する。以下の説明において、売価の配信の対象となる商品6を「対象商品6」という。
まず、情報配信装置40のESLサーバ10が、対象商品6に対応する電子棚札5の装置コードと、当該電子棚札5に表示させる画像データ(売価表示画像データ)とを含むデータ(これを「売価配信データ」という)を生成する。具体的には、まず、リンクテーブル103を参照して、対象商品6とリンク付けされている装置コードを取得する。また、商品ファイル101のうちの対象商品6に係るレコード112を参照して、通常価格及び特売価格のうちの配信すべき売価や商品名等を取得し、取得された売価や商品名等の各種情報を表示した画像を生成して、売価表示画像データとして取得する。そして、取得された装置コードと生成された売価表示画像データとを含めた1個のデータを生成し、これを売価配信データとして取得する。売価配信データに含まれる売価表示画像データが電子棚札5のディスプレイ51に表示されることによって、電子棚札5に対応する商品の売価等が表示されることになる(図6参照)。
売価配信データが生成されると、ESLサーバ10は、生成された売価配信データを電気的な信号としてベースステーション41を通じて販売エリア90内の天井に配置された複数の通信装置4に送信する。各通信装置4は、ESLサーバ10から送信された売価配信データを受信すると、これを赤外線信号の形で出力する。各通信装置4から出力された赤外線信号は、販売エリア90内に配置された複数の電子棚札5のそれぞれにおいて受信されることになる。なお、上述したサブセル配信が採用されている場合、ESLサーバ10は、生成された売価配信データを一のサブセル(具体的には、対象商品6に係る電子棚札5が配置されているサブセル)内に配置された通信装置4にのみ送信する。この場合、販売エリア90内に配置された複数の電子棚札5のうち、当該サブセルに配置された電子棚札5のみが当該売価配信データを受信することになる。
電子棚札5の通信部54において通信装置4から出力された赤外線信号が受信されると、通信部54は、受信した赤外線信号を電気信号に変換して制御部57に入力する。制御部57は、入力された電気信号から売価配信データに含まれていたデータ(装置コードおよび売価表示画像データ)を取得する。
次に、制御部57は、取得された装置コードが、制御部57のメモリ内に予め記憶された自装置の装置コードと一致するか否かを判定する。取得された装置コードが自装置のものと一致しない場合、制御部57は、受信した売価配信データは他の電子棚札5のための情報であると判断し、処理を終了する。一方、取得した装置コードが自装置のものと一致した場合、制御部57は、受信した売価配信データは自装置のための情報であると判断し、売価配信データを正常に受け取った旨を示す情報を含む赤外線信号(ACK信号)を発光部52に出力させる。そして、得られた売価表示画像データをディスプレイ51に表示させる。これによって、当該電子棚札5のディスプレイ51に新たな売価が表示される。すなわち、対象商品6の売価表示が更新される。
なお、電子棚札5から送信されたACK信号は通信装置4で受信され、当該ACK信号に含まれる情報がESLサーバ10に伝達される。ESLサーバ10は、電子棚札5からのACK信号を受信した場合は、送信した売価配信データが電子棚札5で正常に受信されたと判断して、当該売価配信データの送信処理を終了する。一方、電子棚札5からのACK信号を受信しない場合は、当該売価配信データが電子棚札5で正常に受信されなかったと判断し、電子棚札5からのACK信号を受信するまで当該売価配信データを繰り返し送信する処理を行う(リカバリー通信)。これにより、電子棚札5の表示を確実に更新でき、システムの信頼性を大幅に向上できる。
なお、上述したサブセル配信が採用されている場合、ESLサーバ10は、電子棚札5からのACK信号を受信しない場合は、電子棚札5からのACK信号を受信するまで全サブセルに対して順番に当該売価配信データを繰り返して送信し続ける(ローミング探索)ことにより、リカバリー通信を行う。すなわち、ESLサーバ10は、第1のサブセルに対して売価配信データを送信した結果、当該第1のサブセルに配置された電子棚札5のいずれからもACK信号を受信しない場合、今度は、例えば第1のサブセルに隣接する第2のサブセルに対して当該売価配信データを送信する。その結果、この第2のサブセルに配置された電子棚札5のいずれからもACK信号を受信しない場合、さらに第2のサブセルに隣接する第3のサブセルに対して当該売価配信データを送信する。販売エリア90内に規定された全てのサブセルに対して一通り売価配信データを送信しても、やはりACK信号が受信できない場合、ESLサーバ10は、もう一度、第1のサブセルから順番に売価配信データの送信を行う。リカバリー通信においてこのローミング探索を行うことによって、例えば商品6の配置換えのために、電子棚札5が別のサブセルに移動されていた場合であっても、当該電子棚札5を探し当てて当該売価配信データを送信することが可能となり、電子棚札5の表示を確実に更新できる。
以上の動作によって、情報配信装置40から電子棚札5へ売価の配信がなされることになる。
〈3.自動アンリンク〉
上述したとおり、電子棚札システム1においては、リンクテーブル103により商品6と電子棚札5とが1対1の関係でリンク付けされており、電子棚札5は自装置に対応付けられた商品6の売価をそのディスプレイ51に表示するようになっている。ESLサーバ10は、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のうち、所定時間以上通信が確立しない電子棚札5がある場合に、当該電子棚札5と商品6とのリンク付けを自動で解除する機能(自動アンリンク機能)を備えている。一方、電子棚札5は、ESLサーバ10との通信が所定時間以上確立しない場合に、ディスプレイ51を商品6の売価を表示する画面から所定の報知画面に変更する機能(自動表示変更機能)を備えている。ただし、自動表示変更機能は、ESLサーバ10の自動アンリンク機能に付随する機能である。
〈3−1.機能構成〉
〈3−1a.自動アンリンク機能に関する構成〉
自動アンリンク機能に関する構成について、図7を参照しながら説明する。図7は、当該機能に関する構成を示すブロック図である。ESLサーバ10は、自動アンリンク機能に関する構成として、最終通信時刻管理部71と、確認信号送信処理部72と、アンリンク処理部73とを備える。これら各部は、ESLサーバ10のハードディスク14に予め記憶された動作プログラムに従ってCPU11が演算処理を行うことにより実現されてもよいし、専用のハードウェアによって実現されてもよい。また、ESLサーバ10は、上述したとおり、ハードディスク14に、最終通信時刻テーブル104、リンクテーブル103等を格納している。
最終通信時刻テーブル104について、図8を参照しながら説明する。図8は、最終通信時刻テーブル104の構成例を示す図である。最終通信時刻テーブル104は、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のそれぞれについて、各電子棚札5との通信が最後に確立したとESLサーバ10側で検知された時刻(以下「サーバ側最終通信時刻」という)を格納するテーブルである。最終通信時刻テーブル104においては、電子棚札5の装置コードと当該電子棚札5のサーバ側最終通信時刻とが対応付けて格納されている。
再び図7を参照する。最終通信時刻管理部71は、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札のそれぞれについてのサーバ側最終通信時刻を管理する。具体的には、最終通信時刻管理部71は、いずれかの電子棚札5との通信が確立した場合に、当該通信が確立した時刻を、当該電子棚札5の装置コードと対応づけて最終通信時刻テーブル104に格納する。ただし、最終通信時刻管理部71は、電子棚札5からのACK信号(具体的には、ESLサーバ10から送信された各種のデータ(上述した売価配信データや、後述する確認信号等)を受信した電子棚札5が、当該データの受信に応じて返信したACK信号)が受信された場合に、当該電子棚札5との通信が確立したとみなす。つまり、最終通信時刻管理部71は、電子棚札5からのACK信号が受信された場合に、当該ACK信号を受信した時刻を、当該電子棚札5のサーバ側最終通信時刻として最終通信時刻テーブル104に格納する。
確認信号送信処理部72は、最終通信時刻テーブル104を参照し、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が予め定められた所定の値(以下、「第2設定値T2」という)を超える電子棚札5が発生した場合に、当該電子棚札5に対して確認信号を送信する。確認信号は、電子棚札5との間で通信が確立するか否かを確かめるための信号であり、その内容はどのようなものであってもよい。例えば、送信対象となる電子棚札5の装置コードと簡単なコマンドを含む信号(例えば、Ping信号)とすることができる。経過時間のカウントはタイマ721により行う。
なお、第2設定値T2の値は店舗スタッフが任意に設定できるものとする。ただし、第2設定値T2の値は、後述する第1設定値T1よりも小さい値に設定する。また、売価配信データの平均的な配信間隔よりも大きい値に設定することが好ましい。このような値に設定しておけば、通常の間隔で売価配信データの配信がなされている場合には確認信号が送信されないので、確認信号が不必要に送信されることを回避することができる。一般的な商品6の場合、少なくとも1日に1回は売価配信データの配信がなされることが多いので、好ましい第2設定値T2の値は、例えば、48時間程度である。
アンリンク処理部73は、最終通信時刻テーブル104を参照し、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が予め定められた所定の値(以下、「第1設定値T1」という)を超える電子棚札5が発生した場合に、当該電子棚札5と商品6との対応付けを解除(アンリンク)する。電子棚札5と商品6との対応付けの解除は、具体的には、当該電子棚札5に係る装置コードと商品6との対応関係をリンクテーブル103から削除することにより行われる。経過時間のカウントはタイマ731により行う。
なお、第1設定値T1の値は店舗スタッフが任意に設定できるものとする。ただし、第1設定値T1の値は、上述した第2設定値T2よりも大きい値に設定する。また、電子棚札5が一時的にバックヤードに引き上げられ、再び店舗内に戻される、という措置がとられる場合(例えば、商品戦略上の理由により、特定の商品6を一時的にバックヤードに引き上げる場合にこのような状況が発生する)に、電子棚札5がバックヤードに引き上げられている平均的な期間よりも大きい値に設定することが好ましい。このような値に設定しておけば、上記のような理由で一時的にバックヤードに引き上げられていたために通信確立できなかった電子棚札5が再び店舗内に戻されたときに、当該電子棚札5はまだアンリンクされていない状態となっている。したがって、改めてリンク付けしなくとも、そのまま使用続行することが可能となる。上記のような理由で電子棚札5がバックヤードに引き上げられる期間は数日程度である場合が多いので、好ましい第1設定値T1の値は、例えば1週間程度である。
〈3−1b.自動表示変更機能に関する構成〉
自動表示変更機能に関する構成について、図9を参照しながら説明する。図9は、当該機能に関する構成を示すブロック図である。電子棚札5は、自動表示変更機能に関する構成として、最終通信時刻メモリ81と、最終通信時刻管理部82と、画像メモリ83と、表示制御部84とを備える。これら各部は、制御部57のCPUにて実現される。
最終通信時刻メモリ81には、ESLサーバ10との通信が最後に確立したと電子棚札5側で検知された時刻(以下「電子棚札側最終通信時刻」という)が記憶される。
最終通信時刻管理部82は、電子棚札側最終通信時刻を管理する。具体的には、最終通信時刻管理部82は、ESLサーバ10との通信が確立した場合に、当該通信が確立した時刻を、電子棚札側最終通信時刻として最終通信時刻メモリ81に格納する。ただし、最終通信時刻管理部82は、通信部54からACK信号を送信した場合(具体的には、ESLサーバ10からの各種のデータ(上述した売価配信データや、確認信号等)を受信し、当該データの受信に応じてESLサーバ10にACK信号を返信した場合)に、ESLサーバ10との通信が確立したとみなす。つまり、最終通信時刻管理部82は、ESLサーバ10に対してACK信号を送信した場合に、当該ACK信号を送信した時刻を、電子棚札側最終通信時刻として最終通信時刻メモリ81に格納する。
なお、上述したとおり、ESLサーバ10は、電子棚札5からのACK信号を受信した場合に、当該ACK信号を受信した時刻を、当該電子棚札5のサーバ側最終通信時刻として最終通信時刻テーブル104に格納する。ACK信号が電子棚札5から送信されてからESLサーバ10にて受信されるまでに要する時間は、第1設定値T1や第2設定値T2に比べて無視できる程度に短いので、ここでは、ACK信号が電子棚札5から送信された時刻と、当該信号がESLサーバ10にて受信された時刻とは同時刻とみなすことができる。つまり、最終通信時刻テーブル104に格納されている各電子棚札5についてのサーバ側最終通信時刻と、各電子棚札5の最終通信時刻メモリ81に格納されている電子棚札側最終通信時刻とは、同じ値とみなすことができる。
画像メモリ83には、ディスプレイ51に表示すべき各種の画像データが格納される。具体的には、ESLサーバ10より受信された売価表示画像データの他、電子棚札5の各種状態やエラーの発生等を店舗スタッフに報知する報知画面用の画像データが格納される。なお、報知画面は、電子棚札5の各種状態や電子棚札5にて発生しているエラー等を説明するメッセージを表示するものであってもよいし、これらを示唆する記号や番号を表示するものであってもよい。またブランクの画面であってもよい。この実施の形態おいては、特に、電子棚札5がESLサーバ10の自動アンリンク機能によりアンリンクされたと推定される旨を報知する画面(以下「アンリンク報知画面F」という)用の画像データが画像メモリ83に格納されている。図10には、アンリンク報知画面Fの構成例が示されている。図10に示されるように、アンリンク報知画面Fは、所定のメッセージ(例えば「自動アンリンク機能によりアンリンクされました」、とのメッセージ)が表示される画面により構成することができる。
表示制御部84は、ディスプレイ51の表示に関する各種処理を行う。具体的には、表示制御部84は、画像メモリ83に新たな売価表示画像データが格納された場合に、当該売価表示画像データをディスプレイ51に表示させる。これにより、ディスプレイ51に表示される売価が更新されることになる。また、表示制御部84は、所定の状況が発生した場合に、画像メモリ83に格納された報知画面用の画像データのうち、当該状況に応じたものを選択してディスプレイ51に表示させる。これにより、ディスプレイ51に所定の報知画面が表示されることになる。特に、表示制御部84は、最終通信時刻メモリ81に格納された電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えた場合に、ディスプレイ51にアンリンク報知画面を表示させる。経過時間のカウントはタイマ841により行う。
〈3−2.処理の流れ〉
〈3−2a.自動アンリンクに関する処理の流れ〉
ESLサーバ10において行われる自動アンリンク処理の流れを説明する。ESLサーバ10においては、以下に説明する3つの処理(最終通信時刻テーブル更新処理、確認信号送信処理、アンリンク処理)が並行して行われる。
〈最終通信時刻テーブル更新処理〉
最終通信時刻テーブル更新処理について、図11を参照しながら説明する。図11は、当該処理の流れを示す図である。データ通信部17が、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のいずれかからACK信号を受信すると(ステップS11でYES)、最終通信時刻管理部71が最終通信時刻テーブル104を更新する(ステップS12)。具体的には、当該ACK信号を受信した時刻を、当該ACK信号を送信してきた電子棚札5のサーバ側最終通信時刻として最終通信時刻テーブル104に格納する。最終通信時刻管理部71は、この一連の処理を繰り返し行い続ける。
〈確認信号送信処理〉
確認信号送信処理について、図12を参照しながら説明する。図12は、当該処理の流れを示す図である。確認信号送信処理部72は、最終通信時刻テーブル104を参照して、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第2設定値T2を超える電子棚札5が発生したか否かを監視している(ステップS21)。ここで、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第2設定値T2を超える電子棚札5が発生したと判断した場合、確認信号送信処理部72は、当該電子棚札5を通信が確立するか否かの確認が必要な電子棚札(以下「確認対象電子棚札」という)であると判断し、当該電子棚札5に対して確認信号を送信する(ステップS22)。確認信号送信処理部72は、この一連の処理を繰り返し行い続ける。
ところで、ステップS22で送信された確認信号に応じて電子棚札5から返信されたACK信号がデータ通信部17で受信されないと、当該電子棚札5のサーバ側最終通信時刻は更新されない(図11参照)。したがって、この場合、次の繰り返し処理に係るステップS21の処理において当該電子棚札5は依然として確認対象電子棚札として検出され、ステップS22の処理において再び当該電子棚札5に対して確認信号が送信されることになる。つまり、確認信号送信処理部72は、ステップS22で送信された確認信号に応じて電子棚札5から返信されたACK信号がデータ通信部17で受信されるまで、当該電子棚札5に対して確認信号を繰り返し送信し続けることになる。なお、サブセル配信が採用されている場合、EESLサーバ10は、確認対象電子棚札からのACK信号を受信するまで全サブセルに対して順番に確認信号を繰り返して送信し続ける(ローミング探索)。
ステップS22で送信された確認信号に応じて電子棚札5から返信されたACK信号がデータ通信部17で受信されると、最終通信時刻管理部71が、当該電子棚札5のサーバ側最終通信時刻を更新する(図11参照)。サーバ側最終通信時刻が更新されると、次の繰り返し処理に係るステップS21の処理において当該電子棚札5はもはや確認対象電子棚札として検出されないので、当該電子棚札5に対する確認信号の送信は停止される。
〈アンリンク処理〉
アンリンク処理について、図13を参照しながら説明する。図13は、当該処理の流れを示す図である。アンリンク処理部73は、最終通信時刻テーブル104を参照して、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超える電子棚札5が発生したか否かを監視している(ステップS31)。ここで、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超える電子棚札5が発生したと判断した場合、アンリンク処理部73は、当該電子棚札5は通信不能になったとみなして、当該電子棚札5と商品6との対応付けを解除(アンリンク)する(ステップS32)。アンリンク処理部73は、この一連の処理を繰り返し行い続ける。
〈3−2b.自動表示変更に関する処理の流れ〉
電子棚札5において行われる自動表示変更処理の流れを説明する。電子棚札5においては、以下に説明する2つの処理(最終通信時刻更新処理、報知画面表示処理)が並行して行われる。
〈最終通信時刻更新処理〉
最終通信時刻更新処理について、図14を参照しながら説明する。図14は、当該処理の流れを示す図である。通信部54からESLサーバ10に対してACK信号を送信すると(ステップS41でYES)、最終通信時刻管理部82が、当該ACK信号を送信した時刻を、電子棚札側最終通信時刻として最終通信時刻メモリ81に格納する(ステップS42)。最終通信時刻管理部82は、この一連の処理を繰り返し行い続ける。
〈報知画面表示処理〉
報知画面表示処理について、図15を参照しながら説明する。図15は、当該処理の流れを示す図である。表示制御部84は、最終通信時刻メモリ81を参照して、電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えたか否かを監視している(ステップS51)。ここで、電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えたと判断した場合、表示制御部84は、ESLサーバ10において自装置と商品6とがアンリンクされたと推定して、ディスプレイ51にアンリンク報知画面Fを表示させる(ステップS52)。
〈3−3.全体の処理の流れ〉
電子棚札システム1において行われる処理の流れを、図16〜図18を参照しながら具体例に沿って説明する。
〈通常の場合〉
図16を参照する。ある時刻に、ESLサーバ10からある電子棚札5(以下「対象電子棚札5」という)に対して売価配信データの送信が行われたとする(ステップS101)。売価配信データが対象電子棚札5にて正常に受信されると、対象電子棚札5からACK信号が返信される(ステップS102)。
対象電子棚札5は、ESLサーバ10にACK信号を送信すると、当該ACK信号を送信した時刻を電子棚札側最終通信時刻として最終通信時刻メモリ81に格納する(ステップS103a)。一方、ESLサーバ10は、対象電子棚札5からのACK信号を受信すると、当該ACK信号を受信した時刻を対象電子棚札5のサーバ側最終通信時刻として最終通信時刻テーブル104に格納する(ステップS103b)。
ESLサーバ10からの売価配信データの送信は、例えば、対象電子棚札5と対応付けられた商品6の売価が変更された場合に行われ、その度に、上記の一連の処理が行われることになる。
ところで、商品6の種類によっては、売価が滅多に変更されないものもある。このような商品6と対応付けられた電子棚札5に対しては、滅多に売価配信データが行われず、売価配信データの送信間隔が長くなってしまうことがある。いま、対象電子棚札5に対して最後の売価配信データの送信がなされて通信が確立してから(すなわち、サーバ側、電子棚札側の各最終通信時刻が更新されてから)、次の売価配信データの送信機会がないまま第2設定値T2を経過した場合を考える。
対象電子棚札5のサーバ側最終通信時刻からの経過時間が第2設定値T2を超えた場合、ESLサーバ10は、対象電子棚札5に対して確認信号を送信する(ステップS104)。確認信号が対象電子棚札5にて正常に受信されると、対象電子棚札5からACK信号が返信される(ステップS105)。
対象電子棚札5は、ESLサーバ10にACK信号を送信すると、当該ACK信号を送信した時刻を電子棚札側最終通信時刻として最終通信時刻メモリ81に格納する(ステップS106a)。一方、ESLサーバ10は、対象電子棚札5からのACK信号を受信すると、当該ACK信号を受信した時刻を対象電子棚札5のサーバ側最終通信時刻として最終通信時刻テーブル104に格納する(ステップS106b)。
対象電子棚札5に対して最後の確認信号の送信がなされて通信が確立してから(すなわち、サーバ側、電子棚札側の各最終通信時刻が更新されてから)、次の売価配信データの送信機会がないまま第2設定値T2を経過した場合、ESLサーバ10は、再び対象電子棚札5に対して確認信号を送信する。つまり、ESLサーバ10からの確認信号の送信は、売価配信データの送信による通信の確立もしくは確認信号による通信の確立が最後になされた時点から第2設定値T2が経過した時点で行われる。
〈対象電子棚札が不在の場合〉
ところで、店舗においては、販売戦略上の理由等により、特定の商品6を一時的に販売エリア90からバックヤードに引き上げる措置をとる場合がある。この場合、商品6と一緒に電子棚札5もバックヤードに引き上げられることになる。いま、対象電子棚札5が、一時的にバックヤードに引き上げられた場合について、図17および図18を参照しながら説明する。
上述した通り、対象電子棚札5について、売価配信データの送信による通信の確立もしくは確認信号による通信の確立が最後になされた時点から第2設定値T2が経過すると、ESLサーバ10から確認信号が送信される(ステップS204)。ところが、バックヤードにはESLサーバ10からのデータは届かないので、対象電子棚札5は、ESLサーバ10から送信された確認信号を受信することができない。したがって、対象電子棚札5からACK信号が返信されない。
ステップS204で送信された確認信号に応じて対象電子棚札5から返信されたACK信号がデータ通信部17で受信されない限り、対象電子棚札5のサーバ側最終通信時刻は更新されない。したがって、確認信号送信処理部72は、対象電子棚札5からのACK信号を受信するまで、対象電子棚札5に対して確認信号を繰り返し送信し続ける。
ここで、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えるまでに、対象電子棚札5がバックヤードから販売エリア90内に戻された場合(図17)、その時点で、対象電子棚札5は確認信号を受信し、これに応じてACK信号を返信する(ステップS205)。
対象電子棚札5は、ESLサーバ10にACK信号を送信すると、当該ACK信号を送信した時刻を電子棚札側最終通信時刻として最終通信時刻メモリ81に格納する(ステップS206a)。一方、ESLサーバ10は、対象電子棚札5からのACK信号を受信すると、当該ACK信号を受信した時刻を対象電子棚札5のサーバ側最終通信時刻として最終通信時刻テーブル104に格納する(ステップS206b)。対象電子棚札5のサーバ側最終通信時刻が更新されると、対象電子棚札5に対する確認信号の繰り返し送信は停止される。
一方、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えるまでに、対象電子棚札5がバックヤードから店舗内に戻されない場合(図18)、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えた時点で、対象電子棚札5に対する確認信号の繰り返し送信は停止され、ESLサーバ10において、対象電子棚札5と商品6との対応付けが解除される(ステップS207b)。したがって、以後、対象電子棚札5に対するデータの送信は行われないことになる。一方、電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えた時点で、電子棚札5において、ディスプレイ51にアンリンク報知画面Fが表示される(ステップS207a)。したがって、ディスプレイ51には、商品6の売価に代えて、電子棚札5がESLサーバ10の自動アンリンク機能によりアンリンクされた旨を報知するメッセージが表示されることになる(図10参照)。
〈4.効果〉
上記の実施の形態によると、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値を超える電子棚札5が発生した場合、ESLサーバ10が、当該電子棚札5は通信不能になったとみなして当該電子棚札5と商品6との対応付けを解除(アンリンク)する。アンリンクされると、以後、ESLサーバ10から当該電子棚札5に対するデータの送信が行われることはないので、受取手のない通信信号が販売エリア90に送信され続けることが回避される。したがって、ESLサーバ10からの無駄な通信信号の送信によって、販売エリア90内に配置された他の電子棚札5の電力を無駄に消費するという事態を回避することができる。
また、受取手のない無駄な売価配信データの送信のために、他の売価配信データの配信タイミングが遅れ、結果として電子棚札5における売価表示の更新タイミングが遅れてしまう、といった事態も回避することができる。
また、通常のアンリンク処理は、電子棚札5の装置コードと商品6との対応関係をリンクテーブル103から削除するとともに、電子棚札5に対してアンリンクした旨を通知するアンリンク通信を行うことによって行われるが、上記の実施の形態においては、電子棚札5に係る装置コードと商品6との対応関係をリンクテーブル103から削除することのみにより行われ、アンリンク通信は行われない。サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値T1を超えている電子棚札5は、通信不可能な状態にある可能性が高く、このような電子棚札5に対するアンリンク通信は、結局、受取手のないデータ送信となる可能性が高いところ、上記の実施の形態においてはアンリンク通信が行われないので、受取手のないデータ送信が行われることが回避できる。
また、自動でアンリンクされた電子棚札5については、そのまま別の商品6とリンク付けすることができるので、店舗スタッフの作業効率に資することができる。
また、上記の実施の形態によると、ESLサーバ10が電子棚札5と商品6とをアンリンクした場合に、これと同時に、当該電子棚札5のディスプレイ51の表示が、売価を表示する画面からアンリンク報知画面に変更される。この構成によると、過去の売価が電子棚札に表示され続けることによって、客に誤情報を与えるといった事態の発生を防止することが可能となる。
特に、アンリンク報知画面に、ESLサーバ10において当該子棚札5と商品6とがアンリンクされた旨を報知するメッセージが表示される構成とすれば、当該電子棚札5が商品6とアンリンクされたものであるという事実を店舗スタッフに確実に知得させることが可能となる。
また、上記の実施の形態によると、サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第2設定値T2を超える電子棚札5が発生した場合、ESLサーバ10が当該電子棚札5に対して確認信号を送信して当該電子棚札5と通信が確立するか否かを確かめる。この構成によると、ESLサーバ10からの売価配信データの送信の機会がなかっただけで実際は通信可能である電子棚札5が、通信不能になった電子棚札と誤認されてアンリンクされてしまう、といった事態を回避することができる。
〈5.変形例〉
上記の実施の形態においては、ESLサーバ10は、電子棚札システム1が備える複数の電子棚札5のそれぞれのサーバ側最終通信時刻を格納する最終通信時刻テーブル104を備える構成としたが、最終通信時刻テーブル104に代えて、複数の電子棚札5のそれぞれのサーバ側最終通信時刻からの経過時間を格納するテーブルを備える構成としてもよい。また、電子棚札5においては、メモリに電子棚札側最終通信時刻を記憶する構成としたが、これに代えて、電子棚札側最終通信時刻からの経過時間を記憶する構成としてもよい。
1 電子棚札システム
5 電子棚札
10 ESLサーバ
71 最終通信時刻管理部
72 確認信号送信処理部
73 アンリンク処理部
81 最終通信時刻メモリ
82 最終通信時刻管理部
83 画像メモリ
84 表示制御部
104 最終通信時刻テーブル

Claims (4)

  1. それぞれが、複数の商品のいずれかと対応づけて配置され、対応する商品に係る商品情報をディスプレイに表示する複数の電子棚札と、前記商品情報を前記複数の電子棚札に送信するサーバと、を備える電子棚札システムであって、
    前記サーバが、
    前記複数の電子棚札のそれぞれについて、各電子棚札との通信が最後に確立したとサーバ側で検知された時刻であるサーバ側最終通信時刻を管理するサーバ側最終通信時刻管理手段と、
    前記サーバ側最終通信時刻からの経過時間が第1設定値を超える電子棚札が発生した場合に、当該電子棚札と商品との対応付けを解除する対応付け解除手段と、
    を備えることを特徴とする電子棚札システム。
  2. 請求項1に記載の電子棚札システムであって、
    前記複数の電子棚札のそれぞれが、
    前記サーバとの通信が最後に確立したと電子棚札側で検知された時刻である電子棚札側最終通信時刻を管理する電子棚札側最終通信時刻管理手段と、
    前記ディスプレイに、報知画面を表示させる表示制御手段と、
    を備え、
    前記表示制御手段が、
    前記電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が前記第1設定値を超えた場合に、前記サーバにおいて当該電子棚札と商品との対応付けが解除されたと推定して、その旨を報知するための報知画面を前記ディスプレイに表示させることを特徴とする電子棚札システム。
  3. 請求項2に記載の電子棚札システムであって、
    前記電子棚札側最終通信時刻からの経過時間が前記第1設定値を超えた場合に表示される報知画面が、
    前記サーバにおいて当該電子棚札と商品との対応付けが解除されたと推定される旨を報知するメッセージを表示した画面であることを特徴とする電子棚札システム。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の電子棚札システムであって、
    前記サーバが、
    前記サーバ側最終通信時刻からの経過時間が、前記第1設定値よりも小さい第2設定値を超える電子棚札が発生した場合に、当該電子棚札との間で通信が確立するか否かを確かめるための確認信号を送信する確認信号送信手段、
    を備え、
    前記サーバ側最終通信時刻管理手段が、
    前記電子棚札から前記確認信号に対するACK信号が得られた場合に、当該電子棚札との通信が確立したとして、前記サーバ側最終通信時刻を更新することを特徴とする電子棚札システム。
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