JP2000287798A - 棚札表示変更システム - Google Patents
棚札表示変更システムInfo
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Abstract
子棚札)とを関連付けるターゲットリンク等の作業の作
業性を向上させる。 【解決手段】 ESLシステムは、売場93,94及び
その売場93,94の外側に配置されるバックルーム9
8を有する店舗90に設置される。このシステムは、複
数のESL、複数のトランシーバー13、ESLサーバ
ー11を備える。ESLは、売場93,94において各
商品の近傍に配置され、商品に関する情報を表示する。
トランシーバー13は、店舗90内に配備され、ESL
に対して無線送信を行う。トランシーバー13の1つ
は、バックルーム98において、ESLサーバー11の
近傍に配備される。ESLサーバー11は、バックルー
ム98に配置される。このESLサーバー11は、各商
品に関する情報を取り込み、トランシーバー13を介し
てESLに対して商品に関する情報を送信する。
Description
交信機を介して棚札表示器に商品に関する情報を送信す
ることによって、各商品の近傍において棚札表示器によ
り各商品の売価等の情報を表示させる棚札表示変更シス
テムに関する。
ンスストアなどの店舗においては、いわゆるPOS(P
oint Of Sales)システムが広く普及して
いる。このPOSシステムは、主として複数のPOSタ
ーミナル(レジスタ)とバックルームに置かれるストア
コントローラとから構成されもので、商品を販売する際
のPOSターミナルにおける入力操作に基づいてストア
コントローラが販売商品のデータの表示や集計などを行
うシステムである。また、店舗システム全体の中央制御
装置であるストアコントローラの代わりに、POSシス
テム専用のPOSサーバーがPOSターミナルを管理す
る場合もある。
けられた商品コード(バーコード)を使用することによ
って商品管理をおこなっているため、商品コードと価格
等の商品に関する情報とをリンクさせることができ、個
々の商品に値札を付ける必要がない。このため、POS
システムを採用している店舗においては、商品が陳列さ
れている棚に商品の価格などを記載した棚札を配置する
ことによって、顧客に対して商品の価格等を示すように
している。
ESLシステム(ElectricShelf Lab
el System;電子棚札システム)を採用する店
舗も現れている。このESLシステムでは、売場に設置
したトランシーバーと各商品に付けられるESL(電子
棚札)とが無線で交信し、トランシーバーにつながった
ESLサーバーを介して各ESLがPOSサーバーやス
トアコントローラ、その上位にある本部コンピュータ
(複数の店舗をとりまとめるチェーン本部のコンピュー
タ)と連動する。ここでは、ESLサーバーが、ストア
コントローラにある商品マスタやPOSサーバーが持つ
実売価のデータから各商品に関する情報を得て、これを
ESLに送信してESLに商品の売価等を表示させる。
したがって、このESLシステムを使えば、POSター
ミナルでの実際の販売金額(以下、実売価という。)と
各商品のESLの表示金額(以下、表示売価という。)
とを自動的に一致させることができる。これにより、紙
の棚札を特売等のときに付け替える手間が解消されると
ともに、棚札の付け替えミスや実売価変更と棚札の付け
替えとの時間差により実売価と棚札の表示売価とが一致
しない状態が発生して顧客の信用を損なうといった不具
合を最小限に留めることができる。
(データ)の集合であり、各商品に対して、商品コー
ド、商品名、通常売価、特売売価等のデータを有してい
るものである。
では、各ESLがそれぞれ決められた所定の商品の情報
を表示することになるため、事前に各ESLがどの商品
を受け持つかを決める作業が必要となる。この作業は
「ターゲットリンク」と呼ばれる。ターゲットリンクで
は、商品に与えられる固有のコード(商品コード)と、
各ESLが自身を表すために有しているESL固有のコ
ード(ESLコード)とを関連付けさせる。具体的に
は、ESLの裏面などに印字あるいは貼付されているE
SLコードを持ったバーコードをスキャナーで読み取
り、一方でESLに貼付される商品コードを含んだバー
コードをスキャナーで読み取って、ESLサーバー内で
商品コードを含んだ商品情報にESLコードを加えた商
品情報ファイルを作成する。これによって、ESLコー
ドが商品コードに関連付けられる(リンクする)。
すると、正常に作業が完了したか否かを確かめるための
チェック作業が行われる。このチェック作業では、実際
にESLサーバーからターゲットリンクを行ったESL
に送信が行われ、リンクさせた商品コードに対応した商
品情報(売価等)がそのESLに表示されるかについて
確認が行われる。
うように配置されているバックルームの一画に設置され
るのに対して、トランシーバーは売場内のESLとの無
線交信が可能となるように売場の天井や壁に設置され
る。したがって、ESLサーバーが設置されているバッ
クルームはトランシーバーの無線交信可能なエリアに入
っておらず、上記のターゲットリンクのチェック作業を
行う際にはチェックするESLを売場に持ち出す必要が
ある。しかしながら、ターゲットリンクを行ったESL
をいちいち売場に持ち出してチェック作業を行っていた
のでは、チェック作業の時間が長くなり、作業効率も良
くない。
いても、あるいはESLと商品とのリンクを解除するア
ンリンク作業を行うときにおいても、同様に売場にES
Lを持ち出して確認作業を行わなければならず、作業効
率が良いとは言えない。本発明の課題は、ESLシステ
ム(棚札表示変更システム)において、商品とESL
(棚札表示器)とを関連付けるターゲットリンク等の作
業の作業性を向上させることにある。
変更システムは、店舗(店舗は、商品の売場と、その売
場の外側に配置されるバックルームとを有する)に設置
されるシステムであって、複数の棚札表示器と、複数の
無線交信機と、サーバーとを備えている。棚札表示器
は、店舗の売場において各商品の近傍に配置され、それ
ぞれ商品に関する情報を表示する。無線交信機は、店舗
内に配備されるもので、棚札表示器に対して無線送信が
可能である。これらの無線交信機のうち少なくとも1つ
は、店舗のバックルームにおいて、サーバーの近傍に配
備される。サーバーは、店舗のバックルームに配置され
る。このサーバーは、各商品に関する情報を取り込み、
無線交信機を介して棚札表示器に対して商品に関する情
報を送信する。
各商品に関する情報を棚札表示器に無線送信するため、
各商品に関する情報が変更された場合に自動的に各商品
の近傍に配置されている棚札表示器の表示を変更するこ
とができる。このため、客に示される商品に関する情報
(価格等の情報)の伝達が、従来の紙の棚札による伝達
に較べて確実性の高いものとなる。
に配置されるサーバーの近くに、少なくとも1つ無線交
信機を配備している。すなわち、商品の売場ではないバ
ックルームにも無線交信機を配備している。言い換えれ
ば、棚札表示器が売場ではなくバックルームのサーバー
の近くにあるときにも、その棚札表示器はサーバー近傍
に配備される無線交信機の送信エリア内に入ることにな
る。このため、棚札表示器に対する事前の商品に関する
情報との関連付け作業や棚札表示器のメンテナンス作業
等の確認作業を行う際に、棚札表示器を売場に持ち出さ
なくても、バックルームにあるサーバーの近傍で、棚札
表示器の表示を確認することができる。これにより、確
認作業を含めた棚札表示器と商品との関連付け作業やメ
ンテナンス作業等の作業性が向上し、売場に持ち出して
確認を行う場合に較べて作業時間も短縮される。
近傍に配置する無線交信機が売場外に配置されているこ
とを特徴とし、売場外に配置されるバックルームの呼称
にかかわらず、またバックルームが売場と同一階にある
か否かにかかわらず、サーバー及びサーバーの近傍に配
置する無線交信機が売場の外側に配置されていればよ
い。
請求項1に記載のシステムであって、無線交信機は、棚
札表示器からの無線送信を受信することも可能である。
また、サーバーは、棚札表示器からの無線送信を無線交
信機を介して受け取る。この請求項2のシステムでは、
棚札表示器からの送信をサーバーが受け取ることが可能
であるため、棚札表示器の表示内容が正常であるか否か
をサーバーがチェックすることが可能となり、システム
の管理者や取扱者がサーバーから棚札表示器の表示エラ
ー等の情報を得ることが可能となる。
請求項1又は2に記載のシステムであって、サーバー
は、CPU及び表示画面を有している。また、サーバー
は、各商品と棚札表示器とを関連付けする機能を備えて
いる。この請求項3のシステムでは、サーバーがCPU
を有しており、各商品と棚札表示器とを関連付けさせる
ことができる。そして、サーバーが表示画面を有してい
るため、各商品と棚札表示器との関連付け作業におい
て、作業者は棚札表示器を手元に置いてサーバーの表示
画面に向かって作業を行い、その確認作業をその場で行
うことができる。これは、前述のように、サーバー近傍
で作業する作業者が持つ棚札表示器が、サーバーの近傍
に配備された無線交信機の送信エリア内に入っているか
らである。したがって、作業者は、サーバーの表示画面
及び棚札表示器の表示を参照しながら、売場に出ること
なく、各商品と棚札表示器との関連付け作業及びその確
認作業をサーバーの近くで行うことができる。
請求項3に記載のシステムであって、棚札表示器には、
第1及び第2バーコードが付される。第1バーコード
は、商品に与えられる商品コードを有している。第2バ
ーコードは、その棚札表示器に固有の棚札表示器コード
を有している。また、サーバーは、第1及び第2バーコ
ードを読み取るスキャナーを有しており、スキャナーに
より読み取った商品コード及び棚札表示器コードを互い
に関連付ける。
札表示器との関連付け作業を行う際に、スキャナーで第
1及び第2バーコードを読み取ることによって容易に作
業を完了させることができる。また、その確認作業につ
いても、サーバーの近くで棚札表示器の表示を見て完了
させることができる。
システム(棚札表示変更システム)10及びこれを含む
店舗管理システムの一部を図1に示す。この店舗管理シ
ステムは、スーパーマーケット等の店舗において採用さ
れる商品管理や売上集計等の一連のデータ処理を行うシ
ステムである。
おける実際の実売価(販売価格)と各商品の売場におい
て価格表示を行う電子棚札(以下、ESLという。)に
表示される表示売価(表示価格)とを自動的に一致させ
るシステムの部分を示している。この店舗管理システム
は、店舗内に配備されたバックボーンLAN(イーサー
ネット)2に接続されるストアコントローラ3,POS
システム4,ESLシステム10等を有している。
ラ3は、ストアオートメーションサーバーとも呼ばれる
もので、店舗管理システム全体の中央制御装置としてバ
ックボーンLANに接続されている。このストアコント
ローラ3内には、各商品の商品名や商品価格、各商品に
与えられた自社コード(商品コード)等の商品情報から
成る商品マスタファイル3aが存在する。この商品マス
タファイル3aを基に、ストアコントローラ3は商品の
価格管理、在庫管理、発注入庫管理、売上管理等の店舗
内の各業務に関する管理を行う。店舗がスーパーマーケ
ットチェーンの一店舗であるときには、通常、チェーン
の本部から商品マスタファイル3aが通信によって各店
舗のストアコントローラ3に送られてくる。
主として、POSサーバー5と、POSターミナルであ
る複数台の電子キャッシュレジスタ(以下、ECR(E
lectric Cash Register)とい
う。)6とから構成されている。但し、システム構成に
よっては、POSサーバー5の機能をストアコントロー
ラ3に持たせてPOSサーバー5の設置を省略する場合
もある。
6の登録情報を集計する集計ファイルが備えられてお
り、これらのファイルを基に商品の売り上げ情報等を管
理してストアコントローラ3に送る。実際に買い物客が
商品の代金を支払うレジ(図2のレジ95参照)に配備
されている複数台のECR6は、このPOSサーバー5
に接続されている。ECR6は、自社コード(バーコー
ド)を読取るスキャナーを備えており、そのスキャナー
で商品に付された自社コードを読取り、その自社コード
に関する情報を表示する。ECR6は、部門別の登録や
表示器への表示、またプリンタによる印字出力を行い、
さらに登録したデータをPOSサーバー5へ送信する。
そして、POSサーバー5は、ECR6からの登録デー
タを集計ファイルに累計する。
10は、図1に示すように、主として、ESLサーバー
11と、中継器であるベースステーション12と、送受
信機であるトランシーバー13と、棚札表示器であるE
SL14とから構成されている。 (ESLサーバー)ESLサーバー11は、ワークステ
ーションやパーソナルコンピュータ等のコンピュータに
ESLシステム10を制御するソフトウェアをインスト
ールしたものであって、図4に示すように、CPU41
と、CPU41に接続されるROM42、RAM43、
HDD(ハードディスク;記憶部)44、表示画面4
5、操作入力部(キーボード)46、ハンディスキャナ
ー47等から構成されている。
Lサーバー11のHDD44には、商品情報ファイル4
8が作成される。商品情報ファイル48は、図5に示す
ような構成の各商品の情報を記憶するためのファイルで
あって、商品に固有の自社コード、後述するESL14
に固有のESLコード、商品の品名、商品の通常売価、
特売のときの商品の特売売価、商品の特売の期間、商品
の通常売価に対する単価、商品の特売売価に対する単価
などが各商品毎に記憶されているものである。この商品
情報ファイル48は、ストアコントローラ3の商品マス
タファイル3aから得られる情報及びPOSサーバー5
の実売価データファイル5aから得られる情報を基に作
成される。そして、この商品情報ファイル48は、スト
アコントローラ3の商品マスタファイル3aが更新され
る度に、その更新情報を基にして更新される。すなわ
ち、特売期間になって、あるいは特売期間が終了して商
品の情報が商品マスタファイル3aにおいて更新される
と、それに従って、ESLサーバー11の商品情報ファ
イル48も自動的に更新される。そして、商品情報ファ
イル48の情報が更新されると、ESLサーバー11
は、ベースステーション12及びトランシーバー13を
介して、該当する各ESL14に対して商品情報の変更
を送信する。
示す店舗90において、バックルーム(バックヤードと
もいう。)98の一画に設けられた部屋99内に設置さ
れる(図3参照)。このバックルーム98にある部屋9
9は買い物客が買い物をする売場93,94から隔離さ
れているため、ESLサーバー11に店舗の管理者やシ
ステムの取扱者等の店員以外がアクセスすることはでき
ない。なお、図2に示す店舗90は一般的なスーパーマ
ーケットを簡易に表したもので、入口91、出口92、
生鮮食品売場93、一般商品売場94、レジ95、バッ
クルーム98等を有している。前述のECR6は、各レ
ジ95に配置されるものである。なお、バックルーム9
8は、店舗90において、売場93,94及びレジ95
等の買い物客が入ることのできるエリアの外側に、売場
93,94を囲うように配置されている。このバックル
ーム98には、店舗管理システムの機器やその他の店舗
運営のための装置の他、生鮮食品の計量・包装・値付等
を行う機械などが配置されており、また商品の入庫・保
存・検品などの作業も主としてここで行われる。
は、ESL14への送信機能とESL14からのフィー
ドバック信号の受信機能とを併せ持った無線交信機であ
り、ESLサーバー11が有する商品情報を赤外線を利
用して無線によって各ESL14に送信し、また各ES
L14からのフィードバック信号を受信してESLサー
バー11に伝える。このトランシーバー13は、赤外線
の到達距離に制限があることを考慮して、各ESLに確
実に送信できるように店舗90内に配置される。具体的
には、店舗90の売場93,94の天井部分に、図3に
示すように区画毎に取り付けられる。ここでは、売場9
3,94の天井に12個のトランシーバー13が取り付
けられている。
0のバックルーム98の一画に設けられた部屋99の天
井にもトランシーバー13が1つ取り付けられている。
このトランシーバー13は、少なくとも部屋99内にあ
るESL14に対して、確実に送受信を行うことができ
るだけの送受信能力を有している。この部屋99にはE
SLサーバー11が設置されているため、ESLサーバ
ー11の近傍にトランシーバー13が配備されていると
言うことができる。
90内の売場(生鮮食品売場93、一般商品売場94)
に陳列されている各商品の近傍に配置されるものであ
り、従来の紙の値札に代わるものである。したがって、
ESL14は、一般商品売場94にあるような通常の商
品陳列棚の他、生鮮食品売場やペグ・フックにも取り付
けられる。このESL14の大きさや形状は、売場や商
品に応じてある程度選択することが可能とされている。
には、液晶の第1〜第7表示部31〜37と、太陽電池
21と、無線受信部22と、無線送信部23と、ラベル
25,26とを有している。ラベル25は、商品名が印
字されたものであり、図6に示すようにESL14の表
面左下側に貼付される。ラベル26は、自社コードを含
むバーコード(第1バーコード)が印字されたものであ
り、ESL14の表面右下側に貼付される。なお、これ
らのラベル25,26は一体のラベルであってもよい。
また、図示しないが、ESL14の裏面には、そのES
L14に固有のESLコード(棚札表示器コード)を表
すバーコード(第2バーコード)が印字されている。
示が可能であり、実際の売価を表示する。第2表示部3
2は、4桁の7セグメント表示が可能であり、通常売価
を表示する。第3表示部33は、4桁の7セグメント表
示が可能であり、単価を表示する。第4表示部34は、
3桁の7セグメント表示が可能であり、商品の陳列個
数、あるいは商品の陳列レイアウト及び陳列個数が表示
される。第5表示部35は、第2表示部32欄の表示が
通常売価であることを表す「通常売価」という表示を行
う(図7参照)。第6表示部36は、その商品が特売で
あるときに「特売品」という表示を出す(図示せず)。
第7表示部37は、7セグメント表示が可能であり、特
売のときに、特売期間が月間であるときは「m」、特売
期間が週間であるときは「w」、特売期間がその日だけ
であるときは「d」を模式的に表示する。
する第1表示部31〜第7表示部37から成る第1液晶
層の表画面(第1表示面)の他に、商品の在庫数や注文
情報といった任意の情報を表示することができる第2液
晶層の裏画面(第2表示面)を備えている。これらの第
1及び第2液晶層は重ねて配置されている。ESL14
は、内部に小型のCPUを有しており、上記の表示機能
の他、受信機能、比較機能、及び送信機能を備えてい
る。ESL14の内部メモリにはそのESL14に固有
のESLコードが記憶されており、無線受信部22によ
り受信するトランシーバー13からの商品情報に含まれ
るESLコードを自己に設定したESLコードと比較
し、一致したときに受信した売価や単価等を更新して各
表示部31〜37に表示する。なお、この場合、以前に
表示されていた商品情報はクリアされて、新たな商品情
報が内部メモリに記憶される。また、トランシーバー1
3からの商品情報を受信して表示を更新した後に、ES
L14は無線送信部23からトランシーバー13に向け
て正常に処理が終了したことを示すフィードバック信号
を送信する。
ESL取付用レール18(図7参照)やその他の取付用
治具に取り付けられる。ESL14は、商品の並び替え
が自由にできるように取り外し自在とされているが、取
り付け及び取り外しには店員の持つ特殊な工具が必要で
ある。図7のESL取付用レール18には上下に爪18
a,18bが形成されており、これらの爪18a,18
bにESL14の上端部及び下端部を噛み込ませること
によって、ESL14をESL取付用レール18に装着
することができる。
4とともにPOP広告19を付すという特売の広告方法
を採用しており(図7参照)、各ESL14のコストを
下げるために、ESL14の液晶表示をカラー表示では
なくモノクロ表示としている。POP広告19について
は、ESL14とともにESL取付用レール18の爪1
8aに噛み込ませることによって、商品の近傍に配置さ
れるようにしている。
な長寿命バッテリーが内蔵されているか、あるいはこの
長寿命バッテリーに加えて太陽電池21が組み込まれて
いる。このような電源によって、ESL14は、数年間
バッテリー交換なしに作動し続けることができる。 <通常のESLシステムの動作概要>このような構成の
ESLシステム10において、ESLサーバー11は、
ストアコントローラ3が持つ商品マスタファイル3aか
らの情報にESL14を特定するESLコードを付した
情報を、商品情報ファイル48としてHDD44内に記
憶する(図4参照)。この商品情報ファイル48は、上
述のように商品マスタファイル3aの更新に従って、直
ちに更新される。なお、商品マスタファイル3aから取
り込む商品の情報にESL14に固有のESLコードを
付加する作業、すなわち商品の情報とESLコードとを
関連付ける作業(ターゲットリンク)については、後に
詳しく述べる。
3aの変更指示や各店舗での販売戦略により、所定の商
品が特売となって実売価が下がったり、特売であった商
品が通常売価に戻されて実売価が上がったりした場合に
は、商品マスタファイル3aの持つ商品の情報に変更が
加えられ、それに従ってESLサーバー11の商品情報
ファイル48の内容も変更される。
させるためにESL14に対して商品情報を送信する。
各ESL14では、トランシーバー13から受信した商
品情報に含まれるESLコードと自己に設定されている
ESLコードとを比較し、一致していればその商品情報
を取込んで更新された実売価や単価等の情報を各表示部
31〜37に表示する。例えば図5に示す自社コード5
4321の商品情報がESL14に送信されると、ES
L14は、図7に示すような表示(一部点滅表示)を行
う。
されている商品の売価や特売に関する情報等が表示され
る。 <ターゲットリンク>上記のESLシステム10では、
ESLサーバー11は、ストアコントローラ3が持つ商
品マスタファイル3aからの情報にESL14を特定す
るESLコードを付した情報を、商品情報ファイル48
としてHDD44内に記憶する。しかし、取り込む商品
の情報と、その商品を表示させるためのESL14とが
関連付けされていなければ、図5に示すような商品情報
ファイル48を作成することはできない。したがって、
事前に取り込む商品の情報とESL14とをリンク(関
連付け)させるための作業が必要となる。この作業は、
ターゲットリンクと呼ばれる。
ル3aにおいて各商品に与えられている固有のコード
(自社コード)と、各ESL14が自身を表すために有
しているESL固有のコード(ESLコード)とをリン
クさせる。具体的には、まず操作入力部46を操作して
表示画面45上にターゲットリンクのための画面を立ち
上げる。次に、ESL14の裏面に印字されているES
Lコードを表すバーコードをハンディスキャナー47で
読み取り、一方でESL14の表面に貼付されるラベル
26に印字されているバーコードをハンディスキャナー
47で読み取る。すると、ハンディスキャナー47で読
み取られた自社コードとESLコードとが表示画面45
上に並ぶので、両者のリンクが正しければ表示画面45
の登録ボタンを選択する。
社コードを持つ商品の情報群と一体化されて商品情報フ
ァイル48に記憶され、その後ESLサーバー11が確
認のためにその商品の情報をESL14に送信する。こ
のときには、作業者の手元にターゲットリンクを行った
ESL14があるため、ESL14の表示をその場で確
認することができる。このESL14は、部屋99に取
り付けられているトランシーバー13から無線送信され
た商品の情報を受信し、これに対応した表示を行う。作
業者は、ターゲットリンクが正常に行われたことを確認
して、次のESL14に対するターゲットリンクに移行
するか、あるいはターゲットリンクを終えたESL14
を売場の商品近傍に装着しに行くことになる。
舗からなくなるような場合、それまでその商品に付けら
れていたESL14が不要になる。この場合には、その
商品の自社コードとのリンクを外してESL14を他の
商品の自社コードにリンクさせる、あるいはESL14
をどの商品の自社コードともリンクさせないフリーな状
態として保管する必要が出てくる。
サーバー11の設置されている部屋99に持ち込まれ、
ESLサーバー11の操作によってターゲットリンクの
解除(アンリンク)が行われる。このアンリンクでは、
まず、表示画面45にアンリンクの画面を立ち上げる。
次に、ESL14の裏面に印字されているESLコード
を表すバーコードをハンディスキャナー47で読み取
る。すると、自社コードと、ハンディスキャナー47で
読み取られたESLコードとが表示画面45に並ぶの
で、そこで削除ボタンを選択する。
品の情報群が商品情報ファイル48内で消去され、その
後ESLサーバー11がそのESL14のESLコード
を持った空の商品情報をESL14に送信する。このと
きには、作業者の手元にアンリンクを行ったESL14
があるため、ESL14の表示をその場で確認すること
ができる。このESL14は、部屋99に取り付けられ
ているトランシーバー13から無線送信された空の商品
の情報を受信し、そのESL14がフリーの状態である
ことを表す表示(例えば、第1表示部31を利用して
「FREE」の文字を表示させる)を行う。作業者は、
アンリンクが正常に行われたことを確認して、そのES
L14に新たなターゲットリンクを施すか、あるいはア
ンリンクを終えたESL14を保管場所に保管しに行く
ことになる。
ESL14のメンテナンスが必要なときには、ESL1
4をバックルーム98や部屋99などに持ち込んで修理
を行う。そして、ESL14が修復されたかを確認する
ときには、ESLサーバーを操作してESLサーバー1
1内のそのESL14に対応する商品情報を送信させ、
そのESL14が正常な表示をするかどうかを部屋99
において確認する。このときには、作業者の手元にメン
テナンスを行ったESL14があるため、ESL14の
表示をその場で確認することができる。このESL14
は、部屋99に取り付けられているトランシーバー13
から無線送信された商品の情報を受信し、これに対応し
た表示を行う。
3aの商品情報にESLサーバー11の商品情報ファイ
ル48の商品情報が連動し、ECR6で使われる実売価
とESL14に表示される表示売価とが自動的に一致す
るため、買い物客の店舗に対する信頼が向上する。すな
わち、ECR6での売価価格が売場での表示価格よりも
高い場合には買い物客からのクレームとなり、これがレ
ジの行列の中で発生した場合には、その列に並んでいる
全ての買い物客が店舗に不信感を持つことになる。しか
し、本店舗管理システムでは上記のようなESLシステ
ム10を導入しているため、商品マスタファイル3a内
の売価変更とESL14の表示売価変更とが自動的にリ
ンクし、ECR6での売価と売場でのESL14の表示
売価とが即座に一致する。したがって、買い物客が店舗
に対して信頼を寄せるようになる。
い物客の要望を判断して、特売の実施及びその結果の測
定をリアルタイムに行うことも可能となる。 (2)ここでは、店舗90のバックルーム98の一画に
配置される部屋99にESLサーバー11が設置され、
その部屋99の天井にトランシーバー13が1つ取り付
けられている。すなわち、商品の売場93,94ではな
いバックルーム98の部屋99にもトランシーバー13
を配備し、ESL14が売場93,94ではなくESL
サーバー11の近くにあるときにも、そのESL14に
トランシーバー13からの送信が届くようにされてい
る。
ク、ESL14のメンテナンスといった作業を行うとき
に、これらの作業が正常に完了しているか否かの確認作
業を、ESL14を売場93,94に持ち出すことなく
行うことができる。言い換えれば、バックルーム98の
部屋99にあるESLサーバー11の近傍で、ESL1
4の表示を確認することができる。
リンク、アンリンク、ESL14のメンテナンスといっ
た作業の作業性が向上しており、売場93,94にES
L14を持ち出して確認作業を行う場合に較べて作業時
間が大幅に短縮されている。
されるサーバーの近くに少なくとも1つ無線交信機を配
備し、棚札表示器が売場ではなくバックルームのサーバ
ーの近くにあるときにも、その棚札表示器がサーバー近
傍に配備される無線交信機の送信エリア内に入るように
している。このため、棚札表示器に対する事前の商品に
関する情報との関連付け作業や棚札表示器のメンテナン
ス作業等の確認作業を行う際に、棚札表示器を売場に持
ち出さなくても、バックルームにあるサーバーの近傍
で、棚札表示器の表示を確認することができる。これに
より、確認作業を含めた棚札表示器と商品との関連付け
作業やメンテナンス作業等の作業性が向上し、売場に持
ち出して確認を行う場合に較べて作業時間も短縮され
る。
システムのブロック図。
Claims (4)
- 【請求項1】商品の売場と前記売場の外側に配置される
バックルームとを有する店舗に設置される棚札表示変更
システムであって、 各商品に関する情報を表示するために、前記売場におい
て各商品の近傍に配置される複数の棚札表示器と、 前記店舗内に配備され、前記棚札表示器に対して無線送
信が可能な複数の無線交信機と、 前記バックルームに配置され、各商品に関する情報を取
り込み、前記無線交信機を介して前記棚札表示器に対し
て商品に関する情報を送信するサーバーと、を備え、前
記複数の無線交信機のうち少なくとも1つは、前記バッ
クルームにおいて前記サーバーの近傍に配備される、棚
札表示変更システム。 - 【請求項2】前記無線交信機は、前記棚札表示器からの
無線送信を受信することも可能であり、 前記サーバーは、前記棚札表示器からの無線送信を前記
無線交信機を介して受け取る、請求項1に記載の棚札表
示変更システム。 - 【請求項3】前記サーバーは、CPU及び表示画面を有
しており、各商品と前記棚札表示器とを関連付けする機
能を備えている、請求項1又は2に記載の棚札表示変更
システム。 - 【請求項4】前記棚札表示器には、商品に与えられる商
品コードを有する第1バーコードと、その前記棚札表示
器に固有の棚札表示器コードを有する第2バーコードと
が付され、 前記サーバーは、前記第1及び第2バーコードを読み取
るスキャナーを有しており、前記スキャナーにより読み
取った前記商品コード及び前記棚札表示器コードを互い
に関連付ける、請求項3に記載の棚札表示変更システ
ム。
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