JP5377446B2 - 化学防護服 - Google Patents

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本発明は、化学防護服に関するものである。
人体の頭頂から首に至る部位を覆う頭部と、胸部から腹部に至る部位を覆う胴部と、肩から手首に至る部位を覆う腕部と、腹部からふくらはぎに至る部位を覆う脚部と、ふくらはぎから足指先に至る部位を覆う足部とが、複数の布を接合することにより一体に形成された化学防護服が従来から使用されている。
化学防護服には、手首から手指先に至る手袋が予め接合されており、化学防護服着用者は外部環境から遮断される。
足部の布接合部は、従来、縁と縁とを互いに対峙させて重畳した布の縁に沿って延在する縫合線と、縫合線に近接すると共に縫合線を間に挟んで布縁に対峙する所定位置で縫合線方向へ折返した一方の布の折り返し部と、折り返し線を覆って折り返し線の両側の布に貼着されたシールテープとで構成され、前記縫合線は内気に暴露されていた。
従来の足部の布接合部には、布の折り返し工程とシールテープ接着工程とを要するので工作性が悪いという問題と、接合部の一部を形成する縫合線と重畳した布の縁とが内気に暴露されて足部内側に突起を形成しているので、当該突起に足が接触して足部の穿き心地が悪いという問題とがあった。
本発明は、足部の工作性と足部の穿き心地とが従来技術に比べて改善された化学防護服を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明においては、人体の頭頂から首に至る部位を覆う頭部と、胸部から腹部に至る部位を覆う胴部と、肩から手首に至る部位を覆う腕部と、腹部からふくらはぎに至る部位を覆う脚部と、ふくらはぎから足指先に至る部位を覆う足部とが、複数の布を接合することにより一体に形成され、足部の布接合部は、縁と縁とを互いに対峙させて重畳した布の縁に沿って延在する縫合線と、縫合線を間に挟んで布の縁に対峙すると共に縫合線に沿って延在する重畳した布同士の所定幅の溶着部とを有し、足部の布接合部は外気に暴露されていることを特徴とする化学防護服を提供する。
足部を形成する布の接合部が上記構成を有することにより、接合部の気密性と耐薬品透過性とが確保される。
本発明に係る化学防護服においては、足部の布接合部が布の折り返し部を有さないので足部の工作性が従来技術に比べて向上する。また本発明に係る化学防護服においては、足部の布接合部を外気に暴露させており足部内側に突起を形成しないので、従来技術に比べて足部の履き心地が向上する。足部の上に長靴を履くので、接合部を外気に暴露させても、接合部は人の視線から遮断され、作業時の防護服の見栄えは悪化しない。
本発明の好ましい態様においては、足部を形成する布は、熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造を有し、溶着部は高周波誘電加熱されている。
足部を形成する布が、熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層とを有していれば、高周波誘電加熱によって、重畳した布同士を溶着させることができる。
本発明の好ましい態様においては、表面層と裏面層とを形成する熱可塑性樹脂フィルムはポリウレタン樹脂フィルムである。
本発明の好ましい態様においては、表面層と裏面層とを形成する熱可塑性樹脂フィルムはポリ塩化ビニル樹脂フィルムである。
ポリウレタン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂は、高周波誘電加熱による溶着に好適な素材である。
本発明の好ましい態様においては、足部を形成する布は格子織布中間層を有する。
耐薬品透過性樹脂フィルム中間層の保護のために、足部を形成する布は格子織布中間層を有することが望ましい。
本発明の好ましい態様においては、長靴を履いた時に長靴の上部外周を環状に覆うフラップが、脚部に取り付けられている。
フラップを設けることにより、床面から跳ね返った化学薬品や、化学防護服の上部を伝い落ちた化学薬品が、長靴と足部との間に侵入するのを防止することができる。
本発明の実施例に係る化学防護服の正面図である。 本発明の実施例に係る化学防護服の足部の断面図である。 足部を形成する布の断面図である。 足部の形成手順を示す図である。 足部に在る布の接合部の断面図である。
本発明の実施例に係る化学防護服を説明する。
図1、2に示すように、化学防護服1は、人体の頭頂から首に至る部位を覆う頭部2と、胸部から腹部に至る部位を覆う胴部3と、肩から手首に至る部位を覆う腕部4と、腹部からふくらはぎに至る部位を覆う脚部5と、ふくらはぎから足指先に至る部位を覆う足部6とが、複数の布を接合することにより一体に形成された構成を有している。
化学防護服1には、手首から手指先に至る手袋αが予め接合されている。
作業時には、図1、2に一点鎖線で示すように、長靴βを履く。
長靴βを履いた時に長靴βの上部外周を環状に覆うフラップ5aが、脚部5に取り付けられている。
化学防護服1においては、脚部5と足部6とが一体に形成されているので、足部6の上に履く長靴βの耐薬品透過性能に関わりなく、床面が化学薬品で汚染された作業現場での作業の安全性が保証される。
フラップ5aを設けることにより、床面から跳ね返った化学薬品や脚部5を伝い落ちた化学薬品が、長靴βと足部6との間に侵入するのを防止することができる。
図3に示すように、化学防護服1を形成する布7は、防護服に形成された時に外気側に位置するポリウレタン樹脂フィルム表面層7aと、防護服に形成された時に内気側に位置するポリウレタン樹脂フィルム裏面層7dと、表面層7aと裏面層7dとの間に挟まれると共に表面層7a寄りに位置する格子織布中間層7bと、表面層7aと裏面層7dとの間に挟まれると共に裏面層7d寄りに位置する耐薬品透過性樹脂フィルム中間層であるEVOH(エチレン・ビニルアルコール共重合樹脂)フィルム中間層7cと、各層間に配設されて各層を接着する接着剤とで構成された多層構造物である。
布7を所定の形に裁断して形成した複数の布片を接合して、化学防護服1を製造する。
足部6は、図4に示すように、足底と踵とを形成する布片8と足甲を形成する布片9とを接合して形成する。先ず布片8を図4(a)に矢印で示すように対称軸線Xに沿って折り返し、図4(b)に示すように踵部の縁8a、8bを対峙させて縁8a、8b近傍部を重畳させ、重畳部を接合する。次いで図4(b)に示すように、布片9の足甲部の縁9aを布片8の足底部の縁8cに対峙させて縁9a、8c近傍部を重畳させ、図4(c)に示すように重畳部を接合する。接合部は足部6の外側、すなわち外気に暴露される。
図5に示すように、足甲部の布片8と布片9の接合部の形成に際しては、表面層7aを図中上方へ差し向けた布片9の縁9aと表面層7aを図中下方へ差し向けた布片8の縁8cとを互いに対峙させて布片8、9の縁部を重畳させ、縁9a、8cに沿って且つ縁9a、8ca近傍の布片重畳部を縫合し(縫合線10の形成)、布9、8の重畳部の縫合線10に近接する部位であって且つ縫合線10を間に挟んで縁9a、8cに対峙する所定幅Lの部位を、縫合線10に沿って高周波誘電加熱して溶着接合する。
所定幅Lの部位が、縫合線10に沿って溶着接合されることにより、所定幅Lの部位において重畳部の布片9、8間の隙間が消滅する。縫合線10よりも内気側で布片8、9間の隙間が消滅することにより、布片8、9の接合部の気密性、耐薬品性が確保される。
踵部の布片8と布片8との接合部も、前記と同様にして形成される。
足部6を形成する布7が、熱可塑性のポリウレタン樹脂フィルム表面層とポリウレタン樹脂フィルム裏面層とを有しているので、高周波誘電加熱によって、重畳した布同士を溶着させることができる。
足部6の布接合部が布の折り返し部を有さないので足部6の工作性が従来技術に比べて向上する。
布接合部を外気に暴露させて足部6の内側に突起が形成される事態を回避したので、接合部の一部を内気に暴露させて足部の内側に突起を形成した従来技術に比べて足部6の履き心地が向上する。足部6の上に長靴βを履くので、接合部を外気に暴露させても、接合部は人の視線から遮断され、作業時の化学防護服1の見栄えは悪化しない。
格子織布中間層7bがEVOHフィルム中間層7cよりも外気側に存在することにより、EVOHフィルム中間層7cが外力による損傷から保護される。
上記実施例では、布の表面層と裏面層とにポリウレタン樹脂フィルムを使用したが、ポリウレタン樹脂フィルム以外の高周波誘電加熱で溶着可能な熱可塑性樹脂フィルムを使用しても良い。ポリ塩化ビニル樹脂フィルムは布の表面層と裏面層とに好適に使用することができる。
溶着部の所定幅Lは、使用する樹脂フィルム毎に決定される。
本発明は、化学防護服に広く利用可能である。
1 化学防護服
2 頭部
3 胴部
4 腕部
5 脚部
6 足部
7 化学防護服用布
8 足底用布片
9 足甲用布片
10 縫合線
α 手袋
β 長靴

Claims (6)

  1. 人体の頭頂から首に至る部位を覆う頭部と、胸部から腹部に至る部位を覆う胴部と、肩から手首に至る部位を覆う腕部と、腹部からふくらはぎに至る部位を覆う脚部と、ふくらはぎから足指先に至る部位を覆う足部とが、複数の布を接合することにより一体に形成され、足部の布接合部は、縁と縁とを互いに対峙させて重畳した布の縁に沿って延在する縫合線と、縫合線を間に挟んで布の縁に対峙すると共に縫合線に沿って延在する重畳した布同士の所定幅の溶着部とを有し、足部の布接合部は外気に暴露されていることを特徴とする化学防護服。
  2. 足部を形成する布は、熱可塑性樹脂フィルム表面層と熱可塑性樹脂フィルム裏面層と、少なくとも耐薬品透過性樹脂フィルム中間層とを有する多層構造を有し、溶着部は高周波誘電加熱されていることを特徴とする請求項1に記載の化学防護服。
  3. 表面層と裏面層とを形成する熱可塑性樹脂フィルムはポリウレタン樹脂フィルムであることを特徴とする請求項2に記載の化学防護服。
  4. 表面層と裏面層とを形成する熱可塑性樹脂フィルムはポリ塩化ビニル樹脂フィルムであることを特徴とする請求項2に記載の化学防護服。
  5. 足部を形成する布は格子織布中間層を有することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の化学防護服。
  6. 長靴が足部に装着された時に長靴の上部外周を環状に覆うフラップが、脚部に取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の化学防護服。
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