JP5376427B2 - 分析用デバイス - Google Patents

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Description

本発明は、回転駆動式の分析用デバイスに関するものであり、より詳細には、生物学的流体の測定に使用する分析用デバイスにおける生物学的流体の計量に関する。
従来、生物学的流体を分析する方法として液体流路を形成したマイクロデバイスを用いて分析する方法が知られている。マイクロデバイスは回転装置を使って流体の制御をすることが可能であり、遠心力を利用して試料の計量、細胞質材料の分離、分離された流体の移送分配などを行うことができ、種々の生物化学的な分析を行うことができる。
遠心力を利用して試料を計量する分析用デバイスが、特許文献1に記載されている。これは図12〜図15に示すように構成されている。
図12は本発明の分析用デバイスを示す。また、図13はその要部であるマイクロチャネルが形成されたベース基板を示す。
図12において分析用デバイスは、マイクロチャネル4a,4bを有するベース基板1と、ベース基板1の開口部を閉塞するカバー基板2と、接着層3で構成されている。
ベース基板1に形成されるマイクロチャネル4a,4bは、図13に示すような凹凸のあるマイクロチャネルパターンを射出成形により作製しており、分析する試料液を分析用デバイスに注入し、遠心力と毛細管力を利用して流体移動をさせることが可能となっている。図14において点Oは、分析実行時の分析用デバイスの回転中心を示している。
測定時中の分析用デバイスには、マイクロチャネル4a内に試料液と試薬とを反応させた反応溶液5が充填され、反応溶液5は試料液と試薬の反応の割合で吸光度が変化する。そこで、光源部6からマイクロチャネル4aに透過光を照射し、受光部7にてその透過光の光量を測定することで、反応溶液5を透過した光量の変化を測定して反応状態を分析できる。
この分析用デバイスのマイクロチャネル構成および試料液の移送プロセスについて説明する。
図14は分析用デバイスのマイクロチャネル構成を示す平面図である。また、図15(a)〜図15(d)は分析用デバイスの移送プロセスを示す。
図13と図14に示すようにマイクロチャネル構成は、試料液を注入/収容するための液体収容室9と、試料液を一定量計量し保持する計量室10と、計量室10の容量よりも過剰な容量の試料液を受容するための溢流室11と、計量室10で計量された試料液を移送させて試薬と反応させ吸光度を測定するための測定セル12とで構成されている。
液体収容室9は計量室10と連結通路13を介して連結されており、注入口8から液体収容室9に図15(a)に示すように試料液を注入/収容し、分析用デバイスを回転させることで、図15(b)に示すように試料液を計量室10に移送することができる。
計量室10は、計量室10より回転半径方向の内方に配置された溢流室11の流入口16に、計量室10の回転半径方向の最内方に位置する溢流口14から毛細管流路17で連結されている。また計量室10は、計量室10の回転半径方向の最外方に位置する場所から連結通路15を介して測定セル12に連結されている。溢流室11には試料液が流入しやすいように空気孔18が設けられており、測定セル12にも試料液が連結通路15を流れやすいように空気孔19が設けられている。
連結通路15は、分析用デバイスの回転中心から溢流室11の流入口16と、毛細管流路17の界面までの距離より内方に配置される曲管を備えたサイフォン形状である。
このように計量室10と測定セル12を連結することで、液体収容室9内に収容された試料液を分析用デバイスの回転によって計量室10に移送・充填させても、図15(b)に示すように、連結通路15内の試料液は、分析用デバイスの回転中心から溢流室11の流入口16と、毛細管流路17の界面までの回転半径方向の距離に相当する位置までしか充填されない。
計量室10の充填完了後に分析用デバイスを停止させると連結通路15内は毛細管力が働き、図15(c)に示すように測定セル12の入口まで試料液で満たされる。このとき、試料液は測定セル12の深さが深く、毛細管力が連結通路15の毛細管力に比べて極めて小さいため、測定セル12内には流入しない。
連結通路15が満たされた後、分析用デバイスを再度回転させることで計量室10内に保持されている試料液は、図15(d)に示すように、サイフォン効果で測定セル12に移送される。
計量室10を構成する壁面のうち、分析用デバイスの回転半径方向の内側に位置する壁面の形状が、計量室10の連結通路13の付近から溢流口14の付近にかけて回転半径方向の内方に入り込むように形成されている。即ち、計量室10を構成する壁面のうち、分析用デバイスの回転半径方向の内側に位置する壁面は、計量室10の試料液の流入口から溢流口へ向かうに従って回転半径方向位置が回転中心へ近接するように形成することで、液体収容室9から試料液を移送させた際に、計量室10内の空気が溢流口14に向かって選択的に抜けるため、計量室10の充填時に空気の混入による試料液の計量ばらつきが少なくなる。
毛細管流路17の深さは50μm〜200μmで形成されており、分析用デバイスの回転中は、溢流室11の流入口16と、毛細管流路17の界面までの回転半径方向の距離に相当する位置で液面が安定して計量され、回転の減速/停止時には、試料液は毛細管流路17の毛細管力によって毛細管流路17内にトラップされているため、溢流室11への流出を防ぐことができ、精密な計量が可能となる。また、毛細管流路17内にトラップされている試料液は、次の回転時に遠心力によって計量室10に戻されるため、計量された試料液を全て次の工程に移送することが可能となる。
このようにして、分析用デバイスの回転によって液体収容室9内に注入された試料液を計量室10に移送し、定量を超えた試料液を毛細管通路17を介して溢流室11に排出させ、所定量の試料液を計量できるよう構成されている。
特開2007−033225号公報
しかしながら特許文献1では、溢流室11の流入口16が計量室10の溢流口14より内周方向に配置されているため、液体収容室9の外周側と計量室10の内周側との間に見られるスペースSを設ける必要があり、分析用デバイスを小型化することが困難である。
また、計量室10と溢流室11は毛細管通路17で連結されており、計量室10に移送される液体の流量が排出される液体の流量よりも大きくなり、試料液の計量中にサイフォン形状の連結通路15内の試料液が連結通路15の最内周の屈曲部を超えて、未計量の試料液が測定セル12に移送される可能性がある。
また、測定セル12に数十マイクロリットルの定量の試料液を取り込んで長い光路長を確保して吸光度測定を実施できるが、数十マイクロリットルの定量の試料液を一つの測定セル12にしか供給できないため、複数の項目の分析ができない問題がある。
さらに、検査対象を希釈液で希釈したものを試料液とする場合には、ベース基板1の液体収容室9の上手側に、定量の検査対象と定量の希釈液とを混合する混合手段と、希釈液から定量の希釈液を計量する計量室ならびに余剰の希釈液を受容する溢流室などを設けることが必要になり、分析用デバイスを小型化することを更に困難にしているのが現状である。
本発明は、従来の課題を解決するもので、容易に小型化できる計量機構を有する分析用デバイスを提供することを目的とする。
また、吸光度測定によって同時に複数の項目の分析ができる分析方法を提供することを目的とする。
本発明の請求項記載の分析用デバイスは、液体収容室に第1の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第1の計量室と、液体収容室に第2の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第2の計量室と、前記第1の計量室と前記第2の計量室の間に配置され前記第1の計量室および前記第2の計量室に連結され過剰な容量の液体を受容する溢流室と、前記第1の計量室よりも後段に配置され前記第1の計量室から受け入れた液体を測定する第1の測定セルと、前記第2の計量室よりも後段に配置され前記第2の計量室から受け入れた液体を測定する第2の測定セルを有し、前記溢流室の流入口と前記第1の計量室の第1の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第1の毛細管通路によって連結し、前記溢流室の流入口と第2の計量室の第2の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第2の毛細管通路によって連結し、前記溢流室の流入口は、大気側と連通する空気孔が設けられている毛細管力の作用しないエリアであり、前記溢流室と前記溢流室の流入口との接続部に、厚み方向の断面寸法を毛細管力の作用する大きさに制限した流路の敷居を設けた、ことを特徴とする。
本発明の請求項記載の分析用デバイスは、請求項において、前記第1の連結通路および前記第2の連結通路を通過する液体の流量が、前記第1の毛細管通路および前記第2の毛細管通路を通過する液体の流量に比べて少なくなるように、前記第1,第2の連結通路の厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法のうちの少なくとも一方が、前記第1,第2の毛細管通路の厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法よりも小さいことを特徴とする。
本発明の請求項記載の分析用デバイスは、液体収容室に第1の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第1の計量室と、液体収容室に第2の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第2の計量室と、前記第1の計量室と前記第2の計量室の間に配置され前記第1の計量室および前記第2の計量室に連結され過剰な容量の液体を受容する溢流室と、前記第1の計量室よりも後段に配置され前記第1の計量室から受け入れた液体を測定する第1の測定セルと、前記第2の計量室よりも後段に配置され前記第2の計量室から受け入れた液体を測定する第2の測定セルを有し、前記溢流室の流入口と前記第1の計量室の第1の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第1の毛細管通路によって連結し、前記溢流室の流入口と第2の計量室の第2の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第2の毛細管通路によって連結し、前記溢流室の流入口は、大気側と連通する空気孔が設けられている毛細管力の作用しないエリアであり、前記溢流室に吸水性材料を配置したことを特徴とする
この構成によれば、液体収容室と計量室の間のスペースを削減できるため、径方向に配置されるチャンバーを内周方向に寄せて配置することができ、分析用デバイスの小型化が可能となる。
また、計量室に移送される試料液の流量が排出される試料液の流量よりも少なくなるように制限できるため、計量時のエラーを排除することができる。さらには、同時に複数の計量室を設けた場合には試料液をそれぞれ計量できるため、複数項目の測定も可能となる。
以下、本発明の各実施の形態を図1〜図11に基づいて説明する。
なお、従来例を示す図12〜図15と同様の作用を成すものには同一の符号を付けて説明する。
(実施の形態1)
図1,図2は本発明の実施の形態1を示す。
この分析用デバイスは、マイクロチャネル4a,4bを有するベース基板1と、ベース基板1の開口部を閉塞するカバー基板2が貼り合わせて構成されている点は従来例を示す図12と同じであるが、ベース基板1における液体収容室9に対する計量室10の配置と、計量室10と溢流室11との接続が図14とは異なっている。
図1はベース基板1の要部の斜視図を示し、図2はその平面図を示している。
溢流室11の流入口16を、計量室10の溢流口14と同一の回転半径方向の上に配置し、溢流室11の流入口16と計量室10の溢流口14とを、同一の回転半径方向に沿って延びる毛細管通路17cで連結している。図2中の計量室10におけるL1は、液体収容室9から連結通路13aを介して計量室10に流れ込んだ試料液を規定量だけサンプリングした状態の液面を示している。計量室10に流れ込んだ余剰分の試料液は、毛細管通路17cの設置レベルを越えて溢流室11に流れ込んで、計量室10の試料液のサンプリング量を定量にしている。
計量室10の最外周部は、分析用デバイスの回転中心から、溢流室11の流入口16と毛細管流路17cの界面までの距離より内方に配置される曲管を備えたサイフォン形状の連結通路15を介して測定セル12に接続されている。8は大気と連通した注入口、18,19は大気側と連通する空気孔である。なお、連結通路15の幅を0.5mm〜2mm、深さを50μm〜200μmで形成しているが、毛細管力で連結通路15内を試料液で充填できるのであれば特に制限はない。
このように構成したため、図14と図2とを比べると、図14において液体収容室9の外周側と計量室10の内周側との間に見られたスペースSを削減することができ、図14では分析用デバイスの限られた径方向の寸法の間に、1つの測定セル12を設けた場合であったが、この実施の形態1の場合には、分析用デバイスの径方向の寸法が図14と同じ場合には、より多くの測定セル12を設けることが出来る。また、測定セル12の数が図14と同じでよい場合には分析用デバイスを小型化できる。
なお、連結通路15の途中で、計量室10の回転半径方向の最外方より外側の位置と測定セル12の間に仮想線で示すように毛細管バルブ22を設けて、計量室10と測定セル12を連結することもできる。
また、液体収容室9、計量室10、溢流室11、測定セル12の深さを0.3mm〜2mmで形成しているが、試料液の量や吸光度測定するための条件(光路長、測定波長、試料液の反応濃度、試薬の種類等)によって調整可能である。
なお、連結通路13Aを通過する液体の流量が毛細管通路17cを通過する液体の流量に比べて少なくなるように、連結通路13Aの厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法のうちの少なくとも一方が、毛細管通路17cの厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法よりも小さく構成されている。具体的には、連結通路13Aの厚み方向の断面寸法を、深さ50μm〜200μmの毛細管形状にして毛細管通路17cよりも小さい寸法にすることによって、試料液を液体収容室9から計量室10へ移送して計量している際に、連結通路15内に保持される試料液の液面が連結通路15の最内方点を越えて計量中の試料液を測定セル12に移送してしまう現象を回避できるため、計量工程をより安定させることができる。
(実施の形態2)
図3,図4は本発明の実施の形態2を示す。
従来例を示す図14では、溢流室11の流入口16を、計量室10の溢流口14より回転半径方向の内方に配置し、溢流室11の流入口16と計量室10の溢流口14を毛細管通路17で連結したが、この実施の形態2では図4に示すように溢流室11の流入口16を、計量室10の溢流口14より回転半径方向の外方に配置し、溢流室11の流入口16と計量室10の溢流口14を毛細管通路17dで連結している。その他は図2と同様であって、同じ作用を成すものには同一の符号を付けた。
図4中の計量室10におけるL1は、液体収容室9から流れ込んだ試料液を計量室10に規定量だけサンプリングした状態の液面を示しており、液体収容室9から計量室10に流れ込んだ余剰分の試料液が、毛細管通路17dの設置レベルを越えて溢流室11に流れ込んで、計量室10の試料液のサンプリング量を規定量にしている。
このように構成したため、図14と図4とを比べると、図14において液体収容室9の外周側と計量室10の内周側との間に見られたスペースSを図4に示した実施の形態2の場合には削減することができ、図14では分析用デバイスの限られた径方向の寸法の間に、1つの測定セル12を設けた場合を図示して説明したが、実施の形態2の場合には、分析用デバイスの径方向の寸法が図14と同じ場合には、より多くの測定セル12を設けることが出来る。また、測定セル12の数が図14と同じでよい場合には分析用デバイスを小型化できる。
なお、この場合にも図2に示した実施の形態1の場合と同様に、連結通路15の途中で、計量室10の回転半径方向の最外方より外側の位置と測定セル12の間に仮想線で示すように毛細管バルブ22を設けて、計量室10と測定セル12を連結することもできる。
また、液体収容室9、計量室10、溢流室11、測定セル12の深さを0.3mm〜2mmで形成しているが、試料液の量や吸光度測定するための条件(光路長、測定波長、試料液の反応濃度、試薬の種類等)によって調整可能である。
なお、連結通路13Aを通過する液体の流量が毛細管通路17dを通過する液体の流量に比べて少なくなるように、連結通路13Aの厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法のうちの少なくとも一方が、毛細管通路17dの厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法よりも小さく構成されている。具体的には、連結通路13Aの厚み方向の断面寸法を、深さ50μm〜200μmの毛細管形状にして毛細管通路17dよりも小さい寸法にすることによって、試料液を液体収容室9から計量室10へ移送して計量している際に、連結通路15内に保持される試料液の液面が連結通路15の最内方点を越えて計量中の試料液を測定セル12に移送してしまう現象を回避できるため、計量工程をより安定させることができる。
(実施の形態3)
上記の実施の形態1と実施の形態2では、液体収容室9へ試料液を注入したが、検査対象を希釈液で希釈したものを試料液とする場合には、ベース基板1の液体収容室9の上手側に、定量の検査対象と定量の希釈液とを混合する混合手段と、希釈液から定量の希釈液を計量する計量室ならびに余剰の希釈液を受容する溢流室などを設けることが必要になる。この場合には、実施の形態1または実施の形態2において試料液を計量室で定量して、余剰の試料液を溢流室に受容し、計量室で定量された試料液を計量室よりも後段へ移送する具体的な構成部分と同様の構成をベース基板1の液体収容室9の上手側に、さらに設けて少ないスペースで希釈液の定量ならびに余剰の希釈液の受容を実施できる。
具体例として実施の形態1の変形例を図5に示す。
図5に示した分析用デバイスのベース基板1には、希釈液を計量して混合室9cへ移送する第1グループG1と、血液を計量して混合室9cへ移送する第2グループG2と、混合室9cで混合された試料液を測定セル12に移送する第3グループG3とが形成されている。第1,第2,第3グループG1〜G3の基本構成は同じであって、希釈液保持部9a,血液保持部9bが実施の形態1における液体収容室9に相当する。希釈液計量室10a,血液定量室10b,試料液計量部10cが実施の形態1における計量室10に相当する。希釈液溢流室11a,血液排出室11b,試料液溢流室11cが実施の形態1における溢流室11に相当する。
注入口8aから希釈液保持部9aに注入された希釈液は、実施の形態1における連結通路13Aに相当する連結通路13Aを介して希釈液計量室10aに流れる。希釈液計量室10aで余剰となった希釈液は、実施の形態1における毛細管通路17cに相当する毛細管通路17eを介して希釈液溢流室11aに流れる。希釈液計量室10aで定量となった希釈液は、サイフォン形状の連結通路15aを介して混合室9cに流れる。
注入口8bから血液保持部9bに注入された血液は、実施の形態1における連結通路13Aに相当する連結通路13Bを介して血液定量室10bに流れる。血液定量室10bで余剰となった血液は、実施の形態1における毛細管通路17cに相当する毛細管通路17fを介して血液排出室11bに流れる。血液定量室10bで定量となった血液は、サイフォン形状の連結通路15bを介して混合室9cに流れる。
混合室9cにおいて混合された定量の血液と定量の希釈液は、サイフォン形状の連結通路15cを介して試料液計量部10cに流れる。試料液計量部10cで余剰となった試料液は、実施の形態1における毛細管通路17cに相当する毛細管通路17gを介して試料液溢流室11cに流れる。試料液計量部10cで定量となった試料液は、サイフォン形状の連結通路15dを介して測定セル12に流れる。
このように同一半径に沿って延びる毛細管通路17eによって希釈液計量室10aと希釈液溢流室11aを接続することによって第1グループG1における希釈液保持部9aと希釈液計量室10aの間のスペースを削減できる。また、同一半径に沿って延びる毛細管通路17fによって血液定量室10bと血液排出室11bを接続することによって第2グループG2における血液保持部9bと血液定量室10bの間のスペースを削減できる。また、同一半径に沿って延びる毛細管通路17gによって試料液計量部10cと試料液溢流室11cを接続することによって第3グループG3における混合室9cと試料液計量部10cの間のスペースを削減でき、径方向に配置されるチャンバーを内周方向に寄せて配置することができ、分析用デバイスの小型化が可能となる。
なお、試料液を定量計量して余剰な試料液を受容する場合、または希釈液と試料液のそれぞれを定量計量して余剰な希釈液と試料液のそれぞれを受容する場合を説明したが、希釈液を定量計量して余剰な希釈液を受容するだけの場合も、実施の形態1または実施の形態2の構成において試料液を希釈液に置換するだけで実施できる。
(実施の形態4)
図6,図7,図8は本発明の実施の形態4を示す。
図6はベース基板1の要部の斜視図を示し、図7はその平面図を示している。
上記の各実施の形態では一つの液体収容室9に対して計量室10と溢流室11ならびに測定セル12がそれぞれ一つずつ設けられていたが、この実施の形態では一つの液体収容室9に対して一つの溢流室11と、それぞれ複数の第1,第2の計量室10a,10bと第1,第2の測定セル12a,12bが設けられている点が異なっている。
図6と図7に示すように、分析実行時の分析用デバイスの回転中心となる点Oに対してベース基板1には、分析対象の試料液を収容する液体収容室9が最内周部に設けられている。この液体収容室9よりも回転半径方向の外方部には、第1の計量室10aと第2の計量室10bが形成されている。第1の計量室10aは液体収容室9に第1の連結通路13aによって連結されている。第2の計量室10bは液体収容室9に第2の連結通路13bによって連結されている。
さらにベース基板1には、第1の計量室10aと前記第2の計量室10bの間に溢流室11が形成されており、溢流室11の流入口16と第1の計量室10aの第1の溢流口14aとが、同一の回転半径方向に沿って延びる第1の毛細管通路17aによって連結されている。また、溢流室11の流入口16と第2の計量室10bの第2の溢流口14bとを、同一の回転半径方向に沿って延びる第2の毛細管通路17bによって連結されている。
さらに、第1の計量室10aの最外周部は、分析用デバイスの回転中心から、溢流室11の流入口16と第1の毛細管流路17aの界面までの距離より内方に配置される曲管を備えたサイフォン形状の第1の連結通路15aを介して第1の測定セル12aに接続されている。第2の計量室10bの最外周部は、分析用デバイスの回転中心から、溢流室11の流入口16と第2の毛細管流路17bの界面までの距離より内方に配置される曲管を備えたサイフォン形状の第2の連結通路15bを介して第2の測定セル12bに接続されている。第1,第2連結通路15a,15bの幅を0.5mm〜2mm、深さを50μm〜200μmで形成しているが、毛細管力で第1,第2連結通路15a,15b内を試料液で充填できるのであれば特に制限はない。
なお、第1,第2の連結通路13a,13bを通過する液体の流量が第1,第2の毛細管通路17a,17bを通過する液体の流量に比べて少なくなるように、第1,第2の連結通路13a,13bの厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法のうちの少なくとも一方が、第1,第2の毛細管通路17a,17bの厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法よりも小さく構成されている。具体的には、第1,第2の連結通路13a,13bの厚み方向の断面寸法を、深さ50μm〜200μmの毛細管形状にして第1,第2の毛細管通路17a,17bよりも小さい寸法にすることによって、試料液を液体収容室9から計量室10へ移送して計量している際に、連結通路15内に保持される試料液の液面が連結通路15の最内方点を越えて計量中の試料液を測定セル12に移送してしまう現象を回避できるため、計量工程をより安定させることができる。
さらに溢流室11には、厚み方向の断面寸法を毛細管力の作用する大きさに制限する敷居20が設けられている。18a,18b,19a,19b,21は大気側と連通する空気孔である。空気孔21を、溢流室11の敷居20よりも内周側の毛細管力の作用しないエリアに形成することによって、第1,第2の計量室10a,10bから溢流室11への余剰分の流れがスムーズに行われる。
図8(a)〜図8(d)は分析用デバイスの移送プロセスを示す。
図8(a)に示すように注入口8から試料液5を注入して液体収容室9に収容し、分析用デバイスを回転させることで、第1,第2の連結通路13a,13bを介して図8(b)に示すように、第1,第2の計量室10a,10bに試料液を移送できる。第1,第2の計量室10a,10bに移送された試料液の内で、第1,第2の溢流口14a,14bから第1,第2の毛細管通路17a,17bを越えた試料液は溢流室11に流入する。このとき、第1,第2の連結通路15a,15b内の試料液は、分析用デバイスの回転中心から溢流室11の流入口16と、第1,第2の毛細管通路17a,17bの界面までの回転半径方向の距離に相当する位置までしか充填されない。
第1,第2の計量室10a,10bの充填完了後に分析用デバイスを減速または停止させると、図8(c)に示すように、第1,第2の連結通路15a,15b内は毛細管力が働き、第1,第2の測定セル12a,12bの入口まで試料液で満たされる。このとき、第1,第2の測定セル12a,12bの深さが深く、毛細管力が第1,第2の連結通路15a,15bの毛細管力に比べて極めて小さいため、試料液は第1,第2の測定セル12a,12b内には流入しない。
また、敷居20が設けられているため、分析用デバイスを減速または停止させときに溢流室11から第1,第2の計量室10a,10bへの試料液の逆流が発生しない。
第1,第2の連結通路15a,15bが試料液で満たされた後、分析用デバイスを再度回転させることで、第1,第2の計量室10a,10b内に保持されている試料液は、図8(d)に示すようにサイフォン効果で第1,第2の測定セル12a,12bに移送され、第1,第2の測定セル12a,12bにおいて個別に分析が実施される。
このようにベース基板1に、一つの液体収容室9に対して一つの溢流室11と、それぞれ複数の計量室10a,10bと第1,第2の測定セル12a,12bを適切に形成したため、分析用デバイスの径方向の寸法が図14と同じ場合には、より多くの測定セル12を設けることが出来る。
なお、第1,第2の連結通路15a,15bの途中で、第1,第2の計量室10a,10bの回転半径方向の最外方より外側の位置と第1,第2の測定セル12a,12bの間に仮想線で示すように毛細管バルブ22a,22bを設けて、第1,第2の計量室10a,10bと第1,第2の測定セル12a,12bを連結することもできる。
また、液体収容室9、第1,第2の計量室10a,10b、溢流室11、第1,第2の測定セル12a,12bの深さを0.3mm〜2mmで形成しているが、試料液の量や吸光度測定するための条件(光路長、測定波長、試料液の反応濃度、試薬の種類等)によって調整可能である。
(実施の形態5)
図9と図10は本発明の実施の形態5を示す。
この実施の形態5は、実施の形態4の構成をベース基板1に展開した分析用デバイスの具体例を示している。
ベース基板1とカバー基板(図9と図10には図示せず)2とを接合したこの分析用デバイスでは、血液点着部23に点着された血液は、カバー基板2との間に形成されたマイクロ流路24を介して血液保持部25に吸い上げられる。また、希釈液貯留部26にセットされた希釈容器(図示せず)には希釈液がセットされている。この状態で分析用デバイスを中心軸27(=O)を中心に回転駆動すると、血液は血液分離部28を介して血液定量室29で定量される。余分な血液は血液排出部30に回収される。また、希釈液は希釈液定量室31で定量される。余分な希釈液は希釈液排出部32に回収される。血液定量室29で定量された血液と希釈液定量室31で定量された希釈液は、混合部33で混合されて液体収容室9に移送される。
液体収容室9に移送された前記試料液としての希釈血液は、第1,第2の連結通路13a,13bを介して第1,第2の希釈血液定量室10a,10bに移送されて定量される。余分な希釈血液は第1,第2の毛細管通路17a,17bを介して溢流室11に回収される。分析用デバイスを再度回転させることで、第1,第2の希釈血液定量室10a,10bで定量された希釈血液は、第1,第2の計量室10a,10bからサイフォン状の第1,第2の連結通路15a,15bを介して第1,第2の測定セル12a,12bに移送され、第1,第2の測定セル12a,12bにおいて個別に分析が実施される。第1,第2の測定セル12a,12bの内部には試薬34a,34b,34cがセットされている。
この実施の形態5では、希釈液を定量計量する希釈液定量室31を、希釈液貯留部26の周りを取り囲むように湾曲して配置し、また、希釈液定量室31において生じる余剰な希釈液を受容する希釈液排出部32も希釈液貯留部26の周りに沿って形成し、この希釈液定量室31と希釈液排出部32とを接続する毛細管通路36が、第1,第2の毛細管通路17a,17bと同じように同一の回転半径方向に沿って延びる形状であって、分析用デバイスの小型化に有効に作用している。更にこの場合、希釈液貯留部26と希釈液定量室31とを接続している連結通路37を通過する液体の流量が毛細管通路36を通過する液体の流量に比べて少なくなるように、連結通路37の厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法のうちの少なくとも一方が、毛細管通路36の厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法よりも小さく構成されている。この実施の形態5では液体収容室9において余剰となった試料液は、毛細管通路38を介して希釈液排出部32を経由して測定セル12c,12dに受容されるように構成されている。
(実施の形態6)
図11は本発明の実施の形態6を示す。
実施の形態5と実施の形態6では、溢流室11に敷居20を形成してカバー基板2との隙間を小さくして毛細管力の作用する大きさに制限したが、敷居20を無くすることもできる。図11は実施の形態5の場合の具体例を示す。
この図11では溢流室11に吸水性を有する吸水性材料35が配置されており、溢流室11に流入した試料液を吸水性材料35が吸い取ることによって、分析用デバイスを減速または停止させたときに溢流室11から第1,第2の計量室10a,10bへの試料液の逆流を防止できる。実施の形態6の場合も同様である。
本発明は、生物などから採取した液体の成分分析に使用する分析用デバイスの計量手段として有用である。
本発明の実施の形態1における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す斜視図 同実施の形態における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す平面図 本発明の実施の形態2における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す斜視図 同実施の形態における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す平面図 本発明の実施の形態1の変形例を示す実施の形態3の平面図 本発明の実施の形態4における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す斜視図 同実施の形態における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す平面図 同実施の形態における移送プロセスの工程図 本発明の実施の形態5における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す斜視図 同実施の形態における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す平面図 本発明の実施の形態6における分析用デバイスのベース基板のマイクロチャネル構成を示す平面図 本発明の従来の分析用デバイスの拡大断面図 同従来例におけるベース基板の斜視図 同従来例における分析用デバイスのマイクロチャネル構成を示す平面図 同従来例における移送プロセスの工程図
符号の説明
1 ベース基板
2 カバー基板
4a,4b マイクロチャネル
8 注入口
9 液体収容室
10 計量室
10a,10b 第1,第2の計量室
11 溢流室
12 測定セル
12a,12b 第1,第2の測定セル
13A 連結通路
13a,13b 第1,第2の連結通路
14 計量室の溢流口
14a,14b 第1,第2の溢流口
15a,15b サイフォン形状の第1,第2の連結通路
16 溢流室11の流入口
17a,17b 第1,第2の毛細管通路
17c,17d 毛細管通路
18a,18b,19a,19b,21 空気孔
L1 計量室10の液面
O 分析用デバイスの回転中心となる点
20 敷居
22,22a,22b, 毛細管バルブ
23 血液点着部
24 マイクロ流路
25 血液保持部
26 希釈液貯留部
27 分析用デバイスの中心軸
28 血液分離部
29 血液定量室
30 血液排出部
31 希釈液定量室
32 希釈液排出部
33 混合部
34a,34b,34c 試薬
35 吸水性材料

Claims (3)

  1. 液体収容室に第1の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第1の計量室と、
    液体収容室に第2の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第2の計量室と、
    前記第1の計量室と前記第2の計量室の間に配置され前記第1の計量室および前記第2の計量室に連結され過剰な容量の液体を受容する溢流室と、
    前記第1の計量室よりも後段に配置され前記第1の計量室から受け入れた液体を測定する第1の測定セルと、
    前記第2の計量室よりも後段に配置され前記第2の計量室から受け入れた液体を測定する第2の測定セルを有し、
    前記溢流室の流入口と前記第1の計量室の第1の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第1の毛細管通路によって連結し、
    前記溢流室の流入口と第2の計量室の第2の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第2の毛細管通路によって連結し
    前記溢流室の流入口は、大気側と連通する空気孔が設けられている毛細管力の作用しないエリアであり、
    前記溢流室と前記溢流室の流入口との接続部に、厚み方向の断面寸法を毛細管力の作用する大きさに制限した流路の敷居を設けた、
    分析用デバイス。
  2. 前記第1の連結通路および前記第2の連結通路を通過する液体の流量が、前記第1の毛細管通路および前記第2の毛細管通路を通過する液体の流量に比べて少なくなるように、前記第1,第2の連結通路の厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法のうちの少なくとも一方が、前記第1,第2の毛細管通路の厚み方向の断面寸法と幅方向の断面寸法よりも小さい
    請求項に記載の分析用デバイス。
  3. 液体収容室に第1の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第1の計量室と、
    液体収容室に第2の連結通路によって連結されるとともに前記液体収容室に対して回転半径方向の外方に配置され前記液体収容室から受け入れた液体を一定量保持する第2の計量室と、
    前記第1の計量室と前記第2の計量室の間に配置され前記第1の計量室および前記第2の計量室に連結され過剰な容量の液体を受容する溢流室と、
    前記第1の計量室よりも後段に配置され前記第1の計量室から受け入れた液体を測定する第1の測定セルと、
    前記第2の計量室よりも後段に配置され前記第2の計量室から受け入れた液体を測定する第2の測定セルを有し、
    前記溢流室の流入口と前記第1の計量室の第1の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第1の毛細管通路によって連結し、
    前記溢流室の流入口と第2の計量室の第2の溢流口とを、同一の回転半径方向に沿って延びる第2の毛細管通路によって連結し、
    前記溢流室の流入口は、大気側と連通する空気孔が設けられている毛細管力の作用しないエリアであり、
    前記溢流室に吸水性材料を配置した
    分析用デバイス。
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