JP5374542B2 - 腕時計のベゼルを取り外すための工具システム - Google Patents

腕時計のベゼルを取り外すための工具システム Download PDF

Info

Publication number
JP5374542B2
JP5374542B2 JP2011106025A JP2011106025A JP5374542B2 JP 5374542 B2 JP5374542 B2 JP 5374542B2 JP 2011106025 A JP2011106025 A JP 2011106025A JP 2011106025 A JP2011106025 A JP 2011106025A JP 5374542 B2 JP5374542 B2 JP 5374542B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bell
bezel
bell chuck
tool system
chuck
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2011106025A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011237436A (ja
Inventor
オリヴィエ・エルメノー
Original Assignee
オメガ・エス アー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by オメガ・エス アー filed Critical オメガ・エス アー
Publication of JP2011237436A publication Critical patent/JP2011237436A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5374542B2 publication Critical patent/JP5374542B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B33/00Hand tools not covered by any other group in this subclass
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04DAPPARATUS OR TOOLS SPECIALLY DESIGNED FOR MAKING OR MAINTAINING CLOCKS OR WATCHES
    • G04D3/00Watchmakers' or watch-repairers' machines or tools for working materials
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B27/00Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B27/00Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for
    • B25B27/02Hand tools, specially adapted for fitting together or separating parts or objects whether or not involving some deformation, not otherwise provided for for connecting objects by press fit or detaching same
    • GPHYSICS
    • G04HOROLOGY
    • G04BMECHANICALLY-DRIVEN CLOCKS OR WATCHES; MECHANICAL PARTS OF CLOCKS OR WATCHES IN GENERAL; TIME PIECES USING THE POSITION OF THE SUN, MOON OR STARS
    • G04B19/00Indicating the time by visual means
    • G04B19/28Adjustable guide marks or pointers for indicating determined points of time

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Gripping On Spindles (AREA)
  • Clamps And Clips (AREA)
  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Description

本発明は、腕時計のベゼルを取り外すための工具システムに関し、さらに詳しくは、保持体が腕時計の中央部分に取り付けたベゼルの周囲に位置するように配置されたベルチャック用の拡張縮小機構を支持する役目を果たし、前記機構と協働して前記ベルチャックを操作するように前記保持体が配置された工具システムに関する。
本発明は、腕時計製造工具セットの分野に関し、特に、腕時計を分解するため、特に、ベゼルを取り外すための工具セットの分野に関する。
ベゼルと中央部分を取り外す作業は、常に繊細な作業であり、これら二つの部品を損傷しないための経験をつんだノウハウが必要である。
この繊細な作業を行うための工具セットはほとんど存在しない。工具セットは、ロレックス社の名で取得したスイス特許第609524号で知られており、分離させるこの二つの部品の間に同時に挿入する2本のナイフを含む。しかし、この工具システムは、ナイフが鋭利なのでベゼルに跡がつく可能性があるため、切り離したあとに部品が完全に無傷であるという保証はない。特に、ピケレ社エルヴァンの名で取得した英国特許第1102432号で示すように特にガラスを取り外すためのハブ引っ張り型の他の工具セットも知られているが、周囲の支持体が部品の側面に跡をつける可能性があり、さらに、取り扱いが不適切だと、特に、使用者は気付かないが、ベゼルが中心から外れていると、それらをひどく損傷する可能性がある。市販の装置の中には、らせん状の切断支持部材が押圧する楔を一般的に二つ、または三つ有するものがある。推力がかかる間、支持部材は、一方もしくは他方の楔を交互に押圧し、その推力には、当然半径方向および軸方向への成分が含まれる。この傾いた推力固有のリスクは、ベゼルが横方向に押し出されて損傷するということである。
これらの市販の工具セットは、一般的にスチール製であり、同心グリップを有する3ジョーマンドレルに類似して製造される、高価な精密機械装置である。特殊なジョーセットは、ベゼルの寸法に応じて使用する必要があり、購入価格が高いだけでなく、ジョーを交換するのに時間がかかるため、作業コストも高い。
スイス特許第609 524号 英国特許第1 102 432号
本発明は、通常、腕時計のアフターサービスおよび修理の担当者である使用者が、汎用性があり、特に、取り扱う部品を完全に無傷のままに保持できる、確実にベゼルを軸方向に完璧に取り外すことが可能なベゼルを取り外すための工具システムを利用可能とすることを提案する。所望の工具システムは、安価であり、迅速に、そして簡単に使用できなければならない。
よって、本発明は、腕時計の中央部分に取り付けたベゼルの周囲に位置するように配置されたベルチャックを操作するための拡張縮小機構と協働するように配置された保持体を備え、前記ベルチャック内に同軸に取り付けるとともに前記中央部分に圧入された時計ガラス上に位置するように配置され、前記ガラスに十分な推力を掛けて前記ベルチャックを前記ガラスに対して相対的にずらすように構成された推力手段を備えたことを特徴とする腕時計のベゼルを取り外すための工具システムに関する。
本発明は、さらに、本発明による工具システムで使用するように配置されたベルチャックに関する。
本発明は、さらに、本発明による工具システムとこの種のベルチャックによって形成された装置に関する。
本発明は、下記に示す、添付の図面に基づいた説明により、より明らかとなろう。
本発明の第1の実施形態による工具システムの長手方向の略断面図である。 図1に示す工具システムの略立面図である。 本発明の別の実施形態による工具システムの長手方向の略断面図である。 本発明による工具システムに使用されるように配置されたベルチャックの略斜視図である。 ベルチャックのリップの詳細を示す長手方向の略断面図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 本発明によるベルチャックのリップの外形の一例を示す図である。 図8に示すリップを有するベルチャックインサートの前面図である。 図13のインサートの長手方向の断面図である。
本発明は、腕時計製造工具セットの分野に関し、特に、腕時計を分解するため、特に、ベゼルを取り外すための工具セットの分野に関する。
本発明は、腕時計のベゼルを取り外すための工具システム100に関する。
このベゼル20は、従来の方法により、腕時計23の中央部分22に一般的に圧入することによって取り付けられる。この腕時計23は、さらに、中央部分22に圧入されるガラス21を有する。
工具システム100は、保持体16を備え、保持体16は、ベゼル20の周囲に位置するように配置された、ベルチャック15の拡張縮小機構17を支持する役目を果たす。
本発明は、また、本発明による工具システムで使用するように配置されたベルチャック15に関する
このベルチャック15は、図4に示すように、好ましくは軸158と同軸をなす頭部156と脚部157を備える。頭部156は、軸158に垂直な前側支持面151と、ベゼル20の周囲に位置するように配置された横方向保持面159とを有する凹部150内にベゼル20を受容するように配置されている。この横方向保持面159は、可変形状を有している。ベルチャック15は、スプリットコレットタイプであり、前記頭部156の外周面153にかかる作動力によって頭部156の半径方向の拡張縮小を可能とする一本もしくは数本のスロット152を有する。この周面153は、好ましくは円錐形であるが、半径が軸158に沿って進むに連れて大きくなるような、異なったテーパ形状の外形を採択しても良い。
図5に示すように、ベルチャック15は、その前端150Aの筐体150にリップ150Bを有しており、リップ150Bは、ベルチャック15の外側の円錐形状が伸びる方向の回転軸に対して回転対称であり、操作位置で内部にベルチャックが挿入されたベル2の内部の円錐形状2Aと協働するように配置される。リップ150Bの自由端の縁部150Dは、共に同一平面上にあり、ベゼル20を中央部22から離すように配置されているのが好ましい。これらのリップ150Bは軸158に向かって尖っており、その断面は、好ましくは、例えば、前端150Aと先細面150Cの間の角度が40°の略三角形である。これらのリップ150Bの半径方向の延びは、0.5mm程度であり、尖った端部を形成する縁部150Dの最小断面は、数百ミリメートル程度、例えば、6百ミリメートルである。異なる縁部150Dは、少なくとも2つあり、それらは、同心である。
周面153に応力がかからなければ、1本以上のスロット152は完全に開放され、よって、頭部156は、周囲保持面159と同じようにその最大空間要件を有することは明らかである。そして、組み立てた状態の工具システム100では、ベゼル20と腕時計の中央部分22の間の結合部で挿入するため、前記ベゼルを支持面151および/または位置決め縁部150Dに前側で当接させて保持しながらベゼル20を覆うことができる。ベルチャック15が特定の腕時計モデル用に設計されている場合、筐体150の寸法設定により、ベゼルを前面支持で支持面151とリップ150B上に保持することができるとともに、特に、縁部150Dをベゼル20と腕時計の中央部分22の間の結合部分に対向して正確に位置させることができる。
そして、使用者は、周方向の力を周面153に対して掛けてスロット152を閉じる。縁部150Dによってもたらされたその支持状態は、軸158に対して同心を保ち、それらは精密であるので、縁部150Dが確実に円形となるようにしながらリップ150Bがわずかに変形する。これにより、ベゼル20と中央部分22が損傷するのを防ぐと共に、前記二つの要素の間の縁部150Dを、包囲する楔のように係合する。スロット152を閉じることにより、頭部156によって形成されたジョーが、周囲保持面159にグリップが得られるまでベゼル20の周りを閉じるようになる。そして、ベゼル20は、軸方向および半径方向に完全に保持され、中央部分22に対して、永久にそこから取り外す目的で処理することができるようになる。
ベルチャック15の脚部157は、工具システム100の内部を誘導する手段154を含み、より詳しくは、その手段154は、保持体16を形成するもしくはその内部に一体化された基部1に含まれる相補形状の誘導手段1Aと協働するように配置される。好ましくは、この誘導手段154は、円筒形であり、相補手段1Aは、孔によって形成される。この脚部157は、ベルチャック15が前記基部に対して軸方向に動かないように防ぐために、保持体16または基部1に含まれる相補形状のストッパ手段と協働するように配置されたストッパ手段155をさらに有する。
また別の実施形態では、図13および14に示すように、リップ150Bがベルチャック15の本体内または本体上に取り付けた一つまたは数個のインサート150Xである。これらのインサートは、引っかかって動かなくならないように、真鍮、又はそれに類似した材料を、金の中央部分に跡がつかないようなものから選択して形成するのが有利である。この種のインサートは、環状のサークリップの形態、または、特に、図13および14に示すようなねじによってリングの分弧部150Xの形態でベルチャックに固定するように工夫することができる。
スロット152の数とその配分は、ベゼルを中央部分から分離させたときにかかる力を最も良く分散させられるように選択する。ホーンの軸と、中央を通り前記軸に垂直な軸の両方に対して対称な4本のスロットにより、最も良い結果が得られる。インサート150Xによっては、ホーンが貫通する凹部150Yを有しているものもある。
それぞれのタイプのベゼル20は、特殊な寸法のベルチャック15を使用する可能性があることは明らかである。実際、チャックを正確に同心で把持でき、取り扱う際にベゼル20が一体化しているようにするため、把持範囲は十分に制限しなければならない。さもないと、遊びや、偏心現象が起き、所望の結果が得られないからである。従って、ベルチャック15は交換可能である。
ベルチャック15は、デルリン(登録商標)もしくはそれに類似したプラスチック材で形成すると有利である。
図6から12は、本発明によるベルチャックのリップ外形の各種の例を示している。これらは、意図する腕時計のタイプによって異なる。これらの図には下記が含まれる。
・リップ150Bの縁部150Dの幅L
・前面Pを有するリップ150Bの第1の面によって形成された凹角β
・同じ前面Pを有する縁部150Dによって第1の面から分離したリップ150Bの第2の面によって形成された角度α
・必須ではないが好ましくはベルチャック15の軸158に平行な、縁部150Dに対応する直径D1
・第2の面の後の拡径した底部の直径D2
・この直径D2における拡径した半径R1
・半径R1の後の、ベルチャック15の内形によって形成される半径R2、または
・この凹部の後のベルチャック15の内形によって形成された角度γ。
対応する数値(単位:ミリメートルおよび度)は、下記の通りである。
・図6:D1=27;D2=29.3;L=0.1;α=3;β=11;R1=0.5;R2=6;
・図7:D1=24;D2=26.3;L=0.1;α=4;β=4;R1=0.5;R2=6.2;
・図8:D1=34.8;D2=37.1;L=0.1;α=8;β=4;R1=0.5;R2=13;
・図9:D1=43.5;D2=45.5;L=1;α=15;β=0;γ=15;
・図10:D1=37.8;D2=40.1;L=0.1;α=4;β=4;R1=0.5;R2=13.5;
・図11:D1=41.5;D2=43.9;L=0.75;α=45;β=0;R1=0.4;R2=0.4;γ=0;
・図12:D1=40.8;D2=43.1;L=0.1;α=8;β=4;R1=0.5;R2=10。
これらの値は、本発明を限定するものではなく、その割合は、共通利用における非常に多くの場合により変わるものである。
また、好ましい形態では、保持体16または基部1の相補形状のストッパ手段は、取り外すベゼルのタイプにより、ベルチャック15を別のベルチャックに交換することができるように可動である。図1の例では、相補形状のストッパ手段は、保持体16または基部1内の筐体内で略半径方向に移動可能なピン11によって形成されている。有利なことには、これらのピン11は保持体16または基部1上の旋回軸11Aに結合した旋回部品6を介して操作可能であり、保持体16または基部1のハウジング6A内において操作可能であり、これらのピン11は、旋回要素6上に作用するスプリング13によって後退位置に戻されるように構成されている。図3の例では、基部1の相補形状のストッパ手段は、基部1のハウジング内において、半径方向のねじ11Aによって形成される。
図1の主題を構成する実施形態では、保持体16は、基部1と外向きインサート7から形成されていてもよい。また、図2の主題を形成する別の実施形態では、単一の基部1でもよい。これらの実施形態は、本発明を限定することのない単なる一例に過ぎない。
ベルチャック15の拡張縮小機構17は、ベル2用の長手の操作手段18を含む。このベル2は、その内形2Aを介してベルチャック15の周面153と協働し、ベルチャック15を開放、閉鎖する。好ましくは、ベルチャック15の周面153が円錐形状である場合、この内形2Aも同じ円錐勾配を有する円錐形状である。長手方向に移動するため、ベル2はベルチャック15に対してほぼ強い圧力を掛けることになる。好ましくは、内外のねじ山、特に図1の場合には、保持体16または基部1と一体の外向きインサート7の外ねじと、ベル2と一体の内向きインサート8の内ねじの間の協働によって長手の操作手段18が形成される。図3の他方の実施形態では、外ねじが基部1上に形成され、ベル2には、内ねじが形成されている。ベル2を保持体16に対して回転させることにより、ベルチャック15のグリップに制御された変化をもたらすことができる。ねじ山ピッチが小さいほど、この変化は微小になる。ベル2は、アルミニウム合金またはそれに類する材料から形成するのが有利である。
使用者は、ベゼル20が損傷を受けることなく適切に保持され、前側支持面151により、工具システム100の幾何学的形状がベゼル20に対向して適切に、軸158がベゼル20と中央部分22の間の結合部の面に正確に垂直になるようにセットされたことがわかるようになる。
本発明によると、工具システム100は、ベルチャック15内部に同軸に取り付けた推力手段30を備え、前記推力手段30は中央部分22に圧入されたガラス21上を押圧し、前記ガラス21に十分な推力をかけて、ベゼル20を前記ガラス21に対して保持し、把持する位置に前もって戴置されていたベルチャック15を相対変位させるように配置されている。
好ましくは、この推力手段30は、ガラス21上に戴置されるように配置された支持部材14を有する。この支持部材14は、その中央に向かって凹んだ領域を有し、ガラスの丸天井上に位置せず、径の大きい円上に位置して、推力を最適に分散する。好ましくは、保持体16および、特に基部1は、内ねじ1Bを有し、前記内ねじ1Bは、第1の端部に支持部材14が取り付けられたアーバ3のねじ部と協働する。このアーバ3は、図1および3に示すようなねじ山付きステムであるのが有利である。このアーバ3の第2の端部には、操作ハンドル4が設けられており、推力をガラス21に掛けるとともに、回転させてセットする際、支持部材14を並進運動させる。ねじ山が小さければ小さいほど、並進運動は微小となる。当然のことながら、支持部材14は、クリタル21の形状または寸法に適合するように交換可能であり、特に、ピン、ねじ、あるいは類似した要素によってアーバ3の端部に固定することができる。
こうして形成された工具システム100は、下記のように操作を順に行っていくものであるため、実施が容易であり、組み合わせた動作を必要としない。まず、支持位置に戴置し、次にベル2を基部1に対してねじ込むまたは緩めることによってベゼル20をベルチャック15に把持させる。そして、ハンドル4を回転させることによって支持部材14をガラス21上に位置するように戴置し、このハンドル4を継続して回転させることによってガラス21上に推力をかける。
この工具システムは、非常に正確に操作でき、また、腕時計とその部品を大切に取り扱うことができる。
この工具システムは、適度な価格であり、小型であり、修理の必要性またはアフターサービスに完璧に対応できる。
本発明は、また、本発明による工具システムによって形成された装置と、この種のベルチャックに関する。
要するに、本発明は、分解中に腕時計の中央部分とベゼルを保護し、ガラスを容易に取り外すことができるように工夫された精密な工具システムを提供する。軽量合金またはプラスチック部品を選択しているため、この工具システムは、軽量であり、取り扱いが容易である。価格が非常に安価であり、それぞれ非常に低価格なベルチャックの組み合わせにより、調整を必要とせず、ベルチャックの他のベルチャックとの交換を非常に簡単かつ迅速に行うことができる。
15…ベルチャック、16…保持体、17…拡張縮小機構、20…ベゼル、21…ガラス、22…腕時計の中央部分、23…腕時計、30…推力手段、100…工具システム

Claims (13)

  1. 腕時計のベゼルを取り外すための工具システム(100)であって、
    腕時計(23)の中央部分(22)に取り付けたベゼル(20)の周囲に位置するように配置されたベルチャック(15)を操作するための拡張縮小機構(17)と協働するように配置された保持体(16)を備え、
    前記ベルチャック(15)内に同軸に取り付けるとともに前記中央部分(22)に圧入されたガラス(21)上に位置するように配置され、前記ガラス(21)に十分な推力を掛けて前記ベルチャック(15)を前記ガラス(21)に対して相対的にずらすように構成された推力手段(30)を備え、
    前記保持体(16)は、アーバ(3)のねじ部と協働する内ねじ(1B)を備え、第一の端部には、前記支持部材(14)が取り付けられていると共に、前記アーバ(3)の第2の端部には、前記ガラス(21)に推力をかけるための操作ハンドル(4)を設ける
    ことを特徴とする、
    工具システム。
  2. 前記ベルチャック(15)用の前記拡張縮小機構(17)が、その内形(2A)を介してベル(2)を前記ベルチャック(15)の周面(153)と協働させて長手方向に操作して前記ベルチャック(15)を開放、閉鎖するための手段(18)を備える、ことを特徴とする請求項1に記載の工具システム(100)。
  3. 前記保持体(16)と一体の外向きインサート(7)の外ねじと、前記ベル(2)と一体の内向きインサート(8)の内ねじとの間の協働によって前記長手の操作手段(18)が形成される、ことを特徴とする請求項2に記載の工具システム(100)。
  4. 前記保持体(16)の外ねじと前記ベル(2)の内ねじとの間の協働によって前記長手の操作手段(18)が形成される、ことを特徴とする請求項2に記載の工具システム(100)。
  5. 前記内形(2A)は円錐形であり、前記ベルチャック(15)と同じ円錐勾配を有する外周面(153)と協働するように配置される、ことを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の工具システム(100)。
  6. 前記推力手段(30)は、支持部材(14)を有し、前記支持部材は、前記ガラス(21)を押圧するように配置されているとともに、中央に向かう凹部を有し、前記ガラス(20)の大径の円上に位置して前記推力を分配する、ことを特徴とする前記請求項1から5のいずれか一項に記載の工具システム(100)。
  7. 前記支持部材(14)は、前記ガラス(21)の形状または寸法に適合するように交換可能であり、ピンまたはねじによって前記推力手段(30)の前記アーバ(3)の端部に固定可能であることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の工具システム(100)。
  8. 少なくとも一つのベルチャック(15)によっておよび請求項1〜のいずれかに記載の工具システム(100)によって形成された装置であって、前記ベルチャック(15)は、軸(158)に対して同軸である頭部(156)と脚部(157)とを有し、前記頭部(156)は、前記軸(158)に垂直な前側支持面(151)と前記ベゼル(20)の周囲に位置するように配置された横方向保持面(159)を有する筐体(150)内にベゼル(20)を受容するように配置されており、
    前記ベルチャック(15)は、前記頭部(156)を前記頭部(156)の外周面(153)上の前記ベル(2)の内形(2A)から掛かる力によって半径方向に拡張または縮小させることができる一本または数本のスロット(152)を有し、
    前記周面(153)は、その半径が前記軸(158)に沿って先に向かうにつれ大きくなるテーパ形状を有し、
    前記ベルチャック(15)が、さらに、前端(150A)の前記筐体(150)の近傍の同一平面上にリップ(150B)が、中央部分(22)から前記ベゼル(20)を分離させるように配置されている、
    ことを特徴とする装置。
  9. 前記リップ(150B)が前記軸(158)の側部に向けて尖っており、同心であることを特徴とする請求項に記載の装置。
  10. 前記ベルチャック(15)は、精密腕時計モデル用であり、前記筐体(150)の寸法は、前記ベゼル(20)が前記支持面(151)上に前面支持されるとともに、前記リップ(150B)が前記ベゼル(20)と前記腕時計の前記中央部分(22)との間の結合部に対向して正確に位置することを可能にすることを特徴とする請求項またはに記載の装置。
  11. 前記ベルチャック(15)は交換可能であり、前記脚部(157)は、保持体(16)に含まれる相補形状の誘導手段(1A)と協働するように配置された誘導手段(154)を含み、前記脚部(157)は、さらに、前記保持体(16)に含まれる相補形状のストッパ手段と協働するように配置されたストッパ手段(155)を備え、前記ベルチャック(15)を前記保持体(16)に対して軸方向に移動不可能とする、ことを特徴とする請求項から10のいずれかに記載の工具によって形成された装置。
  12. 前記相補形状のストッパ手段は、前記保持体(16)内の筐体内を略半径方向に移動可能であり、前記保持体(16)上の旋回軸(11A)上で結合した旋回部品(6)を介して操作可能であるとともに前記保持体(16)内の筐体(6A)内で移動可能なピン(11)によって形成されており、前記ピン(11)は、前記旋回部品(6)に作用するスプリング(13)によって後退位置に戻ることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 前記請求項1から7のいずれか一項に記載の工具システム用のベルチャック(15)であって、
    軸(158)に対して同軸である頭部(156)と脚部(157)とを有し、前記頭部(156)は、前記軸(158)に垂直な前側支持面(151)とベゼル(20)の周囲に位置するように配置された横方向保持面(159)を有する筐体(150)内に前記ベゼル(20)を受容するように配置されており、
    前記ベルチャック(15)は、前記頭部(156)を前記頭部(156)の外周面(153)上の前記ベル(2)の内形(2A)から掛かる力によって半径方向に拡張または縮小させることができる一本または数本のスロット(152)を有し、
    前記周面(153)は、その半径が前記軸(158)に沿って先に向かうにつれ大きくなるテーパ形状を有し、
    前記ベルチャック(15)が、さらに、前端(150A)の前記筐体(150)の近傍の同一平面上にリップ(150B)が、中央部分(22)から前記ベゼル(20)を分離させるように配置されている、
    ことを特徴とする工具システム用ベルチャック(15)。
JP2011106025A 2010-05-11 2011-05-11 腕時計のベゼルを取り外すための工具システム Active JP5374542B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH00732/10A CH703122B1 (fr) 2010-05-11 2010-05-11 Outillage pour l'extraction de lunettes de montres.
CH00732/10 2010-05-11

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011237436A JP2011237436A (ja) 2011-11-24
JP5374542B2 true JP5374542B2 (ja) 2013-12-25

Family

ID=44146753

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011106025A Active JP5374542B2 (ja) 2010-05-11 2011-05-11 腕時計のベゼルを取り外すための工具システム

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8800408B2 (ja)
EP (1) EP2386917B1 (ja)
JP (1) JP5374542B2 (ja)
KR (1) KR20110124723A (ja)
CN (1) CN102243473B (ja)
CH (1) CH703122B1 (ja)
HK (1) HK1161368A1 (ja)
WO (1) WO2011141338A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9423771B2 (en) * 2011-12-09 2016-08-23 Cartier International Ag Method for placing a watch case under a protective atmosphere
WO2016196192A1 (en) * 2015-06-05 2016-12-08 Sargent & Greenleaf, Inc. High security electromechanical lock
EP3712714B1 (fr) * 2019-03-19 2022-11-30 Omega SA Cadran pour une montre universelle
JP2021101182A (ja) * 2019-11-29 2021-07-08 ロレックス・ソシエテ・アノニムRolex Sa 時計部品用の支持システム
CN111941343B (zh) * 2020-08-26 2024-05-31 济南重工股份有限公司 一种磨机更换衬板作业装置

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2595172A (en) * 1946-08-02 1952-04-29 Kurtiss P Schenke Watch crystal
US3074156A (en) * 1960-03-16 1963-01-22 Hinrichsen Ejner Christian Watch crystal removing and replacing tool
US3052906A (en) * 1960-09-21 1962-09-11 Shiffman Jerome Tools for removing and fitting watch crystals
US3068558A (en) * 1960-12-29 1962-12-18 Shiffman Jerome Tools for handling watch crystals
US3145459A (en) * 1962-09-13 1964-08-25 Shiffman Jerome Tools for removing and fitting back plates of watches and watch crystals
US3169306A (en) * 1963-01-14 1965-02-16 Standard Unbreakable Watch Cry Device for applying and removing watch crystals
DE1548101B2 (de) 1965-05-18 1970-05-06 Piquerez, Ervin, Bassecourt (Schweiz) Vorrichtung zum Abziehen eines Uhrglases und zum Abziehen mit dieser Vorrichtung bestimmtes Uhrglas
JPS4514639Y1 (ja) * 1966-03-08 1970-06-19
JPS4517999Y1 (ja) * 1966-06-09 1970-07-22
GB1467980A (en) * 1973-04-26 1977-03-23 Skf Ind Trading & Dev Adjustable socket wrench
CH609524GA3 (en) 1976-03-10 1979-03-15 Apparatus for separating two elements of a watch case
CH640388GA3 (en) * 1980-08-21 1984-01-13 Apparatus for installing and removing watch glasses
CH682200B5 (fr) * 1992-03-09 1994-02-15 Smh Management Services Ag Procédé pour ouvrir une boîte de montre et appareil pour la mise en oeuvre de ce procédé.
CN2395303Y (zh) * 1999-10-10 2000-09-06 汪造颂 一种表开

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011237436A (ja) 2011-11-24
WO2011141338A1 (fr) 2011-11-17
CN102243473A (zh) 2011-11-16
EP2386917A1 (fr) 2011-11-16
CH703122A2 (fr) 2011-11-15
US8800408B2 (en) 2014-08-12
CN102243473B (zh) 2013-07-17
KR20110124723A (ko) 2011-11-17
EP2386917B1 (fr) 2017-07-12
US20110277596A1 (en) 2011-11-17
HK1161368A1 (en) 2012-08-24
CH703122B1 (fr) 2015-01-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5374542B2 (ja) 腕時計のベゼルを取り外すための工具システム
AU2013347256B2 (en) Expansion head for expansion tools and expansion tool comprising the same
JP6234927B2 (ja) コレットチャックを備えた加工装置
JP6173977B2 (ja) ローラバニシング工具
JP2018504288A (ja) 切削工具ホルダーおよびそのための切削インサートを備えた切削工具
KR102543411B1 (ko) 밸브, 밸브의 밸브체 유닛의 교환 방법, 및 밸브의 조립 방법
JP6105579B2 (ja) 釣合い試験機用クランプ装置
JP3118579U (ja) 工具の掴持用チャック及び工具の取付け構造
US2479973A (en) Chuck
JP7023941B2 (ja) チャック機構
JP2017177317A (ja) チャック開閉装置
EP2965844A1 (fr) Procédé de fabrication d'une pince de serrage, assortissement de têtes de pince de serrage, tête de pince de serrage, et pince de serrage
US20200189008A1 (en) Portable milling machine having a spanner
JP6420033B2 (ja) ワーク当接ユニットおよび工作機械
US861120A (en) Jeweler's lathe-chuck.
WO2016157500A1 (ja) チップドレッサー装置
JP7135247B2 (ja) チャック装置
JP7360001B2 (ja) 機械工具及び切削加工物の製造方法
JP2007050478A (ja) クランプ装置
RU2087269C1 (ru) Самоцентрирующее устройство
US78803A (en) hopkins
US655972A (en) Clutch.
JP2024073359A (ja) マイクロメカニカルな又は時計のコンポーネントを保持し、センタリングし、及び/又はコレット締め付けをする把持デバイス
US1190375A (en) Screw-threading die.
JP2016049587A (ja) 小径工具保持用チャック

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130917

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130920

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5374542

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250