JP5374127B2 - 主軸装置 - Google Patents

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本発明は、工作機械における主軸装置に関し、特に、エアカーテン機構を備えている主軸装置に関する。
工作機械における主軸装置は、筒状のハウジングと、軸回りに回転自在な状態でハウジング内に挿入された主軸と、を備えており、主軸の先端部に各種の工具を取り付け可能となっている。
このような主軸装置では、ワークの加工面から飛散した切粉やクーラントが、ハウジングの内周面と主軸の外周面との間に形成された環状の隙間に入り込む可能性がある。
そこで、従来の主軸装置としては、エアコンプレッサなどのエア供給装置から、ハウジングと主軸との間に形成された環状の隙間にエアを供給し、この環状の隙間から主軸の先端側に向けてエアを噴出して、環状のエアカーテンを形成することで、切粉やクーラントが環状の隙間に入り込むのを防止するエアカーテン機構を備えているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−054935号公報(段落0025、図3)
従来のエアカーテン機構を備えた主軸装置では、エアコンプレッサなどのエア供給装置を別途設ける必要があるため、エアカーテン機構に係るコストが高くなるという問題がある。
また、エア供給装置から延ばされた配管を通じてエアが供給されており、エアが配管内を通過するときに圧力損失が生じることから、エア供給装置では必要以上のエアを発生させる必要があるため、エネルギ効率が低いという問題がある。
そこで、本発明では、前記した問題を解決し、エアカーテン機構に係るコストを低減し、エアカーテン機構のエネルギ効率を高めることができる主軸装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明は、筒状のハウジングと、軸回りに回転自在な状態で、前記ハウジング内に挿入された主軸と、前記ハウジングの内周面と前記主軸の外周面との間に形成された環状の隙間から、前記主軸の先端側に向けてエアを噴出し、環状のエアカーテンを形成するエアカーテン機構と、を備え、前記主軸の先端部に工具を取り付け可能な主軸装置であって、前記エアカーテン機構は、前記主軸の外周面に形成された螺旋状の溝部を備えており、前記主軸が正回転したときに、前記溝部の回転によって、前記環状の隙間には前記主軸の先端側に向けてエア流が発生し、前記ハウジングの先端面には、内周縁部に沿って環状の壁部が突出しており、前記壁部の外周面には凹溝が形成されていることを特徴としている。
この構成では、主軸の回転に伴って螺旋状の溝部が回転することで、ハウジングと主軸との間に形成された環状の隙間にエア流が発生し、環状のエアカーテンが形成されるため、エアコンプレッサなどのエア供給装置を用いる必要がなくなり、エアカーテン機構に係るコストを低減することができる。
また、ハウジングと主軸との間に形成された隙間でエア流を発生させており、エアを供給するときに、配管などを通過しないことから、エアの圧力損失が生じないため、エネルギ効率を高めることができる。
また、ハウジングの先端面に付着したクーラントが、先端面の内周縁部近傍に流れたときに、クーラントは壁部の外周面に形成された凹溝を伝って内周縁部の周囲を流れるため、クーラントがハウジングと主軸との間に形成された環状の隙間に入り込むのを確実に防ぐことができる。
前記した主軸装置において、前記溝部は、前記主軸の外周面に形成されたねじ部によって構成することができる。
この構成では、主軸の外周面にねじ加工を施すことで、螺旋状の溝部を簡単に形成することができるため、エアカーテン機構に係るコストを低減することができる。
前記した主軸装置において、前記エアカーテン機構は、前記ハウジングの内周面において、前記主軸の前記溝部よりも先端側となる位置に開口した第一エア流通路と、前記ハウジングの内周面において、前記主軸の前記溝部よりも基端側となる位置に開口した第二エア流通路と、前記第二エア流通路を、前記第一エア流通路又は外部空間に連通させる切り替え手段と、を備え、前記切り替え手段は、前記主軸が正回転したときに、前記第二エア流通路を外部空間に連通させ、前記主軸が逆回転したときに、前記第二エア流通路を前記第一エア流通路に連通させるように構成することができる。
この構成では、主軸が正回転したときには、外部空間から第二エア流通路を通じて、ハウジングと主軸との間に形成された隙間に空気が取り込まれ、正回転した溝部によって、主軸の先端側に向けてエア流が発生する。
また、主軸が逆回転したときには、逆回転した溝部によって、基端側に向けてエア流が発生する。このエア流は、溝部よりも基端側で第二エア流通路に流入し、第一エア流通路を通じて、溝部よりも先端側でハウジングと主軸との間に形成された環状の隙間に流入する。このとき、第一エア流通路から隙間に流入したエア流の一部が先端側に向けて流れるため、主軸を逆回転させたときであっても環状の隙間から、主軸の先端側に向けてエアを噴出させることができる。
本発明の主軸装置では、エアコンプレッサなどのエア供給装置を用いることなく、主軸の回転によって、ハウジングと主軸との間に形成された環状の隙間にエア流を発生させ、環状のエアカーテンを形成することができるため、エアカーテン機構に係るコストを低減するとともに、エネルギ効率を高めることができる。
次に、本発明の実施形態および参考例について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、実施形態および参考例の説明において、同一の構成要素に関しては同一の符号を付し、重複した説明は省略するものとする。
第一参考例
図1に示す第一参考例の主軸装置1Aは、マシニングセンタなどの工作機械に用いられるものであり、円形断面の中空部が形成された筒状のハウジング10と、軸回りに回転自在な状態でハウジング10内に挿入された円形断面の主軸20と、ハウジング10と主軸20との間に形成された環状の隙間50から主軸20の先端側に向けてエアを噴出し、環状のエアカーテンを形成するエアカーテン機構30と、を備え、主軸20の先端部に各種の工具40を取り付けることができる。
この主軸装置1Aでは、ハウジング10の先端面12が垂直に配置されており、主軸20の先端部がハウジング10の先端面12から水平方向に突出している。
また、ハウジング10の内周面11と、主軸20の外周面21との間には、環状の隙間50が形成されている。
なお、以下の説明において、先端側とは工具40が配置される側とし、その反対側を基端側としている。
このような主軸装置1Aでは、駆動装置(図示せず)によって主軸20を軸回りに正回転(矢印A方向)させることで、主軸20の先端部に取り付けられた工具40を回転させ、回転する工具40によってワーク(図示せず)を加工することができる。なお、第一参考例の主軸装置1Aでは、主軸20を基端側から見て、右回りに回転させたときを正回転(矢印A方向)とし、左回りに回転させたときを逆回転としている。
エアカーテン機構30は、主軸20の外周面21に形成されたねじ溝31(溝部)を備えている。ねじ溝31は、主軸20の外周面21にねじ加工を施すことで形成された螺旋状の溝部であり、主軸20を基端側から見て左回りに螺旋状の溝部となっている。
エアカーテン機構30では、主軸20が正回転(矢印A方向)すると、その回転に伴ってねじ溝31も正回転(矢印A方向)する。このねじ溝31の回転によって、ハウジング10と主軸20との間に形成された隙間50の内部の空気が先端側に向けて送り出され、環状の隙間50の内部に先端側に向けてエア流が発生する。そして、環状の隙間50で発生したエア流は隙間50から先端側に向けて噴出する。
第一参考例のエアカーテン機構30を備えた主軸装置1Aでは、ハウジング10と主軸20との間に形成された環状の隙間50から、主軸20の先端側に向けてエアが噴出し、環状のエアカーテンが形成されるため、ワーク(図示せず)の加工時に加工面から飛散した切粉やクーラントが環状の隙間50に入り込むのを防ぐことができる。
また、主軸20の回転に伴ってねじ溝31が回転することで、環状の隙間50にエア流が発生するため、エアコンプレッサなどのエア供給装置を用いる必要がなくなり、エアカーテン機構30に係るコストを低減することができる。
また、ハウジング10と主軸20との間に形成された隙間50でエア流を発生させており、エアを供給するときに配管などを通過しないことから、エアの圧力損失が生じないため、エネルギ効率を高めることができる。
また、エア流を発生させるための螺旋状のねじ溝31は、主軸20の外周面にねじ加工を施すことで簡単に形成することができるため、エアカーテン機構に係るコストを低減することができる。
以上、本発明の第一参考例について説明したが、本発明は前記第一参考例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜に設計変更が可能である。
例えば、第一参考例では、図1に示すように、主軸20の外周面に形成されたねじ溝31によってエア流を発生させているが、主軸20の回転に伴ってエア流を発生させることができるのであれば、エア流を発生させるための溝部の形状は限定されるものではない。また、第一参考例では、ねじ溝31の溝形状がV字形状となっているが、溝形状が台形や矩形のねじ溝を用いてもよく、その形状は限定されるものではない。
第二参考例
図2に示す第二参考例の主軸装置1Bは、前記した第一参考例の主軸装置1A(図1参照)と略同様の構成であり、ハウジング10及び主軸20に拡径部が形成されていることが、第一参考例の主軸装置1Aと異なっている。
第二参考例の主軸装置1Bでは、ハウジング10の内周面11及び主軸20の外周面21が、ハウジング10の先端部において円錐状に拡径されている。具体的には、ハウジング10の内周面11は、先端面12側の開口部において先端側が大径となるように円錐台状に拡径されている。また、主軸20の外周面21において、ハウジング10の拡径部に対応する部位は、ハウジング10の拡径部と同じ傾斜角度で先端側が大径となるように円錐台状に拡径されている
この構成では、ハウジング10と主軸20との間に形成された環状の隙間50が、ハウジング10の先端部において拡径されており、環状の隙間50の拡径部に入り込んだ切粉やクーラントに遠心力が作用して、切粉やクーラントが外径方向に向かうため、切粉やクーラントを主軸20の先端側に押し出すことができる。
なお、第二参考例の主軸20では、ハウジング10の先端面12の内周縁部に対応する部位に、基端側に向かうに連れて内側に傾斜した円錐台状の傾斜面が形成される。そして、主軸20の回転が停止しているときに、ハウジング10の先端面12に付着したクーラントが、先端面12の内周縁部に流れると、クーラントが主軸20に形成された傾斜面を伝って、ハウジング10と主軸20の間の隙間50に入り込む場合がある。
そこで、第二参考例の主軸装置1Bでは、ハウジング10の内周面11において下側領域には、内周面11から外周面に亘って貫通した貫通孔13が形成されており、ハウジング10と主軸20との間に形成された隙間50に入り込んだクーラントは、貫通孔13を通じてハウジング10の下方に排出される。
本実施形態
図3に示す本実施形態の主軸装置1Cは、前記した第一参考例の主軸装置1A(図1参照)と略同様の構成であり、ハウジング10の先端面12の形状が、第一参考例の主軸装置1Aと異なっている。
本実施形態の主軸装置1Cでは、ハウジング10の先端面12の内周縁部に沿って、環状の壁部12aが突出しており、この壁部12aの外周面に凹溝12bが形成されている。
この構成では、ハウジング10の先端面12に付着したクーラントが、先端面12の上部から内周縁部近傍に流れた場合に、クーラントは壁部12aの外周面に堰き止められ、さらに、壁部12aの外周面に形成された凹溝12bを伝って、内周縁部の周囲を下方に向けて流れるため、クーラントがハウジング10と主軸20との間に形成された環状の隙間50に入り込むのを確実に防ぐことができる。
第四参考例
図4(a)及び(b)に示す第四参考例の主軸装置1Dは、前記した第一参考例の主軸装置1A(図1参照)と略同様の構成であり、エアカーテン機構の構成が、第一参考例の主軸装置1Aと異なっている。
第四参考例の主軸装置1Dにおけるエアカーテン機構60は、主軸20の外周面に形成された第一ねじ溝61a及び第二ねじ溝61bと、ハウジング10の内周面11に開口した第一エア流通路62a、第二エア流通路62b、第三エア流通路62cと、第二エア流通路62bを第一エア流通路62a又は外部空間に連通させる切り替え手段64と、を備えている。
第一ねじ溝61a及び第二ねじ溝61bは、主軸20の外周面にねじ加工を施すことで形成された螺旋状の溝部であり、主軸20の軸方向に所定間隔を離してそれぞれ形成されており、先端側に第一ねじ溝61aが形成され、基端側に第二ねじ溝61bが形成されている。
第一ねじ溝61aは、主軸20を基端側から見て左回りに螺旋状の溝部が形成され、第二ねじ溝61bは、主軸20を基端側から見て右回りに螺旋状の溝部が形成されている。
図4(a)に示すように、主軸20が基端側から見て右回りに正回転(矢印A方向)したときには、正回転した第一ねじ溝61aによって、環状の隙間50には先端側に向けてエア流が発生するとともに、正回転した第二ねじ溝61bによって、環状の隙間50には基端側に向けてエア流が発生する。
図4(b)に示すように、主軸20が基端側から見て左回りに逆回転(矢印B方向)したときには、逆回転した第一ねじ溝61aによって、環状の隙間50には基端側に向けてエア流が発生するとともに、逆回転した第二ねじ溝61bによって、環状の隙間50には先端側に向けてエア流が発生する。
第一エア流通路62a、第二エア流通路62b、第三エア流通路62cは、ハウジング10の内周面11から外周面に亘って貫通した孔部である。
第一エア流通路62aは、ハウジング10の内周面11において、第一ねじ溝61aよりも先端側となる位置に開口している。
第二エア流通路62bは、ハウジング10の内周面11において、第一ねじ溝61aと第二ねじ溝61bとの間となる位置に開口している。
第三エア流通路62cは、ハウジング10の内周面11において、第二ねじ溝61bよりも基端側となる位置に開口している。
第二エア流通路62bの外周面側の開口部には、第二連通管63bの一端が接続されている。この第二連通管63bの他端は外部空間に通じており、第二エア流通路62bは、第二連通管63bを通じて、外部空間に連通している。
第一エア流通路62aの外周面側の開口部には、第一連通管63aの一端が接続されている。この第一連通管63aの他端は第二連通管63bに連通している。第一エア流通路62aは、第一連通管63aを通じて、第二エア流通路62bに連通している。
第三エア流通路62cの外周面側の開口部は、外部空間に連通している。
切り替え手段64は、第一連通管63aに設けられた第一開閉弁64aと、第二連通管63bに設けられた第二開閉弁64bと、を備え、図示しない制御装置によって、各開閉弁64a,64bの開閉状態を制御することで、第二エア流通路62bを第一エア流通路62a又は外部空間に連通させるものである。
第一開閉弁64aは、第一連通管63aに設けられており、第一開閉弁64aを開いた状態では、第一エア流通路62aと第二連通管63bとが連通し、第一開閉弁64aを閉じた状態では、第一エア流通路62aと第二連通管63bとの間が遮断される。
第二開閉弁62bは、第二連通管63bにおいて第一連通管63aとの接続部(分岐部)よりも外部空間側の位置に設けられている。第二開閉弁64bを開いた状態では、第二エア流通路62bと外部空間とが連通し、第二開閉弁64bを閉じた状態では、第二エア流通路62bと外部空間との間が遮断される。
そして、図示しない制御装置では、図4(a)に示すように、主軸20が正回転(矢印A方向)したときには、第一開閉弁64aは閉状態となり、第二開閉弁64bは開状態となる。また、図4(b)に示すように、主軸20が逆回転(矢印B方向)したときには、第一開閉弁64aは開状態となり、第二開閉弁64bは閉状態となる。
第四参考例の主軸装置1Dでは、図4(a)に示すように、主軸20が正回転(矢印A方向)したときには(第一開閉弁64aは閉、第二開閉弁64bは開)、第二連通管63bから第二エア流通路62bを通じて、ハウジング10と主軸20との間に形成された環状の隙間50に空気が取り入れられ、正回転した第一ねじ溝61aによって先端側に送り出されるとともに、正回転した第二ねじ溝61bによって基端側に送り出される。
したがって、環状の隙間50の内部には、第二エア流通路62bを境にして、先端側と基端側に向けてエア流が発生し、先端側に向けて発生したエア流は、環状の隙間50から噴出して環状のエアカーテンを形成し、基端側に向けて発生したエア流は、第三エア流通路62cを通じて外部空間に排出される。
また、第四参考例の主軸装置1Dでは、図4(b)に示すように、主軸20が逆回転(矢印B方向)したときには(第一開閉弁64aは開、第二開閉弁64bは閉)、逆回転した第一ねじ溝61aによって基端側に向けてエア流が発生するとともに、逆回転した第二ねじ溝61bによって先端側に向けてエア流が発生する。
したがって、環状の隙間50の内部では、先端側と基端側とから第二エア流通路62bに向けてエア流が発生する。第二ねじ溝61bによって、主軸20の先端側に向けて発生したエア流は、第二エア流通路62bから第二連通管63b、第一連通管63a及び第一エア流通路62aを通じて、環状の隙間50の内部に流入する。このとき、第一エア流通路62aから環状の隙間50に流入したエア流は、環状の隙間50の内部で先端側及び基端側に流れ、先端側に流れたエア流が環状の隙間50から噴出して環状のエアカーテンを形成する。
このような第四参考例の主軸装置1Dでは、主軸20を逆回転させたときであっても、ハウジング10と主軸20との間に形成された環状の隙間50から、主軸20の先端側に向けてエアを噴出させて、環状のエアカーテンを形成することができるため、切粉やクーラントが環状の隙間50に入り込むのを防ぐことができる。
なお、第四参考例の主軸装置1Dの切り替え手段64では、第一開閉弁64a及び第二開閉弁64bによって、第二エア流通路62bを第一エア流通路62a又は外部空間に連通させているが、第一連通管63aと第二連通管63bとの分岐箇所に設けた一体の開閉弁によって、第二エア流通路62bを第一エア流通路62a又は外部空間に連通させることもできる。
第一参考例の主軸装置を示した側断面図である。 第二参考例の主軸装置の側断面を部分拡大した図である。 本実施形態の主軸装置の側断面を部分拡大した図である。 第四参考例の主軸装置を示した図で、(a)は主軸が正回転したときの側断面図、(b)は主軸が逆回転したときの側断面図である。
符号の説明
1A 主軸装置(第一参考例
1B 主軸装置(第二参考例
1C 主軸装置(本実施形態
1D 主軸装置(第四参考例
10 ハウジング
11 内周面
12 先端面
12a 壁部
12b 凹溝
20 主軸
21 外周面
30 エアカーテン機構(第一参考例
31 ねじ溝
40 工具
50 環状の隙間
60 エアカーテン機構(第四参考例
61a 第一ねじ溝
61b 第二ねじ溝
62a 第一エア流通路
62b 第二エア流通路
62c 第三エア流通路
63a 第一連通管
63b 第二連通管
64 切り替え手段
64a 第一開閉弁
64b 第二開閉弁

Claims (3)

  1. 筒状のハウジングと、
    軸回りに回転自在な状態で、前記ハウジング内に挿入された主軸と、
    前記ハウジングの内周面と前記主軸の外周面との間に形成された環状の隙間から、前記主軸の先端側に向けてエアを噴出し、環状のエアカーテンを形成するエアカーテン機構と、を備え、
    前記主軸の先端部に工具を取り付け可能な主軸装置であって、
    前記エアカーテン機構は、
    前記主軸の外周面に形成された螺旋状の溝部を備えており、
    前記主軸が正回転したときに、前記溝部の回転によって、前記環状の隙間に前記主軸の先端側に向けてエア流が発生し、
    前記ハウジングの先端面には、内周縁部に沿って環状の壁部が突出しており、前記壁部の外周面には凹溝が形成されていることを特徴とする主軸装置。
  2. 前記溝部は、前記主軸の外周面に形成されたねじ溝であることを特徴とする請求項1に記載の主軸装置。
  3. 前記エアカーテン機構は、
    前記ハウジングの内周面において、前記主軸の前記溝部よりも先端側となる位置に開口した第一エア流通路と、
    前記ハウジングの内周面において、前記主軸の前記溝部よりも基端側となる位置に開口した第二エア流通路と、
    前記第二エア流通路を、前記第一エア流通路又は外部空間に連通させる切り替え手段と、を備え、
    前記切り替え手段は、
    前記主軸が正回転したときに、前記第二エア流通路を外部空間に連通させ、
    前記主軸が逆回転したときに、前記第二エア流通路を前記第一エア流通路に連通させることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の主軸装置。
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