JP5373898B2 - 蠕動乳首部 - Google Patents

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Description

本発明は、乳幼児用哺乳瓶のための乳首部(teat)にかかり、より特には、乳幼児に自然母乳授乳動作(natural breast-feeding action)を使用させるよう構成される乳首部にかかる。
哺乳瓶用の乳首部には多種の設計が知られている。しかしながら、知られている乳首部の不利点は、知られている乳首部が母親の乳房と同様のミルクフロー(乳流)を提供しないため、その構造が乳幼児に対して母親の乳房からの授乳時に必要とされるものとは異なる飲む技術を要求する、という点である。より具体的には、乳幼児が母親の乳房から授乳されるとき、乳幼児は次の動作を行なう:
1.吸引−乳頭、乳輪、及び下層乳房組織から乳首部を形成する。負圧は、乳幼児に少量のミルクを与える。
2.蠕動運動−乳幼児は、口に向かって乳首部に沿って舌を使って蠕動ストリッピング運動(peristaltic stripping movement)を行なう。ミルクフローの大半はこの運動によって引き起される。
上述された2つの動作の組合せは、乳房における乳腺がミルク(母乳)を乳管へと解放させる「催乳反射」に対して必要とされる母親のホルモン産生を促進する。このようにして、初期吸引は催乳反射を引き起し、故に直ちに乳幼児にミルクを与えない。4,5回授乳運動を行なった後にのみ、乳幼児はミルクを受ける。
図1は、自然蠕動授乳動作を示す。図1aにおいて、乳首部は乳幼児の舌と口蓋との間において形成される。乳首部の基部において、唇及び下によって密封が形成される。図1bにおいて、下顎は持ち上げられ、乳首部が乳幼児の上顎に対して圧迫され、ミルクの貯留が乳頭内において閉じこめられる。図1cにおいて、圧縮波(compression wave)が後部方向において乳首部に沿って動く一方、舌の後部は溝を形成し、ミルクを口の奥へと流す。図1dにおいて、圧縮波は乳頭からミルクを圧搾する。図1eにおいて、舌が口蓋を押してミルクが収集されるため通常乳幼児は飲み込む。図1fにおいて、舌の奥のくぼみが口内において再度乳頭を引き込む一方、顎は下げられ、ミルクが乳房から乳頭に流れ得るようにする。続いてこのような周期は図1aから再度反復される。
乳幼児が人工乳首部を備える哺乳瓶から授乳されるとき、知られている哺乳瓶乳首部の構造によれば、乳幼児が使用するよう求められる授乳動作は、母親の乳房から授乳されるときに乳幼児が使用しなければいけない授乳動作とは異なり、乳幼児は、上述された自然蠕動舌動作を使用することに対してではなく、人工乳首部に対して負圧を加える(即ち吸引する)ことに対してミルクを与えられるのみである。このことは、「乳頭混乱」として知られている乳幼児の状態をもたらし得る。該乳頭混乱において乳幼児は、哺乳瓶及び母親の乳房から授乳されるときに使用する正しい授乳動作を判断することが出来ず、蠕動授乳動作、ひいては自然母乳授乳技術を忘れてしまう。したがって、授乳問題が母乳授乳と哺乳瓶授乳との間における入替えにおいて発生する。
知られている哺乳瓶用の乳首部は、EP0496892(特許文献1)、US4993568(特許文献2)、及びUS 2004/0245203(特許文献3)において開示される。しかしながら、かかる乳首部は、哺乳瓶からミルクを得るために乳幼児にチューイング動作を取り入れることを促すよう構成されており、母親の乳房において授乳されるときに使用されるものと同一の蠕動授乳動作を取り入れることを乳幼児に促すものではない。更に、各乳首部の構造は、乳幼児が依然として単純に吸引動作のみを使用することによって乳首部から十分なミルクフローを得ることができるようにされている。
US 2003/0089676(特許文献4)、JP2001009008(特許文献5)、及びWO 2007/137440(特許文献6)は全て、哺乳瓶からミルクを得るよう蠕動授乳動作が乳幼児によって行なわれ得る乳首部を開示する。US 2003/0089676(特許文献4)において開示される乳首は単に、自然の母親の乳首に類似する弾性を再現するよう試みることによってこの動作を促進するものであり、JP2001009008(特許文献5)は単に、伸張することができる乳首部を与えることによってこの動作を促進するものである。WO 2007/137440(特許文献6)は蠕動運動について記載してはいるが、かかる動作は、真空を与えるよう使用され、単純に吸引動作のみを使用することによって得られ得る。したがっていずれの乳首部も、正しい蠕動授乳動作を使用することによって乳幼児が見返りを与えられてかかる動作が使用されていない場合にはより少ないミルクを運搬するということにより、乳幼児に正しい蠕動授乳動作を使用することを促していない。各乳首部の設計は単に、蠕動授乳動作の使用を促進するものである。
知られている乳首部はまた、US2004/0124168(特許文献7)及びUS6818162(特許文献8)において開示される。これらの文献はいずれも、固い乳首部内において形成される1つ又はそれより多くの小さなチューブを有する乳幼児用哺乳瓶に対する乳首部を開示する。かかる乳首部の固い構造は蠕動授乳動作を達成するためのチューブの閉鎖を困難にし、また、チューブが小さいということは乳首部の洗浄が困難であることを意味する。WO02/22073A1(特許文献9)は、可撓性であるマウスピース及び弁要素を備える乳首部を開示する。弁要素は、弛緩位ではマウスピースにおける開口を閉鎖する密封面を有する。弁要素は、マウスピースの内側傾斜面と協働する傾斜面を有するため、圧力が弁要素に加えられるときに下方向に動き、それによってマウスピースの開口が開放される
EP0496892 US4993568 US 2004/0245203 US 2003/0089676 JP2001009008 WO 2007/137440 US2004/0124168 US6818162 WO02/22073A1
本発明は、上述された問題を実質的に緩和するかあるいは克服する請求項1記載の乳幼児の哺乳瓶用乳首部を与える、ことを目的とする。
ましい一実施例では、マウスピース内における内側コアは、ダクトに沿って1つ又はそれより多くの開口を通って出るミルクのフローに対する複数の別個のダクトを画定する。
望ましくは、乳首部は主要部を有し、マウスピースは該主要部から延在し、内側コアはマウスピースから主要部へと延在する。
望ましくは、乳首部はマウスピース内において少なくとも1つの弁手段を有する。該弁手段は、ダクト又は各ダクトを別個の区分へと分割し、また、乳首部から出て一方向においてミルクが流れさせるが対向する方向におけるミルクのフローには抵抗するよう閉鎖するように作動可能である。
望ましくは、乳首部は少なくとも1つの可撓性フランジを有する。該可撓性フランジは、マウスピースと内側コアとの間において延在し、ダクト又は各ダクトを別個の区分へと分割し、また、乳首部から出て一方向においてミルクが流れさせるが対向する方向におけるミルクのフローには抵抗するよう閉鎖するように可動である。
乳首部は、複数の可撓性フランジを望ましくは有する。
フランジ又は各フランジは、望ましくはマウスピースに対して固定され、内側コアに対して付勢される。また、フランジ又は各フランジは、望ましくはマウスピースと一体的に形成される。
あるいは、フランジ又は各フランジは、内側コアに対して固定され得、マウスピースに対して付勢される。また、フランジ又は各フランジは、望ましくは内側コアと一体的に形成され得る。
望ましい一実施例では、内側コアは吸収性の外側表面を有し、内側コアの該吸収性の外側表面は、発泡体(foam)から作られ得る。
内側コアは、非圧縮性材料で充填される密封された可撓性チューブを有し得、該非圧縮性材料は望ましくは流体である。非圧縮性材料はシリコンゲルであってもよく、チューブは伸縮性のある材料から作られ得る。
チューブは、マウスピースの長手方向において延在する波形を有する波形表面を備え得る。
他の望ましい一実施例において、マウスピースは、ダクトを有する長さに沿った細長い流路を有し、内側コアは、可撓性であり、該流路へと延在する長手方向リブを有するため、内側コアの圧縮は、流路、ひいてはダクトを閉鎖するよう長手方向リブを流路へと更に延在させる。
他の望ましい一実施例において、内側コアは、長さに沿って細長い凹部を有し、該凹部内において内側コアとマウスピースとの間にダクト又は各ダクトを画定するようにする。
望ましくは、内側コアはマウスピースから取外し可能である。便利には、乳首部は、乳首部の洗浄を支援するよう並びに/あるいは内側コアの取外しを容易にするよう裏返され得る。
望ましい一実施例において、内側コアはマウスピースより更に剛性である。
望ましくは、内側コアの周囲表面はマウスピースに対して位置し、面(face)は、マウスピースから離間されて内側コアにおいて形成され、ダクトは該面とマウスピースとの間において画定される。
有利には、内側コアはマウスピースと一体的に形成される。
一実施例において、主要部から遠位である内側コアの一端は、マウスピースと一体的に形成される。
便利には、支持フレームは、内側コアから主要部を通って延在し、使用中は内側コアを支持するよう主要部及び/又は哺乳瓶に対して位置決めされる。
内側コアは、中空の穴(ボア)を有し得、該穴は、ミルクの追加的なフローに対してそこを通って長手方向に延在する。
本発明はまた、上述された乳首部を有する乳児用哺乳瓶を与える。便利には、乳児用哺乳瓶は、授乳中に哺乳瓶内における負圧を均等にするよう圧力解放弁(排気弁)を有する。
本発明の望ましい実施例はこれより、添付の図面2−8Dを参照して例証として説明される。
乳幼児の蠕動授乳動作を図示する。 本発明に従った乳首部の斜視断面図である。 図2中の乳首部のマウスピース部の線X−Xに沿った概略的断面図である。 本発明の第2の実施例のマウスピース部を除いた図3に相当する概略的断面図である。 本発明の第3の実施例のマウスピース部を除いた図3に相当する概略的断面図である。 図5Aの線Z−Zに沿った概略的横断面図である。 図5Aの線Y−Yに沿った概略的横断面図である。 本発明の第4の実施例のマウスピース部を除いた図3に相当する概略的断面図である。 図6Aの線B−Bに沿った概略的横断面図である。 図5Aの線A−Aに沿った概略的横断面図である。 本発明の第5の実施例のマウスピース部を除いた図3に相当する概略的断面図である。 本発明の第6の実施例のマウスピース部の斜視図である。 図8A中の乳首部のマウスピース部の線C−Cに沿った概略的長手方向断面図である。 図8B中の線D−Dに沿った概略的横断方向断面図である。 図8A中の線E−Eに沿った概略的横断方向断面図である。 本発明の第7の実施例の乳首部の概略的断面図である。 図9A中の線F−Fに沿った概略的横断方向断面図である。 本発明の第8の実施例の乳首部の概略的断面図である。 図10A中の線G−Gに沿った概略的横断方向断面図である。 乳首部の洗浄を容易にするよう中空の外側膜から引き出される内側コアを有する図10Aに示される乳首部の概略的断面図である。 図10C中の線H−Hに沿った概略的横断方向断面図である。 本発明の第9の実施例の乳首部の概略的断面図である。 図11A中の線J−Jに沿った概略的横断方向断面図である。 図11A中の乳首部の概略的分解断面図である。
これより図2及び3を参照すると、本発明の第1の実施例の乳首部10は、中空の外側膜12を有して示され、マウスピース部14及び主要部16を備える。実質的に円筒形のプラグ(plug)を有する内側コア18は、マウスピース14内において配置され、主要部16へと僅かに延在する。それによってダクト20は、ミルクのフローに対して膜12と内側コア18との間において画定される。使用の際の該ミルクのフローは、乳首部10が取り付けられる哺乳瓶(図示せず)からダクト20を通り、主要部16から離れたマウスピース14の遠位端部において形成される複数の開口22を介して乳幼児の口内へと入る。マウスピース14の内側表面は、その周囲において内側方向に延在する複数のフランジ24を与えられる。フランジ24は、マウスピース14の遠位端部に向かって湾曲され、内側コア18に対して付勢をかけるため、各フランジの内側周辺は、内側コア18の外側表面に接触し且つ該外側表面に対して密封される。この構造により、ダクト20は複数のリング形状チャンバ20aへと分割され、フランジ24は、哺乳瓶からマウスピース14の遠位端部における開口22に向かう第1の方向におけるミルクのフローは可能にするが、対向する方向におけるミルクのフローは防ぐよう内側コア18に対して密封することによって、一方向弁としての機能を果たす。
これより、本発明の第1の実施例の動作が説明される。使用の際、乳首部10は既知の方途において哺乳瓶に対して取り付けられる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト20への少量のミルクのフローを引き起すよう十分にマウスピース14を吸引する。フランジ24の弾性により、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口と哺乳瓶の内部との間の圧力差は、内側コア18から僅かに離れるようフランジ24aを歪めることによって、少量のミルクがダクト20に沿って流れるようにし得る。しかしながら乳幼児は、乳首部10から出る哺乳瓶からのミルクの完全フローを得るためには蠕動授乳動作を行なわなければならない。該蠕動授乳動作によって、圧縮波は、マウスピース14の遠位端部の方向において、上述された通りマウスピース14において乳幼児の舌によって与えられる。リング形状チャンバ20aの各々が乳幼児の舌によって圧縮されるため、チャンバ20aにおける圧力は増大され、ミルクはマウスピース14の遠位端部の方向において近接するチャンバ20aへと進められる。フランジ24が一方向弁としての機能を有するため、ミルクは、マウスピース14の遠位端部に対して対向する方向において近接するチャンバ20aへと流れることはできない。ミルクが近接するリング形状チャンバ20aへと進められた後、乳幼児の舌の蠕動動作は、近接するチャンバ20aを圧縮し、ダクト20を介して次のチャンバ20aへと更にミルクを進ませ、また、この動作は、ミルクがマウスピースの遠位端部にあり、その後開口22から出て乳幼児の口内へと放出されるまで反復される。乳幼児は続いて、マウスピース14の端部における主要部16において蠕動授乳動作を再度開始し、工程は継続的な授乳を達成するよう反復される。
本発明の第1の実施例の乳首部10は、乳幼児が吸引又はチューイング動作を使用した場合と比較して上述された蠕動授乳動作が乳幼児に略全量のミルクを与えるよう構成される。したがって乳幼児は自然母乳授乳と同一の授乳動作を使用するようにされ、乳幼児が両方の授乳方法に対して同一の授乳動作を使用することを学ぶため、哺乳瓶授乳と母乳授乳との間の切替えにおける乳頭混乱の問題は避けられる。フランジ24の剛性は、いかなる比率においても吸引動作及び蠕動授乳動作を与えるよう選択及び製造され得る。
本発明の上述された実施例の洗浄を容易にするよう、内側コア18は、マウスピース14及び膜12から取外し可能である。これは、膜を裏返しにする(即ち裏表を入れ替える)ことによって達成可能であり、膜12は内側コア18とは別個に洗浄され得る。しかしながら、本発明の他の実施例において、内側コア18は、マウスピース14から取外し可能ではなく、一個構成の乳首部は依然として、マウスピース14に対して取り付けられたままである内側コア18の洗浄を容易にするよう裏返しにされ得る。両方の場合において、内側コア18は乳首部の裏返しを支援することができる。
上述された第1の実施例における図示されていない変化は、以下の特許請求の範囲内にあるものと意図される。例えばフランジ24は、膜12のマウスピース14の内側表面ではなく内側コア18において形成され得る。また、子供の吸引動作は、内側コア19の長さにわたって延在する連続的なダクトによって与えられ得る。
膜12の製造は、知られている乳首部製造技術におけるように裏返しに成形することによって達成され得る。
蠕動授乳動作は基本的に、流体が含有されるダクト/流路を閉鎖する段階、及び流体が放出される出口開口の方向において閉鎖位置を動かす段階を有する、ことが理解される。上述された実施例において、乳幼児の蠕動授乳動作は、複数の別個のチャンバ20aへと分割されるマウスピース14において形成されたミルクダクト20及び蠕動動作によって与えられて促進され、蠕動動作は、フランジ24の一方向弁動作と併せて、ミルクが開口22を介してマウスピースから放出されるまでダクト20の1つのチャンバ20aから次のチャンバに漸次的に与えられる、ことをもたらす。しかしながら、マウスピースの他の構造は、特許請求の範囲及びかかる別個のチャンバ/弁を有さない本発明に含まれるよう意図される。ミルクは、マウスピースと内側コアとの間において形成されるダクトを閉鎖する連続的な蠕動動作を使用して哺乳瓶からマウスピースを出て放出され、ダクトの閉鎖点は、遠位端部に向かってマウスピースに沿って動き、それによってミルクは、マウスピースの遠位端部における開口を出て乳幼児の口内へと進められる。この後者の原理に従って動作する本発明の乳首部30の第2の実施例は、これより図4を参照して説明される。乳首部30の全体的な構造は、上述された第1の実施例における乳首部10の構造と略同一であり、以下の説明の通りマウスピース部分34の特定の構造のみが異なる。したがって図4は、第2の実施例の乳首部30のマウスピース34の概略的断面のみを示す。乳首部30は、マウスピース34内に配置される内側コア38を有し、ミルクのフローに対するダクト40がその間に画定される。複数の開口(図示せず)は、本発明の第1の実施例を参照して上述された通りマウスピース34の遠位端部において形成される。しかしながら、内側コア38は吸収性の発泡体の外側表面44を有する。
本発明の第2の実施例の動作はこれより説明される。使用の際、乳首部30は知られている方途において哺乳瓶に対して取り付けられる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト40への少量のミルクのフローを引き起すよう十分にマウスピース34を吸引し、そのうちのいくらかが発泡体表面44によって吸収される。発泡体表面44の密度及びダクト40の寸法は、乳幼児の吸引動作、及び乳幼児の口腔と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクのみをダクト40に沿って流し得るようにされる。しかしながら、哺乳瓶から乳首部30を出るミルクの完全なフローを得るよう、乳幼児は上述されたような蠕動授乳動作を使用しなければならない。図4において矢印Pで示されるマウスピース34の圧縮点において、マウスピース34の内側表面は発泡体表面44を圧縮し、そこからミルクを放出してダクト40を閉鎖する。乳幼児がマウスピース34に蠕動授乳動作を加えるため、ダクト40が閉鎖される圧縮点Pは、圧縮点Pがマウスピース34の遠位端部に到達してミルクが開口42を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、マウスピース34に沿って動き、それによってダクト40におけるミルクを前方に押し、発泡体外側表面44において吸収される。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、より多くのミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト40へと引き出す。ミルクがマウスピース34から放出された後、乳幼児は、マウスピース34の主要部端における圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りダクト40に沿ってマウスピース34を出るミルクを引き出す。
これより本発明の乳首部50の第3の実施例は、図5A−5Cを参照して説明される。図4と同様に、乳首部50の全体的な構造、上述された第1の実施例の乳首部10の全体的な構造と略同一であり、マウスピース54の特定に構造のみが以下の通り異なる。したがって、図5A−5Cは、第3の実施例の乳首部50のマウスピース54の概略的断面を示す。以下の通り、図5Aはマウスピースの長さに沿った長手方向断面を示し、図5B及び5Cは夫々、変形されていない状態及び変形された状態におけるマウスピース54の線Z−Z及びY−Yに沿った横断方向断面図である。乳首部50はマウスピース54内において配置される内側コア58を有し、ミルクのフローに対するダクト60はそれらの間に画定される。複数の開口(図示せず)は、本発明の第1の実施例を参照して上述された通りマウスピース54の遠位端部において形成される。内側コア58は、非圧縮性であるが変形可能な材料66で充填される身封された可撓性及び伸縮性のチューブ64を有する。かかる材料は、制限的ではないがシリコンゲル等である。図5Bから明らかである通り、マウスピース54が圧縮されていないとき、ダクト60は開放されている。しかしながら、マウスピース54が図5A中の矢印P及び図5Cによって示される通り圧縮されるとき、内側コア58は変形される。しかしながら、チューブ64を充填する材料66が非圧縮性であるため、内側コア58はマウスピース54内において変形し、非圧縮性材料66は伸縮性チューブ64において内圧を加えてそれが広がるようにし、それによってマウスピース54の内部を充填し、ダクト60を閉鎖する。
これより、本発明の第3の実施例の動作が説明される。使用の際、乳首部50は知られている方途において哺乳瓶に対して取り付けられる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト60への少量のミルクのフローを引き起すよう十分であるようにマウスピース54を吸引する。マウスピース54、内側コア58、及び結果もたらされるダクト60の寸法は、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口内と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクをダクト60に沿って流し得るようにされる。しかしながら、哺乳瓶から乳首部50を出る完全なミルクのフローを得るよう、乳幼児は上述された通り蠕動授乳動作を使用しなければならない。図5A中の矢印Pによって示されるマウスピース54の圧縮点において、マウスピース54の内側表面は上述された通り、内側コア58と接触して内側コア58を変形させ且つダクト60を閉鎖させる。乳幼児がマウスピース54に対して蠕動授乳動作を加えるため、ダクト60が閉鎖される圧縮点Pはマウスピース54に沿って動き、それによって、圧縮点Pがマウスピース54の遠位端部に到達してミルクが開口を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、ダクト60におけるミルクを前方に押し出す。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、更なるミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト60へと引き出す。ミルクがマウスピース54から放出された後、乳幼児は、マウスピース54の主要部端において圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りミルクをダクト60に沿ってマウスピース54を出るよう引き出す。
これより、本発明の第4の実施例の乳首部70が図6A−6Cを参照して説明される。第4の実施例は、第3の実施例に類似しており、マウスピース74内において配置される内側コア78を有するマウスピース74を備える乳首部70を有し、ミルクのフローに対するダクト80はそれらの間に画定される。複数の開口(図示せず)は、本発明の第1の実施例を参照して上述された通りマウスピース74の遠位端部において形成される。内側コア78は、非圧縮性であるが変形可能な材料86で充填される密封された可撓性チューブ84を有する。かかる材料は、制限的ではないがシリコンゲル等である。しかしながら、第3の実施例とは異なり、チューブ84は波形パターン又はリブ状パターンにおいて形成される。したがって、チューブ84は伸縮性材料から作られる必要はない。これは、マウスピース74、ひいては内側コア78が圧縮されるとき、非圧縮性材料86がチューブ84において内圧を加え、チューブ84における波形を平らにし、チューブ84がマウスピース74において拡張しダクト80を閉鎖する、ためである。上述された差異を除けば、本発明の第4の実施例は第3の実施例と同一であり、その動作は第3の実施例を参照して上述された通りであるため、ここでは説明は繰り返されない。
これより、本発明の乳首部90の第5の実施例が図7を参照して説明される。乳首部90の全体的な構造は、上述された第1の実施例の乳首部10の全体的な構造と同一であり、以下の説明の通りマウスピース部分94の特定の構造のみが異なる。したがって図7は、第5の実施例の乳首部90のマウスピース94の概略的断面のみを示す。乳首部90は、2つの細長い流路95bを有する主要中央キャビティ95aを備えるマウスピース94を有し、2つの細長い流路95bは、主要中央キャビティ95aの各側から延在し、マウスピース94の長さに沿って長手方向に延在する。乳首部90は、主要中央キャビティ95a内において配置される可撓性内側コア98を有する。内側コアは、細長い流路95bへと延在する側部リブ98aを有し、ミルクのフローに対するダクト100はそれらの間において画定される。複数の開口(図示せず)は、本発明の第1の実施例を参照して上述された通りマウスピース94の遠位端部において形成される。図7から明らかである通り、マウスピース94が圧縮されていないとき、ダクト100は開放されている。しかしながら、マウスピース94が矢印Pで示される通り圧縮されるとき、内側コア98は変形され、内側コア98の形状により、側部リブ98aは、矢印Aの方向において細長い流路95bへと更に押され、それによってダクト100を閉鎖する。
これより、本発明の第5の実施例の動作が説明される。使用の際、乳首部90は、既知の方途において哺乳瓶に対して取り付けられる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト100への少量のミルクのフローを引き起すよう十分であるようにマウスピース94を吸引する。内側コア98、細長い流路95b、及び側部リブ98a、並びに結果もたらされるダクト100の寸法は、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口内と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクをダクト100に沿って流し得るようにされる。しかしながら、哺乳瓶から乳首部90を出る完全なミルクのフローを得るよう、乳幼児は上述された通り蠕動授乳動作を使用しなければならない。図7中の矢印Pによって示されるマウスピース94の圧縮点において、マウスピース94の内側表面は上述された通り、内側コア98と接触して内側コア98を変形させ且つダクト100を閉鎖させる。乳幼児がマウスピース94に対して蠕動授乳動作を加えるため、ダクト100が閉鎖される圧縮点Pはマウスピース94に沿って動き、それによって、圧縮点Pがマウスピース94の遠位端部に到達してミルクが開口を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、ダクト100におけるミルクを前方に押し出す。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、更なるミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト100へと引き出す。ミルクがマウスピース94から放出された後、乳幼児は、マウスピース94の主要部端において圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りミルクをダクト100に沿ってマウスピース94を出るよう引き出す。
これより、本発明の乳首部110の第6の実施例が図8A−8Dを参照して説明される。乳首部110の全体的な構造は、上述された第1の実施例の乳首部10の全体的な構造と同一であり、以下の説明の通りマウスピース部分114の特定の構造のみが異なる。したがって図8A−8Dは、第6の実施例の乳首部110のマウスピース114の概略的断面のみを示す。乳首部110は、マウスピース114及び該マウスピース114内において配置される内側コア118を有する。内側コア118は、図8A,8C及び8Dにおいて明らかである通り、断面において平たくされた円として形成され、その上方側部及び下方側部においてその長さに沿って長手方向に形成された細長い凹部115を備える。マウスピースは、周囲表面の大半において内側コアに近接して位置し、該内側コアに接触するため、ミルクのフローに対するダクト120は、マウスピース114と内側コア118との間における凹部において画定される。複数の開口122は、本発明の第1の実施例を参照して上述された通りマウスピース114の遠位端部において形成される。図8B及び8Cから明らかである通り、マウスピース114が圧縮されていないとき、ダクト120は開放されている。しかしながら、マウスピース114が図8B及び8Dにおいて示される通り圧縮されるとき、マウスピース114は変形されて内側コア11に接触し、それによってダクト120を閉鎖する。
これより、本発明の第6の実施例の動作が説明される。使用の際、乳首部110は既知の方途において哺乳瓶に対して取り付けられる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト120への少量のミルクのフローを引き起すよう十分であるようにマウスピース114を吸引する。内側コア118、凹部115の深さ、及び結果もたらされるダクト120の寸法は、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口内と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクをダクト120乳幼児がマウスピース114に対して蠕動授乳動作を加えるため、ダクト120が閉鎖される圧縮点Pはマウスピース114に沿って動き、それによって、圧縮点Pがマウスピース114の遠位端部に到達してミルクが開口122を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、ダクト120におけるミルクを前方に押し出す。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、更なるミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト120へと引き出す。ミルクがマウスピース114から放出された後、乳幼児は、マウスピース114の主要部端において圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りミルクをダクト120に沿ってマウスピース114を出るよう引き出す。
本発明の第6の実施例の利点の1つは、内側コア118が第3の実施例、第4の実施例、及び第5の実施例におけるように変形可能である必要が無いため、制限的ではないがシリコン等である単純な固体材料を有して作られ得る、という点である。この第6の実施例の形状はまた、乳幼児が舌を使ってマウスピースを容易に変形させることができるため、正しい蠕動授乳動作を使ってより容易に授乳される、という利点を備えている。
本発明の第6の実施例はまた、第1の実施例において示されるフランジ等である1つ又はそれより多くの一方向弁を有し得るが、かかる他の実施例は図示されていない。これは、乳幼児の最初の数回の授乳動作が「非栄養的(non-nutritive)」である、即ち即座に乳首部を出るミルクフローをもたらさない、という更なる利点を備える。これは、上述された母乳授乳における「催乳反射」を擬態し、それによって自然母乳授乳を更によく擬態する。
これより、本発明の乳首部130の第6の実施例が図9A及び9Bを参照して説明される。乳首部130の全体的な構造は、第1の実施例の乳首部10の全体的な構造と同一であり、また中空の外側膜132を有し、マウスピース134及び主要部136を備える。内側コア138は、マウスピース134内において配置され、主要部136へと僅かに延在する。内側コア138は、マウスピース134と一体的に形成され、内側コア138の長さに沿って延在する細長い弧を描く面(arced face)140を備える。該弧面140は、マウスピース134の内側表面と併せて、ミルクのフローに対するダクト142を画定する。使用の際の該ミルクのフローは、乳首部13が取り付けられる哺乳瓶(図示せず)からダクト142を通り、主要部136から離れたマウスピース134の遠位端部において形成される複数の開口144を介して乳幼児の口内へと入る。典型的な図においては1つのみの開口部が図示されているが、複数の開口(図示せず)がマウスピース134の遠位端部において形成され得る、ことが理解される。膜132及び内側コア138は、シリコン材料から形成される。図9A及び9Bから明らかである通り、マウスピース134が圧縮されていないとき、ダクト142は開放されている。ダクト142は、膜132の弾性により開放位置において維持される。しかしながら、マウスピースが矢印Pによって示される通り圧縮されるとき、ダクト142は、変形して内側コア138に接触させられるマウスピース134によって閉鎖される。
これより、本発明の第7の実施例の動作が説明される。使用の際、乳首部130は知られている方途において哺乳瓶(図示せず)に対して取り付けられる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト142への少量のミルクのフローを引き起すよう十分であるようにマウスピース134を吸引する。マウスピース134、内側コア138、及び結果もたらされるダクト142の寸法は、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口内と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクをダクト134に沿って流し得るようにされる。しかしながら、哺乳瓶から乳首部130を出る完全なミルクのフローを得るよう、乳幼児は上述された通り蠕動授乳動作を使用しなければならない。図9A中の矢印Pによって示されるマウスピース134の圧縮点において、マウスピース134の内側表面は上述された通り、内側コア138の弧面140と接触してダクト142を閉鎖する。乳幼児がマウスピース134に対して蠕動授乳動作を加え、該動作によって圧縮波がマウスピース134の遠位端部の方向においてマウスピース134上に乳幼児の舌によって加えられるため、ダクト142が閉鎖される矢印Pによって示される圧縮点はマウスピース134に沿って動き、それによって、圧縮点Pがマウスピース134の遠位端部に到達してミルクが開口142を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、ダクト142におけるミルクを前方に押し出す。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、更なるミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト142へと引き出す。ミルクがマウスピース134から放出された後、乳幼児は、マウスピース134の主要部端において圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りミルクをダクト142に沿ってマウスピース134を出るよう引き出す。
本発明の第7の実施例の利点の1つは、内側コア138の弧面140が凹状であるため舌の形状に対応する、という点である。更には、矢印Pで示される圧縮点におけるマウスピースは、弧面140に接触して内側コア138を変形させることなくダクトを閉鎖することができる。しかしながら、本発明はそれに制限されることはなく、内側コア138は、内側コア138と膜132との間における向上された密封を与えるよう圧縮点において変形し得る。
これより、本発明の乳首部150の第8の実施例が図10A乃至10Dを参照して説明される。乳首部150の全体的な構造は、上述された第7の実施例の乳首部130の全体的な構造と同一であり、以下の説明の通りマウスピース部分及び内側コアの特定の構造のみが異なる。乳首部150は、中空の外側膜152を有し、マウスピース154及び主要部156を備える。内側コア158は、マウスピース154内において配置され、主要部156へと僅かに延在する。支持フレーム160は、主要部156に近接して位置決めされる内側コア158の端部から延在し、主要部156を通って延在する。支持フレーム160は、内側コア158から延在する支持ロッド162、円周方向に延在するリム164、及び支持ロッド162からリム164まで延在するスパー166(図10D参照)を有する。リム164及びスパー166は、使用の際に乳首部が取り付けられる哺乳瓶(図示せず)から乳首部150までミルクが通って流れる開放開口を画定する。内側コア158の一区分はマウスピース154の内側表面の外形に適合し、マウスピース154は、周囲表面の大半において内側コア158に近接して位置し且つ内側コア158と接触する。しかしながら、内側コア158は、その長さに沿って長手方向に形成され且つマウスピース154の内側表面から離間される、細長い弧を描く面168を備え、該弧面168は、マウスピース154の内側表面と併せてミルクのフローに対するダクト170を画定する。使用の際の該ミルクのフローは、乳首部150が取り付けられる哺乳瓶(図示せず)からダクト170を通り、主要部156から離れたマウスピース154の遠位端部において形成される複数の開口(図示せず)を介して乳幼児の口内へと入る。典型的な図においては1つのみの開口部が図示されているが、複数の開口(図示せず)がマウスピース154の遠位端部において形成され得る、ことが理解される。内側コア158は、主要部156から離れたマウスピースの遠位端部においてマウスピース154に対して固定的に取り付けられる。この典型的な実施例において、内側コア158及びマウスピース154は、遠位端部において一体的に形成される。図10Bから明らかである通り、マウスピース154が圧縮されていないとき、弧面168はマウスピースの膜から離間され、ダクト170は開放されている。しかしながら、矢印Pで示される通りマウスピースが圧縮されるとき、ダクト170は、変形して内側コア158の弧面168に接触させられるマウスピース154によって閉鎖される。
これより、本発明の第8の実施例の動作が説明される。使用の際、乳首部150は知られている方途において哺乳瓶(図示せず)に対して取り付けられる。支持フレーム160の円周方向に延在するリム164は、支持ロッド162を固定的に取り付けるよう哺乳瓶に対して位置決めされ、内側コア158に対する支持を与える。乳幼児は、哺乳瓶からダクト170への少量のミルクのフローを引き起すよう十分であるようにマウスピース154を吸引する。マウスピース154、内側コア158、及び結果もたらされるダクト170の寸法は、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口内と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクをダクト170に沿って流し得るようにされる。しかしながら、哺乳瓶から乳首部150を出る完全なミルクのフローを得るよう、乳幼児は上述された通り蠕動授乳動作を使用しなければならない。図10中の矢印Pによって示されるマウスピース154の圧縮点において、マウスピース154の内側表面は上述された通り、内側コア138の弧面168と接触してダクト170を閉鎖する。乳幼児がマウスピース154に対して蠕動授乳動作を加え、該動作によって圧縮波がマウスピース154の遠位端部の方向においてマウスピース154上に乳幼児の舌によって加えられるため、ダクト170が閉鎖される矢印Pによって示される圧縮点はマウスピース154に沿って動き、それによって、圧縮点Pがマウスピース154の遠位端部に到達してミルクが(図示せず)を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、ダクト170におけるミルクを前方に押し出す。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、更なるミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト170へと引き出す。ミルクがマウスピース154から放出された後、乳幼児は、マウスピース154の主要部端において圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りミルクをダクト170に沿ってマウスピース154を出るよう引き出す。
本発明の上述された実施例の洗浄を容易にするよう、内側コア158は、主要部156に対して遠位であるマウスピース154の端部において固定的に取り付けられるが、一個構成の乳首部150の膜152は、マウスピース154に対して取り付けられたままであるが容易にアクセス可能である(図10C参照)内側コア158の洗浄を容易にするよう裏返され(即ち裏表を入れ替えられ)得る。内側コア158は、膜152の裏返しを支援するよう使用され得、膜は、指の接触を低減するよう洗浄後に内側コア158にわたって容易にめくり返され得る。
第8の実施例の乳首部150の製造は、知られている乳首部製造技術におけるように裏返しに成形することによって達成され得る。この実施例の配置は、単純な製造技術を可能にする。膜152及び内側コア156は、シリコン材料から製造される。
しかしながら、内側コアがマウスピースと一体的には形成されていない第7の実施例及び第8の実施例に類似する乳首部の他の構造は、特許請求の範囲及び本発明に含まれるよう意図され、これより本発明の乳首部180の第9の実施例が図11A乃至11Cを参照して説明される。乳首部180の全体的な構造は、上述された第1の実施例の全体的な構造と同一であり、乳首部180は中空の外側膜182を有し、マウスピース184及び主要部186を備える。内側コア188は、マウスピース184内において配置され、主要部186へと僅かに延在する。支持フレーム190は、主要部186に近接して位置決めされる内側コア188の端部から延在し、主要部186を通って延在する。支持フレーム190は、内側コア188から延在する支持ロッド192、円周方向に延在するリム194、及び支持ロッド192からリム194まで延在するスパー(図示せず)を有する。リム194及びスパーは、使用の際に乳首部が取り付けられる哺乳瓶(図示せず)から主要部186及びマウスピース184へとミルクが通って流れ得る開放開口を画定する。
内側コア188は、その下方側部において長さに沿って長手方向に形成される細長い弧を描く面198を備える。内側コア188の一区分はマウスピース184の内側表面の外形に適合し、マウスピース184は、周囲表面の大半において内側コア188に近接して位置し且つ内側コア188と接触する。しかしながら、マウスピース184の内側表面から離間される弧面198は、マウスピース184の内側表面と併せてミルクのフローに対するダクト200を画定する。使用の際の該ミルクのフローは、乳首部180が取り付けられる哺乳瓶(図示せず)からダクト200を通り、主要部186から離れたマウスピース184の遠位端部において形成される開口202を介して乳幼児の口内へと入る。典型的な図においては1つのみの開口部が図示されているが、複数の開口(図示せず)がマウスピース184の遠位端部において形成され得る、ことが理解される。内側コア188は、マウスピース184に対して別個に形成され、そこからの挿入及び取外しが可能である。図11から明らかである通り、マウスピース184が圧縮されていないとき、弧面198はマウスピースの膜から離間され、ダクト200は開放されている。しかしながら、矢印Pで示される通りマウスピースが圧縮されるとき、ダクト200は、変形して内側コア188の弧面198に接触させられるマウスピース184によって閉鎖される。
これより本発明の第9の実施例の動作が説明される。使用の際、内側コア188は、膜182へと挿入され、マウスピース174において配置される。内側コア188は、その内側表面に対して位置決めされ、内側表面及び弧面はダクト200を画定するようにされる。乳首部180は、知られている方途において哺乳瓶(図示せず)に対して取り付けられる。支持フレーム190の円周方向に延在するリム194は、支持ロッド192を固定的に取り付け且つ内側コア188に対して支持を与えるよう哺乳瓶に対して位置決めされる。乳幼児は、哺乳瓶からダクト200への少量のミルクのフローを引き起すよう十分であるようにマウスピース184を吸引する。マウスピース184、内側コア188、及び結果もたらされるダクト200の寸法は、乳幼児の吸引動作及びその結果もたらされる乳幼児の口内と哺乳瓶の内側との間における圧力差がごく少量のミルクをダクト200に沿って流し得るようにされる。しかしながら、哺乳瓶から乳首部180を出る完全なミルクのフローを得るよう、乳幼児は上述された通り蠕動授乳動作を使用しなければならない。図11中の矢印Pによって示されるマウスピース184の圧縮点において、マウスピース184の内側表面は上述された通り、内側コア188の弧面198と接触してダクト200を閉鎖する。乳幼児がマウスピース184に対して蠕動授乳動作を加え、該動作によって圧縮波がマウスピース184の遠位端部の方向においてマウスピース184上に乳幼児の舌によって加えられるため、ダクト200が閉鎖される矢印Pによって示される圧縮点はマウスピース184に沿って動き、それによって、圧縮点Pがマウスピース184の遠位端部に到達してミルクが開口202を出て乳幼児の口内へと放出されるまで、ダクト200におけるミルクを前方に押し出す。この動作によって哺乳瓶において引き起される圧力の低減は、更なるミルクを圧縮点Pの後方におけるダクト200へと引き出す。ミルクがマウスピース184から放出された後、乳幼児は、マウスピース184の主要部端において圧縮点Pから始まる授乳動作を反復し、上述された通りミルクをダクト200に沿ってマウスピース184を出るよう引き出す。
第9の実施例の乳首部180の製造は、内側コア188及び膜182を別個の構成要素として成形することによって達成され得る。続いて2つの個別の構成要素は、使用前に組み立てられる。本実施例の利点の1つは、各構成要素の製造が単純化される、という点である。本発明の一実施例において、内側コア188は熱可塑性物質から形成されるが、本発明はそれに限定されることはなく、内側コアはシリコン、2K部(2K part)、又は他の適切な材料から形成され得る。膜182は、シリコン30ショア材料(silicone 30 shore material)から形成されるが、本発明はそれに限定されない。
本発明の第9の実施例の利点の1つは、内側コア188が第7の実施例及び第8の実施例と同様に変形可能である必要が無いため、制限的ではないが熱可塑性物質等である単純な固体材料を有して作られ得る、という点である。
本発明の上述された実施例の洗浄を容易にするよう、内側コア188はマウスピース184から取外し可能である。これは膜182を裏返すことによって達成可能であり、膜182は、内側コア18とは別個に洗浄され得る。更に本発明の一実施例の他の利点は、内側コア188が取り外されるときに、中空の外側膜182が内側コア188を有さずに従来の乳首部として使用され得る、ということである。
本発明の第9の実施例はまた、第1の実施例において示されるフランジ等である1つ又はそれより多くの一方向弁を有し得るが、かかる他の実施例は図示されていない。これは、乳幼児の最初の数回の授乳動作が「非栄養的(non-nutritive)」である、即ち即座に乳首部を出るミルクフローをもたらさない、という更なる利点を備える。これは、上述された母乳授乳における「催乳反射」を擬態し、それによって自然母乳授乳を更によく擬態する。
本発明の第7の実施例乃至第9の実施例の乳首部130,150,170は、乳幼児が吸引動作又はチューイング動作を使用した場合と比較して、上述された蠕動授乳動作が最も多くの量のミルクを乳幼児に与えるよう構成される。したがって、乳幼児は自然母乳授乳と同一の授乳動作を使用するようにされ、乳幼児が両方の授乳方法に対して同一の授乳動作を使用することを学ぶため、哺乳瓶授乳と母乳授乳との間の切替えにおける乳頭混乱の問題は避けられる。壁の厚さ及び膜の剛性は、乳首部の弾性を制御し且ついかなる比率にもおける吸引動作及び蠕動授乳動作を与えるよう選択及び製造され得る。
本発明の上述された全ての実施例は、乳幼児が吸引動作のみを使用する場合に運搬されるミルクのフローと比較して最大量のミルクのフローを運搬することによって授乳中に乳幼児に自然蠕動授乳動作を使用させる。したがって乳幼児は、哺乳瓶授乳のときに母乳授乳のときと同一である授乳技術を使用するようにされるため、自然母乳授乳動作を「学ばない」ことはなく、哺乳瓶授乳と母乳授乳との間の相互変換をより容易にし、乳幼児における乳頭混乱を避ける。更には、各実施例の構造は、蠕動授乳動作が乳幼児にとって容易であるようにされる。
上述に加えて、本発明の乳首部の多種の実施例は、乳幼児に正しい蠕動授乳動作を使用させようとするため、乳首部は、乳幼児がそのスキル自体を本能的に展開していない場合に乳幼児に正しい母乳授乳動作を教えるよう使用され得る。
本発明の乳首部の更なる利点は、乳首部のマウスピースが内側コアを有するため、該コアがマウスピースに対してある程度の支持を与える、という点である。そのため、膜及びマウスピースは、潰れることへの抵抗を考慮する必要なく製造され得る。該抵抗は、マウスピース内において配置されるコアを有さない従来の中空の乳首部の製造においては考慮されるべき重要な設計基準である。
本発明の更なる利点は、乳幼児が使用させられる蠕動動作が哺乳瓶の内側と周辺環境との間の大きな圧力差を作ることがでる、という点であり、該圧力差は吸引動作のみを使用する乳幼児によってもたらされるものより大きい。したがって乳幼児は、従来の乳首部を使用して可能であったよりも更に大きな度合いまで、哺乳瓶における圧力が周辺環境の圧力より低い場合でも、本発明の乳首部を使用する哺乳瓶からミルクを得ることができる。したがって、哺乳瓶内における負圧を均等にするよう弁を組み込む哺乳瓶において、弁の開放圧に対するより大きな耐性が可能であり、哺乳瓶からの漏れはより容易に避けられる。
図示及び上述された実施例において、乳首部の内側コアは、乳首部の洗浄を容易にするようマウスピース部分から望ましくは取外し可能であるが、本発明の実施例は、かかる特徴に限定されない、ことが理解される。特には、第7及び第8の実施例において、内側コアはマウスピースと一体的に形成され、乳首部は、使用中に乳首部の不正確な組立ての可能性を低減する単一構成要素として製造される。
上述された実施例に加えて、必要に応じて独立したあるいは組み合わせられた以下の特徴は、本発明の範囲内であるよう意図される。
a) 乳首部は主要部を有し、該主要部からマウスピースが延在する。内側コアはマウスピースから主要部へと延在する。
b) 乳首部は、複数の可撓性のフランジを有し得る。
c) 乳首部のフランジは、マウスピースに対して固定され得、内側コアに対して付勢される。
d) 乳首部のフランジは、マウスピースと一体的に形成され得る。
e) 乳首部のフランジは、内側コアに対して固定され、マウスピースに対して付勢される。
f) 乳首部のフランジは、内側コアと一体的に形成され得る。
g) 可撓性チューブにおける非圧縮性材料は、シリコンゲルであり得る。
h) 乳首部は、乳首部の洗浄を支援するよう、並びに/あるいは内側コアの取外しを促進するよう、裏返され得る。
i) 内側コアは、マウスピースより更に剛性であり得る。
j) 本発明の乳首部を有する哺乳瓶は、授乳中に哺乳瓶内における負圧を均等にするよう圧力解放弁を有し得る。
請求項は、本願において特徴の特定の組合せに対して述べられているが、本発明の開示の範囲はまた、特許請求の範囲において現在記載されるものと同一の発明にかかるか否か、並びに本発明が解決するものと同一の技術的問題を解決するか否か、本願において明らかにあるいは言外にあるいは総括的に開示される新しい特徴又は特徴の新しい組み合わせを有する。出願人は、新しい請求項が、本願又は本願から派生する更なる出願の実行中におけるかかる特徴及び/又はかかる特徴の組み合わせに対するものであり得る、ことをここに示す。

Claims (19)

  1. 哺乳瓶に使用される乳首部であって、
    乳幼児が授乳中に吸引するマウスピースと、
    主要部と、
    内側コアと、
    を有し、
    前記マウスピースは、当該乳首部から出るミルクのフローに対する1つ又はそれより多くの開口を有し、
    前記主要部からは前記マウスピースが延在し、
    前記内側コアは、前記マウスピースと該内側コアとの間において流体ダクトを画定するよう前記マウスピース内において配置され、
    前記マウスピース及び前記内側コアは、授乳中に変形するよう構成され、
    前記マウスピース及び/又は前記内側コアの変形は、前記乳幼児の蠕動授乳動作を可能にし、
    該蠕動授乳動作は、前記ミルクを前記ダクトに沿って押し進め、該ミルクを前記1つ又はそれより多くの開口を通って放出する前記マウスピースにおける圧縮波を作る
    乳首部。
  2. 前記マウスピース内における前記内側コアは、前記ダクトに沿って前記1つ又はそれより多くの開口を通って出る前記ミルクのフローに対して複数の別個のダクトを画定する、
    請求項1記載の乳首部。
  3. 前記マウスピース内において少なくとも1つの弁手段を有し、
    該弁手段は、前記ダクトを別個の区分へと分割し、ミルクが当該乳首部から出て一方向において流れるよう作動可能であるが、対向する方向における前記ミルクのフローには抵抗するよう閉鎖する、
    請求項1又は2記載の乳首部。
  4. 前記弁手段は、少なくとも1つの可撓性フランジを有し、該少なくとも1つの可撓性フランジは、前記マウスピースと前記内側コアとの間において延在し、前記ダクトを別個の区分へと分割し、ミルクが当該乳首部から出て一方向に流れるよう可動であるが、前記対向する方向における前記ミルクのフローには抵抗するよう閉鎖する、
    請求項3記載の乳首部。
  5. 前記内側コアは、吸収性の外側表面を有する、
    請求項1又は2記載の乳首部。
  6. 前記内側コアの前記吸収性の外側表面は、発泡体から作られる、
    請求項5記載の乳首部。
  7. 前記内側コアは、非圧縮性材料で充填される密封された可撓性のチューブを有する、
    請求項1又は2記載の乳首部。
  8. 前記非圧縮性材料は流体である、
    請求項7記載の乳首部。
  9. 前記チューブは弾性材料から作られる、
    請求項7又は8記載の乳首部。
  10. 前記チューブは、前記マウスピースの長手方向において延在する波形を有する波形表面を備える、
    請求項7乃至9のうちいずれか一項記載の乳首部。
  11. 前記マウスピースは、前記ダクトを有するその長さに沿って細長い流路を有し、
    前記内側コアは、可撓性であり、前記流路へと延在する長手方向リブを有し、
    前記内側コアの圧縮により、前記流路、ひいては前記ダクトを閉鎖するよう前記長手方向リブが前記流路へと更に延在される、
    請求項1又は2記載の乳首部。
  12. 前記内側コアは、その長さに沿って少なくとも1つの細長い凹部を有し、該凹部内において前記内側コアと前記マウスピースとの間において前記ダクトを画定する、
    請求項1又は2記載の乳首部。
  13. 前記内側コアは、前記マウスピースから取外し可能である、
    請求項1乃至12のうちいずれか一項記載の乳首部。
  14. 前記内側コアの周囲表面は前記マウスピースに対して位置し、面は前記内側コアにおいて形成され、前記マウスピースから離間され、前記ダクトは該面と前記マウスピースとの間において画定される、
    請求項1記載の乳首部。
  15. 前記内側コアは、前記マウスピースと一体的に形成される、
    請求項14記載の乳首部。
  16. 前記主要部に対して遠位である前記内側コアの一端は、前記マウスピースと一体的に形成される、
    請求項15記載の乳首部。
  17. 支持フレームは、前記内側コアから前記主要部を通って延在し、使用中は、前記内側コアを支持するよう前記主要部及び/又は哺乳瓶に対して位置決めされる、
    請求項14乃至16のうちいずれか一項記載の乳首部。
  18. 前記内側コアは、追加的なミルクのフローに対して長手方向に延在する中空の穴を有する、
    請求項1乃至17のうちいずれか一項記載の乳首部。
  19. 哺乳瓶であって、
    請求項1乃至18のうちいずれか一項記載の乳首部を有する、
    哺乳瓶。
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