JP2927547B2 - 哺乳瓶用乳首 - Google Patents

哺乳瓶用乳首

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JP2927547B2
JP2927547B2 JP3513493A JP51349391A JP2927547B2 JP 2927547 B2 JP2927547 B2 JP 2927547B2 JP 3513493 A JP3513493 A JP 3513493A JP 51349391 A JP51349391 A JP 51349391A JP 2927547 B2 JP2927547 B2 JP 2927547B2
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玲子 坂下
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OOTSUKA SEIYAKU KK
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、噛む動作(以下噛むような筋肉の動きも
含む概念として使用する)により授乳することができる
哺乳瓶用乳首に関する。
背景技術 近年、若年者や児童に、顎関節症、不正咬合、歯周疾
患等の症例が増加している。この原因は、そしゃく器官
が充分に発達していないためであると思われる。最近の
幼児は、以前の幼児に比べてそしゃく能力が低い。つま
り、噛む力が弱い。
一般に、そしゃく能力の発達には、3つの段階がある
といわれている。そのうち、初期段階は、母乳を飲むこ
とによって、噛むために必要な口腔周囲筋群の基礎的な
力が付く時期であり、同時に噛むという行動パターンを
取得する時期である。
最近、人工乳で育てられた幼児は、この時期に問題が
ある。即ち、母乳で育てられた幼児に比べ、噛んだり呑
み込んだりする能力が弱い。また、そしゃく能力が劣る
経口にある。これは、初期段階で、そしゃく能力に差が
出たものと推定される。
ところで、人工乳は、乳房と類似の外形をしたゴム製
の乳首を介して哺乳瓶から幼児に与えられる。従来の乳
首は、第25図に示すように、乳の吸い出し孔81が形成さ
れた略半球状の乳頭部80と、哺乳瓶の口部に接続される
フランジ状の接続部82との間に、中空の胴部83が形成さ
れているものである。幼児は、上記乳頭部80を口に含ん
だ状態で吸う動作を行なうことにより、哺乳瓶内の人口
乳を、吸い出し孔81を通して飲むことができる。つま
り、幼児は専ら吸うという動作によって乳を飲む。
本願発明者は、研究の結果、上記従来の哺乳瓶用乳首
は、乳を飲むのに噛む動作が不要であることから、人工
乳で育てられた幼児のそしゃく器官の発達が悪いことを
見い出した。これに対して、母乳を飲むには、母親の乳
首を噛む動作が必要であることから、母乳で育てられた
幼児は、そしゃく器官が良好に発達していることを見い
出した。
このような知見に基づいて、本願発明者は、乳頭部と
胴部との間に、乳頭部を圧縮することにより飲料の流通
を規制し、上記圧縮を解除することにより飲料の流通を
許容する逆止弁を備えた哺乳瓶用乳首を提案した(EP−
A−0 384 394参照)。
この哺乳瓶用乳首によれば、圧縮された乳頭部の当該
圧縮を解除した状態で、逆止弁が飲料の流通を許容する
ので、哺乳瓶内の乳汁その他の飲料を、当該逆止弁を通
して乳頭部に導入することができる。この状態で、乳頭
部を噛んで収縮させると、逆止弁が飲料の流通を規制す
るので、乳頭部に導入された飲料を、乳頭部の送出孔を
通して口腔内に送出することができる。したがって、幼
児は、乳首を繰り返して噛むことにより、哺乳瓶に収容
された飲料を順次飲むことができる。このように、吸う
動作でなく噛む動作によって乳等の飲料を飲むことがで
きるので、人工乳によって育てられる幼児のそしゃく器
官を充分に発達させ得る哺乳瓶用乳首を実現できた。
ところで、一般に、幼児が哺乳瓶内の飲料を飲み続け
ていると、哺乳瓶内や乳首内が負圧になる傾向にある。
このため、上記逆止弁を備えた哺乳瓶用乳首において
は、上記負圧状態がかなり進むと、圧縮された乳頭部が
復元せずに、逆止弁が閉塞状態にロックされてしまうこ
とがある。このよう逆止弁のロックは、圧縮された乳頭
部が復元する際に、送出孔を通して空気が乳頭部内に逆
流するを防止するために、飲料の送出時のみ開口され、
それ以外のときは閉塞されている構造の送出孔を採用し
た場合に特に生じ易い。このように逆止弁が閉塞状態に
ロックされてしまうと、乳首の胴部から乳頭部への飲料
の流通が遮断されるので、上記乳頭部が潰れたまま、な
かなか元の状態に回復せず、乳首からの飲料の送出が不
可能となる。
この発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであ
り、人工乳によって育てられた幼児のそしゃく器官を十
分に発達させることができ、且つ飲料が送出されなくな
るのを防止することができる哺乳瓶用乳首を提供するこ
とを目的する。
発明の開示 上記目的を達成するためのこの発明の哺乳瓶用乳首
は、哺乳瓶の口部に接続される接続部と、接続部に連続
する中空の胴部と、胴部に連続する乳頭部と、乳頭部か
ら飲料を送出するための送出孔と、上記乳首の内部を仕
切るために、上記胴部と乳頭部との間に設けられた隔壁
と、上記隔壁に形成され、胴部と乳頭部の少なくとも一
方を挟む方向に隔壁が圧縮されることを通じて閉塞して
飲料の流通を規制し、上記隔壁の圧縮を解除することに
より開放して飲料の流通を許容するスリットと上記隔壁
に形成され、スリットが閉塞された状態で、胴部から乳
頭部への小量の飲料の流通を許容する連通部とを含むも
のである。
上記の構成の哺乳瓶用乳首によれば、幼児によって乳
首が加圧されていないときに、開口されたスリットを通
して、哺乳瓶内の乳汁その他の飲料を乳頭部に導入する
ことができる。そして、この状態で幼児によって上記乳
首が加圧されると、スリットが閉塞されて、胴部と乳頭
部との間の飲料の流通を規制するので、乳頭部に導入さ
れた飲料を、乳頭部の送出孔を通して口腔内に送出する
ことができる。したがって、幼児は、乳首を繰り返して
噛むことにより、哺乳瓶に収容された飲料を順次飲むこ
とができる。
また、仮に一旦収縮された乳頭部が元の状態に復元で
きなくなって、スリットが閉塞状態にロックされたとし
ても、上記隔壁に設けられた連通部を通して、胴部から
乳頭部へ少量の飲料が導入されるので、潰れていた乳頭
部の復元が開始され、これをきっかけとして閉塞されて
いたスリットを直ちに開口させることができる。
上記接続部には、哺乳瓶の内部に空気を導入するため
の空気弁が形成されているのが好ましい。この態様によ
れば、空気弁を通して哺乳瓶の内部に空気を導入するこ
とができるので、幼児が哺乳瓶の内部の飲料を連続的に
飲み続けても、哺乳瓶の内部が過度に負圧になるのを抑
制することができる。このため、上記スリットが閉塞状
態にロックされる確率を少なくすることができる。
図面の簡単な説明 第1図はこの発明の哺乳瓶用乳首の一実施例を示す断
面図、 第2図は第1図の2−2線拡大断面図、 第3図はスリットを閉塞した状態を示す断面図、 第4図は乳首の側面図、 第5図は乳首の斜視図、 第6図は乳頭部の拡大断面図、 第7図は第6図の7−7線断面図、 第8図は送出孔の他の実施例を示す拡大断面図、 第9図は第8図の9−9線断面図、 第10図は乳頭部が潰れた状態を示す断面図、 第11図は送出孔の他の実施例を示す断面図、 第12図は乳頭部の寸法を説明するための断面図、 第13図は側壁を一面のみ設けた実施例を示す断面図、 第14図は第13図の14−14線断面図、 第15図は連通部の他の実施例を示す断面図、 第16図は乳首の他の実施例を示す断面図、 第17図は第16図の17−17線断面図、 第18図及び第19図は乳頭部の他の実施例を示す断面図、 第20図は空気弁の他の実施例を示す断面図、 第21図は隔壁の他の実施例を示す断面図、 第22図は及び第23図は、逆止弁を2個設けた実施例を示
す要部断面図、 第24図は第23図の24−24線断面図、 第25図は従来の乳首の一例を示す断面図。
発明を実施するための最良の形態 次いで、この発明の好ましい実施例を、添付図を参照
しながら以下に詳細に説明する。
第1図は、この発明の哺乳瓶用乳首Aを示す断面図で
あり、第5図は斜視図である。上記乳首Aは、先端が曲
面に形成された乳頭部1と、哺乳瓶Bの口部B1に接続さ
れるフランジ状の接続部3とを、略テーパチューブ状の
胴部2を介して滑かに連続させてあるものである。
上記乳首Aは、イソプレンゴム、シリコーンゴム、ポ
リウレタンゴム等のゴム素材を、射出成形、圧空成形、
浸漬成形等にて所定形状に成形することによって製造さ
れたものである。上記乳首Aは、キャップCと哺乳瓶B
の口部B1との間で接続部3を挾み込むことによって哺乳
瓶Bに接続される。
上記乳頭部1の頂部には、人工乳その他の飲料を乳首
Aの内部から幼児の口の中へ送出するための送出孔11が
形成されている。この送出孔11としては、クロスカット
(第6図及び第7図参照)、このクロスカットの内面側
に窪み11aを設けたスーパクロスカット(第8図及び第
9図参照)、Y字カット等、飲料を送出するとき以外は
閉塞されている構造のものが採用されている。また、乳
頭部1の側面には、互いに対向する平坦な側壁21が形成
されている。
上記乳首Aの内部には、乳頭部側A1と接続部側A2とを
仕切るための逆止弁5が設けられている。この逆止弁5
は、乳頭部1と胴部2との間に設けられた隔壁51と、こ
の隔壁51の中央部に形成されたスリット52とからなるも
のである。このスリット52は、第2図に示すように、側
壁21と平行方向に延びている。また、スリット52は、両
端部において交差する二つの円弧面52aを備えており、
両端にいくにしたがって徐々に幅が狭くなっている。上
記スリット52の最大開口幅Lは、0.5〜5mm程度に設定さ
れている。
上記逆止弁5のスリット52は、その周囲を第2図の矢
印Xで示す方向へ圧縮することにより閉塞される(第3
図参照)。このスリット52の閉塞に伴なって、胴部2と
乳頭部1との間の飲料の流通が実質的に規制される。ま
た、上記圧縮を解除すると、スリット52が開放されて、
胴部2と乳頭部1との間の飲料の流通が許容される。
上記隔壁51には、乳頭部1と胴部2とを連通する連通
部としてのピンホール53が形成されている。このピンホ
ール53は、隔壁51の1箇所又は複数箇所に形成されてお
り、スリット52が閉塞された状態で、胴部2から乳頭部
1への少量の飲料の流通を許容する。なお、隔壁51の厚
みとしては、スリット52が閉塞された状態で、座屈しな
いように、ある程度厚く形成しておくのが好ましい。
上記接続部3には、哺乳瓶Bの口部B1に嵌合される円
弧状の突起34が、所定間隔ごとに設けられており、これ
ら各突起34間の所定部に、1個又は複数の空気弁33が形
成されている(第1図及び第4図参照)。上記空気弁33
は、各突起34間に形成されたカップ状のキャビティ35の
底部に、短い直線状のスリット33aを形成したものであ
る。このスリット33aは径方向に延びている。これは、
接続部3をキャツプCにより締めつけた場合に、スリッ
ト33aがキャップCの締めつけ方向へ変形して閉塞され
るのを防止するためである。上記空気弁33は、突起34間
に形成されているので、この突起34によって外力から保
護される。上記キャビティ35の突出高さは2mm程度が好
ましく、その厚みは0.6ミリ以上に設定される。なお、
接続部3とキャップCとの間には、上記空気弁33に空気
を導くための空気通路が適宜形成されている。
以上の構成であれば、幼児は、乳首Aの乳頭部1を口
に含むと、本能的にこの乳頭部1を噛むことから、当該
噛む動作によって、乳頭部1が収縮され、同時に逆止弁
5が閉塞されて、乳頭部1に導入された飲料が、送出孔
11を通して幼児の口腔に送出される。そして、乳頭部1
の圧縮が解除されると、当該乳頭部1は弾性復元力によ
って元の形状に復元され、これに伴ない、逆止弁5のス
リット52が開放されて胴部2から乳頭部1へ再び飲料が
導入される。したがって、幼児は、乳頭部1を繰り返し
噛むことによって、哺乳瓶B内の飲料を飲むことができ
る。このように、上記乳首Aは、噛む動作によって飲料
を飲むものであるので、口蓋裂の幼児であっても容易に
飲料を飲むことができる。
また、上記乳首Aには、隔壁51にピンホール53が設け
られているので、哺乳瓶Bの内部や胴部2、及び圧縮さ
れた乳頭部1の内部等が過度に負圧になって、乳頭部1
が元の形状に復元できず、逆止弁5のスリット52が閉塞
状態にロックされた場合に(第10図参照)、上記ピンホ
ール53を通して胴部2側から乳頭部1側へ飲料を導入す
ることができる。このため、潰れていた乳頭部1が元の
状態に回復し始め、これをきっかけとしてスリット52を
早期に開口させることができる。
さらに、接続部3の空気弁33を通して哺乳瓶Bの内部
に空気を導入することができるので、哺乳瓶Bの内部が
過度に負圧になるのをできるだけ抑制することができ
る。このため、幼児が連続的に飲料を飲み続けた場合で
も、逆止弁5のスリット52が閉塞状態にロックされる確
率をできるだけ少なくすることができる。
上記実施例においては、乳頭部1に、対向する平坦な
側壁21が形成されているとともに、スリット52が上記平
坦な側壁21と平行方向に延びているので、乳首Aを幼児
の口に含ませる際の当該乳首Aの向きを容易に識別する
ことができる。即ち、乳首Aを幼児の口に含ませる際
に、上記平坦な隔壁21が幼児の歯茎に対して平行になる
ように、当該乳首Aを乳児の口に含ませるだけで、スリ
ット52を適切な方向へ向けることができる。しかも、上
記側壁21が幼児の口にフィットするので、乳首Aを容易
に噛むことができる。
また、乳頭部1の送出孔11が、飲料を送出するとき以
外閉塞されているので、スリット52を通して乳頭部1に
飲料が導入される際に、送出孔11を通して乳頭部1に空
気が導入されるのを阻止することができる。このため、
飲料を乳頭部1へ効率よく導入することができる。
なお、胴部2は、容易に潰れないように厚みを厚くし
ておくことが好ましい。これは、幼児が胴部2を口に含
んだときに、当該胴部2が容易に潰れると、目的とする
顎の運動を十分に達成できなくなるからである。
上記送出孔11は、第11図に示すように複数個設けても
よい。この第11図に示す送出孔11は、長さが0.5〜1.5mm
程度の短い切れ目からなるものであり、その個数として
は、2〜10個程度形成されている。上記送出孔11の形成
方向は、側壁21と平行に形成される。このような送出孔
11は、乳首Aを吸うだけでは、飲料が送出されにくい。
しかし、乳首Aを噛めば、飲料が容易に送出される。従
って、幼児を吸う動作でなく噛む動作によって飲料を噛
むように仕向けることができる。
上記スリット52の最大開口幅Lは、乳頭部1の内側の
短寸L1(第12図参照)の1/2以下であることが望まし
い。また、スリット52の長手方向の寸法Mは乳頭部1の
内側の長寸M1の1/2以上であることが望ましい。また、
最大開口幅Lと長手方向の寸法Mとの関係は、 L/M=1/20〜1/2 であることが望ましい。これは、長手方向の寸法Mが長
くなるほど成形し易いこと、最大開口幅Lが小さいほど
逆止弁5としての機能がよいことを考慮したものであ
る。
一方、乳首Aの肉厚としては、全体を均一にしてもよ
いが、第2図における左右部分を、上下部分に対して厚
くすると、圧縮された乳頭部1を復元させ易くなること
から好ましい。
なお、平坦な側壁21は、第13図及び第14図に示すよう
に一面だけ形成してもよい。
第15図は、上記ピンホール53に代えて、スリット52を
閉塞した状態で、スリット52の両端部に微小隙間54を形
成することにより、胴部2と乳頭部1とを連通させるよ
うにした実施例を示している。この実施例においては、
スリット52の両端部に、縦方向に延びる短い直線部分52
bを形成している。このため、第15図の一点鎖線で示す
ように、スリット52が閉塞された状態で、その両端部に
微小隙間54が形成される。したがって、乳頭部1が元の
形状に復元しない場合でも、上記隙間54を通して飲料を
乳頭部1に導入して、スリット52を早期に開口させるこ
とができる。
上記乳頭部1の形状としては、第16図及び第17図に示
すように、先端を半球状にした円形断面のものであって
もよい。また、第18図に示すように、楕円状の断面であ
ってもよい。さらに、第19図に示すように、幼児の口腔
にフィットできるように、所定の方向性を持たせてもよ
い。
また、空気弁33としては、第20図に示すように、接続
部3を貫通する貫通孔のみで形成してもよい。
上記逆止弁5の隔壁51と胴部2の内周面とは、第21図
に示すように、曲面によって滑らかに連続させてもよ
く、この場合には、隔壁51の強度を高めることができる
ので、スリット52が閉塞された状態で、隔壁51が座屈す
るのを効果的に防止することができる。
この発明は上記実施例に限定されるものでなく、例え
ば逆止弁5としては、所定間隔離して2個形成してもよ
く(第22図参照)、この場合には乳頭部1の密閉性をさ
らに向上させることができる。また、この場合におい
て、各隔壁51に設けられたスリット52を、互いに直行す
る方向に形成すれば(第23図及び第24図参照)、乳首A
を噛む方向を2方向選択することができる。
以上のように、この発明の哺乳瓶用乳首によれば、逆
止弁のスリットが閉塞状態にロックされた場合でも、乳
頭部と胴部とを連通する連通部を通して、胴部側から乳
頭部側へ飲料を導入することができるので、潰れていた
乳頭部が元の状態に回復し始め、これをきっかけとして
スリットを早期に開口させることができる。このため、
哺乳瓶内の飲料が送出されないという不都合が生じるの
を防止することができる。

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】哺乳瓶の口部に接続される接続部と、 接続部に連続する中空の胴部と、 胴部に連続する乳頭部と、 乳頭部から飲料を送出するための送出孔と、 上記乳首の内部を仕切るために、上記胴部と乳頭部との
    間に設けられた隔壁と、 上記隔壁に形成され、胴部と乳頭部の少なくとも一方を
    挟む方向に隔壁が圧縮されることを通じて閉塞して飲料
    の流通を規制し、上記隔壁の圧縮を解除することにより
    開放して飲料の流通を許容するスリットと、 上記隔壁に形成され、スリットが閉塞された状態で、胴
    部から乳頭部への少量の飲料の流通を許容する連通部と を含む哺乳瓶用乳首。
  2. 【請求項2】上記連通部が、ピンホールである請求項1
    記載の哺乳瓶用乳首。
  3. 【請求項3】上記連通部が、スリットを閉塞した状態
    で、スリットの両端部に形成される微小隙間である請求
    項1記載の哺乳瓶用乳首。
  4. 【請求項4】上記接続部に、哺乳瓶の内部に空気を導入
    するための空気弁が形成されている請求項1記載の哺乳
    瓶用乳首。
  5. 【請求項5】空気弁が、キャビティと、このキャビティ
    に形成された直線状のスリットとからなる請求項4記載
    の哺乳瓶用乳首。
  6. 【請求項6】上記直線状のスリットが、径方向に延びて
    いる請求項5記載の哺乳瓶用乳首。
  7. 【請求項7】乳頭部が平坦な側壁を有し、スリットが上
    記平坦な側壁と平行方向に延びている請求項1記載の哺
    乳瓶用乳首。
  8. 【請求項8】平坦な側壁が互いに対向して2つ形成され
    ている請求項7記載の哺乳瓶用乳首。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011527224A (ja) * 2008-07-07 2011-10-27 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 蠕動乳首部

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