JPH0560949B2 - - Google Patents

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JPH0560949B2
JPH0560949B2 JP51360190A JP51360190A JPH0560949B2 JP H0560949 B2 JPH0560949 B2 JP H0560949B2 JP 51360190 A JP51360190 A JP 51360190A JP 51360190 A JP51360190 A JP 51360190A JP H0560949 B2 JPH0560949 B2 JP H0560949B2
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Japan
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mouthpiece
active substance
wall
saliva
oral cavity
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Yooko Suhoonen
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    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
    • A61J7/00Devices for administering medicines orally, e.g. spoons; Pill counting devices; Arrangements for time indication or reminder for taking medicine
    • A61J7/0015Devices specially adapted for taking medicines
    • A61J7/0046Cups, bottles or bags
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    • A61JCONTAINERS SPECIALLY ADAPTED FOR MEDICAL OR PHARMACEUTICAL PURPOSES; DEVICES OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR BRINGING PHARMACEUTICAL PRODUCTS INTO PARTICULAR PHYSICAL OR ADMINISTERING FORMS; DEVICES FOR ADMINISTERING FOOD OR MEDICINES ORALLY; BABY COMFORTERS; DEVICES FOR RECEIVING SPITTLE
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    • A61J7/0015Devices specially adapted for taking medicines
    • A61J7/0053Syringes, pipettes or oral dispensers
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P1/00Drugs for disorders of the alimentary tract or the digestive system
    • A61P1/02Stomatological preparations, e.g. drugs for caries, aphtae, periodontitis
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  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)

Description

請求の範囲 1 口当て11とこの口当てに固定されていてか
つ小児の唾液と混合して作用物質が溶解して流出
する透孔15を備えたゴム等から成るおしやぶり
様の吸い口12とを備えた乳首から成り、この場
合吸い口口当て11が吸い口12と解離可能に結
合されている、齲歯を予防処置する作用物質を乳
児に経口投与するための装置において、吸い口口
当て11が吸い口12と解離可能に結合されてお
り、この吸い口の内室18がストレプトコツカス
ミユータンスに対するキシリツト、モノクローナ
ル抗体および/またはキシリツトと弗化物との混
合物、例えば弗化ナトリウム、或いはキシリツト
のソルビツトと弗化物との混合物から成り、粉末
の形、シロツプの形或いは錠剤の形で内室18内
に挿入される作用物質20のための吸収室として
形成されていること、吸い口12の使用状態で下
顎に面している下方の領域内に存在している壁部
13a内に多数の透孔15が形成されているこ
と、吸い口12の使用状態で上顎に面している上
方の領域内に存在している壁部13b内に予め打
抜きにより形成した寸法が極めて小さい押圧可能
なかつ押圧された後透孔15を形成する環状の多
数の部分115が形成されていることを特徴とす
る作用物質を乳児に経口投与するための装置。
2 装置10の吸い口12が二重壁構造で形成さ
れていること、両壁部113,114の間に形成
された中間空域110内に作用物質20が設けら
れていること、および外壁部113内に透孔15
と予め打抜きにより形成した部分115が設けら
れていることを特徴とする請求の範囲第1項に記
載の装置。
3 上方領域内に存在している壁部13b内に透
孔15が設けられていることを特徴とする請求の
範囲第1項或いは第2項に記載の装置。
4 吸い口12の壁部13がガラスのように澄ん
だ或いは透明な合成物質から成ることを特徴とす
る請求の範囲第1項或いは第3項に記載の装置。
5 吸い口の外壁部113および/または内壁部
114がガラスのように澄んだ或いは透明な合成
物質から成ることを特徴とする請求の範囲第1項
或いは第3項に記載の装置。
6 吸い口12の柄状の自由端部部分12aがそ
の外壁部に形成されている装置の長手方向に指向
しているゴム弾性的な材料、例えばシリコンゴム
から成る補強隆起部30を備えていることを特徴
とする請求の範囲第1項から第5項までのいずれ
か一つに記載の装置。
産業上の利用分野 本発明は、小児看護の分野および特に疾病予防
の分野内において使用可能であり、吸い口口当て
とこの吸い口口当てに固定されていてかつ小児の
唾液と混合して作用物質が溶解して流出する透孔
を備え、この場合吸い口口当てが吸い口と解離可
能に結合している、ゴム等から成るおしやぶり様
の吸い口とを備えた乳首から成る、齲歯を予防処
置する作用物質を乳児に経口投与するための装置
に関する。
本発明は、作用物質を長時間にわたつて経口投
与するための装置並びに作用物質を長時間にわた
つて経口投与するためのおしやぶりに関する。
従来の技術 歯科医はここ数年来、青少年或いは小児に適当
な処置或いは治療を施すことによるいわゆる歯
病、特に齲歯の予防に意を払うことが多くなつて
来た。
色々な研究チームが行つた研究にあつて齲歯の
予防にキシリツトが適していることが確認され
た。
このキシリツトの十分に証明されている虫歯の
原因とならない甘味料としての作用に加えて、S.
Assev/G.Rollau著『Further studies on the
growth inhibition of Streptococcus mutans
OMZ176by xylitol』,Acta.Path.Microbio.
Immunol.Scand.94:102,1986に記載されている
ように、ペントーゼ誘導体−キシリツトに関して
も齲歯菌静菌性の効果が確認されている。
新しい研究の結果、キシリツトが細菌の糖分解
を阻止するので、抗菌性或いはむしろ静菌性の作
用を有していることが分かつた。キシリツトは恐
らくは細菌によつて吸収されるのであろうが、こ
れらの細菌がこのぶどう糖類をエネルギー源とし
て利用すること、或いは炭水化物に変換すること
は不可能である。キシリツトは果糖−PST−系
によつて吸収され、この工程にあつて燐酸化反応
される。キシリツトフオスフアートは細菌に対し
て毒性があり、脱燐機転され、放出される。キシ
リツトはストレプトコツカスミユータンスの物質
代謝を阻止する。キシリツトとソルビツトの結合
はストレプトコツカスミユータンスの糖代謝に対
して相乗作用を行う。キシリツトは齲歯阻止に関
して単糖類のうち最も良く研究された菌である。
このことはWHO−キシリツトール−フイールド
ワークとチユウインガム研究により確認された。
これに関しては、『Collaborativ WHO xylitol
field studies in Hungary−Threeyear caries
activity in institutionalized children』,Acta.
Odont.Scand.43:327−347,1985並びにP.
Isokangs/J.Tiekso/P.Alanen/K.K.
Maekinen著『Longterm effext of xylit
chewig gum on dental caries』、Cmmunity
dent.Oral.Epidemiol.17:200−203,1989を参照
されたい。他に色々な研究が知られているが、こ
れらの研究にあつても同様の結果が確認された。
更に新しい研究にあつては、キシリツトの存在
下にあつて歯プラツク内にあつてもまた唾液内に
あつても一般にストレプトコツカスミユータンス
−水準が低下することが分かつた。
このことに関しては、E.Soederling/K.K.
Maekinen/C.−Y.Chen/H.R.Pape Jr./W.
Loesche/P.−L.Maekinen著『Effect of
sorbitol、xylitol und xylitol/sorbitol
chewing gums on dental plaque』、Caries
Res.23:378−384,1989を参照されたい。
上記のことから、キシリツトの存在下にあつて
歯表面におけるストレプトコツカスミユータンス
−歯(齲歯誘起菌)の付着が低減することが明ら
かである。
即ち、この研究は既に小児年齢相において初期
予防の意味で齲歯の予防を行うことが望ましいこ
とを明瞭に示している。しかしこのことに問題が
なくはない。口腔内におけるキシリツトの滞留時
間が外見上重要な役割を演じていることが明瞭で
あるので、作用物質が適当な処置すにより口内に
長時間留まるようにしなければならない。
約三才或いは四才の年齢の小児にあつては、キ
シリツトの投与はチユーインガム、ボンボンおよ
び甘味料ステイツクを使用して行うことができ、
これらによつてキシリツトは比較的ゆつくりと長
い時間をかけて口腔に投与される。しかし、予防
によりストレプトコツカスミユータンス繁殖を阻
止し、これにより齲歯が無い状態を達するために
は、齲歯予防は最初の乳歯が自潰する段階で既に
始めるのが重要である。
しかし、チユーインガム、ボンボン等を小児に
与えることは不可能である。何故なら小児はこれ
らを大抵直ちに飲み込んでしまい、作用物質であ
るキシリツトは殆ど或いは全く口腔に留まること
が無く、作用物質の滞留時間が長くなければなら
ないと言う問題は通用しないからである。更にこ
れに加えて小児が窒息する危険がある。
ドイツ連邦共和国特許出願第811133号明細書か
ら小児のための寝かしつけ用おしやぶりが知られ
ているが、この寝かしつけ用おしやぶりは医薬品
を充填することができまようなおしやぶりに形成
されており、このおしやぶりからあらゆる種類の
甘味料と混合されて充填された医薬品が乳首の多
数の孔からゆつくりと小児によつて吸込まれる。
このおしやぶりにあつて乳首は、この乳首を医薬
品で充填するために乳首を引出すことがでいるよ
うに吸い口当てと共に一体な乳首として形成され
ており、この場合吸い口への乳首の固定もねじ結
合により可能である。乳首内の透孔はしやぶりお
よび吸込み運動間に医薬品を吸収することを可能
にし、この場合透孔が歪曲したりせず、従つて医
薬品の流れは口の決まつた位置に或いは適切に歯
肉に沿つて導かれる。何故ならこのおしやぶりで
達しようとしている目的が、専ら内室内に存在し
ている医薬品が取出され、小児によつて吸収され
るようにすることをあるからである。
発明の課題、解決策、効果 本発明の課題は、齲歯が発生した場合齲歯の初
期予防および原因治療のための再生性歯治療のた
めの予防策として乳歯の段階におけるエナメル質
成熟および表皮の成熟が生え揃つた段階で有利に
作用するようにする、またこれらの歯におけるス
トレプトコツカスミユータンスの繁殖を阻止を可
能にする、そして永久感染を回避するために齲歯
を招く疾病誘因体を乳歯の成長に適合して有効に
阻止する装置を提供することである。
この課題は冒頭に記載した様式の装置にあつて
請求の範囲第1項に記載した特徴によつて解決さ
れる。
このように本発明により形成された装置により
乳児用のおしやぶりが得られ、このおしやぶりに
よりその構成上装置の吸い口の内室に含まれた作
用物質の、特に乳児の乳歯の成長に適合した、経
口投与が可能となる。小児の唾液により僅かな痕
跡量の作用物質が溶解し、口腔内に運ばれる。従
つて口腔内に存在している感染源が撲滅される。
更に小児の唾液により吸収される作用物質が口腔
内に運ばれ、その際作用物質は予防に寄与し、こ
れにより齲歯を誘起する微生物と菌、例えばスト
レプトコツカスミユータンス、が口腔内に集まり
定着するのが阻止される。口腔の健康はこれによ
つて改善される。しかもキシリツト−NaFを含
んでいる装置によりミユータンスストレプトコツ
カスの繁殖が撲滅されるばかりでなく、歯が成長
してからの一乳歯が自潰して直後の相である一乳
歯のエナメル質の成熟と乳歯の皮質成熟にとつて
も好都合に作用し、従つてこれらの歯が齲歯に侵
される易患率が低減する。このことに加えて、ミ
ユータンスストレプトコツカスに対するいわゆる
モノクローナル抗体をこの装置により処理するこ
とが可能である。これらのモノクローナル抗体は
齲歯予防にあたつて極めて重要な役割を演じてい
る。この際モノクローナル抗体は例えばキシリツ
ト−NaFで気持良く味わえるように処理してあ
る懸濁液としておしやぶり様の装置で投与され
る。更にこの装置により抗菌性或いは菌成長阻止
作用を行う合成的に造られた唾液酵素も投与する
ことが可能である。一種類の作用物質或いは多種
類の作用物質が錠剤の形で、粉末の形で或いはシ
ロツプの形でもしくは粘性な液体の形で投与され
る。
この際、下方の乳歯が先ず生えるので、装置の
吸い口が使用状態で下顎に面した下方の領域内で
透孔を備えており、従つて作用物質が唾液により
下方の生えている乳歯の領域内にもたらされるよ
うにするのが特に有利である。次いで上方の乳歯
の成長と共に、この領域内においても作用物質が
到達する必要がある。この理由から、装置の吸い
口の使用状態で上顎に面した上方の領域内で吸い
口の壁部内に予め打抜き加工した部分が設けられ
ており、この部分は軽く押すことにより壁面から
押出され、透孔を開放し、従つて多量の唾液が作
用物質に供給され、この作用物質が全口腔に供給
される。予め打抜き加工した部分の形成は、乳児
がしやぶつたり吸つたりすることによりこの予め
打抜き加工した部分が押出されることがなく、む
しろ比較的大きな圧力を適用して、即ち、吸い口
を押し転がしたり、揉んだりして始めてこの予め
打抜き加工した部分が吸い口の壁面から押出され
るように形成される。
唾液による作用物質の十分な吸収は請求の範囲
第2項による構成によつて達せられる。この構成
にあつて装置の吸い口は二重壁構造で形成されて
いる。両壁部の間の中間空域内には作用物質が設
けられている。外壁部が多孔性に構成されている
ことにより唾液は中間空域内に運ばれ、其処で唾
液は作用物質を吸収し、次いで唾液はこの作用物
質を口腔内に送る。この構成により、唾液が吸い
口の内室内に入込む必要もなく、唾液は上記のよ
うな長い道程を経る必要もなく、軽くしやぶつた
り吸つたりしただけで作用物質に到達し、この作
用物質を直接口腔内に運ぶ。
吸い口の下方領域内の透孔を、おしやぶりを口
にした際下方乳歯領域内に位置するようにするた
め、吸い口の口当ては、おしやぶりがしやぶつた
り吸つたりする運動が行われている間旋回してし
まわないように解剖学的に形成される。吸い口の
口当ての特徴は母親が乳児の口内におしやぶりを
正しく挿入し得るところにある。
更に、しやぶり側の部分が作用物質を室から口
腔へと供給するための孔および透孔を備えた作用
物質のための内側に位置する中空の吸収室を備え
るように構成して、吸収機構がこのしやぶり側の
部分のまとまつた構成部分をなすように形成する
ことを提案する。
透孔は特に、作用物質がゆつくりと、即ち長い
時間をかけて室から口腔内に与えられるように選
択される。作用物質の投与を、一方では唾液が口
腔から透孔を経て内側に存在している吸収部に取
入れられ、其処で作用物質が吸収され、これによ
り作用物質が室から透孔を経て再び口腔内に達す
るように行うことも可能である。
更に、しやぶり側の部分、即ち吸い口を例えば
挿入したり或いはねじ込んだりして解離可能に口
栓と結合することが提案される。しやぶり側の部
分をこのように形成することにより、このしやぶ
り側の部分が口栓から例えばねじにより外すこと
が可能となり、したがて例えば内側に存在してい
る室に他の作用物質を供給することが可能とな
る。
例えば小児がおしやぶりを心地よく感じられる
ようにするため、吸い口はゴム様或いは少なくと
も殆ど可撓性の合成物質から成る材料から造られ
る。この際もちろん、選択された材料が耐熱水性
でありかつ殺菌可能であることが重要である。
吸い口内にもしくは吸い口内に形成される中空
の吸収室が更に作用物質が存在しているかどうか
を確認し得るようにするため、吸い口を透明に形
成することを提案する。
本発明による他の実施例により、作用物質は、
例えばいわゆる甘味料ステツクに類似して、吸い
口と不可分の構成部分として形成される。この提
案された実施例にあつては少なくとも吸い口は一
度使用したらその都度完全に取り替えられる使い
捨て物品のように形成される。全装置を使い捨て
物品とすることも可能である。
本発明による装置は特にキシリツト或いはキシ
リツト/弗化物或いはキシリツト(>50重量
%)/ソルビツト/弗化物−組合わせの投与に、
しかも医薬品の『長時間にわたる投与』にも適し
ている。
この装置は根本的に、チユーウインガム、ボン
ボン等による投与の際に飲み込んだり或いは窒息
する差し迫つた危険のあるすべての人にあつて長
時間かけて作用物質を経口投与するのに適してい
る。このことは、小児以外にもはや意識してチユ
ーウインガム或いはおしやぶりを口の中に長時間
留めることができない老人にも言えることであ
る。
本発明によるたの有利な構成は第2項以下の請
求の範囲に記載した。
【図面の簡単な説明】
以下に添付した図面に図示した実施例につき本
発明を詳しく説明する。
第1図は作用物質を経口投与するためのおしや
ぶり様に形成された装置の立体図、 第2図は第1図による装置の立体的に解体して
示した図、 第3図は装置を下方から見た図、 第4図は装置を上方から見た図、 第5図は第1図の切断線−に沿つた鉛直断
面図、 第6図は吸い口の柄状の端部に補強部を備えた
おしやぶり様に形成された装置の他の実施例の側
面図、 第7図は下方の乳歯と組合わせて示した装置の
使用態様の側面図、 第8図は上方の乳歯と組合わせて示した装置の
使用態様の側面図。
本発明の詳細な説明と本発明を実施するための
最良の方法。
第1図に参照符号10を付して示した作用物質
を経口投与するための装置は乳児用のおしやぶり
として形成されており、吸い口口当て11とこの
吸い口口当てに固定されているか或いは解離可能
に固定されていて装置10の吸い口部分とおしや
ぶり部分をなす吸い口12とから成る。吸い口口
当て11は同時に口栓であり、解剖学的に形成さ
れている。この吸い口口当て11は合成物質或い
は他の適当な材料から成る。吸い口12の反対側
においてこの吸い口12はリング14を備えてお
り、このリングにより装置10を図面に図示して
いないベルトにより乳児の近くに固定することが
できる。装置10の吸い口12も同様にゴム或い
はゴム様の合成物質から成る。装置10のこの吸
い口部分とおしやぶり部分は可撓性である。ガラ
スのように澄んでいる或いは透明な合成物質もこ
の吸い口12を造るのに使用される。吸い口12
を形成している壁部は参照符号13で示し、吸い
口12によつて囲繞されている内室は参照符号1
8で示した。
吸い口12の内室18内には作用物質20が粉
末の形、シロツプの形或いは錠剤の形で設けられ
ている。作用物質としてはキシリツト、モノクロ
ーナル抗体或いはキシリツトと弗化物の混合物或
いはキシリツト、弗化物とソルビツトとの混合物
が使用される。弗化物としては特に弗化ナトリウ
ムが使用される。一種類の作用物質で乳児の齲歯
症状が阻止される。作用物質が混合された唾液に
より口腔内の作用物質の滞留が保証され、従つて
口腔内での齲歯を形成する菌が有効に撲滅され
る。
更に、吸い口12はその下方領域内に存在して
いる壁部13a内に多数の透孔15を備えてい
る。これらの透孔は寸法が極めて小さく、従つて
唾液が吸つたりしやぶつたりしている間に内室1
8に達する。吸い口口当て11が解剖学的に、こ
の装置10が乳児の口内に存在している間舌の運
動で旋回してしまわないように、また透孔15が
装置10を実際に乳児の口内に導入した際に常に
下方領域に位置し、従つて下顎内に生えている乳
歯−最初は下方の顎内に次いで上方の顎内に生え
て来る−に向き合うように形成されている。この
ようにして作用物質は唾液により先ず下方の乳歯
の領域内に運ばれる。
装置10のおしやぶり部分と吸い口部分の下方
領域内の透孔15以外にこの装置の吸い口は差し
当たり閉じられている他の多数の透孔を備えてお
り、これらの透孔は吸い口12の上方領域内に存
在している壁部13b内に形成されており、これ
により上方の乳歯への投与が済んだ後作用物質は
唾液により適切にこの上方の乳歯領域内に運ばれ
る。これらの透孔は予め打抜きにより環状に成形
された部分115により形成されている。これら
の透孔が押圧されると、これらの透孔は開放され
る(第4図)。打抜き部は参照符号115aで示
されている。押圧可能な部分は参照符号115b
で示されている。予め打抜きされた部分115の
形成は、しやぶりおよび吸込み運動により、また
その際生じる圧力によりこの部分115bが吸い
口12の壁面から押出されないように行われる。
高い圧力を適用して始めてこの部分115bは押
出され、次いで上方の壁部13b内で透孔が形成
可能となる。透孔15,115はその際吸い口1
2の柄状の端部12aにまで延在している。
第5図に示した他の実施例により、装置10の
吸い口12は二重壁状に形成されている。両壁部
113,114−これらの壁部のうち壁部113
は外壁部を壁部114は内壁部を形成している−
間に形成されている中間空域110内に作用物質
20が設けられており、この作用物質は例えば粉
末の形で或いは顆粒の形で存在している。外壁部
113内において吸い口12の下方領域に透孔1
5が、上方領域には押圧可能な部分115bが形
成されている。その際、吸い口12の上方領域内
にも透孔15を下方領域内におけると同様に設け
ることが可能である。作用物質20が粉末の形で
ある場合、唾液が両側を流過するように、しかし
粉末状の作用物質20はこれらの透孔を下方に流
過しないように透孔15が形成されている。
吸い口12の壁部13は特にガラスのように澄
んだ或いは透明の材料から成り、従つて吸い口1
2の内室18内に未だ作用物質20が存在してい
るかどうか外部から見ることができる。吸い口1
2を二重壁構造に形成した場合、この場合作用物
質20が外壁部13はガラスのように澄んだ或い
は透明の材料から造られる。何故なら、両壁部1
13,114間の中間空域110が設けられてい
るからである。その際内壁部114は不透明な材
料から成る。吸い口12の材料としては嗜好を阻
害しないようなゴム弾性的な材料が使用される。
第2図に示した実施例により、装置10の吸い
口口当て11は内壁部16aを備えた中央の透孔
16を備えている。この透孔16は作用物質20
を吸い口12の内室18内に導入する役目を果た
す。この作用物質は呑込みが阻止されるように機
能し得るような大きさに設定されている。吸い口
口当て11に透孔16の領域内で固定されてい
る。リング14は板状のもしくは円板状のねじ止
め部分17に固定されている。このねじ止め部分
17は外ねじ山17aを備えており、透孔16内
にねじ込み可能であり、これによりこの透孔を塞
ぐような寸法に設定されている。
作用物質−錠剤20或いはキシリツト、キシリ
ツト/弗化物混合物或いはキシリツト/ソルビツ
ト/弗化物−混合物を含有している粉末或いはシ
ロツプの形での作用物質の投与のためねじ止め部
分17は、内室18の片側が開くように、透孔1
6からねじり出される。錠剤10は導入され、ね
じ止め部分17は再び透孔16内にねじり込ま
れ、従つて内室18が閉じられる。
装置10、即ちおしやぶりは乳児の口腔内に導
入されて準備され、乳児は自然反射により吸い口
12を吸い始める。唾液が透孔或いは孔15を経
て内室18内に侵入して来るので錠剤20は溶解
し、作用物質は唾液に与えられる。乳児の吸込み
運動によりキシリツトが混合された唾液は再び透
孔15を経て口腔内に吸い込まれ、ここでキシリ
ツトは口腔内に与えられて広がる。
こうして錠剤20の形状に応じて、乳児の口腔
内におけるキシリツトの濃度は長時間にわたつて
維持され、従つてストレプトコツカスミユータン
スもしくは齲歯誘因菌は有効に撲滅される。
作用物質20を内室内で吸収する装置10の部
分は作用物質を透過する材料、例えばゴム或いは
嗜好を阻害しない、健康を阻害しない適当な合成
物質から成る。
吸い口に透孔−この透孔を経て作用物質が口腔
の唾液の流れと共に乳児に与えられる−が設けら
れている場合、吸い口を造るために他の適当な材
料を使用することができる。
更に、装置10の吸い口12を作用物質20か
ら成る成形体として形成することも可能である。
こうして形成された吸い口はおしやぶり様に使用
される。
装置10の吸い口12は顎成形外科上の理由か
ら解剖学的な形状を有しているのが有利であり、
この場合他の形状も適当である。噛むことにより
吸い口12の柄状の端部12aが損傷するのを回
避するため、この柄状の端部12aは外壁側に装
置長手方向に指向している隆起した多数の補強部
30を備えており、これらの補強部はゴム弾性的
な材料、特にシリコンゴムから成る。これらの補
強部30は吸い口12の材料から形成されていて
もよい(第6図)。
第7図と第8図には参照符号40で下唇を、参
照符号140で上唇を、参照符号50で舌を、参
照符号60で口腔の口蓋を、参照符号70で下方
の第一の乳歯を、参照符号75で上方の乳歯を示
した。
下方の透孔15は、作用物質20が嚥下行程お
よび舌圧により第一の乳歯70の方向に流れるよ
うに(第7図)、吸い口12内において整向され
る。他の乳歯が自潰するに伴つて、即ち上方の乳
歯75の自潰に伴つて、透孔115は新しい状況
に適合し、従つて作用物質は新しく自潰した乳歯
表面に到達する(第8図)。
JP2513601A 1989-10-02 1990-10-01 齲歯を予防処置するための作用物質を乳児に経口投与するための装置 Granted JPH05500018A (ja)

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