JP5373829B2 - 散熱モジュールの組合せ方法 - Google Patents
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Description
一般に、ヒートパイプ内部には、流動性が良好で、気化熱が高く、沸点が比較的低く、しかも化学的性質が安定した水、エタノール、アセトン等の熱伝導媒介が充填される。
しかも、ヒートパイプの内壁面は、通常、毛刺状突起を呈する多数の毛細構造を形成している。
加圧の方式を例とすれば、従来の技術は、プレス加工を通して、該ヒートパイプ及び該散熱器に対して加圧し、こうして両者は結合される。
すなわち、従来の技術は、以下の欠点を備える。
1. 歩留りが低い。
2. コストが高い。
3. ヒートパイプが壊れ易い。
上記した加工方式により、該ヒートパイプを、該金属ベースの槽部内に確実に圧し入れ、該金属ベースと結合させ、
これにより該ヒートパイプの圧合端面と該金属ベースとは、平面を呈し、ヒートパイプを破壊してしまう状況が発生する従来の方式による散熱モジュールの組合せの欠点を改善、及び回避することができる。
図1は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法のフローチャートを示し、図2は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法の第一実施例を示す加工模式図である。
すなわち、ステップS1では、図2に示すような構成の金属ベース1及び少なくとも1個のヒートパイプ2を準備する。
本実施例中では、先ず、図2に示すように、該ヒートパイプ2を、該金属ベース1の槽部111位置に対応させて置く。
図2に示すように、本実施例中のローリング加工機具3は、第一ローラーユニット31を備えて構成される。
該各ローラー片311及び該ワッシャ312は、所定間隔を開けて配列し、該第一シャフト313の外部に回動可能に嵌めて設置する。すなわち、各ローラー片311及びワッシャ312は、第一シャフト313によって軸支される。
図3は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法の第二実施例を示す加工模式図である。図3に示すように、本実施例は、前記第一実施例と一部のステップSが相同であるため、ここでは再記述を行わないが、本実施例と第一実施例との相違点は、該ローリング加工機具3が、第一ローラーユニット31及び第二ローラーユニット32を備える点である。
該各ローラー片311及び該ワッシャ312は、所定間隔を開けて配列し、該第一シャフト313の外部に回動可能に嵌めて設置する。すなわち、各ローラー片311及びワッシャ312は、第一シャフト313によって軸支される。
該各ローラー片321及び該ワッシャ322は、所定間隔を開けて配列し、該第二シャフト323の外部に回動可能に嵌めて設置する。すなわち、各ローラー片321及びワッシャ322は、第二シャフト323によって軸支される。
該各ローラー片321の外部は、さらに、第二ミゾ3211を備えて構成される。
その目的は、一度に過大な圧力を受けることにより、該ヒートパイプ2に生じる瞬間的な破裂を防止することにある。
従って、第二実施例によれば、前記第一実施例と同様の効果が得られる。
図4は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法の第三実施例を示す加工模式図である。
図4に示すように、本実施例は、前記第一実施例と一部のステップが相同であるため、ここでは再記述を行わないが、本実施例と第三実施例との相違点は、該ローリング加工機具3が第一ローラーユニット31を備える点である。
図5は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法の第四実施例を示す加工模式図である。
図5に示すように、本実施例は、前記第一実施例と一部のステップが相同であるため、ここでは再記述を行わないが、本実施例と第一実施例との相違点は、該ローリング加工機具3が、第一ローラーユニット31及び第二ローラーユニット32を備える点である。
該第二ローラーユニット32は、第二ローラー32a及び第二シャフト323を備え、該第二ローラー32aは、該第二シャフト323の外部に回動可能に嵌めて設置する。すなわち、第二ローラー31aは、第二シャフト323によって軸支される。
該第二ローラー32aの外部は、さらに、第二ミゾ32bを備えて構成される。
今回の第二ローラー32aによる加圧は予圧で、該第二ローラー32aの第二ミゾ32bを通して、該ヒートパイプ2に対して、いくらか圧力を加え、これにより該ヒートパイプ2は、わずかに変形を生じる。
従って、第四実施例によれば、前記第一実施例と同様の効果が得られる他に、第一ローラーユニット31の構成を単純化して部品点数を減らしているので、前記第二実施例よりもコストを低減することができる。
図6は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法の第五実施例を示す加工模式図である。
図6に示すように、本実施例の機械加工法は、鍛造加工を採用したもので、金属ベース1及びヒートパイプ2を、鍛造加工のための鍛造機具4に通して、該ヒートパイプ2に圧力を加え、単一回の加圧を行う。
図7は、本発明の散熱モジュールの組合せ方法の第六実施例を示す加工模式図である。
図7に示すように、本実施例の機械加工法は、鍛造加工を採用したものであって、金属ベース1及びヒートパイプ2を、並設された鍛造加工のための2つの鍛造機具4を順番に通して、該ヒートパイプ2に圧力を加え、複数回の加圧を行う。
11…表面、
1111…槽部、
2…ヒートパイプ、
3…ローリング加工機具、
31…第一ローラーユニット、
31a…第一ローラー、
311…ローラー片、
3111…第一ミゾ、
312…ワッシャ、
313…第一シャフト、
32…第二ローラーユニット、
32a…第二ローラー、
32b…第二ミゾ、
321…ローラー片、
3211…第二ミゾ、
322…ワッシャ、
323…第二シャフト、
4…鍛造機具。
Claims (9)
- 表面に槽部を備えた金属ベース、及び少なくとも1個のヒートパイプを提供するステップと、
該ヒートパイプの一端を、該金属ベースの片側に挿入して設置し、該ヒートパイプの反対端を、機械加工の方式に通して前記金属ベース側に折り曲げながら、該金属ベースの該槽部内へと対応させて圧迫し入れるステップと、
を含むことを特徴とする散熱モジュールの組合せ方法。 - 前記機械加工は、ローリング加工であり、
該ローリング加工は、ローリング加工機具を通して、前記ヒートパイプに対して、単一回の加圧を行い、これにより該ヒートパイプの一端は、前記金属ベースの槽部内に圧し入れられることを特徴とする請求項1に記載の散熱モジュールの組合せ方法。 - 前記機械加工は、ローリング加工であり、
該ローリング加工は、ローリング加工機具を通して、前記ヒートパイプに対して、複数回の加圧を行い、これにより該ヒートパイプの一端は、前記金属ベースの槽部内に圧し入れられることを特徴とする請求項1に記載の散熱モジュールの組合せ方法。 - 前記ローリング加工機具は、第一ローラーユニットを備え、
該第一ローラーユニットは、複数のローラー片及び少なくとも1個のワッシャ及び第一シャフトを備え、
該各ローラー片及び該ワッシャは、間隔を開けて配列し、該第一シャフトの外部に嵌めて設置することを特徴とする請求項2に記載の散熱モジュールの組合せ方法。 - 前記ローリング加工機具は、第一ローラーユニット及び第二ローラーユニットを備え、
該第一ローラーユニットは、複数のローラー片及び少なくとも1個のワッシャ及び第一シャフトを備え、
該各ローラー片及び該ワッシャは、間隔を開けて配列し、該第一シャフトの外部に嵌めて設置し、
該第二ローラーユニットは、複数のローラー片及び少なくとも1個のワッシャ及び第二シャフトを備え、
該各ローラー片及び該ワッシャは、間隔を開けて配列し、該第二シャフトの外部に嵌めて設置し、
該各ローラー片の外部は、さらに、第二ミゾを備えることを特徴とする請求項3に記載の散熱モジュールの組合せ方法。 - 前記機械加工は、鍛造加工であり、この鍛造加工は、鍛造機具を通して、前記ヒートパイプに圧力を加え、単一回の加圧を行うことにより、該ヒートパイプを、該金属ベースの槽部内部に圧し入れることを特徴とする請求項1に記載の散熱モジュールの組合せ方法。
- 前記機械加工は、鍛造加工であり、この鍛造加工は、鍛造機具を通して、前記ヒートパイプに圧力を加え、複数回の加圧を行うことにより、該ヒートパイプを、該金属ベースの槽部内部に圧し入れることを特徴とする請求項1に記載の散熱モジュールの組合せ方法。
- 前記ローリング加工機具は、第一ローラーユニットを備え、
該第一ローラーユニットは、第一ローラー及び第一シャフトを備え、
該第一ローラーは、該第一シャフトの外部に嵌めて設置することを特徴とする請求項2に記載の散熱モジュールの組合せ方法。 - 前記ローリング加工機具は、第一ローラーユニット及び第二ローラーユニットを備え、
該第一ローラーユニットは、第一ローラー及び第一シャフトを備え、
該第一ローラーは、該第一シャフトの外部に嵌めて設置し、該第一ローラーの外部には、さらに、第一ミゾを備え、
該第二ローラーユニットは、第二ローラー及び第二シャフトを備え、
該第二ローラーは、該第二シャフトの外部に嵌めて設置し、
該第二ローラーの外部は、さらに、第二ミゾを備えることを特徴とする請求項3に記載の散熱モジュールの組合せ方法。
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