JP5373630B2 - Ptcデバイスおよびその製造方法ならびにそれを有する電気装置 - Google Patents

Ptcデバイスおよびその製造方法ならびにそれを有する電気装置 Download PDF

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Description

本発明はPTCデバイス、特に回路保護素子として使用されるポリマーPTCデバイスおよびそれを有して成る電気または電子装置に関する。より詳しくは、本発明は導電性フィラーとして金属フィラー、特に酸素雰囲気下において酸化され易いフィラーを含むポリマーPTC要素を有して成るPTC素子を用いたPTCデバイスに関する。更に本発明は、そのようなポリマーPTCデバイスの製造法に関する。
種々の電気または電子機器において、電源回路等に過剰に大きい電流が流れた場合に機器を構成する重要な要素が故障するのを未然に防ぐため、ポリマーPTC(Positive Temperature Coefficient)素子が回路保護素子として広く使用されている。このような素子自体は周知であり、通常、ポリマー中で導電性フィラーが分散しているポリマー組成物で層状形態のPTC要素およびその対向する主表面に配置された金属箔電極を有して成る。
例えば充電可能な電池パックにおいて用いられるPTCデバイスとして、ストラップ型PTCデバイスを挙げることができる。図4にこのPTCデバイスを上面図(図4(a))および断面図(図4(b)、図4(a)の中央線A−A’の縦断面図)にて示す。このデバイス100は、ポリマーPTC要素102およびその両側主表面に配置された(通常は熱融着された)金属電極(通常、金属箔電極、104および106)を有するポリマーPTC素子108を有して成り、このポリマーPTC素子108の両側の金属電極にリード110および112が、通常ハンダ付けによってそれぞれ配置され、ポリマーPTCデバイス100が構成される。
例えば、このようなPTCデバイスのリード110がリチウムイオン電池パックのアルミケースの端面に位置する封口板より突出する陰極に接続され、他方のリード112が所定の回路に接続され、それによって電池パックと所定の回路がPTCデバイスにて直列に接続され、回路保護素子として作用する。
上述のようなPTC素子が具備すべき要件の1つとして、平常時のPTC素子自体の抵抗が小さい必要がある。そのような低抵抗のPTC素子に用いられるPTC要素には、ポリマー中に分散させる導電性フィラーとして金属フィラー、特にニッケルまたはニッケル合金のフィラーが用いられる。このような金属フィラーは、PTC素子の周辺雰囲気中に存在する酸素によって酸化されやすく、その結果、PTC要素の抵抗値が増加する。このような抵抗値の増加は、本来的には低抵抗であるべきPTC素子には好ましくない。
そこで、そのような金属フィラーを用いるポリマーPTC素子では、PTC要素の露出部分が周辺雰囲気に触れないように、少なくとも、ポリマーPTC素子の露出部分を覆う樹脂コーティング114を形成し、金属フィラーの酸化を防止する対策が採られている。PTC要素の主表面は、上述のように、金属箔電極で覆われているので、そのような露出部分は、PTC要素の専ら側面部分(即ち、層状PTC要素の厚みを規定する側面部分であって、PTC要素の対向する主表面の外周部を接続する面)である。
しかしながら側面のみを樹脂でコーティングし残りの部分をコーティングしないようにするには、樹脂コーティングの前に残りの部分(即ち、コーティングすべき部分以外の部分)をマスキングする必要がある。PTC要素の厚さは、例えば0.40mmと非常に小さいため、そのような小さい側面を残すようにマスキングすることは非常に手間を要する。従って最も簡便な方法では、少なくともPTC素子全体108を覆うように樹脂を例えばハケ塗りした後、樹脂を硬化させてコーティングを形成することが行われている。図4において、そのようなコーティング114を模式的にグレイで着色している。
特開2006―121049号公報
図4から理解できるように、確実にPTC要素を樹脂のコーティングで覆うためには、PTC要素に加えて、それに隣接するリードの領域をもコーティングで覆う必要がある。その結果、そのようなリードの領域(即ち、本来的にリードとして機能しない領域)に隣接する、コーティングで覆われていないリードの領域のみがリードとしての機能を果たすことになる。従って、リードは全体として大きくならざるを得ず、具体的には長くならざるを得ない。
リードが長くなると、PTCデバイス全体が大きくなるため、コンパクトであることが求められる電気装置または電子装置にそのようなデバイスを用いることは好ましくない。従って、よりコンパクトなPTCデバイスを提供することが求められている。勿論、そのようなコンパクトなPTCデバイスを容易に製造できることが望ましい。
発明者は、本来リードとして機能しない領域が生じる理由について検討を重ねた。確実にPTC要素をコーティングによって覆うためには、PTC素子の幅、図示するようにディスク形状の場合は、ディスクの直径より大きい幅のハケを用いる必要があり、その結果、PTC素子に隣接するリードの部分もコーティングに覆われることに気づいた。またPTC要素を確実に覆うには、十分量の樹脂を使用する必要があり、PTC要素上に供給された樹脂の一部分がリードに向かって流れ落ちて広がる可能性があり、その場合には、やはりPTC素子に隣接するリードの部分もコーティングによって覆われることになることにも気づいた。
そしてそのような樹脂は、PTC要素に接続した金属リードに、PTC要素の側面に近接する開口部を設けると、開口部を横切ってまで流れることは殆どなく、その結果、開口部において樹脂の流れを堰き止めることができることを見出した。
そのような開口部では樹脂を支持できず、また、樹脂が供給されたとしても、開口部から落下することも不可能ではないため、樹脂をハケ塗りするに際して幅が広いハケを用いても、上述のようにリードとして機能しない領域はそれほど広くならない。
尚、以下に本発明を説明するが、本明細書において使用するポリマーPTC要素、PTC素子は周知である。PTC素子なる用語は、一般的に使用されている用語の意味で使用し、ポリマーPTC要素およびその各主表面に配置された第1金属電極および第2金属電極を有して成るPTC素子を意味する。またポリマーPTC要素は、ポリマー材料(例えばポリエチレン、ポリビニリデンフルオライド等)中に導電性フィラー(例えばカーボンフィラー、金属フィラー(銅、ニッケル、ニッケル−コバルト合金等のフィラー)等)が分散している、いわゆる導電性ポリマー組成物から構成されているものである。
PTC素子は、通常、層状のPTC要素の両側の主表面の全体に積層状態の金属電極(通常、金属箔電極)を有する全体としても層状の、またはディスク状(円板状)であっても、あるいは薄い矩形状であってもよい要素である。
第1の要旨において、本発明は、PTCデバイスの製造方法を提供し、
(1)PTC素子の第1金属電極に第1リードを電気的に接続する工程、
(2)PTC素子の第2金属電極に第2リードを電気的に接続する工程、
(3)PCT素子の少なくとも側面部を覆うように、硬化性樹脂をPTC素子に塗布する工程、および
(4)硬化性樹脂を硬化する工程
を含んで成り、
工程(1)において、第1リードは、PTC素子の第1金属電極の少なくとも一部分を覆うカバー領域を有し、
工程(2)において、第2リードは、PTC素子の底面部を覆う第1領域および第1領域の周囲から外向きに延在する第2領域を有し、第2領域はその縁部または端部において(所定の電気要素への)接続領域を構成し、第1領域と接続領域との間に間隙部(即ち、リードを構成する材料が存在しない部分または空間部分)が存在し、第2リードの第2金属電極への接続は、第1領域がPTC素子の底面部を覆う(即ち、第1領域が底面部に重なる)ように実施し、
工程(3)は、硬化性樹脂を塗布した後の状態において、第2リードの接続領域上には硬化性樹脂が存在しないように実施する
ことを特徴とする。
工程(3)において、第1リードおよび第1リードによって覆われていない第1金属電極の領域(但し、存在する場合)の一方、あるいは双方の少なくとも一部分をも硬化性樹脂によって覆ってもよい。別の態様では、硬化性樹脂の塗布の都合により、第1リードおよび第1リードに覆われていない第1金属電極の領域の全体を硬化性樹脂によって覆ってもよい。更に別の態様では、第1リードが第1金属電極に丁度重なり、硬化性樹脂が第1リードの少なくとも一部分、好ましくは全体を覆うように硬化性樹脂を塗布する。尚、第2リードの裏側(即ち、露出している側)は、硬化性樹脂によって覆わないようにする。別の態様では、第2リードの接続領域以外の部分の裏側は、必要な場合、少なくとも部分的に樹脂によって覆われていてもよい。
尚、PTC素子の第1リード上にも硬化性樹脂を塗布する場合、塗布した樹脂のために第1リードがその機能を果たすことができない場合には、工程(4)の後、第1リード上の硬化樹脂を除去(例えば研磨、切削)して、第1リードの少なくとも一部分を露出させる工程を追加的に実施してよい。また、第1リードの一部分のみに樹脂が塗布され、その樹脂を除去する必要がない場合には、硬化樹脂を除去する工程は必ずしも必要ではない。
本発明は、好ましくは上述の本発明のPTCデバイスの製造方法によって得られるPTCデバイスをも提供する。
従って、第2の要旨において、本発明は、
PTC素子の第1金属電極に電気的に接続された第1リード、およびPTC素子の第2金属電極に電気的に接続された第2リードを有して成るPTCデバイスであって、
第1リードは、PTC素子の第1金属電極の少なくとも一部分を覆うカバー領域を有し、
第2リードは、PTC素子の底面部を覆う第1領域および第1領域の周囲から外向きに延在する第2領域を有し、第2領域では、その縁部または端部を接続領域とし、第1領域と接続領域との間に間隙部が存在し、第1領域がPTC素子の底面部を覆うように、第2リードが第2金属電極に接続され、
少なくともPTC素子の側面が(硬化性樹脂が硬化することによって得られる)樹脂コーティングによって覆われている(但し、接続領域は露出した状態である、即ち、樹脂コーティングによって覆われていない)
ことを特徴とするPTCデバイスを提供する。このPTCデバイスでは、少なくともPTC要素の露出側面は樹脂コーティングによって覆われ、接続領域は樹脂コーティングによって覆われていない。
本発明において、第1リードが有する「カバー領域」とは、PCT素子の第1金属電極と接触してそれを覆う領域であり、また、第2リードが有する「接続領域」とは、PTCデバイスを所定の電気要素(例えば、他のリード、2次電池の封口体の電極、所定の回路等)に電気的に接続するに際して、その接続のために利用することができる領域を意味する。より具体的には、「接続領域」とはPTCデバイスの所定の電気要素へのハンダ付けに利用できる領域(即ち、第2リードの一部分であって、当該一部分と電気要素との間でハンダが介在できる領域)、またはPTCデバイスの所定の電気要素への抵抗溶接(スポット溶接)(またはレーザー溶接)に利用できる領域(即ち、第2リードの一部分であって、当該一部分と電気要素との間で抵抗溶接するために、電極ピンの先端を位置決めできる領域)を意味する。従って、「接続領域」の少なくとも一方側に樹脂コーティングが存在すると、所定の電気要素へのハンダ付け、抵抗溶接等による接続に際して、悪影響をもたらす可能性があるので、「接続領域」の両側(即ち、表側および裏側)には、樹脂コーティングが存在しない。従って、「接続領域」とは、第2リードの表側および裏側が露出状態にある縁部または端部であると言うことができる。
第1領域と接続領域との間の領域については、第1領域に隣接する、接続領域の部分上に、硬化性樹脂(本発明の方法において硬化前の場合)または樹脂コーティング(本発明の方法において硬化後の場合、あるいは本発明のデバイスの場合)が存在する(即ち、PTC素子の側面を覆う硬化性樹脂または樹脂コーティングが、第1領域に隣接する、第2領域の一部分上に、少なくとも硬化性樹脂または樹脂コーティングの厚さ分だけ存在する)。更に、当該一部分から第2領域の端部または縁部に向かって硬化性樹脂または樹脂コーティングが第2領域上で延在してよい。即ち、当該一部分は第1領域から外向きに延在する領域であり、最大限、接続領域の手前までのことを意味する。従って、第1領域と接続領域との間の全領域上に樹脂が存在してよい。
本発明において第2リードは、第1領域(従って、PTC素子)と接続領域との間に間隙部を有する。間隙部は、1つの態様では開いたスリット形態(図1参照)であり、別の形態では閉じたスリット形(図2参照)である。前者の形態は、第2リードの第1領域から第2領域が半島状に延在し、その結果、半島と第1領域とによって間隙としての入江状部分が形成されることを意味する。後者の形態は、第2リードの第1領域と接続領域との間に細長い内海部(または細長い湖状部)が間隙として存在し、内海部の両端部にて第1領域と接続領域とが繋がった状態になっていることを意味する。最も広い概念において、本発明の間隙部はPTC素子の側方に位置し、それによって接続領域をPTC素子から離間する空間部であり、そのような空間部が、PTC素子に供給された硬化性樹脂が接続領域に向かう流れを遮断する。
本明細書において、後で用いる「輪郭」なる用語は、対象となる要素の外周部を意味する。尚、輪郭が「内側に位置する」、「外側に位置する」、あるいは「重なる」と言う場合、図4に示すように、PTCデバイスの平面図を参照して考えるものとする。即ち、リード、金属電極、PTC要素の厚さを無視するものとする。
従って、「第1リードの輪郭」なる用語は、第1リードを規定する外周部を意味し、この輪郭は第1金属電極の外周部に丁度重なるか、あるいはそれより内側に存在する。換言すれば、第1リードの輪郭は、その一部分であっても第1金属電極の外側には存在しない。
「第2リードの輪郭」なる用語は、第2リードを規定する外周部を意味し、この輪郭は、PTC素子の底面の輪郭の外側に(従って、第2金属電極の輪郭の外側に)存在し、第2金属電極の輪郭の内側には存在しない。従って、第2金属電極の輪郭が第2リードの第1領域を規定し、第2金属電極の輪郭(即ち、周囲)から外向に延在する領域が第2領域を構成する。
尚、硬化性樹脂は、PTC要素の導電性フィラーの酸化を防止するためにPTCデバイスにおいて使用することが知られているいずれの既知の液状の樹脂であってもよい。尚、液状の樹脂とは上述のように、PTC素子の側面上に樹脂を供給すると第2リード上で広がり易いため、本発明の間隙部が存在しない場合には、適切な接続領域を形成することが容易でない樹脂であることを意味する。
硬化性樹脂が元々液状でない場合には、溶剤によって希釈または分散された液状のものが上述のような樹脂である場合に本発明が有用である。硬化性樹脂は、必要に応じて他の添加剤(例えば硬化剤、硬化促進剤等)を含んでよい。硬化性樹脂の硬化は、その種類に応じていずれの適当な方法で実施してもよく、例えば紫外線、電子線、加熱等によって硬化することができる。特に好ましい樹脂は、熱硬化性樹脂である。
尚、本発明は、上述および後述するような本発明のPTCデバイスを有して成る電子部品または電気部品(例えば電池の封口体、Taコンデンサ等)、更に、そのような部品を用いた電気装置または電子装置をも提供する。そのような装置としては、PTCデバイスを回路保護装置として用いた電池パック(特に2次電池パック)、モーター、USB回路等を例示できる。
本発明の方法では、PTC素子の側方に第2リードの間隙部が位置するので、酸化防止樹脂コーティングを形成するためにPTC素子に供給された硬化性樹脂が、第2リードの端部または縁部に向かって流れるのを抑制できる。その結果、硬化性樹脂が第2リードの端部または縁部にまで流れて適切な接続領域の形成が阻害されるのを未然に防止できる。
本発明のPTCデバイスを上面図(図1(a))および断面図(図1(b))にて模式的に示す。 別の態様の本発明のPTCデバイスを上面図(図2(a))および断面図(図2(b))にて模式的に示す。 本発明のPTCデバイスを設けた封口体の上面図(図3(a))および従来のPTCデバイスを設けた封口体の上面図(図3(b))模式的に示す。 従来のPTCデバイスを上面図(図4(a))および断面図(図4(b))にて模式的に示す。
符号の説明
10…PTCデバイス、12…PTC素子、14…第1リード、16…第2リード、
18…PTC要素、20…第2金属電極、22…第1金属電極、24…第1領域、
26…第2領域、28…第1金属電極の輪郭、30…第2金属電極の輪郭、
32…第1リードの輪郭、34…第2リードの輪郭、38…接続領域、
40…周縁領域、50…硬化性樹脂または樹脂コーティング、60…入江部、
70…内海部、100…PCTデバイス、102…PTC要素、
104,106…金属電極、108…PTC素子、110,112…リード、
114…樹脂コーティング、116…樹脂カバー、200…封口体、
202…陰極端子、204…保護回路基板、206…リード、208…電子部品、
210…正極、212…リード、214…安全弁。
発明を実施するための形態
図面を参照して本発明を更に詳細に説明する。図1に、本発明のPTCデバイス10の上面図(図1(a))および上面図のA−A’に沿った断面図(図1(b))
を模式的に示す。PTCデバイス10は、PTC素子12およびその上面に配置された第1リード14およびその下面に配置された第2リード16を有して成る。そしてPTC素子12は、その上面を構成する第1金属電極22および下面を構成する第2金属電極20、ならびにこれらに挟まれたPTC要素18によって構成されている。
PTC素子12の第1リード14によって覆われていない第1金属電極の一部分、ならびに第1リードの厚さ部分およびPTC素子12の側面部(これらを図1(b)において領域Sにて示す)は、硬化性樹脂が硬化することによって形成された樹脂コーティング50によって覆われている。尚、図1(a)では、樹脂コーティング50を斜線部によって示している。
図示した態様では、PTC素子12の金属電極20および22ならびにそれに挟まれたPTC要素18は、厚さの異なるものの実質的に同じ形状である。従って図1(a)においては、第1金属電極22の輪郭28と第2金属電極20の輪郭30は重なり、また、PTC素子12の輪郭もこれらに重なる。第1金属電極上に配置された第1リード14は、第1金属電極22の一部分を覆い、その上面が全部露出している。従って、第1リード14の輪郭32は、第1金属電極の輪郭28と部分的に(輪郭28の左右側で)重なり、他の部分の輪郭32の内側に存在する。即ち、第1金属電極の輪郭28の外側には位置しない。
第2リード16の輪郭34は、その全体が第2金属電極20の輪郭30の外側に位置する。従って、第2金属電極20の周縁にてこれに直ぐ隣接する領域(例えば図1(a)において「→40←」で示す領域、周縁領域40とも呼ぶ)をも第2リード16は有する。このような領域は、硬化性樹脂を塗布した際に硬化性樹脂を支持する機能を有する。
図示した態様では、第2リード16は、PTC素子12の底面を覆う第1領域24およびそれから外向きに延在する第2領域26により構成されている。第2領域は、第1領域の周縁部に隣接してそれから外向きに延在する周縁領域40を含む。尚、第1領域24は、PTC素子12の底面の下方に位置する領域のみを構成するので、図1(a)において、図示するように左右方向の部分26に加えて、上下方向においてもPTC素子12の外側には第2領域を構成する部分が存在することは言うまでもない。
上述のように第2リード16の縁部または端部(即ち、PTC素子からの延面距離(creepage distance、辿り着くまでの実際の距離が長い領域)であって、樹脂コーティング50で覆われていない領域38は、リードがそのまま露出しているので、PTCデバイスを他の電気要素に電気的に接続するために利用することができる。例えば、領域38の下方に接続すべき電気要素(例えば別のリード、パッド、コンタクト、配線の一部分等)を配置して、領域38に電極ピンを押し当てることによってこれらを抵抗溶接できる。従って、そのような領域38を本明細書では接続領域と呼ぶ。
このような接続領域38を確保できるのは、例えばPTC素子に硬化性樹脂をハケ塗りによって供給しても、第2リードが間隙部としての入江部60を規定しているからである。図から理解できるように、入江部60は、第2リードの接続領域38と第2リードの周縁領域40との間に規定されている。換言すれば、第2リードは周縁領域40から、より詳しくは、その縁部からL字状に突出して延在するL字領域を有し、L字領域の先端部付近が接続領域38を構成する。
このように間隙部を有する第2リードを使用してPTCデバイスを構成すると、酸化防止用の硬化性樹脂をPTC素子12の上面に位置する第1リードに供給しても、そこに供給された硬化性樹脂は接続領域38に向かって直接流れることができず、第1リード上から流れ出すとしても図1(a)の斜線部で示すように、第1領域にL字部分が接続している部分付近で、あるいはそれより若干前方のL字の角部分で流れが止まり、接続領域を確保することが可能となる。
上述のような本発明のPTCデバイスは、PTC素子を準備して、上述のように、
(1)PTC素子12の第1金属電極22に第1リード14を電気的に接続する工程、
(2)PTC素子12の第2金属電極20に第2リード16を電気的に接続する工程、
(3)PCT素子12の少なくとも側面部を覆うように、硬化性樹脂50をPTC素子に塗布する工程、および
(4)硬化性樹脂を硬化する(それによって樹脂コーティング50を形成する)工程
を含んで成る。PTC素子については、先に説明した通り公知の素子を使用することができる。第2リードについても、先に説明した通りである。
工程(1)において、第1リード14は、PTC素子の第1金属電極22の少なくとも一部分を覆う(図1に示す態様では、一部分を覆う)カバー領域を有する。従って、第1リードの輪郭32は、第1金属電極の輪郭28と重なるか、あるいはその内側に存在することになる。図1に示す態様では、第1リードの輪郭の一部分(図面では垂直に図示される部分)が第1金属電極の輪郭に重なり、その他の部分は第1金属電極の輪郭の内側に存在する。
工程(2)において、第2リード16は、上述のように、PTC素子の底面部を覆う第1領域24および第1領域の周囲から外向きに延在する第2領域26を有する。従って第2リードの輪郭34は、第2金属電極の輪郭30の外側に位置する。第2領域は、その縁部または端部において所定の電気要素への接続領域38を構成する。尚、第1領域と接続領域との間に間隙部60が存在し、第2リードの第2金属電極への接続は、第1領域24がPTC素子の底面部となる。従って、第2金属電極20の全体を覆うように実施する。
工程(3)において硬化性樹脂の塗布は、塗布後の状態において、第2リードの接続領域38の下面上には硬化性樹脂が存在しないように実施する。但し、第1リードについては、その全体を覆ってもよく、別の態様では、一部分のみを覆ってもよい。図1(b)では、第1リードの全体を硬化性樹脂50が覆う様子を破線で図示している。硬化後においては、第1リード14の上側に位置する硬化した樹脂を除去して、第1リード14を露出させ所定の電気要素への接続を可能にする。
硬化性樹脂の塗布は、いずれの適当な方法で実施してもよく、例えばハケ塗り、布塗り、スプレー、ディスペンス等の方法によって実施する。この場合、塗布すべき箇所はPTC素子12の少なくとも側面部であり、追加的にPTC素子に接続した第1リードおよび存在する場合には、PTC素子の第1金属電極の露出部の少なくとも一部分上にも硬化性樹脂を塗布してよい。図示した態様では、PTC素子の側面部に加えて、(破線で示すように)第1リードの全体、第1金属電極の露出部、および第2リードの第1領域に隣接する、第2領域の部分に硬化性樹脂を塗布している(図1(a)にて斜線にて示す領域。但し、第1リードについては上述のように硬化後除去しているので斜線を施さず)。
硬化性樹脂の塗布に際しては、第2リードについては、可能な限り第1領域に隣接する、第2領域の部分のみに塗布するのが好ましい。接続領域については、硬化性樹脂を塗布しないように実施する。例えばハケの幅、あるいは塗布する方向(例えば図1(a)において、左上から右下に向かって斜め方向に塗布する)、ハケが含む樹脂の量等を適切に選択することによって接続領域に樹脂が塗布されないようにできる。別の態様では、接続領域とすべき箇所をマスキングして他の領域にのみ硬化性樹脂を塗布してもよい。
上述のように、塗布した後、硬化性樹脂を硬化して樹脂コーティングを形成する。硬化は使用する樹脂に応じて、熱、光、放射線等を用いて実施できる。硬化後、必要な場合は不要な樹脂を除去する。例えば、第1リード上の樹脂コーティングを除去して、第1リードを露出させることが好ましい。
本発明のPTCデバイスの別の態様を、図1と同様、上面図および断面図にて図2に模式的に示す。図示した態様は、第2リード16の形態が異なることを除いて実質的に図1に示す態様と同様である。図2の態様では、第2リード16が細長い内海部70を間隙部として有する。この内海部70は、第2リード16の第1領域24に隣接する、第2リードの周縁領域40と第2リード16の接続領域38との間に存在し、内海部70の両端部付近にて第2リードの周縁部40と接続領域38とが繋がっている。別の表現をすれば、第2リードの周縁部40から「コ」字状(図示した態様では「コ」字の脚(「一」部が短い状態である)に第2領域が延び、「コ」字の脚の間に位置してこれらを結ぶ基部(「|」の部分)が接続領域38を構成している。
図示した態様においても、周縁領域40に隣接して間隙部70が存在するため、硬化性樹脂をPTC素子の側面部に塗布するに際して、余分の樹脂がPTC素子に塗布されたとしても、余分の樹脂は内海部70を横切って接続領域38に到ることはない。即ち、他の電気要素との接続に好適な状態の接続領域38を確保できる。
図1に示した本発明のPTCデバイス10を2次電池の封口体200の陰極端子202に取り付けた様子を、その平面図にて模式的に図3(a)に模式的に示す。また、比較のため、図4に示すPTCデバイス100を封口体200の陰極202に取り付けた様子を図3(b)に示す。
図示した態様では、封口体にPTCデバイスを取り付け、PTCデバイス(10または100)に保護回路基板204をリード206によって接続している。保護回路基板204には、所定の電子部品208が搭載され、また、所定の電気配線(図示せず)が形成され、これらがPTCデバイスと共に保護回路を形成する。尚、図示した態様では、封口体200の別の箇所(正極として作用する箇所210)が別のリード212によって保護回路基板204に接続されている。尚、封口体200は安全弁214も有する。
図3から容易に理解できるように、本発明のPTCデバイス10はよりコンパクトな形態であるため、PTCデバイスを封口体の陰極端子202上に、例えば抵抗溶接によって直接接続できる。尚、図面において、小さい黒丸は抵抗溶接の際に電極ピンを位置決めしたポイントを示す。本発明のPTCデバイスの接続領域38に電極ピンを配置してPTCデバイス10を封口体の陰極端子202に接続できる。また、封口体に接続した本発明のPTCデバイス10の第1リードにリード206を同様に抵抗溶接して、保護回路基板204とPTCデバイス10を接続できる。図から明らかなように、本発明のPTCデバイス10を陰極端子202上に接続できるため、封口体200の陰極端子の側方領域(図面では右側の領域)は空いた状態となり、種々の他の用途に利用できる。例えば、他の電子部品および/または他の配線を設けて、保護回路設計に付加的な機能を付与することができ、あるいは保護回路に接続される他の回路を設けたりでき、回路設計の自由度が広がる。また、空いた領域はPTC素子12から離れているので、そのような箇所に発熱する電子部品を設けることができ、それによっても、回路設計の自由度が高まる。
これに対して従来のPTCデバイス100を封口体200に接続する場合、封口体の陰極端子202にリード110を接続することになるため、PTC素子108自体は封口体の陰極端子202上ではなく、それから横方向にずれた箇所に位置することになる。従って、封口体の上側表面の相当部分をPTCデバイスが占めることになる。上述のような別の用途に利用できる領域は存在しない。
更に、図3(a)に示すように本発明のPTCデバイス10は、封口体200の陰極端子200の真上に位置する。2次電池において異常充電または異常放電に際して特に高温になりやすい箇所は、陰極であると言われている。そのような陰極の直上(即ち、陰極端子上)に本発明のPTCデバイスを配置することで、異常発生による高温の検知の感度をより向上させることができる。図3(b)の態様では、陰極端子から相対的に遠い箇所に、また、絶縁板としての樹脂カバー116を介して、PTCデバイスを配置することになるので、異常発生による高温の検知に対する感度は、図3(a)の場合より劣ることになる。
図3の2つの態様を比較すると容易に理解できるように、本発明のPTCデバイスは、従来のPTCデバイスよりもコンパクトである。従って、そのようにコンパクトになった分だけ別の用途に用いることができる領域または空間ができ、その結果、電気または電子装置をよりコンパクトにすることができる。

Claims (11)

  1. PTC素子の第1金属電極に電気的に接続された第1リード、およびPTC素子の第2金属電極に電気的に接続された第2リードを有して成るPTCデバイスであって、
    第1リードは、PTC素子の第1金属電極の少なくとも一部分を覆うカバー領域を有し、
    第2リードは、PTC素子の底面部を覆う第1領域および第1領域の周囲から外向きに延在する第2領域を有し、第2領域はその縁部または端部において接続領域を構成し、第1領域と接続領域との間に間隙部が存在し、第1領域がPTC素子の底面部を覆うように、第2リードが第2金属電極に接続され、
    少なくともPTC素子の側面が樹脂コーティングによって覆われているが、間隙部には樹脂コーティングが存在しない
    ことを特徴とするPTCデバイス。
  2. 接続領域は、所定の電気要素への接続のために樹脂コーティングによって覆われていない請求項1に記載のPTCデバイス。
  3. 間隙部の形状は、開いたスリット形態である請求項1または2に記載のPTCデバイス。
  4. 間隙部の形状は、閉じたスリット形態である請求項1または2に記載のPTCデバイス。
  5. 第2リードの第1領域の周囲に位置する周縁領域は、樹脂コーティングを形成する塗布された硬化性樹脂を支持する機能を有する請求項1〜4のいずれかに記載のPTCデバイス。
  6. PTC素子およびそれに接続したリードを有して成るPTCデバイスの製造方法であって、
    (1)PTC素子の第1金属電極に第1リードを電気的に接続する工程、
    (2)PTC素子の第2金属電極に第2リードを電気的に接続する工程、
    (3)PCT素子の少なくとも側面部を覆うように、硬化性樹脂をPTC素子に塗布する工程、および
    (4)硬化性樹脂を硬化する工程
    を含んで成り、
    工程(1)において、第1リードは、PTC素子の第1金属電極の少なくとも一部分を覆うカバー領域を有し、
    工程(2)において、第2リードは、PTC素子の底面部を覆う第1領域および第1領域の周囲から外向きに延在する第2領域を有し、第2領域はその縁部または端部において接続領域を構成し、第1領域と接続領域との間に間隙部が存在し、第2リードの第2金属電極への接続は、第1領域がPTC素子の底面部を覆うように実施し、
    工程(3)は、硬化性樹脂を塗布した後の状態において、第2リードの接続領域上および間隙部には硬化性樹脂が存在しないように実施する
    ことを特徴とするPTCデバイスの製造方法。
  7. 硬化性樹脂は、第1リードおよび露出している第1金属電極の全てを覆うように塗布し、
    硬化性樹脂の硬化後、硬化した樹脂の一部分を除去して第1リードの少なくとも一部分を露出させる工程を更に含む請求項6に記載の製造方法。
  8. 請求項1〜5のいずれかに記載のPTCデバイスを有して成る電気・電子部品。
  9. 部品は2次電池用封口体である請求項8に記載の部品。
  10. 請求項8または9に記載の電気・電子部品を有して成る電気・電子装置。
  11. 装置は2次電池パックである請求項10に記載の装置。
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