JP5373535B2 - ロック装置およびロック装置の組立方法 - Google Patents
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Description
また、金属製のベースプレートに、板状の一対の挾持部材を固定し、この挾持部材により係合部材のロッドの基部を挾持固定した構成は、公知である(特許文献2)。
即ち、係合部材は相当に強度が確保されているが、ロッドとベースプレートの取付部分に荷重が集中し、ロッドとベースプレートの取付部分を支点としてロッドが倒れるように作用することが判明し、特許文献1に記載されたものは、ロッドの基部から変形する。
前記公知例のうち、特許文献2に記載されたものも、特許文献1に記載されたものと同様に、挾持部材の先端とロッドの取付部分とに荷重が集中してロッドが倒れて変形する課題がある。
更に、この公知例は、ボンネットに用いられるロック装置であるため、ボンネットとロック装置のラッチの間の距離が長く、長いロッドが使用されているので、ロッド基部を挾持部材により挟持することができるが、挾持部材を設ける分ストライカ全体が大型化する。
したがって、特許文献1に記載されたもの、および、特許文献2に記載されたものの何れの公知例もベースプレートが補強されているだけで、しかも、ロッドの倒れを抑制するものではない。
本願は、ロッドの倒れを抑制するものであり、更には、ループ係合部材の取付を工夫し、高強度で軽量なストライカを提供するものであり、また、係合部材をベースプレートに固定するときの固定作業の容易化を図ったものである。
請求項2の発明は、前記補強部材20は、一対のロッド8に夫々係合する一対の支持部33を、各支持部33の直線部30が連結杆35により一体状に連結された構成とし、前記補強部材20は、一対の支持部33を、該支持部33の係合溝32が対向するように、各支持部33の直線部30を連結杆35により直線状に連結し、連結されていない各支持部33の直線部30の間に、空間部37を形成し、該空間部37を避けた部分の補強部材20と前記ベース部材6とを固定し、前記一対のロッド8の間の前記ベース部材6には、該ベース部材6の表面側に膨出する盛り上がり部40を設け、該盛り上がり部40と補強部材20とを溶接固定し、前記ストライカ5はベース部材6に係合部材7のロッド8の基部をカシメ固定し、前記補強部材20は前記ロッド8の基部のベース部材6の表面側に前記カシメ固定により形成された表側カシメ膨出部17の上部に当接させて固定し、前記第一の部材は車両の可動側部材であり、前記第二の部材は車両の固定側部材であり、前記補強部材20は、内装部材を平面にするような位置に配置され、前記内装部材により覆われた事を特徴とするロック装置としたものである。
請求項3の発明は、前記補強部材20は、一対のロッド8に夫々係合する一対の支持部33を有して形成し、一対の支持部33は各支持部33の直線部30を連結杆35により一体状に連結して構成したロック装置としたものである。
請求項4の発明は、前記補強部材20は、一対の支持部33を、該支持部33の係合溝32が対向するように、各支持部33の直線部30を連結杆35により直線状に連結し、連結されていない各支持部33の直線部30の間に、空間部37を形成し、該空間部37を避けた部分の補強部材20と前記ベース部材6とを固定したロック装置としたものである。
請求項5の発明は、一対のロッド8の間の前記ベース部材6には、該ベース部材6の表面側に膨出する盛り上がり部40を設け、該盛り上がり部40と補強部材20とを溶接固定したロック装置としたものである。
請求項6の発明は、前記ストライカ5はベース部材6に係合部材7のロッド8の基部をカシメ固定し、前記補強部材20は前記ロッド8の基部のベース部材6の表面側に前記カシメ固定により形成された表側カシメ膨出部17の上部に当接させて固定したロック装置としたものである。
請求項7の発明は、前記第一の部材は車両の可動側部材であり、前記第二の部材は車両の固定側部材であり、前記補強部材20は、内装部材を平面にするような位置に配置され、前記内装部材により覆われた事を特徴とするロック装置としたものである。
請求項8の発明は、第一の部材に設けたラッチ4に係合する第二の部材に設けたストライカ5において、該ストライカ5の一部を構成するベース部材6に、係合部材7のロッド8の基部を固定し、次に、前記ロッド8の基部に、前記ロッド8が荷重により倒れる側のロッド8の側面に設けられる補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させて仮止め保持し、次に、補強部材20とベース部材6とを固定するロック装置の組立方法としたものである。
請求項9の発明は、車両の可動側部材に設けたラッチ4に係合する車両の固定側部材に設けたストライカ5において、該ストライカ5の一部を構成する金属製のベース部材6に、該ベース部材6の表面側に膨出する盛り上がり部40を形成し、次に、前記ベース部材6に係合部材7のロッド8の基部を固定し、次に、該ロッド8の基部に、該記ロッド8が荷重により倒れる側のロッド8の側面に設けられる補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させると共に、前記盛り上がり部40は前記補強部材20で囲まれた空間内に位置させて仮止めし、次に、前記盛り上がり部40と前記補強部材20とを溶接固定するロック装置の組立方法としたものである。
請求項3の発明では、補強部材20は、一対のロッド8に夫々係合する一対の支持部33を有し、しかも、一対の支持部33を連結杆35により連結しているので、補強部材20の固定作業を一層容易にできる。
請求項4の発明では、一対の支持部33の係合溝32を対向させて連結しているので、補強部材20の仮止めによる保持効果を高めることができ、しかも、各支持部33の直線部30の間の空間部37をを避けた部分の補強部材20とベース部材6とを溶接固定しているので、補強部材20の溶接作業を一層容易にできる。
請求項5の発明では、一対のロッド8の間のベース部材6に表面側に膨出する盛り上がり部40を設けているので、盛り上がり部40と補強部材20とを溶接固定すればよく、補強部材20の溶接作業を一層容易にできる。
請求項6の発明では、補強部材20を表側カシメ膨出部17の上部に当接させて固定しているので、一層、支持強度を向上させ、ロッドの倒れおよび変形を抑制でき、ロックの確実性を向上させることができる。
請求項7の発明では、特に、車両に設けた可動側部材の固定側部材へのロックの支持強度を向上させ、ロッドの倒れおよび変形を抑制でき、ロックの確実性を向上させることができる。
請求項8の発明では、仮止め状態で補強部材20の溶接作業ができ、溶接作業を頗る容易にでき、しかも、溶接精度を向上させることができる。
請求項9の発明では、盛り上がり部40とロッド8の間に補強部材20を位置させて仮止めするので、仮止め状態を良好に保持することができ、一層、溶接精度を向上させることができる。
第一の部材は可動側部材と固定側部材の何れか一方であり、第二の部材は可動側部材と固定側部材の何れか他方である。
例えば、車体2の一方側にラッチ4を有するロック装置1(第一の部材)を設け、車体2の他方側(第二の部材)にロック装置1のラッチ4に係合するストライカ5を設ければよいが、本発明はストライカ5に関するものであり、ロック装置1の詳細は省略する。
また、ロック装置1およびストライカ5は、車体2の所定位置に夫々設ければ良く、ドア、車両用シート、車両扉(ワンボックス等の車両のバックドア)、トランク、ボンネット等の箇所に設けられ、ロック装置1およびストライカ5の何れか一方が移動側に何れか他方側を固定側に設ければよい。
6はストライカ5の金属製のベース部材であり、ベース部材6にはループ形状あるいは門型形状の係合部材7を固定する。係合部材7は、一対のロッド8を有し、ロッド8の基部をベース部材6に固定し、ロッド8の先端は連結部9により連結するが、実施例では門型形状の係合部材7を図示しているが、形状は任意であり、係合部材7全体を「U」型形状に形成すると、直線部分がロッド8となり円弧部が連結部9となる。
前記ベース部材6の所定位置には、該ベース部材6を貫通する透孔15を形成し、各ロッド8の基部を前記ベース部材6の透孔15に挿通してカシメ固定する。
16は係合部材7とベース部材6とのカシメ固定の際にロッド8に生じる裏側カシメ膨出部、17は同表側カシメ膨出部、18はベース部材6を固定部に取り付けるときの取付孔である。
即ち、補強部材20の一方側面25をロッド8の側面21に当接させ、他方側面26をベース部材6の表面側22に当接させ、補強部材20をベース部材6に溶接Yにより固定する。
したがって、補強部材20はロッド8とベース部材6の二カ所に当接して、ロッド8が荷重により倒れるのを補強する。
支持部33は、その係合溝32をロッド8に係合させることにより、補強部材20を係合部材7に仮止め(仮保持)が容易になり、固定作業を容易にする。
また、補強部材20は、軸線部材により形成すればよく、断面四角形状でもよいが、実施例のように、断面形状を円形あるいは楕円形にすると、軽量化できて好適である。
なお、理解を容易にするため、補強部材20の径をロッド8の径と略同様に図示しているが、所定の強度を有する径で形成すればよい。
係合溝32の内幅はロッド8の外径と略同一あるいは大きくし、圧入させない。工具を使用せずに仮止め可能とし、仮止めを容易にするためである。
係合溝32は、一対の直線部30および円弧部31の夫々の内面がロッド8の外面と接触するようにすると、ロッド8に掛かる荷重方向の適用範囲を広げることができ、支持剛性を向上させて、好適である。
この補強部材20は、係合部材7のロッド8の外面に補強部材20の係合溝32を係合させて、直線部30と円弧部31の内面をロッド8の外面に当接させた状態で仮止めし、仮止め状態でベース部材6に溶接する。
また、係合部材7のロッド8に補強部材20の係合溝32を係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接するので、固定作業が容易に行える。
補強部材20は、前記支持部33を一対のロッド8に合わせて二つ設け、各支持部33の直線部30の間を連結杆35により連結する(図4〜図6)。
この場合、補強部材20は、二つの支持部33を同時に二つのロッド8に嵌めればよいので、仮止めが容易であり、また、補強部材20をベース部材6に溶接する際の位置ずれも抑制・防止する。
図7、図8は、一対の支持部33を連結杆35により連結した他の実施例であり、一対の直線部30のうちの内側の直線部30の各直線部30の上面に連結杆35の端部を上下に重ねて当接させて連結している。
そのため、直線部30と連結杆35との固定を容易にする。
図9、図10は、一対の支持部33を連結杆35により連結した他の実施例であり、二つの支持部33の各直線部30を平行状態に配置し、各支持部33の円弧部31の上面に連結杆35の端部を上下に重ねて連結している。
そのため、円弧部31と連結杆35との固定を容易にする。
そのため、円弧部31と連結杆35との固定を容易にする。
図13〜図15は、一対の支持部33を連結杆35により連結した他の実施例であり、二つの支持部33の各直線部30を平行状態に配置し、各支持部33の直線部30の端部の間に連結杆35を一体状に連設して連結している。
そのため、補強部材20の製造が容易になる。
図16、図17は、一対の支持部33を連結杆35により連結した他の実施例であり、二つの支持部33の各直線部30を平行状態に配置し、各支持部33の直線部30の端部の間に、この直線部30と別体の連結杆35により連結している。連結杆35の端部は内側の直線部30の側面に当接させて固定している。
図18、図19は、一対の支持部33を連結杆35により連結した他の実施例であり、二つの支持部33の各直線部30を平行状態に配置し、各支持部33の直線部30の端部の間に、この直線部30と別体の連結杆35により連結しており、連結杆35の端部を直線部30の端部の上面に重ねて固定している。
そのため、図21の左側から横方向に補強部材20の係合溝32を、一対のロッド8に向けて係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
したがって、一つの支持部材33により補強部材20を構成して一対のロッド8を補強するので、構成部材が少なく、安価に製造でき、しかも、取付容易である。
一対の支持部33と連結杆35により包囲される内側部分に係合溝32を形成する。
即ち、係合部材7の連結部9側からベース部材6に向けて補強部材20を移動させて、補強部材20の係合溝32を一対のロッド8に係合させて仮止めとする。
そのため、補強部材20の仮止め状態の保持が一層確実となって、補強部材20の固定作業を容易にする。
図28、図29の実施例では、直線部30と円弧部31と係合溝32により形成した支持部33を一対のロッド8に合わせて二つ設けるが、一対の支持部33は該支持部33の係合溝32が夫々反対向きとなるように設ける。
したがって、一対の支持部33を内側の連結杆35が支持するので、ロッド8に外側からの荷重を連結杆35が強固に支持でき、ロッド8に外側からラッチ4が係合するような位置に設けるストライカ5に、装着すると、一層、適している。
図28の実施例では、支持部33の一対の直線部30を延長して連結杆35としており、連結杆35は一対設けられ、支持強度を向上させている。
図29の実施例では、各支持部33の円弧部31を一本の連結杆35により連結し、軽量化を図っている。
図28および図29の実施例図の補強部材20の装着方法は任意であるが、一例を示すと、図30のように、一対の支持部33のうちの一方を下に、他方を上にして、各ロッド8の内側に入れ、下にある一方の支持部33を上側に、上にある他方の支持部33を下側に移動させて水平にして、ベース部材6の表面に密着させ、支持部33をロッド8の内側から係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
したがって、補強部材20の軽量化が図れる。
しかして、図9,図11,図12、図13〜図15、図16,図18,図20、図22、図26等の実施例では、ロッド8の間のベース部材6の表面に連結部9側に盛り上がる盛り上がり部40を形成する。盛り上がり部40は補強部材20の連結杆35の内側に当接するように形成し、盛り上がり部40と連結杆35を溶接する。
即ち、補強部材20を溶接する部分のベース部材6の高さを盛り上がり部40により接近させるので、溶接精度を向上させ、また、溶接面を美麗にすることができる。
したがって、補強部材20と盛り上がり部40の高さは略同一か低くし、ラッチ4との係合に支障がない範囲で同じにするとよい。
また、盛り上がり部40の上面は、平面状にすると、一層、溶接作業を容易にし、溶接精度を向上させられる。
なお、盛り上がり部40を設けていない場合は、連結杆35の部分を溶接すればよく、溶接箇所は全て任意である。
図32は、一例を示し、車体2の床面に設けた凹部内にストライカ5のベース部材6を嵌合させ、ベース部材6上に内装部材45を被せ、ストライカ5は係合部材7のみを内装部材45から露出させるようにしている。
ベース部材6の透孔15に係合部材7のロッド8を挿通し、カシメ固定すると、ロッド8には、図2及び図3のようなカシメ膨出部17が形成される。
次に、係合部材7の各ロッド8の基部には補強部材20を、少なくとも、ロッド8が荷重により倒れる側の側面21とベース部材6の表面側22とに当接するように、ベース部材6の表面側に固定する。
即ち、補強部材20の一方側面25をロッド8の側面21に当接させ、他方側面26をベース部材6の表面の表面側22に当接させ、補強部材20をベース部材6に溶接Yにより固定するので、補強部材20はロッド8とベース部材6の二カ所に当接して、ロッド8に掛かる荷重を支持する。
また、補強部材20は表側カシメ膨出部17を上方から押さえるので、この点でも、支持強度を向上させる。
補強部材20は、直線部30と円弧部31とによりU型形状に形成し(図4,図5等参照)、直線部30と円弧部31により包囲される内側部分に係合溝32を形成し、直線部30と円弧部31と係合溝32により支持部支持部33を形成しているので、係合部材7のロッド8に補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させて、直線部30と円弧部31の内面をロッド8の外面に当接させて、ベース部材6に溶接する。
また、係合部材7のロッド8に補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接するので、固定作業が容易に行える。
補強部材20は、前記支持部33を一対のロッド8に合わせて二つ設け、各支持部33の直線部30の間を連結杆35により連結しているので、二つの支持部33を同時に二つのロッド8に装着して仮止めできるので、仮止めから溶接までの固定作業全般を容易にし、また、補強部材20をベース部材6に溶接する際の位置ずれも抑制・防止する。
即ち、ロッド8の軸心に対して交差方向となる横方向から補強部材20を係合させることができ、補強部材20の仮止めが容易になる。
図7、図8の実施例では、図4〜図6の実施例と同様に、係合部材7のロッド8に補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
そのため、補強部材20の仮止め状態の保持が一層確実となって、補強部材20の固定作業を容易にする。
図11、図12の実施例も、図9、図10の実施例と同様に、ロッド8の軸心方向の連結部9側から補強部材20をベース部材6側に向けて移動させて、補強部材20の支持部33を一対のロッド8に係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
図13〜図15の実施例も、図9、図10の実施例と同様に、ロッド8の軸心方向の連結部9側から補強部材20をベース部材6側に向けて移動させて、補強部材20の支持部33を一対のロッド8に係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
図18、図19の実施例でも、図9、図10の実施例と同様に、ロッド8の軸心方向の連結部9側から補強部材20をベース部材6側に向けて移動させて、補強部材20の支持部33を一対のロッド8に係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
したがって、一つの補強部材20で一対のロッド8を補強するので、構成部材が少なく、安価に製造でき、しかも、取付容易である。
また、一対のロッド8の夫々が支持部33の直線部30と円弧部31により三方が当接して支持されので、補強部材20の仮止め状態の保持が一層確実となって、補強部材20の固定作業を容易にする。
更に、補強部材20は、ロッド8の内側に位置する一対の支持部33を連結杆35が連結しているので、ロッド8の外側から掛かる荷重を連結杆35が強固に支持でき、ロッド8に外側からラッチ4が係合するような位置に設けるストライカ5に、装着すると、一層、適している。
図28の実施例では、支持部33の一対の直線部30を延長して連結杆35とし、連結杆35は一対設けられているので、支持強度を向上させている。
図29の実施例では、各支持部33の円弧部31を一本の連結杆35により連結しているので、軽量化を図っている。
図28および図29の実施例図では、補強部材20の一対の支持部33のうちの一方を下に、他方を上にして、各ロッド8の内側に入れ、下にある一方の支持部33を上側に、上にある他方の支持部33を下側に移動させて水平にして、ベース部材6の表面に密着させ、支持部33をロッド8の内側から係合させて仮止めとし、補強部材20をベース部材6に溶接する。
図31の実施例では、二つの支持部33の各直線部30を平行状態に配置するが、係合溝32の向きを反対とし、図31の一方(左側)の係合溝32は下向きとし、図31の他方(右側)の係合溝32は上向きとし、各支持部33の内側の直線部30を省略し、各円弧部31に連結杆35を一体状に連設して連結しているので、補強部材20の軽量化が図れる。
したがって、補強部材20とベース部材6の表面との高さを近づけることができ、溶接作業を容易に行える
また、盛り上がり部40は、ベース部材6自体の剛性も向上させて、支持強度を向上させられる。
特に、盛り上がり部40とロッド8の間に補強部材20を位置させて仮止めすると、ロッド8と盛り上がり部40とにより補強部材20を挟持することになり、補強部材20の仮止めが容易になるだけでなく、仮止め精度が向上し、溶接精度を向上させられる。
図32の実施例では、補強部材20は軸線部材により形成し、ロッド8の基部に設けているので、ストライカ5は係合部材7のみが内装部材45から露出し、補強部材20を露出せずにすみ、外観上の見栄えを損なうことなく、また、他の部材との干渉も回避でき、好適である。
なお、前記した各実施例は、理解を容易にするために、個別または混在させて図示および説明しているが、これらの実施例は夫々種々組合せ可能であり、これらの表現によって、構成・作用等が限定されるものではなく、また、相乗効果を奏する場合も勿論存在する。
Claims (9)
- 第一の部材にラッチ4を設け、第二の部材に前記ラッチ4に係合するストライカ5を設け、該ストライカ5は、ベース部材6に係合部材7のロッド8の基部を固定し、前記ロッド8の基部のベース部材6の表面側には、前記ロッド8が荷重により倒れる側のロッド8の側面に設けられると共に、ベース部材6の表面側に当接するように固定された補強部材20を設け、該補強部材20は、金属製の線部材により形成すると共に、一対の直線部30および円弧部31と、前記各直線部30と円弧部31により包囲される内周面側部分に形成した前記ロッド8の外周に係合する係合溝32とを備えた支持部33を有して構成したロック装置。
- 請求項1において、前記補強部材20は、一対のロッド8に夫々係合する一対の支持部33を、各支持部33の直線部30が連結杆35により一体状に連結された構成とし、前記補強部材20は、一対の支持部33を、該支持部33の係合溝32が対向するように、各支持部33の直線部30を連結杆35により直線状に連結し、連結されていない各支持部33の直線部30の間に、空間部37を形成し、該空間部37を避けた部分の補強部材20と前記ベース部材6とを固定し、前記一対のロッド8の間の前記ベース部材6には、該ベース部材6の表面側に膨出する盛り上がり部40を設け、該盛り上がり部40と補強部材20とを溶接固定し、前記ストライカ5はベース部材6に係合部材7のロッド8の基部をカシメ固定し、前記補強部材20は前記ロッド8の基部のベース部材6の表面側に前記カシメ固定により形成された表側カシメ膨出部17の上部に当接させて固定し、前記第一の部材は車両の可動側部材であり、前記第二の部材は車両の固定側部材であり、前記補強部材20は、内装部材を平面にするような位置に配置され、前記内装部材により覆われた事を特徴とするロック装置。
- 請求項1において、前記補強部材20は、一対のロッド8に夫々係合する一対の支持部33を有して形成し、一対の支持部33は各支持部33の直線部30を連結杆35により一体状に連結して構成したロック装置。
- 請求項1または請求項3において、前記補強部材20は、一対の支持部33を、該支持部33の係合溝32が対向するように、各支持部33の直線部30を連結杆35により直線状に連結し、連結されていない各支持部33の直線部30の間に、空間部37を形成し、該空間部37を避けた部分の補強部材20と前記ベース部材6とを固定したロック装置。
- 請求項1または請求項3または請求項4において、一対のロッド8の間の前記ベース部材6には、該ベース部材6の表面側に膨出する盛り上がり部40を設け、該盛り上がり部40と補強部材20とを溶接固定したロック装置。
- 請求項1または請求項3または請求項4または請求項5において、前記ストライカ5はベース部材6に係合部材7のロッド8の基部をカシメ固定し、前記補強部材20は前記ロッド8の基部のベース部材6の表面側に前記カシメ固定により形成された表側カシメ膨出部17の上部に当接させて固定したロック装置。
- 請求項1または請求項3または請求項4または請求項5または請求項6において、前記第一の部材は車両の可動側部材であり、前記第二の部材は車両の固定側部材であり、前記補強部材20は、内装部材を平面にするような位置に配置され、前記内装部材により覆われた事を特徴とするロック装置。
- 第一の部材に設けたラッチ4に係合する第二の部材に設けたストライカ5において、該ストライカ5の一部を構成するベース部材6に、係合部材7のロッド8の基部を固定し、次に、前記ロッド8の基部に、前記ロッド8が荷重により倒れる側のロッド8の側面に設けられる補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させて仮止め保持し、次に、補強部材20とベース部材6とを固定するロック装置の組立方法。
- 車両の可動側部材に設けたラッチ4に係合する車両の固定側部材に設けたストライカ5において、該ストライカ5の一部を構成する金属製のベース部材6に、該ベース部材6の表面側に膨出する盛り上がり部40を形成し、次に、前記ベース部材6に係合部材7のロッド8の基部を固定し、次に、該ロッド8の基部に、該記ロッド8が荷重により倒れる側のロッド8の側面に設けられる補強部材20の支持部33の係合溝32を係合させると共に、前記盛り上がり部40は前記補強部材20で囲まれた空間内に位置させて仮止めし、次に、前記盛り上がり部40と前記補強部材20とを溶接固定するロック装置の組立方法。
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