JP5373348B2 - リラックス装置 - Google Patents
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Description
特許文献1のリラックス装置では、身体支持部材を前後方向に揺動させる揺動駆動装置(特許文献1では加振手段)を備え、その揺動駆動装置により身体支持部材を1Hz以下の周波数で揺動させるとともに、0.2Hz以下の変動幅で周波数を漸次変化させて使用者に対してリラックス効果を与えている。
より、使用者の身体が揺動方向とは異なる方向に動作されるため、使用者にリラックス揺動とは異なる刺激を付与することでリラックス状態から覚醒状態へと導くリフレッシュ効果を付与することができる。
またこの発明では、揺動駆動手段により、身体支持手段を前後方向に揺動動作される。そして、回旋手段により、身体支持手段の前方への動作及び後方への動作の少なくとも一方の動作中に使用者の身体に捻り動作が付与される。つまり、身体支持手段の揺動動作と回旋手段による捻り動作との連動感が増し、より効果的なリフレッシュ効果を付与することが可能となる。
またこの発明では、膨縮動作するエアバッグで構成される回旋手段にて、使用者の身体が揺動方向とは異なる方向に動作されるため、使用者にリラックス揺動とは異なる刺激を付与することでリラックス状態から覚醒状態へと導くリフレッシュ効果を付与することができる。また、エアバッグを用いて構成することで、比較的簡単な構成とでき、身体への捻り動作を容易に付与することができる。
またこの発明では、回旋手段により、時間経過に伴って捻り量が漸増されるように使用者の身体に捻り動作が付与される。つまり、徐々に捻り量(捻り動作の刺激量)を増やすことで、リラックス状態(睡眠状態)から徐々に覚醒状態へと導くことができるため、不快な目覚め(覚醒)を誘発することを抑制することができる。
図1は、本実施形態のリラックス装置の概略構成図を示す。図1に示すように、リラックス装置10は、その基台11の底部11aが図示しない床面に載置されるとともに、基台11に設けられた揺動駆動手段としての揺動駆動装置12と該揺動駆動装置12により揺動される身体支持手段としての身体支持部材13とを備えている。
モータ20は、基台11の底部11a上面に設けられるとともに、前記底部11a上面に設けられる制御手段としてのコントローラ24によりその駆動が制御されている。減速機21は、基台11の底部11a上面に設けられるとともに、前記モータ20と駆動連結され、モータ20の駆動力を減速出力するものである。
コントローラ24は、揺動駆動装置12を駆動して身体支持部材13のリラックス揺動を実施するモード単独、若しくはそのリラックス揺動と各エアバッグ40〜50及び背もたれ部31とを連動するモード等、各種の作動モードが設定されている。その中で、リフレッシュ機能を有するリラックス揺動モードがある。この作動モードでは、先ず使用者に対してリラックス効果を付与する[リラックス揺動]が実施され、所定時間経過すると[リラックス揺動]から[リフレッシュ揺動]へと切り替わって作動モードが終了するようになっている。
先ず、コントローラ24は、座部30と背もたれ部31との間のリクライニング角度θを起立状態(例えばリクライニング角度θ=120度)からリクライニング状態(例えばリクライニング角度θ=150度)となるように、リクライニング機構34を制御して背もたれ部31を所定角度(例えば30度)傾動させる。この時、背もたれ部31の作動速度は漸減するように制御される。
所定時間B経過後、コントローラ24は、使用者を睡眠状態(リラックス状態)から覚醒状態へと誘うように、揺動動作の周波数を0.2Hzから0.3Hz、0.3Hzから0.4Hz、0.4Hzから0.6Hzとなるように段階的に変化させるべくモータ20を制御する。この時、周波数の変化のタイミングは、身体支持部材13の揺動動作が例えば10往復した後に変化するようにコントローラ24にて制御されている。また、コントローラ24は、周波数の変化のタイミングと同期させて振幅の大きさを段階的に増加するようにモータ20を制御する。
(1)身体支持部材13は、使用者が着座可能な座部30と、座部30の後部に設けられる背もたれ部31と、座部30の前部に設けられるオットマン32とから構成される。そして、回旋手段を構成するエアバッグ40,41及びエアバッグ45〜50は、座部30、背もたれ部31、及びオットマン32の内の少なくとも1つの部材(本実施形態では全ての部材)に備えられ、エアバッグ40,41及びエアバッグ45〜50が備えられる座部30、背もたれ部31、及びオットマン32に支持される使用者の身体に対して捻り動作が付与される。これにより、使用者の身体が揺動方向とは異なる方向に動作されるため、使用者にリラックス揺動とは異なる刺激を付与することでリラックス状態から覚醒状態へと導くリフレッシュ効果を付与することができる。
・上記実施形態では、回旋手段としてのエアバッグを座部30、背もたれ部31及びオットマン32とに内装したが、これに限らず、例えば背もたれ部31のみに設けて、使用者の身体(特に上半身)に捻り動作を行う構成としてもよい。つまり、使用者の上半身に対して捻り動作が行われることで、平衡感覚を司る三半規管が刺激されて、より効果的なリフレッシュ効果を付与することができる。
また、上述の構成に加え、回旋部材60の例えば左右方向中心の後部側に回動軸を設けて、その回動軸を中心に回旋可能に支持され、その回動軸中心に回旋部材を回旋させて、捻り動作を付与する構成を採用してもよい。尚、この場合、前記回動軸を左右方向中心からずらした位置に配置しても捻り動作を行うことは可能である。
・上記実施形態では、特に言及していないが、リフレッシュ揺動時(所定時間B経過後)に、例えば身体支持部材13の前方への動作及び後方への動作の少なくとも一方の動作中に使用者の身体に捻り動作が付与される構成を採用してもよい。上記実施形態に適用するならば、身体支持部材13の前方への動作中に使用者の右半身を押し上げるエアバッグ41,46,48,50を膨張動作させ、身体支持部材13の後方への動作中に、エアバッグ41,46,48,50を収縮動作させるとともに使用者の左半身を押し上げるエアバッグ41,46,48,50を膨張させて捻り動作を付与するようにするとよい。このような構成とすることで、身体支持部材13の揺動動作(前後方向への動作)と回旋手段を構成する各エアバッグによる捻り動作との連動感が増し、より効果的なリフレッシュ効果を付与することが可能となる。
Claims (6)
- 使用者の身体を支持する身体支持手段と、該身体支持手段を一方向に揺動動作させる揺動駆動手段と、該揺動駆動手段を制御して揺動動作の周波数を漸減させるリラックス揺動及び揺動動作の周波数を漸増させるリフレッシュ揺動を行う制御手段とを備えたリラックス装置であって、
前記身体支持手段は、前記使用者が着座可能な座部と、該座部の後部に設けられる背もたれ部と、前記座部の前部に設けられるオットマンとから構成され、
前記座部、前記背もたれ部、及び前記オットマンの内の少なくとも1つの部材には、該部材に支持される前記使用者の身体を前記揺動動作の揺動方向とは異なる方向に捻る回旋手段が備えられ、
前記回旋手段は、膨縮動作するエアバッグで構成され、前記リラックス揺動からリフレッシュ揺動へと切り替わってリラックス状態にあった前記使用者をリフレッシュさせるべく、前記リフレッシュ揺動と並行して前記使用者の身体に捻り動作を付与するものであり、
前記揺動駆動手段は、前記身体支持手段を前後方向に揺動動作させるものであり、
前記回旋手段は、前記身体支持手段の前方への動作及び後方への動作の少なくとも一方の動作中に時間経過に伴って捻り量が漸増するように前記使用者の身体に捻り動作を付与することを特徴とするリラックス装置。 - 請求項1に記載のリラックス装置において、
前記回旋手段は、前記背もたれ部に備えられ、前記使用者の上半身に対して捻り動作を付与することを特徴とするリラックス装置。 - 請求項1に記載のリラックス装置において、
前記回旋手段は、前記座部、前記背もたれ部、及び前記オットマンの内の少なくとも2つ以上の部材に備えられるとともに、同一方向に回旋して前記使用者の身体に捻り動作を付与することを特徴とするリラックス装置。 - 請求項1に記載のリラックス装置において、
前記回旋手段は、前記背もたれ部及び前記オットマンの少なくとも一方の部材と、前記座部とに備えられるものであり、前記座部における捻り動作と、前記背もたれ部及び前記オットマンの少なくとも一方の部材における捻り動作とが逆方向となるように動作され、
前記使用者の身体に捻り動作を付与することを特徴とするリラックス装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載のリラックス装置において、
前記回旋手段は、前記身体支持手段の前方への動作及び後方への動作の少なくとも一方が開始されると同時に、前記使用者の身体に捻り動作を付与することを特徴とするリラックス装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載のリラックス装置において、
前記回旋手段は、前記使用者の身体の捻り動作中にその動作を所定時間停止させ、前記使用者の捻り動作中の姿勢を所定時間保持することを特徴とするリラックス装置。
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2008
- 2008-09-25 JP JP2008246635A patent/JP5373348B2/ja active Active
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