JP5372794B2 - 沸騰水型原子力プラントの運転方法及び沸騰水型原子力プラント - Google Patents
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Description
オフガス系配管が、タービンから排出された蒸気を凝縮する復水器に接続されている。復水器の真空度を上げるために、オフガス系配管に設けられた空気抽出器により、復水器内のガスが抽気される。冷却水の放射線分解で発生した水素及び酸素は、蒸気と共に原子炉圧力容器から主蒸気配管を通ってタービンに導かれ、タービンから復水器に排出される。復水器内に到達した水素及び酸素等のガスは、空気抽出器の作用によって、吸引され、オフガス系配管に排出され、この配管に設けられた再結合器に導かれる。水素と酸素は、再結合器内で燃焼触媒の作用により再結合されて水になる。
hexamethyldisiloxane(HMDS): Application to catalytic methane sensors,
pp117-124(1997)
は、室温でも液状パッキングから微量のヘキサメチレンジシロキサン(HMDS)が発生し、このHMDSが可燃式水素センサーの電極に付着して可燃式水素センサーの性能を低下させることを報告している。
Claims (18)
- 原子炉圧力容器から排出された蒸気を凝縮する復水器から排気されたガスを、前記復水器に接続されたオフガス系配管により、触媒が充填された第1再結合装置に供給し、前記ガスに含まれる水素と酸素を、前記第1再結合装置内で前記触媒を用いて結合させ、前記第1再結合装置の上流で前記オフガス系配管から採取された前記ガスの分析を行い、前記ガスがケイ素原子を含む有機化合物を含んでいるとき、酸素供給装置から前記第1再結合装置に酸素を供給することを特徴とする沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 原子炉出力が第1設定出力以下であるとき、前記第1再結合装置への前記ガスの供給を停止し、前記原子炉出力が前記第1設定出力以下であるとき、前記第1再結合装置と並列に配置されて前記第1再結合装置の上流及び前記第1再結合装置の下流で前記オフガス系配管に接続され、触媒が充填された第2再結合装置に、前記ガスを供給し、原子炉出力が前記第1設定出力を超えたとき、前記オフガス系配管内を流れる前記ガスの一部を前記第1再結合装置に供給して残りの前記ガスを前記第2再結合装置に供給し、前記原子炉出力が前記第1設定出力よりも高い第2設定出力になったとき、前記第2再結合装置への前記ガスの供給を停止して前記オフガス系配管内を流れる前記ガスの全量を前記第1再結合装置に供給する請求項1に記載の沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 前記オフガス系配管から採取された前記ガスの分析を、前記第1再結合装置の上流で前記オフガス系配管に設けられた除湿冷却装置よりも上流で前記オフガス系配管から採取された前記ガスに対して行う請求項1または2に記載の沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 原子炉出力が設定出力以下であるとき、原子炉圧力容器から排出された蒸気を凝縮する復水器から排気されたガスを、前記復水器に接続されたオフガス系配管から水洗浄塔に供給し、前記水洗浄塔内で、前記ガスを水に接触させて前記ガスに含まれているケイ素原子を含む有機化合物を除去し、前記水洗浄塔内でケイ素原子を含む前記有機化合物が除去された前記ガスを、前記オフガス系配管に設けられた、触媒が充填された再結合装置に供給し、前記原子炉出力が前記設定出力を超えたとき、前記ガスの前記水洗浄塔への供給を停止して前記ガスを前記再結合装置に供給することを特徴とする沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 前記原子炉出力が前記設定出力を超えた状態で、前記復水器から排出された前記ガスを分析し、前記ガスがケイ素原子を含む有機化合物を含んでいるとき、前記ガスを前記水洗浄塔に供給する請求項4に記載の沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 原子炉圧力容器から排出された蒸気を凝縮する復水器から排気されたガスを、前記復水器に接続されたオフガス系配管から採取して分析を行い、前記ガスがケイ素原子を含む有機化合物を含んでいるとき、前記ガスを、前記オフガス系配管から水洗浄塔に供給し、前記水洗浄塔内で、前記ガスを水に接触させて前記ガスに含まれているケイ素原子を含む有機化合物を除去し、前記水洗浄塔内でケイ素原子を含む前記有機化合物が除去された前記ガスを、前記オフガス系配管に設けられた、触媒が充填された再結合装置に供給し、前記ガスの分析により前記ガスにケイ素原子を含む前記有機化合物が含まれていないとき、前記オフガス系配管から前記水洗浄塔への前記ガスの供給を停止して、ケイ素原子を含む前記有機化合物を含んでいない前記ガスを、前記オフガス系配管を通して前記再結合装置に供給することを特徴とする沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- ケイ素原子を含む前記有機化合物が、環状シロキサン及び直鎖型シロキサンのいずれかである請求項1ないし6のいずれか1項に記載の沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 前記ガスの分析を、赤外線分析装置及びガスクロマトグラフ質量分析装置のいずれかを用いて行う請求項1ないし3、5及び6のいずれか1項に記載の沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 前記復水器と前記オフガス系配管の接続点を通過するときに前記ガスに含まれている酸素の量よりも酸素が過剰になるように前記再結合装置よりも上流で前記オフガス系配管に酸素を供給し、前記ガス分析によりケイ素を含む前記有機化合物が検出されたとき、前記酸素供給装置から前記オフガス系配管にさらに酸素を供給する請求項1に記載の沸騰水型原子力プラントの運転方法。
- 原子炉圧力容器から排出された蒸気を凝縮する復水器と、前記復水器に接続されて前記復水器から排出されたガスを導くオフガス系配管と、前記オフガス系配管に設けられ、触媒を充填している第1再結合装置と、前記第1再結合装置の上流で前記オフガス系配管に接続されたガス分析装置と、前記第1再結合装置の上流で前記オフガス系配管に接続された酸素供給装置と、前記ガス分析装置で得られた、前記ガスにケイ素原子を含む有機化合物が含まれていることを示す情報を入力したとき、前記酸素供給装置を制御して前記酸素供給装置から前記オフガス系配管に酸素を供給させる制御装置とを備えたことを特徴とする沸騰水型原子力プラント。
- 前記第1再結合装置と並列に配置され、前記第1再結合装置の上流及び前記第1再結合装置の下流で前記オフガス系配管に接続され、触媒が充填された第2再結合装置と、前記オフガス系配管の前記第1再結合装置の入口に接続された第1分岐部に設けられた第1弁と、前記オフガス系配管の前記第2再結合装置の入口に接続された第2分岐部に設けられた第2弁と、原子炉出力が第1設定出力以下であるときに前記第1弁を閉じて前記第2弁を開き、原子炉出力が前記第1設定出力を超えたときに前記第1弁を部分開度にすると共に前記第2弁の開度を低減し、前記原子炉出力が前記第1設定出力よりも高い第2設定出力になったときに前記第1弁を全開にして前記第2弁を全閉にする他の制御装置とを備えた請求項10に記載の沸騰水型原子力プラント。
- 前記酸素供給装置の制御を行う前記制御装置及び前記第1弁及び前記第2弁の開閉制御を行う前記他の制御装置が、1つの制御装置である請求項11に記載の沸騰水型原子力プラント。
- 前記第1再結合装置の上流で前記オフガス系配管に設けられた除湿冷却装置を備え、前記ガス分析装置が前記除湿冷却装置よりも上流で前記オフガス系配管に接続されている請求項10または12に記載の沸騰水型原子力プラント。
- 原子炉圧力容器から排出された蒸気を凝縮する復水器と、前記復水器に接続されて前記復水器から排出されたガスを導くオフガス系配管と、前記オフガス系配管に設けられ、触媒を充填している再結合装置と、前記再結合装置よりも上流で前記オフガス系配管に接続された第1配管に接続され、内部に水が供給される水洗浄塔と、前記第1配管に設けられた第1弁と、前記オフガス系配管と前記第1配管の接続点よりも下流で前記オフガス系配管に設けられた第2弁と、前記第2弁よりも下流で前記オフガス系配管に接続され、前記水洗浄塔に接続されて前記水洗浄塔から排出された前記ガスを導く第2配管と、前記第1配管原子炉出力が設定出力以下であるときに前記第1弁を開いて前記第2弁を閉じ、前記原子炉出力が前記設定出力を超えたときに前記第1弁を閉じて前記第2弁を開く制御装置とを備えたことを特徴とする沸騰水型原子力プラント。
- 前記復水器から前記オフガス系配管に排出された前記ガスを分析するガス分析装置と、前記原子炉出力が前記設定出力を超えた状態で前記ガスがケイ素原子を含む有機化合物を含んでいるとき、前記第1弁を開いて前記第2弁を閉じる前記制御装置とを備えた請求項14に記載の沸騰水型原子力プラント。
- 原子炉圧力容器から排出された蒸気を凝縮する復水器と、前記復水器に接続されて前記復水器から排出されたガスを導くオフガス系配管と、前記オフガス系配管に設けられ、触媒を充填している再結合装置と、前記再結合装置よりも上流で前記オフガス系配管に接続された第1配管に接続され、内部に水が供給される水洗浄塔と、前記第1配管に設けられた第1弁と、オフガス系配管と第1配管の接続点よりも下流で前記オフガス系配管に設けられた第2弁と、前記第2弁よりも下流で前記オフガス系配管に接続され、前記水洗浄塔に接続されて前記水洗浄塔から排出された前記ガスを導く第2配管と、前記復水器から前記オフガス系配管に排出された前記ガスを分析するガス分析装置と、前記ガスがケイ素原子を含む有機化合物を含んでいるとき、前記第1弁を開いて前記第2弁を閉じる制御装置とを備えたことを特徴とする沸騰水型原子力プラント。
- 前記ガス分析装置が冷却装置を介して前記オフガス系配管に接続される請求項10ないし13、15及び16のいずれか1項に記載の沸騰水型原子力プラント。
- 前記ガス分析装置が、赤外線分析装置及びガスクロマトグラフ質量分析装置のいずれかである請求項10ないし13、及び15ないし17のいずれか1項に記載の沸騰水型原子力プラント。
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JP2010017758A JP5372794B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 沸騰水型原子力プラントの運転方法及び沸騰水型原子力プラント |
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JP2010017758A JP5372794B2 (ja) | 2010-01-29 | 2010-01-29 | 沸騰水型原子力プラントの運転方法及び沸騰水型原子力プラント |
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