JP5371299B2 - タイヤ姿勢角計測方法、及びタイヤ姿勢角計測用冶具 - Google Patents

タイヤ姿勢角計測方法、及びタイヤ姿勢角計測用冶具 Download PDF

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Description

本発明は、走行している車両のタイヤの姿勢角を計測するタイヤ姿勢角計測方法、及び走行している車両のタイヤの姿勢角を計測する際に用いられるタイヤ姿勢角計測用冶具に関する。
走行中の車両のタイヤのスリップ角を計測するために、ホイールに円板を装着し、外部の計測装置により走行中の車両の円板の角度を計測する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特表2004−518120号
しかしながら、回転する円板、及びホイールには軸方向の振れ(ラテラルランナウト:Lateral Runout)が存在し、この振れはスリップ角を計測する際のばらつきになる問題があった。
タイヤの傾き(姿勢角)には、スリップ角、キャンバー角、トー角等があるが、回転中に計測部位が振れていると、走行している車両のタイヤの姿勢角を正確に計測することは出来ない。
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、走行中の車両のタイヤの姿勢角を、少ない誤差で正確に計測可能とするタイヤ姿勢角計測方法、及びタイヤ姿勢角計測用冶具を提供することが目的である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであって、請求項1に記載の発明は、走行している車両のタイヤの姿勢角を計測するタイヤ姿勢角計測方法あって、前記車両の車軸に装着されているホイールの回転軸に対して交差する方向の計測面を有する姿勢角計測部材と、前記姿勢角計測部材の前記ホイール側に配置されて前記ホイールに取り付けられるベース部材と、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材とを連結すると共に、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材との連結部位における前記姿勢角計測部材を撓ませて前記計測面の向きを調整する調整ボルトが回転軸周りに複数設けられた計測冶具を、前記タイヤが装着されているホイールに取り付ける冶具取り付け工程と、走行する前記車両における前記計測面の向きを路面側に設けられた姿勢角計測装置で計測する姿勢角計測工程と、ホイール回転時の前記計測面の回転軸方向の振れが小さくなるように、前記姿勢角計測工程の前に、前記調整ボルトで前記姿勢角計測部材を撓ませて前記計測面の回転軸方向の振れを修正して、前記計測面の向きを調整する調整工程と、を有し、前記ベース部材は、前記車両のハブに設けられたハブボルトに対応する位置にボルト孔が形成され、前記ホイールと同軸的に配置される第1のプレートと、第1のプレートの車両幅方向外側に間隔を開けて前記ホイールと同軸的に配置され、前記調整ボルトが貫通されるボルト孔が設けられた第2のプレートからなり、前記姿勢角計測部材には、前記第2のプレートに向かって延びる複数本の前記調整ボルトが、前記回転軸周りに等間隔に固定され、前記調整ボルトには、前記第2のプレートの前記姿勢角計測部材側に第1のナットが螺合し、第2のプレートの第1のプレート側に第2のナットが螺合している。
請求項1に記載のタイヤ姿勢角計測方法では、先ず最初に、冶具取り付け工程にて計測冶具をホイールに取り付ける。その後、調整工程では、ホイール回転時の計測面の回転軸方向の振れが小さくなるように調整ボルトによって計測面の向きを調整する。
その後、姿勢角計測工程にて、走行する車両における計測面の向きを路面側に設けられた姿勢角計測装置で計測する。
姿勢角計測工程では、振れが抑えられている計測面を用いてタイヤの姿勢角の計測を行うことができるので、走行中の車両のタイヤの姿勢角を正確に計測することができる。
なお、ホイール回転時に計測面が軸方向に振れていると、振れの分だけ姿勢角計測装置と計測面との距離が変動するため、姿勢角の計測精度が低下することになる(姿勢角の計測値に誤差が生ずる)。
測冶具は、ベース部材をホイールに取り付けることでホイールに取り付けられる。
調整ボルトの調整を行うと、ベース部材と姿勢角計測部材との連結部位における姿勢角計測部材が撓む。
調整ボルトは回転軸周りに複数設けられているので、ホイールを回転させて回転時の計測面の回転軸方向の振れがなくなるように、各調整ボルトの調整を行う。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のタイヤ姿勢角計測方法において、前記調整工程では、前記計測面の回転軸方向の振れを0.05mm以下に調整する。
請求項2に記載のタイヤ姿勢角計測方法では、調整工程において、計測面の回転軸方向の振れ(ランアウト)を0.05mm以下に調整することで、例えば、スリップ角0.01°の精度が確保できる。
請求項3に記載のタイヤ姿勢角計測用冶具は、ホイールの側部に配置されるベース部材と、前記ベース部材を前記ホイールに取り付けるための取付部材と、前記ベース部材の車両幅方向外側に配置され、前記ホイールの回転軸に対して交差する方向の計測面を有する姿勢角計測部材と、回転軸周りに複数設けられ、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材とを連結すると共に、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材との連結部位における前記姿勢角計測部材の撓みを調整する調整ボルトと、を有し、前記ベース部材は、車両のハブに設けられたハブボルトに対応する位置にボルト孔が形成され、前記ホイールと同軸的に配置される第1のプレートと、第1のプレートの車両幅方向外側に間隔を開けて前記ホイールと同軸的に配置され、前記調整ボルトが貫通されるボルト孔が設けられた第2のプレートからなり、前記姿勢角計測部材には、前記第2のプレートに向かって延びる複数本の前記調整ボルトが、前記回転軸周りに等間隔に固定され、前記調整ボルトには、前記第2のプレートの前記姿勢角計測部材側に第1のナットが螺合し、第2のプレートの第1のプレート側に第2のナットが螺合している
次に、請求項3に記載のタイヤ姿勢角計測用冶具の作用を説明する。
ベース部材をホイールの側部に配置し、ベース部材を取付部材でホイールに取り付けることでタイヤ姿勢角計測用冶具がホイールに固定される。
調整ボルトの調整を行うと、ベース部材と姿勢角計測部材との連結部位における姿勢角計測部材が撓む。
調整ボルトは回転軸周りに複数設けられているので、ホイールを回転させて回転時の計測面の振れがなくなるように、各調整ボルトの調整を行うことができる。
以上説明したように本発明のタイヤ姿勢角計測方法によれば、走行中の車両のタイヤの姿勢角を、少ない誤差で正確に計測することができる、という優れた効果がある。
また、本発明のタイヤ姿勢角計測用冶具を用いてタイヤの姿勢角を計測することで、該姿勢角を、少ない誤差で正確に計測できるようになる、という優れた効果がある。
以下に本発明のタイヤ姿勢角計測方法、及びタイヤ姿勢角計測用冶具の一実施形態を図面にしたがって説明する。
(タイヤ姿勢角計測用冶具)
先ず最初に、図1、及び図2にしたがって、タイヤ姿勢角計測用冶具10を説明する。
図1に示すように、タイヤ姿勢角計測用冶具10は、冶具本体12、冶具本体12を、車両のハブに設けられたハブボルト(図示省略)に連結するための冶具取付ナット16、及び冶具取付ボルト18を供えている。
冶具取付ナット16は、ホイール20をハブに固定するための所謂ホイールナットよりも長く形成されており、一端側はホイールナットと同様にホイール20をハブに固定可能な形状とされており、他端側の端面は軸線に対して直角に形成されている。
冶具本体12は、各々円板状に形成され、ホイール側にホイール20と同軸的に配置される第1のプレート22、第1のプレート22の車両幅方向外側に間隔を開けて同じくホイール20と同軸的に配置される第2のプレート24、第2のプレート24の車両幅方向外側に間隔を開けてホイール20と同軸的に配置される第3のプレート26を備えている。なお、第3のプレート26の車両幅方向外側面が、後述する計測面26Aとなっており、平面状に形成され、かつレーザービームを反射するようになっている。
第1のプレート22、第2のプレート24、及び第3のプレート26は、例えば、アルミニューム板等で形成されている。
第1のプレート22には、ハブボルトに対応する位置にボルト孔(図示せず)が形成されている。
第1のプレート22と第2のプレート24の間には中央部分に円柱部材30が配置されており、第1のプレート22及び第2のプレート24は、各々複数のボルト32で円柱部材30の端面に固定されている。
なお、円柱部材30の中心部には後述するボルト34が螺合する雌ネジ(図2の符号36)が加工されており、第2のプレート24の中心部には、該ボルト34が貫通するボルト孔(図示せず)が形成されている。
第2のプレート24と第3のプレート26の間には中央部分に厚肉の円筒部材40が配置されている。
第3のプレート26の中心には、ボルト34が貫通するボルト孔(図示せず)が形成されており、第3のプレート26の車両幅方向外側からボルト34を、第3のプレート26、及び円筒部材40を貫通させて円柱部材30の雌ネジに締め込むことで、第3のプレート26及び円筒部材40が第2のプレート24に固定されている。
図1、及び図2に示すように、第3のプレート26には、第2のプレートに向かって延びる複数本(本実施形態では8本)の調整ボルト38が、軸芯周りに等間隔で固定されている。
一方、第2のプレート24には、第3のプレート26の調整ボルト38が貫通されるボルト孔(図示せず)が複数形成されている。
調整ボルト38には、第2のプレート24の第3のプレート側に第1のナット42が螺合しており、第2のプレート24の第1のプレート側に第2のナット44が螺合している。本実施形態の第1のナット42は六角ナットであり、第2のナット44は外周に滑り止めのローレット加工が施されて手で摘まんで回せるタイプのナットである。
(タイヤ姿勢角計測用冶具の取付方法:本発明の冶具取り付け工程)
タイヤ姿勢角計測用冶具10を取り付けるには、先ず、ホイール20を固定しているホイールナットの幾つか(本実施形態では3個)を取り除き、その代わりに冶具取付ナット16を取り付ける。
次に、第1のプレート22のボルト孔が冶具取付ナット16に対向するようにタイヤ姿勢角計測用冶具10をホイール20の表面側に配置し、第1のプレート22のボルト孔を挿通させた冶具取付ボルト18を冶具取付ナット16に締め込む。これによってタイヤ姿勢角計測用冶具10がホイール20に取り付けられる。
なお、タイヤ姿勢角計測用冶具10は、姿勢角を計測したいホイール20に取り付ければ良い。
(計測面の振れ修正方法:本発明の調整工程)
先ず、図1に示すように、タイヤ姿勢角計測用冶具10の取り付けられた車輪(ホイール20)を路面から浮かせ、ホイール20の表面側(軸方向外側)の路面(床)48等に、ダイヤルゲージ50を取り付けたスタンド52を固定する。
そして、ダイヤルゲージ50は、スピンドル50Aを第3のプレート26の計測面26Aの外周付近に対して直角に向け、計測子50Bを計測面26Aに接触させる。
車輪を手等でゆっくり回転させながらダイヤルゲージ50の針50Cを見て、針50Cが振れなければ、計測面26Aは軸方向に振れていないことになる。
しかしながら、ホイール20の回転に伴いダイヤルゲージ50の針50Cが振れる場合には、計測面26Aが軸方向に振れていることになるので、計測面26Aの向きの修正が必要となる。
修正は、例えば、ホイール20を回転させ、計測面26Aを正面(軸方向)から見て、軸心とダイヤルゲージ50の計測子50Bとを結ぶ仮想線上に調整ボルト38を順に配置し、調整ボルト毎(8箇所)にダイヤルゲージ50の針50Cの示す値を読み取って記録する。
その後、何れかの調整ボルト38における値を基準として、その他の各調整ボルト38における値が、該基準での値と同じになるようにその他の各調整ボルト38の第1のナット42、及び第2のナット44を回して調整ボルト38における第1のナット42、及び第2のナット44の軸方向の位置を動かして第3のプレート26を撓ませることで、計測面26Aの軸方向の振れを無くすことができる。
なお、本実施形態では、第3のプレート26は、円筒部材40を固定端として図1の2点差線で示す様に撓むことになる。
(タイヤ姿勢角計測用冶具を用いたタイヤ姿勢角計測方法の一例:姿勢角計測工程)
図3は、走行中の車両54のタイヤ姿勢を計測する計測システム58の概略が示されている。
路面56の左側(矢印L方向側)には、車両左側の計測面26Aまでの距離を計測する第1の左下側レーザー変位計60、及び第2の左下側レーザー変位計62が路面進行方向(矢印F方向)に間隔を開けて配置され、路面56の右側には車両右側の計測面26Aまでの距離を計測する第1の右下側レーザー変位計64、第2の右下側レーザー変位計66、及び第3の右下側レーザー変位計68が路面進行方向に間隔を開けて配置されている。
各レーザー変位計は、水平方向、かつ路面進行方向に対して直角方向で、かつ路面幅方向中心側にレーザービームが出射するように路面56の側方に配置されている。
なお、第1の左下側レーザー変位計60のレーザービームと、第2の左下側レーザー変位計62のレーザービームとは、路面進行方向に距離L2離間している。同様に、第1の右下側レーザー変位計64のレーザービームと、第2の右下側レーザー変位計66のレーザービームとは、路面進行方向に距離L2離間している。さらに、第1の右下側レーザー変位計64のレーザービームと、第3の右下側レーザー変位計68のレーザービーム68Lとは、路面進行方向に距離L3離間している。
さらに、第1の左下側レーザー変位計60の真上には、第1の左上側レーザー変位計70が配置されている。第1の左上側レーザー変位計70は、第1の左下側レーザー変位計60と同様に、水平方向、かつ路面進行方向に対して直角にレーザービームを路面幅方向中心側へ出射する。第1の右下側レーザー変位計64の真上には、第1の右上側レーザー変位計72が配置されている。第1の右上側レーザー変位計72は、第1の右下側レーザー変位計64と同様に、水平方向、かつ路面進行方向に対して直角にレーザービームを路面側へ出射する。
各レーザー変位計は図示しないコンピュータに接続されており、コンピュータは、各レーザー変位計からの距離計測値、及び各レーザービームの離間距離等に基いて車輪(タイヤ)の姿勢角、車両の姿勢角、車両の進行方向等を演算することができる。
例えば、左側のタイヤの左右の姿勢角(トー角)を計測する場合には、図4に示すように、第1の左下側レーザー変位計60、及び第2の左下側レーザー変位計62から各々レーザービームを計測面26Aに向けて出射して計測面26Aまでの距離を計測し、距離の差Lyを演算し、2本のレーザービームの間隔Lと距離の差Lyに基いて演算(θ=arctan(Ly/L))を行うことで、計測面26Aの姿勢角、即ち、タイヤの姿勢角を得ることができる。
なお、例えば、ビーム間隔L=300mm時で、計測面26Aの回転軸方向の振れ(ランアウト)を0.05mm以下に調整することで、姿勢角θ(例えば、スリップ角)0.01°の精度が確保できる。
(計測システムの初期較正)
先ず、タイヤ姿勢の計測に先立って計測システム58の初期較正を行う。
図5に示すように、直線状の路面56に対し、路面左側に路面進行方向(矢印F方向)に沿って直線状に延びる左側基準面80Lを路面56に対して垂直に配置し、路面右側に路面進行方向に沿って直線状に延びる右側基準面80Rを路面56に対して垂直に配置する。
そして、第1の左下側レーザー変位計60、及び第2の左下側レーザー変位計62から各々レーザービームを出射して左側基準面80Lに照射し、第1の左下側レーザー変位計60から左側基準面80Lまでの距離を計測すると共に第2の左下側レーザー変位計62から左側基準面80Lまでの距離を計測し、計測した結果を初期較正値としてコンピュータ74に記憶する。
同様に、第1の右下側レーザー変位計64からレーザービーム、第2の右下側レーザー変位計66からレーザービーム、及び第3の右下側レーザー変位計68からレーザービーム68Lを出射して右側基準面80Rに照射し、第1の右下側レーザー変位計64から右側基準面80Rまでの距離、第2の右下側レーザー変位計66から右側基準面80Rまでの距離、及び第3の右下側レーザー変位計68から右側基準面80Rまでの距離を計測し、夫々のレーザー変位計で計測した結果を初期較正値としてコンピュータ74に記憶する。
ここで、本実施形態において、各レーザー変位計の距離計測精度は0.001%であり、路面進行方向に対して左側基準面80L、及び右側基準面80Rの向き(傾斜)は±0.006degの精度を有している。
次に、第1の左下側レーザー変位計60、及び第1の左上側レーザー変位計70の正面に上下に延びる左側基準面81Lを路面56に対して垂直に配置し、第1の右下側レーザー変位計64、及び第1の右上側レーザー変位計72の正面に上下に延びる右側基準面81Rを路面56に対して垂直に配置する。
そして、第1の左下側レーザー変位計60からレーザービーム、及び第1の左上側レーザー変位計70からレーザービームを出射して左側基準面80Lに照射し、第1の左下側レーザー変位計60から左側基準面80Lまでの距離を計測すると共に第1の左上側レーザー変位計70から左側基準面80Lまでの距離を計測し、計測した結果を初期較正値としてコンピュータ74に記憶する。
ちなみに、第1の左下側レーザー変位計60のレーザービームと第1の左上側レーザー変位計70のレーザービームの間隔は20mmづつステップアップして基準面81Lまでの距離を計測し、1次回帰式を元に初期較正値をレーザービーム高さ設定ごとに算出する(高さ-距離較正表を作成する)。なお、右側においても同様に行う。
本実施形態において、左側基準面80L、及び右側基準面80Rの直角度は、±0.07mmである。なお、真の平行、垂直値は、第1の右下側レーザー変位計64の計測値、及び第1の左下側レーザー変位計60の計測値を基準として、較正表から得られた較正値を加算して得ることができる(R下2true data=R下2data+(R下2較正値−R下1較正値))。
(静的車体位置較正)
次に、静的車体位置較正を行う。
先ず、図6(A)に示すように、車両54の全長をL1、車両54の幅方向中心線である車体中心線BCLと車両54の中心点BPを通る路面進行方向に沿った仮想線FL1とが成すズレの角度をθ1、車両前端における車体中心線BCLと仮想線FL1との路面進行方向に対して直角方向に計測するずれ量Yf、車両後端における車体中心線BCLと仮想線FL1との路面進行方向に対して直角方向に計測するずれ量Yr、車両54の右側面に車体中心線BCLと平行、かつ路面に対して垂直に取り付けた車体スリップアングル参照板82と路面進行方向とのなす角度をθ2、第1の右下側レーザー変位計64から車体スリップアングル参照板82までの距離Ly1(較正値を加算した値)、第2の右下側レーザー変位計66から車体スリップアングル参照板82までの距離Ly2(較正値を加算した値)、第1の右下側レーザー変位計64と第2の右下側レーザー変位計66のビーム間距離をL2、車体中心線BCLに対する真の静止時の車体スリップアングル参照板82の角度をθZERO、と定義する。
車体中心線BCLと路面進行方向に沿った仮想線FL1とのズレの角度θ1は、arcsin((Yf−Yr)/L1)で表される(なお、値がプラスの場合は右向き、値がマイナスの場合は左向きとなる。)。
θ2は、arctan((Ly1−Ly2)/L2)で表される(なお、値がプラスの場合は右向き、値がマイナスの場合は左向きとなる。
なお、Ly1、Ly2は、較正値を加算した値とする。レーザー計測値大は近く、小は遠いことを表す。)。
車体中心線BCLに対する真の静止時の車体スリップアングル参照板82の角度θZEROは、θ2−θ1で表される(なお、値がプラスの場合は右向き、値がマイナスの場合は左向きを表す。)。
(車両進行方向算出例)
車両54の進行方向は、図6(B)に示すように車両54を走行させ(実線から2点鎖線まで移動)、車両54の車体スリップアングル参照板82までの距離を第1の右下側レーザー変位計64と第3の右下側レーザー変位計68で計測して算出する。なお、図6(B)において、Ly1は第1の右下側レーザー変位計64による距離計測値、Ly3は第3の右下側レーザー変位計68による距離計測値、L3は第1の右下側レーザー変位計64と第3の右下側レーザー変位計68のビーム間距離である。
車両54の進行方向θsは、arctan((Ly3−Ly1)/L3)で表される。なお、値がプラスは右向き、値がマイナスは左向きを表す。また、Ly3−Ly1は、較正値を加算した値とする。レーザー計測値大は近く、小は遠いことを表す。
(車体スリップアングルの算出例)
図7に示すように、車両54の車体スリップアングル参照板82までの距離を第1の右下側レーザー変位計64と第2の右下側レーザー変位計66で計測して算出する。
路面進行方向(矢印F方向)に対する車両54の車体のスリップアングルθaは、arctan((Ly2−Ly1)/L2)−θZEROで表される。なお、値がプラスの場合は右向き、値がマイナスの場合は左向きを表す。また、Ly2、Ly1は較正値を加算した値である。レーザー計測値大は近く、小は遠いことを表す。
路面進行方向を考慮した真の車体スリップアングルθSAは、θSA=θa−θsで表される。
(トー角、及びキャンバー角の算出例)
図8(A)に示すように、路面進行方向(矢印F方向)に対するタイヤ(計測面26A)のスリップアングルSA’(実側値)は、Ly1の時系列データ(計測面26Aの進行方向前側端で計測した距離Ly1(時刻t1の時)と、所定時間経過した後の計測面26Aの進行方向後側端で計測した距離Ly1(時刻t2の時))、及び車速から算出することができる。
なお、路面進行方向に対する車両54のスリップアングルを加味したホイール面(計測面26A)のトー角TOEは、TOE=SA’−θaで表すことができる。
また、車体進行方向に対するホイール面(計測面26A)のスリップアングルSAは、SA=SA’−θs(SAの値がプラスの場合は右、マイナスの場合は左)で表すことができる。
また、図8(B)に示すように、キャンバー角CAは、第1の右下側レーザー変位計64と第1の右上側レーザー変位計72を用いて第1の右下側レーザー変位計64、及び第1の右上側レーザー変位計72から計測面26Aまでの距離を計測して算出することができる。
CA=arctan((Ly3−Ly2))/L3)
なお、キャンバー角CAは、値がプラスの場合はポジティブキャンバ、値がマイナスの場合はネガティブキャンバであることを表す。また、Ly3、Ly2は較正値を加算した値である。レーザー計測値大は近く、小は遠いことを表す。
(試験結果の一例その1)
なお、図9(A)には、本発明のタイヤ姿勢角計測方法を用いた実車走行時のタイヤ姿勢計測結果例が示されている。
また、図9(B)には、真の車両54のスリップアングルθsaを算出する方法が示されている。
(試験結果の一例その2)
本発明のタイヤ姿勢角計測用冶具を用いてフロントの計測面の調整ありと調整なしの各々についてTOE(スリップアングル)を測定した。なお、リアは調整ありのまま固定した。測定結果を以下の表1に示す。結果は、トータルトー角を1/2とした片輪を想定した値である。
車両:国産のセダンタイプの乗用車
計測時の車速:60km/h
タイヤサイズ:PSR205/55R16
空気圧:230kPa
リム:6.5J×16
Figure 0005371299
試験の結果、ランナウト調整をしない場合、ばらつきが8倍以上悪化し、平均値の信頼性も低下していた。
ちなみに、調整なしの場合のラウンナウト最大最小差は約1.0mm、調整ありの場合のランナウト最大最小差は0.05mm以内であった。ランナウト1.0mmの場合、計測面の径を300mmとした場合、理論上、ばらつきの最大値は約0.2度となる。
ホイールに取り付けたタイヤ姿勢角計測用冶具の側面図である。 図1に示すタイヤ姿勢角計測用冶具の2−2線断面図である。 走行中の車両のタイヤ姿勢を計測する計測システムの概略構成図である。 タイヤの姿勢角を得るための方法を説明する説明図である。 (A)は (B)は (A)は静的車体位置較正の説明図であり、(B)は車両進行方向算出例の説明図である。 車体スリップアングルの算出例の説明図である。 (A)はトー角の算出例の説明図であり、(B)はキャンバー角の算出例の説明図である。 タイヤ姿勢の計測結果の一例である。
符号の説明
10 タイヤ姿勢角計測用冶具(計測冶具)
16 冶具取付ナット(取付部材)
18 冶具取付ボルト(取付部材)
22 第1のプレート(ベース部材)
24 第2のプレート(ベース部材)
26 第3のプレート(姿勢角計測部材)
26A 計測面
28 ボルト孔
30 円柱部材(ベース部材)
38 調整ボルト
42 第1のナット
44 第2のナット

Claims (3)

  1. 走行している車両のタイヤの姿勢角を計測するタイヤ姿勢角計測方法あって、
    前記車両の車軸に装着されているホイールの回転軸に対して交差する方向の計測面を有する姿勢角計測部材と、前記姿勢角計測部材の前記ホイール側に配置されて前記ホイールに取り付けられるベース部材と、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材とを連結すると共に、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材との連結部位における前記姿勢角計測部材を撓ませて前記計測面の向きを調整する調整ボルトが回転軸周りに複数設けられた計測冶具を、前記タイヤが装着されているホイールに取り付ける冶具取り付け工程と、
    走行する前記車両における前記計測面の向きを路面側に設けられた姿勢角計測装置で計測する姿勢角計測工程と、
    ホイール回転時の前記計測面の回転軸方向の振れが小さくなるように、前記姿勢角計測工程の前に、前記調整ボルトで前記姿勢角計測部材を撓ませて前記計測面の回転軸方向の振れを修正して、前記計測面の向きを調整する調整工程と、を有し、
    前記ベース部材は、前記車両のハブに設けられたハブボルトに対応する位置にボルト孔が形成され、前記ホイールと同軸的に配置される第1のプレートと、第1のプレートの車両幅方向外側に間隔を開けて前記ホイールと同軸的に配置され、前記調整ボルトが貫通されるボルト孔が設けられた第2のプレートからなり、
    前記姿勢角計測部材には、前記第2のプレートに向かって延びる複数本の前記調整ボルトが、前記回転軸周りに等間隔に固定され、
    前記調整ボルトには、前記第2のプレートの前記姿勢角計測部材側に第1のナットが螺合し、第2のプレートの第1のプレート側に第2のナットが螺合しているタイヤ姿勢角計測方法。
  2. 前記調整工程では、前記計測面の回転軸方向の振れを0.05mm以下に調整する請求項1に記載のタイヤ姿勢角計測方法。
  3. ホイールの側部に配置されるベース部材と、
    前記ベース部材を前記ホイールに取り付けるための取付部材と、
    前記ベース部材の車両幅方向外側に配置され、前記ホイールの回転軸に対して交差する方向の計測面を有する姿勢角計測部材と、
    回転軸周りに複数設けられ、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材とを連結すると共に、前記ベース部材と前記姿勢角計測部材との連結部位における前記姿勢角計測部材の撓みを調整する調整ボルトと、
    を有し、
    前記ベース部材は、車両のハブに設けられたハブボルトに対応する位置にボルト孔が形成され、前記ホイールと同軸的に配置される第1のプレートと、第1のプレートの車両幅方向外側に間隔を開けて前記ホイールと同軸的に配置され、前記調整ボルトが貫通されるボルト孔が設けられた第2のプレートからなり、
    前記姿勢角計測部材には、前記第2のプレートに向かって延びる複数本の前記調整ボルトが、前記回転軸周りに等間隔に固定され、
    前記調整ボルトには、前記第2のプレートの前記姿勢角計測部材側に第1のナットが螺合し、第2のプレートの第1のプレート側に第2のナットが螺合しているタイヤ姿勢角計測用冶具。
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