JP5371101B2 - 冷却装置及びそれを用いたコンピュータ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、LSIなどの発熱部品を冷却する冷却装置及びそれを用いたコンピュータ装置に関するものである。
図9はコンピュータ装置としてラックマウントサーバの一例を示す図である。従来はLSIなどの発熱体にヒートシンクを取り付けている。図9(a)はラックマウントサーバの上面図、図9(b)はその後面図、図9(c)はその前面図、図9(d)はその側面図、図9(e)はミッドプレーン2の前面図を示す。
図9に示すようにラックマウントサーバ1は、サーバシャーシ49、ミッドプレーン2、モジュール10、モジュール20、モジュール30、モジュール40、ファン13、ファン23などで構成されている。サーバシャーシ49には、中央にミッドプレーン2、前面にファン13、ファン23が実装されている。
ミッドプレーン2には、図9(e)に示すように穴3、穴4が開けられており、エアフロー5、エアフロー6がラックマウントサーバ1の前面から後面に抜ける構造である。ファン13はエアフロー5を前面から吸い込んで後面から吐き出す。エアフロー5によりヒートシンク12、ヒートシンク32を冷却する。同様にファン23のエアフロー6によりヒートシンク22、ヒートシンク42を冷却する。
モジュール10は、LSI11、ミッドプレーン2と接続するためのコネクタ14、LSI11の熱を放熱するためのヒートシンク12で構成されている。モジュール20、30、40もモジュール10と同様の構成である。
モジュール10は前面方向からラックマウントサーバ1に実装され、コネクタ14にてミッドプレーン2と接続されている。モジュール20も同様に前面方向からラックマウントサーバ1に実装され、コネクタ24にてミッドプレーン2と接続されている。モジュール30は後面方向からラックマウントサーバ1に実装され、コネクタ34にてミッドプレーン2と接続されている。モジュール40も同様に後面方向からラックマウントサーバ1に実装され、コネクタ44にてミッドプレーン2と接続されている。
通常、ラックマウントサーバ1の上面下面には他のラックマウント装置が隣接して実装されるため、モジュールの取り付け/取り外しは前面または後面から実施する。このようなラックマウントサーバ1において、例えば、モジュール10を前面方向に引き抜こうとすると、図10(a)に示すようにモジュール10に実装されたヒートシンク12がファン13にぶつかってしまう。そのため、モジュール10を引き抜く際には、図10(b)に示すようにファン13も引き抜く必要がる。そうすると、ファン13によるエアフロー5が無くなってしまうためヒートシンク32が冷却されなくなる。
図9の例ではLSIなどの発熱部品にヒートシンクを取り付けているが、その際、例えば、特許文献1に記載されているように発熱部品のIC部をスプリングを用いて放熱板に押し付けることで、IC部と放熱板との密着性を向上させる構造がある。このようにバネを用いて放熱器に電子部品を押し付けることで放熱器と電子部品を密着させることは、特許文献2、3にも記載されている。
実開昭59−107149号公報 実開平04−065450号公報 特開2004−281974号公報
上述のように従来はLSIなどの発熱体にヒートシンクが取り付けられており、LSIを実装したモジュールはヒートシンクの分だけ大型化してしまう。そのため、モジュールを引き抜こうとすると、他の部品にぶつかってしまい、例えば、ファンにぶつかるとファンまで取り外す必要がある。その場合には、他のヒートシンクが冷却されなくなるなど保守交換性に問題があった。
本発明の目的は、発熱体を実装したモジュールを小型化できると共に、保守交換性を向上させることが可能な冷却装置及びそれを用いたコンピュータ装置を提供することにある。
本発明は、先端部にヒートシンクが固着され、基端部がシャーシに前記ヒートシンクが回動可能に取り付けられたヒートシンクキットと、前記ヒートシンクが冷却すべき発熱体に密着又は前記発熱体から離間するように前記ヒートシンクキットをガイドするガイド機構と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、先端部に発熱体を冷却するヒートシンクが固着され、基端部がシャーシに前記ヒートシンクが回動可能に取り付けられたヒートシンクキットと、前記発熱体が実装されたモジュールの取り付け操作と取り外し操作に応じて前記ヒートシンクが前記発熱体に密着又は前記発熱体から離間するように前記ヒートシンクキットをガイドするガイド機構と、を有することを特徴とする。
また、本発明は、発熱体を冷却するヒートシンクと、先端部に前記ヒートシンクが固着され、基端部がシャーシに前記ヒートシンクが回動可能に取り付けられたヒートシンク取付棒と、前記ヒートシンクと前記シャーシとの間に配置され、前記ヒートシンクを押圧するバネ部材と、を有するヒートシンクキットと、前記ヒートシンクキットの両側に配置され、前記ヒートシンクキットの両側方向への移動を規制するガイド部材と、前記ガイド部材の内側にそれぞれ配置され、前記ヒートシンクを案内するためのガイドレールと、を有し、前記発熱体が実装されたモジュールの取り付け操作と取り外し操作に応じて前記ヒートシンクが前記ガイドレールの案内によって前記発熱体に密着し、又は前記ヒートシンクが前記ガイドレールの案内によって前記発熱体から離間するようにガイドすることを特徴とする。
また、本発明は、発熱体が実装されたモジュールと、前記モジュールを接続するミッドプレーンと、前記モジュール及び前記ミッドプレーンを実装するサーバシャーシと、を有するコンピュータ装置であって、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の冷却装置を有し、前記冷却装置は前記サーバシャーシ側に取り付けられ、前記モジュールの前記ミッドプレーンへの取り付け操作と取り外し操作に応じて前記ヒートシンクが前記発熱体に密着し、又は前記発熱体から離間することを特徴とする。
また、本発明は、発熱体が実装されたモジュールと、前記モジュールを接続するミッドプレーンと、前記発熱体を冷却するファンと、前記モジュール、前記ミッドプレーン及び前記ファンを実装するサーバシャーシと、を有するコンピュータ装置であって、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の冷却装置を有し、前記冷却装置は前記サーバシャーシ側に取り付けられ、且つ、前記ファンは前記モジュールの側面であって前記冷却装置に対して前記サーバシャーシの前記モジュールの取り付け、取り外し側に配置されており、前記ファンを実装した状態で前記モジュールの取り付け操作と取り外し操作に応じて前記ヒートシンクが前記発熱体に密着し、又は前記発熱体から離間することを特徴とする。
本発明によれば、LSIなどの発熱体に取り付けるヒートシンクをコンピュータ装置に取り付けることにより、LSIなどの発熱体を実装したモジュールを小型化でき、モジュールの保守交換性を向上させることが可能となる。
また、モジュールを引き抜く操作或いは押し込む操作だけで、モジュールの発熱体はヒートシンクから自動的に離れ、或いはモジュールの発熱体は自動的にヒートシンクに密着するため操作性が良い。
本発明に係るヒートシンクキットの一実施形態を示す図である。 本発明に係るヒートシンクキットをサーバシャーシに取り付けた状態を示す図である。 本発明に係るヒートシンクキットの動きを説明する図である。 本発明に係るヒートシンクキットの両側にガイドを配置した構造を示す図である。 図4のガイドを詳細に示す図である。 本発明に係るヒートシンクキットの両側にガイドを配置した冷却装置の動きを説明する図である。 本発明に係る冷却装置をラックマウントサーバに使用した例を示す図である。 本発明に係る冷却装置を用いたラックマウントサーバからモジュールを取り外し/取り付ける動作を説明する図である。 従来例のラックマウントサーバを示す図である。 図9のラックマウントサーバのモジュール交換作業を説明する図である。
次に、発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係る冷却装置を構成する構成要素を示す図である。図1(a)はヒートシンク50、図1(b)はヒートシンク取付台53、図1(c)はヒートシンク取付棒54を示す。図1(a)乃至図1(c)はそれぞれ上面図、正面図及び側面図を示す。また、図1(d)はヒートシンク50、ヒートシンク取付台53及びヒートシンク取付棒54を組み立てたヒートシンクキット56の正面図を示す。
また、図2は本発明に係るヒートシンクキットをサーバシャーシに取り付けた状態を示す図である。図2(a)はその上面図、前面図及び側面図を示す。図2(b)はヒートシンクキットの拡大図を示す。
図1に示すようにヒートシンクキット56はヒートシンク金属部51に柔軟性及び熱伝導性を有する伝熱材52がついたヒートシンク50、ヒートシンク取付台53、ヒートシンク取付棒54によって構成されている。ヒートシンク取付台53とヒートシンク取付棒54は自由に取り付け/取り外しが可能な構造とする。
次に、ヒートシンクキット56をコンピュータ装置のサーバシャーシ58に取り付ける方法を説明する。図2に示すようにサーバシャーシ58の側面に穴59が開けられており、ヒートシンク取付棒54をサーバシャーシ58の側面の穴59から通し、ヒートシンク取付棒54の外周にはヒートシンク取付台53とサーバシャーシ58との間にバネ(コイルバネ)57を取り付ける。その際、ヒートシンク取付棒54がバネ57の中心に挿通され、バネ57がヒートシンク取付台53とサーバシャーシ58との間に配置されているだけであるが、バネ57の一端をヒートシンク取付台53に固着し、バネ57の他端をサーバシャーシ58に固着する構造でも良い。
ヒートシンク取付棒54の基端部はT字状となっており、サーバシャーシ58から抜けることはない。この構造により、ヒートシンクキット56はサーバシャーシ58に対して自由に回動することが可能である。もちろん、ヒートシンク取付棒54の基端部のサーバシャーシ58への取り付け構造はこれに限ることはない。即ち、ヒートシンク取付棒54がサーバシャーシ58に対してスムーズに回動するような機構を用いてヒートシンク取付棒54をサーバシャーシ58に取り付けても良い。
その後、ヒートシンク取付棒54の先にヒートシンク取付台53を取り付け、更にヒートシンク取付台53にヒートシンク50を取り付けることで、ヒートシンクキット56をコンピュータ装置のサーバシャーシ58に取り付ける。その際、図2(b)に示すようにヒートシンク取付棒54の外径に比べてサーバシャーシ58の側面に開けられた穴59の内径の方が大きく自由度がある構造とする。後述するようにヒートシンクキット56の両側にはガイド及びガイドレールが配置される。
次に、図3を用いてサーバシャーシ58に取り付けたヒートシンクキット56の動きを説明する。図3(a)はヒートシンクキット56にB方向(図面上方向)に力を加えた時の状態を示す。この時、バネ57はE方向(図面左方向)に伸びようとするのでヒートシンクキット56はA方向(図面下方向)に戻ろうとする。図3(b)はヒートシンクキット56にA方向に力を加えた時の状態を示す。この時、バネ57はE方向に伸びようとするのでヒートシンクキット56はB方向に戻ろうとする。
バネ57はE方向に伸びようとするので何も力を加えない時は図3(c)に示す状態になる。ヒートシンク取付棒54の外径は穴59の内径より小さいので、力を加えることでヒートシンクキット56はA方向、B方向、C方向、D方向、F方向、G方向、H方向、I方向、J方向に自由に動くことが可能である(図3(b))。
図4はヒートシンクキット56の両側にガイド60、ガイド61を配置した構造を示す図である。図4(a)はその上面図、前面図及び側面図、図4(b)はヒートシンクキット56の部分を拡大して示す図であり、上面図と側面図を示す。
図4(a)に示すようにヒートシンクキット56の一方の側面にガイド60が配置され、ヒートシンクキット56の他方の側面にガイド61が配置されている。ガイド60、ガイド61の穴59面側はサーバシャーシ58に固定されている。また、図4(b)に示すようにガイド60とガイド61には隙間62、隙間63があり、エアフロー64が隙間62、隙間63を抜ける構造となっている。
図5(a)はガイド60を両側から見た平面図と側面図を示す。図5(b)はガイド61を両側から見た平面図と側面図を示す。図5(a)に示すようにガイド61は端67、端68が内側に折り曲げられており、ガイド61の内側の中央部にはガイドレール91が固着されている。また、図5(b)に示すようにガイド60は端67、端68が内側に折り曲げられており、カイド60の内側の中央部にはガイドレール92が固着されている。ガイド61とガイド60は対象な構造を持つ。
ヒートシンクキット56の両側にガイド60、61を取り付けることによりヒートシンクキット56は一定方向にしか可動しない構造となっている。更に、バネ57の伸びる力によりヒートシンクキット56は一定方向に力がかかっている。その際、後述するようにヒートシンクキット56はバネ57がE方向に伸びようとするためヒートシンクキット56はA方向に動き、ガイドの端で係止する。ガイドには隙間があるため、ヒートシンクに対して冷却のためのエアフローが確保されている。
次に、図6を用いてサーバシャーシ58にガイド60、ガイド61、ヒートシンクキット56を取り付けた場合のヒートシンクキット56の動きを説明する。図6(a)は何も力を加えない状態、図6(b)は力をB方向に加えた状態を示す。図6(a)、図6(b)はそれぞれ上面図と側面図を示す。なお、ヒートシンクキット56はガイド60、ガイド61の間に位置するので側面図ではヒートシンクキット56は見えないが、動作説明のためヒートシンクキット56を破線で示す。
まず、バネ57はE方向に伸びようとするので何も力を加えない時は図6(a)に示す状態になる。この状態では、ヒートシンク取付棒54の外径は穴59の内径より小さく自由度があるので、力を加えることでヒートシンクキット56はB方向に自由に動く。その際、A方向には端(ストッパー)66、68があるためそれより下方向には動くことはできない。C方向、D方向にはガイド60、ガイド61があるので動くことはできない。F方向にはガイドレール91、ガイドレール92があるため動くことはできない。
図6(a)の状態からヒートシンクキット56にB方向に力を加えると、ヒートシンクキット56はガイドレール91、92に沿ってB方向に動き、図6(b)に示す状態になる。この状態では、ヒートシンクキット56は端(ストッパー)65、67で規制されるため、それよりB方向に動くことはできない。F方向にはガイドレール91、92があるので動くことはない。この時、バネ57はE方向に伸びようとするのでヒートシンクキット56はA方向に戻ろうとする。ヒートシンクキット56に加えたB方向の力を無くすと、ヒートシンクキット56はガイドレール91、92に沿って移動し、図6(a)の状態に戻る。その際、端(ストッパー)66、68よりA方向に動くことはない。
次に、図7を用いて本発明に係るヒートシンクキットやガイドなどを有する冷却装置をラックマウントサーバに使用した例を説明する。図7に示すラックマウントサーバは図9に示すラックマウントサーバと同じ構成である。図7(a)はラックマウントサーバの上面図、図7(b)はその後面図、図7(c)はその前面図、図7(d)はその側面図、図7(e)はミッドプレーン2の前面図を示す。
図7に示すようにラックマウントサーバ69は、サーバシャーシ58、ミッドプレーン2、モジュール70、モジュール80、モジュール30、モジュール40、ファン73、ファン83などから構成されている。このラックマウントサーバ69のサーバシャーシ58にヒートシンクキット72、82、ガイド75、76、ガイドレール78、79などからなる冷却装置が取り付けられている。ヒートシンクキット72、82は図1から図6のヒートシンクキット56と同じである。その他のガイドやガイドレールなども同様である。
ヒートシンクキット72は、ガイド75、76の間に位置するのでヒートシンクキット72は見えないが、動作説明のためヒートシンクキット72を破線で示す。同様にヒートシンクキット82も破線で示す。ラックマウントサーバ69のサーバシャーシ58には、中央にミッドプレーン2、前面にファン73、83、一方の側面にヒートシンクキット72、ガイド75、76、他方の側面にヒートシンクキット82、ガイド85、86が実装されている。ミッドプレーン2には図7(e)に示すように穴3、穴4が開けられており、エアフロー5、6がラックマウントサーバ69の前面から後面に抜ける構造になっている。
ファン73は、エアフロー5を前面から吸い込んで後面から吐き出す。エアフロー5によりヒートシンクキット72、ヒートシンク32を冷却する。同様にファン83のエアフロー6によりヒートシンクキット82、ヒートシンク42を冷却する。また、ファン73はモジュール70の側面であってヒートシンクキット72などを有する冷却装置に対してサーバシャーシ58のモジュール70の取り付け、取り外し側に配置されている。ファン83、モジュール80、ヒートシンクキット82を有する冷却装置の位置関係も同様である。
モジュール70は、発熱体であるLSI71、ミッドプレーン2と接続するためのコネクタ74で構成されている。モジュール80もモジュール70と同様の構成である。モジュール30は、発熱体であるLSI31、ミッドプレーン2と接続するためのコネクタ34、LSI31の熱を放熱するためのヒートシンク32で構成されている。モジュール40もモジュール30と同様の構成である。
モジュール70は前面方向からラックマウントサーバ69に実装され、コネクタ74にてミッドプレーン2と接続されている。モジュール80も同様に前面方向からラックマウントサーバ69に実装され、コネクタ84にてミッドプレーン2と接続されている。モジュール30は後面方向からラックマウントサーバ69に実装され、コネクタ34にてミッドプレーン2と接続されている。モジュール40も同様に後面方向からラックマウントサーバ69に実装され、コネクタ44にてミッドプレーン2と接続されている。
通常、ラックマウントサーバ69の上面下面には他のラックマウント装置が隣接して実装されるため、モジュールの取り付け/取り外しは前面または後面から実施することになる。ヒートシンクキット72、ヒートシンクキット82は上述のように先に説明したヒートシンクキット56と同じ構造である。ガイド75、76、ガイド85、86も先に説明したガイド60、61と同じ構造である。
図8はサーバエリア90の拡大図を示す。図8を参照して本発明に係る冷却装置を用いたラックマウントサーバ69からモジュールを取り外す動作と、モジュールを実装する動作を説明する。なお、モジュール70を取り外す動作と実装する動作を説明するが、モジュール80の場合も同様である。
図8(a)、図8(b)を用いてラックマウントサーバ69からモジュール70を取り外す方法を説明する。図8(a)はモジュール70をラックマウントサーバ69のミッドプレーン2に実装した状態を示す。この状態では、バネ77がE方向に伸びようとする力でLSI71とヒートシンクキット72は隙間なく接触している。
この状態から、モジュール70をA方向に引き抜くと、図8(b)に示すようにLSI71とヒートシンクキット72が離れ、モジュール70のみをラックマウントサーバ69から取り外すことができる。また、ヒートシンクキット72はラックマウントサーバ69のサーバシャーシ58内にそのまま残る。その場合、ヒートシンクキット72はバネ77がE方向に伸びる力によってガイドレール78に沿ってA方向に動くが、上述のようにガイド75の端により規制されるためガイド75の外に出ることはない。
次に、図8(c)、図8(d)を用いてラックマウントサーバ69にモジュール70を取り付ける方法を説明する。図8(c)に示すようにモジュール70をB方向からラックマウントサーバ69のミッドプレーン2に実装しようとすると、最初にLSI71とヒートシンクキット72が接触する。そのままモジュール70をB方向に押し続けると、LSI71に押されてヒートシンクキット72はガイドレール78に沿ってB方向に動く。
モジュール70のコネクタ74がミッドプレーン2に実装された時には、ヒートシンクキット72はガイドレール78によって位置が合わされ、図8(d)に示すようにLSI71とヒートシンクキット72が接触した状態となる。この時、バネ77がE方向に伸びようとする力でヒートシンクキット72の伝電熱材76とLSI71は隙間無く接触する。
このようにLSIを実装したモジュールをコンピュータ装置に実装する場合には、最初にLSIとヒートシンクキットが接触する構造とし、そのままモジュール押し続けることでLSIに押されてヒートシンクキットはバネの縮む方向に動く。そして、モジュールがコンピュータ装置に実装された時には、ヒートシンクがガイドによって案内され、LSIと接触した状態となる。この時、バネがLSI方向に伸びようとする力でヒートシンクキットとLSIは隙間無く接触することになる。
逆に、LSIを実装したモジュールをコンピュータ装置から取り外す場合には、LSIがヒートシンクから離れ、LSIを実装したモジュールのみがコンピュータ装置から取り外され、ヒートシンクはコンピュータ装置内に残る。この時、ヒートシンクはバネが伸びる力によって動くが、ガイドの端に当接するためガイドの外に出ることはない。
このようにLSIなどの発熱体に取り付けるヒートシンクをコンピュータ装置に取り付けることにより、LSIを実装したモジュールを小型化でき、隣接するモジュール(ファンなど)に影響を与えることがない。そのため、他の部品を実装したままでモジュールの取り付け/取り外しが可能となり、エアフロー無くなることがなく、その先にあるヒートシンクの冷却などに影響が出ない。
また、冷却装置のヒートシンク取付棒、バネ、ガイド、ガイドレールなどからなる機構は、モジュールの引き抜き操作や押し込み操作に応じてヒートシンクキットをモジュールから離したり、モジュールの発熱体に位置が合うようにガイドする案内機構として作用する。そのため、モジュールを取り付け/取り外す場合には、モジュールを引き抜く操作或いはモジュールを押し込む操作だけで、モジュールの発熱体は自動的にヒートシンクキットから離れ、或いは自動的にモジュールの発熱体はヒートシンクキットの伝熱材に位置が合わされて密着するため操作性が良い。
更に、ヒートシンクの取り付けにバネ構造を用い、バネ構造によってヒートシンクを押圧する構造であるため、LSIなどの発熱体を実装したモジュールをコンピュータ装置に実装した場合には、ヒートシンクが発熱体に隙間無く接触するため低熱抵抗を実現することが可能となる。
2 ミッドプレーン
3、4 穴
30、40、70、80 モジュール
31、41、71、81 LSI
56、72、82 ヒートシンクキット
50 ヒートシンク
51 ヒートシンク金属部
52 伝熱材
53 ヒートシンク取付台
54 ヒートシンク取付棒
57、77 バネ
58 サーバシャーシ
59 穴
60、61、75、76 ガイド
69 ラックマウントサーバ
73、83 ファン
78、91、92 ガイドレール

Claims (5)

  1. 発熱体が実装されたモジュールと、前記モジュールを接続するミッドプレーンと、前記モジュール及び前記ミッドプレーンを実装するサーバシャーシと、冷却装置とを有するコンピュータ装置であって、
    前記冷却装置は、
    前記サーバシャーシに取り付けられ、
    前記発熱体を冷却するヒートシンクと、先端部に前記ヒートシンクが固着され、基端部が前記サーバシャーシに回動可能に取り付けられたヒートシンク取付棒と、前記ヒートシンクと前記サーバシャーシとの間に配置され前記ヒートシンクを押圧するバネ部材と、を有するヒートシンクキットと、
    前記ヒートシンクキットの両側に配置され、前記ヒートシンクキットの両側方向への移動を規制するガイド部材と、
    前記ガイド部材の内側にそれぞれ配置され、前記ヒートシンクを案内するためのガイドレールと、
    を有し、
    前記発熱体が実装されたモジュールの前記ミッドプレーンに対する取り付け操作及び取り外し操作に応じて、前記ヒートシンクが前記ガイドレールの案内によって前記発熱体に密着し、及び前記ヒートシンクが前記ガイドレールの案内によって前記発熱体から離間し、
    前記モジュールの前記ミッドプレーンからの取り外し操作時に、前記冷却装置は前記ヒートシンクが前記発熱体から離間した状態で前記サーバシャーシ内に残ることを特徴とするコンピュータ装置
  2. 発熱体が実装されたモジュールと、前記モジュールを接続するミッドプレーンと、前記発熱体を冷却するファンと、前記モジュール、前記ミッドプレーン及び前記ファンを実装するサーバシャーシと、冷却装置とを有するコンピュータ装置であって、
    前記冷却装置は、
    前記サーバシャーシに取り付けられ、
    前記発熱体を冷却するヒートシンクと、先端部に前記ヒートシンクが固着され、基端部が前記サーバシャーシに回動可能に取り付けられたヒートシンク取付棒と、前記ヒートシンクと前記サーバシャーシとの間に配置され前記ヒートシンクを押圧するバネ部材と、を有するヒートシンクキットと、
    前記ヒートシンクキットの両側に配置され、前記ヒートシンクキットの両側方向への移動を規制するガイド部材と、
    前記ガイド部材の内側にそれぞれ配置され、前記ヒートシンクを案内するためのガイドレールと、
    を有し、
    前記ファンは前記モジュールの側面であって前記冷却装置に対して前記サーバシャーシの前記モジュールの取り付け及び取り外し側に配置されており、
    前記ファンを実装した状態で前記モジュールの前記ミッドプレーンに対する取り付け操作及び取り外し操作に応じて前記ヒートシンクが前記発熱体に密着し及び前記発熱体から離間することを特徴とするコンピュータ装置。
  3. 前記モジュールの前記ミッドプレーンからの取り外し操作時に、前記冷却装置は前記ヒートシンクが前記発熱体から離間した状態で前記サーバシャーシ内に残ることを特徴とする請求項2に記載のコンピュータ装置。
  4. 前記ヒートシンクの前記発熱体側に当該発熱体と密着するように柔軟性及び熱伝導性を有する伝熱材が固着されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンピュータ装置
  5. 前記ガイド部材は、前記ヒートシンクの前記発熱体との密着位置からの移動を規制するストッパーと、前記ヒートシンクを前記発熱体から離間させた際に前記ヒートシンクが所定位置から出ないように規制するストッパーとを有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のコンピュータ装置
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