JP5370548B1 - サイクロン分離装置並びに電気掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、サイクロン分離装置に関し、集塵室に捕集されたごみの舞い上げを抑制し、捕集性能を向上させることを目的とする。
【解決手段】サイクロン分離装置は、外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口11と、略円筒状に形成される旋回室12と、を備える。旋回室12には、流入口11が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部13が設けられる。旋回室12は、流入口11から流れ込んだ塵埃空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する。また、サイクロン分離装置は、旋回室12の外側に配置され、開口部13を介して旋回室12と通じ、旋回室12で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室14と、含塵空気から分離した空気を排出する排出口17と、を備える。集塵室14は、その内部の風路幅が、含塵空気の旋回方向と同一方向に、拡大および縮小を複数回繰り返すように形成される。
【選択図】図8

Description

本発明は、サイクロン分離装置並びにこれを搭載した電気掃除機に関するものである。
下記特許文献1には、サイクロン分離装置を搭載した電気掃除機が記載されている。
サイクロン分離装置は、略円筒状に形成される旋回室を備えている。旋回室には、空気の流入口および排出口が設けられている。また、旋回室には、その側壁の一部を開口して形成される開口部が設けられている。旋回室は、開口部を介して集塵室に通じている。集塵室は、旋回室と同様に略円筒状に形成され、旋回室を取り囲むように配置されている。旋回室の側壁と集塵室の側壁との間には、風路が形成される。旋回室および集塵室が略円筒状に形成されるため、風路幅は略一定となる。
特許文献1に記載のサイクロン分離装置は、ごみ(塵埃)を含む空気(以下、「含塵空気」ともいう)を流入口から旋回室に取り込む。取り込まれた含塵空気は、旋回室内で旋回気流となる。含塵空気に含まれるごみは、遠心力によって、旋回気流から分離される。分離されたごみは、開口部から集塵室に流入する。ごみが取り除かれた空気(清浄空気)は、排出口からサイクロン分離装置の外へ排出される。
特表2002−528250 特開2004−229826 特表2002−503541
特許文献1に記載のサイクロン分離装置では、風路幅が略一定であるため、開口部から集塵室に流入した気流の風速が低下しにくい。風速が低下していない気流は、集塵室に捕集されたごみを舞い上げやすい。舞い上げられたごみの一部は、開口部から旋回室に戻ることがある。結果として、サイクロン分離装置の捕集性能が低下するという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたものである。その目的は、集塵室に捕集されたごみの舞い上げを抑制し、捕集性能を向上させることができるサイクロン分離装置と、このようなサイクロン分離装置を搭載した電気掃除機とを提供することである。
本発明に係るサイクロン分離装置は、外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口と、略円筒状に形成され、流入口が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部が設けられ、流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する旋回室と、旋回室の外側に配置され、旋回室の全周を覆うように形成され、旋回室の中心軸に垂直な断面形状が直線部を組み合わせたような状態に形成され、開口部を介して旋回室と通じ、旋回室で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室と、含塵空気から分離した空気を排出する排出口と、を備え、集塵室は、集塵室内の風路幅が、含塵空気の旋回方向と同一方向にほぼ等間隔で拡大および縮小を複数回繰り返し、かつ集塵室の底面方向に向かうにつれて狭くなるように形成されることを特徴とするものである。また、本発明に係るサイクロン分離装置は、外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口と、略円筒状に形成され、流入口が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部が設けられ、流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する旋回室と、旋回室の外側に配置され、旋回室の全周を覆うように形成され、開口部を介して旋回室と通じ、旋回室で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室と、含塵空気から分離した空気を排出する排出口と、を備え、集塵室は、集塵室内の風路幅が、含塵空気の旋回方向と同一方向に拡大および縮小を複数回繰り返すように形成されることを特徴とするものである。
本発明に係る電気掃除機は、上記サイクロン分離装置と、サイクロン分離装置内に所定の気流を発生させる送風機と、を備えたものである。
本発明によれば、サイクロン分離装置及びサイクロン分離装置を搭載した電気掃除機において、集塵室に捕集したごみの舞い上げを抑制し、捕集性能を向上させることができる。
本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体の外観斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体より集塵ユニット50を取り外したときの外観斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体の上面図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の掃除機本体のa−a断面図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の集塵ユニットの外観斜視図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の集塵ユニットの上面図である。 本発明の実施の形態1を示す図7の電気掃除機の集塵ユニットのA−A断面図である。 本発明の実施の形態1を示す図8の電気掃除機の集塵ユニットのB−B断面図である。 本発明の実施の形態1における集塵室の開口部からの距離と風速の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1を示す電気掃除機の集塵ユニットの分解時の状態を示す外観斜視図である。 本発明の実施の形態1の他の例を示す図8の電気掃除機の集塵ユニットのB−B断面図である。 本発明の実施の形態1の他の例を示す図8の電気掃除機の集塵ユニットのB−B断面図である。 本発明の実施の形態2を示す図7の電気掃除機の集塵ユニットのA−A断面図である。 本発明の実施の形態2を示す図14の電気掃除機の集塵ユニットのC−C断面図である。 本発明の実施の形態2を示す図15の電気掃除機の集塵ユニットのD−D断面図である。 本発明の実施の形態2の他の例を示す図15の電気掃除機の集塵ユニットのD−D断面図である。 本発明の実施の形態2の他の例を示す図15の電気掃除機の集塵ユニットのD−D断面図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1における電気掃除機を示す斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、吸込口体1と、吸引パイプ2と、接続パイプ3と、サクションホース4と、掃除機本体5並びに掃除機本体5に装着された集塵ユニット50とから構成されている。
吸込口体1は、下向きに形成された開口から、床面上のごみ(塵埃)および含塵空気を吸い込むためのものである。吸込口体1の排気側には、真直ぐな円筒状の吸引パイプ2の一端が接続されている。吸引パイプ2の他端には、中途にて若干折れ曲がった接続パイプ3の一端が接続されている。接続パイプ3には、電気掃除機100の運転を制御する操作スイッチが設置された取手が設けられている。接続パイプ3の他端には、可撓性を有し、蛇腹状に形成されるサクションホース4の一端が接続されている。さらに、サクションホース4の他端には、掃除機本体5が接続されている。
掃除機本体5は、電動送風機52(図5参照)と電源コードを備えている。電源コードが外部電源に接続されることにより、電動送風機52が給電される。電動送風機52は通電されることによって駆動され、吸引動作を行う。吸込口体1、吸引パイプ2、接続パイプ3およびサクションホース4は、含塵空気を掃除機本体5の外から内部に流入させるための吸引経路の一部を構成する。
図2は、本発明の実施の形態1における電気掃除機の掃除機本体5に集塵ユニット50を装着した状態の斜視図である。図3は、図2に示す掃除機本体5から集塵ユニット50を取り外した状態の斜視図である。図4は、図2に示す掃除機本体5の上面図である。図5は、図4に示す掃除機本体5のa−a断面図である。
図3に示すように、掃除機本体5は、集塵ユニット50が着脱自在に装着・収容される集塵ユニット収容部5aと、電動送風機52を収容する電動送風機収容部5bを備える。
集塵ユニット収容部5aは、掃除機本体5の上部側に形成される。集塵ユニット収容部5aは、前方が低く後方に行くほど高くなる傾斜面5a−1と、傾斜面5a−1の前方側に略垂直に突出するように形成される傾斜面5a−2とから形成される。集塵ユニット50は、集塵ユニット収容部5aの傾斜面に沿って装着・収容され、傾斜面5a−2により底面を覆われ安定的に保持される。
図5に示すように、電動送風機収容部5bには、吸入風路49と、排気風路51と、電動送風機52と、コードリール等の各種機器が収容されている。また、電動送風機収容部5bは、図示しない排気口を備え、さらにその側方に車輪53(図3参照)を備えている。
次に、集塵ユニット50の構造について説明する。
上述した通り、図5は、掃除機本体5に集塵ユニット50を装着した状態の断面図である。図6は、本発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニット50の外観を示す斜視図である。図7は、図6に示す集塵ユニット50の上面図である。図8は、図7に示す集塵ユニット50のA−A断面図である。図9は、図8に示す集塵ユニット50のB−B断面図である。
図5に示すように、集塵ユニット50は、掃除機本体5の吸入風路49を経て含塵空気を取り込む流入口11を備えている。流入口11は、円筒状に形成される旋回室12の側壁に対しておおよそ接線方向に接続されている(図7参照)。
図5に示すように、旋回室12は、空気を排出する排出管18と、旋回室12から排出管18に通じる排出口17を備えている。また、排出管18は、その軸を旋回室12の軸とおおよそ一致させて、旋回室内に突出して設置されている。
ここで、図5を参照し、掃除機本体5の内部に流入した空気を掃除機本体5の外部に排出する経路について説明する。
掃除機本体5の内部に流入した空気は、吸入風路49を経て集塵ユニット50に到達する。当該空気は、集塵ユニット50において、流入口11、旋回室12、排出口17、排出管18の順に流れる。排出管18から排出された当該空気は、掃除機本体5の排気風路51に流入する。その後、当該空気は、排気風路51と図示しない排気口からなる排気経路を経て掃除機本体5の外部に排出される。
図8に示すように、旋回室12には、流入口11よりも低い位置に、その側壁の一部を開口して形成される第1開口部13が設けられている。旋回室12は、第1開口部13を介して第1集塵室14に通じている。
図7・図8に示すように、第1集塵室14は、旋回室12の側方に配置され、旋回室12の外周を覆うように形成されている。より具体的には、第1集塵室14は、第1開口部13より旋回室12の軸方向下方、すなわち集塵ユニット50の底面方向に延び、且つ環路となるように形成されている。また、図9は、集塵ユニット50を、旋回室12の中心軸に垂直な平面で切断した場合に得られる断面を示す。当該断面は、その全周に渡ってほぼ等間隔に複数の角部を備える略多角形状として形成されている。すなわち、当該断面が形成する略多角形では、複数の角部がほぼ均等に全周に渡って分布している。
図9に示すように、旋回室12の側壁と第1集塵室14の側壁との間には風路が形成されている。また、第1集塵室14は、図9に示す断面の縦幅と横幅が異なるように(扁平状に)形成されている。すなわち、当該風路は、全周に渡って、その幅が風路幅aのように狭い場所と風路幅bのように広い場所とが交互に現れる形状となっている。
次に、主に図5を参照して、集塵ユニット50の動作について説明する。
集塵ユニット50は、吸入風路49を経て流入口11から含塵空気を取り込む。取り込まれた含塵空気は、旋回室12の側壁に対して略接線方向に流入し、旋回気流となる。当該旋回気流は、旋回室12の中心軸近傍の強制渦領域とその外周側の自由渦領域とを形成しながら、重力と経路構造とにより下向きに流れる。このとき、含塵空気に含まれるごみには遠心力が作用するため、旋回室12の内壁に押し付けられて旋回気流から分離される。分離されたごみは、第1開口部13を介して第1集塵室14に送られる。
ごみが除去された旋回気流は、旋回室12の下方で反転する。反転した旋回気流は、旋回室12の中心軸に沿って上昇し、排出口17から排出される。排出口17から排出された空気は、排出管18を経て、掃除機本体5の排気風路51側へ排出される。
上述した通り、第1集塵室14では、風路幅が狭い場所と広い場所が交互に現れる。第1集塵室14内には、旋回室12から流入する気流によって、含塵空気の旋回方向と同じ向きの気流が生じる。このため、第1集塵室14内の風路幅は、含塵空気の旋回方向と同一方向に沿って拡大・縮小することとなる。この風路幅の拡大・縮小により圧損が生じるため、ごみとともに旋回室12から第1集塵室14に流入した気流の風速が低減される。その結果、第1集塵室に捕集されたごみの舞い上げを抑制し、捕集性能を向上させることができる。
図10は、風路幅の拡大・縮小における周期性の有無によって集塵室内の風速変化が異なることを示している。図10の点線は、風路幅が非周期的に拡大・縮小する場合の風速の変化を示している。この場合では不均一に風速が変化するため、気流が大きく乱れ、集塵室に捕集されたごみが舞い上げられやすい。また、不均一に風速が変化すると、集塵室内に風の澱み部が不均一に分布することになり、ごみが偏って溜まってしまう。一方、図10の実線は、風路幅が周期的に拡大・縮小する場合の風速の変化を示している。この場合では均一に風速が変化するため、気流が乱れにくく、ごみが舞い上げられにくい。また、均一に風速が変化すると、風の澱み部が均一に分布することになり、ごみが偏って溜まることがない。
本実施の形態では、上述した通り、第1集塵室14内の風路幅の拡大・縮小がほぼ等間隔で繰り返される。このため、本実施の形態では、第1集塵室に捕集されたごみが舞い上げられることなく風速を低減させ、捕集性能をさらに向上させることができる。また、集塵室内に風の澱み部が均一に分布するため、ごみが偏って溜まることを抑制できる。その結果、集塵量を増やし、捕集性能を向上させることができる。
また、上述した通り、第1集塵室14の旋回室12の中心軸に垂直な断面形状は、直線部を組み合わせたような状態に形成される。このため、第1集塵室14内の風路内では、風路の曲げによってさらなる圧損が生じる。その結果、第1集塵室14内の風速をさらに低減して捕集性能を向上させることができる。
また、図8に示すように、第1集塵室14は、集塵ユニット50の底面方向に向かうにつれて風路幅が狭くなるように、側壁が傾斜して形成されている。本構成により、ごみが溜まる第1集塵室14の底面付近への気流流入を抑制し、溜まっているごみの舞い上げを抑制できる。
本実施の形態では、図9に示す断面が扁平状に形成されている。本構成により、第1集塵室14の容積を変えずに非扁平状に形成する場合と比べ、風路幅の拡大・縮小の増減幅が大きくなる。風路幅の拡大・縮小の増減幅が大きくなるほど、風路を流れる気流には大きな圧損が生じる。その結果、第1集塵室14内の風速をより低減し、溜まっているごみの舞い上げを抑制できる。
また、上述した通り、第1集塵室14内には、旋回室12から流入する気流によって、含塵空気の旋回方向と同じ向きの気流が生じる。このため、当該気流は、含塵空気の旋回方向と同一方向に沿って風路幅が拡大・縮小することで生じる圧損の影響を受けやすくなる。その結果、効率的に第1集塵室14内の風速を低減させ、捕集性能をさらに向上させることができる。
また、図9に示すように、第1集塵室14において、下流側の風路幅bが、上流側の風路幅aより広く形成されている。本構成により、風速が低くなる下流側の風路での圧損が低減する。このため、風路の途中でごみが止まり、第1集塵室14内にごみが偏って溜まることを抑制できる。その結果、集塵量を増やし、捕集性能を向上させることができる。
また、上述した通り、本実施の形態では、第1集塵室14内の風路幅が全周に渡って拡大・縮小する。そのため、圧損の高い箇所が分散し、第1集塵室14内に偏りなくごみを溜めることができる。その結果、集塵量を増やし、捕集性能を向上させることができる。
図11は、ごみ捨て時に集塵ユニット50を分解した状態を示す外観斜視図である。図11に示すように、旋回室12を第1集塵室14から取り外せる構成となっている。本構成により、第1集塵室14を傾けて上方の開口よりごみ捨てを行うことができるため、ごみを落下させる角度を使用者が制御できる。このため、第1集塵室14の下部に蓋を設ける場合と比べ、ごみ捨て時におけるごみの舞い上がりを抑制し、清潔性を向上させることができる。さらに、第1集塵室14の側壁の角部を注ぎ口として利用することでごみ捨てがさらに容易になり、使い勝手を向上させることができる。
本実施の形態においては、第1集塵室14内の風路幅を拡大・縮小させるために、第1集塵室14の旋回室12の中心軸に垂直な断面形状を略多角形状とした。しかし、風路幅を拡大・縮小させる効果を満たすのであれば、他の構成としても良い。例えば、図12に示すように、当該断面形状を楕円状としても、図13に示すように、複数の曲線からなる波形状としても、第1集塵室14内に溜まっているごみの舞い上げを抑制できる。
本実施の形態においては、第1集塵室14が旋回室12の全周を覆う形状とした。しかし、風路幅を拡大・縮小させる効果を満たすのであれば、他の構成としてもよい。例えば、第1集塵室14が旋回室12の外周の一部を覆う形状としても、第1集塵室14に流入した気流が壁に衝突するまでの間に風路幅が拡大・縮小するならば、本実施の形態の構成として用いることができる。本構成により、集塵ユニット50を小型化し、使い勝手を向上させることが可能となる。
実施の形態2.
図14〜図16を参照して、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、旋回室12の構成および新たに設けられた第2集塵室16を除いて、上記の実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付して、一部の説明を省略する。
本実施の形態における集塵ユニット50の上面図は、実施の形態1における図7と同様である。図14は、本実施の形態における集塵ユニット50を、図7に示すA−A断面で切断したときに得られる断面図である。図15は、図14に示す集塵ユニット50のC−C断面図である。図16は、図14に示す集塵ユニット50のD−D断面図である。
図14に示すように、本実施の形態において、旋回室12は、円筒部12aと円錐部12bとを備えている。円筒部12aには、流入口11よりも低い位置に、その側壁の一部を開口して形成される第1開口部13が設けられている。旋回室12は、第1開口部13を介して第1集塵室14に通じている。また、円錐部12bは、集塵ユニット50の底面方向端部に第2開口部15を備えている。旋回室12は、第2開口部15を介して第2集塵室16に通じている。
図14に示すように、第2集塵室16は、円錐部12bを取り囲むように円筒状に形成されている。換言すると、円錐部12bは、その先端を第2集塵室16内に挿入するように配置されている。
次に、集塵ユニット50の動作について説明する。
集塵ユニット50に取り込まれた含塵空気は、実施の形態1と同様に、旋回室12内で旋回気流となる。このとき、含塵空気に含まれるごみには遠心力が作用するため、大きな繊維ごみや毛髪等の比較的嵩の大きなごみ(以下、「ごみA」という)が旋回室12の内壁に押し付けられて旋回気流から分離される。分離されたごみは、第1開口部13を介して第1集塵室14に送られる。
また、第1集塵室14に流入しなかったごみは、旋回室12を下降する旋回気流に乗って旋回室12の下方に進む。これにより、砂ごみや細かな繊維ごみ等の比較的嵩の小さなごみ(以下、「ごみB」という)が第2開口部15を介して第2集塵室16に送られ捕集される。ごみAおよびごみBが除去された旋回気流は、実施の形態1と同様にして排出される。
上述した通り、本実施の形態では、第1集塵室14に捕集しきれない細かなごみBを第2集塵室16に捕集することが可能である。このため、捕集性能を向上させることができる。
また、図14に示すように、円錐部12bは、第2集塵室16に取り囲まれるように配置されている。本構成によれば、円錐部12bの壁面がごみの舞い上げを抑制するため、第2集塵室16内に溜まっているごみBが旋回室12内に戻りにくい。このため、捕集性能を向上させることができる。
また、図14に示すように、円錐部12bは、集塵ユニット50の底面方向側ほど細くなるように形成されている。本構成により、旋回気流が円錐部12b内を下降するにつれて、その旋回半径は小さくなる。旋回気流の旋回半径が小さくなると、ごみに作用する遠心力は大きくなる。このため、より細かなごみBを旋回気流から分離して、第2集塵室16に捕集することができる。
図14に示すように、本実施の形態では、旋回室12ではなく第2集塵室16の外周に風路が形成される。この風路幅は、実施の形態1と同様に、含塵空気の旋回方向と同一方向に沿って拡大・縮小を繰り返す。このため、実施の形態1と同様に、捕集性能を向上させることができる。
上述した通り、実施の形態1では、第1集塵室14の風路の内側の壁が、旋回室12の側壁によって形成されていた。旋回室12は、含塵空気の旋回気流を生じさせるために、円筒状に形成されなければならない。このため、実施の形態1では、風路の内側の壁は円筒状でなければならなかった。一方、本実施の形態では、第1集塵室14の風路の内側の壁が、旋回室12ではなく第2集塵室16の側壁によって形成されている。このため、本実施の形態では、旋回室12内の旋回気流に影響を与えることなく、風路の内側の壁を非円筒状に形成することができる。従って、本実施の形態によれば、風路の外側に限らず内側の壁の形状を非円筒状とすることで、風路幅を拡大・縮小させ、圧損を生じさせることとしてもよい。
例えば、図17に示すように、第1集塵室14を円筒状に形成し、第2集塵室16を、旋回室12の中心軸に垂直な断面が複数の角部を備える多角形状としてもよい。また、図18に示すように、第1集塵室14と第2集塵室16の双方を、旋回室12の中心軸に垂直な断面が複数の角部を備える多角形状としてもよい。これらの構成のように、第2集塵室16の外側の壁を非円筒状に形成しても、第1集塵室14内に溜まっているごみの舞い上げを抑制し、捕集性能を向上させることができる。
また、本実施の形態においては、第1集塵室14の風路幅を拡大・縮小するために、第1集塵室14または第2集塵室16の少なくとも一方を略多角形状とした。しかし、風路幅を拡大・縮小させる効果を満たすのであれば、他の構成としてもよい。例えば、第1集塵室14または第2集塵室16の少なくとも一方を楕円状としても、複数の曲線からなる波形状としても、第1集塵室14内に溜まっているごみの舞い上げを抑制できる。
なお、本発明は、集塵ユニット50の構造に関するものであることから、本実施の形態1および2で説明したキャニスタータイプの電気掃除機に限られるものではない。
1 吸込口体、2 吸引パイプ、3 接続パイプ、4 サクションホース、5 掃除機本体、5a 集塵ユニット収容部、5a−1,5a−2 傾斜面、5b 電動送風機収容部、11 流入口、12 旋回室、12a 円筒部、12b 円錐部、13 第1開口部、14 第1集塵室、15 第2開口部、16 第2集塵室、17 排出口、18 排出管、49 吸入風路、50 集塵ユニット、51 排気風路、52 電動送風機、53 車輪、100 電気掃除機

Claims (10)

  1. 外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口と、
    略円筒状に形成され、前記流入口が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部が設けられ、前記流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する旋回室と、
    前記旋回室の外側に配置され、前記旋回室の全周を覆うように形成され、前記旋回室の中心軸に垂直な断面形状が直線部を組み合わせたような状態に形成され、前記開口部を介して前記旋回室と通じ、前記旋回室で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室と、
    前記含塵空気から分離した空気を排出する排出口と、
    を備え、
    前記集塵室は、前記集塵室内の風路幅が、前記含塵空気の旋回方向と同一方向にほぼ等間隔で拡大および縮小を複数回繰り返し、かつ前記集塵室の底面方向に向かうにつれて狭くなるように形成されることを特徴とするサイクロン分離装置。
  2. 外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口と、
    略円筒状に形成され、前記流入口が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部が設けられ、前記流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する旋回室と、
    前記旋回室の外側に配置され、前記旋回室の全周を覆うように形成され、前記開口部を介して前記旋回室と通じ、前記旋回室で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室と、
    前記含塵空気から分離した空気を排出する排出口と、
    を備え、
    前記集塵室は、前記集塵室内の風路幅が、前記含塵空気の旋回方向と同一方向に拡大および縮小を複数回繰り返すように形成されることを特徴とするサイクロン分離装置。
  3. 前記集塵室内の風路の拡大および縮小が、前記含塵空気の旋回方向と同一方向にほぼ等間隔で繰り返されるように形成されることを特徴とする、請求項に記載のサイクロン分離装置。
  4. 前記集塵室の外側壁が、非円筒状に形成されることで前記集塵室内の風路幅が拡大および縮小することを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
  5. 前記集塵室は、前記旋回室の中心軸に垂直な断面形状が、直線部を組み合わせたような状態に形成されることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
  6. 前記集塵室内の風路幅が、前記集塵室の底面方向に向かうにつれて狭くなるように形成されることを特徴とする、請求項乃至のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
  7. 前記集塵室内の下流側の風路幅を、上流側の風路幅よりも広く形成することを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
  8. 前記集塵室内の風路幅の拡大および縮小が全周に渡って形成されることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
  9. 前記旋回室が、
    前記流入口が略接線方向に接続される円筒部と、
    前記集塵室の底面方向に向かうにつれて細くなるように、前記円筒部の前記底面方向に形成される円錐部と、
    前記円錐部の先端に設けられる第2の開口部と、
    を備え、
    前記開口部が、前記円筒部の側壁の一部を開口して設けられ、
    前記第2の開口部を介して前記旋回室と通じる第2の集塵室を更に備え、
    前記第2の集塵室は、外側壁が非円筒状に形成され、前記集塵室の内側で前記円錐部の全周を覆うように形成されることを特徴とする、請求項1乃至のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
  10. 請求項1乃至のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置を搭載した電気掃除機。
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