JP5370548B1 - サイクロン分離装置並びに電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】サイクロン分離装置は、外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口11と、略円筒状に形成される旋回室12と、を備える。旋回室12には、流入口11が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部13が設けられる。旋回室12は、流入口11から流れ込んだ塵埃空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する。また、サイクロン分離装置は、旋回室12の外側に配置され、開口部13を介して旋回室12と通じ、旋回室12で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室14と、含塵空気から分離した空気を排出する排出口17と、を備える。集塵室14は、その内部の風路幅が、含塵空気の旋回方向と同一方向に、拡大および縮小を複数回繰り返すように形成される。
【選択図】図8
Description
サイクロン分離装置は、略円筒状に形成される旋回室を備えている。旋回室には、空気の流入口および排出口が設けられている。また、旋回室には、その側壁の一部を開口して形成される開口部が設けられている。旋回室は、開口部を介して集塵室に通じている。集塵室は、旋回室と同様に略円筒状に形成され、旋回室を取り囲むように配置されている。旋回室の側壁と集塵室の側壁との間には、風路が形成される。旋回室および集塵室が略円筒状に形成されるため、風路幅は略一定となる。
図1は本発明の実施の形態1における電気掃除機を示す斜視図である。
図1に示すように、電気掃除機100は、吸込口体1と、吸引パイプ2と、接続パイプ3と、サクションホース4と、掃除機本体5並びに掃除機本体5に装着された集塵ユニット50とから構成されている。
上述した通り、図5は、掃除機本体5に集塵ユニット50を装着した状態の断面図である。図6は、本発明の実施の形態1における電気掃除機の集塵ユニット50の外観を示す斜視図である。図7は、図6に示す集塵ユニット50の上面図である。図8は、図7に示す集塵ユニット50のA−A断面図である。図9は、図8に示す集塵ユニット50のB−B断面図である。
掃除機本体5の内部に流入した空気は、吸入風路49を経て集塵ユニット50に到達する。当該空気は、集塵ユニット50において、流入口11、旋回室12、排出口17、排出管18の順に流れる。排出管18から排出された当該空気は、掃除機本体5の排気風路51に流入する。その後、当該空気は、排気風路51と図示しない排気口からなる排気経路を経て掃除機本体5の外部に排出される。
集塵ユニット50は、吸入風路49を経て流入口11から含塵空気を取り込む。取り込まれた含塵空気は、旋回室12の側壁に対して略接線方向に流入し、旋回気流となる。当該旋回気流は、旋回室12の中心軸近傍の強制渦領域とその外周側の自由渦領域とを形成しながら、重力と経路構造とにより下向きに流れる。このとき、含塵空気に含まれるごみには遠心力が作用するため、旋回室12の内壁に押し付けられて旋回気流から分離される。分離されたごみは、第1開口部13を介して第1集塵室14に送られる。
本実施の形態では、上述した通り、第1集塵室14内の風路幅の拡大・縮小がほぼ等間隔で繰り返される。このため、本実施の形態では、第1集塵室に捕集されたごみが舞い上げられることなく風速を低減させ、捕集性能をさらに向上させることができる。また、集塵室内に風の澱み部が均一に分布するため、ごみが偏って溜まることを抑制できる。その結果、集塵量を増やし、捕集性能を向上させることができる。
図14〜図16を参照して、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、旋回室12の構成および新たに設けられた第2集塵室16を除いて、上記の実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付して、一部の説明を省略する。
集塵ユニット50に取り込まれた含塵空気は、実施の形態1と同様に、旋回室12内で旋回気流となる。このとき、含塵空気に含まれるごみには遠心力が作用するため、大きな繊維ごみや毛髪等の比較的嵩の大きなごみ(以下、「ごみA」という)が旋回室12の内壁に押し付けられて旋回気流から分離される。分離されたごみは、第1開口部13を介して第1集塵室14に送られる。
Claims (10)
- 外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口と、
略円筒状に形成され、前記流入口が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部が設けられ、前記流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する旋回室と、
前記旋回室の外側に配置され、前記旋回室の全周を覆うように形成され、前記旋回室の中心軸に垂直な断面形状が直線部を組み合わせたような状態に形成され、前記開口部を介して前記旋回室と通じ、前記旋回室で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室と、
前記含塵空気から分離した空気を排出する排出口と、
を備え、
前記集塵室は、前記集塵室内の風路幅が、前記含塵空気の旋回方向と同一方向にほぼ等間隔で拡大および縮小を複数回繰り返し、かつ前記集塵室の底面方向に向かうにつれて狭くなるように形成されることを特徴とするサイクロン分離装置。 - 外部風路からの含塵空気が流れ込む流入口と、
略円筒状に形成され、前記流入口が略接線方向に接続され、側壁の一部を開口して開口部が設けられ、前記流入口から流れ込んだ含塵空気を旋回させて空気と塵埃を遠心分離する旋回室と、
前記旋回室の外側に配置され、前記旋回室の全周を覆うように形成され、前記開口部を介して前記旋回室と通じ、前記旋回室で遠心分離された塵埃を捕集する集塵室と、
前記含塵空気から分離した空気を排出する排出口と、
を備え、
前記集塵室は、前記集塵室内の風路幅が、前記含塵空気の旋回方向と同一方向に拡大および縮小を複数回繰り返すように形成されることを特徴とするサイクロン分離装置。 - 前記集塵室内の風路の拡大および縮小が、前記含塵空気の旋回方向と同一方向にほぼ等間隔で繰り返されるように形成されることを特徴とする、請求項2に記載のサイクロン分離装置。
- 前記集塵室の外側壁が、非円筒状に形成されることで前記集塵室内の風路幅が拡大および縮小することを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
- 前記集塵室は、前記旋回室の中心軸に垂直な断面形状が、直線部を組み合わせたような状態に形成されることを特徴とする、請求項2乃至4のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
- 前記集塵室内の風路幅が、前記集塵室の底面方向に向かうにつれて狭くなるように形成されることを特徴とする、請求項2乃至5のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
- 前記集塵室内の下流側の風路幅を、上流側の風路幅よりも広く形成することを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
- 前記集塵室内の風路幅の拡大および縮小が全周に渡って形成されることを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。
- 前記旋回室が、
前記流入口が略接線方向に接続される円筒部と、
前記集塵室の底面方向に向かうにつれて細くなるように、前記円筒部の前記底面方向に形成される円錐部と、
前記円錐部の先端に設けられる第2の開口部と、
を備え、
前記開口部が、前記円筒部の側壁の一部を開口して設けられ、
前記第2の開口部を介して前記旋回室と通じる第2の集塵室を更に備え、
前記第2の集塵室は、外側壁が非円筒状に形成され、前記集塵室の内側で前記円錐部の全周を覆うように形成されることを特徴とする、請求項1乃至8のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置。 - 請求項1乃至9のいずれか1項に記載のサイクロン分離装置を搭載した電気掃除機。
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JP2012159910A JP5370548B1 (ja) | 2012-07-18 | 2012-07-18 | サイクロン分離装置並びに電気掃除機 |
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