JP5366713B2 - 消化管画像表示装置及び消化管画像データ表示用制御プログラム - Google Patents

消化管画像表示装置及び消化管画像データ表示用制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、消化管画像表示装置及び消化管画像データ表示用制御プログラムに係り、特に、消化管における疾患部位と周囲臓器との相対的な位置関係を容易に把握することが可能な消化管画像表示装置及び消化管画像データ表示用制御プログラムに関する。
医用画像診断技術は、近年のコンピュータ技術の発展に伴って実用化されたX線CT装置やMRI装置等によって急速な進歩を遂げ、今日の医療において必要不可欠なものとなっている。特に、X線CT装置やMRI装置では、生体情報検出部や演算処理部の高速化及び高性能化に伴って画像データのリアルタイム表示が可能となり、更に、3次元的な画像データの生成及び表示も容易に行なわれるようになった。
ところで、消化管疾患の診断には消化管における閉塞、穿孔、感染、虚血等の把握が重要であり、X線CT装置等の画像診断装置によって収集される消化管疾患部位の画像データは、治療方針を決定する上で極めて重要な情報となり得る。
十二指腸、小腸、大腸等からなる消化管は腸間膜の一方の端部に接続され、腸間膜の他の端部は腹腔の背中側に固定されている。そして、例えば、このような消化管において閉塞がある場合、消化管内の内容物は閉塞部において塞き止められるため閉塞部の上流側は内容物によって充填され閉塞部の下流側は内容物に乏しくなる。従って、画像診断装置にて収集された2次元画像データを用いて消化管の起始部である十二指腸から下流方向へ順次辿っていくことにより閉塞部を検出することができる。しかしながら、3次元的かつ複雑に走行する消化管を通常の2次元画像データを用いて辿る場合、画像断面の位置や方向を絶えず最適な状態に調整しなくてはならないため煩雑な操作が必要となる。
又、感染等によって生ずる消化管壁の肥厚を上述の画像データによって計測する場合、正確な計測を行なうためには画像断面を消化管の走行方向に対し垂直に設定しなくてはならないが、上述と同様にして3次元的に走行する消化管の走行方法に垂直な画像断面を正確に設定するためには煩雑な操作が要求される。
このような消化管を含む管腔臓器の壁厚や断面を正確に計測するために、管腔臓器の中心を通る芯線を設定し、この芯線が直線になるように管腔臓器を伸展表示させる方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
一方、消化管壁において発生する閉塞や穿孔を診断する方法として、画像診断装置によって収集された3次元データ(ボリュームデータ)の消化管内に観察者の視点を仮想的に配置し、この視点から観察される消化管壁の表面を3次元画像データとして表示する仮想内視鏡撮影法(フライスルー法)が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この仮想内視鏡撮影法の開発により、内視鏡的な画像を体外から収集されたボリュームデータに基づいて生成することが可能となるため、被検体に対する侵襲度が大幅に低減され、更に、仮想的な視点を任意の位置に設定することができるため、正確な検査を安全且つ効率的に行なうことが可能となった。
特開2008−67991号公報 特開2006−346177号公報
消化管の代表である小腸や大腸は腹腔内での移動が大きな臓器であり、例えば、CT撮影によって消化管の疾患部位が検出された場合、その位置情報を腹腔内の3次元画像データとして記録しても、後日のCT撮影において前記疾患部位は異なる位置へ移動している可能性が大きい。従って、疾患部位の位置情報を記録する場合には、解剖学的な指標となる腸間膜動脈等の他の臓器と対応させて記録することが必要となる。
このような消化管疾患部の診断を目的として上述の特許文献1に記載された方法を適用した場合、消化管壁に沿って壁厚を連続的に計測することが可能となり、収集された壁厚分布データにより疾患部を検出することができる。しかしながら、この方法においては、他の臓器との対応付けが困難である。即ち、腹腔内を3次元的に走行する芯線を伸展させて表示した場合、他の臓器の形状は著しく歪むためその把握が困難となり、従って、医師らは、通常の画像データに戻って疾患部位の位置を把握しなくてはならないという問題点を有している。
一方、上述の特許文献2に記載された方法を適用した場合、消化管壁に発生する穿孔や閉塞の状態を3次元的に把握することは可能であるが、消化管の断面を捉えることができないため消化管壁における感染や虚血の状態を把握することは困難であり、又、上述の特許文献1に記載された方法と同様にして、他の臓器との対応付けを行なうことも困難であるという問題点を有している。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、消化管の各部位と腸間膜動脈の末梢端点とを対応させて表示することにより腸間膜動脈に対する消化管疾患部の相対的な位置関係を正確に把握することが可能な消化管画像表示装置及び消化管画像データ表示用制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に係る本発明の消化管画像表示装置は、画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出手段と、前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った第1の画像断面を設定する画像断面設定手段と、前記3次元的な画像情報から抽出した前記第1の画像断面の画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す第1の消化管画像データを生成する画像データ生成手段と、前記第1の消化管画像データを表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
又、請求項2に係る本発明の消化管画像表示装置は、画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出手段と、前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った第1の画像断面を設定する画像断面設定手段と、前記3次元的な画像情報から抽出した前記第1の画像断面の画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す第1の消化管画像データを生成する画像データ生成手段と、前記腸間膜動脈の分岐構造を示す2分木データに基づいて血管分岐データを生成する血管分岐データ生成手段と、前記第1の消化管画像データに前記血管分岐データを重畳して表示する表示手段とを備えたことを特徴としている。
一方、請求項15に係る本発明の消化管画像データ表示用制御プログラムは、画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像データに基づいて生成した消化管画像データを表示する消化管画像表示装置に対し、画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出機能と、前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を検出する腸間膜動脈検出機能と、前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った画像断面を設定する画像断面設定機能と、前記3次元的な画像情報から抽出した前記画像断面の画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す消化管画像データを生成する画像データ生成機能と、前記消化管画像データを表示する表示機能を実行させることを特徴としている。
又、請求項16に係る本発明の消化管画像データ表示用制御プログラムは、画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像データに基づいて生成した消化管画像データを表示する消化管画像表示装置に対し、画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出機能と、前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を検出する腸間膜動脈検出機能と、前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った画像断面を設定する画像断面設定機能と、前記3次元的な画像情報から抽出した前記画像断面における2次元的な画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す消化管画像データを生成する画像データ生成機能と、前記腸間膜動脈の分岐構造を示す2分木データに基づいて血管分岐データを生成する血管分岐データ生成機能と、前記消化管画像データに前記血管分岐データを重畳して表示する表示機能を実行させることを特徴としている。
本発明によれば、消化管の各部位と腸間膜動脈の末梢端点とを対応させて表示することにより腸間膜動脈に対する消化管疾患部の相対的な位置関係を正確に把握することが可能となる。このため、画像データにおける疾患部位の位置を効率よく特定することができる。
本発明の実施例における消化管画像表示装置の機能ブロック図。 同実施例の入力部が設定する消化管代表点の具体例を示す図。 同実施例の芯線設定部が複数の消化管代表点に基づいて設定する消化管芯線を示す図。 同実施例の分岐構造検出部によって検出される腸間膜動脈の分岐点及び末梢端点を示す図。 同実施例の分岐構造検出部によって検出された腸間膜動脈の分岐点及び末梢端点に基づく2分木データと消化管芯線に沿って配置された消化管代表点を模式的に示す図。 同実施例において末梢端点と消化管代表点とが正しく対応付けられていない場合の2分木データを示す図。 同実施例における末梢端点と消化管代表点との対応付けを説明するための図。 同実施例の画像断面設定部によって設定される腸間膜に沿った第1の画像断面を説明するための図。 同実施例の消化管代表点にて設定される消化管走行方向の単位ベクトル及び腸間膜方向の単位ベクトルを示す図。 同実施例の実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードにて生成される第1の消化管画像データを示す図。 同実施例の実走行表示モードにて生成される血管分岐データを示す図。 同実施例の実走行表示モードにて生成された血管分岐データに対して行なわれる圧縮/伸張処理の具体例を示す図。 同実施例の表示データ生成部が生成する実走行表示モードの表示データを示す図。 同実施例の表示データ生成部が生成する腸間膜展開表示モードの表示データを示す図。 同実施例において並列表示される実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの表示データを示す図。 同実施例において並列表示される実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの表示データの変形例を示す図。 同実施例において並列表示される実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの表示データの他の変形例を示す図。 同実施例における消化管画像データの表示手順を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下に述べる本発明の実施例では、造影CT撮影によって収集された被検体のボリュームデータに基づいて消化管芯線を設定し、更に、この消化管芯線上に複数の消化管代表点を設定する。次いで、ボリュームデータのCT値に基づいて抽出した腸間膜動脈の末梢端点に対応する前記消化管代表点を推定し、対応した末梢端点と消化管代表点とを接続して形成される腸間膜に沿った画像断面を前記ボリュームデータに設定して消化管の縦断面を示す消化管画像データを生成する。そして、前記末梢端点と前記消化管代表点とを結ぶ対応ラインを腸間膜動脈の血管枝に付加して構成される血管分岐データを前記消化管画像データに重畳して表示部に表示する。
尚、本実施例では、X線CT装置によって収集された3次元的な画像情報に基づいて消化管画像データや血管分岐データを生成する場合について述べるが、これに限定されるものではなく、例えば、MRI装置や超音波診断装置等の他の画像診断装置によって収集された画像情報であっても構わない。
(装置の構成と機能)
以下、本実施例における画像診断装置の構成と機能につき図1乃至図15を用いて説明する。尚、図1は、本実施例における消化管画像表示装置の機能ブロック図である。
図1に示す消化管画像表示装置100は、図示しないX線CT装置を用いた造影CT撮影によって収集されネットワークあるいは大容量の記憶媒体を介して供給された当該被検体の3次元画像情報(例えば、ボリュームデータ)を一旦保管する画像情報保管部1と、消化管の位置情報を検出する機能を有し、前記ボリュームデータに基づいて生成された体軸方向に垂直な複数の2次元画像データに対し後述の入力部10が設定した複数の消化管中心点(以下では、消化管代表点と呼ぶ。)に基づいて消化管の中心軸(以下では、消化管芯線と呼ぶ。)を設定する芯線設定部2と、造影剤の注入により大きなCT値を有する前記ボリュームデータのボクセルに基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出部3と、入力部10によって設定された腸間膜動脈の起始部を基準として前記腸間膜動脈の分岐構造を検出する分岐構造検出部4と、この分岐構造における腸間膜動脈の末梢端点に対応した消化管代表点を推定する消化管対応部位推定部5を備えている。
更に、消化管画像表示装置100は、腸間膜動脈の末梢端点とこの末梢端点に対応した消化管代表点を接続することによって形成される腸間膜に沿った画像断面(第1の画像断面)と上述の消化管芯線に垂直な画像断面(第2の画像断面)を設定する画像断面設定部6と、前記ボリュームデータの第1の画像断面及び第2の画像断面におけるボクセルに基づいて消化管の縦断面を示す第1の消化管画像データと横断面を示す第2の消化管画像データを生成する画像データ生成部7と、分岐構造検出部4によって検出される腸間膜動脈の分岐構造(即ち、分岐点と末梢端点)及び消化管対応部位推定部5によって推定される前記末梢端点に対応した消化管代表点の情報に基づいて腸間膜動脈の血管分岐データを生成する血管分岐データ生成部8と、第1の消化管画像データに血管分岐データ及び第2の消化管画像データを重畳して表示する表示部9を備え、更に、表示モードの選択、消化管代表点の設定、腸間膜動脈起始部の設定、画像断面の指定等を行なう入力部10と、上述の各ユニットを統括的に制御するシステム制御部11を備えている。
消化管画像表示装置100が備える上述の各ユニットにつき更に詳しく説明する。図1に示す画像情報保管部1は、消化管画像表示装置100に対し別途設置されたX線CT装置を用いて行なわれる当該被検体の造影CT撮影によって収集された腹部領域のボリュームデータを一旦保管する。
一方、消化管の位置情報を検出する具体的な手段として本実施例において用いられる芯線設定部2は、入力部10から供給される消化管代表点の位置情報に基づいて消化管芯線を設定する。この場合、画像データ生成部7は、システム制御部11から供給される制御信号に従って画像情報保管部1に保管されているボリュームデータの中から、体軸方向に所定間隔で設定された複数のスライス断面におけるボクセルを抽出して2次元画像データを生成し表示部9に表示する。次いで、消化管画像表示装置100の操作者は、表示部9に表示された2次元画像データの消化管断面に対して消化管代表点を設定し、このとき設定された消化管代表点の位置情報は、システム制御部11を介して芯線設定部2へ供給される。
このとき、当該被検体のボリュームデータに対して設定される複数のスライス断面とこれらのスライス断面の2次元画像データに対して設定される消化管代表点の具体例につき図2を用いて説明する。
即ち、消化管芯線の設定に際し、図2(a)に示すように被検体から収集されたボリュームデータの体軸方向(z方向)に対してM枚のスライス断面S1乃至SMが所定間隔dで設定される。そして、操作者は、スライス断面S1乃至SMにおいて生成され表示部9において表示された2次元画像データD1乃至DMの消化管断面に対し消化管代表点を示す「●」を、又、2次元画像データD1に表示された十二指腸の端部及び2次元画像データDMに表示された結腸の端部に芯線起始部と芯線終端部を示す「○」を入力部10に設けられた入力デバイスを用いて設定する。
そして、芯線設定部2は、入力部10から供給される消化管代表点の位置情報と芯線起始部及び芯線終端部の位置情報に基づいて消化管芯線を設定する。この場合、十二指腸、小腸及び大腸を含む消化管は通常分岐しないため、芯線起始部及び芯線終端部「○」を両端点として全ての消化管代表点「●」を通過する経路の中で最も短い経路を検索することにより消化管芯線を設定することができる。
このような手法は「巡回セールスマン問題」と呼ばれ、その効率的な方法が既に提案されている。巡回セールスマン問題を消化管芯線の設定に適用する場合、2点間の距離として単なるユークリッド距離ではなく、2点間の経路における画像の画素値を考慮した距離を用いる方法が好適である。X線CT装置によって得られる画像データでは、消化管外に存在する脂肪組織の画素値は−100HU程度であり消化管内は0HU程度であるため、例えば、複数の消化管代表点を結ぶ経路をスプライン曲線で定義し、経路上の画素値の積分値に基づいて消化管芯線を設定することができる。但し、この場合、消化管内の空気のように−1000HU程度の画素値を持つ領域は予め0HU程度に置き換えておく必要がある。
図3は、表示部9に表示された2次元画像データD1乃至DMの消化管断面に対して入力部10が設定したN個の消化管代表点q1乃至qNと、上述の方法等により消化管代表点q1乃至qNを通過するように設定された消化管Ceの消化管芯線CLを示している。
図1へ戻って、腸間膜動脈抽出部3は、造影剤の注入により大きなCT値を有する前記ボリュームデータのボクセルに基づいて腸間膜動脈を抽出し、分岐構造検出部4は、腸間膜動脈抽出部3によって抽出され表示部9に表示された腸間膜動脈に対し入力部10が設定した腸間膜動脈起始部を起点として腸間膜動脈の分岐構造を検出する。
例えば、図4に示すように、周囲の臓器より大きなCT値を有する腸間膜動脈Veの起始部に起点Psを設定し、この起点Psから末梢方向へ血管内のボクセルを1層ずつ拡張しながらボクセル値を計測する、所謂、領域拡張法を適用することにより腸間膜動脈Veの分岐点「●」及び抽出された腸間膜動脈の末梢端点「◎」を検出する。そして、このような分岐点及び末梢端点の検出を造影剤が注入された腸間膜動脈Veの全てに対して行ない、検出された分岐点及び末梢端点の位置情報に基づいて腸間膜動脈Veの分岐構造を検出する。
再び図1へ戻って、消化管対応部位推定部5は、上述の分岐構造検出部4によって検出された腸間膜動脈の末梢端点に対応する消化管芯線上の消化管代表点を推定する機能を有している。
図5は、分岐構造検出部4によって検出された分岐構造に基づく上腸間膜動脈及び下腸間膜動脈の2分木データと消化管芯線に沿って配置された消化管代表点qn(n=1乃至N)を模式的に示したものであり、以下に述べる腸間膜動脈末梢端点と消化管代表点との対応付けは次に示す2つの条件に基づいて行なわれる。
条件1:腸間膜動脈末梢端点とそれに対応する消化管代表点は3次元的に近い距離に位置する。
条件2:腸間膜動脈は1枚の腸間膜に沿って走行及び分岐し、消化管芯線もこの腸間膜に沿って走行する。即ち、消化管芯線、消化管代表点、腸間膜動脈の分岐構造(2分木データ)及び消化管代表点と腸間膜動脈末梢端点との対応関係を示す対応ラインは2次元的にマッピングすることができる。
図5は、消化管代表点qn(n=1乃至N)に対して正しい対応付けが行なわれた上腸間膜動脈及び下腸間膜動脈の分岐構造を2分木データによって示したものであり、この図では、以下の説明を簡単にするために、分岐構造検出部4によって検出された血管枝のうち十二指腸側に分岐する血管枝には符号1が、結腸側に分岐する血管枝には符号2が夫々付加され、更に、上腸間膜動脈の起始部「□」には符号1が、又、下腸間膜動脈の起始部「△」には符号2が夫々割り当てられている。
又、消化管代表点qn(n=1乃至N)の各々と対応する腸間膜動脈の末梢端点は破線で示す対応ラインによって結ばれ、対応関係にある消化管代表点qnと末梢端点P[・・・]との距離はd(P[・・・]、qn)によって示されている。但し、P[・・・]のカッコ内に示した符号は、夫々の末梢端点に至るまでに経由する腸間膜動脈の起始部及び血管枝の符号であり、例えば、消化管代表点q1に対応する末梢端点はP[1、1、1]によって示され、消化管代表点q1と末梢端点P[1、1、1]との距離はd(P[1,1,1]、q1)によって示される。同様にして、消化管代表点q2に対応する末梢端点はP[1、1、2、1]によって示され、消化管代表点q2と末梢端点P[1、1、2、1]との距離はd(P[1、1、2、1]、q2)によって示される。
一方、消化管代表点qn(n=1乃至N)と末梢端点P[・・・]とが正しく対応付けられていない2分木データの具体例を図6に示す。この図6に示すように、末梢端点と消化管代表点とを結ぶ対応ラインが交叉した場合には正しい対応付けが行なわれていない。従って、上述の交差の有無によって対応付けの良否を判定することができる。具体的には、末梢端点の符号を2分木データの構造から求め、その順序が消化管代表点の順序と一致するか否かによって判定することができる。
尚、上述の対応付けを決定する過程では、血管枝の符号を入れ替えた様々な組み合わせにより対応付けが正しいと判定された複数の組み合わせの中から最適な組み合わせが選択される。
図7は、上述の対応付けを説明するための図であり、図中の太破線は、対応関係にある末梢端点(例えば、P[1,2,1,1])と消化管代表点(例えば、q5)を示し、d(P[1,2,1,1]、q5)は、末梢端点P[1,2,1,1]と消化管代表点q5との距離を示している。そして、抹消枝先端部に対応する消化管代表点が消化管代表点q1乃至qNの中から選択される。尚、消化管代表点の数は末梢端点の数より著しく多くなるように設定することにより、複数の抹消枝先端部が同一の消化管代表点に対応付けられることを防止することができる。
次に、上述の方法によって得られた複数の対応付けの中から最適な対応付けを選択するために、条件(1)に示した「腸間膜動脈末梢端点とそれに対応する消化管代表点は3次元的に近い距離に位置する。」を用いる。即ち、末梢端点P[・・・]の各々とこれらの末梢端点に対応する消化管代表点qn(n=1乃至N)との距離d(P[・・・]、qn)の絶対値を全ての末梢端点にわたって総和し、この総和Sが最も小さくなる最適な対応付けを前記複数の対応付けの中から選択する。尚、上述の総和Sが最小となる組み合わせを求める際には公知の組み合わせ最適化アルゴリズムを利用することができ、たとえば、シミュレーテッドアニーリング法、遺伝的アルゴリズム、TABUサーチ法等の適用が可能である。
一方、図1に示した画像断面設定部6は、消化管対応部位推定部5によって対応付けられた消化管代表点と腸間膜動脈の末梢端点を接続することによって腸間膜を形成し、この腸間膜に沿った第1の画像断面を画像情報保管部1から供給されるボリュームデータに対して設定する。更に、画像断面設定部6は、入力部10から供給される画像断面の指定信号に基づいて消化管芯線に略垂直な第2の画像断面の設定を前記ボリュームデータに対して行なう。
次に、上述の画像断面設定部6及び画像データ生成部7によって行なわれる第1の画像断面の設定とこの第1の画像断面が設定されたボリュームデータのボクセルに基づいて生成される第1の消化管画像データの具体例につき図8及び図9を用いて説明する。
図8は、画像断面設定部6によって設定される腸間膜に沿った第1の画像断面を説明するための図であり、この図8では、消化管代表点qyの3次元的な位置ベクトルをQ、腸間膜動脈の末梢端点pxの3次元的な位置ベクトルをPとし、消化管代表点qyにおける消化管Ceの走行方向を単位ベクトルTによって示している。そして位置ベクトルQの先端qyを起点とする単位ベクトルTと位置ベクトルPの先端pxを含む平面を設定し、単位ベクトルTに直交する前記平面上の単位ベクトルUを位置ベクトルQの先端qyを起点として設定する。そして、ベクトルR(R=uU+Q)を様々なuの値でプロットすることによりベクトルRの先端部の軌跡は消化管の走行方向に直交する直線を形成する。
このとき、消化管代表点qyの位置は、十二指腸側からの距離tの関数qy(t)となるためベクトルU及びベクトルRも距離tの関数U(t)及びR(t,u)で示すことができる。従って、第1の画像断面の設定に際しては、先ず、図5等において示した消化管代表点q1乃至qNの各々に対してR(t,u)を算出し、次いで、これらを補間処理することにより消化管代表点に挟まれた領域に対してもR(t,u)を設定することができる。このようにして決定された複数からなるベクトルR(t,u)の先端部の軌跡により腸間膜に沿った第1の画像断面を形成することができる。図9は、消化管代表点の各々において設定される単位ベクトルT及び単位ベクトルUの方向を示しており、これらの単位ベクトルによって決定される座標系(u,t)によりボリュームデータに対する第1の画像断面が設定される。
次に、図1に示した画像データ生成部7は、第1の画像断面が設定されたボリュームデータのボクセルを抽出して消化管の縦断面を示す画像データ(第2の消化管画像データ)を生成し、更に、第2の画像断面が設定された前記ボリュームデータのボクセルを抽出して消化管の横断面を示す画像データ(第2の消化管画像データ)を生成する。又、上述の第1の消化管画像データの生成に際しては、入力部10からシステム制御部11を介して供給される表示モード選択信号に基づき、ボリュームデータにおける消化管の位置情報が正確に反映された実走行表示モードにおける第1の消化管画像データや腸間膜を展開した腸間膜展開表示モードにおける第1の消化管画像データを生成する機能を有している。
[実走行表示モードにおける消化管画像データの生成]
図9において既に述べたように、消化管芯線上の消化管代表点に対して設定された単位ベクトルT及び単位ベクトルUに基づいて複数からなる局所的な第1の画像断面が形成される。そして、実走行画像データの表示モードが入力部10において選択された場合、上述の画像データ生成部7は、これらの画像断面に基づいて抽出したボリュームデータのボクセルを合成することにより腸間膜に沿った第1の消化管画像データを生成する。この場合、画像データが生成されるT方向の範囲は消化管起始部である十二指腸から終端部である結腸までとし、U方向の範囲は消化管の外経に基づき、例えば、−50mm乃至50mmに設定される。
[腸間膜展開表示モードにおける消化管画像データの生成]
一方、入力部10において腸間膜展開表示モードが選択された場合、画像データ生成部7は、例えば、図9に示した消化管芯線CLを再配置することにより一周半の消化管芯線を新たに形成し、この消化管芯線に沿って単位ベクトルT及び単位ベクトルUを上述と同様の方法によって定義する。そして、これらの単位ベクトルによって決定される第1の画像断面に基づいて抽出したボリュームデータのボクセルを合成することにより腸間膜展開表示モードにおける第1の消化管画像データを生成する。
上述の方法により実走行表示モードにおいて生成される第1の消化管画像データを図10(a)に、腸間膜展開表示モードにおいて生成される第11の消化管画像データを図10(b)に夫々示す。
次に、血管分岐データ生成部8は、実走行表示モードと腸間膜展開表示モードの各々に対して血管分岐データを生成する機能を有している。
入力部10において実走行表示モードが選択された場合、血管分岐データ生成部8は、分岐構造検出部4から消化管対応部位推定部5を介して供給される腸間膜動脈の分岐点及び末梢端点の位置情報と前記末梢端点に対応する消化管代表点の位置情報に基づき、これらの位置情報が正確に反映された血管分岐データを生成する。但し、この場合の血管分岐データは、図11(a)に示すように腸間膜動脈の分岐点及び末梢端点を接続することによって形成される2分木データ(実線)あるいは図11(b)に示すように末梢端点と消化管代表点との対応を示す対応ライン(破線)が前記2分木データに追加されて形成される。
一方、腸間膜展開表示モードが選択された場合、血管分岐データの先端部が腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データにおける消化管代表点と一致するように実走行表示モードにて生成された上述の血管分岐データに対して圧縮/伸張処理が行なわれる。
実走行表示モードの血管分岐データに対して行なわれる圧縮/伸張処理の具体例につき図12を用いて説明する。尚、図12(a)は、実走行表示モードの血管分岐データであり、図12(b)は、この実走行表示モードの血管分岐データを圧縮/伸張処理して得られる腸間膜展開表示モードの血管分岐データである。
この場合、例えば、図12(a)に示した腸間膜動脈の起始部から末梢端点P[・・・]までの距離b[・・・]を夫々算出し、この距離b[・・・]と既に算出されている末梢端点P[・・・]から消化管代表点qnまでの距離d(P[・・・]、qn)との比が図12(b)に示す距離Hb[・・・]と距離Hd(P[・・・]、qn)との比に等しくなるように血管分岐データの分岐点及び末梢端点を再配置することにより腸間膜展開表示モードの血管分岐データが生成される。
次に、図1の表示部9は、表示データ生成部91、データ変換部92及びモニタ93を備えている。表示データ生成部91は、画像データ生成部7から供給される腸間膜に沿った第1の消化管画像データに消化管芯線に垂直な第2の消化管画像データ及び血管分岐データ生成部8から供給される血管分岐データを重畳して表示データを生成する。
実走行表示モードが選択された場合に表示データ生成部91が生成する表示データの具体例につき図13を用いて説明する。図13(a)は、2分木データ(実線)のみによって形成される実走行表示モードの血管分岐データ(図11(a)参照)を実走行表示モードにおける第1の消化管画像データ(図10(a)参照)に重畳して生成した表示データであり、図13(b)は、2分木データ(実線)と対応ライン(破線)によって形成された腸間膜展開表示モードの血管分岐データ(図11(b)参照)を前記第1の消化管画像データに重畳して生成した表示データを示している。
又、腸間膜展開表示モードが選択された場合に表示データ生成部91が生成する表示データの具体例につき図14を用いて説明する。図14(a)は、2分木データ(実線)のみによって形成される腸間膜展開表示モードの血管分岐データを腸間膜展開表示モードにおける第1の消化管画像データ(図10(b)参照)に重畳して生成した表示データであり、図14(b)は、2分木データ(実線)と対応ライン(破線)によって形成された腸間膜展開表示モードの血管分岐データを前記第1の消化管画像データに重畳して生成した表示データを示している。
更に、上述の表示データには、消化管芯線に垂直な第2の画像断面に対して画像データ生成部7が生成した第2の消化管画像データが必要に応じて付加される。尚、図13及び図14では、実走行表示モードの消化管画像データに基づいた表示データと腸間膜展開表示モードの消化管画像データに基づいた表示データを夫々独立させて生成する場合について述べたが、これに限定されるものではなく、例えば、図15に示すように、血管分岐データが重畳された実走行表示モードの消化管画像データと腸間膜展開表示モードの消化管画像データを並列配置して表示データを生成してもよい。
そして、表示部9のデータ変換部92は、表示データ生成部91において生成された上述の表示データに対しD/A変換やテレビフォーマット変換等の変換処理を行なってモニタ93に表示する。尚、2分木データあるいは2分木データと対応ラインによって形成される血管分岐データを第1の消化管画像データに重畳して表示する際、2分木データ、対応ライン及び第1の消化管画像データを色別表示してもよい。この表示方法を適用することにより腸間膜動脈と消化管の各部位との対応付けが更に容易となる。
次に、図1の入力部10は、表示パネルやキーボード、各種スイッチ、選択ボタン、マウス等の入力デバイスを備えたインターラクティブなインターフェースであり、実走行表示モードや腸間膜展開表示モードを選択する表示モード選択機能101、当該被検体のボリュームデータに基づいて消化管の起始部及び終端部や消化管代表点を設定する消化管代表点設定機能102、前記ボリュームデータに基づいて上腸間膜動脈及び下腸間膜動脈の起始部を設定する腸間膜動脈起始部設定機能103及び第2の消化管画像データが生成される画像断面を指定する画像断面指定機能104を有し、更に、被検体情報の入力や各種コマンド信号の入力等が上述の表示パネルや入力デバイスを用いて行なわれる。
システム制御部11は、図示しないCPUと記憶回路を備え、入力部10から供給される選択情報、設定情報及び指定情報を前記記憶回路に保存する。そして、前記CPUは、これらの情報に基づいて消化管画像表示装置100が有する上述の各ユニットを統括的に制御して消化管画像データの生成と表示を行なう。
(変形例)
次に、本実施例の表示部9に表示される表示データの変形例につき図16及び図17を用いて説明する。
図16は、血管分岐データが重畳された実走行表示モードの消化管画像データと腸間膜展開表示モードの消化管画像データを並列配置して表示データを生成した場合であり、血管分岐データの血管枝を指定する血管枝指定機能を新たに有した入力部10により腸間膜展開表示モードの血管分岐データにおける所望の血管枝Mbが指定された場合、血管枝Mbが強調表示されると共に血管枝Mbに対応した実走行表示モードの血管分岐データにおける血管枝Maも強調表示される。
このような表示方法を適用することにより、例えば、腸間膜展開表示モードの消化管画像データにて観測される疾患部位に対応した血管分岐データの血管枝Mbを指定することにより、血管枝Mbに対応した実走行表示モードの血管枝Maの位置が明確となり、この血管枝aにより実走行表示モードの消化管画像データにおける疾患部位の位置を容易に特定することができる。
又、上述の疾患部位に対応する血管枝Mb及び血管枝Maを消化管画像データと共に図示しないデータ記憶部に一旦保存することにより同一被検体から異なるタイミングで収集した複数の消化管画像データを比較観察する際、血管枝Ma及び血管枝Mbを基準とした比較観察が可能となり、従って、夫々の消化管画像データにおける疾患部位を容易かつ短時間で同定することが可能となる。尚、図16では、消化管芯線に対して垂直な第2の画像断面にて生成される第2の消化管画像データの表示は省略している。
一方、図17は、実走行表示モードの第1の消化管画像データと腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データ及び第2の消化管画像データを並列表示した場合であり、この場合の第1の消化管画像データにおける消化管は実際の走行と異なり十二指腸側が手前になるように表示される。そして、例えば、実走行表示モードの第2の消化管画像データに重畳表示されたカーソルKaを入力部10の画像断面指定機能104により矢印にて示す結腸方向へ移動させた場合、このカーソルKaの移動に連動して腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データに示されたカーソルKbも結腸方向(矢印方向)へ移動し、このカーソルKbによって設定された消化管芯線に垂直な第2の画像断面における第2の消化管画像データImがカーソルKbの近傍に表示される。一方、上述のカーソルKaの移動に伴ってカーソルKbが移動した場合、図17に示すように、実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データにおける消化管起始部(十二指腸)からカーソルKa及びカーソルKbまでの領域を非表示にする。
このようにカーソルKa及びカーソルKbを十二指腸側から結腸方向へ順次移動させながら観測が終了した領域を非表示にすることにより、後方領域の消化管画像データを前方領域の消化管画像データに妨げられることなく観察することができるため正確な診断を行なうことができる。尚、上述の説明では、実走行表示モードの第2の消化管画像データに付加されたカーソルKaの移動に連動して腸間膜展開表示モードの第2の消化管画像データに付加されたカーソルKbが移動する場合について述べたが、カーソルKbの移動に連動させてカーソルKaを移動させてもよい。一方、図17では、説明を簡単にするために第1の消化管画像データに対する血管分岐データの重畳表示は省略したが血管分岐データを重畳表示しても構わない。この場合、十二指腸からカーソルKa及びカーソルKbまでの非表示領域に対応する血管分岐データも非表示とすることが望ましい。
(消化管画像データの表示手順)
次に、本実施例における消化管画像データの表示手順につき図18のフローチャートを用いて説明する。
消化管画像データの生成に先立ち、消化管画像表示装置100の画像情報保管部1には、X線CT装置を用いた当該被検体の造影CT撮影にて収集された腹部領域の3次元的な画像情報(ボリュームデータ)が保管される(図18のステップS1)。
消化管画像データの生成に際し消化管画像表示装置100の操作者は、入力部10において、被検体情報の入力や表示モードとしての実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの選択を行なった後、消化管画像データの生成開始コマンドを入力する(図18のステップS2)。
システム制御部11を介してこのコマンド信号を受信した画像データ生成部7は、画像情報保管部1に保管されているボリュームデータの中から体軸方向に所定間隔dで設定されたスライス断面S1乃至SMのボクセルを抽出して2次元画像データD1乃至DMを生成し、表示部9のモニタ93に表示する。一方、表示部9に表示されたこれらの2次元画像データを観察した操作者は、入力部10の入力デバイスを用いて2次元画像データD1の十二指腸端部及び2次元画像データDMの結腸端部に対して芯線起始部及び芯線終端部を設定し、更に、2次元画像データD1乃至DMの消化管断面に対して消化管代表点を設定する(図18のステップS3)。
次いで、芯線設定部2は、入力部10から供給される消化管代表点の位置情報と芯線起始部及び芯線終端部の位置情報を受信し、これらの消化管代表点を最短距離で通過する消化管芯線を設定する(図18のステップS4)。一方、腸間膜動脈抽出部3は、画像情報保管部1に保管されたボリュームデータの中から造影剤の注入により大きなCT値を有する腸間膜動脈のボクセルを抽出し(図18のステップS5)、入力部10は、腸間膜動脈抽出部3によって抽出され表示部9に表示された腸間膜動脈に対して上腸間膜動脈起始部及び下腸間膜動脈起始部を夫々設定する(図18のステップS6)。
次いで、分岐構造検出部4は、入力部10によって設定された上腸間膜動脈起始部及び下腸間膜動脈起始部を起点として腸間膜動脈の分岐構造を検出し(図18のステップS7)、消化管対応部位推定部5は、上述の分岐構造検出部4によって検出された腸間膜動脈の末梢端点に対応する消化管代表点を推定する(図18のステップS8)。
一方、画像断面設定部6は、消化管対応部位推定部5によって対応付けられた消化管代表点と腸間膜動脈の末梢端点とを接続することにより腸間膜を形成し、この腸間膜に沿った第1の画像断面を画像情報保管部1から供給されるボリュームデータに対して設定する。更に、画像断面設定部6は、入力部10から供給される画像断面の指定信号に基づいて消化管芯線に略垂直な第2の画像断面を前記ボリュームデータに対して設定する(図18のステップS9)。
次いで、画像データ生成部7は、第1の画像断面が設定されたボリュームデータのボクセルを抽出して消化管の縦断面を示す第1の消化管画像データを生成し、更に、第2の画像断面が設定された前記ボリュームデータのボクセルを抽出して消化管の横断面を示す第2の消化管画像データを生成する。尚、上述の第1の消化管画像データの生成に際しては、入力部10からシステム制御部11を介して供給される表示モード選択信号に基づき、消化管の位置情報が正確に反映された実走行表示モードにおける第1の消化管画像データと折り重なって形成される腸間膜を展開した腸間膜展開表示モードにおける第1の消化管画像データが生成される(図18のステップS10)。
一方、血管分岐データ生成部8は、分岐構造検出部4から消化管対応部位推定部5を介して供給される腸間膜動脈の分岐点及び末梢端点の位置情報と前記末梢端点に対応する消化管代表点の位置情報に基づき、これらの位置情報が正確に反映された実走行表示モードの血管分岐データを生成する。更に、血管分岐データ生成部8は、血管分岐データの先端部が腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データにおける消化管代表点と一致するように実走行表示モードの血管分岐データを圧縮/伸張処理して腸間膜展開表示モードの血管分岐データを生成する(図18のステップS11)。
次いで、表示部9の表示データ生成部91は、画像データ生成部7から供給される実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データに消化管芯線に垂直な第2の消化管画像データ及び血管分岐データ生成部8から供給される実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードの血管分岐データを重畳して表示データを生成し、得られた表示データをデータ変換部92を介してモニタ93に表示する(図18のステップS12)。
以上述べた本発明の実施例によれば、消化管の各部位と腸間膜動脈の末梢端点とを対応させて表示することにより腸間膜動脈に対する消化管疾患部の相対的な位置関係を正確に把握することが可能となる。このため、消化管画像データにおける疾患部位の位置を効率よく特定することができる。
特に、造影剤の注入により大きな画素値を有するボリュームデータのボクセルに基づいて検出された腸間膜動脈の末梢端点と消化管芯線上に設定された消化管代表点とを対応付けることにより、消化管と腸間膜動脈との対応付けを容易に行なうことができる。
又、前記末梢端点と前記消化管代表点とを結ぶ対応ラインが付加された血管分岐データと前記ボリュームデータに基づいて生成された消化管画像データとを重畳表示することにより消化管と腸間膜動脈との位置関係を容易に把握することができる。
一方、対応関係にある末梢端点と消化管代表点とに基づいて腸間膜に沿った第1の画像断面が設定され、この第1の画像断面において消化管の縦断面を示す第1の消化管画像データが生成されるため、3次元的に走行する消化管の壁に存在した疾患部位の縦断面を確実に捉えることが可能となる。又、この場合、疾患部位が腸間膜側に存在するか否かを正確に把握することができるため、診断や治療を効率よく行なうことができる。
又、腸間膜展開表示モードの適用により消化管の疾患部位に対応する腸間膜動脈の把握が容易になり、更に、血管分岐データが重畳された腸間膜展開表示モードの消化管画像データと実走行表示モードの消化管画像データを対応させて表示することにより実走行表示モードの消化管画像データにおける疾患部位の位置を効率よく特定することができる。
更に、消化管の走行方向に垂直な第2の画像断面を設定することにより消化管の横断面を示す第2の消化管画像データの生成が可能となり、この第2の消化管画像データと上述の第1の消化管画像データとの比較表示により診断精度を向上させることができる。又、前記第2の画像断面は任意に設定することができるため、消化管に沿った疾患部位の検索を容易に行なうことが可能となる。
以上、本発明の実施例について述べてきたが、本発明は上述の実施例に限定されるものではなく、変形して実施することが可能である。例えば、上述の実施例では、X線CT装置によって収集された3次元的な画像情報に基づいて消化管画像データや血管分岐データを生成する場合について述べたが、MRI装置や超音波診断装置等の他の画像診断装置によって収集された画像情報に基づくものであっても構わない。又、画像診断装置によって収集されたボリュームデータに基づいて消化管画像データや血管分岐データを生成する場合について述べたが、所定間隔で生成された複数枚の2次元画像データに基づいて消化管画像データや血管分岐データを生成してもよい。
又、上述の実施例では、十二指腸を起始部とし結腸を終端部とする消化管について述べたが、これに限定されるものではなく、胃や直腸等の他の腹部臓器が含まれていても構わない。
更に、上述の実施例では、消化管の位置情報を検出するために消化管に対して芯線を設定する場合について述べたが、これに限定されない。又、体軸方向に垂直な2次元画像データの各々に示された消化管断面に対して複数の消化管代表点を設定し、これらの消化管代表点に基づいて消化管芯線を設定する場合について述べたが、他の方法によって消化管芯線を設定してもよい。
例えば、消化管起始部を基準として3次元の全角度方向に発生させた複数の単位ベクトルのうち消化管の内壁までの距離が最大となる方向の単位ベクトルを探索ベクトルとして選定し、次いで、この探索ベクトルに直交する消化管断面の重心位置を算出する。そして、前記探索ベクトルと前記消化管断面との交差位置が前記重心位置と一致するようにその方向が補正された探索ベクトルを前記重心位置において新たに設定し、補正後の探索ベクトルを用いて上述の手順を繰り返すことにより得られた消化管走行方向における複数の重心位置に基づいて消化管芯線を設定する。
一方、上述の実施例では、実走行表示モード及び腸間膜展開表示モードにおける消化管画像データと血管分岐データについて述べたが、図5に示すような方法により消化管画像データ及び血管分岐データの表示を行なってもよい。
1…画像情報保管部
2…芯線設定部
3…腸間膜動脈抽出部
4…分岐構造検出部
5…消化管対応部位推定部
6…画像断面設定部
7…画像データ生成部
8…血管分岐データ生成部
9…表示部
91…表示データ生成部
92…データ変換部
93…モニタ
10…入力部
101…表示モード選択機能
102…消化管代表点設定機能
103…腸間膜動脈起始部設定機能
104…画像断面指定機能
11…システム制御部
100…消化管画像表示装置

Claims (16)

  1. 画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
    前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出手段と、
    前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った第1の画像断面を設定する画像断面設定手段と、
    前記3次元的な画像情報から抽出した前記第1の画像断面の画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す第1の消化管画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記第1の消化管画像データを表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする消化管画像表示装置。
  2. 画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
    前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出手段と、
    前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った第1の画像断面を設定する画像断面設定手段と、
    前記3次元的な画像情報から抽出した前記第1の画像断面の画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す第1の消化管画像データを生成する画像データ生成手段と、
    前記腸間膜動脈の分岐構造を示す2分木データに基づいて血管分岐データを生成する血管分岐データ生成手段と、
    前記第1の消化管画像データに前記血管分岐データを重畳して表示する表示手段とを
    備えたことを特徴とする消化管画像表示装置。
  3. 前記位置情報検出手段は、前記3次元的な画像情報に基づいて前記消化管の起始部を起点とした消化管芯線を設定する芯線設定手段を備え、前記消化管芯線に基づいて前記消化管の位置情報を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した消化管画像表示装置。
  4. 分岐構造検出手段を備え、前記分岐構造検出手段は、前記腸間膜動脈抽出手段が前記3次元的な画像情報に基づいて抽出した前記腸間膜動脈の分岐構造を検出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した消化管画像表示装置。
  5. 前記腸間膜動脈の分岐構造における複数からなる前記末梢端点の各々に対応した前記消化管芯線上の消化管代表点を推定する消化管対応部位推定手段を備え、前記画像断面設定手段は、対応する前記末梢端点と前記消化管代表点に基づいて前記第1の画像断面を前記3次元的な画像情報に対して設定することを特徴とする請求項3記載の消化管画像表示装置。
  6. 前記画像診断装置により所定間隔で収集された2次元画像データの消化管断面に対して前記消化管起始部と複数からなる前記消化管代表点を設定する消化管代表点設定手段を備え、前記芯線設定手段は、前記消化管起始部を起点として前記消化管代表点を略最短経路で結ぶことにより前記消化管芯線を設定することを特徴とする請求項3記載の消化管画像表示装置。
  7. 前記3次元的な画像情報に対して前記腸間膜動脈の起始部を設定する腸間膜動脈起始部設定手段を備え、前記分岐構造検出手段は、前記腸間膜動脈の起始部を起点として前記腸間膜動脈の分岐点及び前記末梢端点を検出し、前記分岐点及び前記末梢端点に基づいて前記2分木データを形成することを特徴とする請求項4記載の消化管画像表示装置。
  8. 前記第1の消化管画像データに基づいて第2の画像断面の位置を指定する画像断面指定手段を備え、前記表示手段は、前記3次元的な画像情報から抽出した前記第2の画像断面における2次元的な画像情報に基づいて前記画像データ生成手段が生成した前記腸間膜動脈の横断面を示す第2の消化管画像データを前記第1の消化管画像データと共に表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した消化管画像表示装置。
  9. 前記画像データ生成手段は、前記3次元的な画像情報における消化管の位置情報が正確に反映された実走行表示モードにおける第1の消化管画像データ及び腸間膜を展開した腸間膜展開表示モードにおける第1の消化管画像データの少なくとも何れかを生成することを特徴とする請求項2記載の消化管画像表示装置。
  10. 前記血管分岐データ生成手段は、前記画像データ生成手段によって生成される前記第1の消化管画像データに対応させて前記実走行表示モードにおける血管分岐データ及び前記腸間膜展開表示モードにおける血管分岐データを生成することを特徴とする請求項9記載の消化管画像表示装置。
  11. 前記血管分岐データ生成手段は、前記実走行表示モードの血管分岐データを圧縮/伸張処理して前記腸間膜展開表示モードの血管分岐データを生成することを特徴とする請求項10記載の消化管画像表示装置。
  12. 前記表示手段は、前記実走行表示モードの血管分岐データが重畳された前記実走行表示モードの第1の消化管画像データと前記腸間膜展開表示モードの血管分岐データが重畳された前記腸間膜展開表示モードの第1の消化管画像データとを比較表示することを特徴とする請求項10記載の消化管画像表示装置。
  13. 血管分岐データが有する複数の血管枝の中から所望の血管枝を指定する血管枝指定手段を備え、前記表示手段は、前記血管枝指定手段が指定した前記腸間膜展開表示モードの血管分岐データにおける血管枝とこの血管枝に対応する前記実走行表示モードの血管分岐データにおける血管枝を強調表示することを特徴とする請求項12記載の消化管画像表示装置。
  14. 前記第1の消化管画像データに基づいて消化管走行方向に略垂直な第2の画像断面の位置を指定する画像断面指定手段を備え、前記表示装置は、前記消化管起始部に近い消化管が手前に表示されるように前記第1の消化管画像データを再構築し、前記消化管起始部から前記第2の画像断面に至る領域を非表示することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載した消化管画像表示装置。
  15. 画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像データに基づいて生成した消化管画像データを表示する消化管画像表示装置に対し、
    画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出機能と、
    前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出機能と、
    前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った画像断面を設定する画像断面設定機能と、
    前記3次元的な画像情報から抽出した前記画像断面の画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す消化管画像データを生成する画像データ生成機能と、
    前記消化管画像データを表示する表示機能を
    実行させることを特徴とする消化管画像データ表示用制御プログラム。
  16. 画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像データに基づいて生成した消化管画像データを表示する消化管画像表示装置に対し、
    画像診断装置によって収集された被検体の3次元的な画像情報に基づいて消化管の位置情報を検出する位置情報検出機能と、
    前記3次元的な画像情報に基づいて腸間膜動脈を抽出する腸間膜動脈抽出機能と、
    前記腸間膜動脈の末梢端点と前記消化管の位置情報に基づいて腸間膜に沿った画像断面を設定する画像断面設定機能と、
    前記3次元的な画像情報から抽出した前記画像断面における2次元的な画像情報に基づいて前記腸間膜動脈の縦断面を示す消化管画像データを生成する画像データ生成機能と、
    前記腸間膜動脈の分岐構造を示す2分木データに基づいて血管分岐データを生成する血管分岐データ生成機能と、
    前記消化管画像データに前記血管分岐データを重畳して表示する表示機能を
    実行させることを特徴とする消化管画像データ表示用制御プログラム。
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