JP5366573B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は、光源の強度を変更して調光する照明装置に関する。
近年、発光ダイオード(以下、LEDと記す)を光源とするLED照明装置が開発されており、LED照明装置の調光時のフリッカ(ちらつき)を低減することを目的としたLED照明装置の調光方法が提案されている。(例えば特許文献1)
特許文献1に記載の調光方法は、人間の目がLEDの出力としての強度が低強度時にフリッカを知覚し易いことに鑑みて為されたLED照明装置の調光方法であり、図9に示したのは、LEDを2つの強度間で非線形に遷移させるように出力を変更する調光方法の実施形態を示すグラフである。なお、グラフの縦軸はLEDの強度を示し、横軸は時間を示している。図9に示すように、前記調光方法は、時間t0に強度I0からLEDの出力の変更を開始し、時間t1に強度I1になるようにLEDの出力を変更して調光を終了する。一定の時間間隔内に変化させるLEDの強度の大きさを、LEDの強度がI0からI1に遷移させるにつれて、徐々に小さくなるようにしているので、人間の目にはフリッカが低減されているように知覚される。
特開2008−117773号公報
しかし、前記特許文献1に記載されている調光方法では、LEDの出力変更の開始時に依然としてフリッカが知覚されることが発明者らの実験により分かった。つまり、人間はLEDの出力を変更して強度が変化する際にフリッカを知覚し易いので、出力変更開始時に変化させるLEDの強度が大きい前記調光方法では、人間がフリッカを知覚することを解消することができないという問題があった。本願発明は、前記問題に鑑みて為されたものであり、光源の強度を変更して調光する際のフリッカをユーザーが知覚することを抑制したことを特徴とする照明装置を提供することを目的とする。
本発明の照明装置は、光源と、該光源の強度を制御する制御部とを備える照明装置であって、前記制御部は、前記光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更して制御する場合において、前記強度の変更の初期に、前記光源の強度の変更によって生じるフリッカを低減するための調整期間を設け、該調整期間における前記光源の強度の変化率を、前記調整期間後の前記光源の強度の変化率よりも小さくし、前記制御部は、前記光源の強度の変化率を段階的に大きくして、前記光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更して制御し、前記目標強度と前記現在強度との差に応じて、前記段階の段階数が調整されることを特徴とする。
本発明によれば、人間がフリッカを知覚し易い光源の強度の変更開始の初期に調整期間を設け、該調整期間における強度の変化率を調整期間後の変化率よりも小さく設定することにより、光源の変化させる強度の大きさを小さくできるので、ユーザーがフリッカを知覚することを抑制することが可能である。また、フリッカを知覚し易い強度の変更開始の初期に変化率を小さくして、ユーザーがフリッカを知覚することを抑制するとともに、フリッカを知覚し難い強度の変更継続中に変化率を大きくして、光源の強度を目標強度に迅速に設定することが可能となる。また、目標強度と現在強度の強度差の大小に関わらず、略一定の期間で調光が終了するので、調光に要する時間が異なることによる違和感をユーザーに与えることを抑制することが可能である。
本発明の照明装置は、さらに、前記目標強度と前記現在強度との差に関わらず、略一定期間で前記光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更して制御することを特徴とする。
本発明によれば、目標強度と現在強度の強度差の大小に関わらず、略一定の期間で調光が終了するので、調光に要する時間が異なることによる違和感をユーザーに与えることを抑制することが可能である。
本発明の照明装置は、さらに、前記光源の強度の単位強度あたりの変化時間を調整することにより前記変化率の調整をしたことを特徴とする。
本発明によれば、単位強度あたりの変化時間を調整することで変化率を調整することができるので、高性能の制御部(マイコン)を用いることなく、複数段階の変化率を設定することが可能である。
本発明の照明装置は、さらに、前記光源の強度を変更している途中に、新たな目標強度が設定された場合において、前記制御部は、前記新たな目標照度が設定された時点の変化率から、変化率を段階的に大きくして、前記光源の強度を前記新たな目標強度に変更して制御することを特徴とする。
本発明によれば、目標強度の変更があって新たに目標強度が設定されても、最も変化率が小さい1段階目の調光から繰返し複数段階で調光を行わずに、新たな目標強度が設定された時の変化率を基にして、段階的に変化率が大きくして調光を行うので、スムーズな調光が可能となる。
本発明の照明装置は、さらに、前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする。
本発明によれば、LED照明装置において、ユーザーがフリッカを知覚することを抑制することが可能である。
本願発明によれば、光源の強度を変更して調光する際のフリッカをユーザーが知覚することを抑制することが可能である。
実施の形態1のシーリングライトの光源の出力を変更した時の光源の強度の変化を示すグラフである。 実施の形態1のシーリングライトが設置された室内を示す概念図である。 実施の形態1のシーリングライトの構成を示すブロック図である。 強度差の大きさに応じて選択される調光パターンを示す表である。 実施の形態1のシーリングライトの光源の目標強度を調光の途中で変更した場合の光源の強度の変化を示すグラフである。 実施の形態1のシーリングライトの操作SWの入力を検出する制御フロー図である。 実施の形態1のシーリングライトのPWM出力を1変更する制御フロー図である。 実施の形態1のシーリングライトのPWM出力を1変更する制御フロー図である。 従来の調光方法の実施形態を示すグラフである。
以下、本発明に係る照明装置として、天井に設置されたシーリングライトの実施の形態について、図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1のシーリングライトの光源の出力を変更した時の光源の強度の変化を示すグラフである。図2は、実施の形態1のシーリングライトが設置された室内を示す概念図である。図3は、実施の形態1のシーリングライトの構成を示すブロック図である。
図2に示すように、室内の天井には室内全体を照明するシーリングライト1が設置されており、シーリングライト1は、ドーム形状のカバー2内部に光源としてのLEDモジュールを備えている。前記カバー2は、例えばポリカーボネートからなる乳白色の拡散部であり、LEDモジュールから出射された光を拡散することによって、室内全体を照明する。
また、室内の壁面には、シーリングライト1の電源のオン/オフの切り換えおよび光源の調光を行うための操作スイッチ3(以下、スイッチをSWと記す)が取付けられている。本実施の形態においては、操作SW3として、つまみ部4を回転させることにより、光源の強度を0%から100%までの範囲で選択可能とするロータリーSWを用いている。なお、操作SW3として、ロータリーSWに限定されず、つまみ部をスライドさせて光源の強度を選択可能とするスライドSWでもよく、他のタイプの操作SWでもよい。さらになお、選択できる光源の強度の範囲についても、0%から100%の範囲に限定されず、他の範囲であってもよい。また、光源の強度の一例として光源の輝度が用いられる。
また、シーリングライト1は、図3に示すように、外部から交流電圧の供給を受けて直流電圧に変換する電源回路5と、該電源回路5から供給される直流電圧で駆動される光源としてのLEDモジュール6と、該LEDモジュール6の出力である強度を制御する制御装置7と、ユーザーがシーリングライト1を操作するための操作SW3を有するインターフェイス部8とから構成される。
さらに、制御装置7は、電源回路5から供給される直流電圧を変圧して制御用マイコン10を駆動する制御電源供給回路9と、操作SW3から入力される光源の強度のレベルに応じてLEDモジュール6の出力を決定して制御信号を送信する制御部としての制御用マイコン10と、制御用マイコン10からの制御信号に応じてLEDモジュール6をPWM(Pulse Width Modulation)制御するスイッチング回路としてのPWM制御FETスイッチ11と、操作SW3により選択された光源の強度のレベルについての操作SW入力信号を制御用マイコン10に送信する操作SW入力部12とから構成される。
次に、シーリングライト1の光源の強度を変更する制御について、図1を用いて詳細に説明する。
図1のグラフの縦軸は光源であるLEDモジュールの強度(%)を示し、グラフの横軸は時間(単位はミリ秒(msec))を示している。また、グラフに描かれている3本の折れ線グラフは、それぞれ、菱形の記号で示したグラフが0%(現在強度)から23%(目標強度)まで光源の強度を変更させた調光制御(以下、調光1と記す)を示し、四角の記号で記したグラフが0%(現在強度)から9%(目標強度)まで光源の強度を変更させた調光制御(以下、調光2と記す)を示し、三角の記号で記したグラフが0%(現在強度)から4%(目標強度)まで光源の強度を変更させた調光制御(以下、調光3と記す)を示す。
なお、本明細書において、現在強度とはユーザーが操作SW3を用いて光源の強度の変更を開始した開始時の光源の強度を示し、目標強度とは操作SW3を用いてユーザーが設定した光源の強度を示す。
まず、調光1について説明する。
調光1は、光源の現在強度0%を目標強度23%に出力を変更して調光を行う場合である。この場合、目標強度と現在強度の差(以下、強度差と記す)は23%であり、次に説明する調光2または調光3の強度差よりも大きい。
調光1においては、変化率がそれぞれ異なる4段階の調光を行うことによって、現在強度から目標強度に出力を変更して調光を行う。つまり、0%から1%までの段階、1%から2%までの段階、2%から3%までの段階および3%から23%までの段階において、それぞれの変化率が異なり、変化率は除々に大きくなるように設定している。より具体的に説明すると、0%から1%の段階では、1%を変更するのに要する時間が略160msecであるので変化率は1/160(%/msec)となり、1%から2%の段階では、1%を変更するのに要する時間が略40msecであるので変化率は1/40(%/msec)となり、2%から3%の段階では、1%を変更するのに要する時間が略10msecであるので変化率は1/10(%/msec)となり、3%から23%の段階では、20%を変更するのに要する時間は略50msecであるので変化率は2/5(%/msec)となる。
なお、ここで変化率とは、単位時間(1msec)あたりに変更する光源の強度の大きさ(%)である。本実施の形態においては、光源の強度の変更を一定の単位出力(1%)ずつ増加または減少させて行うので、単位出力である1%を増加または減少させる時間に依存して変化率が決定される。つまり、単位出力を変更させる時間が長ければ変化率は小さくなり、単位出力を変更させる時間が短ければ変化率は大きくなる。
次に、調光2について説明する。
調光2は、光源の現在強度0%を目標強度9%に出力を変更して調光を行う場合である。この場合、目標強度と現在強度の差である強度差は9%であり、調光1の強度差よりも小さく、次に説明する調光3の強度差よりも大きい。
調光2においては、変化率がそれぞれ異なる3段階の調光を行うことによって、現在強度から目標強度に出力を変更して調光を行う。つまり、0%から1%までの段階、1%から2%までの段階および2%から9%までの段階において、それぞれの変化率が異なり、変化率は除々に大きくなるように設定している。より具体的に説明すると、0%から1%の段階では、1%を変更するのに要する時間が略160msecであるので変化率は1/160(%/msec)となり、1%から2%の段階では、1%を変更するのに要する時間が略40msecであるので変化率は1/40(%/msec)となり、2%から9%の段階では、7%を変更するのに要する時間が略70msecであるので変化率は1/7(%/msec)となる。
最後に、調光3について説明する。
調光3は、光源の現在強度0%を目標強度4%に出力を変更して調光を行う場合である。この場合、目標強度と現在強度の差である強度差は4%であり、調光1または調光2の強度差よりも小さい。
調光3においては、変化率がそれぞれ異なる2段階の調光を行うことによって、現在強度から目標強度に出力を変更して調光を行う。つまり、0%から1%までの段階および1%から4%までの段階において、それぞれの変化率が異なり、変化率は除々に大きくなるように設定している。より具体的に説明すると、0%から1%の段階では、1%を変更するのに要する時間が略160msecであるので変化率は1/160(%/msec)となり、1%から4%の段階では、3%を変更するのに要する時間が略120msecであるので変化率は1/40(%/msec)となる。
以上、調光1から調光3までの何れの調光においても、現在強度から目標強度に出力を変更する間に変化率がそれぞれ異なる複数段階の調光を有している。また、その複数段階の調光は、変化率が除々に大きくなるようにしてある。特に、調光の開始時である初期は、変化率が最も小さい1/160(%/msec)で一定である。
このように調光開始時の初期の期間を調整期間として、調整期間の変化率を最も小さくして、調整期間後の変化率よりも小さくすることにより、ユーザーが光源の出力の変更によって生じるフリッカを知覚することを抑制することが可能となる。これは、人間の目が出力の変更開始時にフリッカを知覚し易いからである。また、変化率を除々に段階的に大きくすることにより、ユーザーの目を光源の出力の変更に自然になれさせることができ、フリッカを知覚することを抑制することができる。なお、本実施の形態においては、調光1が行われる初期の期間(略160msec)を調整期間としているが、この期間の長さは一例である。
さらに、調光1から調光3の何れの調光においても、強度の変更の開始から終了までの時間が260msecから280msecで略一定になるように設定してある。従って、強度差の大小に関わらず、略一定の期間で調光が終了するので、調光に要する時間が異なることによる違和感をユーザーに与えることを抑制することも可能である。
なお、本実施の形態においては、現在強度と目標強度から強度差を算出し、その強度差の大きさに応じて、調光の段階の段階数が調整して決定されている。本実施形態では、強度差が7%以下であれば2段階の調光段階で調光を行い、強度差が8%以上21%以下であれば3段階の調光段階で調光を行い、強度差が22%以上であれば4段階の調光段階で調光を行う。強度差に応じて、調光段階を適宜調整することにより、出力の変更の開始から終了までの時間を略一定にすることできるので、上述の効果を奏することが可能となる。なお、この強度差と調光パターンの関係については、図4の表に示して整理しておく。
また、強度差が最大になった場合でも、調光の段階の段階数を調整することによって、略600msecまでに調光は完了するように、変化率(または単位強度を変更する変化時間)が設定されている。また、強度差が小さい場合でも、略200msec程度で調光は完了する。これは、実験により、ユーザーが操作SWを用いて調光を行った場合、強度の設定に略200msecから略600msec程度かかることが分かったので、その時間に合わせて設定されている。
図4は、強度差の大きさに応じて選択される調光パターンを示す表である。
強度差が7%以下であれば、調光パターン1が選択され、1%変化するまでは調光テーブル1に従ってPWM出力値を1ずつ変更し、目標強度までの残りを調光テーブル2に従ってPWM出力値を1ずつ変更する。
また、強度差が8%以上21%以下であれば、調光パターン2が選択され、1%変化するまでは調光テーブル1に従ってPWM出力値を1ずつ変更し、その後2%変化するまでは調光テーブル2に従ってPWM出力値を1ずつ変更し、目標強度までの残りを調光テーブル3に従ってPWM出力値を1ずつ変更する。
さらにまた、強度差が22%以下であれば、調光パターン3が選択され、1%変化するまでは調光テーブル1に従ってPWM出力値を1ずつ変更し、その後2%変化するまでは調光テーブル2に従ってPWM出力値を1ずつ変更し、その後3%変化するまでは調光テーブル3に従ってPWM出力値を1ずつ変更し、目標強度までの残りを調光テーブル4に従ってPWM出力値を1ずつ変更する。
ここでPWM出力値とは、単位強度をさらに分割した微小な中間値の強度を実現するためのPWMの出力値であり、中間値の強度を用いて単位強度間を変化させることにより、光源の出力の変化を滑らかにすることができる。なお、調光テーブルとは、PWM出力値を1変化させるために用いるPWM出力データであり、調光テーブル1、調光テーブル2、調光テーブル3、調光テーブル4の順により微小に中間値の強度を実現することができる。
図5は、シーリングライトの光源の目標強度を調光の途中で変更した場合の光源の強度の変化を示すグラフである。
図5のグラフは、図1のグラフと同様に、縦軸は光源であるLEDモジュールの強度(%)を示し、グラフの横軸は時間(単位はミリ秒(msec))を示している。また、グラフに描かれている2本の折れ線グラフは、四角の記号で記したグラフが、目標強度の変更をせずに0%(現在強度)から38%(目標強度)まで出力を変更させた調光制御(以下、調光4と記す)を示し、菱形の記号で記したグラフが、目標強度の変更を調光の途中で行って0%(現在強度)から38%(目標強度)まで出力を変更させた調光制御(以下、調光5と記す)を示す。
まず、目標強度を変更しない調光4について説明する。
調光4は、光源の現在強度0%に対し目標強度が38%であるので、強度差が38%となり、22%よりも大きい。従って、調光パターン3の4段階の調光を行って、光源の出力の変更を行う。調光の変更は、図5に示すように、光源の強度が、0%から1%の段階、1%から2%までの段階、2%から3%までの段階および3%から38%までの段階で、単位強度を増加させる時間を徐々に短くして変化率が徐々に大きくなるようにして行う。この調光は、調光1と同様である。
次に、目標強度を変更する調光5について説明する。
本実施の形態では、操作SWによる目標強度の入力値の読み込みを断続的に行うようにしており、一旦目標強度が決定されて出力の変更が開始した後でも、操作SWにより目標強度が変更されると、その変更を読み取って認識することが可能である。
調光5は、最初に目標強度が4%に設定された後、光源の強度が4%に変更された時点で16%に設定され、さらにその後に光源の強度が13%に変更された時点で38%に設定された場合である。
まず、最初の強度差が4%であるので調光パターン1が選択されて2段階の調光が行われる。次に、光源の出力が4%の時点で目標出力が16%に再設定されると、調光差が12%(16%−4%)となり、調光パターン3が選択されて3段階の調光に変更が行われる。しかしここで、既に4%に出力を変更する段階で2段階目の2番目に変化率が小さい調光テーブル2を用いた調光が既に行われているので、次は3段階目の3番目に調光率が小さい調光テーブル3を用いた調光で出力の変更が行われる。
さらに、光源の強度が13%に変更された時点で、目標強度が38%に再設定されると、強度差が25%になるので、4段階の調光の変更に移行する。また、既に13%に出力を変更する段階で3段階目の3番目に変化率が小さい調光テーブル3を用いた調光が既に行われているので、次は4段階目の変化率が最も大きい調光テーブル4を用いた調光で出力の変更が行われる。
よって、図5に示すように、目標強度の変更が為されない場合に比べて、途中で目標強度が変更された場合の方が出力の変更に要する時間が長くなるが、操作SW3を用いて目標強度の設定に時間を費やしているので、操作終了から調光終了までの時間がほぼ合致し、調光に要する時間が異なることによる違和感をユーザーに与えることを抑制することができる。また、目標強度の変更があった後に、最も変化率が小さい1段階目の調光から繰返し複数段階で調光を行わずに、次に変化率が大きい調光に移行して出力の変更を行うので、スムーズな調光が可能となる。
次に、実施の形態1のシーリングライトの制御フローを説明する。
図6は、実施の形態1のシーリングライトの操作SWの入力を検出する制御フロー図である。図7および図8は、実施の形態1のシーリングライトのPWM出力を1変更する制御フロー図である。
図6の制御フローは、シーリングライト1の電源がオンの状態である間、下記図7および図8の制御フローと並行して、1msec毎に継続して実行する。操作SW3の入力強度は10msec毎に確定する。そこでまず、新しく操作SW3の入力強度(SW_NEW)が確定しているかどうかを判断する(S1)。新しい操作SW3の入力強度が確定していると判断すると、前回にLED出力値として採用した時のSW入力強度(SW_BK)との差(強度差)となる値(SW_D)を算出する(S2)。なお、新しい操作SW入力強度が確定していないと判断すると、操作SW3の入力を検出する制御フローを終了する(RETURN)。
次に、目標強度の差(SW_D)が所定の閾値(HS)より大きいかどうかを判断する(S3)。目標強度の差(SW_D)が閾値(HS)より大きければ、新規の目標強度(SW_NEW)に対応する光源のPWM出力値(PWM_NEW)を算出し(S4)、目標強度(SD_BK)に新規目標強度(SW_NEW)を入力して更新する(S5)。また、目標強度の差(SW_D)が閾値(HS)より小さければ、操作SW3の入力を検出する制御フローを終了する(RETURN)。
次に、算出した光源のPWM出力値(PWM_NEW)が、今回の操作SW3による入力前に算出されたPWM出力値(PWM_BK)と異なり、かつ「LED出力変更要」のフラグがクリアであれば(S6でYと判断)、算出されたPWM出力値(PWM_NEW)をPWM出力値(PWM_BK)に入力して更新し、調光テーブルを調光テーブル1に設定して(S7)、操作SWの入力を検出する制御フローを終了する(RETURN)。なお、上記何れかの条件を満たさなければ、操作SW3の入力を検出する制御フローを終了する(RETURN)。
図7および図8の制御フローは、シーリングライト1の電源がオンの状態である間、上記図6の制御フローを並行して、制御フローの実行間隔より短い100μsec毎に継続して実行する。図7および図8の制御フローは、操作SWにより新規の目標強度の入力があり、光源を新たな強度に出力を変更するためにPWM出力値を1ずつ変更するための制御フローである。
図7および図8の制御フローは、PWM出力値を1ずつ変更するための制御フローを2つの制御フローに分割したものであり、図7の制御フローは、PWM出力値を1ずつ上げる際の調光テーブルの設定に関する制御フローであり、図8の制御フローは、強度差に応じて調光パターンを選択する制御フローである。
図7および図8の制御フローについて、図6で新たに目標強度の設定がされた(S7)と仮定して説明する。
まず、「LED出力変更中」のフラグがセットされているかどうかを判断する(S8)。最初にこの制御フローが実行された時は、「LED出力変更中」のフラグはクリアなので、図8の制御フローに移行する。従って、次に「LED出力変更要」のフラグがセットされており、かつ「LED出力変更中」のフラグがクリアであるかを判断する(S29)。上述した通り、S7にて「LED出力変更要」のフラグがセットされ、「LED出力変更中」のフラグはクリアであるので、S29の条件でYESと判断され、S30のフローに移行する。次に、PWM出力値(PWM_BK)が新規に算出されたPWM出力値(PWM_NEW)と同一かどうかを判断する。同一であれば、S32のフローに移行し、異なっていれば、PWM出力値(PWM_BK)に新規に算出したPWM出力値(PWM_NEW)を入力して更新する。
次に、現在のPWM出力値(PWM_NOW)と目標強度に対応するPWM出力値(PWM_NEW)が同一かどうかを判断する(S32)。同一であれば、PWM出力値を変更する必要がないので、「LED出力変更要」のフラグをクリアして(S33)、図7および図8の制御フローを終了する(RETURN)。さらに、S32で同一でないと判断されれば、目標強度に対応するPWM出力値と現在強度に対応するPWM出力値の差(PWM_I)を算出する(S34)。
調光テーブル2または調光テーブル3であれば(S35またはS41)、算出した差に応じて(S36、S38またはS42)、調光パターンが選択される(S37、S39、S40またはS43)。本実施形態では、差(PWM_I)が、7以下の範囲、8から21の範囲または22以上の範囲かどうかで、調光パターンを選択しているが、この範囲の区別は一例である。
なお、PWM出力値の差(PWM_I)ではなく、目標強度と現在強度の差(SW_D)を用いて、調光パターンの選定を行っても構わない。上記図1および図5の説明においては、こちらを採用したものとして述べた。
調光パターンが選定されると、次に、「LED出力変更中」のフラグをセットして(S44)、LED出力を変更した(S45)後に、図7および図8の制御フローを終了する(RETURN)。
その後、100μsec後に再び図7および図8の制御フローを開始する。今回は最初にこの制御フローを実行した時にと異なって、「LED出力変更中」のフラグがセットされているので、現在の調光テーブルに応じて、PWM出力値を変更する。
まず、調光テーブルを判断して(S9、S13、S17またはS23)、調光テーブルに応じてPWM出力値を変更する(S10、S14、S18またはS24)。次に、それぞれの調光テーブル毎に決められた変更処理回数に達したかどうかを判断する(S11、S15、S19またはS25)。変更処理回数は、調光テーブル1は1600回、調光テーブル2は400回、調光テーブル3は100回、調光テーブル4は25回であり、この回数により、光源の強度が1%変更される時間を規定される。
変更処理回数に達していれば、「LED出力変更中」のフラグクリアした上で(S12、S16、S20またはS26)、調光パターンに応じて(S21、S27)、調光テーブルが再設定される(S16、S22またはS28)。
変更処理回数に達していなければ、調光テーブルの再設定を行わずに、図8の制御フローに進む。この場合、図8ではS29でNO判定となるので、PWM出力値変更(S45)を行い制御フローを終了する(RETURN)。
上述したように、図7および図8の制御フローを実行することにより、現在強度のPWM出力値(PWM_NOW)から目標強度のPWM出力値(PWM_NEW)に変更することにより、光源の出力を変更して調光が為される。
以上の実施の形態の説明において、単位強度を変更させる変化時間の長さを調整して変化率を可変としているが、単位時間あたりに変更させる光源の強度の大きさを調整して変化率を可変としていてもよい。つまり、光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更する初期に調整期間を設け、調整期間の変化率がその後の変化率よりも小さいように設定しておけば、上述の効果を得ることが可能である。
また、以上の実施の形態の説明において、光源としてLEDモジュールを例示して説明したが、これに限定されず、蛍光灯、白熱電球、有機EL(Elctro‐Luminescence)等の他の光源であってもよい。
また、以上の実施の形態の説明において、照明装置としてシーリングライトを例示したが、これに限定されず、スタンド照明や他のタイプの照明装置であってもよい。
1 照明装置(シーリングライト)
3 操作スイッチ
4 つまみ部
5 電源回路
6 光源
7 制御装置
8 インターフェイス部
10 制御用マイコン

Claims (5)

  1. 光源と、該光源の強度を制御する制御部とを備える照明装置であって、
    前記制御部は、前記光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更して制御する場合において、前記強度の変更の初期に、前記光源の強度の変更によって生じるフリッカを低減するための調整期間を設け、該調整期間における前記光源の強度の変化率を、前記調整期間後の前記光源の強度の変化率よりも小さくし、前記制御部は、前記光源の強度の変化率を段階的に大きくして、前記光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更して制御し、前記目標強度と前記現在強度との差に応じて、前記段階の段階数が調整されることを特徴とする照明装置。
  2. 前記目標強度と前記現在強度との差に関わらず、略一定期間で前記光源の強度を現在強度から所定の目標強度に変更して制御することを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記光源の強度の単位強度あたりの変化時間を調整することにより前記変化率の調整をしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明装置。
  4. 前記光源の強度を変更している途中に、新たな目標強度が設定された場合において、
    前記制御部は、前記新たな目標照度が設定された時点の変化率から、変化率を段階的に大きくして、前記光源の強度を前記新たな目標強度に変更して制御することを特徴とする請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の照明装置。
  5. 前記光源は発光ダイオードであることを特徴とする請求項1から請求項までの何れか1項に記載の照明装置。
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