JP5365874B2 - Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法 - Google Patents

Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5365874B2
JP5365874B2 JP2010042766A JP2010042766A JP5365874B2 JP 5365874 B2 JP5365874 B2 JP 5365874B2 JP 2010042766 A JP2010042766 A JP 2010042766A JP 2010042766 A JP2010042766 A JP 2010042766A JP 5365874 B2 JP5365874 B2 JP 5365874B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frame
saving mode
home
onu
power saving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010042766A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011182098A (ja
Inventor
文雄 大道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2010042766A priority Critical patent/JP5365874B2/ja
Publication of JP2011182098A publication Critical patent/JP2011182098A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5365874B2 publication Critical patent/JP5365874B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Small-Scale Networks (AREA)

Description

本発明は、PON(Passive Optical Network)技術を使用した光アクセスネットワークにおける、宅側装置ONUの省電力化に関するものである。
局側装置OLT(Optical Line Terminal:光加入者線端局装置)と、複数の宅側装置ONU(Optical Network Unit:光加入者線終端装置)との間を、光データ通信ネットワークを使って双方向通信するシステムが知られている。
特に、局側装置OLTと各宅側装置ONUとの間を、それぞれ1本の光ファイバで放射状に結ぶ(Single Star)ネットワーク構成が実用化されている。このネットワーク構成では、システム及び機器構成は簡単になるが、1つの宅側装置ONUが一本の光ファイバを占有し、宅側装置ONU数がN局あれば、局側装置OLTから直接接続される光ファイバがN本必要となり、システムの低価格化を図るのが困難である。
そこで、局側装置OLTから引かれる1本の光ファイバを、複数の宅側装置ONUで共有するPON(Passive Optical Network)光通信システムが実用化されている。PON光通信システムは、FTTH(Fiber To The Home)やFTTB(Fiber To The Building)などのFTTxに適用されてきた低価格の光加入者用アクセス方式の1つである。
PON光通信システムでは、特に外部からの電源供給を必要とせず入力された信号から受動的(Passive)に信号を分岐・多重する受動型光分岐器(光カプラ)を介して、一つの局側装置OLTと複数の宅側装置ONUが光伝送路で接続される。局側装置OLTとN局の宅側装置ONUとは、光ファイバSMF及び光カプラOCを介して接続された1対Nの伝送を基本としている。これにより、1つの局側装置OLTに対して、多くの宅側装置ONUを割り当てることができ、全体的な設備コストを抑えることができる。
また、PON光通信システムでは、局側装置OLTと宅側装置ONUとの間で伝送される光信号は、通常、誤り訂正用のパリティが含まれるFEC(Forward Error Collection)フレームによって構成されている。局側装置OLT及び宅側装置ONUは、それぞれ受信された光信号に含まれる誤り訂正用のパリティを用いて、誤り訂正符号付きフレーム単位で、当該誤り訂正符号付きフレームのデータの誤り訂正・復号を行っている。
ところで、宅側装置ONUは通常各加入者宅に設置されているが、近年、加入者宅での低消費電力化のニーズが高まっている。
このため、局側装置OLTとの接続が確立されていないときには、宅側装置ONUを定常動作状態から解除して、無駄な電力を消費しないようにする技術が提案されている。すなわち、宅側装置ONUにおいて、光信号の入力の有無、局側装置OLTとの間で論理リンクが確立されているか否か、下位のコンピュータとの接続の有無を判定して、判定結果に基づいて宅側装置ONUの一部機器の消費電力を抑制する技術である。
特開2007-104571号公報
ところが、前記従来の消費電力の抑制技術では、光通信システム通常使用時の消費電力の削減が有効にできない。なぜなら、PON光通信システムの宅側装置ONUでは、局側装置OLTから当該宅側装置ONU宛の情報が伝送されてこない状態でも、光信号そのものは常時入力されており、論理リンクも確立されており、下位のコンピュータとは接続中の状態である。したがって、宅側装置ONUの一部機器の消費電力を抑制する機会は限られてしまう。
そこで本発明者は、局側装置OLTから当該宅側装置ONU宛の情報を格納する下りバッファの状態を考慮して、当該宅側装置ONUに省電力モード設定フレームを送付するかどうかを決め、もって低消費電力化を実現することを考えた。このため、局側装置OLTから当該宅側装置ONU宛の情報が下りバッファに存在するかどうかを判別する仕組みを作ることとした。
しかし、実際のPONネットワークでは、複数の宅側装置ONU宛に映像などの情報を送信するマルチキャストフレームがある。このマルチキャストフレームは、1つ1つの宅側装置ONU宛に個別に情報を送信するユニキャストフレームとは違うフレームであり、情報を格納するバッファも異なるものである。従ってマルチキャスト通信を行う場合には、当該宅側装置ONU宛の個別の情報が存在しなくても、送信すべきマルチキャストの情報がある場合がある。
そこで本発明は、ユニキャスト用のバッファの状態とともにマルチキャスト用のバッファの状態も考慮して、宅側装置ONUに省電力モード設定フレームを送付することによって、PON光通信システム、局側装置OLT、宅側装置ONU及び消費電力制御方法を提供することを目的とする。
本項において、語句の後の数字や英文字は後述する発明の実施の形態における対応構成要素の参照符号を表すものであるが、これらの参照符号により特許請求の範囲を限定する趣旨ではない。
本発明のPON光通信システムは、局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うものであって、局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONU宛に順次送信するユニキャストフレームとマルチキャストフレームとを蓄積する下りバッファ部13と、省電力モード制御部16とを有している。
省電力モード制御部16は、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視し、下りバッファ部13の中の送信するユニキャストフレームが空であってマルチキャストフレームを受信していない宅側装置ONUに対して、省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信する。省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユニキャストフレームが空であってもマルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUに対しては、省電力モード設定フレームを送信しないで、マルチキャストフレームのデータを送信する。
宅側装置ONUのPON受信部2は、局側装置OLTから受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、フレーム解析部は、省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間TPSにわたって当該PON受信部2を省電力モードに設定する。
この構成では、局側装置OLTは、送信するユニキャストデータのない宅側装置ONUに対して、原則として、省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信する。自局宛の省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUは、指定された省電力モード時間TPSにわたって、自局のPON受信部2を省電力モードに設定することができる。そして省電力モード時間TPSが終了し、次に局側装置OLTから通信開始フレームが来たときには、その通信開始フレーム及びそれに続くフレームを受信し解析することができる。
ところが上述したPON光通信システムにおいて、マルチキャストフレームを受信している宅側装置ONUに対しては、送信するユニキャストデータがなくても、システム側では、マルチキャストサービスを提供しなければならない。そこで、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視して、どの宅側装置ONUがマルチキャストフレームを受信しているかあるいは受信したいかを把握し、当該宅側装置ONUに対して、マルチキャストデータを送信することとした。
これにより、送信すべきユニキャストデータのない宅側装置ONUが宛先に含まれる場合でも、マルチキャスト送信を遅らせることなく実施することができる。またマルチキャスト通信の対象とならない宅側装置ONUについては、省電力モードの設定が可能になる。
本発明において、局側装置OLTから宅側装置ONUに誤り訂正符号付きフレームが光伝送され、宅側装置ONUのフレーム解析部が、当該誤り訂正符号付きフレームの誤りを訂正する誤り訂正フレーム復号部24を有する場合、誤り訂正フレーム復号部24を停止させることとすれば、省電力効果が大きい。
なお、前記省電力モード時間を、当該宅側装置ONUに所定の下り制御フレームを送信してから他の宅側装置ONUに順次送信して当該宅側装置ONUに前記下り制御フレームを送信するまでの一巡時間よりも短い時間に設定してもよい。このように設定すれば、局側装置OLTは、前記一巡時間が経過した後、当該宅側装置ONUに、通信開始フレームを送ることができる。
本発明のPON(Passive Optical Network)光通信システムに用いられる局側装置OLTの送信部1は、各宅側装置ONUに順次送信するユニキャストフレームと、マルチキャストフレームとを蓄積する下りバッファ部13と、省電力モード制御部16とを有し、省電力モード制御部16は、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視し、下りバッファ部13の中の送信するユニキャストフレームが空であってマルチキャストフレームを受信していない宅側装置ONUに対して、省電力モード時間TPSを記述した省電力モード設定フレームを送信し、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13の中の送信するユニキャストフレームが空であってもマルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUに対しては、省電力モード設定フレームを送信しないで、マルチキャストフレームのデータを送信するものである。
この局側装置OLTによれば、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視して、どの宅側装置ONUがマルチキャストフレームを受信しているか、あるいは受信したいかを把握し、当該宅側装置ONUに対して、マルチキャストデータを送信することができる。
また、本発明の光通信における消費電力制御方法は、前記PON光通信システムの発明と実質的に同一の発明に係る方法の発明である。
以上のように本発明によれば、宅側装置ONUに送信するユーザデータのないときに、当該宅側装置ONUを省電力モードに設定することが出来るとともに、送信するユニキャストデータがなくてもマルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUに対しては、省電力モード設定に設定しないで、マルチキャストフレームのデータを送信することが出来るので、消費電力の節約とサービスの低下防止とを両方満たすことが出来る。
局側装置OLTと複数の宅側装置ONUとの間を、光カプラを介して光ファイバで接続したPON光通信システムの構成例を示す概略図である。 局側装置OLTの内部構成を示すブロック図である。 省電力モード制御部16の処理を示すフローチャートである。 省電力モード設定フレームの一例を示す図である。 局側装置OLTからのマルチキャストフレーム及び省電力モード設定フレームの送信の流れを示す図であり、宅側装置ONUi宛キューにデータがなく、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が0の場合を表わす。 局側装置OLTからのマルチキャストフレーム及び省電力モード設定フレームの送信の流れを示す図であり、宅側装置ONUi宛キューにデータがなく、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が1以上の場合を表わす。 局側装置OLTからのマルチキャストフレーム及び省電力モード設定フレームの送信の流れを示す図であり、宅側装置ONUi宛キューにデータがあり、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が0の場合を表わす。 局側装置OLTからのマルチキャストフレーム及び省電力モード設定フレームの送信の流れを示す図であり、宅側装置ONUi宛キューにデータがあり、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が1以上の場合を表わす。 宅側装置ONUのPON受信部2のブロック図である。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、PON光通信システムの構成例を示す概略図である。
PON光通信システムは、局舎に備えられる局側装置OLTと複数の加入者に備えられる宅側装置ONUとが、光ファイバSMF及び光カプラOCを介して接続されている。
宅側装置ONUは、加入者宅内に設置されるパーソナルコンピュータなどの光ネットワークサービスを享受するための端末を接続するネットワークインタフェースを備えている。
光カプラOCは、特に外部からの電源供給を必要とせず入力された信号から受動的に信号を分岐・多重するスターカプラで構成されている。
局側装置OLT及び光カプラOC、光カプラOC及び宅側装置ONUに接続されている光ファイバは、それぞれ1本の光ファイバSMFからなるシングルモードファイバを用いている。つまり、1台の局側装置OLTは、1本の幹線光ファイバSMFを通して1台の光カプラOCに接続されている。そして、1台の光カプラOCは、必要であればM台の第2の光カプラOC(Mは、この例では1の数)と光ファイバSMFで接続している。そして、第2の光カプラOCは、L台(Lは、この例では32以下の数)の宅側装置ONUと、支線光ファイバSMFで接続されている。よって、1局の局側装置OLTが送受する信号は、2段の光カプラOCによって、複数台の宅側装置ONUに分配される。なお、光カプラOCや宅側装置ONUの台数は例示であるにすぎない。
本発明の実施形態の光通信システムは、前記PON光通信システムに、イーサネット(イーサネット(Ethernet)は、登録商標である)の技術を取り込み、Gbps台のベースバンド速度で光ファイバのアクセス区間通信を実現するGE−PON(Gigabit Ethernet-Passive Optical Network)方式若しくは10G−EPON方式を採用している。
前記GE−PON方式若しくは10G−EPON方式に従えば、局側装置OLT及び宅側装置ONUの相互の通信は、可変長なフレームを単位として行われる。
まず、上位のネットワークから放送形態で各局側装置OLTに入ってくる下りフレームは、局側装置OLTにおいて所定の処理が行われ、中継されるべき論理リンク(MPCPリンクという)が特定される。そして、局側装置OLTを通して、光信号として光ファイバSMFに送信される。光ファイバSMFに送信させた光信号は、光カプラOCで分岐され、光カプラOCにつながる宅側装置ONUに送信されるが、当該MPCPリンクを構成する宅側装置ONUのみが所定の下りフレームを取り込み、フレームの宛先アドレスに基づき、フレームを宅内ネットワークインタフェースに中継する。
一方、上り光信号には、それぞれの宅側装置ONUからの上りフレームが含まれている。上り光信号は、それぞれの宅側装置ONUからの光信号どうしが互いに時間的に競合しないように送信される必要がある。そのために、局側装置OLTは、各宅側装置ONUに対して上り光信号を送信してもよい期間ウインドウ(以下、単にウインドウという)を割り当て、上り帯域割当用制御フレームとして通知する。ウインドウを割り当てられた宅側装置ONUは、その割り当てられたウインドウ期間に上り光信号を送信する。この上り光信号を「バースト光信号」という。バースト光信号は、各宅側装置ONUから送信され、ベースバンド信号で発光状態を変化させた、有限時間の光信号列である。
したがって、各宅側装置ONU間の上り光信号の競合は回避される。各宅側装置ONUは、あるウインドウが与えられたとき、そのウインドウに収まる限りフレームを連続して送信してよい。そして、局側装置OLTは、各宅側装置ONUからの一連のフレーム信号を含んだバースト光信号を受信することができる。
図2は、局側装置OLTの内部構成を示すブロック図であり、局側装置OLTから宅側装置ONUへの送信部及び受信部を図示している。
送信部(下段)は、インターネットなど上位ネットワークからの下りイーサネットフレーム(以下単に「フレーム」という)を入力する下り受信部11と、下り受信部11によって取得されたフレームのVID値、宛先アドレスなどから1つの宅側装置ONU宛のユニキャストフレームか、複数の宅側装置ONU宛のマルチキャストフレームかの識別を行い、下りバッファ部13のどのキュー(FIFO(First In First Out)で構成されたメモリのことを言う)に蓄積するかを決定するフレーム振り分け処理部12と、フレーム振り分け処理部12によって振り分けられたフレームを蓄積する下りバッファ部13とを有する。
受信部(上段)は、宅側装置ONUからの上りフレームを受信する上り受信部31と、上りフレームに含まれるマルチキャスト制御フレームを取り出す上りフレーム監視部32と、上りフレームを蓄積する上りバッファ部33と、蓄積された上りフレームをインターネットなど上位ネットワークに送出する上り送信部34とを有する。
本実施例では、下りバッファ部13は、各宅側装置ONUに共通な1つの制御フレーム用キュー(図示せず)と、各宅側装置ONUに対応するユニキャストフレーム用キューと、所定数のマルチキャスト用キューを持つ。図2では、例えば宅側装置ONUiに対応するユニキャストフレーム用キューを「ONUi宛キュー」と表示している。ユニキャストフレーム用キューの数は、システムに接続し得る宅側装置ONUの数N又はそれ以上となっている。また下りバッファ部13において、マルチキャストフレームを格納するマルチキャスト用キューの数は1つ表示されているが、本来マルチキャスト・コンテンツを提供するためのチャンネル数に応じて用意されるものであり、1つに限定されるものではない。
マルチキャストフレームを送るスロットは特に固定されていない。通常、任意のタイミングで、マルチキャストフレームを送信することができる。マルチキャストフレームは、ユニキャストフレームと同じ光波長で、TDM方式で送信される。
送信部は、マルチキャスト制御部35、スケジューリング処理部15、省電力モード制御部16、省電力モード設定フレーム送信要求部17、及び下り送信部18を有する。
マルチキャスト制御部35は、各宅側装置ONUが視聴中のチャンネル数を管理する。このためマルチキャスト制御フレームを処理する。ここでマルチキャスト制御フレームとは、宅側装置ONUから送られてくる、視聴したい、若しくは視聴しているコンテンツに関するリクエストを記述したフレームを言う。リクエストには、コンテンツを視聴したい旨の視聴リクエストと、視聴を中止又は終了する旨の離脱リクエストとがある。
宅側装置ONUまたはユーザー端末は、あるチャンネル(以下、チャンネルAとする)を視聴したい場合、マルチキャストグループへの視聴リクエストフレームを、マルチキャスト制御フレームとして送信する。マルチキャスト制御部35は、マルチキャスト制御フレームに新たな視聴リクエストフレームが存在した場合、送信元の宅側装置ONUがチャンネルの視聴を開始するということで、当該宅側装置ONUの視聴中チャンネル数をインクリメントする。既に当該宅側装置ONUが視聴中であるチャネル対して、視聴リクエストフレームが来た場合には視聴中チャンネル数はそのままとする。視聴中のチャンネルに対して、マルチキャストグループの離脱リクエストフレームを受けた場合には、送信元の宅側装置ONUの視聴中チャンネル数をデクリメントする。視聴中でないチャンネルに対しての離脱リクエストフレームが来た場合には視聴中チャンネル数はそのままとする。このようにして宅側装置ONUは、宅側装置ONUごとの視聴中のチャンネル数を知ることが出来る。
スケジューリング処理部15は、下りバッファ部13内の各キューの送信スケジューリングを管理するものである。すなわち、下りバッファ部13から各宅側装置ONU宛のユニキャストフレーム用キュー及びマルチキャスト用キューに格納されているデータ長(キューに現在記憶されている容量)を読み取り、その情報を省電力モード制御部16に送る。それとともに、データ長が0のユニキャストフレーム用キューに対してはそのユニキャストフレーム用キューの送信スケジュールをOFFとする。この場合、データ長が0のキューに対応する宅側装置ONUは「スリープ状態である」と言う。データ長が0でないユニキャストフレーム用キューに対しては、そのキューの送信スケジュールをONとする。
省電力モード設定フレーム送信要求部17は、省電力モード制御部16に対して、各宅側装置ONUの視聴中のチャンネル数を考慮した上で、省電力モード設定フレームを送信するかどうかの調査を要求する。
MPCP制御部14は、局側装置OLTと宅側装置ONU間のMPCPリンクを制御する。すなわちMPCP制御部14は、特定の宅側装置ONUに対して上り信号を送信するタイミングを教示するための上り帯域割当用制御フレームを生成し、その上り帯域割当用制御フレームを、省電力モード制御部16を通して下り回線に送る。通常は、数msごとに(この時間間隔をMPCP GATE送信時間サイクルTNGという)、上り帯域割当用制御フレームを周期的に送信している。IEEEのEPONでは、上り帯域割当用制御フレームの送信間隔は、最大50msである。
特定の宅側装置ONUが上り帯域割当用制御フレームを受信し解読し、当該宅側装置ONUから局側装置OLTに対して、宅側装置ONUiの上りバッファ蓄積量を通知するMPCP Reportフレームが送られることにより、MPCPリンク確立状態となる。
省電力モード制御部16は、省電力モード設定フレーム送信要求部17から、宅側装置ONUごとに省電力モード設定フレームを送信するかどうかの調査の要求を受けると、図3のフローチャートに示すような処理を行う。
まず、省電力モード制御部16は、下りバッファ部13内にあるユニキャストフレーム用キューのデータ長を調べる(ステップT1)。ユニキャストフレーム用キューのデータ長が0でなければ、省電力モード制御部16は、スケジューリング処理部15に対して、当該宅側装置ONUにユニキャストフレーム用キューのデータを送信するように指示する。スケジューリング処理部15は、当該宅側装置ONUに対して送信スケジュールをONとし、下りバッファ部13に対して、当該フレームを送信するキューを指示するための「送信キュー指示」を提供する。下りバッファ部13は、当該フレームを下り送信部18に送り、当該宅側装置ONUに送信する(ステップT3)。
次に、省電力モード制御部16は、マルチキャストフレームについて、マルチキャスト用キューのデータ長を調べる(ステップT2)。マルチキャスト用キューのデータ長が0でなければ、省電力モード制御部16は、そのデータを視聴中のチャンネル数が0でない宅側装置ONUを調べる。そして、スケジューリング処理部15に対して、当該宅側装置ONUにマルチキャスト用データを送信するように指示する。この指示は、宛先に含まれるいずれかの宅側装置ONUがスリープ状態であっても行われるのが特徴である。スケジューリング処理部15は、当該宅側装置ONUに対して送信スケジュールがOFFであれば、OFFを解除してONとし、当該フレームを送信する(ステップT3)。
このように、宛先に含まれるいずれかの宅側装置ONUがスリープ状態であってもなくても、マルチキャスト用フレームを送信する。すなわち、マルチキャスト用キューを、ユニキャストフレーム用キューよりも優先的に選択して送信する。マルチキャストフレームは、映像配信などのためのフレームであり、送信が遅延したり、遅延揺らぎが発生してはならず、いつも最優先で送信する。
以上のステップT1からT3をまとめると、スケジューリング処理部15は、複数のユニキャストフレーム用キューのうち送信スケジュールONのキューとマルチキャスト用キューとを選択し、下りバッファ部13に対して送信指示を行う。下りバッファ部13は、当該フレームを下り送信部18に送り、関係する宅側装置ONU宛に送信する。
ステップT4では、省電力モード制御部16は、スケジューリング処理部15に対して、当該宅側装置ONUに対するスケジューリングをOFFにすることで、当該宅側装置ONU宛へのフレームが下り送信されないようにする。
そしてフレーム振り分け処理部12は、宛先宅側装置ONUの該当するユニキャストフレーム用キューに省電力モード設定フレームを設定する。
省電力モード制御部16は、当該宅側装置ONUに対するフレーム送信の間に割り込んで、当該宅側装置ONU宛に「省電力モード設定フレーム」を送信するよう、スケジューリング処理部15に指示を出す。
そして下り送信部18は、キュー長が0、つまり送信する情報のない宅側装置ONUに対して、省電力モード設定フレームを送信する(ステップT5)。
ここで省電力モード設定フレームについて説明すると、省電力モード制御部16は、省電力モード設定フレーム送信要求部17で事前に設定された省電力モード時間TPSの情報を含む当該宅側装置ONU向けの省電力モード設定フレームを作成し、当該宅側装置ONU宛に送信する。ここで「省電力モード時間TPS」とは、省電力モード設定フレームを送信する時間間隔のことである。
省電力モード設定フレーム送信要求部17は、局側装置OLT内部での省電力モード時間TPSを設定し計測するとともに、上り帯域割当用制御フレームの送信と送信の送信時間サイクルTNGに、省電力モード時間TPSを繰り返す回数(例えば1回でもよく、それ以上でもよい)を決定する。なお、省電力モード時間TPSは、当該宅側装置ONU 宛に送るMPCP GATE送信時間サイクルTNGよりも長くない時間に設定されるようにしてもよい。このようにすれば、局側装置OLTは、前記送信時間サイクルTNGの経過後、当該宅側装置ONU宛に、次の通信開始フレーム及びそれに続くフレームを送信することができる。
省電力モード設定フレームは、省電力モード時間TPSを繰り返す回数だけ送信される(ステップT6〜T8)。
すなわち、省電力モード制御部16が当該宅側装置ONU宛に省電力モード設定フレームを送信した後、省電力モード設定フレーム送信要求部17は、省電力モード時間TPSのカウントダウンを開始する(ステップT6)。すなわち、当該宅側装置ONUの省電力モードカウンタTpscを、0になるまで単位時間(例えば1m秒)差し引いていく(ステップT7)。
なお、省電力モード設定フレームで設定した省電力モード時間TPSに、下り受信部11から受信した当該宅側装置ONUへ送信すべきデータは、局側装置OLT内部で宅側装置ONU宛のONU用フレームにバッファリングしておく。
省電力モードカウンタTpsctが終了すると(ステップT8)、スタートに戻り、当該宅側装置ONUのユニキャストフレーム用キューの送信スケジューリングを再開する(送信スケジュールをONにする)指示を出し、本処理を繰り返す。
図4は、省電力モード設定フレームの例を示す模式図である。省電力モード設定フレームは、宛先アドレス、送信元アドレス、レングス/タイプ、オペコード、省電力モード時間TPS、パディング、FCS(Frequency Check Sequence)の各部分を含んでいる。
宛先アドレスは省電力モード設定の対象となる宅側装置ONUのアドレスである。省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUはこのアドレスが自己のアドレスであれば、自局を省電力モードに設定すべきことを知る。なお、省電力モード設定フレームを受け取った宅側装置ONUのアドレスがこのアドレスと違っていれば、省電力モード設定フレームを無視する。
送信元アドレスは、局側装置OLTのアドレスである。省電力モード時間TPSは、前述した省電力モード設定フレーム送信要求部17で設定された時間であり、当該宅側装置ONUは、この省電力モード時間TPSにわたって宅側装置ONUのPON受信部2を省電力モードに設定する。
図5〜図8は、マルチキャストフレーム及び省電力モード設定フレームの送信の流れを示す時間の流れ図である。
図5は、宅側装置ONUi宛キューが空で、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が0の場合の下り送信を表わす。宅側装置ONUiを宛先に含まないマルチキャストフレームの送信は行われる。宅側装置ONUiに対しては、省電力モード時間TPSiごとに省電力モード設定フレームを送信する。省電力モード時間TPSが経過し、下りバッファ部13の宅側装置ONUiのキューが依然として空であれば、引き続き省電力モード設定フレームを送信する。このようにして、必要な限り、省電力モード設定フレームを送信し続ける。
図6は、宅側装置ONUi宛キューにデータがなく、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が1以上の場合を表わす。宅側装置ONUiを宛先に含むマルチキャストフレームの送信が行われる。宅側装置ONUiに対して省電力モード設定フレームは送信されない。したがって宅側装置ONUiは省電力モードに設定されることはない。
図7は、宅側装置ONUi宛キューにデータがあり、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が0の場合を表わす。宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が0なので、宅側装置ONUiを宛先に含まないマルチキャストフレームの送信が行われる。宅側装置ONUiに対しては、ユニキャストフレームが送信される。宅側装置ONUiは省電力モードに設定されない。
図8は、宅側装置ONUi宛キューにデータがあり、宅側装置ONUiの視聴チャンネル数が1以上の場合を表わす。宅側装置ONUiを宛先に含むユニキャストフレーム及びマルチキャストフレームの送信が行われる。宅側装置ONUiに対して省電力モード設定フレームは送信されない。したがって宅側装置ONUiは省電力モードに設定されることはない。
以上のように、各省電力モード時間TPSの最初に、宅側装置ONU宛に省電力モード設定フレームを送ることにより、宅側装置ONUのPON受信部2の一部がフレームの受信処理を停止する。その宅側装置ONUは、省電力モードとなることで、宅側装置ONUの消費電力が低減可能になる。マルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUは、当該宅側装置ONU宛キューにデータがあってもなくても、省電力モード設定フレームが送られることはないので、マルチキャスト用のデータは常時受信できる。
次に、省電力モードを設定する宅側装置ONU側の構成を説明する。
図9は、宅側装置ONUのPON受信部2のブロック図である。
PON受信部2は、O/E変換部20、クロックデータを再現するクロック再生部21(CDR)部21、シリアル信号をパラレル信号に変換するデシリアライザー(DES)部22、フレームの境界を探す誤り訂正フレーム同期部23、互いに並列状態に配列される誤り訂正符号付きフレームをそれぞれ誤り訂正する誤り訂正フレーム復号部24、暗号の解読をするデスクランブル部25、64B/66Bデコーダ部26及びフレーム解析を行うMACPON受信部27を備えている。
MACPON受信部27は、局側装置OLTから、自局宛の省電力モード設定フレームを受信すると、省電力モード信号を"1"にして(省電力モード)、その旨を他ブロックに通知する。
MACPON受信部27は、そのフレーム内に記述されている省電力モード時間TPSを読み取り、MACPON受信部27の省電力タイマ27bに省電力モード時間TPSをセットする。省電力タイマ27bは、一定時間ごとにデクリメントされ、タイマ値が0でなければ、省電力モードを続ける。省電力モードタイマーが0になれば、デクリメント止め、省電力モード信号を"0"にする(通常モード)。
本発明の実施形態では、省電力モード信号は、PON受信部2の誤り訂正フレーム復号部24、デスクランブル部25、64B/66Bデコーダ部26の各ブロックに入力される。
各ブロックは、省電力モード信号が"1"の間は、内部ブロックの回路動作を止め、回路の消費電力を低減させる。
ここで「内部ブロックの回路動作を止める」とは、(1)自ブロックの中の主要部品に対して電源の供給を止めること、でもよいし、(2)自ブロック内の主要部品に対してフリップフロップに入力されるクロックを止めること、でもよい。
入力されるクロックを止めることにより、状態遷移が中断するので、論理演算に要する電力をきわめて小さくできる。
「主要部品」としての誤り訂正フレーム復号部24に入力される電源あるいはクロックを止めると、誤り訂正の動作が止まる。PON受信部2では誤り訂正フレーム復号部24の消費電力が大きいため、誤り訂正フレーム復号部24を省電力モードにすることによる、消費電力の低減効果は大きい。
ただし、PON受信部2のクロック再生部21は、上りフレームデータの送信のために、局側装置OLTからの受信データに含まれるクロック再生を継続し、PON送信部1に分配する必要があるため、省電力モードにしない。
さらに低消費電力化を図るため、省電力モード信号をデシリアライザー部22、誤り訂正フレーム同期部23に入力し、デシリアライザー部22と誤り訂正フレーム同期部23の回路動作も止め、省電力モードにすることも可能である。
しかし誤り訂正フレーム同期部23は、誤り訂正符号付きフレームの同期確立を行うブロックであり、省電力モード信号を入力すればその同期をとる動作が停止してしまう。この場合、次に再開したときに誤り訂正符号付きフレームの境界を探すのに時間がかかるため、省電力モード期間中でも、誤り訂正フレーム同期部23を動作させることが好ましい。
しかし誤り訂正フレーム同期部23の動作を止めることも可能である。その同期をとる動作が停止してしも、通常モードに戻ったときに、もう一度同期をとることとすれば、誤り訂正フレーム同期部23の動作を止めても問題ないからである。この場合、局側装置OLTは、省電力モード設定フレーム内の省電力モード時間TPSを、誤り訂正フレーム同期部23が誤り訂正符号付きフレームの同期をとるのに見込まれる最長の時間を考慮して設定しておくことが望ましい。例えば図6に示したように、宅側装置ONUiに対する上り帯域割当用制御フレーム送信間隔時間TNGの間に、宅側装置ONUiの省電力モード時間TPSが1回入る場合、省電力モード時間TPSを、MPCP GATE送信時間サイクルTNGよりも、上記「誤り訂正フレーム同期部23が誤り訂正符号付きフレームの同期をとるのに見込まれる最長の時間」だけ短くすることが望ましい。
デシリアライザー部22も、もし誤り訂正フレーム同期部23が通常動作を続けるのであれば、誤り訂正フレーム同期部23に受信データを供給し続けるために、デシリアライザー部22も省電力モードにせず、通常動作を継続しておく必要がある。しかし、誤り訂正フレーム同期部23を省電力モードにするならば、デシリアライザー部22も省電力モードにすることが出来る。
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
2 PON受信部
11 下り入力部
12 フレーム振り分け処理部
13 下りバッファ部
14 MPCP制御部
15 スケジューリング処理部
16 省電力モード制御部
17 省電力タイマ27b部
18 下り送信部
20 O/E変換部
21 クロック再生(CDR)部
22 デシリアライザー(DES)部
23 誤り訂正フレーム同期部
24 誤り訂正フレーム復号部
25 デスクランブル部
26 64B/66Bデコーダ部
27 MAC受信部
27a フレーム解析部
27b 省電力タイマ
27c フレームエラーチェック部
31 上り受信部
32 上りフレーム監視部
33 上りバッファ部
34 上り送信部
35 マルチキャスト制御部

Claims (5)

  1. 局側装置と複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うPON(Passive Optical Network)光通信システムにおいて、
    前記局側装置の送信部は、各宅側装置ONU宛に順次送信するユニキャストフレームと、マルチキャストフレームとを蓄積する下りバッファ部と、省電力モード制御部とを有し、
    前記省電力モード制御部は、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視し、前記下りバッファ部の中の送信するユニキャストフレームが空であってマルチキャストフレームを受信していない宅側装置ONUに対して省電力モード時間を記述した省電力モード設定フレームを送信し、
    前記省電力モード制御部は、前記下りバッファ部の中の送信するユニキャストフレームが空であっても前記マルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUに対しては、前記省電力モード設定フレームを送信しないで、前記マルチキャストフレームのデータを送信し、
    前記宅側装置ONUのPON受信部は、前記局側装置から受信した自局宛のフレームを解析するフレーム解析部を有し、前記フレーム解析部は、前記省電力モード設定フレームを受信した場合には、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間にわたって当該PON受信部を省電力モードに設定することを特徴とするPON光通信システム。
  2. 前記光通信システムは、前記局側装置から前記宅側装置ONUに誤り訂正符号付きフレームが光伝送されるシステムであり、
    前記宅側装置ONUのPON受信部は、当該誤り訂正符号付きフレームの誤りを訂正する誤り訂正フレーム復号部を有し、前記フレーム解析部は、前記省電力モード設定フレームを受信した場合には、少なくとも前記誤り訂正フレーム復号部を停止させるものである請求項1記載のPON光通信システム。
  3. 前記省電力モード時間は、当該宅側装置ONUに所定の下り制御フレームを送信してから他の宅側装置ONUに順次送信して当該宅側装置ONUに前記下り制御フレームを送信するまでの一巡時間よりも短い時間に設定されている、請求項1記載のPON光通信システム。
  4. 局側装置と複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して光通信を行うPON(Passive Optical Network)光通信システムに用いられる局側装置であって、
    前記局側装置の送信部は、各宅側装置ONU宛に順次送信するユニキャストフレームと、マルチキャストフレームとを蓄積する下りバッファ部と、省電力モード制御部とを有し、
    前記省電力モード制御部は、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視し、前記下りバッファ部の中の送信するユニキャストフレームが空であってマルチキャストフレームを受信していない宅側装置ONUに対して省電力モード時間を記述した省電力モード設定フレームを送信し、
    前記省電力モード制御部は、前記下りバッファ部の中の送信するユニキャストフレームが空であっても前記マルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUに対しては、前記省電力モード設定フレームを送信しないで、前記マルチキャストフレームのデータを送信することを特徴とする局側装置。
  5. 局側装置と複数の宅側装置ONUとの間で光分岐器を介して行われる光通信における消費電力制御方法であって、
    前記局側装置から、各宅側装置ONU宛にマルチキャストフレーム及び/又は順次ユニキャストフレームを送信する場合に、宅側装置ONUから送られてくるマルチキャストフレームを受信することを記述した上り制御フレームを監視し、送信するユニキャスフレームが空であってマルチキャストフレームを受信していない宅側装置ONUに対して省電力モード時間を記述した省電力モード設定フレームを送信し、
    前記送信するユニキャストフレームが空であっても前記マルチキャストフレームを受信する宅側装置ONUに対しては、前記省電力モード設定フレームを送信しないで、前記マルチキャストフレームのデータを送信し、
    前記省電力モード設定フレームを受信した前記宅側装置ONUは、その省電力モード設定フレーム内に記述された省電力モード時間にわたって当該宅側装置ONUのPON受信部を省電力モードに設定することを特徴とする光通信における消費電力制御方法。
JP2010042766A 2010-02-26 2010-02-26 Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法 Expired - Fee Related JP5365874B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010042766A JP5365874B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010042766A JP5365874B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011182098A JP2011182098A (ja) 2011-09-15
JP5365874B2 true JP5365874B2 (ja) 2013-12-11

Family

ID=44693164

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010042766A Expired - Fee Related JP5365874B2 (ja) 2010-02-26 2010-02-26 Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5365874B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6032044B2 (ja) * 2013-02-14 2016-11-24 沖電気工業株式会社 局側装置及び光通信システム
JP6455249B2 (ja) * 2015-03-16 2019-01-23 コニカミノルタ株式会社 被監視者監視装置、被監視者監視方法および被監視者監視システム
CN110266390A (zh) * 2019-06-27 2019-09-20 上海欣诺通信技术股份有限公司 手持式光网络协议分析仪

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007089027A (ja) * 2005-09-26 2007-04-05 Mitsubishi Electric Corp 光ネットワーク装置
JP5063378B2 (ja) * 2008-01-11 2012-10-31 株式会社日立製作所 Ont及びネットワークシステム
JP5312265B2 (ja) * 2009-08-31 2013-10-09 三菱電機株式会社 光通信システム、局側装置および加入者側装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011182098A (ja) 2011-09-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010114830A (ja) Pon光通信システム、局側装置、宅側装置及び消費電力制御方法
US8498534B2 (en) Epon with power-saving features
US9793993B2 (en) Method and apparatus of delivering upstream data in ethernet passive optical network over coaxial network
CN1312865C (zh) 使用ieee1394的用于广播/通信会聚的ftth系统
US8699885B2 (en) Power control in an optical network unit
EP2953297B1 (en) Optical-wireless access system
JP2009296231A (ja) 光加入者線終端装置および光ネットワーク終端装置
WO2011077576A1 (ja) 通信装置、加入者側通信装置、ポイントトゥマルチポイント通信システムおよび帯域制御方法
JP5365874B2 (ja) Pon光通信システム、局側装置及び消費電力制御方法
JP2007049376A (ja) 光加入者線端局装置、光加入者線終端装置および下り帯域制御方法
JP2009302752A (ja) 加入者終端装置および電源制御方法
US9762401B2 (en) Method and apparatus for managing data transmission in a communication network
JP5718258B2 (ja) 加入者側通信装置、加入者側ゲートウェイ装置及び宅内通信システム
WO2011083564A1 (ja) Ponシステム、加入者側装置、局側装置および通信方法
JPWO2010116411A1 (ja) 局側通信装置、光通信システムおよびリソース割り当て方法
JP2012151757A (ja) 局側装置、pon光通信システム及び消費電力制御方法
JP2017041856A (ja) 局側終端装置、加入者側終端装置、光通信システム、経路切替方法、経路切替プログラム、及び波長切替方法
JP5545764B2 (ja) 光回線加入者側終端装置
JP5084629B2 (ja) 加入者終端装置および電源制御方法
CN115209245A (zh) 一种数据传输方法、光线路终端、光网络单元及通信系统
JP5071693B2 (ja) 通信装置、通信システムおよび通信速度切り替え方法
KR101046110B1 (ko) 수동 광 통신망의 사이클 타임 결정 방법 및 장치
JP5312265B2 (ja) 光通信システム、局側装置および加入者側装置
JP2017192002A (ja) 光信号中継装置および中継方法
JP2014120883A (ja) 子局装置、親局装置、光通信システムおよび帯域制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130805

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130815

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130828

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5365874

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees