以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。なお、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技機に限られず、コイン遊技機等のその他の遊技機であってもよく、各々が識別可能な複数種類の識別情報の変動表示を開始して表示結果を導出する変動表示手段を備え、該変動表示手段において予め定められた特定表示結果が導出されたときに、遊技者にとって有利な特定遊技状態に制御する遊技機であれば、どのような遊技機であってもよい。
[第1実施形態]
図1は、本実施の形態におけるパチンコ遊技機の正面図であり、主要部材の配置レイアウトを示す図である。図2は、パチンコ遊技機1に搭載された各種の制御基板等を示す構成図である。
パチンコ遊技機(遊技機)1は、大別して、遊技盤面を構成する遊技盤(ゲージ盤)2と、遊技盤2を支持固定する遊技機用枠(台枠)3とから構成されている。遊技盤2には、ガイドレールによって囲まれた、ほぼ円形状の遊技領域が形成されている。この遊技領域には、遊技媒体としての遊技球が、所定の打球発射装置から発射されて打ち込まれる。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の右側方)には、第1特別図柄表示装置4Aと、第2特別図柄表示装置4Bとが設けられている。第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bとはそれぞれ、たとえば7セグメントまたはドットマトリクスのLED(発光ダイオード)等から構成され、変動表示ゲームの一例となる特図ゲームにおいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(特別識別情報)である特別図柄(「特図」ともいう)を、変動可能に表示(変動表示)する。たとえば、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bとはそれぞれ、「0」〜「9」を示す数字および「−」を示す記号等から構成される複数種類の特別図柄を変動表示する。このような変動表示は、可変表示、更新表示、または、巡回表示とも呼ばれる。
なお、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bにおいて表示される特別図柄は、「0」〜「9」を示す数字や「−」を示す記号等から構成されるものに限定されず、たとえば7セグメントのLEDにおいて点灯させるものと消灯させるものとの組合せを異ならせた複数種類の点灯パターンが、複数種類の特別図柄として予め設定されていればよい。複数種類の特別図柄には、それぞれに対応した図柄番号が付されている。一例として、「0」〜「9」を示す数字のそれぞれには、「0」〜「9」の図柄番号が付され、「−」を示す記号には、「10」の図柄番号が付されていればよい。以下では、第1特別図柄表示装置4Aにおいて変動表示される特別図柄を「第1特図」(第1特別図柄)ともいい、第2特別図柄表示装置4Bにおいて変動表示される特別図柄を「第2特図」(第2特別図柄)ともいう。
第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bとはともに、たとえば方形状に形成されている。なお、第1特図の種類と第2特図の種類は同じ(たとえば、ともに「0」〜「9」を示す数字、および、「−」を示す記号)であってもよいし、種類が異なっていてもよい。また、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bとはそれぞれ、たとえば「00」〜「99」を示す数字(あるいは2桁の記号)を変動表示するように構成されていてもよい。
遊技盤2における遊技領域の中央付近には、画像表示装置5が設けられている。画像表示装置5は、たとえばLCD(液晶表示装置)等から構成され、各種の演出画像を表示する表示領域を形成している。画像表示装置5の表示領域では、特図ゲームにおける第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図の変動表示および第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図の変動表示のそれぞれに対応して、たとえば3つといった複数の変動表示部となる飾り図柄表示エリアにおいて、各々が識別可能な複数種類の識別情報(装飾識別情報)である飾り図柄(演出図柄)を変動表示する。この飾り図柄の変動表示も、変動表示ゲームに含まれる。
一例として、画像表示装置5の表示領域には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rが配置されている。そして、特図ゲームにおいて第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図の変動と第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図の変動とのいずれかが開始されることに対応して、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動(たとえば上下方向のスクロール表示)が開始される。その後、特図ゲームにおける変動表示結果として確定特別図柄が停止表示されるときに、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、飾り図柄の変動表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)が停止表示される。
このように、画像表示装置5の表示領域では、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム、または、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームと同期して、各々が識別可能な複数種類の飾り図柄の変動表示を行ない、変動表示結果となる確定飾り図柄を導出表示する。たとえば特別図柄および飾り図柄といった、各種の表示図柄を導出表示するとは、飾り図柄等の識別情報を停止表示(完全停止表示または最終停止表示ともいう)して変動表示を終了させることである。これに対して、飾り図柄の変動表示を開始してから変動表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでの変動表示中には、飾り図柄の変動速度が「0」となって、飾り図柄が停留して表示され、たとえば微少な揺れ、伸縮等を生じさせる表示状態となることがある。このような表示状態は、仮停止表示ともいい、変動表示における表示結果が確定的に表示されていないものの、スクロール表示、更新表示による飾り図柄の変動が進行していないことを遊技者が認識可能となる。なお、仮停止表示には、微少な揺れ、伸縮等も生じさせず、所定時間(たとえば1秒間)よりも短い時間だけ、飾り図柄を完全停止表示すること等が含まれてもよい。
「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rで変動表示される飾り図柄には、たとえば8種類の図柄(英数字「1」〜「8」あるいは漢数字、英文字、所定のモチーフに関連する8個のキャラクタ画像、数字、文字あるいは記号とキャラクタ画像との組合せ等。なお、キャラクタ画像は、たとえば人物、動物、これら以外の物体、もしくは、文字等の記号、あるいは、その他の任意の図形を示す飾り画像であればよい。)で構成される。また、こうした8種類の飾り図柄の他に、ブランク図柄(大当り表示結果としての大当り組合せを構成しない図柄)が含まれていてもよい。飾り図柄のそれぞれには、対応する図柄番号が付されている。たとえば、「1」〜「8」を示す英数字それぞれに対して、「1」〜「8」の図柄番号が付されている。なお、飾り図柄は8種類に限定されず、大当り表示結果としての大当り組合せおよびハズレとなる組合せ等適当な数の組合せを構成可能であれば、何種類であってもよい(たとえば7種類または9種類等)。
飾り図柄の変動表示が開始された後、変動表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでには、「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、たとえば図柄番号が小さいものから大きいものへと順次に上方から下方へと流れるようなスクロール表示が行なわれ、図柄番号が最大(たとえば「8」)である飾り図柄が表示されると、続いて図柄番号が最小(たとえば「1」)である飾り図柄が表示される。あるいは、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rのうち少なくともいずれか1つ(たとえば「左」の飾り図柄表示エリア5L等)において、図柄番号が大きいものから小さいものへとスクロール表示を行なって、図柄番号が最小である飾り図柄が表示されると、続いて図柄番号が最大である飾り図柄が表示されるようにしてもよい。
画像表示装置5の表示領域には、始動入賞記憶表示エリア5Hが配置されている。始動入賞記憶表示エリア5Hでは、特図ゲームに対応した変動表示の保留数(特図保留記憶数)を特定可能に表示する保留記憶表示が行なわれる。ここで、特図ゲームに対応した変動表示の保留は、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口、または、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を、遊技球が通過(進入)することによる始動入賞に基づいて発生する。すなわち、特図ゲームおよび飾り図柄の変動表示といった変動表示ゲームを実行するための始動条件(「実行条件」ともいう)は成立したが、先に成立した開始条件に基づく変動表示ゲームが実行中であること、および、パチンコ遊技機1が大当り遊技状態に制御されていること等により、変動表示ゲームの開始を許容する開始条件が成立していないときに、成立した始動条件に対応する変動表示の保留が行なわれる。
たとえば、第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)する第1始動入賞の発生により、第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図を用いた特図ゲームの始動条件(第1始動条件)が成立したときに、当該第1始動条件の成立に基づく第1特図を用いた特図ゲームを開始するための第1開始条件が成立しなければ、第1特図保留記憶数が1加算(インクリメント)され、第1特図を用いた特図ゲームの実行が保留される。また、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)する第2始動入賞の発生により、第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図を用いた特図ゲームの始動条件(第2始動条件)が成立したときに、当該第2始動条件の成立に基づく第2特図を用いた特図ゲームを開始するための第2開始条件が成立しなければ、第2特図保留記憶数が1加算(インクリメント)され、第2特図を用いた特図ゲームの実行が保留される。これに対して、第1特図を用いた特図ゲームの実行が開始されるときには、第1特図保留記憶数が1減算(デクリメント)され、第2特図を用いた特図ゲームの実行が開始されるときには、第2特図保留記憶数が1減算(デクリメント)される。
第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数とを加算した変動表示の保留記憶数は、特に、合計保留記憶数ともいう。単に「特図保留記憶数」というときには、通常、第1特図保留記憶数、第2特図保留記憶数および合計保留記憶数のいずれも含む概念を指すが、特に、これらの一部(たとえば第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数を含む一方で合計保留記憶数は除く概念)を指すこともあるものとする。
始動入賞記憶表示エリア5Hでは、たとえば複数の表示部位において、非表示(透過色)と所定色表示(たとえば青色表示、赤色表示等)とで変化させること等により、第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数とを区別して特定可能に表示できればよい。なお、合計保留記憶数のみを特定可能に表示してもよい。また、特図保留記憶数を示す数字を表示してもよい。始動入賞記憶表示エリア5Hとともに、あるいは始動入賞記憶表示エリア5Hに代えて、特図保留記憶数を表示する表示器を設けるようにしてもよい。図1に示す例では、始動入賞記憶表示エリア5Hとともに、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bの上部に、特図保留記憶数を特定可能に表示するための第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとが設けられている。第1保留表示器25Aは、第1特図保留記憶数を特定可能に表示する。第2保留表示器25Bは、第2特図保留記憶数を特定可能に表示する。第1保留表示器25Aと第2保留表示器25Bとはそれぞれ、たとえば第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数とのそれぞれにおける上限値(たとえば「4」)に対応した個数(たとえば4個)のLEDを含んで構成されている。
画像表示装置5の上部には、回転自在に構成された円形の演出用点灯役物90が設けられている。演出用点灯役物90の内部にはランプあるいはLED等の発光体が内蔵されており、演出用点灯役物90が回転(動作)しているときに点灯するように構成されている。この演出用点灯役物90は、飾り図柄の変動表示が開始される変動開始時に回転・点灯することによって、所定の予告演出(変動開始時予告)を実行するために用いられる。
また、画像表示装置5の上部および下部といった、画像表示装置5の周囲には、画像表示装置5における表示画面の前面に進出して合体可能な演出用模型(演出用役物装置)を構成する複数の演出用可動部材32A、32Bが設けられている。これらの演出用可動部材32A、32Bは、飾り図柄の変動表示中に画像表示装置5における表示画面の前面に進出して合体することによって、所定の予告演出(リーチ発展時予告)を実行するための演出用模型として用いられる。
画像表示装置5の下方には、普通入賞球装置6Aと、普通可変入賞球装置6Bとが設けられている。普通入賞球装置6Aは、たとえば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる第1始動入賞口を形成する。普通可変入賞球装置6Bは、図2に示す普通電動役物用となるソレノイド81によって、垂直位置となる通常開放状態と傾動位置となる拡大開放状態とに変化する一対の可動翼片を有する電動チューリップ型役物(普通電動役物)を備え、第2始動入賞口を形成する。一例として、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオフ状態であるときに可動翼片が垂直位置となることにより、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しがたい通常開放状態となる。その一方で、普通可変入賞球装置6Bでは、普通電動役物用のソレノイド81がオン状態であるときに可動翼片が傾動位置となる傾動制御により、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすい拡大開放状態となる。なお、普通可変入賞球装置6Bは、通常開放状態であるときでも、第2始動入賞口には遊技球が進入可能であるものの、拡大開放状態であるときよりも遊技球が進入する可能性が低くなるように構成してもよい。あるいは、普通可変入賞球装置6Bは、通常開放状態において、たとえば第2始動入賞口を閉鎖すること等により、第2始動入賞口には遊技球が進入しないように構成してもよい。
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、たとえば図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出される。普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球は、たとえば図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出される。第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(たとえば3個)の遊技球が賞球として払出され、第1特図保留記憶数が所定の上限値(たとえば「4」)以下であれば、第1始動条件が成立する。第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(たとえば3個)の遊技球が賞球として払出され、第2特図保留記憶数が所定の上限値(たとえば「4」)以下であれば、第2始動条件が成立する。なお、第1始動口スイッチ22Aによって遊技球が検出されたことに基づいて払出される賞球の個数と、第2始動口スイッチ22Bによって遊技球が検出されたことに基づいて払出される賞球の個数は、互いに同一の個数であってもよいし、異なる個数であってもよい。
普通入賞球装置6Aと普通可変入賞球装置6Bの下方には、特別可変入賞球装置7が設けられている。特別可変入賞球装置7は、図2に示す大入賞口扉用となるソレノイド82によって開閉駆動される大入賞口扉を備え、その大入賞口扉によって開放状態と閉鎖状態とに変化する大入賞口を形成する。一例として、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオフ状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を閉鎖状態にする。その一方で、特別可変入賞球装置7では、大入賞口扉用のソレノイド82がオン状態であるときに大入賞口扉が大入賞口を開放状態にする。特別可変入賞球装置7に形成された大入賞口を通過(進入)した遊技球は、たとえば図2に示すカウントスイッチ23によって検出される。
カウントスイッチ23によって遊技球が検出されたことに基づき、所定個数(たとえば15個)の遊技球が賞球として払出される。こうして、特別可変入賞球装置7において開放状態となった大入賞口を遊技球が通過(進入)したときには、たとえば第1始動入賞口および第2始動入賞口といった、他の入賞口を遊技球が通過(進入)したときよりも多くの賞球が払出される。したがって、特別可変入賞球装置7において大入賞口が開放状態となれば、遊技者にとって有利な第1状態となる。その一方で、特別可変入賞球装置7において大入賞口が閉鎖状態となれば、大入賞口に遊技球を通過(進入)させて賞球を得ることができないため、遊技者にとって不利な第2状態となる。
遊技盤2の所定位置(図1に示す例では、遊技領域の左側方)には、普通図柄表示器20が設けられている。一例として、普通図柄表示器20は、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bと同様に7セグメントまたはドットマトリクスのLED等から構成され、特別図柄とは異なる複数種類の識別情報である普通図柄(「普図」あるいは「普通図」ともいう)を変動可能に表示(変動表示)する。このような普通図柄の変動表示は、普図ゲーム(「普通図ゲーム」ともいう)と称される。普通図柄表示器20は、たとえば「0」〜「9」を示す数字、「−」を示す記号等から構成される複数種類の普通図柄を変動表示する。複数種類の普通図柄には、それぞれに対応した図柄番号が付されている。一例として、「0」〜「9」を示す数字それぞれには、「0」〜「9」の図柄番号が付され、「−」を示す記号には、「10」の図柄番号が付されていればよい。
なお、普通図柄表示器20は、「0」〜「9」を示す数字、「−」を示す記号等を普通図柄として変動表示するものに限定されず、たとえば「○」と「×」とを示す装飾ランプ(またはLED)を交互に点灯させること、または、「左」、「中」、「右」といった複数の装飾ランプ(またはLED)を所定順序で点灯させることにより、普通図柄を変動表示するものであってもよい。普通図柄表示器20の上方には、普図保留表示器25Cが設けられている。普図保留表示器25Cは、たとえば4個のLEDを含んで構成され、通過ゲート41を通過した有効通過球数としての普図保留記憶数を表示する。
遊技盤2の表面には、上記の構成以外にも、遊技球の流下方向および流下速度を変化させる風車および多数の障害釘が設けられている。また、第1始動入賞口、第2始動入賞口および大入賞口とは異なる入賞口として、たとえば所定の玉受部材によって常に一定の開放状態に保たれる一般入賞口が1つまたは複数設けられてもよい。この場合には、一般入賞口のいずれかに進入した遊技球が所定の一般入賞球スイッチによって検出されたことに基づき、所定個数(たとえば10個)の遊技球が賞球として払出されればよい。遊技領域の最下方には、いずれの入賞口にも進入しなかった遊技球が取り込まれるアウト口が設けられている。遊技機用枠3の左右上部位置には、効果音等を再生出力するためのスピーカ8L、8Rが設けられており、さらに遊技領域周辺部には、遊技効果ランプ9が設けられている。パチンコ遊技機1の遊技領域における各構造物(たとえば普通入賞球装置6A、普通可変入賞球装置6B、特別可変入賞球装置7等)の周囲には、装飾用LEDが配置されていてもよい。
遊技機用枠3の右下部位置には、遊技媒体としての遊技球を遊技領域に向けて発射するために遊技者等によって操作される打球操作ハンドル(操作ノブ)が設けられている。たとえば、打球操作ハンドルは、遊技者等による操作量(回転量)に応じて遊技球の弾発力を調整する。打球操作ハンドルには、打球発射装置が備える発射モータの駆動を停止させるための単発発射スイッチ、および、タッチリング(タッチセンサ)が設けられていればよい。遊技領域の下方における遊技機用枠3の所定位置には、賞球として払出された遊技球および所定の球貸機により貸し出された遊技球を、打球発射装置へと供給可能に保持(貯留)する上皿(打球供給皿)が設けられている。遊技機用枠3の下部には、上皿から溢れた余剰球等を、パチンコ遊技機1の外部へと排出可能に保持(貯留)する下皿が設けられている。
下皿を形成する部材には、たとえば下皿本体の上面における手前側の所定位置(たとえば下皿の中央部分)等に、遊技者が把持して傾倒操作が可能なスティックコントローラ31Aが取り付けられている。スティックコントローラ31Aは、遊技者が把持する操作桿を含み、操作桿の所定位置(たとえば遊技者が操作桿を把持したときに操作手の人差し指が掛かる位置等)には、トリガボタンが設けられている。トリガボタンは、遊技者がスティックコントローラ31Aの操作桿を操作手(たとえば左手等)で把持した状態において、所定の操作指(たとえば人差し指等)で押引操作すること等により所定の指示操作ができるように構成されていればよい。操作桿の内部には、トリガボタンに対する押引操作等による所定の指示操作を検知するトリガセンサが内蔵されていればよい。スティックコントローラ31Aの下部における下皿の本体内部等には、操作桿に対する傾倒操作を検知する傾倒方向センサユニットが設けられていればよい。たとえば、傾倒方向センサユニットは、パチンコ遊技機1と正対する遊技者の側から見て操作桿の中心位置よりも左側で遊技盤2の盤面と平行に配置された2つの透過形フォトセンサ(平行センサ対)と、この遊技者の側から見て操作桿の中心位置よりも右側で遊技盤2の盤面と垂直に配置された2つの透過形フォトセンサ(垂直センサ対)とを組合せた4つの透過形フォトセンサを含んで構成されていればよい。なお、下皿におけるスティックコントローラ31Aの取付位置は、下皿の中央部分に限定されず、左右のいずれかに寄せた位置であってもよい。
上皿を形成する部材には、たとえば上皿本体の上面における手前側の所定位置(たとえばスティックコントローラ31Aの上方)等に、遊技者が押下操作等により所定の指示操作をすることが可能なプッシュボタン31Bが設けられている。プッシュボタン31Bは、遊技者からの押下操作等による所定の指示操作が、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるように構成されていればよい。プッシュボタン31Bの設置位置における上皿の本体内部等には、プッシュボタン31Bに対してなされた遊技者の操作行為を検知するプッシュセンサが設けられていればよい。図1に示す構成例では、スティックコントローラ31Aとプッシュボタン31Bとの取付位置が、上皿および下皿の中央部分において上下の位置関係にある。これに対して、上下の位置関係を保ったまま、スティックコントローラ31Aおよびプッシュボタン31Bの取付位置を、上皿および下皿において左右のいずれかに寄せた位置としてもよい。あるいは、スティックコントローラ31Aとプッシュボタン31Bの取付位置が上下の位置関係にはなく、たとえば左右の位置関係にあるものとしてもよい。
次に、パチンコ遊技機1における遊技の進行を概略的に説明する。
パチンコ遊技機1では、遊技領域に設けられた通過ゲート41を通過した遊技球が図2に示すゲートスイッチ21によって検出されたことといった、普通図柄表示器20において普通図柄の変動表示を実行するための普図始動条件が成立した後に、たとえば前回の普図ゲームが終了したことといった、普通図柄の変動表示を開始するための普図開始条件が成立したことに基づいて、普通図柄表示器20による普図ゲームが開始される。この普図ゲームでは、普通図柄の変動を開始させた後、普図変動時間となる所定時間が経過すると、普通図柄の変動表示結果となる確定普通図柄を停止表示(導出表示)する。このとき、確定普通図柄として、たとえば「7」を示す数字といった、特定の普通図柄(普図当り図柄)が停止表示されれば、普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となる。その一方、確定普通図柄として、たとえば「7」を示す数字以外の数字および記号といった、普図当り図柄以外の普通図柄が停止表示されれば、普通図柄の変動表示結果が「普図ハズレ」となる。普通図柄の変動表示結果が「普図当り」となったことに対応して、普通可変入賞球装置6Bを構成する電動チューリップの可動翼片が傾動位置となる拡大開放制御(傾動制御)が行なわれ、所定時間が経過すると垂直位置に戻る通常開放制御が行なわれる。
普通入賞球装置6Aに形成された第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示す第1始動口スイッチ22Aによって検出されたこと等により第1始動条件が成立した後に、たとえば前回の特図ゲームまたは大当り遊技状態が終了したこと等により第1開始条件が成立したことに基づいて、第1特別図柄表示装置4Aによる特図ゲームが開始される。また、普通可変入賞球装置6Bに形成された第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が図2に示す第2始動口スイッチ22Bによって検出されたこと等により第2始動条件が成立した後に、たとえば前回の特図ゲームまたは大当り遊技状態が終了したこと等により第2開始条件が成立したことに基づいて、第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームが開始される。
第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームでは、特別図柄の変動表示を開始させた後、特図変動時間としての変動表示時間が経過すると、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄(特図表示結果)を導出表示する。このとき、確定特別図柄として特定の特別図柄(大当り図柄)が停止表示されれば、特定表示結果としての「大当り表示結果」となり、大当り図柄とは異なる特別図柄が停止表示されれば「ハズレ表示結果」となる。特図ゲームでの変動表示結果が「大当り表示結果」になった後には、遊技者にとって有利なラウンド(「ラウンド遊技」ともいう)を所定回数実行する特定遊技状態としての大当り遊技状態に制御される。
この実施の形態におけるパチンコ遊技機1では、一例として、「3」、「5」、「7」の数字を示す特別図柄を大当り図柄とし、「−」の記号を示す特別図柄をハズレ図柄としている。なお、第1特別図柄表示装置4Aによる特図ゲームにおける大当り図柄およびハズレ図柄といった各図柄は、第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームにおける各図柄とは異なる特別図柄となるようにしてもよいし、双方の特図ゲームにおいて共通の特別図柄が大当り図柄およびハズレ図柄となるようにしてもよい。
特図ゲームにおける確定特別図柄として大当り図柄が停止表示されて特定表示結果としての「大当り表示結果」となった後、大当り遊技状態において、特別可変入賞球装置7の大入賞口扉が、所定期間(たとえば29秒間または0.5秒間)あるいは所定個数(たとえば9個)の入賞球が発生するまでの期間において、大入賞口を開放状態とする。これにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって有利な第1状態(開放状態)とするラウンドが実行される。ラウンドの実行中に大入賞口を開放状態とした大入賞口扉は、遊技盤2の表面を落下する遊技球を受止め、その後に大入賞口を閉鎖状態とすることにより、特別可変入賞球装置7を遊技者にとって不利な第2状態(閉鎖状態)に変化させて、1回のラウンドを終了させる。大入賞口の開放サイクルであるラウンドは、その実行回数が所定の上限回数(たとえば「15」または「2」等)に達するまで、繰り返し実行可能となっている。なお、ラウンドの実行回数が上限回数に達する前であっても、所定条件の成立(たとえば大入賞口に遊技球が入賞しなかったこと等)により、ラウンドの実行が終了するようにしてもよい。
ラウンドの実行回数が「15」となる15R大当り状態における遊技は、15回開放遊技とも称される。この実施の形態において、大当り図柄となる「3」、「5」、「7」の数字を示す特別図柄は、いずれも15R大当り図柄となり、特図ゲームにおける確定特別図柄として導出表示されたときには、15R大当り状態に制御される。
大当り図柄のうちで「3」の数字を示す特別図柄が特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づき15R大当り状態が終了した後には、特別遊技状態の1つとして、通常状態に比べて特図ゲームにおける特別図柄の変動表示時間(特図変動時間)が短縮される時間短縮制御(時短制御)が行なわれる時短状態に制御される。ここで、通常状態とは、大当り遊技状態等の特定遊技状態および確変状態および時短状態とは異なる遊技状態としての通常遊技状態であり、パチンコ遊技機1の初期設定状態(たとえばシステムリセットが行なわれた場合のように、電源投入後に初期化処理を実行した状態)と同一の制御が行なわれる。時短状態は、所定回数(たとえば100回)の特図ゲームが実行されること、および、変動表示結果が「大当り表示結果」となることのうち、いずれかの条件が先に成立したときに、終了すればよい。こうした「3」の数字を示す特別図柄のように、特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく大当り遊技状態が終了した後に時短状態に制御される大当り図柄は、非確変大当り図柄(「通常大当り図柄」ともいう)と称される。また、大当り図柄のうち非確変大当り図柄が停止表示されて変動表示結果が「大当り表示結果」となることは、「非確変大当り」(「通常大当り」ともいう)と称される。
大当り図柄のうちで「5」または「7」の数字を示す特別図柄が特図ゲームにおける特別図柄として停止表示されたことに基づき15R大当り状態が終了した後には、時短状態とは異なる特別遊技状態の1つとして、たとえば通常状態に比べて特図変動時間が短縮される時間短縮制御とともに、継続して確率変動制御(確変制御)が行なわれる確変状態(高確率状態)に制御される。この確変状態では、各特図ゲームおよび飾り図柄の変動表示において、変動表示結果が大当り表示結果となって更に大当り遊技状態に制御される確率が、通常状態および時短状態よりも高くなるように向上する。このような確変状態は、特図ゲームの実行回数にかかわりなく、次に変動表示結果が大当り表示結果となるまで継続すればよい。確変状態における時短制御は、時短状態の場合と同様に、所定回数(たとえば100回)の特図ゲームが実行されたときに、終了してもよい。あるいは、確変状態における時短制御は、特図ゲームの実行回数にかかわりなく、次に変動表示結果が大当り表示結果となるまで継続してもよい。
一例として、「5」または「7」の数字を示す特別図柄が特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく大当り遊技状態が終了した後には、確変状態となって確変制御と時短制御とがともに開始され、変動表示結果が大当り表示結果となることなく特図ゲームの実行回数が所定回数に達したときには、時短制御を終了させる。その一方で、確変制御は、次に変動表示結果が大当り表示結果となるまで継続させる。
他の一例として、「5」の数字を示す特別図柄が特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく大当り遊技状態が終了した後には、確変状態となって確変制御と時短制御とがともに開始され、変動表示結果が大当り表示結果となることなく特図ゲームの実行回数が所定回数に達したときには、時短制御を終了させる。その一方で、確変制御は、次に変動表示結果が大当り表示結果となるまで継続させる。また、「7」の数字を示す特別図柄が特図ゲームにおける確定特別図柄として停止表示されたことに基づく大当り遊技状態が終了した後には、確変状態となって確変制御と時短制御とがともに開始され、特図ゲームの実行回数にかかわりなく、次に変動表示結果が大当り表示結果となるまで確変制御と時短制御とをともに継続させる。
確変制御とともに時短制御が行なわれる確変状態は、高確高ベース状態とも称される。また、確変制御のみが行なわれて時短制御が行なわれない確変状態は、高確低ベース状態とも称される。さらに、確変制御が行なわれずに時短制御のみが行なわれる時短状態は、低確高ベース状態とも称される。確変制御と時短制御がいずれも行なわれない通常状態は、低確低ベース状態とも称される。このように、確変状態のうちには、確変制御とともに時短制御が行なわれる高確高ベース状態の他に、確変制御のみが行なわれて時短制御が行なわれない高確低ベース状態が含まれていてもよい。
「5」の数字を示す特別図柄は、第1確変大当り図柄と称される。また、大当り図柄のうち第1確変大当り図柄が停止表示されて変動表示結果が大当り表示結果となることは、「第1確変大当り」と称される。「7」の数字を示す特別図柄は、第2確変大当り図柄と称される。また、大当り図柄のうち第2確変大当り図柄が停止表示されて変動表示結果が「大当り表示結果」となることは、「第2確変大当り」と称される。なお、非確変大当り図柄「3」、第1確変大当り図柄「5」、および第2確変大当り図柄「7」は、一例であり、各大当り図柄はこれらに限定されない。たとえば、遊技者に大当り図柄であること、および、大当り種別を認識されないようにするために、大当り図柄を数字とせずに予め定められた記号(たとえば「コ」等)にしてもよい。
確変状態および時短状態では、普通図柄表示器20による普図ゲームにおける普通図柄の変動時間(普図変動時間)を通常状態のときよりも短くする制御、各回の普図ゲームで普通図柄の変動表示結果が「普図当り表示結果」となる確率を通常状態のときよりも向上させる制御、変動表示結果が「普図当り表示結果」となったことに基づく普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動制御を行なう傾動制御時間を通常状態のときよりも長くする制御、その傾動回数を通常状態のときよりも増加させる制御といった、遊技球が第2始動入賞口を通過(進入)しやすくして第2始動条件が成立する可能性を高めることで遊技者にとって有利となる制御が行なわれる。なお、確変状態および時短状態では、これらの制御のいずれか1つが行なわれるようにしてもよいし、複数の制御が組合せられて行なわれるようにしてもよい。このように、確変状態および時短状態において第2始動入賞口に遊技球が進入しやすくして遊技者にとって有利となる制御は、高開放制御ともいう。
高開放制御が行なわれることにより、第2始動入賞口は、高開放制御が行なわれていないときよりも拡大開放状態となる頻度が高められる。これにより、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームを実行するための第2始動条件が成立しやすくなり、特図ゲームが頻繁に実行可能となることで、次に変動表示結果が「大当り表示結果」となるまでの時間が短縮される。したがって、確変状態および時短状態では、通常状態に比べて大当り遊技状態となりやすくなる。高開放制御が実行可能となる期間は、高開放制御期間ともいい、この期間は、パチンコ遊技機1における遊技状態が確変状態と時短状態のいずれかに制御されている期間と同一であればよい。時短制御と高開放制御は、それらの開始と終了が同時に(連動して)行なわれる一方で、確変制御の開始と終了は、時短制御および高開放制御のそれぞれの開始および終了と必ずしも連動するものでなくてもよい。時短制御と高開放制御とがともに行なわれている遊技状態を、高ベース状態ともいい、高ベース状態であることを高ベース中であるともいう。
パチンコ遊技機1では、変動表示結果が「大当り表示結果」となったことに基づき、大当り遊技状態に制御されてラウンドが実行され、開放状態となった大入賞口に遊技球を入賞させて遊技者が多数の賞球を容易に得られるという、遊技者にとって有利な遊技価値が付与される。また、確変状態および時短状態では、通常状態に比べて大当り遊技状態になりやすくなるという、遊技者にとって有利な遊技価値が付与される。その他にも、大当り遊技状態において実行可能なラウンドの上限回数が第2ラウンド数(たとえば「2」)よりも多い第1ラウンド数(たとえば「15」)となること、時短状態において実行可能な特図ゲームの上限回数が第2回数(たとえば「50」)よりも多い第1回数(たとえば「100」)となること、確変状態における大当り確率が第2確率(たとえば1/50)よりも高い第1確率(たとえば1/20)となること、通常状態に制御されることなく大当り遊技状態に制御される回数である連チャン回数が第2連チャン数(たとえば「5」)よりも多い第1連チャン数(たとえば「10」)となることといった、様々な遊技価値が付与されることがある。こうした所定の遊技価値が付与されるか否かは、たとえば特図ゲームにおける変動表示結果となる確定大当り図柄といった、所定図柄の表示結果に応じて定められるものであればよい。
画像表示装置5に設けられた「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rでは、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームとのうち、いずれかの特図ゲームが開始されることに対応して、飾り図柄の変動表示が開始される。そして、飾り図柄の変動表示が開始されてから「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける確定飾り図柄の停止表示により変動表示が終了するまでの期間では、飾り図柄の変動表示状態が所定のリーチ状態となることがある。ここで、リーチ状態とは、画像表示装置5の表示領域において停止表示された飾り図柄が大当り組合せの一部を構成しているときに未だ停止表示されていない飾り図柄(「リーチ変動図柄」ともいう)については変動が継続している表示状態、あるいは、全部または一部の飾り図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態のことである。具体的には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける一部(たとえば「左」および「右」の飾り図柄表示エリア5L、5R等)では予め定められた大当り組合せを構成する飾り図柄(たとえば「7」の英数字を示す飾り図柄)が停止表示されているときに未だ停止表示していない残りの飾り図柄表示エリア(たとえば「中」の飾り図柄表示エリア5C等)では飾り図柄が変動している表示状態、あるいは、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部または一部で飾り図柄が大当り組合せの全部または一部を構成しながら同期して変動している表示状態である。
また、リーチ状態となったことに対応して、飾り図柄の変動速度を低下させたり、画像表示装置5の表示領域に飾り図柄とは異なるキャラクタ画像(人物等を模した演出画像)を表示させたり、背景画像の表示態様を変化させたり、飾り図柄とは異なる動画像を再生表示させたり、飾り図柄の変動態様を変化させたりすることで、リーチ状態となる以前とは異なる演出動作が実行される場合がある。このようなキャラクタ画像の表示、背景画像の表示態様の変化、動画像の再生表示、飾り図柄の変動態様の変化といった演出動作を、リーチ演出表示(あるいは単にリーチ演出)という。なお、リーチ演出には、画像表示装置5における表示動作のみならず、スピーカ8L、8Rによる音声出力動作、遊技効果ランプ9等の発光体における点灯動作(点滅動作)等を、リーチ状態となる以前の動作態様とは異なる動作態様とすることが、含まれていてもよい。リーチ演出における演出動作としては、互いに動作態様(リーチ態様)が異なる複数種類の演出パターン(「リーチパターン」ともいう)が、予め用意されていればよい。そして、それぞれのリーチ態様では「大当り表示結果」となる可能性(「信頼度」あるいは「大当り信頼度」ともいう)が異なる。すなわち、複数種類のリーチ演出のいずれが実行されるかに応じて、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性を異ならせることができる。一例として、この実施の形態では、ノーマルリーチ、スーパーリーチα、スーパーリーチβといったリーチ態様が予め設定されている。そして、スーパーリーチα、スーパーリーチβといったスーパーリーチのリーチ態様が出現した場合には、ノーマルリーチのリーチ態様が出現した場合に比べて、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性(大当り期待度)が高くなる。
飾り図柄の変動表示中には、リーチ演出とは異なり、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となる可能性があること、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性があること等を、飾り図柄の変動表示態様等により遊技者に報知するための変動表示演出が実行されることがある。この実施の形態では、「滑り」および「擬似連」といった変動表示演出が実行可能である。「擬似連」の変動表示演出は、主基板11の側で変動パターンが決定されること等に対応して実行するか否かが決定される。「滑り」の変動表示演出は、主基板11の側で決定された変動パターンにかかわらず、演出制御基板12の側で実行するか否かが決定されればよい。
「滑り」の変動表示演出では、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部において飾り図柄を変動させてから、複数の飾り図柄表示エリア(たとえば「左」および「右」の飾り図柄表示エリア5L、5R等)において飾り図柄を仮停止表示させた後、その仮停止表示した飾り図柄表示エリアのうち所定数(たとえば「1」または「2」)の飾り図柄表示エリア(たとえば「左」の飾り図柄表示エリア5Lと「右」の飾り図柄表示エリア5Rのいずれか一方または双方)において飾り図柄を再び変動させた後に停止表示させることで、停止表示する飾り図柄を変更させる演出表示が行なわれる。こうして、「滑り」の変動表示演出では、飾り図柄の変動表示が開始されてから変動表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでに複数の飾り図柄を仮停止表示させた後、所定数の飾り図柄について変動表示を再度実行することにより、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態になるときと、リーチ状態とはならずに非リーチ組合せを構成する飾り図柄が停止表示されるときとがある。
「擬似連」の変動表示演出では、特図ゲームの第1開始条件と第2開始条件のいずれか一方が1回成立したことに対応して、飾り図柄の変動表示が開始されてから変動表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでに、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部において飾り図柄を一旦仮停止表示させた後、全部の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄を再び変動(擬似連変動)させる演出表示を、所定回(たとえば最大3回まで)行なうことができる。擬似連変動の回数は、飾り図柄の変動表示が開始されてから全部の飾り図柄が最初に一旦仮停止するまでの初回変動を除く、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部において飾り図柄が再変動する回数である。
一例として、「擬似連」の変動表示演出では、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて、特殊組合せの擬似連チャンス目として予め定められた複数種類のハズレ組合せのいずれかとなる飾り図柄が仮停止表示される。なお、仮停止表示では、飾り図柄が停留して表示される一方で、たとえば揺れ変動表示を行なうこと、または、短時間の停留だけで直ちに飾り図柄を再変動させること等によって、遊技者に表示されている飾り図柄が確定しない旨を報知すればよい。あるいは、仮停止表示でも、一旦表示された飾り図柄が確定したと遊技者が認識する程度に飾り図柄を停留させてから、飾り図柄を再変動させるようにしてもよい。
この実施の形態では、「擬似連」の変動表示演出において、擬似連変動(再変動)が1回〜3回行なわれることにより、第1開始条件あるいは第2開始条件が1回成立したことに基づき、飾り図柄の変動表示があたかも2回〜4回続けて開始されたかのように見せることができる。なお、「擬似連」の変動表示演出における擬似連変動(再変動)の回数は、たとえば4回または5回といった、1回〜3回よりも多くの回数まで実行できるようにしてもよい。
「擬似連」の変動表示演出が実行される際には、初回変動を含む複数回の変動表示(擬似連変動)に伴って、関連する表示演出等による再変動演出が実行されるようにしてもよい。一例として、「擬似連」の変動表示演出による各変動表示(初回変動を含む)の期間中に、遊技領域の内部または外部に設けられた複数の装飾用LEDのうちで点灯されるものが1つずつ増えていくように制御されてもよい。また、各変動表示(初回変動を含む)の期間中に、装飾用LEDの表示色が変化するように制御されてもよいし、複数の装飾用LEDのうちで点灯されるものが変化するように制御されてもよい。他の一例として、「擬似連」の変動表示演出による各変動表示(初回変動を含む)の期間中に、遊技領域の内部または外部に設けられた演出用模型(可動部材)が動作するように制御されてもよい。さらに他の一例として、「擬似連」の変動表示演出による各変動表示(初回変動を含む)の期間中に、画像表示装置5において特定のキャラクタ画像といった所定の演出画像を表示するように制御されてもよい。これらの再変動演出の一部または全部に加えて、あるいは、これらの再変動演出の一部または全部に代えて、装飾用LEDの点灯、点滅、演出用模型の動作、演出画像の表示のうち、一部または全部を組合せた再変動演出を実行するように制御されてもよい。このとき、1種類の演出態様のみで再変動演出が実行される場合よりも、複数種類の演出態様を組合せた再変動演出が実行される期間を含んでいる場合、または、複数回の再変動演出における演出態様が変化する場合に、スーパーリーチのリーチ演出が実行される可能性、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性、「第1確変大当り」あるいは「第2確変大当り」となる可能性等が高まるようにしてもよい。
再変動演出として実行される演出動作は、たとえばスピーカ8L、8Rからの音声出力、遊技効果ランプ9といった他の発光体の点灯動作等のように、任意の演出対象物による演出動作を含んだものであってもよい。また、たとえばスピーカ8L、8Rによる音声、効果音の出力の違い、演出用模型等の動きの違い(動作速度の違い、動作する距離の違い、動作方向の違い等)、画像表示装置5に表示されるキャラクタ画像の動きの違い(動作速度の違い、動作する距離の違い、動作方向の違い等)によって再変動演出の演出態様を相違させたり、画像表示装置5においてキャラクタ画像ではなく文字表示を変化させたり背景画像の表示を変化させたりして、再変動演出における演出態様を相違させてもよい。さらに、飾り図柄の変動中に実行される再変動演出とは別に、擬似連チャンス目となる飾り図柄の仮停止時等に、たとえばスピーカ8L、8Rからの音声出力や、遊技効果ランプ9等の発光体の点灯動作といった、任意の演出対象物における演出動作によりチャンス目が仮停止表示されたことを遊技者が認識できるようにしてもよい。
こうした飾り図柄の変動表示動作を利用した変動表示演出としては、「滑り」や「擬似連」の他にも、たとえば「発展チャンス目」や「発展チャンス目終了」、「チャンス目停止後滑り」といった、各種の演出動作が実行されてもよい。ここで、「発展チャンス目」の変動表示演出では、飾り図柄の変動表示が開始されてから変動表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでに、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部において、予め定められた特殊組合せに含まれる発展チャンス目を構成する飾り図柄を仮停止表示させた後、飾り図柄の変動表示状態をリーチ状態として所定のリーチ演出が開始される。これにより、発展チャンス目を構成する飾り図柄が仮停止表示されたときには、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となることや、リーチ状態となった後に変動表示結果が「大当り表示結果」となることに対する期待感が高められる。また、「発展チャンス目終了」の変動表示演出では、飾り図柄の変動表示が開始された後に、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部において、発展チャンス目として予め定められた組合せの飾り図柄を、確定飾り図柄として導出表示させる演出表示が行なわれる。「チャンス目停止後滑り」の変動表示演出では、「擬似連」の変動表示演出と同様に、飾り図柄の変動表示が開始されてから変動表示結果となる確定飾り図柄が導出表示されるまでに、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおける全部において擬似連チャンス目となるハズレ組合せ(特殊組合せ)の飾り図柄を一旦仮停止表示させた後、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの全部において飾り図柄を再び変動させる「擬似連」の変動表示演出とは異なり、飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの一部において飾り図柄を再び変動させることで、停止表示する飾り図柄を変更させる演出表示が行なわれる。
飾り図柄の変動表示中には、リーチ演出あるいは「滑り」および「擬似連」等の変動表示演出とは異なり、たとえば所定の演出画像を表示することや、メッセージとなる画像表示や音声出力、遊技効果ランプ9または演出用点灯役物90の点灯動作、あるいは演出用模型の所定動作等のように、飾り図柄の変動表示動作とは異なる演出動作により、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となる可能性があること、スーパーリーチによるリーチ演出が実行される可能性があること、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性があること等を、遊技者に示唆するための予告演出が実行されることがある。予告演出となる演出動作は、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの全部において飾り図柄の変動表示が開始されてから、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となるより前(「左」および「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rにおいて飾り図柄が仮停止表示されるより前)に実行(開始)されるものであればよい。また、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性があることを報知する予告演出には、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となった後に実行されるものが含まれていてもよい。このように、予告演出は、特別図柄や飾り図柄の変動表示が開始されてから変動表示結果となる確定特別図柄や確定飾り図柄が導出されるまでの所定タイミングにおいて、大当り遊技状態となる可能性を予告できるものであればよい。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、ハズレ図柄となる特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の変動表示が開始されてから、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態とならずに、所定の非リーチ組合せとなる確定飾り図柄が停止表示されることがある。このような飾り図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合における「非リーチ」(「リーチ無しハズレ」ともいう)の変動表示態様と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、ハズレ図柄となる特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の変動表示が開始されてから、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、リーチ演出が実行された後に、所定のリーチ組合せ(リーチハズレ組合せともいう)となる確定飾り図柄が停止表示されることがある。このような飾り図柄の変動表示結果は、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合における「リーチ」(「リーチハズレ」ともいう)の変動表示態様と称される。なお、非リーチ組合せとなる確定飾り図柄と、リーチ組合せとなる確定飾り図柄は、まとめてハズレ組合せ(非特定の組合せ)の確定飾り図柄ともいう。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄のうち非確変大当り図柄である「3」の数字を示す特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後等に、所定の非確変大当り組合せ(「通常大当り組合せ」ともいう)となる確定飾り図柄が停止表示される。非確変大当り組合せとなる確定飾り図柄は、たとえば画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて変動表示される図柄番号が「1」〜「8」の飾り図柄のうち、図柄番号が偶数「2」、「4」、「6」、「8」である飾り図柄のいずれか1つが、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであり、大当り組合せとなる確定飾り図柄の一類型であればよい。このように非確変大当り組合せを構成する図柄番号が偶数「2」、「4」、「6」、「8」である飾り図柄は、非確変図柄(「通常図柄」ともいう)と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄が非確変大当り図柄となることに対応して、所定のリーチ演出が実行された後等に、非確変大当り組合せの確定飾り図柄が停止表示される飾り図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合における「非確変大当り」の変動表示態様と称され、大当り種別が「非確変」であるともいう。こうして「非確変大当り」の変動表示態様により変動表示結果が「大当り表示結果」となった後には、大当り遊技状態に制御され、その大当り遊技状態が終了すると、時短状態に制御される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄のうち第1確変大当り図柄である「5」の数字を示す特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後等に、所定の非確変大当り組合せとなる確定飾り図柄が停止表示されることがある。また、この場合には、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後等に、所定の確変大当り組合せとなる確定飾り図柄が停止表示されることがある。確変大当り組合せとなる確定飾り図柄は、たとえば画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて変動表示される図柄番号が「1」〜「8」の飾り図柄のうち、図柄番号が奇数「1」、「3」、「5」、「7」である飾り図柄のいずれか1つが、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて所定の有効ライン上に揃って停止表示されるものであり、大当り組合せとなる確定飾り図柄の一類型であればよい。このように確変大当り組合せを構成する図柄番号が奇数「1」、「3」、「5」、「7」である飾り図柄は、確変図柄と称される。
特図ゲームにおける確定特別図柄として第1確変大当り図柄が停止表示される場合に、飾り図柄の変動表示中に非確変大当り組合せとなる飾り図柄が一旦表示されて、変動表示中に再抽選演出が実行されたり、その後の大当り遊技状態中や大当り遊技状態の終了時に大当り中昇格演出が実行されたりして、確変状態に制御されることが報知される。こうした飾り図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「大当り表示結果」で「再抽選・昇格あり」となる場合に対応した「第1確変大当り」の変動表示態様と称され、大当り種別が「第1確変」であるともいう。再抽選演出や大当り中昇格演出のように、確変状態に制御されるか否かを報知するために実行される演出は、確変昇格演出ともいう。
特図ゲームにおける確定特別図柄として、大当り図柄のうち第2確変大当り図柄である「7」の数字を示す特別図柄が停止表示される場合には、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となったことに対応して、所定のリーチ演出が実行された後等に、所定の確変大当り組合せとなる確定飾り図柄が停止表示される。こうした飾り図柄の変動表示態様は、変動表示結果が「大当り表示結果」で「直当り」となる場合に対応した「第2確変大当り」の変動表示態様と称され、大当り種別が「第2確変」であるともいう。
なお、「直当り」とは、変動表示時間が経過したときに、飾り図柄の変動表示結果として確変大当り組合せの飾り図柄が停止表示されることによって、大当り遊技状態の終了後には確変状態に制御されることを直ちに(大当り遊技状態の開始前に)認識可能とするものである。これに対して、再抽選演出や大当り中昇格演出が実行される場合には、飾り図柄の変動表示中に非確変大当り組合せの飾り図柄が一旦表示されることによって、確変状態に制御されることを一旦は認識困難または認識不能とし、再抽選演出(たとえば飾り図柄の再変動)が実行されて確変大当り組合せの飾り図柄が停止表示されることによって確変状態に制御されることが報知されたり、大当り遊技状態中や大当り遊技状態の終了時に大当り中昇格演出を実行することによって確変状態に制御されることが報知される。また、変動表示結果が「大当り表示結果」で大当り種別が「非確変」である場合には、変動表示時間の経過時に、飾り図柄の変動表示結果として非確変大当り組合せの飾り図柄が停止表示され、「第1確変」の場合と同様に大当り遊技状態中に大当り中昇格演出が実行される場合がある。さらに、飾り図柄の変動表示中にも、「第1確変」の場合と同様に再抽選演出が実行される場合がある。ただし、「非確変」の場合には、変動表示中に再抽選演出が実行されたり、大当り遊技状態中に大当り中昇格演出が実行されても、確変状態に制御されることは報知されない。
確変状態や時短状態では、たとえば「確変中」や「時短中」といった確変状態や時短状態であることを報知する演出画像を画像表示装置5の表示領域に表示させること、および、画像表示装置5の表示領域における背景画像や飾り図柄の表示態様を通常の演出モードにおける表示態様とは異なるものとすること等により、確変状態や時短状態であることを遊技者が認識できる演出モードとなるようにしてもよい。あるいは、確変状態では、たとえば通常状態と同様の演出モードとなることにより、確変状態であることを遊技者が認識不可能あるいは認識困難になることがあってもよい(いわゆる潜伏確変)。
次に、パチンコ遊技機1の内部構成を説明する。
パチンコ遊技機1には、たとえば図2に示すような主基板11、演出制御基板12、音声制御基板13、ランプ制御基板14といった、各種の制御基板が搭載されている。また、パチンコ遊技機1には、主基板11と演出制御基板12との間で伝送される各種の制御信号を中継するための中継基板15等も搭載されている。その他にも、パチンコ遊技機1における遊技盤2等の背面には、たとえば払出制御基板、情報端子基板、発射制御基板、インタフェース基板等といった、各種の基板が配置されている。
主基板11は、メイン側の制御基板であり、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための各種回路が搭載されている。主基板11は、主として、特図ゲームにおいて用いる乱数の設定機能、所定位置に配設されたスイッチ等からの信号の入力を行なう機能、演出制御基板12等からなるサブ側の制御基板に宛てて、指令情報の一例となる制御コマンドを制御信号として出力して送信する機能、ホールの管理コンピュータに対して各種情報を出力する機能等を備えている。また、主基板11は、第1特別図柄表示装置4Aと第2特別図柄表示装置4Bとを構成する各LED(たとえばセグメントLED)等の点灯/消灯制御を行なって第1特図や第2特図の変動表示を制御すること、および、普通図柄表示器20の点灯/消灯/発色制御等を行なって普通図柄表示器20による普通図柄の変動表示を制御することといった、所定の表示図柄の変動表示を制御する機能も備えている。主基板11には、たとえば遊技制御用マイクロコンピュータ100、遊技球検出用の各種スイッチからの検出信号を取り込んで遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送するスイッチ回路110、遊技制御用マイクロコンピュータ100からのソレノイド駆動信号をソレノイド81、82に伝送するソレノイド回路111等が搭載されている。
演出制御基板12は、主基板11とは独立したサブ側の制御基板であり、中継基板15を介して主基板11から伝送された制御信号を受信して、画像表示装置5、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9、演出用点灯役物90および演出用可動部材32A、32Bといった演出用の電気部品である演出装置による演出動作を制御するための各種回路が搭載されている。すなわち、演出制御基板12は、画像表示装置5における表示動作、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作の全部または一部、ならびに、遊技効果ランプ9および演出用点灯役物90における点灯/消灯動作等の全部または一部、演出用可動部材32A、32Bの駆動動作といった、演出用の電気部品としての演出装置に所定の演出動作を実行させるための制御内容を決定する機能を備えている。
音声制御基板13は、演出制御基板12とは別個に設けられた音声出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令および制御データ等に基づき、スピーカ8L、8Rから音声を出力させるための音声信号処理を実行する処理回路等が搭載されている。ランプ制御基板14は、演出制御基板12とは別個に設けられたランプ出力制御用の制御基板であり、演出制御基板12からの指令や制御データ等に基づき、遊技効果ランプ9や演出用点灯役物90における点灯/消灯駆動等を行なうランプドライバ回路等が搭載されている。
図2に示すように、主基板11には、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23からの検出信号を伝送する配線が接続されている。なお、ゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23は、たとえばセンサと称されるもの等のように、遊技媒体としての遊技球を検出できる任意の構成を有するものであればよい。また、主基板11には、第1特別図柄表示装置4A、第2特別図柄表示装置4B、普通図柄表示器20、第1保留表示器25A、第2保留表示器25B、普図保留表示器25C等の表示制御を行なうための指令信号を伝送する配線が接続されている。
主基板11から演出制御基板12に向けて伝送される制御信号は、中継基板15によって中継される。主基板11には、たとえば中継基板15に対応する主基板側コネクタが設けられ、主基板側コネクタと遊技制御用マイクロコンピュータ100との間には、出力バッファ回路が接続されている。出力バッファ回路は、主基板11から中継基板15を介して演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができ、中継基板15から主基板11への信号の入力を阻止する。したがって、演出制御基板12や中継基板15の側から主基板11の側に信号が伝わる余地はない。
中継基板15には、たとえば主基板11から演出制御基板12に対して制御信号を伝送するための配線毎に、伝送方向規制回路が設けられていればよい。各伝送方向規制回路は、主基板11対応の主基板用コネクタにアノードが接続されるとともに演出制御基板12対応の演出制御基板用コネクタにカソードが接続されたダイオードと、一端がダイオードのカソードに接続されるとともに他端がグランド(GND)接続された抵抗とから構成されている。この構成により、各伝送方向規制回路は、演出制御基板12から中継基板15への信号の入力を阻止して、主基板11から演出制御基板12へ向かう方向にのみ信号を通過させることができる。したがって、演出制御基板12の側から主基板11側に信号が伝わる余地はない。この実施の形態では、中継基板15において制御信号を伝送するための配線毎に伝送方向規制回路を設けるとともに、主基板11において遊技制御用マイクロコンピュータ100と主基板側コネクタの間に出力バッファ回路を設けることで、外部から主基板11への不正な信号の入力を防止することができる。
中継基板15を介して主基板11から演出制御基板12に対して伝送される制御コマンドは、たとえば電気信号として送受信される演出制御コマンドである。演出制御コマンドには、たとえば画像表示装置5における画像表示動作を制御するために用いられる表示制御コマンドや、スピーカ8L、8Rからの音声出力を制御するために用いられる音声制御コマンド、遊技効果ランプ9や装飾用LEDの点灯動作等を制御するために用いられるランプ制御コマンドが含まれている。
図3は、この実施の形態で用いられる演出制御コマンドの内容の一例を示す説明図である。図3(A)には、代表的な演出制御コマンドが複数種類示され、図3(B)には、図3(A)の変動表示結果通知コマンドの詳細例が示されている。
演出制御コマンドは、たとえば2バイト構成であり、1バイト目はMODE(コマンドの分類)を示し、2バイト目はEXT(コマンドの種類)を表す。MODEデータの先頭ビット(ビット7)は必ず「1」とされ、EXTデータの先頭ビットは「0」とされる。なお、図3(A)に示されたコマンド形態は一例であって、他のコマンド形態を用いてもよい。また、この例では、制御コマンドが2つの制御信号で構成されることになるが、制御コマンドを構成する制御信号数は、1であってもよいし、3以上の複数であってもよい。
図3(A)に示す例において、コマンド8001Hは、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームにおける変動開始を指定する第1変動開始コマンドである。コマンド8002Hは、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームにおける変動開始を指定する第2変動開始コマンドである。コマンド81XXHは、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示に対応して画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rで変動表示される飾り図柄等の変動パターンを指定する変動パターン指定コマンドである。ここで、XXHは不特定の16進数であることを示し、演出制御コマンドによる指示内容に応じて任意に設定される値であればよい。変動パターン指定コマンドでは、指定する変動パターン等に応じて、異なるEXTデータが設定される。
コマンド8CXXHは、特別図柄や飾り図柄等の変動表示結果を指定する変動表示結果通知コマンドである。変動表示結果通知コマンドでは、たとえば図3(B)に示すように、変動表示結果が「ハズレ表示結果」であるか「大当り表示結果」であるかの決定結果(事前決定結果)や、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合の大当り種別(飾り図柄の変動表示態様)を複数種類のいずれとするかの決定結果(大当り種別決定結果)に応じて、異なるEXTデータが設定される。より具体的には、コマンド8C00Hは、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる旨の事前決定結果を示す第1変動表示結果通知コマンドである。コマンド8C01Hは、変動表示結果が「大当り表示結果」で大当り種別が「非確変」となる旨の事前決定結果および大当り種別決定結果を通知する第2変動表示結果通知コマンドである。コマンド8C02Hは、変動表示結果が「大当り表示結果」で大当り種別が「第1確変」となる旨の事前決定結果および大当り種別決定結果を通知する第3変動表示結果通知コマンドである。コマンド8C03Hは、変動表示結果が「大当り表示結果」で大当り種別が「第2確変」となる旨の事前決定結果および大当り種別決定結果を通知する第4変動表示結果通知コマンドである。
コマンド8F00Hは、画像表示装置5における「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rで飾り図柄の変動表示の停止を指定する図柄確定指定コマンドである。コマンド95XXHは、パチンコ遊技機1における現在の遊技状態を指定する遊技状態指定コマンドである。遊技状態指定コマンドでは、たとえばパチンコ遊技機1における現在の遊技状態が通常状態、確変状態および時短状態のいずれであるかに対応して、異なるEXTデータが設定される。具体的な一例として、コマンド9500Hを遊技状態が通常状態である場合に対応した第1遊技状態指定コマンドとし、コマンド9501Hを遊技状態が確変状態である場合に対応した第2遊技状態指定コマンドとし、コマンド9502Hを遊技状態が時短状態である場合に対応した第3遊技状態指定コマンドとすればよい。
コマンドA0XXHは、大当り遊技状態の開始を示す演出画像の表示を指定する大当り開始指定コマンド(「ファンファーレコマンド」ともいう)である。コマンドA1XXHは、大当り遊技状態において、大入賞口が開放状態となっている期間であることを通知する大入賞口開放中通知コマンドである。コマンドA2XXHは、大当り遊技状態において、大入賞口が開放状態から閉鎖状態に変化した期間であることを通知する大入賞口開放後通知コマンドである。コマンドA3XXHは、大当り遊技状態の終了時における演出画像の表示を指定する大当り終了指定コマンドである。
大当り開始指定コマンドや大当り終了指定コマンドでは、たとえば変動表示結果通知コマンドと同様のEXTデータが設定されること等により、事前決定結果や大当り種別決定結果に応じて異なるEXTデータが設定される。なお、大当り開始指定コマンドや大当り終了指定コマンドでは、事前決定結果および大当り種別決定結果と設定されるEXTデータとの対応関係を、変動表示結果通知コマンドにおける対応関係とは異ならせるようにしてもよい。
大入賞口開放中通知コマンドや大入賞口開放後通知コマンドでは、たとえば15R大当り状態におけるラウンドの実行回数(たとえば「1」〜「15」)に対応して、異なるEXTデータが設定される。なお、大当り遊技状態では、大入賞口が開放状態となっている期間であるか、大入賞口が開放状態から閉鎖状態に変化した期間であるかにかかわりなく、大当り遊技状態の開始時点から、あるいは、飾り図柄の変動表示開始時点から、大当り遊技状態の終了時点まで、継続的な演出動作が実行されるようにしてもよい。あるいは、大当り遊技状態では、大入賞口が開放状態となっている期間であるか、大入賞口が開放状態から閉鎖状態に変化した期間であるかに応じて、異なる演出動作が実行されるようにしてもよい。
コマンドB100Hは、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口を通過(進入)した遊技球が第1始動口スイッチ22Aにより検出されて始動入賞が発生したことに基づき、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームを実行するための第1始動条件が成立したことを通知する第1始動口入賞指定コマンドである。コマンドB200Hは、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が第2始動口スイッチ22Bにより検出されて始動入賞が発生したことに基づき、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームを実行するための第2始動条件が成立したことを通知する第2始動口入賞指定コマンドである。
コマンドC0XXHは、始動入賞記憶表示エリア5H等において特図保留記憶数を特定可能に表示するために、第1特図保留記憶数と第2特図保留記憶数との合計値である合計保留記憶数を通知する保留記憶数通知コマンドである。保留記憶数通知コマンドは、たとえば第1始動条件と第2始動条件のいずれかが成立したときに、第1始動口入賞指定コマンドと第2始動口入賞指定コマンドのいずれかが送信されたことに続いて、主基板11から演出制御基板12に対して送信される。また、保留記憶数通知コマンドは、第1開始条件と第2開始条件のいずれかが成立したときに、特図ゲームの実行が開始されること等に対応して送信されるようにしてもよい。
主基板11に搭載された遊技制御用マイクロコンピュータ100は、たとえば1チップのマイクロコンピュータであり、遊技制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM(Read Only Memory)101と、遊技制御用のワークエリアを提供するRAM(Random Access Memory)102と、遊技制御用のプログラムを実行して制御動作を行なうCPU(Central Processing Unit)103と、CPU103とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行なう乱数回路104と、I/O(Input/Output port)105とを備えて構成される。一例として、遊技制御用マイクロコンピュータ100では、CPU103がROM101から読出したプログラムを実行することにより、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するための処理が実行される。このときには、CPU103がROM101から固定データを読出す固定データ読出動作や、CPU103がRAM102に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、CPU103がRAM102に一時記憶されている各種の変動データを読出す変動データ読出動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、CPU103がI/O105を介して遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部へと各種信号を出力する送信動作等も行なわれる。遊技制御用マイクロコンピュータ100を構成する1チップマイクロコンピュータは、少なくともCPU103の他にRAM102が内蔵されていればよく、ROM101は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、乱数回路104やI/O105は、外付けであってもよい。
主基板11では、たとえば図2に示す遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵または外付けされた乱数回路104等により、遊技の進行を制御するために用いられる各種の乱数値を示す数値データが更新可能にカウントされる。
図4は、主基板11の側においてカウントされる乱数値を例示する説明図である。図4に示すように、この実施の形態では、主基板11の側において、特図表示結果決定用の乱数値MR1、大当り種別決定用の乱数値MR2、変動パターン種別決定用の乱数値MR3、変動パターン決定用の乱数値MR4、普図表示結果決定用の乱数値MR5のそれぞれを示す数値データが、カウント可能に制御される。なお、遊技効果を高めるために、これら以外の乱数値が用いられてもよい。
こうした遊技の進行を制御するために用いられる乱数は、遊技用乱数ともいう。乱数回路104は、これらの乱数値MR1〜MR5の全部または一部を示す数値データをカウントするものであればよい。CPU103は、たとえば図11に示す遊技制御カウンタ設定部154に設けられたランダムカウンタといった、乱数回路104とは異なるランダムカウンタを用いて、ソフトウェアによって各種の数値データを更新することで、乱数値MR1〜MR5の一部を示す数値データをカウントするようにしてもよい。一例として、特図表示結果判定用の乱数値MR1を示す数値データは、乱数回路104によりCPU103とは独立して更新され、それ以外の乱数値MR2〜MR5を示す数値データは、CPU103がランダムカウンタを用いてソフトウェアにより更新されればよい。また、乱数回路104により更新された数値データの全部または一部を用いて、スクランブル処理や演算処理といった所定の処理を実行することにより、乱数値MR1〜MR5の全部または一部を示す数値データが更新されるようにしてもよい。
遊技制御用マイクロコンピュータ100は、乱数回路104が更新する数値データの初期値を設定する機能を有していてもよい。たとえば、ROM101等の所定の記憶領域に記憶された遊技制御用マイクロコンピュータ100のIDナンバ(遊技制御用マイクロコンピュータ100の各製品毎に異なる数値で付与されたIDナンバ)を用いて所定の演算を行なって得られた数値データを、乱数回路104が更新する数値データの初期値として設定する。このような処理を行なうことにより、乱数回路104が発生する乱数のランダム性をより向上させることができる。
特図表示結果決定用の乱数値MR1は、特図ゲームにおける特別図柄等の変動表示結果を「大当り表示結果」として大当り遊技状態に制御するか否かを決定するために用いられる乱数値であり、たとえば「1」〜「65535」の範囲の値をとる。大当り種別決定用の乱数値MR2は、変動表示結果を「大当り表示結果」とする場合における飾り図柄の変動表示態様である大当り種別を「非確変」、「第1確変」、「第2確変」のいずれかに決定するために用いられる乱数値であり、たとえば「1」〜「100」の範囲の値をとる。
変動パターン種別決定用の乱数値MR3は、特別図柄や飾り図柄の変動表示における変動パターン種別を、予め用意された複数種類のいずれかに決定するために用いられる乱数値であり、たとえば「1」〜「251」の範囲の値をとる。変動パターン決定用の乱数値MR4は、特別図柄や飾り図柄の変動表示における変動パターンを、予め用意された複数種類のいずれかに決定するために用いられる乱数値であり、たとえば「1」〜「997」の範囲の値をとる。普図表示結果決定用の乱数値MR5は、普通図柄表示器20による普図ゲームにおける変動表示結果を「普図当り」とするか「普図ハズレ」とするか等の決定を行なうために用いられる乱数値であり、たとえば「3」〜「13」の範囲の値をとる。すなわち、普図表示結果決定用の乱数値MR5は、普図ゲームにおける変動表示結果に基づき普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)しがたい状態(通常開放状態)から遊技球が通過(進入)しやすい状態(拡大開放状態)へと変化させるか否か等の決定を行なうために用いられる。
図5は、この実施の形態における変動パターンを示している。この実施の形態では、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合のうち、飾り図柄の変動表示態様が「非リーチ」である場合と「リーチ」である場合のそれぞれに対応して、また、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合等に対応して、複数の変動パターンが予め用意されている。
変動表示結果が「ハズレ表示結果」で飾り図柄の変動表示態様が「非リーチ」である場合に対応した変動パターンは、非リーチ変動パターン(「非リーチハズレ変動パターン」ともいう)と称され、変動表示結果が「ハズレ表示結果」で飾り図柄の変動表示態様が「リーチ」である場合に対応した変動パターンは、リーチ変動パターン(「リーチハズレ変動パターン」ともいう)と称される。また、非リーチ変動パターンとリーチ変動パターンは、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合に対応したハズレ変動パターンに含まれる。変動表示結果が「大当り表示結果」である場合に対応した変動パターンは、大当り変動パターンと称される。
図6は、この実施の形態における変動パターン種別を示している。図5に示す各変動パターンは、図6に示す複数の変動パターン種別のうち、少なくとも1つの変動パターン種別に含まれている。すなわち、各変動パターン種別は、たとえば飾り図柄の変動表示中に実行される演出動作の態様等に基づいて分類(グループ化)された1つまたは複数の変動パターンを含むように構成されていればよい。一例として、複数の変動パターンをリーチ演出の種類(演出態様)で分類(グループ化)して、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態とならない変動パターンが含まれる変動パターン種別と、ノーマルリーチを伴う変動パターンが含まれる変動パターン種別と、スーパーリーチ(スーパーリーチαまたはスーパーリーチβ)を伴う変動パターンが含まれる変動パターン種別とに分ければよい。また、スーパーリーチを伴う変動パターンについては、リーチ演出の内容(たとえばスーパーリーチαであるかスーパーリーチβであるか)に応じて、異なる変動パターン種別に分類されるようにしてもよい。その他の変動パターンについても、所定の変動表示演出が実行されるか否か等に応じて、異なる変動パターン種別に分類されるようにしてもよい。他の一例として、複数の変動パターンを飾り図柄の変動表示時間等に応じて、分類(グループ化)してもよい。複数の変動パターン種別のうちには、共通の変動パターンを含んで構成されたものがあってもよい。
図6に示すように、各変動パターン種別には、変動表示態様や変動表示の内容に応じて、1つまたは複数の変動パターンが分類される。図5に示す変動パターンの具体的な分類については、たとえば図10に示すような変動パターン決定テーブル133の設定から、特定することができる。すなわち、変動パターン決定テーブル133において、各変動パターン種別に応じて決定値が割り当てられた変動パターンは、その変動パターン種別に含まれるように分類されている。
図2に示す遊技制御用マイクロコンピュータ100が備えるROM101には、ゲーム制御用のプログラムの他にも、遊技の進行を制御するために用いられる各種の選択用データ、テーブルデータ等が格納されている。たとえば、ROM101には、CPU103が各種の判定や決定、設定を行なうために用意された複数の判定テーブルや決定テーブル、設定テーブル等を構成するデータが記憶されている。また、ROM101には、CPU103が主基板11から各種の制御コマンドとなる制御信号を送信するために用いられる複数のコマンドテーブルを構成するテーブルデータや、図5に示すような変動パターンを複数種類格納する変動パターンテーブルを構成するテーブルデータ等が、記憶されている。
図7は、ROM101に記憶される特図表示結果決定テーブル130の構成例を示している。特図表示結果決定テーブル130は、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームの開始を許容する第1開始条件が成立したときや、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームの開始を許容する第2開始条件が成立したときに、特別図柄の変動表示結果(特図表示結果)となる確定特別図柄が導出表示される以前に、その変動表示結果を「大当り表示結果」として大当り遊技状態に制御するか否かを、特図表示結果決定用の乱数値MR1に基づいて決定するために参照されるテーブルである。
特図表示結果決定テーブル130では、パチンコ遊技機1における遊技状態が通常状態または時短状態であるか確変状態であるかに応じて、特図表示結果決定用の乱数値MR1と比較される数値(決定値)が、「大当り表示結果」や「ハズレ表示結果」の特図表示結果のいずれかに割り当てられている。この実施の形態では、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームであるか、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームであるかにかかわらず、共通の特図表示結果決定テーブル130におけるテーブルデータを参照して特図表示結果が決定される。これに対して、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームの場合と、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームの場合のそれぞれに対応して、特図表示結果に対する決定値の割当てが異なる決定テーブルを用意してもよい。
特図表示結果決定テーブル130では、遊技状態が通常状態または時短状態であるか確変状態であるかに応じて、特図表示結果を「大当り表示結果」とする決定結果に対する決定値の割当てが異なっている。より具体的には、遊技状態が確変状態である場合に、通常状態または時短状態である場合よりも多くの決定値が特図表示結果を「大当り表示結果」とする決定結果に割り当てられている。CPU103は、遊技状態が通常状態または時短状態であるか確変状態であるかに応じて、特図表示結果決定テーブル130を構成するテーブルデータから、特図表示結果を決定するために用いる決定用データとなるテーブルデータを、特図表示結果決定用テーブルデータとして選択すればよい。
特図表示結果決定テーブル130では、個々の決定値が各決定結果に割り当てられるようにテーブルデータが設定され、CPU103が乱数値MR1と決定値とを逐一比較することにより、乱数値MR1と合致する決定値が割り当てられた特図表示結果に決定できればよい。あるいは、特図表示結果決定テーブル130では、各決定結果に割り当てられた決定値の最小値(下限値)と最大値(上限値)とを示すテーブルデータが設定され、CPU103が乱数値MR1と各決定結果に割り当てられた決定値の最小値や最大値とを比較することにより、乱数値MR1が含まれる決定値範囲に対応する特図表示結果に決定できるようにしてもよい。特図表示結果決定テーブル130以外に各種設けられた決定テーブルも、同様に設定されたものであればよい。
図8は、ROM101に記憶される大当り種別決定テーブル131の構成例を示している。大当り種別決定テーブル131は、特図表示結果を「大当り表示結果」として大当り遊技状態に制御することが決定(事前決定)されたときに、大当り種別決定用の乱数値MR2に基づき、変動表示態様を「非確変」や「第1確変」や「第2確変」といった複数種類の大当り種別のいずれかに決定するために参照されるテーブルである。
大当り種別決定テーブル131では、大当り種別決定用の乱数値MR2と比較される数値(決定値)が、「非確変」や「第1確変」や「第2確変」等の大当り種別に割り当てられている。この実施の形態では、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームであるか、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームであるかにかかわらず、共通の大当り種別決定テーブル131におけるテーブルデータを参照して大当り種別が決定される。これに対して、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームの場合と、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームの場合のそれぞれに対応して、大当り種別に対する決定値の割当てが異なる決定テーブルを用意してもよい。
大当り種別決定テーブル131において、複数種類の大当り種別に割り当てられた決定値を示すテーブルデータは、大当り遊技状態の終了後には確変状態に制御するか否かの決定結果に対応した決定用データとなっている。たとえば、「非確変」の大当り種別に割り当てられている決定値を示すテーブルデータは、確変状態に制御しないとの決定結果に対応する一方で、「第1確変」や「第2確変」の大当り種別に割り当てられている決定値を示すテーブルデータは、確変状態に制御するとの決定結果を示している。大当り種別決定テーブル131は、遊技制御バッファ155に設けられた大当り種別バッファの値(大当り種別バッファ値)を、決定された大当り種別に対応する値(たとえば「0」〜「2」のいずれか)に設定するためのテーブルデータ(設定用データ)を含んでいてもよい。また、大当り種別決定テーブル131において、複数種類の大当り種別に割り当てられた決定値を示すテーブルデータは、たとえば大当り遊技状態において実行可能なラウンドの上限回数や、時短状態において実行可能な特図ゲームの上限回数といった、変動表示結果が「大当り表示結果」となること等に基づいて所定の遊技価値を付与するか否かの決定結果に対応した決定用データを含んでいてもよい。
大当り遊技状態におけるラウンドの実行態様(実行回数や大入賞口の開放時間等)と、確変状態に制御するか否かのうち、いずれか一方または両方が特図表示結果決定用の乱数値MR1を示す数値データに基づいて決定されるようにしてもよい。たとえば、特図表示結果決定テーブル130では、「大当り」の特図表示結果となる場合に、「非確変大当り」とするか「確変大当り」とするかの決定結果に対して、決定値が割り当てられていてもよい。あるいは、特図表示結果決定テーブル130では、「大当り」の特図表示結果となる場合に、複数種類の大当り種別に対して決定値が割り当てられており、乱数値MR1のみを用いて大当り種別を決定できるようにしてもよい。
図9は、ROM101に記憶される変動パターン種別決定テーブルの構成例を示している。この実施の形態では、変動パターン種別決定テーブルとして、図9(A)に示す大当り変動パターン種別決定テーブル132Aと、図9(B)に示すハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132Bと、図9(C)に示すハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cとが、予め用意されている。
大当り変動パターン種別決定テーブル132Aは、特図表示結果を「大当り表示結果」にすると決定(事前決定)されたときに、大当り種別の決定結果に応じて、変動パターン種別を、変動パターン種別決定用の乱数値MR3に基づいて、複数種類のうちのいずれかに決定するために参照されるテーブルである。大当り変動パターン種別決定テーブル132Aでは、大当り種別の決定結果が「非確変」、「第1確変」、「第2確変」のいずれであるかに応じて、変動パターン種別決定用の乱数値MR3と比較される数値(決定値)が、変動パターン種別CA3−1〜変動パターン種別CA3−3のいずれかに割り当てられている。大当り変動パターン種別決定テーブル132Aでは、大当り種別が複数種類のいずれに決定されたかに応じて、各変動パターン種別に決定される割合が異なるように、決定値が各変動パターン種別に割り当てられている部分がある。たとえば、大当り種別が「非確変」である場合と「第1確変」および「第2確変」のいずれかである場合とでは、変動パターン種別CA3−1〜変動パターン種別CA3−3に対する決定値の割当てが異なっている。これにより、大当り種別を複数種類のいずれにするかの決定結果に応じて、同一の変動パターン種別に決定される割合を異ならせることができる。
ハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132Bと、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cは、特図表示結果を「ハズレ表示結果」にすると決定(事前決定)されたときに、変動パターン種別を、変動パターン種別決定用の乱数値MR3に基づいて、複数種類のうちのいずれかに決定するために参照されるテーブルである。ここで、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132Bは、たとえば遊技状態が通常状態であるときに使用テーブルとして選択される。これに対して、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cは、たとえば遊技状態が時短状態や確変状態で時短制御や高開放制御が行なわれているときに、使用テーブルとして選択される。
ハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132Bとハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cとでは、互いに各変動パターン種別に決定される割合が異なるように、決定値が各変動パターン種別に割り当てられている部分がある。これにより、遊技状態が通常状態であるか時短状態や確変状態における高ベース中であるかに応じて、同一の変動パターン種別に決定される割合を異ならせることができる。また、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132Bとハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cとでは、異なる変動パターン種別に決定値が割り当てられている部分がある。これにより、遊技状態が通常状態であるか時短状態や確変状態における高ベース中であるかに応じて、異なる変動パターン種別に決定することができる。
図10は、ROM101に記憶される変動パターン決定テーブル133の構成例を示している。変動パターン決定テーブル133は、変動パターン種別の決定結果に応じて、変動パターン決定用の乱数値MR4に基づき、変動パターンを複数種類のうちのいずれかに決定するために参照されるテーブルである。変動パターン決定テーブル133では、変動パターン種別に応じて、変動パターン決定用の乱数値MR4と比較される数値(決定値)が、1つまたは複数の変動パターンに割り当てられている。
図2に示す遊技制御用マイクロコンピュータ100が備えるRAM102は、その一部または全部が所定の電源基板において作成されるバックアップ電源によってバックアップされているバックアップRAMであればよい。すなわち、パチンコ遊技機1に対する電力供給が停止しても、所定期間(バックアップ電源としてのコンデンサが放電してバックアップ電源が電力供給不能になるまで)は、RAM102の一部または全部の内容は保存される。特に、少なくとも、遊技状態すなわち遊技制御手段の制御状態に応じたデータ(特図プロセスフラグ等)と未払出賞球数を示すデータは、バックアップRAMに保存されるようにすればよい。遊技制御手段の制御状態に応じたデータとは、停電等が生じた後に復旧した場合に、そのデータにもとづいて、制御状態を停電等の発生前に復旧させるために必要なデータである。また、制御状態に応じたデータと未払出賞球数を示すデータとを遊技の進行状態を示すデータと定義する。
このようなRAM102には、パチンコ遊技機1における遊技の進行等を制御するために用いられる各種のデータを保持する領域として、たとえば図11に示すような遊技制御用データ保持エリア150が設けられている。図11に示す遊技制御用データ保持エリア150は、第1特図保留記憶部151Aと、第2特図保留記憶部151Bと、普図保留記憶部151Cと、遊技制御フラグ設定部152と、遊技制御タイマ設定部153と、遊技制御カウンタ設定部154と、遊技制御バッファ設定部155とを備えている。
第1特図保留記憶部151Aは、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)したものの未だ開始されていない特図ゲーム(第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲーム)の保留データを記憶する。一例として、第1特図保留記憶部151Aは、第1始動入賞口への入賞順(遊技球の検出順)に保留番号と関連付けて、その遊技球の通過(進入)における第1始動条件の成立に基づいてCPU103により乱数回路104等から抽出された特図表示結果決定用の乱数値MR1や大当り種別決定用の乱数値MR2、変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データ等を保留データとして、その記憶数が所定の上限値(たとえば「4」)に達するまで記憶する。こうして第1特図保留記憶部151Aに記憶された保留データは、第1特図を用いた特図ゲームの実行が保留されていることを示し、この特図ゲームにおける変動表示結果(特図表示結果)に基づき所定の遊技価値が付与されるか否か等を判定可能にする保留記憶情報となる。
第2特図保留記憶部151Bは、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)したものの未だ開始されていない特図ゲーム(第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲーム)の保留データを記憶する。一例として、第2特図保留記憶部151Bは、第2始動入賞口への入賞順(遊技球の検出順)に保留番号と関連付けて、その遊技球の通過(進入)における第2始動条件の成立に基づいてCPU103により乱数回路104等から抽出された特図表示結果決定用の乱数値MR1や大当り種別決定用の乱数値MR2、変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データ等を保留データとして、その数が所定の上限値(たとえば「4」)に達するまで記憶する。こうして第2特図保留記憶部151Bに記憶された保留データは、第2特図を用いた特図ゲームの実行が保留されていることを示し、この特図ゲームにおける変動表示結果(特図表示結果)に基づき所定の遊技価値が付与されるか否か等を判定可能にする保留記憶情報となる。
普図保留記憶部151Cは、通過ゲート41を通過した遊技球がゲートスイッチ21によって検出されたにもかかわらず、未だ普通図柄表示器20により開始されていない普図ゲームの保留情報を記憶する。たとえば、普図保留記憶部151Cは、遊技球が通過ゲート41を通過した順に保留番号と対応付けて、その遊技球の通過に基づいてCPU103により乱数回路104等から抽出された普図表示結果決定用の乱数値MR5を示す数値データ等を保留データとして、その数が所定の上限値(たとえば「4」)に達するまで記憶する。
遊技制御フラグ設定部152には、パチンコ遊技機1における遊技の進行状況等に応じて状態を更新可能な複数種類のフラグが設けられている。たとえば、遊技制御フラグ設定部152には、複数種類のフラグそれぞれについて、フラグの値を示すデータや、オン状態あるいはオフ状態を示すデータが記憶される。
遊技制御タイマ設定部153には、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するために用いられる各種のタイマが設けられている。たとえば、遊技制御タイマ設定部153には、複数種類のタイマそれぞれにおけるタイマ値を示すデータが記憶される。
遊技制御カウンタ設定部154には、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するために用いられるカウント値を計数するためのカウンタが複数種類設けられている。たとえば、遊技制御カウンタ設定部154には、複数種類のカウンタそれぞれにおけるカウント値を示すデータが記憶される。ここで、遊技制御カウンタ設定部154には、遊技用乱数の一部または全部をCPU103がソフトウェアにより更新可能にカウントするためのランダムカウンタが設けられてもよい。
たとえば、遊技制御カウンタ設定部154のランダムカウンタには、乱数値MR2〜MR5を示す数値データが、ランダムカウント値として記憶され、CPU103によるソフトウェアの実行に応じて、定期的あるいは不定期に、各乱数値を示す数値データが更新される。CPU103がランダムカウント値を更新するために実行するソフトウェアは、ランダムカウント値を乱数回路104における数値データの更新動作とは別個に更新するためのものであってもよいし、乱数回路104から抽出された数値データの全部または一部にスクランブル処理や演算処理といった所定の処理を施すことによりランダムカウント値を更新するためのものであってもよい。
遊技制御バッファ設定部155には、パチンコ遊技機1における遊技の進行を制御するために用いられるデータを一時的に記憶する各種のバッファが設けられている。たとえば、遊技制御バッファ設定部155には、複数種類のバッファそれぞれにおけるバッファ値を示すデータが記憶される。
図2に示す遊技制御用マイクロコンピュータ100が備えるI/O105は、遊技制御用マイクロコンピュータ100に伝送された各種信号を取り込むための入力ポートと、遊技制御用マイクロコンピュータ100の外部へと各種信号を伝送するための出力ポートとを含んで構成されている。
図2に示すように、演出制御基板12には、プログラムに従って制御動作を行なう演出制御用CPU120と、演出制御用のプログラムや固定データ等を記憶するROM121と、演出制御用CPU120のワークエリアを提供するRAM122と、画像表示装置5における表示動作の制御内容を決定するための処理等を実行する表示制御部123と、演出制御用CPU120とは独立して乱数値を示す数値データの更新を行なう乱数回路124と、I/O125とが搭載されている。一例として、演出制御基板12では、演出制御用CPU120がROM121から読出した演出制御用のプログラムを実行することにより、演出用の電気部品による演出動作を制御するための処理が実行される。このときには、演出制御用CPU120がROM121から固定データを読出す固定データ読出動作や、演出制御用CPU120がRAM122に各種の変動データを書き込んで一時記憶させる変動データ書込動作、演出制御用CPU120がRAM122に一時記憶されている各種の変動データを読出す変動データ読出動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部から各種信号の入力を受け付ける受信動作、演出制御用CPU120がI/O125を介して演出制御基板12の外部へと各種信号を出力する送信動作等も行なわれる。
演出制御用CPU120、ROM121、RAM122は、演出制御基板12に搭載された1チップの演出制御用マイクロコンピュータに含まれてもよい。あるいは、演出制御用CPU120は演出制御用マイクロコンピュータに内蔵される一方で、ROM121やRAM122の少なくともいずれか一方は、演出制御用マイクロコンピュータに外付けされてもよい。乱数回路124も、演出制御用マイクロコンピュータに内蔵または外付けされるものであればよい。演出制御基板12には、画像表示装置5に対して映像信号を伝送するための配線や、音声制御基板13に対して音番号データを示す情報信号としての効果音信号を伝送するための配線、ランプ制御基板14に対してランプデータを示す情報信号としての電飾信号を伝送するための配線等が接続されている。さらに、演出制御基板12には、スティックコントローラ31Aに対する遊技者の操作行為を検出したことを示す情報信号としての操作検出信号を、コントローラセンサユニット35Aから伝送するための配線や、プッシュボタン31Bに対する遊技者の操作行為を検出したことを示す情報信号としての操作検出信号を、プッシュセンサ35Bから伝送するための配線も接続されている。加えて、演出制御基板12には、演出用可動部材32A、32Bを駆動して所定の演出動作実行を指示する駆動指令信号を、演出用可動部材32A、32Bのそれぞれに対応して設けられた可動部材駆動モータ33A、33Bに伝送するための配線も接続されている。
演出制御基板12では、たとえば乱数回路124等により、演出動作を制御するために用いられる各種の乱数値を示す数値データが更新可能にカウントされる。こうした演出動作を制御するために用いられる乱数は、演出用乱数ともいう。
図12は、演出制御基板12の側においてカウントされる乱数値を例示する説明図である。図12に示すように、この実施の形態では、演出制御基板12の側において、予告実行決定用の乱数値SR1、予告パターン決定用(第1擬似連前)の乱数値SR2−1、予告パターン決定用(第2擬似連前)の乱数値SR2−2、予告パターン決定用(第3擬似連前)の乱数値SR2−3、予告パターン決定用(単発・最終変動時)の乱数値SR2−4のそれぞれを示す数値データがカウント可能に制御される。なお、演出効果を高めるために、これら以外の乱数値が用いられてもよい。たとえば、飾り図柄の変動表示結果となる確定飾り図柄(最終停止図柄)を決定するために用いられる最終停止図柄決定用の乱数値を示す数値データ等が、カウント可能に制御されてもよい。
この実施の形態では、大当りとなる可能性を予告する予告演出として、信頼度予告と、操作予告演出としての確定予告とが設けられている。信頼度予告は、大当り遊技状態となる信頼性(期待度)を複数段階で示す演出を実行することで大当りとなる可能性を予告する予告演出である。また、操作予告演出としての確定予告は、スティックコントローラ31Aのような操作手段が操作されたことに応じて、大当り遊技状態となることが確定することを示す演出(演出動作(予告動作))を実行するかしないかにより、大当りが確定するかしないかを示すことで、大当りとなる可能性を予告する予告演出である。
この実施の形態における操作予告演出は、変動表示中にスティックコントローラ31Aのような操作手段が操作されたことに応じて、操作時に対応した操作対応タイミング(操作に応じた即時のタイミング)と、当該操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングとのいずれかにおいて、大当りとなる可能性を予告する予告動作を行なう演出として実行される。この実施の形態における具体的な操作予告演出としては、予告動作として大当りが確定したことを示す演出を行なう確定予告が行なわれる。このように、この実施の形態では、操作予告演出としての確定予告が実行される。ここで、操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングは、操作に応じた即時のタイミングよりも後のタイミング(遅延したタイミング)であればどのようなタイミングでもよく、操作手段による操作時のタイミングから所定時間遅延したタイミングと、操作手段による操作に応じて演出を行なうときのタイミングとして操作手段による操作時に近い早期タイミング(たとえば、演出実行可能期間のうちの前半のタイミング)と比べて操作時から遠い遅延タイミング(たとえば、演出実行可能期間のうちの後半のタイミング)とのどちらも含まれる。このような異なるタイミングで予告を行なう操作予告演出としては、大当りが確定するかしないかを示す確定予告ではなく、大当りが確定する信頼度(期待度)を操作対応タイミングと、遅延タイミングとのいずれかにおいて示す予告演出を実行するようにしてもよい。
この実施の形態において、信頼度予告は、変動表示を行なうときの複数のタイミングにおいて実行可能な予告演出である。信頼度予告としては、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告、および、リーチ発展時予告が設けられており、変動表示を行なうときの複数のタイミングにおいて実行可能である。
なお、確定予告および信頼度予告においては、スティックコントローラ31Aのような傾動操作が可能な操作手段が演出に用いられる例を示すが、当該操作手段(操作検出手段も含む)は、スティックコントローラに限られず、遊技者が押圧操作をすることが可能な押しボタンスイッチのような操作ボタン、遊技者が回転操作することが回転型セレクタのような回転操作可能が可能なもの、または、タッチパネルのように接触操作や押圧操作が可能なもの等のその他の操作手段(操作検出手段も含む)を用いてもよい。また、遊技者が直接操作手段を操作するものではなく、遊技者に所定の行為(操作行為)をさせ、その操作行為を、赤外線センサ、CCDセンサ、CMOSセンサのような操作行為検出手段により、検出するようにしてもよい。すなわち、操作手段(操作検出手段も含む)としては、遊技者による所定の操作行為を、機械的、電気的、あるいは、電磁的に、検出できるものであればよい。
変動開始時予告は、特別図柄や飾り図柄の変動表示が開始されるタイミング(変動開始タイミング)において、大当り遊技状態となる可能性を予告する演出動作である。全図柄変動中予告は、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの全部において飾り図柄が変動(高速変動)しているタイミング(全図柄変動タイミング)において、大当り遊技状態となる可能性を予告する演出動作である。図柄減速時予告は、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの一部または全部において飾り図柄が減速して停止(仮停止)に至るタイミング(図柄減速タイミング)において、大当り遊技状態となる可能性を予告する演出動作である。
リーチ成立後予告は、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となった後のタイミング(リーチ成立後タイミング)において、大当り遊技状態となる可能性を予告する演出動作である。リーチ成立後タイミングは、たとえば飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となった直後のタイミングであってもよい。あるいは、リーチ成立後タイミングは、たとえばノーマルリーチのリーチ態様で飾り図柄が変動表示されている期間中の所定タイミングであってもよい。飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となった後には、「中」の飾り図柄表示エリア5Cにおける飾り図柄の変動速度が低下して、まずはノーマルリーチのリーチ態様で変動表示が行なわれる。そして、「中」の飾り図柄表示エリア5Cにおいて飾り図柄の変動速度がさらに低下して飾り図柄が停止し、変動表示結果となる確定飾り図柄が導出される場合(ノーマルリーチの場合)と、再び変動速度が上昇してスーパーリーチのリーチ態様に移行する場合(スーパーリーチの場合)とがある。
リーチ発展時予告は、スーパーリーチのリーチ演出における演出態様(リーチ態様)が第1段階から第2段階へと発展するタイミング(リーチ発展タイミング)において、大当り遊技状態となる可能性を予告する演出動作である。スーパーリーチのリーチ演出では、まずは第1段階の演出態様で演出動作が実行される。そして、第1段階の演出動作が終了したときに、確定飾り図柄が導出されて変動表示が終了する場合(スーパーリーチ発展なしの場合)と、さらに第2段階の演出態様に発展することでリーチ演出が継続して実行される場合(スーパーリーチ発展ありの場合)とがある。こうしたスーパーリーチ発展の有無は、変動パターンに対応して設定される。図5に示す設定例では、変動パターンPA3−1、PA3−3、PB3−1、PB3−2、PA5−1、PA5−3、PB5−1、PB5−3に対応して、発展のないスーパーリーチのリーチ態様が出現する。その一方で、変動パターンPA3−2、PA3−4、PB3−2、PB3−4、PA5−2、PA5−4、PB5−2、PB5−4に対応して、発展のあるスーパーリーチのリーチ態様が出現する。
図12を参照して、予告実行決定用の乱数値SR1は、信頼度予告および確定予告のような予告演出を実行するか否かを決定するために用いられる乱数値である。信頼度予告パターン決定用の乱数値SR2−1〜SR2−4は、信頼度予告の予告演出を実行する場合における演出動作の内容(演出態様)に対応した信頼度予告パターンを、予め用意された複数パターンのいずれかに決定するために用いられる乱数値である。確定予告パターン決定用の乱数値SR3は、確定予告の予告演出を実行する場合における確定予告パターンを、予め用意された複数パターンのいずれかに決定するために用いられる乱数値である。
図13、図14には、この実施の形態における信頼度予告の予告パターンが示されている。
図13は、発展のあるスーパーリーチのリーチ態様が出現するスーパーリーチ発展ありの場合に対応したスーパーリーチ発展あり用の予告パターンを示している。この実施の形態では、スーパーリーチ発展あり用の予告パターンとして、予告パターンYAP01〜予告パターンYAP44が、予め用意されている。
図14(A)は、ノーマルリーチのリーチ態様が出現する場合や、発展のないスーパーリーチのリーチ態様が出現するスーパーリーチ発展なしの場合に対応したノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なし用の予告パターンを示している。この実施の形態では、ノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なし用の予告パターンとして、予告パターンYBP01〜予告パターンYBP22が、予め用意されている。
図14(B)は、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態とならない非リーチの場合や、「擬似連」の変動表示演出において擬似連変動が実行される前の場合に対応した非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターンを示している。この実施の形態では、非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターンとして、予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09が、予め用意されている。
このように、信頼度予告の予告パターンは、スーパーリーチ発展ありの場合、ノーマルリーチの場合またはスーパーリーチ発展なしの場合、非リーチまたは擬似連変動前の場合のそれぞれに対応して、予め複数パターン用意されていればよい。なお、これらの場合に対応して予告パターンを用意したものに限定されず、たとえば変動表示結果が「大当り表示結果」となるか「ハズレ表示結果」となるかに応じて、異なる予告パターンを用意してもよい。また、ノーマルリーチの場合とスーパーリーチ発展なしの場合とで、異なる予告パターンを用意してもよい。非リーチの場合と擬似連変動前の場合とで、異なる予告パターンを用意してもよい。
各予告パターンによる予告演出は、特別図柄や飾り図柄の変動表示が開始されてから、変動表示結果となる確定特別図柄や確定飾り図柄が導出されるまでの複数のタイミングにおいて、大当り遊技状態となる可能性を予告する演出動作であり、互いに演出態様が異なる複数の予告演出を組合せたものであればよい。
図15(A)は、スーパーリーチ発展ありの場合に対応した予告パターンによる信頼度予告の予告演出の実行タイミングを示している。この場合、変動表示が開始される「図柄変動開始」から表示結果が導出される「図柄変動終了」までに、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告、リーチ発展時予告を実行するタイミングが、たとえば変動パターンに対応した特図変動時演出制御パターン等により、予め定められている。
図15(B)は、ノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なしの場合に対応した信頼度予告の予告パターンによる予告演出の実行タイミングを示している。この場合、「図柄変動開始」から「図柄変動終了」までに、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告を実行するタイミングが、たとえば変動パターンに対応した特図変動時演出制御パターン等により、予め定められている。
図15(C)は、非リーチの場合に対応した予告パターンによる信頼度予告の予告演出の実行タイミングを示している。この場合、「図柄変動開始」から「図柄変動終了」までに、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告を実行するタイミングが、たとえば変動パターンに対応した特図変動時演出制御パターン等により、予め定められている。
図16は、「擬似連」の変動表示演出において擬似連変動が3回実行される擬似連3回の場合に対応した信頼度予告の予告演出の実行タイミングを示している。この場合、各回の擬似連変動が実行されるよりも前に、すなわち擬似連チャンス目となる飾り図柄が導出される以前に、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告を実行するタイミングが、たとえば変動パターンに対応した特図変動時演出制御パターン等により、予め定められている。また、最終回の擬似連変動が開始された後の最終変動時には、変動パターンに対応した飾り図柄の変動表示態様がスーパーリーチ発展あり、ノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なし、非リーチのいずれであるかに応じて、図15(A)〜(C)と同様の予告演出を実行するタイミングが予め定められていればよい。
こうした信頼度予告として複数のタイミングで実行される複数の予告演出における演出態様(演出内容)は、使用パターンとなる予告パターンに対応して設定される。また、各タイミングで実行される予告演出における演出態様(演出内容)は、たとえば大当り遊技状態となる可能性である大当り信頼度に応じて、異なるものとなる。なお、予告演出における演出態様(演出内容)の相違は、予告演出が実行される場合の演出動作を異ならせることによって生じるだけでなく、各タイミングで予告演出を実行するか否かによって生じてもよい。複数のタイミングのうち1のタイミングで実行される予告演出における演出態様を大当り信頼度に応じて異ならせる場合には、たとえば同一の演出装置を用いた演出動作であるものの、その動作態様を異ならせることにより、異なる演出態様となるようにすればよい。
この実施の形態において、変動開始時予告では、低信頼度と中信頼度のそれぞれに対応して、異なる演出態様となる。全図柄変動中予告では、低信頼度と中信頼度と高信頼度のそれぞれに対応して、異なる演出態様となる。図柄減速時予告では、低信頼度と中信頼度のそれぞれに対応して、異なる演出態様となる。リーチ成立後予告では、低信頼度と中信頼度と高信頼度のそれぞれに対応して、異なる演出態様となる。リーチ発展時予告では、対応する演出動作の有無によって、異なる演出態様となる。このように、信頼度予告の予告演出における演出態様は、各予告演出の実行タイミングとともに、大当り遊技状態となる可能性(大当り信頼度)に応じて、異なるものとなる。なお、低信頼度に対応した演出態様で予告演出を実行するものに限定されず、所定の予告演出が実行されないことで、低信頼度であることを遊技者が認識できるようにしてもよい。
低信頼度の予告演出は、たとえば大当り遊技状態となる可能性が「10%未満」であることを予告する。中信頼度の予告演出は、たとえば大当り遊技状態となる可能性が「10%以上30%未満」であることを予告する。高信頼度の予告演出は、たとえば大当り遊技状態となる可能性が「30%以上」であることを予告する。こうした予告演出により予告される大当り遊技状態となる可能性(大当り信頼度)は、変動表示結果が「大当り表示結果」となるか「ハズレ表示結果」となるかに応じて各予告パターンの決定割合を異ならせることで、予め設定できればよい。たとえば、低信頼度の予告演出は、中信頼度や高信頼度の予告演出に比べて、大当りとなるときに実行される割合が低く、ハズレとなるときに実行される割合が高くなればよい。また、高信頼度の予告演出は、低信頼度や中信頼度の予告演出に比べて、大当りとなるときに実行される割合が高く、ハズレとなるときに実行される割合が低くなればよい。ここで、大当り遊技状態となる可能性が0%の場合には、常に変動表示結果が「ハズレ表示結果」となり、大当り遊技状態にはならないことを意味している。また、大当り遊技状態となる可能性が100%の場合には、常に変動表示結果が「大当り表示結果」となり、必ず大当り遊技状態となることを意味している。
なお、各信頼度の予告演出により予告される大当り遊技状態となる可能性(大当り信頼度)は、上記の例に限定されず、所定の段階数に応じて0%〜100%の範囲を区分したものであればよい。すなわち、高信頼度の予告演出は、大当り遊技状態となる可能性が所定の第1基準値以上であることを予告できればよく、低信頼度の予告演出は、大当り遊技状態となる可能性が第1基準値よりも低い所定の第2基準値未満であることを予告できればよい。この場合、中信頼度の予告演出は、大当り遊技状態となる可能性が第1基準値未満で第2基準値以上であることを予告できればよい。
たとえば変動開始時予告の場合は低信頼度と中信頼度のそれぞれに対応して異なる演出態様となる一方で、全図柄変動中予告の場合は低信頼度と中信頼度さらには高信頼度のそれぞれに対応して異なる演出態様となる。そして、中信頼度の予告演出は大当り信頼度が第1基準値未満である一方で、高信頼度の予告演出は大当り信頼度が第1基準値以上である。すなわち、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値が高く(大きく)なることがあるように設定されている。
大当り遊技状態となる可能性(大当り信頼度)の段階数は、大当り信頼度が0%〜100%の範囲のうちで、演出態様が異なる予告演出のそれぞれにより予告可能な大当り信頼度の範囲の区分数(区域数)を示している。一例として、変動開始時予告、図柄減速時予告のように、低信頼度と中信頼度のそれぞれに対応して異なる演出態様となる予告演出の場合には、大当り信頼度の段階数が「2」となる。これに対して、全図柄変動中予告、および、リーチ成立後予告のように、低信頼度と中信頼度と高信頼度のそれぞれに対応して異なる演出態様となる予告演出の場合には、大当り信頼度の段階数が「3」となる。また、リーチ発展時予告の場合は、対応する演出動作の有無によって演出態様を異ならせていることから、大当り信頼度の段階数が「2」となる。
このように、大当り信頼度の段階数は、複数のタイミングのうちいずれで実行される予告演出であるかに応じて、異なるように設定されている。そして、たとえば変動開始時予告の場合は大当り信頼度の段階数が「2」であるのに対し、全図柄変動中予告の場合は大当り信頼度の段階数が「3」である。すなわち、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数の方が多くなることがあるように設定されている。
複数のタイミングのうち1のタイミングにおいて実行される予告演出は、演出態様を異ならせることにより、異なる大当り信頼度を遊技者が認識可能に予告するようにしている。したがって、各予告演出における演出態様の種類数は、その予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数と等しくなってもよい。あるいは、各予告演出における複数種類の予告演出のうちには、互いに異なる演出態様によって同一の大当り信頼度を予告するものがあってもよい。この場合のように、各予告演出における演出態様の種類数は、その予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数よりも多くなってもよい。
たとえば全図柄変動中予告とリーチ成立後予告のように、大当り信頼度の段階数が同一となる予告演出であっても、それぞれの予告演出に対応して、大当り信頼度の第1基準値や第2基準値を異ならせてもよい。より具体的な一例として、全図柄変動中予告の大当り信頼度は低信頼度が「5%未満」で中信頼度が「5%以上20%未満」で高信頼度が「20%以上」となる一方で、リーチ成立後予告の大当り信頼度は低信頼度が「10%未満」で中信頼度が「10%以上30%未満」で高信頼度が「30%以上」となるようにしてもよい。このように、予告演出が低信頼度と中信頼度と高信頼度のいずれになるかは、予告演出の実行タイミングごとに、異なる基準で分類(段階分け)されてもよい。また、たとえばリーチ発展時予告が実行されたときには大当り信頼度が「80%以上」になるといったように、特定の予告演出が実行されたときには、大当り遊技状態となる可能性が飛躍的に向上することが予告されるようにしてもよい。
複数のタイミングのうち1のタイミングで実行される各予告演出は、演出態様を異ならせることにより、大当り信頼度が所定範囲内であることを予告してもよいし、大当り信頼度が具体的な単一の数値(たとえばパーセント値)であることを予告してもよい。たとえば、低信頼度の予告演出は、大当り信頼度が「10%未満」となる範囲内であることを予告してもよいし、「10%未満」である特定の数値(たとえば5%等)を予告してもよい。ただし、予告演出の実行割合は、乱数値を示す数値データの偏り等により、実際の遊技を実行した場合に、設計段階での設定とは相違することがある。これにより、各予告演出の大当り信頼度も、実際の遊技を実行した場合に、設計段階での設定とは相違することがある。したがって、各予告演出により予告可能な大当り信頼度は、遊技の進行上において実際に大当り遊技状態となる確率と厳密に合致する必要はなく、おおよその目安となる範囲や数値を予告することができればよい。
予告演出により大当り信頼度が具体的な単一の数値であることを予告する場合に、大当り信頼度の段階数は、複数のタイミングのうち1のタイミングで実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の個数(要素数)を示すことになればよい。一例として、複数のタイミングのうち1のタイミングで実行される予告演出が、演出態様を異ならせることにより「5%」、「15%」、「25%」、「50%」、「70%」の大当り信頼度を予告可能であるとする。この場合には、予告演出により予告可能な大当り信頼度の個数(要素数)は「5」であり、大当り信頼度の段階数も「5」となる。
たとえば低信頼度と中信頼度の予告演出のあいだや、中信頼度と高信頼度の予告演出のあいだでは、予告可能な大当り信頼度の範囲に共通(重複)する部分があってもよい。一例として、低信頼度の予告演出は「30%未満」の大当り信頼度を予告し、中信頼度の予告演出は「20%以上60%未満」の大当り信頼度を予告し、高信頼度の予告演出は「50%以上」の大当り信頼度を予告してもよい。
図17は、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告、および、リーチ発展時予告のそれぞれにおける信頼度予告の演出態様(演出内容)を例示している。
図17(A)に示すように、変動開始時予告では、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動が開始されることに対応して、演出用点灯役物90を点灯(たとえばフラッシュあるいは回転灯動作等)させる演出動作が実行される。図17(B)に示すように、全図柄変動中予告では、飾り図柄の全部が変動(たとえば高速変動)しているときに、画像表示装置5の画面上に所定のキャラクタを示す演出画像を表示する演出動作が実行される。図17(C)に示すように、図柄減速時予告では、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの一部または全部において飾り図柄の変動速度が低下あるいは飾り図柄が停止(仮停止)したときに、スティックコントローラ31Aに対する所定操作(たとえば傾倒操作)が検出されたことに応じて、所定の演出画像を表示したり所定の効果音を出力したりするといった演出動作が実行される。図17(D)に示すように、リーチ成立後予告では、画像表示装置5の画面上における背景画像を通常とは異なる背景画像に変化させるように表示する演出動作が実行される。図17(E)に示すように、リーチ発展時予告では、画像表示装置5における表示画面の前方に演出用可動部材32A、32Bが進出して合体するといった演出動作が実行される。
図17(A)に示すような変動開始時予告が実行されるときには、たとえば演出用点灯役物90の点灯色(たとえば緑色または赤色)、点滅の有無、点滅回数、回転灯動作における回転パターン、演出用点灯役物90の点灯動作とともに出力される効果音のうち、一部または全部を異ならせることにより、異なる大当り信頼度を予告することができればよい。一例として、低信頼度の変動開始時予告では演出用点灯役物90の点灯色が緑色となる一方、中信頼度の変動開始時予告では演出用点灯役物90の点灯色が赤色となればよい。
図17(B)に示すような全図柄変動中予告が実行されるときには、たとえばキャラクタCHAやキャラクタCHBを示す演出画像といった、異なるキャラクタ画像が順番に表示されるステップアップ予告演出において、演出表示(表示されるキャラクタの個数等)が変化した段階数に応じて、異なる大当り信頼度を予告することができればよい。
ステップアップ予告演出は、予め定められた順番に従って1段階から複数段階まで演出状態を段階的に変化させる予告演出である。ステップアップ予告演出において多い段階まで演出状態が段階的に変化した場合には、少ない段階でステップアップ予告演出が終了した場合よりも大当り遊技状態となる可能性が高くなる。ステップアップ予告演出では、1つのキャラクタの形状や色が変化するようにしてもよく、遊技者から見て予告する手段(表示、音、ランプ、演出用模型等)の状態が段階的に変化したと認識できるものであればよい。たとえば、段階的に表示されるキャラクタの数が増える場合の他に、段階的に動くキャラクタの数が増える場合、キャラクタの動く回数や頻度等が段階的に増える場合、キャラクタの大きさが段階的に大きくなる場合等があってもよい。また、キャラクタを示す演出画像の表示に代えて、あるいは演出画像の表示とともに、演出用模型の動作状態を段階的に変化させるものであってもよい。そして、演出用模型が複数設けられている場合に動く演出用模型の数が段階的に増えることにより、あるいは演出用模型の動く回数や頻度等が段階的に増えることにより、大当り遊技状態となる可能性が段階的に高まっていくことを予告できればよい。
一例として、低信頼度の全図柄変動中予告では、キャラクタCHAを示す演出画像のみが画像表示装置5の画面上に表示される(ステップA)。その一方で、中信頼度の全図柄変動中予告では、ステップAに対応した演出画像の表示が終了した後に、キャラクタCHBを示す演出画像が画像表示装置5の画面上に表示される(ステップB)。高信頼度の全図柄変動中予告では、ステップAとステップBに対応した演出画像の表示が順次に終了した後に、キャラクタCHAとキャラクタCHBの両方が同時に画像表示装置5の画面上に表示される(ステップC)。
図17(C)に示すような図柄減速時予告が実行されるときには、まず、操作促進演出となる所定の演出動作が行なわれる。操作促進演出は、たとえば画像表示装置5の画面上における所定位置に、予め用意されたメッセージMSAを報知する演出画像を表示させること等により、遊技者によるスティックコントローラ31A等への操作行為を促す演出動作であればよい。遊技者による操作行為を促す演出動作としては、画像表示装置5の画面上に演出画像を表示させるものに限定されず、スピーカ8L、8Rから所定の音声を出力させるもの、遊技効果ランプ9および装飾用LED等の発光を所定の点灯パターンで点灯あるいは点滅させるもの、遊技領域の内部または外部に設けられた演出用模型を所定の動作態様で動作させるもの、あるいは、これらのいずれかを組合せたものであってもよい。そして、スティックコントローラ31A等に対する操作がコントローラセンサユニット35Aによって検出されると、その操作が検出されたタイミングにおいて、操作促進演出の実行を停止するとともに、たとえば予め用意された複数種類の演出画像のうちいずれかの演出画像を画像表示装置5の画面上に表示させることや、予め用意された複数種類の音声パターンのうちいずれかの音声パターンに対応する効果音をスピーカ8L、8Rから出力させること、遊技効果ランプ9や装飾用LEDを複数種類の点灯態様のうちいずれかの点灯態様で点灯させること、演出用模型を複数種類の動作態様のうちいずれかの動作態様で動作させること、あるいは、これらのいずれかを組合せた演出動作が実行されることといった、各種の演出動作が実行される。こうした操作行為の検出時における演出態様を異ならせることにより、異なる大当り信頼度を予告することができればよい。
なお、スティックコントローラ31Aへの操作行為が検出されたことに応じて所定の演出動作が実行されるものに限定されず、プッシュボタン31Bへの操作行為が検出されたことに応じて所定の演出動作が実行されてもよい。また、操作促進演出が開始された後、操作行為が検出されずに所定期間が経過した場合には、演出動作を実行せずに図柄減速時予告を終了させればよい。あるいは、操作行為が検出されなくても所定期間が経過した場合には、所定の演出動作が実行されるようにしてもよい。
図17(D)に示すようなリーチ成立後予告が実行されるときには、たとえば画像表示装置5の画面上に背景画像HKAが表示されるか否か、背景画像HKAの表示態様(たとえば「山」の部分の表示色や模様がサクラの花柄であるか否か等。サクラの花柄である場合には信頼度が高い)を異ならせること、背景画像HKAとは異なる背景画像が表示されること、背景画像とともに所定のキャラクタを示す演出画像が表示されるか否か、背景画像の表示とともに出力される効果音または発光体の点灯態様を異ならせること、あるいは、これらの一部または全部の組合せにより、異なる大当り信頼度を予告することができればよい。
図17(E)に示すようなリーチ発展時予告が実行されるときには、画像表示装置5の周囲に配置された複数の演出用可動部材32A、32Bが、それぞれ画像表示装置5における表示画面の前方(前面)に進出して互いに合体する。複数の演出用可動部材32A、32Bにより構成される演出用模型は、遊技者に特定の概念(たとえば特別な戦闘機の形状による「戦闘力向上」等)を想起させる特定モチーフ(たとえば戦闘機による戦闘状態を描いたアニメーション等)に応じた形状および色彩を有していればよい。リーチ発展時予告と、スーパーリーチのリーチ態様とでは、双方の演出態様により遊技者に同一または類似の概念を想起させる同一または類似の特定モチーフとなるようにしてもよい。
なお、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告、および、リーチ発展時予告のそれぞれにおける演出動作の具体的内容は、上記のものに限定されず、遊技者が大当り信頼度等を認識することができる任意の演出動作であればよい。
図13、図14(A)および(B)に示す予告パターンによる予告演出の組合せでは、1のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度と、他のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度とが、予め禁止された関係になることがないように設定されている。たとえば高信頼度の全図柄変動中予告が実行された後に、低信頼度の図柄減速時予告またはリーチ成立後予告が実行されるような予告演出の組合せとなる予告パターンは用意されていない。ここで、高信頼度の予告演出は大当り信頼度が第1基準値以上であることを予告し、低信頼度の予告演出は大当り信頼度が第1基準値よりも低い第2基準値未満であることを予告する。したがって、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値よりも低い第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されることはない。
また、予告演出が低信頼度と中信頼度と高信頼度のいずれになるかは、予告演出の実行タイミングごとに、異なる基準で分類(段階分け)されてもよい。すなわち、予告演出の実行タイミングが異なれば、低信頼度と中信頼度と高信頼度とに段階分けするための第1基準値または第2基準値を異ならせてもよい。したがって、実行タイミングが異なる複数の予告演出のあいだでは、第1基準値と第2基準値とが一致しないことがあり、たとえば1のタイミングで実行される予告演出を高信頼度と中信頼度とに段階分けするための第1基準値が、他のタイミングで実行される予告演出を中信頼度と低信頼度とに段階分けするための第2基準値よりも低くなることがあってもよい。こうした設定においても、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値(第1タイミングに対応した基準値)以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値(第2タイミングに対応した基準値)未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されることはないようにすればよい。
予告演出により大当り信頼度が具体的な単一の数値(たとえばパーセント値)であることを予告する場合もある。したがって、大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する場合には、第1基準値以上の所定範囲内であることを予告する場合と、第1基準値以上となる具体的な単一の数値であることを予告する場合とが含まれている。また、大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する場合には、第2基準値未満の所定範囲内であることを予告する場合と、第2基準値未満となる具体的な単一の数値であることを予告する場合とが含まれている。以下において、ある値以上または未満という場合には、これらと同様の場合が含まれている。
さらに、たとえば中信頼度の変動開始時予告と中信頼度または高信頼度の全図柄変動中予告が実行された後に、低信頼度の図柄減速時予告またはリーチ成立後予告が実行されるような予告演出の組合せとなる予告パターンも用意されていない。このように、複数のタイミングのうち所定タイミング(たとえば全図柄変動中のタイミング)以前のタイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されない場合には、所定タイミングより後のタイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されないようにしてもよい。あるいは、複数のタイミングのうち所定タイミング以前のタイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定値以上であることを予告する中信頼度または高信頼度の予告演出のみが実行された場合には、所定タイミングより後のタイミングにおいて、大当り遊技状態となる可能性が所定値未満であることを予告する低信頼度の予告演出は実行されず、所定値以上であることを予告する中信頼度または高信頼度の予告演出が実行されるようにしてもよい。
なお、1のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度と、他のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度とが、所定関係になることを禁止するものに限定されず、たとえば所定関係以外の関係になる場合よりも決定割合が極めて低くなるように制限する等してもよい。たとえば、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されにくいように制限してもよい。
図18は、確定予告演出の実行タイミングを示す図である。図18においては、一例として、スーパーリーチα発展なしの変動表示中に確定予告が行なわれるときの制御例が示されている。図18(A)には、確定予告における制御期間が主に示されている。図18(B)には、確定予告に含まれる即時確定予告の予告パターンが主に示されている。図18(C)には、確定予告に含まれる遅延確定予告の予告パターンが主に示されている。
この実施の形態では、操作予告演出として行なわれる確定予告において、具体的に、リーチ状態において設定される操作有効期間中にスティックコントローラ31Aが操作されると、その操作に対応して、大当りとなるときには演出用可動部材32A、32Bを所定パターンで動作させる演出動作が実行される。このような演出動作が、操作予告演出として行なわれる確定予告の予告動作である。はずれとなるときは、このような予告動作は行なわれない。したがって、操作予告演出として行なわれる確定予告において演出用可動部材32A、32Bを所定パターンで動作させる演出動作が大当りであることの予告動作(大当りとなる可能性の予告動作)である。一方、図17に示した信頼度予告では、(C)のような図柄減速時予告において、スティックコントローラ31Aの操作に応じて所定の演出画像表示および所定の効果音出力を行なう演出動作が実行されるが、演出用可動部材32A、32Bを動作させる演出が実行されない。また、図17に示した信頼度予告では、(E)のようなリーチ発展時予告においてリーチ状態でスティックコントローラ31Aの操作によらず、演出用可動部材32A、32Bを動作させる演出が実行される。このように、前述した信頼度予告では、確定予告のような、リーチ状態におけるスティックコントローラ31Aの操作に応じて演出用可動部材32A、32Bを動作させる演出動作が実行されないので、このような演出動作が実行される確定予告は、信頼度予告とは異なる予告演出として、遊技者において区別して認識される。確定予告には、スティックコントローラ31Aの操作時に対応した操作対応タイミング(操作に応じた即時のタイミング)で大当りとなることを予告する即時確定予告と、操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングで大当りとなることを予告する遅延確定予告とが含まれている。確定予告が実行されるときには、即時確定予告と遅延確定予告とのいずれかが選択されて実行される。
図18(A)に示すように、確定予告が実行されるときには、たとえば、特別図柄および飾り図柄の変動表示が開始され、全図柄変動状態から左右図柄減速状態を経て左右図柄の組合せによりリーチ状態が成立すると、確定予告の予告演出実行期間(パチンコ遊技機1の内部制御状態の期間)が開始される。確定予告の予告演出実行期間は、図柄の変動終了状態(全図柄停止)になる前まで継続する。
確定予告の予告演出実行期間の開始時から所定期間において、遊技者によるスティックコントローラ31Aの操作行為を促す演出動作としての操作促進演出(操作促進演出)を実行する操作促進演出期間となる。操作促進演出期間は、スティックコントローラ31Aの操作行為を有効な操作として受付可能な操作有効期間ともなる。
図18(A)には、操作有効期間と操作促進演出期間とで、開始時期と終了時期とが同じで全期間が重複した重複期間に設定されている例が示されている。なお、操作有効期間と操作促進演出期間とは、開始時期と終了時期とが同じで全期間が重複した重複期間に設定されてもよく、開始時期と終了時期との少なくとも一方が異なり、一部期間が重複するような期間に設定されてもよい。たとえば、操作有効期間と操作促進演出期間とで開始時期が同じで、操作促進演出期間が先に終了するような期間が設定されてもよい。また、操作有効期間と操作促進演出期間とのどちらかが先に開始することで開始時期が異なり、操作有効期間と操作促進演出期間との終了時期が同じとなるような期間が設定されてもよい。
図18(A)を参照して、操作促進演出期間(操作有効期間)の開始時から操作促進演出期間(操作有効期間)の終了後所定時間の経過時までの期間が、即時確定予告実行可能期間として設定される。この例では、即時確定予告を実行することが決定されているときに、図18(B)のように、操作促進演出期間(操作有効期間)中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されると、直ちに即時確定予告実行可能期間中において即時確定予告演出が実行される。操作促進演出期間(操作有効期間)が終了してから所定時間経過するまで即時確定予告実行可能期間を設定したのは、操作促進演出期間(操作有効期間)の終了間際にスティックコントローラ31Aの操作が検出された場合に、操作促進演出期間(操作有効期間)の終了後に即時確定予告が実行される場合があるからである。
図18(A)を参照して、即時確定予告実行可能期間の終了後、予め定められた時間の経過時を開始時として、予め定められた時間の経過時までの期間が、遅延確定予告実行可能期間として設定される。この例では、遅延確定予告を実行することが決定されているときに、図18(C)のように、操作促進演出期間(操作有効期間)中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されると、即時確定予告実行可能期間には確定予告を実行せずに、その後、遅延確定予告実行可能期間において、確定予告、すなわち、遅延確定予告が実行される。これにより、遅延確定予告を実行することが決定されているときには、スティックコントローラ31Aが操作されると、即時確定予告の実行タイミングよりも遅延したタイミングで確定予告としての遅延確定予告が実行される。
この実施の形態では、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されないときでも、表示結果が大当りとなるときには、たとえば、操作有効期間経過後における即時確定予告実行可能期間、または、遅延確定予告実行可能期間等の予め定められた期間において、確定予告が実行される。しかし、これに限らず、表示結果が大当りとなるときに、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されないときは、確定予告が実行されないようにしてもよい。また、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されないときに、確定予告を実行するときには、即時確定予告実行可能期間、および、遅延確定予告実行可能期間のような操作が検出されたときの確定予告の予告動作実行タイミングとして設定されたタイミング以外のタイミングで確定予告を実行するようにしてもよい。
なお、即時確定予告の演出としては、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されると、演出が直ちに開始されて所定時間後に演出が終了する例を示したが、これに限らず、当該操作が操作有効期間中のどのタイミングで行なわれても、当該演出が終了するタイミングが同じとなるように演出を制御してもよい。
また、即時確定予告実行可能期間の終了タイミングとしては、遅延確定予告実行可能期間の終了タイミングよりも前のタイミングとなるように設定される例を示したが、これに限らず、遅延確定予告実行可能期間の終了タイミングと同じタイミングとなるように設定してもよい。
また、スーパーリーチα発展ありの変動表示中に確定予告が行なわれるときには、発展後に確定予告の予告演出実行期間(パチンコ遊技機1の内部制御状態の期間)が設定され、前述したような期間の前後関係と同様の関係で、操作促進演出期間(操作有効期間)、即時確定予告実行可能期間、および、遅延確定予告実行可能期間が設定されて、確定予告の演出が実行される。
図19は、即時確定予告および遅延確定予告を含む確定予告が実行されるときの画像表示装置5等において実行される演出の演出態様を示す図である。本実施の形態において、確定予告の演出は、スーパーリーチαの変動パターン(擬似連変動の変動パターンは除く)でリーチ状態となっているときに実行される。このような変動パターンのうち、スーパーリーチ発展なしの変動パターンのときには、図18に示されるようなリーチ演出の開始当初のタイミングから確定予告の演出が開始され、スーパーリーチ発展ありの変動パターンのときには、発展後のタイミングから確定予告の演出が開始される。
なお、本実施の形態では、確定予告の演出として行なわれるような操作予告演出は、後述するように、予告演出を実行する決定がなされ、かつ、スーパーリーチαの変動パターン(擬似連変動の変動パターンは除く)でリーチ状態となっているときに実行可能とされる例を示した。しかし、これに限らず、確定予告として行なわれるような操作予告演出は、予告演出を実行する決定がなされ、かつ、たとえば、a.すべての種類のスーパーリーチ(本実施の形態ではスーパーリーチβも含む)のときに必ず行なうようにしてもよく、b.スーパーリーチαのときにのみ行なうようにスーパーリーチの一部の種類のときに行なうようにしてもよく、c.遊技制御用マイクロコンピュータ100の側からの変動パターンコマンドにより特定される変動パターンにより当該演出が指示されたときに演出制御用CPU120の側で行なうようにしてもよい。また、確定予告として行なわれるような操作予告演出は、前述のような変動パターンとは別に予告演出を実行するか否かの判定をせず、前述のような変動パターンが実行されるときに行なわれるようにしてもよい。
また、確定予告の演出として行なわれるような操作予告演出を実行するか否かの決定は、遊技制御用マイクロコンピュータ100の側で行なうようにしてもよく、演出制御用CPU120の側で行なうようにしてもよい。たとえば、遊技制御用マイクロコンピュータ100の側で実行するか否かを決定するときには、たとえば、変動表示を実行するときに、当該予告を実行するか否かを決定する判定をし、実行する決定がされたときに、変動パターンとしてスーパーリーチの変動パターンを選択し、当該スーパーリーチの変動パターンにより該当予告を実行することを指示するようにすればよい。また、演出制御用CPU120の側で実行するか否かを決定するときには、たとえば、変動パターンコマンドを受信したときに、当該予告を実行するか否かを決定する判定をし、実行する決定がされたときに、変動パターンとしてスーパーリーチの変動パターンを受信したか否かに基づいて、当該予告を実行するか否かを決定してもよく、スーパーリーチの変動パターンを受信したことを条件として、当該予告を実行するか否かをランダムに判定してもよい。また、演出制御用CPU120の側で実行するか否かを決定するときには、受信した変動パターンの判断とは別に当該予告を実行するか否かを決定する判定をせず、受信した変動パターンに基づいて、実行するか否かを決定するようにしてもよい。
図19(A)に示すように、確定予告では、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rの一部において飾り図柄が停止(仮停止)してリーチ表示態様(たとえば、左,右図柄の停止図柄が同じ図柄)となったときに、操作促進演出となる所定の演出動作(図19(A)において予め用意されたメッセージMSAを報知する演出画像を表示させること等)が行なわれる。図17の信頼度予告における(C)の図柄減速時予告では、リーチ表示態様となっていないタイミングで操作促進演出が実行されるので、確定予告としては、図19(A)に示すようにリーチ表示態様となっているタイミングで操作促進演出が実行されることにより、当該演出が確定予告によるものであることを遊技者が認識することができる。操作促進演出は、図19(A)のように、前述の図柄減速時予告の場合と同様に、たとえば画像表示装置5の画面上における所定位置に、予め用意されたメッセージMSAを報知する演出画像を表示させること等により、遊技者によるスティックコントローラ31A等への操作行為を促す演出動作であればよい。
確定予告では、前述の図柄減速時予告の場合と異なり、リーチ状態において操作促進演出が実行されることにより、図柄減速時予告とは異なる確定予告であることを遊技者が容易に認識可能である。
そして、操作有効期間内(操作促進演出期間内)に、スティックコントローラ31Aの操作(たとえば傾倒操作)が検出されると、次のような演出が実行される。
表示結果が大当りで、かつ、即時確定予告を実行することが決定されているときには、図19(B)のように、直ちに即時確定予告実行可能期間中において、画像表示装置5の周囲に配置された複数の演出用可動部材32A、32Bが、それぞれ画像表示装置5における表示画面の前方(前面)に進出して互いに合体する演出動作が所定時間実行されることにより、即時確定予告の予告動作が行なわれる。図17の信頼度予告における(E)のリーチ発展時予告では、リーチ表示態様となっているタイミングで操作促進演出もなく、かつ、リーチ表示態様となっているタイミングでスティックコントローラ31Aの操作によらず演出用可動部材32A、32Bが動作するので、確定予告としては、スティックコントローラ31Aの操作に対応して演出用可動部材32A、32Bが動作することにより、当該演出が確定予告によるものであることを遊技者が区別して認識することができる。
一方、表示結果が大当りで、かつ、遅延確定予告を実行することが決定されているときには、図19(B1)のように、即時確定予告実行可能期間中において確定予告の演出が実行されず、図19(C)のように、遅延確定予告実行可能期間中において画像表示装置5の周囲に配置された複数の演出用可動部材32A、32Bが、それぞれ画像表示装置5における表示画面の前方(前面)に進出して互いに合体する演出動作が所定時間実行されることにより、遅延確定予告の予告動作が行なわれる。即時確定予告の予告動作または遅延確定予告の予告動作が実行されたときには、表示決定として、図19(D)のように、大当り表示結果が導出表示される。
また、表示結果がハズレに決定されているときには、図19(B2),(C1)のように、即時確定予告実行可能期間および遅延確定予告実行可能期間において確定予告の予告動作の演出が実行されず、図19(D1)のように、ハズレ表示結果が導出表示される。
また、即時確定予告を実行することが決定されているとき、および、遅延確定予告を実行することが決定されているときに、操作有効期間内(操作促進演出期間内)に、スティックコントローラ31Aの操作(たとえば傾倒操作)が検出されないときは、たとえば、図19(B)のような即時確定予告実行可能期間のうちの操作有効期間経過後の期間、または、図19(C)の遅延確定予告演出のような遅延確定予告実行可能期間等の予め定められた期間において、確定予告が実行される。
なお、即時確定予告を実行することが決定されているとき、および、遅延確定予告を実行することが決定されているときのそれぞれについて、操作有効期間内(操作促進演出期間内)に、スティックコントローラ31Aの操作(たとえば傾倒操作)が検出されないときには、前述したような確定予告の予告動作の演出を実行しないようにしてもよい。
図2に示す演出制御基板12に搭載されたROM121には、演出制御用のプログラムの他にも、演出動作を制御するために用いられる各種のデータテーブル等が格納されている。たとえば、ROM121には、演出制御用CPU120が各種の判定、決定、設定を行なうために用意された複数の判定テーブルまたは決定テーブルを構成するテーブルデータ、各種の演出制御パターンを構成するパターンデータ等が記憶されている。
一例として、ROM121には、演出制御用CPU120が各種の演出装置(たとえば画像表示装置5、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9および装飾用LED、演出用点灯役物90、演出用可動部材32A、32B等)による演出動作を制御するために使用する演出制御パターンを複数種類格納した演出制御パターンテーブルが記憶されている。演出制御パターンは、パチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて実行される各種の演出動作に対応して、その制御内容を示すデータ等から構成されている。演出制御パターンテーブルには、たとえば特図変動時演出制御パターンと、予告演出制御パターンと、各種演出制御パターンとが、格納されていればよい。
特図変動時演出制御パターンは、複数種類の変動パターンに対応して、特図ゲームにおいて特別図柄の変動が開始されてから特図表示結果となる確定特別図柄が導出表示されるまでの期間における、飾り図柄の変動表示動作およびリーチ演出における演出表示動作、あるいは、飾り図柄の変動表示を伴わない各種の演出表示動作といった、様々な演出動作の制御内容を示すデータ等から構成されている。予告演出制御パターンは、予告パターンの決定結果に応じて実行される単一または複数の予告演出のそれぞれについて、演出動作の制御内容を示すデータ等から構成されている。各種演出制御パターンは、パチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて実行される各種の演出動作に対応して、その制御内容を示すデータ等から構成されている。
図20(A)は、各々の演出制御パターンの構成例を示している。図20(A)に示す構成例において、演出制御パターンは、たとえば演出制御プロセスタイマ判定値、表示制御データ、音声制御データ、ランプ制御データ、操作検出制御データ、終了コード等を含んだプロセスデータから構成されている。
演出制御プロセスタイマ判定値は、演出制御タイマ設定部192に設けられた演出制御プロセスタイマの格納値である演出制御プロセスタイマ値と比較される値(判定値)であって、各演出動作の実行時間(演出時間)に対応した判定値が予め設定されている。なお、演出制御プロセスタイマ判定値に代えて、たとえば主基板11から所定の演出制御コマンドを受信したこと、演出制御用CPU120において演出動作を制御するための処理として所定の処理が実行されたことといった、所定の制御内容または処理内容に対応して、演出制御の切替タイミング等を示すデータが設定されていてもよい。
表示制御データには、たとえば飾り図柄の変動表示中における各飾り図柄の変動態様を示すデータといった、画像表示装置5の画面上における演出画像の表示態様を示すデータが含まれている。すなわち、表示制御データは、画像表示装置5の画面上における演出画像の表示動作を指定するデータである。音声制御データには、たとえば飾り図柄の変動表示中における飾り図柄の変動表示動作に連動した効果音等の出力態様を示すデータといった、スピーカ8L、8Rからの音声出力態様を示すデータが含まれている。すなわち、音声制御データは、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作を指定するデータである。ランプ制御データには、たとえば遊技効果ランプ9および装飾用LED、さらには演出用点灯役物90といった、発光体の点灯動作態様を示すデータが含まれている。すなわち、ランプ制御データは、発光体の点灯動作を指定するデータである。
操作検出制御データには、たとえばスティックコントローラ31Aの操作桿に対する傾倒操作とトリガボタンに対する指示操作とを有効に検出する操作有効期間、あるいはプッシュボタン31Bに対する指示操作を有効に検出する操作有効期間、各々の操作を有効に検出した場合における演出動作の制御内容等を指定するデータといった、遊技者の操作行為に応じた演出動作態様を示すデータが含まれている。
なお、これらの制御データは、全ての演出制御パターンに含まれなければならないものではなく、各演出制御パターンによる演出動作の内容に応じて、一部の制御データを含んで構成される演出制御パターンがあってもよい。また、演出制御パターンに含まれる複数種類のプロセスデータでは、各タイミングで実行される演出動作の内容に応じて、それぞれのプロセスデータを構成する制御データの種類が異なっていてもよい。すなわち、表示制御データ、音声制御データ、ランプ制御データ、操作検出制御データの全部を含んで構成されたプロセスデータもあれば、これらの一部を含んで構成されたプロセスデータもあってよい。さらに、たとえば演出用可動部材32A、32Bにおける動作態様を示す演出用可動部材制御データといった、その他の各種制御データが含まれることがあってもよい。
図20(B)は、演出制御パターンの内容に従って実行される各種の演出動作を示している。演出制御用CPU120は、演出制御パターンに含まれる各種の制御データに従って、演出動作の制御内容を決定する。たとえば、演出制御プロセスタイマ値が演出制御プロセスタイマ判定値のいずれかと合致したときには、その演出制御プロセスタイマ判定値と対応付けられた表示制御データにより指定される態様で飾り図柄を表示させるとともに、キャラクタ画像および背景画像といった演出画像を画像表示装置5の画面上に表示させる制御を行なう。また、音声制御データにより指定される態様でスピーカ8L、8Rから音声を出力させる制御を行なうとともに、ランプ制御データにより指定される態様で遊技効果ランプ9および演出用点灯役物90等の発光体を点滅させる制御を行ない、操作検出制御データにより指定される操作有効期間においてスティックコントローラ31Aまたはプッシュボタン31Bに対する操作を受け付けて演出内容を決定する制御を行なう。なお、演出制御プロセスタイマ判定値と対応していても制御対象にならない演出用部品に対応するデータには、ダミーデータ(制御を指定しないデータ)が設定されてもよい。図20(B)に示す演出動作は、飾り図柄の変動が開始されてから最終停止するまでの期間全体に対応しているが、これに限定されるものではなく、飾り図柄の変動表示中における一部の期間に対応して演出動作を実行するための演出制御パターンが設けられてもよい。あるいは、飾り図柄の変動表示中以外の所定期間(たとえば大当り遊技状態においてラウンドを実行中の期間、大当り遊技状態の終了時にエンディング演出を実行する期間等)に対応して演出動作を実行するための演出制御パターンが設けられてもよい。
演出制御用CPU120は、たとえば飾り図柄の変動表示を開始するとき等に、変動パターン指定コマンドに示された変動パターン等に基づいて演出制御パターン(特図変動時演出制御パターン)をセットする。また、演出制御用CPU120は、予告パターンの決定結果に対応して、飾り図柄の変動表示を開始するとき等に、対応する演出制御パターン(予告演出制御パターン)をセットする。ここで、演出制御パターンをセットする際には、該当する演出制御パターンを構成するパターンデータを、ROM121から読出してRAM122の所定領域に一時記憶させてもよいし、該当する演出制御パターンを構成するパターンデータのROM121における記憶アドレスを、RAM122の所定領域に一時記憶させて、ROM121における記憶データの読出位置を指定するだけでもよい。
その後、演出制御プロセスタイマ値が更新されるごとに、演出制御プロセスタイマ判定値のいずれかと合致したか否かの判定を行ない、合致した場合には、対応する各種の制御データに応じた演出動作の制御を行なう。こうして、演出制御用CPU120は、演出制御パターンに含まれるプロセスデータ#1〜プロセスデータ#n(nは任意の整数)の内容に従って、演出装置(画像表示装置5、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9、演出用点灯役物90等の発光体、演出用可動部材32A、32B等)の制御を進行させる。なお、各プロセスデータ#1〜プロセスデータ#nにおいて、演出制御プロセスタイマ判定値#1〜#nと対応付けられた表示制御データ#1〜表示制御データ#n、音声制御データ#1〜音声制御データ#n、ランプ制御データ#1〜ランプ制御データ#n、操作検出制御データ#1〜操作検出制御データ#nは、演出装置における演出動作の制御内容を示し、演出制御の実行を指定する演出制御実行データ#1〜演出制御実行データ#nを構成する。
こうしてセットした演出制御パターンに従った指令が、演出制御用CPU120から表示制御部123、音声制御基板13、ランプ制御基板14、可動部材駆動モータ33A、33B等に対して出力される。演出制御用CPU120からの指令を受けた表示制御部123では、たとえば所定のVDP等がその指令に示される画像データをCGROM等の画像データメモリから読出してVRAMに一時記憶させること等により展開させる。また、演出制御用CPU120からの指令を受けた音声制御基板13では、たとえば音声合成用ICがその指令に示される音声データを音声データROMから読出して音声RAM等に一時記憶させること等により展開させる。
図2に示す演出制御基板12に搭載されたRAM122には、演出動作を制御するために用いられる各種データを保持する領域として、たとえば図21に示すような演出制御用データ保持エリア190が設けられている。図21に示す演出制御用データ保持エリア190は、演出制御フラグ設定部191と、演出制御タイマ設定部192と、演出制御カウンタ設定部193と、演出制御バッファ設定部194とを備えている。
演出制御フラグ設定部191には、たとえば画像表示装置5の画面上における演出画像の表示状態等といった演出動作状態、主基板11から伝送された演出制御コマンド等に応じて状態を更新可能な複数種類のフラグが設けられている。たとえば、演出制御フラグ設定部191には、複数種類のフラグそれぞれについて、フラグの値を示すデータ、オン状態あるいはオフ状態を示すデータが記憶される。演出制御タイマ設定部192には、たとえば画像表示装置5の画面上における演出画像の表示動作等といった各種演出動作の進行を制御するために用いられる複数種類のタイマが設けられている。たとえば、演出制御タイマ設定部192には、複数種類のタイマそれぞれにおけるタイマ値を示すデータが記憶される。演出制御カウンタ設定部193には、各種演出動作の進行を制御するために用いられる複数種類のカウンタが設けられている。たとえば、演出制御カウンタ設定部193には、複数種類のカウンタそれぞれにおけるカウント値を示すデータが記憶される。演出制御バッファ設定部194には、各種演出動作の進行を制御するために用いられるデータを一時的に記憶する各種のバッファが設けられている。たとえば、演出制御バッファ設定部194には、複数種類のバッファそれぞれにおけるバッファ値を示すデータが記憶される。
図2に示す演出制御基板12に搭載された表示制御部123は、演出制御用CPU120からの表示制御指令等に基づき、画像表示装置5における表示動作の制御内容を決定する。たとえば、表示制御部123は、画像表示装置5の表示領域内に表示させる演出画像の切換タイミングを決定すること等により、飾り図柄の変動表示および各種の演出表示を実行させるための制御を行なう。一例として、表示制御部121には、VDP(Video Display Processor)、CGROM(Character Generator ROM)、VRAM(Video RAM)、LCD駆動回路等が搭載されていればよい。なお、VDPは、GPU(Graphics Processing Unit)、GCL(Graphics Controller LSI)、あるいは、より一般的にDSP(Digital Signal Processor)と称される画像処理用のマイクロプロセッサであってもよい。CGROMは、たとえば書換不能な半導体メモリであってもよいし、フラッシュメモリ等の書換可能な半導体メモリであってもよく、あるいは、磁気メモリ、光学メモリといった、不揮発性記録媒体のいずれかを用いて構成されたものであればよい。
演出制御基板12に搭載されたI/O125は、たとえば主基板11等から伝送された演出制御コマンド、コントローラセンサユニット35Aまたはプッシュセンサ35Bから伝送された操作検出信号等の各種信号を取り込むための入力ポートと、演出制御基板12の外部へと各種信号を伝送するための出力ポートとを含んで構成される。たとえば、I/O125の出力ポートからは、画像表示装置5へと伝送される映像信号、音声制御基板13へと伝送される指令(効果音信号)、ランプ制御基板14へと伝送される指令(電飾信号)、可動部材駆動モータ33A、33Bへと伝送される指令(駆動制御信号)等が出力される。
音声制御基板13には、たとえば入出力ドライバ、音声合成用IC、音声データROM、増幅回路、ボリューム等が搭載されている。一例として、音声制御基板13では、演出制御基板12から伝送された効果音信号に示される音番号データが入出力ドライバを介して音声合成用ICに入力される。音声合成用ICは、音番号データに応じた音声および効果音を生成し増幅回路に出力する。増幅回路は、音声合成用ICの出力レベルを、ボリュームで設定されている音量に応じたレベルに増幅した音声信号を、スピーカ8L、8Rに出力する。音声データROMには、音番号データに応じた制御データが格納されており、音声合成用ICが音番号データに応じた制御データを読出して、音声および効果音が生成される。音声データROMの記憶データは、所定期間における音声および効果音の出力態様を時系列的に示すデータ等から構成されていればよい。
ランプ制御基板14には、たとえば入出力ドライバおよびランプドライバ等が搭載されている。一例として、ランプ制御基板14では、演出制御基板12から伝送された電飾信号が、入出力ドライバを介してランプドライバに入力される。ランプドライバは、電飾信号を増幅して遊技効果ランプ9および演出用点灯役物90等に供給する。
次に、本実施例におけるパチンコ遊技機1の動作(作用)を説明する。主基板11では、所定の電源基板からの電力供給が開始されると、遊技制御用マイクロコンピュータ100が起動し、CPU103によって遊技制御メイン処理となる所定の処理が実行される。遊技制御メイン処理を開始すると、CPU103は、割込み禁止に設定した後、必要な初期設定を行なう。この初期設定では、たとえばRAM101がクリアされる。また、遊技制御用マイクロコンピュータ100に内蔵されたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定を行なう。これにより、以後、所定時間(たとえば、2ミリ秒)ごとにCTCから割込み要求信号がCPU103へ送出され、CPU103は定期的にタイマ割込み処理を実行することができる。初期設定が終了すると、割込みを許可した後、ループ処理に入る。なお、遊技制御メイン処理では、パチンコ遊技機1の内部状態を前回の電力供給停止時における状態に復帰させるための処理を実行してから、ループ処理に入るようにしてもよい。こうした遊技制御メイン処理を実行したCPU103は、CTCからの割込み要求信号を受信して割込み要求を受け付けると、図22のフローチャートに示す遊技制御用タイマ割込み処理を実行する。
図22に示す遊技制御用タイマ割込み処理を開始すると、CPU103は、まず、所定のスイッチ処理を実行することにより、スイッチ回路110を介してゲートスイッチ21、第1始動口スイッチ22A、第2始動口スイッチ22B、カウントスイッチ23といった各種スイッチから入力される検出信号の状態を判定する(ステップS(以下、単にSと呼ぶ)11)。続いて、所定のメイン側エラー処理を実行することにより、パチンコ遊技機1の異常診断を行ない、その診断結果に応じて必要ならば警告を発生可能とする(S12)。この後、所定の情報出力処理を実行することにより、たとえばパチンコ遊技機1の外部に設置されたホール管理用コンピュータに供給される大当り情報、始動情報、確率変動情報等のデータを出力する(S13)。
情報出力処理に続いて、主基板11の側で用いられる乱数値MR1〜MR5といった遊技用乱数の少なくとも一部をソフトウェアにより更新するための遊技用乱数更新処理を実行する(S14)。この後、CPU103は、特別図柄プロセス処理を実行する(S15)。特別図柄プロセス処理では、遊技制御フラグ設定部152に設けられた特図プロセスフラグの値をパチンコ遊技機1における遊技の進行状況に応じて更新し、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bにおける表示動作の制御、および、特別可変入賞球装置7における大入賞口の開閉動作設定等を、所定の手順で行なうために、各種の処理が選択されて実行される。
特別図柄プロセス処理に続いて、普通図柄プロセス処理が実行される(S16)。CPU103は、普通図柄プロセス処理を実行することにより、普通図柄表示器20における表示動作(たとえばセグメントLEDの点灯、消灯等)を制御して、普通図柄の変動表示および普通可変入賞球装置6Bにおける可動翼片の傾動動作設定等を可能にする。普通図柄プロセス処理を実行した後、CPU103は、コマンド制御処理を実行することにより、主基板11から演出制御基板12等のサブ側の制御基板に対して制御コマンドを伝送させる(S17)。一例として、コマンド制御処理では、遊技制御バッファ設定部155に設けられた送信コマンドバッファの値によって指定されたコマンド送信テーブルにおける設定に対応して、I/O105に含まれる出力ポートのうち、演出制御基板12に対して演出制御コマンドを送信するための出力ポートに制御データをセットした後、演出制御INT信号の出力ポートに所定の制御データをセットして演出制御INT信号を所定時間にわたりオン状態としてからオフ状態とすること等により、コマンド送信テーブルでの設定に基づく演出制御コマンドの伝送を可能にする。コマンド制御処理を実行した後には、割込み許可状態に設定してから、遊技制御用タイマ割込み処理を終了する。
図23は、特別図柄プロセス処理として、図22に示すS15において実行される処理の一例を示すフローチャートである。この特別図柄プロセス処理において、CPU103は、まず、始動入賞判定処理を実行する(S101)。図24は、S101において実行される始動入賞判定処理の一例を示すフローチャートである。
始動入賞判定処理を開始すると、CPU103は、まず、普通入賞球装置6Aが形成する第1始動入賞口に対応して設けられた第1始動口スイッチ22Aからの検出信号に基づき、第1始動口スイッチ22Aがオンであるか否かを判定する(S201)。このとき、第1始動口スイッチ22Aがオンであれば(S201;Yes)、第1特図を用いた特図ゲームの保留記憶数である第1特図保留記憶数が、所定の上限値(たとえば「4」)となっているか否かを判定する(S202)。このとき、CPU103は、たとえば遊技制御カウンタ設定部154に設けられた第1保留記憶数カウンタの格納値である第1保留記憶数カウント値を読み取ることにより、第1特図保留記憶数を特定できればよい。S202において第1特図保留記憶数が上限値ではないときには(S202;No)、たとえば遊技制御バッファ設定部155に設けられた始動口バッファの格納値を、「1」に設定する(S203)。
S201において第1始動口スイッチ22Aがオフであるとき(S201;No)、S202において第1特図保留記憶数が上限値に達しているときには(S202;Yes)、普通可変入賞球装置6Bが形成する第2始動入賞口に対応して設けられた第2始動口スイッチ22Bからの検出信号に基づき、第2始動口スイッチ22Bがオンであるか否かを判定する(S204)。このとき、第2始動口スイッチ22Bがオンであれば(S204;Yes)、第2特図を用いた特図ゲームの保留記憶数である第2特図保留記憶数が、所定の上限値(たとえば「4」)となっているか否かを判定する(S205)。このとき、CPU103は、たとえば遊技制御カウンタ設定部154に設けられた第2保留記憶数カウンタの格納値である第2保留記憶数カウント値を読み取ることにより、第2特図保留記憶数を特定できればよい。S205において第2特図保留記憶数が上限値ではないときには(S205;No)、たとえば遊技制御バッファ設定部155に設けられた始動口バッファの格納値を、「2」に設定する(S206)。
S203、S206の処理のいずれかを実行した後には、始動口バッファの格納値である始動口バッファ値に応じて、保留記憶数カウント値を1加算するように更新する(S207)。たとえば、始動口バッファ値が「1」であるときには第1保留記憶数カウント値を1加算する一方で、始動口バッファ値が「2」であるときには第2保留記憶数カウント値を1加算する。こうして、第1保留記憶数カウント値は、第1始動入賞口を遊技球が通過(進入)して第1特図を用いた特図ゲームに対応した第1始動条件が成立したときに、1増加するように更新される。また、第2保留記憶数カウント値は、第2始動入賞口を遊技球が通過(進入)して第2特図を用いた特図ゲームに対応した第2始動条件が成立したときに、1増加するように更新される。このときには、たとえば遊技制御カウンタ設定部154に設けられた合計保留記憶数カウンタの格納値である合計保留記憶数カウント値を、1加算するように更新する(S208)。
S208の処理を実行した後に、CPU103は、乱数回路104および遊技制御カウンタ設定部154のランダムカウンタによって更新されている数値データのうちから、特図表示結果決定用の乱数値MR1、大当り種別決定用の乱数値MR2、変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データを、抽出する(S209)。こうして抽出した各乱数値を示す数値データが保留データとして、始動口バッファ値に応じた特図保留記憶部における空きエントリの先頭にセットされることで記憶される(S210)。たとえば、始動口バッファ値が「1」であるときには保留データが第1特図保留記憶部151Aにセットされる一方で、始動口バッファ値が「2」であるときには保留データが第2特図保留記憶部151Bにセットされる。
S210の処理に続いて、始動口バッファ値に応じた始動口入賞指定コマンドの送信設定が行なわれる(S211)。たとえば、始動口バッファ値が「1」であるときにはROM101における第1始動口入賞指定コマンドテーブルの記憶アドレスを送信コマンドバッファにおいて送信コマンドポインタにより指定されたバッファ領域に格納すること等により、演出制御基板12に対して第1始動口入賞指定コマンドを送信するための設定を行なう。これに対して、始動口バッファ値が「2」であるときにはROM101における第2始動口入賞指定コマンドテーブルの記憶アドレスを送信コマンドバッファのバッファ領域に格納すること等により、演出制御基板12に対して第2始動口入賞指定コマンドを送信するための設定を行なう。また、たとえばROM101における保留記憶数通知コマンドテーブルの記憶アドレスを送信コマンドバッファにおいて送信コマンドポインタによって指定されたバッファ領域に格納すること等により、演出制御基板12に対して保留記憶数通知コマンドを送信するための設定を行なう(S212)。こうして設定された始動口入賞指定コマンドおよび保留記憶数通知コマンドは、たとえば特別図柄プロセス処理が終了した後、図22に示すS17のコマンド制御処理が実行されること等により、主基板11から演出制御基板12に対して伝送される。
S212の処理を実行した後には、始動口バッファ値が「1」であるか「2」であるかを判定する(S213)。このとき、始動口バッファ値が「1」であれば(S213;「1」)、始動口バッファをクリアして、その格納値を「0」に初期化してから(S214)、S204の処理に進む。これに対して、始動口バッファ値が「2」であるときには(S213;「2」)、始動口バッファをクリアして、その格納値を「0」に初期化してから(S215)、始動入賞判定処理を終了する。
この実施の形態では、第1始動口スイッチ22Aと第2始動口スイッチ22Bの双方が同時に有効な遊技球の始動入賞を検出した場合には、2ミリ秒内で実行される処理によって、双方のスイッチが有効な遊技球の始動入賞を検出したことに基づく処理が実行される。すなわち、S201において第1始動口スイッチ22Aがオンであるときには、S202、S203の処理を実行してから、S207〜S212の処理を実行した後、S213において始動口バッファ値が「1」であることに対応して、S214の処理を実行してから、S204の処理に進む。そして、S204において第2始動口スイッチ22Bがオンであるときには、S205〜S212の処理を実行した後、S213において始動口バッファ値が「2」であることに対応して、S215の処理を実行してから、始動入賞判定処理を終了する。これにより、第1始動口スイッチ22Aと第2始動口スイッチ22Bの双方が同時に有効な遊技球の始動入賞を検出した場合でも、確実に双方の有効な始動入賞の検出に基づく処理を完了できる。
図23に示すS101において始動入賞判定処理を実行した後、CPU103は、遊技制御フラグ設定部152に設けられた特図プロセスフラグの値に応じて、S110〜S117の処理のいずれかを選択して実行する。
S110の特別図柄通常処理は、特図プロセスフラグの値が“0”のときに実行される。この特別図柄通常処理では、第1特図保留記憶部151および第2特図保留記憶部151Bに記憶されている保留データの有無等に基づいて、第1特別図柄表示装置4Aや第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームを開始するか否かの判定が行なわれる。また、特別図柄通常処理では、特図表示結果決定用の乱数値MR1を示す数値データに基づき、特別図柄および飾り図柄の変動表示結果を「大当り表示結果」とするか否かを、その変動表示結果が導出表示される以前に決定(事前決定)する。さらに、特別図柄通常処理では、特図ゲームにおける特別図柄の変動表示結果に対応して、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームにおける確定特別図柄(大当り図柄およびハズレ図柄のいずれか)が設定される。特別図柄通常処理では、特別図柄および飾り図柄の変動表示結果を事前決定したときに、特図プロセスフラグの値が“1”に更新される。
S111の変動パターン設定処理は、特図プロセスフラグの値が“1”のときに実行される。この変動パターン設定処理には、変動表示結果を「大当り表示結果」とするか否かの事前決定結果等に基づいて、変動パターン種別を複数種類のいずれかに決定する処理、変動パターン種別の決定結果に対応して、変動パターンを複数種類のいずれかに決定する処理等が含まれている。変動パターン設定処理が実行されたときには、特図プロセスフラグの値が“2”に更新される。
S112の特別図柄変動処理は、特図プロセスフラグの値が“2”のときに実行される。この特別図柄変動処理には、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bにおいて特別図柄を変動させるための設定を行なう処理、その特別図柄が変動を開始してからの経過時間を計測する処理等が含まれている。たとえば、S112の特別図柄変動処理が実行されるごとに、遊技制御タイマ設定部153に設けられた特図変動タイマにおける格納値である特図変動タイマ値を1減算あるいは1加算して、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームであるか、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームであるかに関わりなく、共通のタイマによって経過時間の測定が行なわれる。また、計測された経過時間が変動パターンに対応する特図変動時間に達したか否かの判定も行なわれる。このように、S112の特別図柄変動処理は、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームでの特別図柄の変動、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームでの特別図柄の変動を、共通の処理ルーチンによって制御する処理となっていればよい。そして、特別図柄の変動を開始してからの経過時間が特図変動時間に達したときには、特図プロセスフラグの値が“3”に更新される。
S113の特別図柄停止処理は、特図プロセスフラグの値が“3”のときに実行される。この特別図柄停止処理には、第1特別図柄表示装置4Aおよび第2特別図柄表示装置4Bにおいて特別図柄の変動を停止させ、特別図柄の変動表示結果となる確定特別図柄を停止表示させるための設定を行なう処理が含まれている。そして、遊技制御フラグ設定部152に設けられた大当りフラグがオンとなっているか否かの判定等が行なわれ、大当りフラグがオンである場合には特図プロセスフラグの値が“4”に更新される。その一方で、大当りフラグがオフである場合には、特図プロセスフラグの値が“0”に更新される。
S114の大当り開放前処理は、特図プロセスフラグの値が“4”のときに実行される。この大当り開放前処理には、変動表示結果が「大当り表示結果」となったこと等に基づき、大当り遊技状態においてラウンドの実行を開始して大入賞口を開放状態とするための設定を行なう処理等が含まれている。このときには、たとえば大当り種別が「非確変」、「第1確変」、「第2確変」のいずれであるかに対応して、大入賞口を開放状態とする期間の上限を設定するようにしてもよい。一例として、大入賞口を開放状態とする期間の上限を「29秒」に設定するとともに、ラウンドを実行する上限回数となる大入賞口の開放回数を「15回」に設定することにより、15R大当り状態とする設定が行なわれればよい。このときには、特図プロセスフラグの値が“5”に更新される。
S115の大当り開放中処理は、特図プロセスフラグの値が“5”のときに実行される。この大当り開放中処理には、大入賞口を開放状態としてからの経過時間を計測する処理、および、その計測した経過時間ならびにカウントスイッチ23によって検出された遊技球の個数等に基づいて、大入賞口を開放状態から閉鎖状態に戻すタイミングとなったか否かを判定する処理等が含まれている。そして、大入賞口を閉鎖状態に戻すときには、大入賞口扉用のソレノイド82に対するソレノイド駆動信号の供給を停止させる処理等を実行した後、特図プロセスフラグの値が“6”に更新される。
S116の大当り開放後処理は、特図プロセスフラグの値が“6”のときに実行される。この大当り開放後処理には、大入賞口を開放状態とするラウンドの実行回数が大入賞口開放回数最大値に達したか否かを判定する処理、および、大入賞口開放回数最大値に達した場合に大当り終了指定コマンドを送信するための設定を行なう処理等が含まれている。そして、ラウンドの実行回数が大入賞口開放回数最大値に達していないときには、特図プロセスフラグの値が“5”に更新される一方、大入賞口開放回数最大値に達したときには、特図プロセスフラグの値が“7”に更新される。
S117の大当り終了処理は、特図プロセスフラグの値が“7”のときに実行される。この大当り終了処理には、画像表示装置5、スピーカ8L、8R、遊技効果ランプ9等といった演出装置により、大当り遊技状態の終了を報知する演出動作としてのエンディング演出が実行される期間に対応した待ち時間が経過するまで待機する処理、および、大当り種別に対応して確変状態および時短状態に制御するための各種の設定を行なう処理等が含まれている。そして、確変状態および時短状態に制御するための設定が行なわれたときには、特図プロセスフラグの値が“0”に更新される。
図25は、図22のS110において実行される特別図柄通常処理の一例を示すフローチャートである。図25に示す特別図柄通常処理において、CPU103は、まず、第2特図保留記憶数が「0」であるか否かを判定する(S231)。第2特図保留記憶数は、第2特別図柄表示装置4Bによる第2特図を用いた特図ゲームの保留記憶数である。たとえば、S231の処理では、遊技制御カウンタ設定部154に記憶されている第2保留記憶数カウント値を読出し、その読出値が「0」であるか否かを判定すればよい。
S231において第2特図保留記憶数が「0」以外であるときには(S231;No)、第2特図保留記憶部151Bにおいて保留番号「1」に対応して記憶されている保留データとして、特図表示結果決定用の乱数値MR1、大当り種別決定用の乱数値MR2、変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データをそれぞれ読出す(S232)。このとき読出された数値データは、たとえば遊技制御バッファ設定部155に設けられた変動用乱数バッファ等に格納されて、一時記憶されればよい。
S232の処理に続いて、たとえば第2保留記憶数カウント値を1減算して更新すること等により、第2特図保留記憶数を1減算させるように更新するとともに、第2特図保留記憶部151Bにおいて保留番号「1」より下位のエントリ(たとえば保留番号「2」〜「4」に対応するエントリ)に記憶された乱数値MR1〜MR3を示す保留データを、1エントリずつ上位にシフトする(S233)。また、S233の処理では、遊技制御カウンタ設定部154において合計保留記憶数カウンタが記憶する合計保留記憶数カウント値を1減算するように更新してもよい。このときには、たとえば遊技制御バッファ設定部155に設けられた変動特図指定バッファの格納値である変動特図指定バッファ値を「2」に更新する(S234)。
S231において第2特図保留記憶数が「0」であるときには(S231;Yes)、第1特図保留記憶数が「0」であるか否かを判定する(S235)。第1特図保留記憶数は、第1特別図柄表示装置4Aによる第1特図を用いた特図ゲームの保留記憶数である。たとえば、S235の処理では、遊技制御カウンタ設定部154において第1保留記憶数カウンタが記憶する第1保留記憶数カウント値を読出し、その読出値が「0」であるか否かを判定すればよい。このように、S235の処理は、S231において第2特図保留記憶数が「0」であると判定されたときに実行されて、第1特図保留記憶数が「0」であるか否かを判定する。これにより、第2特図を用いた特図ゲームは、第1特図を用いた特図ゲームよりも優先して実行が開始されることになる。
なお、第2特図を用いた特図ゲームが第1特図を用いた特図ゲームよりも優先して実行されるものに限定されず、たとえば第1始動入賞口または第2始動入賞口を遊技球が進入(通過)して始動入賞が発生した順に、特図ゲームの実行が開始されるようにしてもよい。この場合には、始動入賞が発生した順番を特定可能なデータを記憶するテーブルを設けて、その記憶データから第1特図と第2特図のいずれを用いた特図ゲームの実行を開始するかが決定できればよい。
S235において第1特図保留記憶数が「0」以外であるときには(S235;No)、第1特図保留記憶部151Aにおいて保留番号「1」に対応して記憶されている保留データとして、特図表示結果決定用の乱数値MR1、大当り種別決定用の乱数値MR2、変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データをそれぞれ読出す(S236)。このとき読出された数値データは、たとえば変動用乱数バッファ等に格納されて、一時記憶されればよい。
S236の処理に続いて、たとえば第1保留記憶数カウント値を1減算して更新すること等により、第1特図保留記憶数を1減算させるように更新するとともに、第1特図保留記憶部151Aにおいて保留番号「1」より下位のエントリ(たとえば保留番号「2」〜「4」に対応するエントリ)に記憶された乱数値MR1〜MR3を示す保留データを、1エントリずつ上位にシフトする(S237)。また、S237の処理では、遊技制御カウンタ設定部154において合計保留記憶数カウンタが記憶する合計保留記憶数カウント値を1減算するように更新してもよい。このときには、変動特図指定バッファ値を「1」に更新する(S238)。
S234、S238の処理のいずれかを実行した後には、特別図柄の変動表示結果である特図表示結果を「大当り表示結果」と「ハズレ表示結果」のいずれとするかを決定するための使用テーブルとして、特図表示結果決定テーブル130を選択してセットする(S239)。このとき、CPU103は、現在の遊技状態に対応して特図表示結果の決定に用いられる特図表示結果決定用テーブルデータを選択すればよい。続いて、変動用乱数バッファに格納された特図表示結果決定用の乱数値MR1を示す数値データを、「大当り表示結果」と「ハズレ表示結果」の各特図表示結果に割り当てられた決定値と比較して、特図表示結果を「大当り表示結果」と「ハズレ表示結果」のいずれとするかを決定する(S240)。
S239では現在の遊技状態に対応した特図表示結果決定用テーブルデータが選択されていることから、S240の処理では、特図ゲーム等の変動表示が開始されるときの遊技状態が確変状態であるか否かに応じて、異なる決定用データを用いて特図表示結果を「大当り表示結果」とするか否かが決定される。たとえば、特図ゲーム等の変動表示が開始されるときの遊技状態が通常状態または時短状態であるときには、特図表示結果決定テーブル130において遊技状態が通常状態または時短状態の場合に対応するテーブルデータが、通常決定用データとして選択され、これを参照して乱数値MR1に対応する特図表示結果を決定する。これに対して、特図ゲーム等の変動表示が開始されるときの遊技状態が確変状態であるときには、特図表示結果決定テーブル130において遊技状態が確変状態の場合に対応するテーブルデータが、特別決定用データとして選択され、これを参照して乱数値MR1に対応する特図表示結果を決定する。
S240において特図表示結果を決定した後には、その特図表示結果が「大当り表示結果」であるか否かを判定する(S241)。そして、「大当り表示結果」であると判定された場合には(S241;Yes)、遊技制御フラグ設定部152に設けられた大当りフラグをオン状態にセットする(S242)。このときには、大当り種別を複数種類のいずれかに決定するための使用テーブルとして、大当り種別決定テーブル131を選択してセットする(S243)。こうしてセットされた大当り種別決定テーブル131を参照することにより、変動用乱数バッファに格納された大当り種別決定用の乱数値MR2を示す数値データを、「非確変」、「第1確変」、「第2確変」の各大当り種別に割り当てられた決定値と比較して、大当り種別を「非確変」、「第1確変」、「第2確変」のいずれとするかを決定する(S244)。こうして決定された大当り種別に対応して、たとえば遊技制御バッファ設定部155に設けられた大当り種別バッファの格納値である大当り種別バッファ値を設定すること等により(S245)、決定された大当り種別を記憶させる。一例として、大当り種別が「非確変」であれば大当り種別バッファ値を「0」とし、「第1確変」であれば「1」とし、「第2確変」であれば「2」とすればよい。
S241において「大当り表示結果」ではないと判定された場合(S241;No)、S245の処理を実行した後には、大当り遊技状態に制御するか否かの事前決定結果、さらには、大当り遊技状態とする場合における大当り種別の決定結果に対応して、確定特別図柄を設定する(S246)。一例として、S241において特図表示結果が「大当り表示結果」ではないと判定された場合には、特図表示結果を「ハズレ表示結果」とする旨の事前決定結果に対応して、ハズレ図柄となる「−」の記号を示す特別図柄を、確定特別図柄に設定する。その一方で、S241において特図表示結果が「大当り表示結果」であると判定された場合には、S244における大当り種別の決定結果に応じて、大当り図柄となる「3」、「5」、「7」の数字を示す特別図柄のいずれかを、確定特別図柄に設定する。すなわち、大当り種別を「非確変」とする決定結果に応じて、非確変大当り図柄となる「3」の数字を示す特別図柄を、確定特別図柄に設定する。また、大当り種別を「第1確変」とする決定結果に応じて、第1確変大当り図柄となる「5」の数字を示す特別図柄を、確定特別図柄に設定する。大当り種別を「第2確変」とする決定結果に応じて、第2確変大当り図柄となる「7」の数字を示す特別図柄を、確定特別図柄に設定する。
S246において確定特別図柄を設定した後には、特図プロセスフラグの値を変動パターン設定処理に対応した値である“1”に更新してから(S247)、特別図柄通常処理を終了する。S235において第1特図保留記憶数が「0」である場合には(S235;Yes)、所定のデモ表示設定を行なってから(S248)、特別図柄通常処理を終了する。このデモ表示設定では、たとえば画像表示装置5の画面上に所定の演出画像を表示すること等によるデモンストレーション表示(デモ画面表示)を指定する演出制御コマンド(客待ちデモ指定コマンド)が、主基板11から演出制御基板12に対して送信済みであるか否かを判定する。このとき、送信済みであれば、そのままデモ表示設定を終了する。これに対して、未送信であれば、客待ちデモ指定コマンドを送信するための設定を行なってから、デモ表示設定を終了する。
図26は、図23のS111において実行される変動パターン設定処理の一例を示すフローチャートである。図26に示す変動パターン設定処理において、CPU103は、まず、大当りフラグがオンであるか否かを判定する(S261)。そして、大当りフラグがオンであれば(S261;Yes)、変動パターン種別を複数種別のいずれかに決定するための使用テーブルとして、大当り変動パターン種別決定テーブル132Aを選択してセットする(S262)。また、たとえば遊技制御バッファ設定部155に記憶されている大当り種別バッファ値を読み取ること等により、大当り種別が「非確変」、「第1確変」、「第2確変」のいずれであるかを特定する(S263)。
S261において大当りフラグがオフであるときには(S261;No)、たとえば遊技制御フラグ設定部152に設けられた時短フラグがオンであるか否かを判定すること等により、時短状態および確変状態において時短制御および高開放制御が行なわれる高ベース中であるか否かを判定する(S264)。このとき、遊技状態が高ベース中ではない場合には(S264;No)、変動パターン種別を複数種類のいずれかに決定するための使用テーブルとして、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132Bを選択してセットする(S265)。これに対して、遊技状態が高ベース中である場合には(S264;Yes)、変動パターン種別を複数種類のいずれかに決定するための使用テーブルとして、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cを選択してセットする(S266)。
S263、S265、S266の処理のいずれかを実行した後には、たとえば変動用乱数バッファ等に格納されている変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データ等に基づき、使用テーブルにセットされた変動パターン種別決定テーブルを参照することにより、変動パターン種別を複数種類のいずれかに決定する(S267)。ここで、S267の処理では、第1始動条件が成立したことに基づき第1特別図柄表示装置4Aにより第1特図を用いて実行される特図ゲームに対応した飾り図柄の変動パターン種別を決定するか、第2始動条件が成立したことに基づき第2特別図柄表示装置4Bにより第2特図を用いて実行される特図ゲームに対応した飾り図柄の変動パターン種別を決定するかにかかわらず、共通のランダムカウンタ等によって更新される変動パターン種別決定用となる共通の乱数値MR3を示す数値データを用いて、共通の処理モジュールにより変動パターン種別を複数種類のいずれかに決定することができる。
大当りフラグがオフであるときには、S265において選択したハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132B、またはS266において選択したハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cを参照して変動パターン種別を複数種別のいずれかに決定する。このときには、変動パターン種別を決定することにより、飾り図柄の変動表示態様を「非リーチ」とするか「リーチ」とするかが決定される。すなわち、S267の処理には、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合に、飾り図柄の変動表示状態をリーチ状態とするか否かを決定する処理が含まれている。
S267において変動パターン種別を決定した後には、変動パターン決定テーブル133を選択し、変動パターンを複数種類のいずれかに決定するための使用テーブルとしてセットする(S268)。続いて、変動パターン決定用の乱数値MR4を示す数値データに基づき、S268においてセットした変動パターン決定テーブル133を参照することにより、変動パターンを複数種類のいずれかに決定する(S269)。変動パターン決定用の乱数値MR4を示す数値データは、S269の処理が実行されるときに乱数回路104および遊技制御カウンタ設定部154のランダムカウンタ等から抽出されてもよいし、第1始動入賞口または第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球が検出された始動入賞時に抽出されたものを、乱数値MR1〜MR3とともに、第1特図保留記憶部151Aまたは第2特図保留記憶部151Bにおける保留データとして記憶しておいてもよい。
S269の処理では、第1始動条件が成立したことに基づき第1特別図柄表示装置4Aにより第1特図を用いて実行される特図ゲームに対応した飾り図柄の変動パターンを決定するか、第2始動条件が成立したことに基づき第2特別図柄表示装置4Bにより第2特図を用いて実行される特図ゲームに対応した飾り図柄の変動パターンを決定するかにかかわらず、共通のランダムカウンタ等によって更新される変動パターン決定用となる共通の乱数値MR4を示す数値データを用いて、共通の処理モジュールにより変動パターンを複数種類のいずれかに決定することができる。また、S269の処理では、S267における変動パターン種別の決定結果にかかわらず、変動パターン決定用となる共通の乱数値MR4を示す数値データを用いて、共通の処理モジュールにより変動パターンを複数種類のいずれかに決定することができる。
S269において変動パターンを決定した後には、その変動パターンの決定結果に応じた特別図柄の変動表示時間である特図変動時間を設定する(S270)。特別図柄の変動表示時間となる特図変動時間は、特図ゲームにおいて特別図柄の変動を開始してから変動表示結果(特図表示結果)となる確定特別図柄が導出表示されるまでの所要時間である。S270の処理を実行した後、変動特図指定バッファ値に応じて、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図を用いた特図ゲームと、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図を用いた特図ゲームのいずれかを開始させるように、特別図柄の変動を開始させるための設定を行なう(S271)。一例として、変動特図指定バッファ値が「1」であれば、第1特別図柄表示装置4Aにおける第1特図の表示を更新させる駆動信号を送信するための設定を行なう。これに対して、変動特図指定バッファ値が「2」であれば、第2特別図柄表示装置4Bにおける第2特図の表示を更新させる駆動信号を送信するための設定を行なう。
S271の処理に続いて、特別図柄の変動開始時用となる各種コマンドを送信するための設定を行なう(S272)。たとえば、変動特図指定バッファ値が「1」である場合に、CPU103は、主基板11から演出制御基板12に対して遊技状態指定コマンド、第1変動開始コマンド、変動パターン指定コマンド、変動表示結果通知コマンド、保留記憶数通知コマンドを順次に送信するために、予め用意された第1変動開始用コマンドテーブルのROM101における記憶アドレス(先頭アドレス)を示す設定データを、遊技制御バッファ設定部155に設けられた送信コマンドバッファにおいて送信コマンドポインタによって指定されたバッファ領域に格納する。他方、変動特図指定バッファ値が「2」である場合に、CPU103は、主基板11から演出制御基板12に対して遊技状態指定コマンド、第2変動開始コマンド、変動パターン指定コマンド、変動表示結果通知コマンド、保留記憶数通知コマンドを順次に送信するために、予め用意された第2変動開始用コマンドテーブルのROM101における記憶アドレスを示す設定データを、送信コマンドバッファにおいて送信コマンドポインタによって指定されたバッファ領域に格納する。こうしたS272での設定を行なった場合には、変動パターン設定処理が終了してから図22に示すS17のコマンド制御処理が実行されるごとに、主基板11から演出制御基板12に対して遊技状態指定コマンド、第1変動開始コマンドまたは第2変動開始コマンド、変動パターン指定コマンド、変動表示結果通知コマンド、保留記憶数通知コマンドが、順次に送信されることになる。なお、これらの演出制御コマンドが送信される順番は任意に変更可能であり、たとえば変動表示結果通知コマンドを最初に送信してから、第1変動開始コマンドまたは第2変動開始コマンド、変動パターン指定コマンド、遊技状態指定コマンド、保留記憶数通知コマンドの順等で送信されるようにしてもよい。その後、特図プロセスフラグの値を特別図柄変動処理に対応した値である“2”に更新してから(S273)、変動パターン設定処理を終了する。
図27は、図23のS113において実行される特別図柄停止処理の一例を示すフローチャートである。図27に示す特別図柄停止処理において、CPU103は、まず、たとえば遊技制御フラグ設定部152等に設けられた特図確定表示中フラグがオンであるか否かを判定する(S291)。ここで、特図確定表示中フラグは、特図ゲームにおける変動表示結果(特図表示結果)となる確定特別図柄が導出表示されたことに対応して、後述するS295の処理によりオン状態にセットされる。
S291において特図確定表示中フラグがオフであるときには(S291;No)、確定特別図柄を導出表示するための設定を行なう(S292)。このときには、図柄確定指定コマンドを演出制御基板12に対して送信するための設定を行なう(S293)。また、特図確定表示時間として予め定められた一定時間(たとえば1000ミリ秒)を設定する(S294)。たとえば、S294の処理では、特図確定表示時間に対応して予め定められたタイマ初期値が、遊技制御タイマ設定部153に設けられた遊技制御プロセスタイマにセットされればよい。そして、特図確定表示中フラグをオン状態にセットしてから(S295)、特別図柄停止処理を終了する。こうして、S292の処理により確定特別図柄が導出表示された後に、S294において設定された特図確定表示時間が経過するまでは、タイマ割込みの発生に応じた特別図柄プロセス処理において特別図柄停止処理が実行されるごとに、S291において特図確定表示中フラグがオンであると判定されることになる。
S291において特図確定表示中フラグがオンであるときには(S291;Yes)、特図確定表示時間が経過したか否かを判定する(S296)。たとえば、S296の処理では、S294の処理によりタイマ初期値が設定された遊技制御プロセスタイマの格納値である遊技制御プロセスタイマ値を読み取り、そのタイマ値が「0」となったか否かに応じて、特図確定表示時間が経過したか否かを判定すればよい。なお、遊技制御プロセスタイマ値は、そのタイマ値が「0」以外の値であれば、タイマ割込みの発生に基づき遊技制御用タイマ割込み処理が実行されるごとに、1減算されるように更新すればよい。S296において特図確定表示時間が経過していなければ(S296;No)、特別図柄停止処理を終了することで、特図確定表示時間が経過するまで待機する。
S296において特図確定表示時間が経過したときには(S296;Yes)、特図確定表示中フラグをクリアしてオフ状態とした後に(S297)、大当りフラグがオンであるか否かを判定する(S298)。このとき、大当りフラグがオンであれば(S298;Yes)、大当り開始時演出待ち時間として予め定められた一定時間を設定する(S299)。また、大当り開始指定コマンドを主基板11から演出制御基板12に対して送信するための設定を行なう(S300)。たとえば、S300の処理では、大当り種別バッファ値に応じた大当り開始指定コマンドを送信するために予め用意された大当り開始指定コマンドテーブルのROM101における記憶アドレスを示す設定データが、送信コマンドバッファにおいて送信コマンドポインタによって指定されたバッファ領域に格納されればよい。
S300の処理に続いて、大当りフラグをクリアしてオフ状態とする(S301)。また、確変状態および時短状態を終了するための設定を行なう(S302)。たとえば、S302の処理として、遊技制御フラグ設定部151等に設けられた確変フラグおよび時短フラグをクリアしてオフ状態とする処理、ならびに、時短制御および高開放制御が行なわれる特図ゲームの残り回数をカウントするための時短回数カウンタをクリアする処理等が実行されればよい。なお、時短回数カウンタは、たとえば遊技制御カウンタ設定部154等に設けられ、大当り遊技状態の終了後に時短状態へと制御される場合に、その時短状態において実行可能な特図ゲームの上限値(たとえば「100」)等を示すカウント初期値が設定されればよい。その後、特別図柄プロセスフラグの値を大当り開放前処理に対応した値である“4”に更新してから(S303)、特別図柄停止処理を終了する。
S298において大当りフラグがオフである場合には(S298;No)、高ベース中における時短制御および高開放制御等を終了させるか否かの判定を行なう(S304)。ここで、時短制御および高開放制御等を終了させると判定したときには、主基板11から演出制御基板12に対して遊技状態指定コマンドを送信するための設定を行なってもよい。これにより、パチンコ遊技機1における遊技状態が時短状態から通常状態となったこと等を、演出制御基板12の側に対して通知することができる。なお、高ベース中における時短制御および高開放制御等が終了したときのみ遊技状態指定コマンドを送信するようにして、その他の場合には遊技状態指定コマンドが送信されなくてもよい。また、演出制御基板12の側で時短状態における変動表示の実行回数をカウントすること等により、主基板11の側とは独立して時短状態が終了するか否かを特定できるようにしてもよい。この場合にも、遊技状態指定コマンドが送信されなくてもよい。その後、特図プロセスフラグをクリアして、その値を“0”に初期化してから(S305)、特別図柄停止処理を終了する。
S304の処理では、たとえば時短フラグがオンであるときに、時短回数カウンタの格納値である時短回数カウント値を、たとえば1減算する等して更新する。そして、更新後の時短回数カウント値が所定の時短終了判定値(たとえば「0」等)と合致するか否かの判定を行なう。このとき、時短終了判定値と合致すれば、時短フラグをクリアしてオフ状態とすること等により、高ベース中における時短制御および高開放制御等を終了すればよい。他方、時短終了判定値と合致しなければ、時短フラグの状態を維持して、S304の処理を終了すればよい。なお、遊技状態が確変状態であるときでも時短フラグがオンであれば時短制御を終了するか否かの判定を行ない、終了するとの判定結果に基づき時短制御を終了するようにしてもよい。こうして時短制御を終了する一方で、確変制御については、次に変動表示結果が「大当り表示結果」となるまで、あるいは、さらに所定回数の特図ゲームが実行されるまで、継続させてもよい。これにより、遊技状態が潜伏確変中となることができる。あるいは、時短フラグがオンであるとともに確変フラグがオンとなっている確変状態については、次に変動表示結果が「大当り表示結果」となるまで継続して時短制御が行なわれるようにしてもよい。
図28は、図23のS117において実行される大当り終了処理の一例を示すフローチャートである。図28に示す大当り終了処理において、CPU103は、まず、大当り終了時演出待ち時間が経過したか否かを判定する(S321)。一例として、図23に示すS116の大当り開放後処理では、特図プロセスフラグの値を“7”に更新するときに、大当り終了時演出待ち時間に対応して予め定められたタイマ初期値が遊技制御プロセスタイマにセットされる。この場合、S321の処理では、たとえば遊技制御プロセスタイマ値を1減算すること等により更新し、更新後の遊技制御プロセスタイマ値が所定の待ち時間経過判定値(たとえば「0」等)と合致したか否かに応じて、大当り終了時演出待ち時間が経過したか否かを判定すればよい。S321において大当り終了時演出待ち時間が経過していなければ(S321;No)、そのまま大当り終了処理を終了する。
これに対して、S321において大当り終了時演出待ち時間が経過した場合には(S321;Yes)、遊技制御バッファ設定部155に記憶されている大当り種別バッファ値を読出して(S322)、大当り種別が「非確変」、「第1確変」、「第2確変」のいずれであったかを特定する。このときには、特定された大当り種別が「非確変」であるか否かを判定する(S323)。
S323において大当り種別が「非確変」であると判定された場合には(S323;Yes)、遊技状態を時短状態とする制御を開始するための設定を行なう(S324)。たとえば、CPU103は、遊技制御フラグ設定部151等に設けられた時短フラグをオン状態にセットするとともに、時短状態において実行可能な特図ゲームの上限値に対応して予め定められたカウント初期値(たとえば「100」)を時短回数カウンタに設定する。その一方で、大当り種別が「第1確変」または「第2確変」と判定された場合には(S323;No)、遊技状態を確変状態とする制御を開始するための設定を行なう(S325)。たとえば、CPU103は、遊技制御フラグ設定部151等に設けられた確変フラグと時短フラグをともにオン状態にセットする。
なお、大当り種別が「第1確変」と判定された場合と、大当り種別が「第2確変」と判定された場合とで、種類が異なる確変状態へと制御するための設定を行なうようにしてもよい。一例として、大当り種別が「第2確変」と判定された場合には、確変フラグと時短フラグをともにオン状態にセットして、時短回数カウント値の初期値設定は行なわず、次に特図表示結果が「大当り表示結果」となるまで、確変制御と時短制御の双方が継続して行なわれるように設定する。これに対して、大当り種別が「第1確変」と判定された場合には、確変フラグと時短フラグをともにオン状態にセットして、時短状態に制御される場合と同様に時短回数カウント値の初期値設定を行ない、確変制御は次に特図表示結果が「大当り表示結果」となるまで継続して行なわれる一方、時短制御は特図ゲームの実行回数が所定回数(たとえば「100」)に達するまで継続するように設定してもよい。
S324、S325の処理のいずれかを実行した後には、大当り終了指定コマンドを主基板11から演出制御基板12に対して送信するための設定を行なう(S326)。なお、大当り終了指定コマンドを送信するタイミングは、大当り終了時演出待ち時間が経過した以後でなくてもよく、たとえば図23に示すS116の大当り開放後処理で特図プロセスフラグの値を“7”に更新するとき等に、大当り終了指定コマンドを送信するための設定が行なわれてもよい。
S326の処理に続いて、主基板11から演出制御基板12に対して遊技状態指定コマンドを送信するための設定を行なってもよい(S327)。これにより、パチンコ遊技機1において大当り遊技状態が終了した後の遊技状態を、演出制御基板12の側に対して通知することができる。S327の処理を実行した後には、特図プロセスフラグをクリアして、その値を“0”に初期化してから(S328)、大当り終了処理を終了する。
次に、演出制御基板12における動作を説明する。演出制御基板12では、電源基板等から電源電圧の供給を受けると、演出制御用CPU120が起動して、図29のフローチャートに示すような演出制御メイン処理を実行する。図29に示す演出制御メイン処理を開始すると、演出制御用CPU120は、まず、所定の初期化処理を実行して(S71)、RAM122のクリアおよび各種初期値の設定、また演出制御基板12に搭載されたCTC(カウンタ/タイマ回路)のレジスタ設定等を行なう。
その後、タイマ割込みフラグがオンとなっているか否かの判定を行なう(S72)。タイマ割込みフラグは、たとえば演出制御フラグ設定部191等に設けられ、CTCのレジスタ設定に基づき所定時間(たとえば2ミリ秒)が経過するごとにオン状態にセットされる。このとき、タイマ割込みフラグがオフであれば(S72;No)、S72の処理を繰り返し実行して待機する。
また、演出制御基板12の側では、所定時間が経過するごとに発生するタイマ割込みとは別に、主基板11から演出制御コマンドを受信するための割込みが発生する。この割込みは、たとえば主基板11からの演出制御INT信号がオン状態となることにより発生する割込みである。演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みが発生すると、演出制御用CPU120は、自動的に割込み禁止に設定するが、自動的に割込み禁止状態にならないCPUを用いている場合には、割込み禁止命令(DI命令)を発行することが望ましい。演出制御用CPU120は、演出制御INT信号がオン状態となることによる割込みに対応して、たとえば所定のコマンド受信割込み処理を実行する。このコマンド受信割込み処理では、I/O125に含まれる入力ポートのうちで、中継基板15を介して主基板11から送信された制御信号を受信する所定の入力ポートより、演出制御コマンドとなる制御信号を取り込む。このとき取り込まれた演出制御コマンドは、たとえば演出制御バッファ設定部194に設けられた演出制御コマンド受信用バッファに格納する。一例として、演出制御コマンドが2バイト構成である場合には、1バイト目(MODE)と2バイト目(EXT)を順次に受信して演出制御コマンド受信用バッファに格納する。その後、演出制御用CPU120は、割込み許可に設定してから、コマンド受信割込み処理を終了する。
S72においてタイマ割込みフラグがオンである場合には(S72;Yes)、タイマ割込みフラグをクリアしてオフ状態にするとともに(S73)、コマンド解析処理を実行する(S74)。S74において実行されるコマンド解析処理では、たとえば主基板11の遊技制御用マイクロコンピュータ100から送信されて演出制御コマンド受信用バッファに格納されている各種の演出制御コマンドを読出した後に、その読出された演出制御コマンドに対応した設定および制御等が行なわれる。
S74においてコマンド解析処理を実行した後には、演出制御プロセス処理を実行する(S75)。S75の演出制御プロセス処理では、たとえば画像表示装置5の画面上における演出画像の表示動作、スピーカ8L、8Rからの音声出力動作、遊技効果ランプ9および演出用点灯役物90および装飾用LEDといった装飾発光体における点灯動作、演出用可動部材32A、32Bの駆動動作といった、各種の演出装置を用いた演出動作の制御内容について、主基板11から送信された演出制御コマンド等に応じた判定、決定、設定等が行なわれる。
S75の演出制御プロセス処理に続いて、演出用乱数更新処理が実行され(S76)、演出制御に用いる各種の乱数値として、演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタによってカウントされる乱数値を示す数値データを、ソフトウェアにより更新する。その後、S72の処理に戻る。
図30は、演出制御プロセス処理として、図29のS75において実行される処理の一例を示すフローチャートである。この演出制御プロセス処理において、演出制御用CPU120は、演出制御フラグ設定部191に設けられた演出プロセスフラグの値に応じて、以下のようなS170〜S176の処理のいずれかを選択して実行する。
S170の変動表示開始待ち処理は、演出プロセスフラグの値が“0”のときに実行される処理である。この変動表示開始待ち処理は、主基板11からの第1変動開始コマンドあるいは第2変動開始コマンド等を受信したか否かに基づき、画像表示装置5の画面上における飾り図柄の変動表示を開始するか否かを判定する処理等を含んでいる。そして、第1変動開始コマンドまたは第2変動開始コマンドを受信したときには、演出プロセスフラグの値が“1”に更新される。
S171の変動表示開始設定処理は、演出プロセスフラグの値が“1”のときに実行される処理である。この変動表示開始設定処理は、第1特別図柄表示装置4Aまたは第2特別図柄表示装置4Bによる特図ゲームにおいて特別図柄の変動表示が開始されることに対応して、画像表示装置5の画面上における飾り図柄の変動表示、ならびに、その他の各種演出動作を行なうために、特別図柄の変動パターンおよび表示結果の種類等に応じた確定飾り図柄および各種の演出制御パターンを決定する処理等を含んでいる。変動表示開始設定処理が実行されたときには、演出プロセスフラグの値が“2”に更新される。
S172の変動表示中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“2”のときに実行される処理である。この変動表示中演出処理において、演出制御用CPU120は、演出制御タイマ設定部192に設けられた演出制御プロセスタイマにおけるタイマ値に対応して、演出制御パターンから各種の制御データを読出し、飾り図柄の変動表示中における各種の演出制御を行なうための処理が含まれている。また、変動表示中演出処理には、主基板11から伝送される図柄確定指定コマンドを受信したこと等に対応して、飾り図柄の変動表示結果となる最終停止図柄としての確定飾り図柄を完全停止表示(導出表示)させる処理が含まれている。なお、特図変動時演出制御パターンから終了コードが読出されたことに対応して、確定飾り図柄を完全停止表示(導出表示)させるようにしてもよい。この場合には、変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンに対応する変動表示時間が経過したときに、主基板11からの演出制御コマンドによらなくても、演出制御基板12の側で自律的に確定飾り図柄を導出表示して変動表示結果を確定させることができる。こうした演出制御等を行なった後に、演出プロセスフラグの値が“3”に更新される。
S173の変動表示停止処理は、演出プロセスフラグの値が“3”のときに実行される処理である。変動表示停止処理は、変動表示結果通知コマンドにより通知された変動表示結果、主基板11から伝送された大当り開始指定コマンドを受信したか否かの判定結果等に基づいて、大当り遊技状態が開始されるか否かを判定する処理を含んでいる。そして、変動表示結果が「大当り表示結果」に対応して大当り遊技状態が開始される場合には、演出プロセスフラグの値が“4”に更新される一方で、変動表示結果が「ハズレ表示結果」に対応して大当り遊技状態が開始されない場合には、演出プロセスフラグがクリアされて、その値が“0”に初期化される。
S174の大当り表示処理は、演出プロセスフラグの値が“4”のときに実行される処理である。この大当り表示処理は、主基板11から伝送された大当り開始指定コマンドを受信したこと等に基づいて、大当り遊技状態の開始を報知する大当り報知演出(ファンファーレ演出)を実行するための処理を含んでいる。そして、大当り報知演出の実行が終了するときには、演出プロセスフラグの値が“5”に更新される。
S175の大当り中演出処理は、演出プロセスフラグの値が“5”のときに実行される処理である。この大当り中演出処理において、演出制御用CPU120は、たとえば大当り遊技状態における演出内容に対応した演出制御パターン等を設定し、その設定内容に基づく演出画像を画像表示装置5の画面上に表示させること、音声制御基板13に対する指令(効果音信号)の出力によりスピーカ8L、8Rから音声および効果音を出力させること、ランプ制御基板14に対する指令(電飾信号)の出力により遊技効果ランプ9および装飾用LEDを点灯/消灯/点滅させることといった、大当り遊技状態における各種の演出制御を実行する。また、大当り中演出処理では、たとえば主基板11から伝送される大当り終了指定コマンドを受信したこと等に対応して、演出制御プロセスフラグの値が“6”に更新される。
S176の大当り終了演出処理は、演出プロセスフラグの値が“6”のときに実行される処理である。この大当り終了演出処理において、演出制御用CPU120は、たとえば大当り遊技状態の終了等に対応した演出制御パターン等を設定し、その設定内容に基づく演出画像を画像表示装置5の画面上に表示させること、音声制御基板13に対する指令(効果音信号)の出力によりスピーカ8L、8Rから音声および効果音を出力させること、ランプ制御基板14に対する指令(電飾信号)の出力により遊技効果ランプ9および装飾用LEDを点灯/消灯/点滅させることといった、大当り遊技状態の終了時における各種の演出制御を実行する。その後、演出プロセスフラグをクリアして、その値を“0”に初期化する。
図31(A)は、図30のS171において実行される変動表示開始設定処理の一例を示すフローチャートである。図31(A)に示す変動表示開始設定処理において、演出制御用CPU120は、まず、飾り図柄の変動表示結果としての確定飾り図柄となる最終停止図柄等を決定する(S431)。このとき、演出制御用CPU120は、主基板11から伝送された変動パターン指定コマンドで示された変動パターン、変動表示結果通知コマンドで示された変動表示結果といった、変動開始時決定内容に基づいて、最終停止図柄を決定する。この実施の形態では、変動パターンおよび変動表示結果の組合せに応じた変動開始時決定内容として、「非リーチ(ハズレ)」、「リーチ(ハズレ)」、「非確変(大当り)」、「第1確変(大当り)」、「第2確変(大当り)」がある。
図31(B)は、S431の処理における最終停止図柄となる飾り図柄の決定例を示している。この例では、変動開始時決定内容が「非リーチ(ハズレ)」である場合に、「左」および「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rにおいて異なる(不一致の)飾り図柄を最終停止図柄に決定する。演出制御用CPU120は、たとえば演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される左確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121等に予め記憶された所定の左確定図柄決定テーブルを参照すること等により、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の画面上における「左」の飾り図柄表示エリア5Lに停止表示される左確定飾り図柄を決定する。次に、演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される右確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121等に予め記憶された所定の右確定図柄決定テーブルを参照すること等により、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の画面上における「右」の飾り図柄表示エリア5Rに停止表示される右確定飾り図柄を決定する。このときには、右確定図柄決定テーブルにおける設定等により、右確定飾り図柄の図柄番号が左確定飾り図柄の図柄番号とは異なるように、決定されるとよい。続いて、演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される中確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121等に予め記憶された所定の中確定図柄決定テーブルを参照すること等により、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の画面上における「中」の飾り図柄表示エリア5Cに停止表示される中確定飾り図柄を決定する。
変動開始時決定内容が「リーチ(ハズレ)」である場合には、「左」および「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rにおいて同一の(一致する)飾り図柄を最終停止図柄に決定する。演出制御用CPU120は、たとえば演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される左右確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121等に予め記憶された所定の左右確定図柄決定テーブルを参照すること等により、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の画面上における「左」と「右」の飾り図柄表示エリア5L、5Rにおいて揃って停止表示される図柄番号が同一の飾り図柄を決定する。さらに、演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される中確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121等に予め記憶された所定の中確定図柄決定テーブルを参照すること等により、確定飾り図柄のうち画像表示装置5の画面上における「中」の飾り図柄表示エリア5Cにおいて停止表示される中確定飾り図柄を決定する。ここで、たとえば中確定飾り図柄の図柄番号が左確定飾り図柄および右確定飾り図柄の図柄番号と同一になる場合のように、確定飾り図柄が大当り組合せとなってしまう場合には、任意の値(たとえば「1」)を中確定飾り図柄の図柄番号に加算または減算すること等により、確定飾り図柄が大当り組合せとはならずにリーチ組合せとなるようにすればよい。あるいは、中確定飾り図柄を決定するときには、左確定飾り図柄および右確定飾り図柄の図柄番号との差分(図柄差)を決定し、その図柄差に対応する中確定飾り図柄を設定してもよい。
変動開始時決定内容が「非確変(大当り)」、「第1確変(大当り)」、「第2確変(大当り)」である場合には、「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて同一の(一致する)飾り図柄を最終停止図柄に決定する。演出制御用CPU120は、たとえば演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される大当り確定図柄決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、続いてROM121等に予め記憶された所定の大当り確定図柄決定テーブルを参照すること等により、画像表示装置5の画面上で「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rに揃って停止表示される図柄番号が同一の飾り図柄を決定する。このときには、大当り種別が「非確変」と「第1確変」または「第2確変」のいずれであるか、大当り中昇格演出が実行されるか否か等に応じて、通常図柄と確変図柄のいずれを確定飾り図柄とするかが決定されればよい。具体的には、大当り種別が「非確変」である場合には、複数種類の通常図柄のうちから、確定飾り図柄となるものを決定する。また、大当り種別が「第1確変」で大当り中昇格演出を実行しないと決定されたとき、または、大当り種別が「第2確変」であるときには、複数種類の確変図柄のうちから、確定飾り図柄となるものを決定する。これに対して、大当り種別が「第1確変」である場合であっても、大当り中昇格演出を実行すると決定されたときには、複数種類の通常図柄のうちから、確定飾り図柄となるものを決定する。これにより、確定飾り図柄として確変図柄が揃って導出表示されたにもかかわらず、大当り中昇格演出が実行されてしまうことを防止して、遊技者に不信感を与えないようにする。
S431の処理では、変動開始時決定内容が「非確変(大当り)」または「第1確変(大当り)」である場合に、再抽選演出および大当り中昇格演出といった確変昇格演出を実行するか否かが決定されてもよい。演出制御用CPU120は、たとえば演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される昇格演出決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、続いてROM121等に予め記憶された再抽選決定テーブルおよび大当り中昇格決定テーブルを参照すること等により、再抽選演出および大当り中昇格演出を実行するか否かを決定できればよい。また、たとえば再抽選演出を実行すると決定された場合には、再抽選演出の実行前に仮停止表示する飾り図柄の組合せ等を決定すればよい。
こうしたS431における最終停止図柄等の決定に続いて、予告演出決定処理を実行する(S432)。そして、演出制御パターンを予め用意された複数パターンのいずれかに決定する(S433)。このとき、演出制御用CPU120は、たとえば変動パターン指定コマンドで示された変動パターン等に対応して、複数用意された特図変動時演出制御パターンのいずれかを選択し、使用パターンとしてセットする。また、演出制御用CPU120は、S432の予告演出決定処理により決定された予告パターン等に対応して、複数用意された予告演出制御パターンのいずれかを選択し、使用パターンとしてセットする。
S433の処理を実行した後には、たとえば変動パターン指定コマンドにより指定された変動パターンに対応して、演出制御タイマ設定部192に設けられた演出制御プロセスタイマの初期値を設定する(S434)。そして、画像表示装置5の画面上における飾り図柄等の変動を開始させるための設定を行なう(S435)。このときには、たとえばS433において使用パターンとして決定された特図変動時演出制御パターンに含まれる表示制御データが指定する表示制御指令を表示制御部123のVDP等に対して伝送させること等により、画像表示装置5の画面上に設けられた「左」、「中」、「右」の各飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄の変動を開始させればよい。また、飾り図柄の変動表示が開始されることに対応して、始動入賞記憶表示エリア5Hにおける保留記憶表示を更新するための設定を行なう(S436)。たとえば、始動入賞記憶表示エリア5Hにおいて保留番号が「1」に対応した表示部位を消去するとともに、全体の表示部位を1つずつ左方向に移動させればよい。その後、演出プロセスフラグの値を変動表示中演出処理に対応した値である“2”に更新してから(S437)、変動表示開始設定処理を終了する。
図32(A)は、図31(A)のS432において実行される予告演出決定処理の一例を示すフローチャートである。図32(A)に示す予告演出決定処理において、演出制御用CPU120は、まず、予告演出を実行するか否かという、予告実行の有無を決定する(S500)。このときには、たとえば図32(B)に示すように、変動パターンおよび変動表示結果の組合せによる変動表示内容に応じて異なる決定割合で、予告演出を実行するか否かが決定されればよい。この実施の形態では、変動パターンおよび変動表示結果の組合せに応じた変動表示内容として、「非リーチ(ハズレ)」、「ノーマルリーチ(ハズレ)」、「スーパーリーチ発展なし(ハズレ)」、「スーパーリーチ発展あり(ハズレ)」、「ノーマルリーチ(大当り)」、「スーパーリーチ発展なし(大当り)」、「スーパーリーチ発展あり(大当り)」がある。
図32(B)に示す決定例では、複数のタイミングそれぞれで実行可能な複数の予告演出について、全部を実行するか否かが一括して決定される。これに対して、複数の予告演出を実行可能な各タイミングごとに、予告演出を実行するか否かが個別に決定されるようにしてもよい。たとえば変動表示内容が非リーチ(ハズレ)の場合には、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告のそれぞれについて、実行するか否かを個別に決定してもよい。そして、実行することに決定された予告演出については、予告パターンの決定結果に応じた演出態様で予告演出を実行する一方で、実行しないことに決定された予告演出については、予告パターンの決定結果にかかわらず予告演出を実行しないように制限(禁止)してもよい。
S500における決定に続いて、その決定結果が予告演出を実行する「予告あり」か否かを判定する(S501)。このとき、予告演出を実行しない予告なしの場合には(S501;No)、予告演出決定処理を終了する。これに対して、予告ありの場合には(S501;Yes)、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンが擬似連変動なしのスーパーリーチα、すなわち、図5のPA3−1,PA3−2,PA5−1,PA5−2のいずれかを指定する変動パターンであるか否かを判定する(S502)。
ここで、S502においては、変動パターンコマンドに基づいて、確定予告を実行可能とする条件が成立したか否かが判定される。つまり、本実施の形態では、変動パターンのうち、擬似連変動なしのスーパーリーチα、すなわち、図5のPA3−1,PA3−2,PA5−1,PA5−2のいずれかが実行されるときに、確定予告の演出を実行可能となるように設定されており、PA3−1,PA3−2,PA5−1,PA5−2のいずれかを指定する変動パターンを演出制御用CPU121が受信したことが確定予告を実行可能とする条件となる。
S502において前述のような変動パターンであると判定したときは、確定予告に関連する処理を行なうために、後述するS510に進む。一方、S502において前述のような変動パターンではないと判定したときは、信頼度予告に関連する処理を行なうために、後述するS503に進む。なお、S502の処理をS501の処理よりも先に実行することにより、擬似連変動なしのスーパーリーチαであるときには、必ず確定予告の演出が実行されるようにしてもよい。また、S502の処理をS501の処理よりも先に実行するようにしたときでも、擬似連変動なしのスーパーリーチαであるときに、所定の割合で、確定予告以外の予告の演出が実行されるように制御してもよい。
S503では、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンがスーパーリーチ発展ありのリーチ態様を出現させる変動パターンであるか否かを判定する(S503)。そして、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様を出現させる変動パターンではない場合には(S503;No)、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンが非リーチ変動パターンであるか否かを判定する(S504)。
S503においてスーパーリーチ発展ありのリーチ態様を出現させる変動パターンである場合には(S503;Yes)、スーパーリーチ発展あり用の予告パターンとして予め用意された複数の予告パターンYAP01〜予告パターンYAP44のいずれかに決定し、使用パターンとして設定する(S505)。S504において非リーチ変動パターンではない場合には(S504;No)、ノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なし用の予告パターンとして予め用意された複数の予告パターンYBP01〜YBP22のいずれかに決定し、使用パターンとして設定する(S506)。また、S504において非リーチ変動パターンである場合には(S504;Yes)、非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターンとして予め用意された複数の予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに決定し、使用パターンとして設定する(S507)。
S505の処理により予告パターンを決定するときには、たとえば図33に示すように、変動表示結果が「ハズレ表示結果」であるか「大当り表示結果」であるか等に応じて異なる割合で、予告パターンが決定されればよい。S506の処理により予告パターンを決定するときには、たとえば図34に示すように、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合の変動パターンがノーマルリーチとスーパーリーチ発展なしのうちいずれのリーチ態様を出現させる変動パターンであるか、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合であるか等に応じて異なる割合で、予告パターンが決定されればよい。S507の処理により予告パターンを決定するときには、たとえば図35に示すように、変動表示内容が「非リーチ(ハズレ)」である場合に対応した割合で、予告パターンが決定されればよい。
S505における処理の一例として、演出制御用CPU120は、ROM121等に予め記憶されたスーパーリーチ発展あり用の予告パターン決定テーブルを選択し、使用テーブルにセットする。そして、乱数回路124および演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される予告パターン決定用(単発・最終変動用)の乱数値SR2−4を示す数値データを抽出し、使用パターンとしてセットした予告パターン決定テーブル等を参照して、予告パターンを決定すればよい。
スーパーリーチ発展あり用の予告パターン決定テーブルでは、変動表示結果が「ハズレ表示結果」と「大当り表示結果」の各場合に応じて、乱数値SR2−4と比較される数値(決定値)が、予告パターンYAP01〜予告パターンYAP44のいずれかに割り当てられていればよい。そして、演出制御用CPU120が抽出した予告パターン決定用(単発・最終変動用)の乱数値SR2−4と合致する決定値がいずれの予告パターンに割り当てられているかに対応して、予告パターンを決定できればよい。
S506における処理の一例として、演出制御用CPU120は、ROM121等に予め記憶されたノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なし用の予告パターン決定テーブルを選択し、使用テーブルにセットする。そして、乱数回路124および演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される予告パターン決定用(単発・最終変動用)の乱数値SR2−4を示す数値データを抽出し、使用パターンとしてセットした予告パターン決定テーブル等を参照して、予告パターンを決定すればよい。
ノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なし用の予告パターン決定テーブルでは、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合の変動パターンがノーマルリーチとスーパーリーチ発展なしのうちいずれのリーチ態様を出現させる変動パターンであるか、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合であるか等の各場合に応じて、乱数値SR2−4と比較される数値(決定値)が、予告パターンYBP01〜予告パターンYBP22のいずれかに割り当てられていればよい。そして、演出制御用CPU120が抽出した予告パターン決定用(単発・最終変動用)の乱数値SR2−4と合致する決定値がいずれの予告パターンに割り当てられているかに対応して、予告パターンを決定できればよい。
S507における処理の一例として、演出制御用CPU120は、ROM121等に予め記憶された非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターン決定テーブルを選択し、使用テーブルにセットする。そして、乱数回路124および演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される予告パターン決定用(単発・最終変動用)の乱数値SR2−4を示す数値データを抽出し、使用パターンとしてセットした予告パターン決定テーブル等を参照して、予告パターンを決定すればよい。
非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターン決定テーブルでは、非リーチ変動パターンが指定された場合に応じて、乱数値SR2−4と比較される数値(決定値)が、予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに割り当てられていればよい。そして、演出制御用CPU120が抽出した予告パターン決定用(単発・最終変動用)の乱数値SR2−4と合致する決定値がいずれの予告パターンに割り当てられているかに対応して、予告パターンを決定できればよい。
なお、第1実施形態では、信頼度予告と確定予告とについて、1回の変動表示において、信頼度予告と確定予告とのいずれかが実行される例を示した。しかし、これに限らず、後述する第2実施形態に示すように、たとえば1回の変動表示において、信頼度予告を実行した後に確定予告を実行する等、信頼度予告と確定予告とを組合せて実行するようにしてもよい。
また、第1実施形態では、確定予告について、擬似連変動なしのスーパーリーチαが実行されるときに実行可能とする条件が成立する例を示した。しかし、これに限らず、確定予告については、擬似連変動が実行される変動表示において実行可能としてもよく、スーパーリーチ以外のノーマルリーチの変動表示において実行可能としてもよく、リーチとならない変動表示において実行可能としてもよい。
前述の実施の形態においては、操作予告演出として実行される確定予告の演出が、スーパーリーチ発展なしの変動パターンのときには、図18に示されるようなリーチ演出の開始当初のタイミングから確定予告の演出が開始され、スーパーリーチ発展ありの変動パターンのときには、リーチ発展後のタイミングから確定予告の演出が開始される例を示した。操作予告演出として確定予告の演出動作のように予告演出動作により大当りが確定することが示されるときには、操作予告演出による予告内容を示す予告演出動作は、たとえば、スーパーリーチ発展ありの変動パターンのときのリーチ発展後のタイミングのように、可能な限り変動表示の変動時間の終期に行なうことが望ましい。
また、第1実施形態では、操作手段の操作に応じて予告演出が実行される操作予告演出として、大当り遊技状態となることが確定することを示す演出を実行することで大当りとなる可能性を予告する確定予告を説明した。しかし、操作予告演出としては、大当り遊技状態となることの信頼度(期待度)を示す演出を実行することで大当りとなる可能性を予告する予告演出を実行するようにしてもよい。つまり、操作予告演出としては、特定遊技状態となる可能性を予告する予告演出であればどのような予告演出を用いてもよい。このような各種の操作予告演出を対象として、前述したような、操作時に対応した操作対応タイミングと、該操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングとのいずれかにおいて、大当りとなる可能性を予告する予告演出を実行してもよい。
また、確定予告の実行タイミングについては、図18に示されるようなリーチ発生後のタイミングに限定されるものではなく、変動表示開始当初のタイミング、および、リーチ状態となる前のタイミング等のその他のタイミングで実行するようにしてもよい。
また、遅延確定予告の実行タイミングについては、即時確定予告の実行タイミングよりも遅延したタイミングであればよく、図18に示されるようなタイミングに限定されるものではない。ただし、遅延確定予告の実行タイミングについては、即時確定予告の実行タイミングよりも遅延したタイミングであることが遊技者にとって認識可能なタイミングとするのが望ましい。
また、信頼度予告の予告演出と、確定予告の予告演出とは、たとえば、信頼度予告では可動部材を演出に用いずに、確定予告の予告演出では可動部材を演出に用いる等、予告演出の演出態様が異なるようなものにしてもよく、たとえば、信頼度予告の予告演出と確定予告の予告演出との両方で可動部材を演出に用いる等、予告演出の演出態様が共通になるようなものにしてもよい。
また、操作時に対応した操作対応タイミングと、該操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングとのいずれかにおいて、大当りとなる可能性を予告する予告演出は、前述した複数のタイミングで複数種類実行される信頼度予告の一部の演出として実行するようにしもてよい。たとえば、操作時に対応した操作対応タイミングと、該操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングとのいずれかにおいて、大当りとなる可能性を予告する予告演出は、信頼度予告におけるリーチ発展変動におけるリーチ発展時予告として実行するようにしてもよい。このような演出をするときにおいて、操作時に対応した操作対応タイミングと、該操作対応タイミングよりも遅延した遅延タイミングとのいずれかにおいて、大当りが確定する予告動作をするときには、それ以前のタイミングで実行する信頼度予告において、高信頼度および中信頼度のような比較的信頼度が高い演出態様を選択してもよいが、大当りが確定する予告動作をしないときには、高信頼度および中信頼度のような比較的信頼度が高い演出態様を選択しないように(たとえば、低信頼度の演出態様のみを選択する)演出態様の選択を制限する。
図33に示す決定割合の設定例では、変動表示結果が「ハズレ表示結果」と「大当り表示結果」のいずれになるかに応じて、予告パターンの決定割合が異なっている。たとえば予告パターンYAP02等のリーチ発展時予告を実行する予告パターン(図13を参照)はいずれも、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合の決定割合が0.2%未満と極めて低くなっている。これに対して、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合には、リーチ発展時予告を実行する予告パターンの決定割合が最低でも1.00%(予告パターンYAP08、予告パターンYAP14、予告パターンYAP16の場合等)である。このように、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合には、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合よりも十分に高い割合で、リーチ発展時予告が実行される。したがって、リーチ発展時予告が実行された場合には、実行されない場合よりも大当り信頼度が高いことが予告される。
図33に示す決定割合の設定例では、複数のタイミングのうち1のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度と、他のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度とが、所定関係になる割合が低くなるように制限している部分がある。たとえば予告パターンYAP08、予告パターンYAP14、予告パターンYAP16等は、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となる場合の決定割合が、スーパーリーチ発展あり用の予告パターンのうちで最低の0.05%であり、変動表示結果が「大当り表示結果」となる場合の決定割合も、リーチ発展時予告を実行する予告パターンのうちでは最低の1.00%となっている。
図13に示すように、予告パターンYAP08は、中信頼度の図柄減速時予告を実行した後、低信頼度のリーチ成立後予告を実行するような予告演出の組合せとなっている。また、予告パターンYAP14、予告パターンYAP16は、中信頼度の全図柄変動中予告を実行した後、低信頼度の図柄減速時予告を実行するような予告演出の組合せとなっている。このように、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合は、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低くなるように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。これにより、飾り図柄の変動表示が進行するに従って、先に実行された予告演出よりも大当り信頼度が低い予告演出が後に実行されてしまうこと等を制限して、大当り遊技状態となることに対する遊技者の期待感が低下することを抑制できる。予告パターンYAP28、予告パターンYAP30、予告パターンYAP34、予告パターンYAP36についても、予告パターンYAP08等と同程度の決定割合に設定されていることから、同様の効果を得ることができる。
図33に示す決定割合の設定例において、予告パターンYAP42、予告パターンYAP44は、予告パターンYAP08等と同程度の決定割合に設定されている。図13に示すように、予告パターンYAP42、予告パターンYAP44は、高信頼度の全図柄変動中予告を実行した後、中信頼度の図柄減速時予告を実行するような予告演出の組合せとなっている。このような設定によっても、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合は、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低くなるように、複数の予告演出における演出態様を決定することができる。
図33に示す決定割合の設定例において、予告パターンYAP18、予告パターンYAP24、予告パターンYAP26、予告パターンYAP32は、予告パターンYAP08等と同程度の決定割合に設定されている。図13に示すように、予告パターンYAP08、予告パターンYAP32は、低信頼度の図柄減速時予告を実行した後、高信頼度のリーチ成立後予告を実行するような予告演出の組合せとなっている。また、予告パターンYAP24、予告パターンYAP26は、低信頼度の変動開始時予告を実行した後、高信頼度の全図柄変動中予告を実行するような予告演出の組合せとなっている。このように、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される場合には、第1タイミングに続く(直後の)第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合を、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低下させるように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。これにより、予告演出を実行可能な隣接する2のタイミングのうち、先のタイミングにおいて低信頼度の予告演出が実行された場合に、後のタイミングにおいて高信頼度の予告演出が実行されてしまうこと等を制限して、大当り遊技状態となることに対する遊技者の期待感が飛躍的(急激)に高められることを抑制して、その期待感を段階的(漸進的)に高めることができる。
図32(A)に示すS506の処理において、図34に示すような決定割合で予告パターンYBP01〜予告パターンYBP22のいずれかに決定するとき、および、S507の処理において、図35に示すような決定割合で予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに決定するときにも、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合は、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低くなるように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。また、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される場合には、第1タイミングに続く(直後の)第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合を、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低下させるように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。
図32(A)に示すS505〜S507の処理のいずれかを実行した後には、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンに基づいて、「擬似連」の変動表示演出を実行する「擬似連あり」か否かを判定する(S508)。そして、「擬似連あり」ではないときには(S508;No)、予告演出決定処理を終了する。これに対して、「擬似連あり」の場合には(S508;Yes)、「擬似連」の変動表示演出における各回の擬似連変動前に対応する予告パターンを決定してから(S509)、予告演出決定処理を終了する。
S509の処理では、各回の擬似連変動前における変動表示期間にそれぞれ対応して、非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターンとして予め用意された複数の予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに決定し、使用パターンとして設定する。このときには、たとえば図35に示すように、1回目の擬似連変動前(初回変動中)である第1擬似連前の場合と、2回目の擬似連変動前(第1擬似連変動中)である第2擬似連前の場合と、3回目の擬似連変動前(第2擬似連変動中)である第3擬似連前の場合のそれぞれに対応した割合で、予告パターンが決定されればよい。
S509における処理の一例として、演出制御用CPU120は、ROM121等に予め記憶された非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターン決定テーブルを選択し、使用テーブルにセットする。そして、乱数回路124および演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される予告パターン決定用(第1擬似連前)の乱数値SR2−1を示す数値データを抽出し、使用パターンとしてセットした予告パターン決定テーブル等を参照して、予告パターンを決定する。また、第2擬似連変動が実行される場合(擬似連変動が2回または3回の場合)には、予告パターン決定用(第2擬似連前)の乱数値SR2−2を示す数値データを抽出し、使用パターンとしてセットした予告パターン決定テーブル等を参照して、予告パターンを決定する。さらに、第3擬似連変動が実行される場合(擬似連変動が3回の場合)には、予告パターン決定用(第3擬似連前)の乱数値SR2−3を示す数値データを抽出し、使用パターンとしてセットした予告パターン決定テーブル等を参照して、予告パターンを決定する。
非リーチまたは擬似連変動前用の予告パターン決定テーブルでは、第1擬似連前の場合に応じて、乱数値SR2−1と比較される数値(決定値)が、と比較される数値(決定値)が、予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに割り当てられていればよい。また、第2擬似連前の場合に応じて、乱数値SR2−2と比較される数値(決定値)が、予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに割り当てられていればよい。さらに、第3擬似連前の場合に応じて、乱数値SR2−3と比較される数値(決定値)が、予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに割り当てられていればよい。演出制御用CPU120は、抽出した乱数値SR2−1〜SR2−3のそれぞれと合致する決定値がいずれの予告パターンに割り当てられているかに対応して、それぞれの擬似連変動前の変動表示期間に対応した予告パターンを決定できればよい。
図35に示す決定割合の設定例では、第1擬似連前、第2擬似連前、第3擬似連前のいずれであるかに応じて、予告パターンの決定割合が異なっている。たとえば予告パターンYCP01は、第1擬似連前の場合に最も決定割合が高く、第2擬似連前、第3擬似連前となるに従って決定割合が低下する。その一方で、予告パターンYCP04、予告パターンYCP08は、第1擬似連前の場合に最も決定割合が低く、第2擬似連前、第3擬似連前となるに従って決定割合が増加する。このような設定により、「擬似連」の変動表示演出において擬似連変動が実行される回数が増加するに従って、大当り信頼度が低信頼度よりも中信頼度である予告演出がより多く含まれる予告パターンに決定される割合が高められ、大当り遊技状態となることに対する遊技者の期待感を段階的に高めることができる。
S509の処理において、図35に示すような決定割合で予告パターンYCP01〜予告パターンYCP09のいずれかに決定するときにも、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合は、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低くなるように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。また、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される場合には、第1タイミングに続く(直後の)第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合を、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低下させるように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。
また、前述のS502により変動パターンが擬似連変動なしのスーパーリーチαを指定する変動パターンであると判定されたときには、当該変動パターンコマンドが、発展するリーチを指定する変動パターンコマンド(PA3−2またはPA5−2)であるか否かを判定する(S510)。S510において発展するリーチであるか否かを判定するのは、発展するリーチと、発展しないリーチとで、確定予告の開始タイミングを異ならせるためである。たとえば、発展するリーチでは、リーチ演出態様が発展する前のタイミングで確定予告が実行されてしまうと、リーチ演出態様が発展するにも関わらず、その前に大当りとなるか否かが遊技者に知られてしまい、折角の発展演出が無用な演出となってしまうおそれがあるからである。なお、本実施の形態では、確定予告を実行するための1つの条件が成立しているか否かを判定するS502で、スーパーリーチαとスーパーリーチβとのうちのスーパーリーチαでの変動表示に該当するか否かを判定する例を示した。しかし、複数種類あるスーパーリーチのうちから1つのスーパーリーチ種類を、操作予告演出を行なう確定予告を実行するための1つの条件として選択する場合においては、たとえば、スーパーリーチβの方がスーパーリーチαよりも大当りとなる割合(信頼度)が高く設定されているときには、スーパーリーチαの代わりに、スーパーリーチβでの変動表示に該当するか否かをS502により判定することで、大当りとなる信頼度が高いスーパーリーチを、確定予告を実行するための1つの条件として選択してもよい。
また、S510により変動パターンが擬似連変動なしのスーパーリーチαを指定する変動パターンであると判定されたときには、当該変動パターンコマンドが、発展するリーチを指定する変動パターンコマンド(PA3−2またはPA5−2)であるか否かを判定する(S510)。S510において発展するリーチではないと判定されたときは、受信した変動表示結果通知コマンドに基づいて、当該変動表示の表示結果が大当り表示結果となるものであるか否かを判定する(S511)。
S511により大当り表示結果となると判定したときは、確定予告の予告パターンとして、発展なし時確定予告当りパターンを選択決定し(S512)、予告演出決定処理を終了する。ここで、発展なし時確定予告当りパターンは、たとえば、表示結果が大当りとなるときに、図18に示したように、リーチ状態となったときから操作有効期間となって操作促進演出を開始し、スティックコントローラ31Aの操作に応じて確定予告の予告動作を行なう予告パターンである。
発展なし時確定予告当りパターンには、図32(C)に示すように、確定予告として即時確定予告の予告動作を行なう発展なし時即時確定予告パターンと、確定予告として遅延確定予告の予告動作を行なう発展なし時遅延確定予告パターンとが含まれており、S512においては、これら複数の予告パターンのうちからいずれかが選択される。発展なし時即時確定予告パターンは、図18(B)のようなタイミングで即時確定予告の予告動作を実行する予告パターンである。発展なし時遅延確定予告パターンは、図18(C)のようなタイミングで遅延確定予告の予告動作を実行する予告パターンである。S512により、発展なし時確定予告当りパターンが決定されたことに応じて、決定された予告パターンを実行するためのデータ(操作有効期間を含む)が設定される。
図32(C)は、発展なし時遅延確定予告当りパターンとして、発展なし時即時確定予告パターンと発展なし時遅延確定予告パターンとのいずれかを、所定のタイミングで抽出された確定予告パターン決定用の乱数値SR3の抽出値に基づいて所定の割合で選択するために用いられる第1確定予告当りパターン決定テーブルであり、乱数値SR3の抽出値と、選択する予告パターンとの対応関係が、選択割合(%)を用いて示されている。このような第1確定予告当りパターン決定テーブルは、ROM121に記憶されている。
一方、S511により大当り表示結果とならないと判定したときは、確定予告の予告パターンとして、発展なし時確定予告ハズレパターンを決定し(S513)、予告演出決定処理を終了する。ここで、発展なし時確定予告ハズレパターンは、たとえば、表示結果がはずれとなるときに、図18に示したように、リーチ状態となったときから操作有効期間となって操作促進演出を開始し、スティックコントローラ31Aが操作されても、図19(B2),(C1)のように確定予告の予告動作を行なわない予告パターンである。S513により、発展なし時確定予告ハズレパターンが決定されたことに応じて、決定された予告パターンを実行するためのデータ(操作有効期間を含む)が設定される。
また、S510において発展するリーチであると判定されたときは、受信した変動表示結果通知コマンドに基づいて、当該変動表示の表示結果が大当り表示結果となるものであるか否かを判定する(S514)。
S514により大当り表示結果となると判定したときは、確定予告の予告パターンとして、発展あり時確定予告当りパターンを選択決定し(S515)、予告演出決定処理を終了する。ここで、発展あり時確定予告当りパターンは、たとえば、表示結果が大当りとなるときに、リーチ状態が発展する演出が実行された後値の所定タイミングから操作有効期間となって操作促進演出を開始し、スティックコントローラ31Aの操作に応じて確定予告の予告動作を行なう予告パターンである。
発展あり時確定予告当りパターンには、図32(D)に示すように、確定予告として即時確定予告の予告動作を行なう発展あり時即時確定予告パターンと、確定予告として遅延確定予告の予告動作を行なう発展あり時遅延確定予告パターンとが含まれており、S515においては、これら複数の予告パターンのうちからいずれかが選択される。発展あり時即時確定予告パターンは、発展演出中において即時確定予告を実行する予告パターンである。発展あり時遅延確定予告パターンは、発展演出中において遅延確定予告を実行する予告パターンである。S515により、発展あり時確定予告当りパターンが決定されたことに応じて、決定された予告パターンを実行するためのデータ(操作有効期間を含む)が設定される。
図32(D)は、発展あり時遅延確定予告当りパターンとして、発展あり時即時確定予告パターンと発展あり時遅延確定予告パターンとのいずれかを、所定のタイミングで抽出された確定予告パターン決定用の乱数値SR3の抽出値に基づいて所定の割合で選択するために用いられる第2確定予告当りパターン決定テーブルであり、乱数値SR3の抽出値と、選択する予告パターンとの対応関係が、選択割合(%)を用いて示されている。このような第2確定予告当りパターン決定テーブルは、ROM121に記憶されている。
一方、S514により大当り表示結果とならないと判定したときは、確定予告の予告パターンとして、発展あり時確定予告ハズレパターンを決定し(S516)、予告演出決定処理を終了する。ここで、発展あり時確定予告ハズレパターンは、たとえば、表示結果がはずれとなるときに、リーチ状態が発展する演出が実行された後値の所定タイミングから操作有効期間となって操作促進演出を開始し、スティックコントローラ31Aが操作されても、図19(B2),(C1)のように確定予告の予告動作を行なわない予告パターンである。S516により、発展あり時確定予告ハズレパターンが決定されたことに応じて、決定された予告パターンを実行するためのデータ(操作有効期間を含む)が設定される。
図32(C),(D)では、即時確定予告パターンの方が遅延確定予告パターンよりも選択割合が高く設定されている。このような場合には、遅延確定予告パターンの予告動作が例外的な演出と認識されることで、遅延確定予告の予告動作が実行されたときの遊技者の期待感をより一層向上させることができる。なお、即時確定予告パターンの方が遅延確定予告パターンよりも選択割合が低く設定されるようにしてもよい。このような場合には、即時確定予告パターンの予告動作が例外的な演出と認識されることで、即時確定予告の予告動作が実行されたときの遊技者の期待感をより一層向上させることができる。
また、図32(C),(D)では、スーパーリーチ発展演出ありの方がスーパーリーチ発展演出なしの方よりも即時確定予告パターンの選択割合が高く設定されている。これにより、スーパーリーチ発展演出に加えて、確定予告の演出の割合割合により、スーパーリーチの発展演出が行なわれるときの遊技者の期待感をより一層向上させることができる。なお、スーパーリーチ発展演出ありの方がスーパーリーチ発展演出なしの方よりも即時確定予告パターンの選択割合が低く設定されるようにしてもよい。このようにすれば、スーパーリーチ発展演出が行なわれないリーチ状態においても、確定予告の演出の割合により遊技者の期待感をより一層向上させることができる。
以上に説明したように、確定予告を実行可能な条件が成立したときにおいて、表示結果が大当りとなるときには、操作に応じて確定予告の予告動作を実行する演出を行なうことが可能となり、表示結果がハズレとなるときには、操作がされても確定予告の予告動作を実行しない演出を行なうことが可能となる。これにより、遊技者は、操作に応じて確定予告の予告動作が実行されたときに、大当りとなることが確定していることを認識することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
また、確定予告として、操作がされたときに即時に確定予告を実行する即時確定予告と、操作がされたときに即時に確定予告の予告動作を実行せずに、遅延したタイミングで確定予告の予告動作を実行する遅延確定予告とが選択的に実行されるので、操作に応じて実行される確定予告の予告動作の演出の面白みが向上し、遊技の興趣をより一層向上させることができる。つまり、ハズレとなるときには確定予告の予告動作が実行されないが、操作がされたときに即時に確定予告の予告動作が実行されず、遅延したタイミングで確定予告の予告動作が実行されることにより、遊技者に敗者復活的な期待感を付与することができ、遊技の興趣をより一層向上させることができる。
図36は、図30のS172において実行される変動表示中演出処理の一例を示すフローチャートである。図36に示す変動表示中演出処理において、演出制御用CPU120は、まず、たとえば演出制御プロセスタイマ値等に基づいて、変動パターンに対応した変動表示時間が経過したか否かを判定する(S461)。一例として、S461の処理では、演出制御プロセスタイマ値を更新(たとえば1減算)し、更新後の演出制御プロセスタイマ値に対応して特図変動時演出制御パターンから終了コードが読出されたとき等に、変動表示時間が経過したと判定すればよい。
S461において変動表示時間が経過していない場合には(S461;No)、信頼度予告の予告演出実行期間、すなわち、信頼度予告における複数の予告演出のいずれかを実行するための予告実行期間であるか否かを判定する(S462)。信頼度予告の予告演出実行期間は、たとえば変動パターンに対応して使用パターンに決定された特図変動時演出制御パターン等により、予め定められていればよい。S462において信頼度予告の予告演出実行期間であるときには(S462;Yes)、複数のタイミングのいずれかに対応して予告演出を実行するための演出動作制御を行なう(S463)。
一例として、S463の処理では、予告パターンに対応して使用パターンに決定された予告演出制御パターン等から読出した演出制御実行データ(たとえば表示制御データ、音声制御データ、ランプ制御データ、操作検出制御データ等)に応じて、演出画像の表示、効果音の出力、ランプの点灯、演出用模型の動作等のうち、一部または全部を含めた所定の演出動作を行なうために、各種指令を作成して表示制御部123、音声制御基板13、ランプ制御基板14、あるいは可動部材駆動モータ33A、33B等に対して伝送させればよい。
S462において信頼度予告の予告演出実行期間ではないとき(S462;No)、S463の処理を実行した後には、図18に示された確定予告の予告演出実行期間、すなわち、確定予告の予告演出を実行するための制御期間であるか否かを判定する(S464)。確定予告の予告演出実行期間は、たとえば予告演出決定処理におけるS510〜S516により決定されて設定されている。S464において確定予告の予告演出実行期間であるときには(S464;Yes)、現在の確定予告の操作有効期間中であるか否かを判定する(S465)。確定予告の操作有効期間は、たとえば予告演出決定処理におけるS510〜S516により決定されて設定されている。
S465により操作有効期間中であると判定されたときは、操作検出フラグがセットされているか否かを判定する(S466)。操作検出フラグは、操作有効期間中に、スティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)が検出されたか否かを判定する操作検出フラグは、操作有効期間中に、スティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)が検出されたときに後述するS468によりセットされ、変動表示が終了するときにリセットされるフラグである。
S466により操作検出フラグがセットされていると判断されたときは、後述するS471に進む。一方、S466により操作検出フラグがセットされていないと判断されたときは、現在の操作有効期間中にまだスティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)が検出されていない状態であるので、スティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)が検出された否かを、スティックコントローラ31Aの操作検出信号に基づいて判定する(S467)。
S467により操作が検出されたと判定されたときは、操作検出フラグをセットし(S468)、後述するS479に進む。一方、S467により操作が検出されていないと判定されたときは、図19(A)に示すような操作促進演出を行なう等、操作促進演出動作を制御し、後述するS479に進む。これにより、操作有効期間中にまだスティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)が検出されていない状態では、図19(A)に示すような操作促進演出が行なわれる。
また、前述のS465により操作有効期間中ではないと判定されたときは、操作有効期間の終了後の状態であり、S471に進む。
S471では、現在の変動表示について、表示結果を大当りとすることが決定されているか否かを判定する(S471)。S471の判定は、たとえば、当該変動表示について、変動表示結果通知コマンドにより特定される表示結果に基づいて行なわれる。一方、S471により大当りとすることが決定されていない(ハズレとすることが決定されている)と判定したときは、表示結果がハズレとなる状態であるので、確定予告の予告動作を実行せず(S475)、S479に進む。一方、S471により大当りとすることが決定されていると判定したときは、確定予告の予告動作を実行する必要があり、S472に進む。
S472では、現在の実行中の予告演出の予告パターンが即時確定予告の予告パターンであるか否かを判定する(S472)。S472で即時確定予告の予告パターンであると判定されたときは、予告演出決定処理におけるS510〜S516により決定されて設定されている予告パターンに基づいて、即時確定予告の演出動作を実行する制御を行ない(S473)、S479に進む。これにより、大当りとなることが決定されて即時確定予告の予告パターンが選択されたときには、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が操作されたときに、確定予告として、図18(B)および図19(B)に示されるようなスティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)に応じて即時に実行する即時確定予告の演出動作が実行される。一方、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が操作されなかったときでも、大当りとなることが決定されて即時確定予告の予告パターンが選択されたときには、図18に示すような操作有効期間経過後における即時確定予告可能期間に即時確定予告の演出動作が実行される。
一方、S472で即時確定予告の予告パターンではないと判定されたとき、すなわち、遅延確定予告の予告パターンではないときは、予告演出決定処理におけるS510〜S516により決定されて設定されている予告パターンに基づいて、遅延確定予告の演出動作を実行する制御を行ない(S474)、S479に進む。これにより、大当りとなることが決定されて即時確定予告の予告パターンが選択されたときには、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が操作されたときに、確定予告として、図18(Cおよび図19(C)に示されるようなスティックコントローラ31Aの操作(傾倒操作)に応じて遅延したタイミングで実行する遅延確定予告の演出動作が実行される。一方、操作有効期間中にスティックコントローラ31Aの操作が操作されなかったときでも、大当りとなることが決定されて遅延確定予告の予告パターンが選択されたときには、図18に示すような遅延確定予告可能期間に遅延確定予告の演出動作が実行される。
このようなS465〜S474が実行されることにより、図18および図19に示されるような確定予告に関する演出が実行される。
S479では、たとえば変動パターンに対応した特図変動時演出制御パターンにおける設定等に基づいて、その他の演出動作制御を行ない(S479)、変動表示中演出処理を終了する。
また、前述したS461において変動表示時間が経過した場合には(S461;Yes)、主基板11から伝送される図柄確定指定コマンドの受信があったか否かを判定する(S475)。このとき、図柄確定指定コマンドの受信がなければ(S475;No)、変動表示中演出処理を終了して待機する。なお、変動表示時間が経過した後、図柄確定指定コマンドを受信することなく所定時間が経過した場合には、図柄確定指定コマンドを正常に受信できなかったことに対応して、所定のエラー処理が実行されるようにしてもよい。
S475において図柄確定指定コマンドの受信があった場合には(S475;Yes)、たとえば表示制御部123のVDP等に対して所定の表示制御指令を伝送させることといった、飾り図柄の変動表示において表示結果となる最終停止図柄(確定飾り図柄)を導出させるように表示するための制御を行なう(S476)。また、大当り開始指定コマンド受信待ち時間として予め定められた一定時間を設定する(S477)。そして、演出プロセスフラグの値を変動表示停止処理に対応した値である“3”に更新してから(S478)、変動表示中演出処理を終了する。
以上説明したように、前述の実施の形態におけるパチンコ遊技機1では、飾り図柄等の変動表示が開始されてから表示結果が導出されるまでの複数のタイミングにおいて、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告、リーチ発展時予告の一部または全部といった、大当り遊技状態となる可能性(大当り信頼度)を予告する複数の予告演出を実行可能である。そして、たとえば図32(A)に示すS505〜S507の処理のいずれかにより予告パターンを決定するときには、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り信頼度が第1基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り信頼度が第2基準値未満であることを予告する予告演出が実行されないまたは実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様が決定される。これにより、第1タイミングにおいて実行された予告演出により遊技者が一旦抱いた大当り遊技状態への期待感が損なわれてしまうことを抑制して、遊技の興趣を向上させることができる。
また、各予告パターンに対応した予告演出における演出態様の組合せ等により、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値が高くなるように、複数の予告演出における演出態様を決定することができる。こうして、遊技者の期待感を徐々に高めて遊技の興趣を向上させることができる。
さらに、各予告パターンに対応した予告演出における演出態様の組合せ等により、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数の方が多くなるように、複数の予告演出における演出態様を決定することができる。こうして、第1タイミングで実行された予告演出により第2タイミングにおいて実行可能な予告演出が減少してしまうことを防止し、遊技の興趣を向上させることができる。
この発明は前述の実施の形態に限定されるものではなく、様々な応用および変形が可能である。たとえば、パチンコ遊技機1は、前述の実施の形態で示した全ての技術的特徴を備えるものでなくてもよく、従来技術における少なくとも1つの課題を解決できるように、前述の実施の形態で説明した一部の構成を備えたものであってもよい。具体的な一例として、図32(A)に示すS505〜S507の処理のいずれかにより予告パターンを決定するときには、少なくとも、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り信頼度が第1基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り信頼度が第2基準値未満であることを予告する予告演出が実行されないまたは実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様を決定するための構成を備えていればよく、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合を、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低下させるように、複数の予告演出における演出態様を決定するための構成、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が所定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングに続く(直後の)第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値以上であることを予告する予告演出が実行される割合を、第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が特定基準値未満であることを予告する予告演出が実行される割合よりも低下させるように、複数の予告演出における演出態様を決定するための構成を、備えていないものであってもよい。
前述の実施の形態では、図32(A)のS505〜S507の処理のいずれかにより予告パターンを決定することにより、複数のタイミングにおいて実行される複数の予告演出における演出態様等を、一括して決定するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、複数のタイミングにおいて実行される複数の予告演出における演出態様等を、個別に決定するものであってもよい。ただし、複数の予告演出における演出態様等を個別に決定する場合には、各予告演出を決定するための決定用テーブルも個別に用意する必要があり、決定用テーブルを構成するテーブルデータの記憶容量が増大しやすい。これに対して、複数の予告演出における演出態様等を一括して決定する場合には、予告パターンの種類数が増大することはあるものの、決定用テーブルを複数の予告演出ごとに個別に用意する必要はなく、決定用テーブルを構成するテーブルデータの記憶容量が増大することを抑制できる。
このように複数の予告演出における演出態様等を個別に決定する場合に、S505〜S507の処理では、複数のタイミングのうち基点(基準)となる1のタイミングにおいて実行される予告演出における演出態様等を最初に決定した後、その他のタイミングにおいて実行される予告演出における演出態様等を順次に決定していくようにしてもよい。
ここで、複数のタイミングのうち基点(基準)となる1のタイミングは、パチンコ遊技機1の仕様に応じて任意に設定できればよく、たとえば変動パターン指定コマンドで示された変動パターンが所定パターンであるか否かといった、所定条件が成立したか否か等に応じて、異なるタイミングが基点(基準)とされてもよい。
たとえば、図32(A)に示すS505の処理として、図37のフローチャートで示されるような処理が実行されてもよい。この処理では、スーパーリーチ発展ありの場合に対応して、複数の予告演出のうちで最後に実行可能なリーチ発展時予告の実行タイミングを基点(基準)とし、リーチ発展時予告、リーチ成立後予告、図柄減速時予告、全図柄変動中予告、変動開始時予告の順に、各予告演出の有無および演出態様を決定する。
図37に示す処理において、演出制御用CPU120は、まず、リーチ発展時予告の有無を決定する(S601)。このときには、たとえば図38(A)に示すように、特別図柄の変動表示結果である特図表示結果が「ハズレ表示結果」と「大当り表示結果」のいずれとなるか等に応じて異なる割合で、リーチ発展時予告の有無が決定されればよい。
S601の処理を実行した後には、リーチ発展時予告の有無等に基づき、リーチ成立後予告の演出態様等を決定する(S602)。このときには、たとえば図38(B)に示すように、特図表示結果およびリーチ発展時予告の有無等に応じて異なる決合で、リーチ成立後予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S602の処理を実行した後には、リーチ成立後予告の決定結果等に基づき、図柄減速時予告の演出態様等を決定する(S603)。このときには、たとえば図38(C)に示すように、特図表示結果およびリーチ成立後予告の決定結果等に応じて異なる割合で、図柄減速時予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S603の処理を実行した後には、図柄減速時予告の決定結果等に基づき、全図柄変動中予告の演出態様等を決定する(S604)。このときには、たとえば図38(D)に示すように、特図表示結果および図柄減速時予告の決定結果等に応じて異なる割合で、全図柄変動中予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S604の処理を実行した後には、全図柄変動中予告の決定結果等に基づき、変動開始時予告の演出態様等を決定する(S605)。このときには、たとえば図38(E)に示すように、特図表示結果および全図柄変動中予告の決定結果等に応じて異なる割合で、変動開始時予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
図38(D)に示す決定割合の設定例では、特図表示結果にかかわらず、図柄減速時予告が低信頼度であることを予告する場合に、高信頼度の全図柄変動中予告に決定されることがないように、決定割合が設定されている。このため、高信頼度の全図柄変動中予告が実行された後に、低信頼度の図柄減速時予告が実行されるような予告演出の組合せとなることがない。こうして、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングより遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されないように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。なお、低信頼度の図柄減速時予告が決定された場合に、微少な決定割合で高信頼度の全図柄変動中予告に決定することができるようにしてもよい。すなわち、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングより遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様が決定されてもよい。
S605において変動開始時予告の演出態様を決定する際には、低信頼度と中信頼度のそれぞれに対応した演出態様のいずれかに決定される。その一方で、S604において全図柄変動中予告の演出態様を決定する際には、低信頼度と中信頼度と高信頼度のそれぞれに対応した演出態様のいずれかに決定される。こうして、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値が高く(大きく)なることがあるように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。また、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数の方が多くなることがあるように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。
また、たとえば図32(A)に示すS506の処理として、図39のフローチャートに示されるような処理が実行されてもよい。この処理では、ノーマルリーチまたはスーパーリーチ発展なしの場合に対応して、複数の予告演出のうちで全図柄変動中予告の実行タイミングを基点(基準)とし、全図柄変動中予告を決定してから、変動開始時予告と図柄減速時予告を決定した後に、リーチ成立後予告を決定する。
図39に示す処理において、演出制御用CPU120は、まず、全図柄変動中予告の演出態様等を決定する(S611)。このときには、たとえば特図表示結果等に応じて異なる割合で、全図柄変動中予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。続いて、全図柄変動中予告の決定結果等に基づき、変動開始時予告と図柄減速時予告の演出態様等を決定する(S612)。このときには、たとえば特図表示結果および全図柄変動中予告の決定結果等に応じて異なる割合で、変動開始時予告と図柄減速時予告のそれぞれにより予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。その後、図柄減速時予告の決定結果等に基づき、リーチ成立後予告の演出態様等を決定する(S613)。このときには、たとえば特図表示結果および図柄減速時予告の決定結果等に応じて異なる割合で、リーチ成立後予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
さらに、たとえば図32(A)に示すS507の処理として、図40のフローチャートに示されるような処理が実行されてもよい。この処理では、非リーチの場合に対応して、複数の予告演出のうちで変動開始時予告の実行タイミングを基点(基準)とし、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告の順に演出態様等を決定する。
図40に示す処理において、演出制御用CPU120は、まず、変動開始時予告の演出態様等を決定する(S621)。このときには、たとえば特図表示結果等に応じて異なる割合で、変動開始時予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。続いて、変動開始時予告の決定結果等に基づき、全図柄変動中予告の演出態様等を決定する(S622)。このときには、たとえば特図表示結果および変動開始時予告の決定結果等に応じて異なる割合で、全図柄変動中予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。その後、全図柄変動中予告の決定結果等に基づき、図柄減速時予告の演出態様等を決定する(S623)。このときには、特図表示結果および全図柄変動中予告の決定結果等に応じて異なる割合で、図柄減速時予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S506において図39に示した処理を実行する場合、および、S507において図40に示した処理を実行する場合にも、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングより遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されないまたは実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。また、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値が高く(大きく)なることがあるように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。さらに、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数の方が多くなることがあるように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。
図37に示すS602〜S605の処理、図38に示すS612、S613の処理、図39に示すS622、S623の処理では、先の処理で決定された予告演出の大当り信頼度等に応じて、異なる割合で予告演出の大当り信頼度に対応した演出態様等が決定される。この場合には、各予告演出の大当り信頼度を決定するために用いられる予告演出決定テーブルにおいて、先に決定された予告演出の大当り信頼度に応じて異なるテーブルデータが選択されることにより、異なる割合で予告演出の大当り信頼度等が決定されればよい。このような決定手順によれば、複数のタイミングのうち1のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度に応じて、他のタイミングで実行される予告演出により予告される大当り信頼度を調整しやすくなり、複数の予告演出における演出態様を適切に決定することができる。
図37に示すS601〜S605の処理、図38に示すS611〜S613の処理、図39に示すS621〜S623の処理では、それぞれ特図表示結果に応じて異なる割合で、各予告演出における演出態様等を決定している。これに対して、基点(基準)となるタイミングで実行される予告演出における演出態様等は特図表示結果に応じて異なる割合で決定する一方で、他の予告演出における演出態様等は、特図表示結果にかかわらず、先の処理における予告演出の決定結果に応じて異なる割合で決定されてもよい。ただし、各予告演出における演出態様等を決定するときに特図表示結果を考慮しなければ、それぞれの予告演出における大当り信頼度が設計上の設定とは大きく相違するおそれがある。そのため、各予告演出における演出態様等を決定するときには、先の処理における予告演出の決定結果だけでなく、特図表示結果にも応じて異なる割合で、演出態様等を決定するのが好ましい。なお、特図表示結果に代えて、あるいは特図表示結果とともに、変動パターン指定コマンドで示された変動パターンに応じて異なる割合で、各予告演出における演出態様等を決定してもよい。
複数の予告演出における演出態様等を個別に決定する場合の他の一例として、図31(A)に示すS432の予告演出決定処理で図41のフローチャートに示すような処理が実行されてもよい。図41に示す予告演出決定処理では、信頼度予告の予告演出を実行すると決定された場合に、変動開始時予告から順次に演出態様等を決定し、所定の禁則条件に該当する場合には、一旦決定された予告演出の演出態様を補正する。
図41に示す処理において、演出制御用CPU120は、まず、図32(A)に示したS500の処理と同様に、予告演出を実行するか否かという、予告実行の有無を決定する(S700)。続いて、その決定結果が予告演出を実行する「予告あり」か否かを判定する(S701)。このとき、予告演出を実行しない予告なしの場合には(S701;No)、予告演出決定処理を終了する。
S701において予告ありの場合には(S701;Yes)、図32(A)のS502と同様に、変動パターンコマンドに基づいて、確定予告を実行可能とする条件が成立したか否かを判定するために、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンが擬似連変動なしのスーパーリーチα、すなわち、図5のPA3−1,PA3−2,PA5−1,PA5−2のいずれかを指定する変動パターンであるか否かを判定する。
S702において前述のような変動パターンであると判定したときは、確定予告に関連する処理を行なうために、S510に進む。そして、S510〜S516の処理により、図32(A)で示したS510〜S516の処理と同様の処理が行なわれることで、前述したような確定予告を実行するための処理が行なわれる。
一方、S702において前述のような変動パターンではないと判定したときは、信頼度予告に関連する処理を行なうために、S703に進み、変動開始時予告の演出態様等を決定する(S703)。このときには、たとえば図42(A)に示すように、変動パターンおよび変動表示結果の組合せによる変動表示内容に応じて異なる割合で、変動開始時予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S703の処理を実行した後には、全図柄変動中予告の演出態様等を決定する(S704)。このときには、たとえば図42(B)に示すように、変動表示内容に応じて異なる割合で、全図柄変動中予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。続いて、図柄減速時予告の演出態様等を決定する(S705)。このときには、たとえば図42(C)に示すように、変動表示内容に応じて異なる割合で、図柄減速時予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S705の処理を実行した後には、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告の組合せが、予め定めた禁則条件のいずれかに該当するか否かを判定する(S706)。このときの判定に用いる禁則条件として、たとえば図42(D)に示すような予告演出の組合せが予め定められていればよい。そして、いずれかの禁則条件に該当する場合には(S706;Yes)、たとえば図柄減速時予告の演出態様を、大当り信頼度が異なる他の演出態様に変更する等して補正する(S707)。
図42(D)に示す禁則条件では、いずれも図柄減速時予告が低信頼度になっている。そこで、S707の処理では、低信頼度の図柄減速時予告を、中信頼度の図柄減速時予告となるように補正すればよい。これにより、図42(D)に示す禁則条件に該当する予告演出の組合せが出現しないように制限(禁止)することができる。なお、図柄減速時予告を変更することにより補正するものに限定されず、変動開始時予告および全図柄変動中予告を変更することにより補正がなされてもよい。
図42(D)に示す禁則条件には、高信頼度の全図柄変動中予告と低信頼度の図柄減速時予告とを組合せたものが含まれている。このため、高信頼度の全図柄変動中予告が実行された後に、低信頼度の図柄減速時予告が実行されるような予告演出の組合せとなることがない。こうして、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングより遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されないように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。
なお、S706の処理により禁則条件に該当すると判定された場合には、予告演出の補正を行なうか否かを所定割合で決定し、補正するとの決定結果に基づいて、S707の処理により予告演出の補正が行なわれるようにしてもよい。この場合には、補正を行なうとの決定割合が、補正を行なわないとの決定割合よりも十分に高くなるようにすればよい。こうして、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第1基準値以上であることを予告する高信頼度の予告演出が実行される場合に、第1タイミングより遅い第2タイミングにおいて大当り遊技状態となる可能性が第2基準値未満であることを予告する低信頼度の予告演出が実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。
S706において禁則条件に該当しないとき(S706;No)、S707の処理を実行した後には、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンが非リーチ変動パターンであるか否かを判定する(S708)。このとき、非リーチ変動パターンではない場合には(S708;No)、リーチ成立後予告の演出態様等を決定する(S709)。S709の処理では、たとえば図43(A)に示すように、変動表示内容に応じて異なる割合で、リーチ成立後予告により予告する大当り信頼度に対応した演出態様が決定されればよい。
S709の処理を実行した後には、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告の組合せが、予め定められた禁則条件のいずれかに該当するか否かを判定する(S710)。このときの判定に用いる禁則条件として、たとえば図43(B)に示すような予告演出の組合せが予め定められていればよい。そして、いずれかの禁則条件に該当する場合には(S710;Yes)、たとえばリーチ成立後予告の演出態様を、大当り信頼度が異なる他の演出態様に変更する等して補正する(S711)。なお、リーチ成立後予告を変更することにより補正するものに限定されず、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告のいずれかを変更することにより補正がなされてもよい。
S710において禁則条件に該当しないとき(S710;No)、S711の処理を実行した後には、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンがスーパーリーチ発展ありのリーチ態様を出現させる変動パターンであるか否かを判定する(S712)。このとき、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様を出現させる変動パターンである場合には(S712;Yes)、リーチ発展時予告の有無を決定する(S713)。S713の処理では、たとえば図43(C)に示すように、変動表示内容(あるいは特図表示結果)に応じて異なる割合で、リーチ発展時予告を実行するか否かが決定されればよい。
S708において非リーチ変動パターンである場合(S708;Yes)、S712においてスーパーリーチ発展ありのリーチ態様を出現させる変動パターンではない場合(S712;No)、あるいはS713の処理を実行した後には、変動パターン指定コマンドに示された変動パターンに基づいて、「擬似連」の変動表示演出を実行する「擬似連あり」か否かを判定する(S714)。そして、「擬似連あり」ではないときには(S714;No)、予告演出決定処理を終了する。これに対して、「擬似連あり」の場合には(S714;Yes)、「擬似連」の変動表示演出における各回の擬似連変動前に対応する予告演出の組合せを決定する(S715)。
S715の処理では、各回の擬似連変動前における変動表示期間にそれぞれ対応して、S703〜S707と同様の処理を実行することにより、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告の組合せを決定し、禁則条件のいずれかに該当する場合には、図柄減速時予告等を補正できるようにすればよい。このときには、第1擬似連前、第2擬似連前、第3擬似連前のいずれであるかに応じて、各予告演出における演出態様を異なる割合で決定できればよい。
このように、S706、S710において予告演出の組合せが予め定められた禁則条件のいずれかに該当するときには、S707およびS711の処理により、所定の予告演出における演出態様等を補正する。これにより、遊技者が一旦抱いた大当り遊技状態に対する期待感が損なわれることがないように、複数の予告演出における演出態様等の組合せを適切に決定して、複数の予告演出を適切に実行することができる。
S703において変動開始時予告の演出態様を決定する際には、低信頼度と中信頼度のそれぞれに対応した演出態様のいずれかに決定される。その一方で、S704において全図柄変動中予告の演出態様を決定する際には、低信頼度と中信頼度と高信頼度のそれぞれに対応した演出態様のいずれかに決定される。こうして、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の上限値が高く(大きく)なることがあるように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。また、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数に比べて、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて実行される予告演出により予告できる大当り信頼度の段階数の方が多くなることがあるように、複数の予告演出における演出態様が決定されればよい。
S703〜S705、S709、S711の処理では、他の予告演出における演出態様等の決定結果にかかわらず、変動表示内容等に応じて異なる割合で、各予告演出における演出態様等を決定している。これにより、1の予告演出の決定結果が他の予告演出の決定結果に影響を及ぼすことがなく、各予告演出により予告される大当り信頼度が設計上の設定と大きく相違してしまうことを防止できる。
図32(A)に示すS505の処理により予告パターンYAP01〜予告パターンYAP44のいずれかに決定するときには、図33に示すような決定割合に代えて、図44に示すような決定割合となるようにしてもよい。図44に示す決定割合の設定例では、リーチ発展時予告が実行される予告演出の組合せとなる予告パターンのうちで、予告パターンYAP02のみが使用パターンとして決定可能であり、それ以外のリーチ発展時予告を含む予告パターンには決定されることがない。
図13に示すように、予告パターンYAP02は、リーチ発展時予告以外の予告演出はすべて、低信頼度となるように各予告演出の組合せが構成されている。そして、図44に示す決定割合の設定例では、変動表示結果を「大当り表示結果」として大当り遊技状態に制御すると決定されたときには、大当り遊技状態に制御しないと決定されたときよりも十分に高い割合で、予告パターンYAP02に決定され、リーチ発展時予告を実行することに決定される。こうして、リーチ発展時予告が実行される場合には、その実行タイミングよりも前に実行される予告演出により予告される大当り信頼度がいずれも低信頼度となるように、複数の予告演出における演出態様等が決定される。これにより、リーチ発展時予告を開始する前に大当り信頼度が高いことを予告する予告演出の実行が制限されるので、リーチ発展時予告が実行されたときに大当り遊技状態に対する遊技者の期待感を急激に向上させることができ、リーチ発展時予告となる演出動作の意外性を高めることができる。こうしたリーチ発展時予告が実行される場合に、意外性のある演出を可能にして、遊技の興趣を向上させることができる。
このように、リーチ発展時予告が実行される場合には、他の予告演出が低信頼度以外のものになることを制限してもよいし、あるいは他の予告演出が高信頼度のものになることを制限する一方で、中信頼度のものになることはできるようにしてもよい。すなわち、リーチ発展時予告が実行される場合には、その実行タイミングよりも前に所定信頼度以上である予告演出が実行されないまたは実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様等が決定されればよい。
信頼度予告に関し、予告演出のうちには、連続予告演出(「先読み予告演出」ともいう)となるものがあってもよい。連続予告演出は、複数回の特図ゲームに対応して複数回実行される飾り図柄の変動表示にわたり、変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性等を予告する予告演出である。連続予告演出が実行される複数回の変動表示のうちで最終の変動表示は、連続予告演出により変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性等が予告される対象となる変動表示であり、連続予告演出による予告対象となる変動表示ともいう。連続予告演出が実行される場合には、予告対象となる変動表示が開始されるより前に、特図ゲームの保留記憶情報等に基づいて変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性等を予告するための演出動作が開始される。連続予告演出の具体例として、保留表示予告および図柄表示予告の一方または双方を実行することができればよい。
保留表示予告は、始動入賞記憶表示エリア5Hにおいて特図保留記憶数を特定可能に表示する表示部位での表示態様を、通常時における表示態様とは異なる表示態様に変化させることにより、複数回の変動表示にわたり変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性等を予告する。
図柄表示予告は、飾り図柄の変動表示において最終停止表示される「中」の飾り図柄表示エリア5Cにおける飾り図柄(中図柄)を、通常時における飾り図柄とは異なる特殊な飾り図柄に変化させることにより、複数回の変動表示にわたり変動表示結果が「大当り表示結果」となる可能性等を予告する。一例として、各回の変動表示において最終停止表示される飾り図柄を、通常時における飾り図柄の変動表示では使用されない所定の表示色(たとえば青色等)を有する星型等の記号を示すものとすればよい。
こうした連続予告演出を実行するための一構成例として、図6に示した変動パターン種別のうち、変動パターン種別CA2−2、CA2−3、CA3−2、CA3−3を、図45(A)に示すようなスーパーリーチとなるリーチ態様における発展の有無に対応したものに変更する。また、主基板11から演出制御基板12に対して伝送される演出制御コマンドとして、入賞時判定結果指定コマンドとなるコマンドB5XXHを設ける。入賞時判定結果指定コマンドは、第1始動入賞口または第2始動入賞口を通過(進入)した遊技球の検出時である始動入賞時に、所定の数値データを用いた判定結果を通知するためのコマンドである。
たとえば図45(B)に示すように、入賞時判定結果指定コマンドでは、変動パターン種別の決定に用いる所定の決定用数値(変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データ)等により、変動パターン種別がスーパーリーチ発展ありのリーチ態様とする変動パターンを含んだ変動パターン種別に決定される旨の判定がなされたか否かに応じて、異なるEXTデータが設定される。また、入賞時判定結果指定コマンドでは、変動表示結果が「ハズレ表示結果」と「大当り表示結果」のいずれに決定されるかによっても、異なるEXTデータが設定される。
図45(C)は、図45(A)に示すように変動パターン種別を変更した場合の変動パターン決定テーブル133において、変更部分に対応するテーブルデータの設定例を示している。なお、大当り変動パターン種別決定テーブル132A、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(通常時)132B、ハズレ変動パターン種別決定テーブル(高ベース中)132Cの設定は、図9(A)〜(C)に示したものでよく、特に変更を加える必要はない。
次に、連続予告演出を実行するための処理について説明する。図23に示すS101の始動入賞判定処理では、図46のフローチャートに示すような処理が実行されればよい。図46に示す処理において、S210A〜S210D以外の処理は、図24に示した処理と同様であればよい。図46に示す処理では、S210の処理を実行した後に、始動口バッファ値が「1」であるか「2」であるかを判定する(S210A)。
S210Aにおいて始動口バッファ値が「1」であるときには(S210A;「1」)、遊技状態が時短状態(確変状態を含む)であることを示す時短フラグがオンであるか否かを判定する(S210B)。このとき、時短フラグがオンであれば(S210B;Yes)、S211の処理に進む。時短フラグがオフであるときには(S210;No)、たとえば特図プロセスフラグの値が“4”以上であるか否かを確認すること等により、大当り遊技状態とする制御の実行中(大当り制御中)であるか否かを判定する(S210C)。大当り制御中であれば(S210C;Yes)、S211の処理に進む。
S210Aにおいて始動口バッファ値が「2」であるとき(S210A;「2」)、S210Cにおいて大当り制御中ではないときには(S210C;No)、入賞時乱数値判定処理を実行する(S210D)。なお、S210Bにおいて時短フラグがオンであること、S210Cにおいて大当り制御中であることにより、入賞時乱数値判定処理を実行しなかった場合には、入賞時判定を行なわなかったことを示すコマンドを送信したり、入賞判定結果を特定不能であることを示す値(たとえば「FFH」)をEXTデータとして設定した入賞時判定結果指定コマンドを送信してもよい。
図47は、S210Dにおいて実行される入賞時乱数値判定処理の一例を示すフローチャートである。図47に示す処理において、CPU103は、まず、たとえば時短フラグ、確変フラグの状態を確認すること等により、パチンコ遊技機1における現在の遊技状態を特定する(S481)。この場合、確変フラグがオンであるときには確変状態であることを特定し、確変フラグがオフで時短フラグがオンであるときには時短状態であることを特定し、確変フラグと時短フラグがともにオフであるときには通常状態であることを特定すればよい。
S481の処理に続いて、特図表示結果決定テーブル130を構成するテーブルデータから、現在の遊技状態に対応して特図表示結果の決定に用いられる特図表示結果決定用テーブルデータを選択する(S482)。その後、図46のS209において抽出された特図表示結果決定用の乱数値MR1を示す数値データが所定の大当り判定範囲内であるか否かを判定する(S483)。S482では現在の遊技状態に対応した特図表示結果決定用テーブルデータが選択されていることから、S483の処理では、始動入賞時の遊技状態が確変状態であるか否かに応じて、異なる決定用データを用いて特図表示結果が「大当り表示結果」に決定されるか否かの判定が行なわれる。
S483において大当り判定範囲内であると判定されたときには(S483;Yes)、図46のS209において抽出された大当り種別決定用の乱数値MR2を示す数値データ等に基づいて、大当り種別が複数種別のいずれに決定されるかを判定する(S484)。そして、判定結果に応じた大当り用の特定範囲を設定する(S485)。
たとえば、S485の処理では、S484において大当り種別が「非確変」に決定されると判定した場合に、変動パターン種別決定用の乱数値MR3が「100」〜「251」となる範囲を、特定範囲として設定する。また、S484において大当り種別が「第1確変」または「第2確変」に決定されると判定した場合には、乱数値MR3が「76」〜「251」となる範囲を、特定範囲として設定する。図9(A)に示すように、乱数値MR3が大当り用の特定範囲の範囲内となる場合には、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる変動パターンが含まれる変動パターン種別CA3−3に決定されることになる。
S483において大当り判定範囲内ではないと判定されたときには(S483;No)、ハズレ用の特定範囲を設定する(S486)。たとえば、S486の処理では、乱数値MR3が「246」〜「251」となる範囲を、特定範囲として設定する。図9(B)および(C)に示すように、乱数値MR3がハズレ用の特定範囲の範囲内となる場合には、遊技状態および特図保留記憶数にかかわらず、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる変動パターンが含まれる変動パターン種別CA2−3に決定されることになる。
S485、S486の処理のいずれかを実行した後には、図46のS209において抽出された変動パターン種別決定用の乱数値MR3を示す数値データが特定範囲内であるか否かを判定する(S487)。そして、S487での判定結果に応じた入賞時判定結果指定コマンドを送信するための設定を行なう(S488)。
たとえば、乱数値MR1が大当り判定範囲内ではなく、乱数値MR3が特定範囲内でもないと判定された場合には、第1判定結果指定コマンドとなるコマンドB500Hの送信設定を行なう。乱数値MR1が大当り判定範囲内ではなく、乱数値MR3が特定範囲内であると判定された場合には、第2判定結果指定コマンドとなるコマンドB501Hの送信設定を行なう。乱数値MR1が大当り判定範囲内であり、乱数値MR3が特定範囲内ではないと判定された場合には、第3判定結果指定コマンドとなるコマンドB502Hの送信設定を行なう。乱数値MR1が大当り判定範囲内であり、乱数値MR3が特定範囲内であると判定された場合には、第4判定結果指定コマンドとなるコマンドB503Hの送信設定を行なう。
以上のような入賞時乱数値判定処理が実行されることにより、始動入賞時に、特図表示結果が「大当り表示結果」に決定されて大当り遊技状態に制御されるか否か、および、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる特定の変動パターンに決定されるか否かを判定し、その判定結果に応じて異なる入賞時判定結果指定コマンドを、主基板11から演出制御基板12に対して伝送させることができる。
図29に示すS74のコマンド解析処理内では、図48のフローチャートに示すような連続予告決定処理が実行されればよい。なお、S74のコマンド解析処理内で連続予告決定処理が直接に実行されるものに限定されない。たとえば、コマンド解析処理内では、受信した入賞時判定結果指定コマンドに応じた入賞時判定結果を入賞時判定結果バッファに保存しておき、図30に示すS171の変動表示開始設定処理等において、連続予告決定処理が実行されるようにしてもよい。
図48に示す処理において、演出制御用CPU120は、まず、入賞時判定結果指定コマンドの受信があったか否かを判定する(S191)。このとき、入賞時判定結果指定コマンドの受信がなければ(S191;No)、連続予告決定処理を終了する。入賞時判定結果指定コマンドの受信があったときには(S191;Yes)、連続予告演出となる演出動作が既に開始された連続予告実行中であるか否かを判定する(S192)。そして、連続予告実行中である場合には(S192;Yes)、連続予告決定処理を終了する。
S192において連続予告実行中ではない場合には(S192;No)、たとえば入賞時判定結果バッファ等から、保留されている特図ゲームのそれぞれに対応した入賞時判定結果を読出す(S193)。入賞時判定結果バッファには、第1保留記憶数の上限値(たとえば「4」)に対応したバッファ領域と、第2保留記憶数の上限値(たとえば「4」)に対応したバッファ領域とが確保されている。入賞時判定結果バッファには、入賞時判定結果指定コマンドのEXTデータが、特図ゲームの保留位置に対応する保留番号と対応するバッファ領域に記憶されればよい。
S193での読出結果に基づき、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる変動パターンが含まれる変動パターン種別となるものが存在するか否かを判定する(S194)。たとえば、変動パターン種別CA2−3となることを示す第2判定結果指定コマンドまたは変動パターン種別CA3−3となることを示す第4判定結果指定コマンドの受信に基づいて、入賞時判定結果としてEXTデータ「01H」または「03H」を1つでも記憶しているか否かを判定する。
S194において存在すると判定された場合には(S194;Yes)、連続予告決定処理を終了する。ここで、スーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる場合には、リーチ発展時予告が実行可能となり、所定割合で実行されることがある。こうしたリーチ発展時予告を実行可能なスーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる変動パターンに決定される場合には、連続予告演出が実行されないように制限(禁止)される。これにより、連続予告演出が実行されずにリーチ発展時予告が実行されることで、リーチ発展時予告が実行されたときに大当り遊技状態に対する遊技者の期待感を急激に向上させることができ、リーチ発展時予告となる演出動作の意外性を高めることができる。こうしたリーチ発展時予告が実行される場合に、意外性のある演出を可能にして、遊技の興趣を向上させることができる。
S194において存在しないと判定された場合には(S194;No)、予め定められた割合で連続予告演出を実行するか否かを決定する(S195)。たとえば、S195の処理において、演出制御用CPU120が演出制御カウンタ設定部193のランダムカウンタ等により更新される連続予告実行決定用の乱数値を示す数値データを抽出し、ROM121等に予め記憶された連続予告実行決定テーブルを参照すること等により、連続予告演出を実行するか否かを決定できればよい。このときには、連続予告演出を実行する連続予告ありに決定されたか否かの判定を行なう(S196)。
S196において連続予告演出を実行しない連続予告なしの場合には(S196;No)、連続予告決定処理を終了する。これに対して、連続予告ありの場合には、連続予告演出における演出態様に対応した連続予告パターンを決定してから(S197)、連続予告決定処理を終了する。
なお、S194においてスーパーリーチ発展ありのリーチ態様となる特定の変動パターンが含まれる変動パターン種別となるものが存在すると判定された場合でも、所定割合で連続予告演出を実行すると決定されることがあってもよい。この場合、特定の変動パターンとなるものがあるときには、そのような変動パターンとなるものがないときに比べて、連続予告演出を実行すると決定される割合が十分に小さくなるように、決定割合が設定されればよい。すなわち、リーチ発展時予告を実行可能な変動パターンに決定される変動表示の実行が保留されている場合には、連続予告演出が実行されにくいように制限されてもよい。
始動入賞時における乱数値の判定結果を主基板11から演出制御基板12の側に通知するための演出制御コマンドとして、入賞時判定結果指定コマンドといった、専用の演出制御コマンドを設けるものに限定されず、たとえば第1始動口入賞指定コマンドおよび第2始動口入賞指定コマンドのEXTデータ等により、こうした判定結果を特定可能に通知できるようにしてよい。
たとえばリーチ発展時予告のように、演出制御基板12の側で実行するか否かが決定される演出動作の有無に応じて、所定の予告演出が実行されること、および、所定の演出態様となることを、制限するものに限定されない。すなわち、主基板11の側で実行するか否かが決定される特定の演出動作の有無に応じて、所定の予告演出が実行されること、および、所定の演出態様となることを、制限するものであってもよい。
前述の実施の形態において全図柄変動中予告として実行されるステップアップ予告演出では、最終の3段目となるステップCの演出動作までが行なわれる場合に、リーチ態様がノーマルリーチからスーパーリーチへと移行するタイミングで、ステップアップ予告演出における演出態様が最終の3段階目となるステップCの演出動作に変化するようにしてもよい。このように、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となる場合に、リーチ態様が変化して第1リーチ演出から第2リーチ演出に移行するタイミングでステップアップ予告演出における演出態様を最終段階のステップにおける演出態様に変化させることで、リーチ演出とステップアップ予告演出とを関係付けることができ、大当り遊技状態に対する遊技者の期待感を相乗的に高めることができる。
一例として、スーパーリーチ発展ありの場合に対応して、図49(A)に示すように、各種予告演出の実行タイミングが設定されてもよい。また、ノーマルリーチ、スーパーリーチ発展なしの場合に対応して、図49(B)に示すように、各種予告演出の実行タイミングが設定されてもよい。これらの実行タイミングの設定例では、ステップアップ予告演出となる図柄変動中予告がノーマルリーチからスーパーリーチへと移行するタイミングまで実行されることがあるため、リーチ成立後予告となる予告演出は実行されないように設定されている。これに対して、図柄変動中予告の実行とともに、リーチ成立後予告の実行が可能となるように実行タイミングが設定されてもよい。
図柄変動中予告として実行されるステップアップ予告演出のうち、最初の1段階目となるステップAの演出動作、および、2段階目となるステップBの演出動作は、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となる前に実行される一方、最終の3段階目となるステップCの演出動作は、リーチ態様がノーマルリーチとなった後、スーパーリーチに移行するタイミングで実行されればよい。なお、ノーマルリーチのリーチ態様となる変動パターンである場合には、ステップCまで演出動作が変化する図柄変動中予告は実行されないように、予告パターン等の決定割合が予め設定されていればよい。
最終の3段階目となるステップCの演出動作まで演出態様が変化する図柄変動中予告が実行される場合には、2段階目となるステップBを経由せずに、ステップAからいきなりステップCの演出動作に演出態様が変化することがあってもよい(ステップ飛ばしの場合)。こうしたステップ飛ばしの場合を設けることにより、ステップAの演出動作が実行された後、ステップBの実行タイミングとなってもステップBの演出動作が実行されず、一旦はステップアップ予告演出が進展せずに終了したかのように見せておきながら、リーチ演出がノーマルリーチからスーパーリーチへと移行するタイミングでステップCの演出動作が突然に実行されて、ステップアップ予告演出の意外性を高め、遊技の興趣を向上させることができる。
次に、ステップアップ予告演出における演出態様の具体例について説明する。図50は、ステップアップ予告演出が実行される場合に画像表示装置5の画面上における表示動作に基づく演出動作例を示している。この演出動作例では、まず、図50(A)に示すように、画像表示装置5の画面上で「左」、「中」、「右」の飾り図柄表示エリア5L、5C、5Rにおいて飾り図柄が停止表示されている。そして、演出制御基板12の側において新たに第1変動開始コマンドまたは第2変動開始コマンド、さらには変動パターン指定コマンドを受信すると、図50(B)に示すような飾り図柄の変動表示が開始される。
図50(B)に示す変動表示の開始された後、図柄変動中予告を実行することに決定されている場合には、ステップアップ予告演出におけるステップAの実行タイミングとなったことに対応して、図50(B)のキャラクタCHAを示す演出画像を表示させることで、1段階目となるステップAの演出動作を実行する。その後、たとえば「左」の飾り図柄表示エリア5Lにおいて飾り図柄が停止(仮停止)して、ステップアップ予告演出におけるステップBの実行タイミングとなったことに対応して、図50(C)のキャラクタCHBを示す演出画像を表示させることで、2段階目となるステップBの演出動作を実行する。
図50(C)に示す演出動作に続いて、ノーマルリーチの実行タイミングになると、たとえば図50(D)に示すように、「右」の飾り図柄表示エリア5Rにおいて飾り図柄が停止(仮停止)して、飾り図柄の変動表示状態がリーチ状態となる。ノーマルリーチでは、たとえば図50(E)および(F)に示すように、「中」の飾り図柄表示エリア5Cにおいて飾り図柄の変動速度が低下し、特に大当り組合せを構成する飾り図柄の近くになると、飾り図柄が停止しそうな低速度で変動表示が行なわれるようにすればよい。
こうしたノーマルリーチのリーチ演出が行なわれた後に、スーパーリーチのリーチ演出へと移行するリーチ演出の移行タイミングになると、たとえば図50(G)に示すように、キャラクタCHAとキャラクタCHBの両方を示す演出画像を表示させることで、最終の3段階目となるステップCの演出動作が実行される。続いて、スーパーリーチのリーチ演出が開始され、たとえばスーパーリーチαに決定されている場合には、図50(H)〜(J)に示すような演出画像を表示させることによるリーチ演出が実行される。この例では、図50(H)および(I)に示すように、味方のキャラクタと敵のキャラクタがバトルを行なうような演出態様となり、大当りとなる場合には、図50(J)に示すように、味方のキャラクタが敵のキャラクタとのバトルに勝利するような演出態様となる。なお、ハズレとなる場合には、逆に味方のキャラクタがバトルに敗北するような演出態様となればよい。また、スーパーリーチのリーチ演出が実行されている場合には、画像表示装置5の画面上における一部に飾り図柄が縮小表示される等の状態で変動表示が継続して行なわれることを認識可能に表示すればよい。
こうしてスーパーリーチのリーチ演出が実行された後、大当りである場合には、たとえば図50(K)に示すような大当り組合せとなる確定飾り図柄が導出され、図50(L)に示すように、「大当り表示結果」を示す文字列の表示等により、大当り遊技状態となることが報知される。
このように、予め定められた順番に従って1段階目から複数段階(たとえば3段階目)まで演出態様を段階的に変化させるステップアップ予告演出が実行される場合に、変動表示結果が「大当り表示結果」となるときには、変動表示結果が「ハズレ表示結果」となるときよりも高い割合で、ノーマルリーチのリーチ演出からスーパーリーチのリーチ演出に移行するタイミングにおいて、ステップアップ予告演出のうち所定段階の演出態様(たとえば3段階目となる演出態様)による演出を実行することができればよい。これにより、ステップアップ予告演出のうち所定段階の演出態様による演出とリーチ演出とを関連付けて、大当り遊技状態に対する遊技者の期待感を相乗的に高めることができ、遊技の興趣を向上させることができる。
前述の実施の形態では、先に実行される変動開始時予告により予告可能な大当り信頼度の段階数よりも、後に実行される全図柄変動中予告により予告可能な大当り信頼度の段階数の方が多くなるものの、さらに後に実行される図柄減速時予告により予告可能な大当り信頼度の段階数は、それより先に実行される全図柄変動中予告により予告可能な大当り信頼度の段階数よりも少なくなるものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、飾り図柄の変動表示が開始されてから表示結果が導出されるまでの複数のタイミングのうち、先に到来するタイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数と比較して、後に到来するタイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の段階数は、常に多くなるように設定されてもよい。これにより、遊技者が一旦抱いた大当り遊技状態に対する期待感が損なわれないように複数の予告演出における演出態様等の組合せを決定しつつ、決定可能な組合せの選択肢が極端に少なくなってしまうことを防止して、多様な演出を実行可能として、遊技の興趣を向上させることができる。
前述の実施の形態では、先に実行される変動開始時予告により予告可能な大当り信頼度は中信頼度が最も高く、後に実行される全図柄変動中予告により予告可能な大当り信頼度は高信頼度が最も高いことから、大当り信頼度の上限値は後に実行される全図柄変動中予告の方が高くなるものとして説明した。その一方で、全図柄変動中予告よりも後に実行される図柄減速時予告により予告可能な大当り信頼度は中信頼度が最も高く、大当り信頼度の上限値は先に実行される全図柄変動中予告の方が高くなる。しかしながら、この発明はこれに限定されず、飾り図柄の変動表示が開始されてから表示結果が導出されるまでの複数のタイミングのうち、先に到来するタイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の上限値と比較して、後に到来するタイミングにおいて実行される予告演出により予告可能な大当り信頼度の上限値の方が、常に高くなるように設定されてもよい。これにより、変動表示が開始されてから短期間のうちに大当り遊技状態への期待感が過剰に高められることによる表示結果が導出されるまでの演出の間延び等を防止して、遊技者の期待感を段階的に高め、遊技の興趣を向上させることができる。
前述の実施の形態では、複数の予告演出のそれぞれにより、大当り遊技状態となる可能性としての大当り信頼度を予告するものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、少なくとも一部の予告演出により、大当り遊技状態とは異なる遊技者にとって有利な所定の遊技価値が付与される可能性を予告するようにしてもよい。たとえば、確変状態および時短状態では、通常状態に比べて大当り遊技状態になりやすくなるという、遊技者にとって有利な遊技価値が付与される。その他にも、大当り遊技状態において実行可能なラウンドの上限回数が第2ラウンド数(たとえば「2」)よりも多い第1ラウンド数(たとえば「15」)となること、時短状態において実行可能な特図ゲームの上限回数が第2回数(たとえば「50」)よりも多い第1回数(たとえば「100」)となること、確変状態における大当り確率が第2確率(たとえば1/50)よりも高い第1確率(たとえば1/20)となること、通常状態に制御されることなく大当り遊技状態に制御される回数である連チャン回数が第2連チャン数(たとえば「5」)よりも多い第1連チャン数(たとえば「10」)となることといった、様々な遊技価値が付与されることがある。こうした様々な遊技価値の少なくとも一部が付与される可能性を予告する予告演出が実行されてもよい。
また、複数のタイミングのうち1のタイミングにおいて実行される予告演出において、その演出態様を異ならせること等により、異なる種類の遊技価値が付与される可能性を予告するようにしてもよい。一例として、変動開始時予告では、演出用点灯役物90をフラッシュさせることにより大当り遊技状態となる可能性を予告する一方で、演出用点灯役物90を回転灯動作させることにより確変状態となる可能性を予告するようにしてもよい。
前述の実施の形態では、演出用可動部材32A、32Bを用いた演出用模型が合体する演出動作が、リーチ発展時予告として実行されるものとして説明した。これに対して、演出用模型が合体する演出動作による予告演出は、飾り図柄の変動表示が開始されてから表示結果が導出されるまでの任意のタイミングにおいて実行可能とし、その予告演出が実行されたときには、その他の予告演出が実行されるときと比較して、大当り遊技状態となる可能性が大幅に高くなるものとしてもよい。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態としては、1回の変動表示中において、確定予告の前に信頼度予告を実行する予告パターンを選択可能とし、確定予告の演出を遅延タイミングで実行するときには、確定予告の演出を操作対応タイミングで実行するときと比べて、信頼度予告において、大当りとなる期待度が低い演出態様を実行する割合を高くするものを説明する。
図51は、第2実施形態による信頼度予告の予告パターンおよび予告パターンの選択テーブルを示す図である。図51(A)においては、信頼度予告の代表例として図柄減速時予告の予告パターンが示されている。図51(B)においては、確定予告の予告タイミングに応じて、信頼度予告の予告パターンを選択する予告パターン選択テーブルが示されている。図51(B)では、確定予告の予告タイミングに応じて、信頼度予告の代表例として図柄減速時予告の予告パターンを選択する例が示されている。
まず、図51を用いて、確定予告の予告タイミングに応じて信頼度予告の予告パターンを選択する制御の概念を説明する。図51(A)では、信頼度予告における予告パターンと大当りの信頼度の一例として、図柄減速時予告の予告パターンと大当りの信頼度との関係が示されている。たとえば、低信頼度の予告パターンとしては、演出用可動部材32A、32Bのうちの下部32Bのみを出現させる動作(下部出現動作)が設定されている。中信頼度の予告パターンとしては、演出用可動部材32A、32Bのうちの上部32Aのみを出現させる動作(上部出現動作)が設定されている。高信頼度の予告パターンとしては、演出用可動部材32A、32Bのうちの上部32Aおよび下部32Bを出現させて合体させる動作(上部下部出現合体動作)が設定されている。なお、図柄減速時予告の予告パターンと大当りの信頼度との関係については、図柄減速時予告の予告パターンに対して確定予告の予告パターンの信頼度が低くならないことを前提条件として、図51(A)に示すような1対1の対応関係ではなく、たとえば、下部出現動作、上部出現動作、および、上部下部出現合体動作の一部または全部について、低信頼度、中信頼度、および、高信頼度のうちの複数と対応関係があるように、予告パターンの選択関係を設定してもよい。
そして、図51(B)の予告パターン選択テーブルは、ROM121に記憶されている。図51(B)の予告パターン選択テーブルは、確定予告の予告タイミング(即時確定予告のタイミング、遅延確定予告のタイミング)に応じて、信頼度予告における予告パターンが、所定のタイミングで抽出された所定の信頼度予告パターン決定用の乱数値の抽出値に基づいて所定の割合で選択するために用いられる。図51(B)においては、信頼度予告パターン決定用の乱数値の抽出値と、選択する予告パターンとの対応関係が、選択割合(%)を用いて示されている。
図51(B)の予告パターン選択テーブルでは、操作対応タイミングで予告動作を実行する即時確定予告を行なうときには、遅延タイミングで予告動作を実行す遅延確定予告を行なうときと比べて、たとえば上部下部出現合体動作のような信頼度が高い演出が信頼度予告の予告パターンとして選択される割合が高くなるようにデータが設定されている。逆に、図51(B)の予告パターン選択テーブルでは、遅延タイミングで予告動作を実行す遅延確定予告を行なうときには、操作対応タイミングで予告動作を実行する即時確定予告を行なうときと比べて、たとえば下部出現動作のような信頼度が低い演出が信頼度予告の予告パターンとして選択される割合が高くなるようにデータが設定されている。
このような制御は、たとえば図36の変動表示中演出処理において、S502により確定予告を実行可能とする条件が成立したと判定されたときに、S512,S515により即時確定予告または遅延確定予告として確定予告を実行することが決定されたときに、図51(B)に示すような予告パターン選択テーブルを用いて信頼度予告の予告パターンを決定する処理を行なうことにより実現可能である。
また、以上に説明した確定予告の演出を遅延タイミングで実行するときに確定予告の演出を操作対応タイミングで実行するときと比べて信頼度予告において大当りとなる期待度が低い演出態様を実行する割合を高くする制御については、第1実施形態に示した大当りとなる複数のタイミングにおいて実行可能な予告演出が実行された後に、確定予告を実行する場合には、次のような制御を行なえばよい。
このような制御は、たとえば図36の変動表示中演出処理において、S502により確定予告を実行可能とする条件が成立したと判定されたときに、S512,S515により即時確定予告または遅延確定予告として確定予告を実行することが決定されたときに、図13および図14のような予告パターンから予告パターンを選択するときに、次のように、大当りとなる期待度が低い演出態様を実行する割合を高くすればよい。たとえば、図13のような複数の予告パターンから予告パターンを選択するときには、遅延確定予告が選択されたときに、即時確定予告が選択されたときと比べて、たとえば、YAP01,YAP02のような信頼度が低い予告パターンを選択する割合が高くなるようにすればよい。また、たとえば、図14のような複数の予告パターンから予告パターンを選択するときには、遅延確定予告が選択されたときに、即時確定予告が選択されたときと比べて、たとえば、YBP01,YBP02のような信頼度が低い予告パターンを選択する割合が高くなるようにすればよい。なお、信頼度予告の後に確定予告を行なうときの信頼度予告の予告パターンの選択においては、表示結果がハズレとなることで確定予告演出時の操作に応じて予告動作(即時確定予告または遅延確定予告の予告動作)が実行されないときには、表示結果はハズレとなるものの、確定予告が実行される条件となるスーパーリーチαの変動パターン自体が大当りとなる信頼度が高い変動パターンであるので、その変動パターンの信頼度と比べた場合に、見た目上で成り下がるような予告パターンが選択されない、または、選択されにくいように信頼度予告の予告パターンを選択するような制御を行なえばよい。
以上に説明した第2実施形態によれば、確定予告を遅延タイミングで実行するときには、確定予告を操作対応タイミングで実行するときと比べて大当りとなる期待度が低い演出態様の予告パターンを、信頼度予告の予告パターンとして実行する割合が高いので、確定予告が実行される以前における信頼度予告において、大当りに対する期待度が低い演出態様となったときに、遊技者の期待感が一旦下がった後、遅延したタイミングで確定予告の予告動作が実行されて遊技者の大当りに対する期待感が向上するので、期待感の振れ幅の大きさに基づいて、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、1回の変動表示中において、信頼度予告のうちの一部のタイミングで行なわれる予告の予告演出と、確定予告で行なわれる予告の予告演出とで共通の演出態様を設けておき(たとえば、どちらも可動部材の動作による演出態様で予告演出をする)、確定予告の演出を遅延タイミングで実行するときには、信頼度予告において演出態様が共通する予告演出に限定して、大当りとなる期待度が低い演出態様を実行する割合を高くするようにしてもよい。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態を説明する。第3実施形態としては、操作促進演出期間が操作有効期間よりも先に終了し、操作促進演出が実行されていないが、操作有効期間中である状態において、スティックコントローラ31Aの操作(たとえば傾倒操作)が検出されたときに実行する制御について説明する。
図52は、第3実施形態による確定予告の演出制御のタイミングを示すタイミングチャートである。図52においては、(A)操作有効期間、(B)操作促進演出、(C)促進表示期間内操作検出、(D)即時確定予告、(E)遅延確定予、(F)促進表示期間外操作検出、および、(G)期間外対応確定予告のそれぞれのタイミングが示されている。
図52を参照して、演出制御用CPU120において、確定予告の演出中に操作促進演出が行なわれる期間は、操作有効期間が終了する前のタイミングで終了するように制御される。このような場合には、操作促進演出が終了してから操作有効期間が終了するまでの間において、操作促進演出が行なわれていないが、スティックコントローラ31Aの操作が有効な操作と判定される期間Tが生じる。
このような操作促進演出の終了タイミングと操作有効期間の終了タイミングとが異なるように制御を行なうときにおいて、(C)に示すように、操作促進演出が実行される操作促進演出期間中にスティックコントローラ31Aの操作が検出されたときには、(D)に示すように、前述した第1実施形態と同様に即時確定予告実行可能期間において直ちに即時確定予告が行なわれるか、または、(E)に示すように、前述した第1実施形態と同様に遅延確定予告実行可能期間において遅延確定予告が行なわれる。
そして、操作促進演出が行なわれていないが、スティックコントローラ31Aの操作が有効な操作と判定される期間T中において、スティックコントローラ31Aの操作が検出されたときには、即時確定予告を実行する決定がされているときでも、(G)に示すように、遅延確定予告実行可能期間において遅延確定予告を実行させる制御が行なわれる。このような制御は、次のような理由により行なわれる。
操作促進演出が行なわれていないが、スティックコントローラ31Aの操作が有効な操作と判定される期間T中は、パチンコ遊技機1の内部制御においては、操作有効期間中であるが、操作促進演出が行なわれていないため、遊技者から見ると、操作有効期間中であるか否かが不明であるか、または、操作有効期間が終了しているように認識される。したがって、このような期間T中においてスティックコントローラ31Aが操作されたときに、操作促進演出期間中と同じように即時確定予告の演出動作を実行すると、遊技者が演出について違和感を持つとともに、装置の故障発生等と誤解するおそれがある。
これに対し、第3実施形態によるパチンコ遊技機では、操作促進演出が行なわれていないが、スティックコントローラ31Aの操作が有効な操作と判定される期間T中において、スティックコントローラ31Aの操作が検出されたときに、即時確定予告を実行する決定がされているときでも、即時確定予告を行なわず、遅延確定予告実行可能期間において遅延確定予告を実行させる制御が行なわれるので、当該操作と、確定予告との間での制御の関連性の度合いが低くなるような印象を遊技者に与えることができる。したがって、前述したような、遊技者が演出について違和感を持つこと、および、装置の故障発生等と誤解することを防ぐことができる。
第3実施形態による制御は、たとえば、図36の変動表示中演出処理において、次のような処理を行なうことにより実現される。S465で操作有効期間中と判断されたときのS467で操作検出がされたときに、操作促進演出期間内であるか否かを判定して、操作促進演出期間外であれば操作促進演出期間外フラグをセットする。その後、S472で即時確定予告パターンであると判断されたときには、操作促進演出期間外フラグがセットされているか否かを判定し、セットされていればS473に進まずに、S474に移行させて遅延確定予告の演出動作を実行する制御を行なうようにする。
このような処理を実行すれば、操作促進演出が行なわれていないが、スティックコントローラ31Aの操作が有効な操作と判定される期間T中において、スティックコントローラ31Aの操作が検出されたときに、即時確定予告を行なわず、遅延確定予告実行可能期間において遅延確定予告を実行させる制御が行なわれる。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態を説明する。第4実施形態としては、確定予告の演出において、スティックコントローラ31Aが操作されたことに応じて確定予告の演出動作を実行しないとき、または、遅延確定予告実行可能期間で確定予告の演出動作を実行するときに、操作対応タイミング(遅延確定予告実行可能期間)において、大当りとならないことを特定可能な演出を実行する例を説明する。
図53は、第4実施形態による即時確定予告および遅延確定予告を含む確定予告が実行されるときの画像表示装置5等において実行される演出の演出態様を示す図である。図53に示した演出態様が図19に示した演出態様が異なるのは、(B1)および(B2)に示すような即時仮表示が実行されることである。
(B1)および(B2)に示す即時仮表示は、変動表示結果がハズレであることによりスティックコントローラ31Aが操作されたことに応じて確定予告の演出動作を実行しないとき、または、変動表示結果が大当りであるが遅延確定予告を実行することが決定されているときにおいて、操作対応タイミング(即時確定予告実行可能期間)において一旦、大当りとならないことを特定可能な演出を実行するものである。
第4実施形態では、即時仮表示として、(B1)および(B2)に示すような「反応なし!」という文字を示す画像が表示される。「反応なし!」という即時仮表示は、スティックコントローラ31Aが操作されたことに応じて即時に表示されるので、スティックコントローラ31Aが操作されても、演出用可動部材32A、32Bが前述のように動作する確定予告の演出動作が実行されないことを示唆するものであり、大当りとならないことを特定可能な演出である。
具体的に、第4実施形態による制御は、たとえば、図36の変動表示中演出処理において、次のような処理を行なうことにより実現される。S474で遅延確定予告演出動作制御を実行するときに、操作対応タイミング(即時確定予告実行可能期間)において一旦、即時仮表示を行なう。また、S475で確定予告なし制御を実行するときに、操作対応タイミング(即時確定予告実行可能期間)において一旦、即時仮表示を行なう。
このような即時仮表示が行なわれると、スティックコントローラ31Aの操作タイミングと、当該操作に対応する操作対応タイミングで大当り遊技状態とならないことを特定可能な即時仮表示が行なわれることで、スティックコントローラ31Aの操作に応じた演出が実行されたことが示された後、確定予告の演出動作が行なわれずに表示結果がハズレとなるか、遅延タイミングで確定予告の演出動作が行なわれて表示結果が大当りとなるので、操作と、実行される演出との関連性について、遊技者に誤解を生じさせることなく演出効果を向上させることで、遊技の興趣を向上させることができる。
なお、スティックコントローラ31Aが操作されたことに応じて確定予告の演出動作を実行しないとき、または、遅延確定予告実行可能期間で確定予告の演出動作を実行するときに、操作対応タイミング(遅延確定予告実行可能期間)において、大当りとならないことを特定可能な演出を実行するその他の例としては、たとえば、遊技者に味方する味方キャラクタと、敵キャラクタとが対戦ゲームを行ない、操作対応タイミング(遅延確定予告実行可能期間)において、大当りとならないことを特定可能な演出として、味方キャラクタが一旦負ける演出を実行する等、その他の演出を実行するようにしてもよい。また、このように大当りとならないことを特定可能な演出を実行するその他の例としては、飾り図柄をはずれ図柄の組合せで仮停止(一旦停止)させる演出を実行するようにしてもよい。[第5実施形態]
次に、第5実施形態を説明する。第5実施形態としては、操作促進演出として、画像表示装置5において、操作有効期間の長さを特定可能な画像を表示する例を説明する。
図54は、第5実施形態による画像表示装置5における操作有効期間表示の表示態様を示す図である。図54(A)、(B)を参照して、確定予告が実行されるときには、操作促進演出が実行されるときに、操作有効期間の長さを特定可能な画像として、操作有効期間メータ55が表示される。
操作有効期間メータ55においては、操作有効期間の残り時間が、単位時間(この例では1秒各)を示す画像(図中の長方形のブロックの画像)の列(この例では横方向の列)の長さ(単位時間画像の列を構成する単位時間画像数により示される)により示す計器(メータ)のような態様で表示される。操作有効期間メータ55では、単位時間を示す画像の上方に、対応する時間が数字により表示される。
なお、操作有効期間の長さを特定可能な画像としては、単位時間を示す画像の列ではなく、操作有効期間の長さに対応した長さの長方形の画像を示す簡易なものであってもよい。また、操作有効期間の長さを特定可能な画像としては、操作有効期間の残り時間を直接表示するものではなく、操作有効期間の開始時からの経過時間と、操作有効期間の終了設定時間(最大値)とを対応付けて表示することにより、操作有効期間の残り時間の長さが特定可能となるものであってもよい。このように、操作有効期間の長さを特定可能な画像としては、操作有効期間の長さを遊技者が視認できるものであれば、どのようなものを用いてもよい。
具体的に、第5実施形態による制御は、たとえば、図36の変動表示中演出処理のS469において、操作促進演出として、演出メッセージMSAに加えて操作有効期間メータ55を表示する処理を行ない、操作促進演出の開始時からの経過時間を計時して操作有効期間の残り時間を算出し、算出した残り時間を、操作有効期間メータ55の画像で表示することにより実現される。
このような第5実施形態によれば、操作促進演出として、画像表示装置5において、操作有効期間メータ55のような操作有効期間の長さを特定可能な画像が表示されるので、操作有効期間を容易に認識可能にすることができる。これにより、確定予告における操作タイミングと演出との関係で誤解が生じやすくなったときでも、操作有効期間の長さを容易に認識できることで、確定予告における操作に関連する演出において誤解が生じにくいようにすることができる。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態を説明する。第6実施形態としては、スティックコントローラ31Aのような操作手段を利用する演出として、前述した確定予告の演出と、その他の演出とで、操作有効期間が重複設定されたときに、確定予告の演出における操作有効期間が経過した後に、その他の演出の操作有効期間が設定されるように演出を変更する例を説明する。
前述した確定予告の演出の他に、スティックコントローラ31Aのような操作手段を利用する演出としては、たとえば、図36の変動表示中演出処理において、スティックコントローラ31Aの操作(任意の保留記憶を選択する操作)に応じて保留記憶内容(大当り/ハズレの事前決定結果等)を特定可能な表示をすることにより大当り予告を行なう保留記憶予告演出を実行する場合がある。このような保留記憶予告演出を実行する場合にも、確定予告の演出を実行する場合と同様に、スティックコントローラ31Aの操作有効期間が設定され、操作促進演出が行なわれることとなる。
このような保留記憶予告演出を実行するか否かは、確定予告を実行するか否かとは別に決定され、保留記憶予告演出が変動表示中にも実行される場合がある。変動表示中に保留記憶予告演出が実行可能となる場合には、前述したように変動表示中に実行可能となる確定予告と、重複した期間において操作有効期間が設定され、操作促進演出が実行されるおそれがあり、このような状態になると、遊技者が混乱して、これら演出の操作有効期間を誤解して認識してしまうおそれがある。なお、保留記憶予告演出としては、たとえば、始動入賞時に当該始動入賞による保留記憶情報に対する保留記憶予告演出を実行可能とするか否かを決定し、その予告に対しては保留記憶情報が消化されるまではいつでも操作手段の操作を有効にしたり、他の保留記憶記憶情報にかかる変動表示における一定期間(各変動表示の開始時の期間等)にのみ操作を有効にしたりするようにものであってもよい。
そこで、第6実施形態においては、確定予告の演出と、その他の演出の一例とで、操作有効期間が重複設定されたときに、確定予告の演出における操作有効期間が経過した後に、その他の演出の操作有効期間が設定されるように演出を変更する制御が行なわれる。
図55は、第6実施形態による確定予告と保留記憶予告との演出制御のタイミングを示すタイミングチャートである。図55においては、(A)確定予告操作有効期間予定、(B)保留記憶予告操作有効期間予定、(C)確定予告操作有効期間実行、(D)保留記憶予告操作有効期間実行のそれぞれのタイミングが示されている。図55では、操作有効期間が重複設定されるときの演出が変更される例として、演出に含まれる操作有効期間の変更態様を示すことで、演出の変更態様が示されている。演出制御用CPU120においては、図36の変動表示中演出処理において、確定予告と保留記憶予告とを変動表示中に実行可能である。
図55を参照して、演出制御用CPU120においては、確定予告と保留記憶予告との両方を実行することが決定されたときに、図55(A)に示す確定予告の操作有効期間の予定と、図55(B)に示す保留記憶予告の操作有効期間の予定の全部または一部が重複するか否かを判断し、重複すると判断したときには、たとえば、図55(C)に示すように確定予告の操作有効期間の実行を優先し、図55(D)に示すように保留記憶予告の操作有効期間の実行タイミングを、確定予告の操作有効期間の終了後にシフトさせることで、保留記憶予告の演出実行タイミングを変更する制御が行なわれる。
なお、スティックコントローラ31Aのような操作手段の操作を用いるその他の演出としては、変動表示中において操作手段が操作されたことに応じて演出態様がステップアップするような演出等、操作手段の操作を用いるその他の演出であればどのような演出でも対象となる。
また、確定予告の演出と、その他の演出とで、操作有効期間が重複設定されたときに、たとえば、その他の演出における操作有効期間が経過した後に、確定予告の演出の操作有効期間が設定されるように演出を変更するように、確変予告の操作有効期間のタイミングを変更する制御を行なうようにしてもよい。
また、確定予告の演出と、その他の演出とで、操作有効期間が重複設定されたときに、たとえば、確定予告の演出における操作有効期間が経過した後に、その他の演出の操作有効期間が設定されるように演出を変更するために、図55のように確定予告の演出のタイミングは固定して他の演出のタイミングを変更するのではなく、たとえば、確定予告の演出のタイミングを所定時間前のタイミングにシフトし、かつ、他の演出のタイミングは逆に所定時間後のタイミングに変更する等、確変予告の操作有効期間のタイミングと、その他の操作有効期間のタイミングとの両方を変更する制御を行なうようにしてもよい。
このように、確定予告の演出と、その他の演出とで、操作有効期間が重複設定されたときに、これら演出の操作有効期間が重複しないように、確変予告の操作有効期間のタイミングと、その他の操作有効期間のタイミングとの少なくとも一方を変更する制御を行なうようにすればよい。
このような制御が行なわれることにより、スティックコントローラ31Aのような操作手段の操作を用いる演出として、確定予告とその他の演出とで、操作有効期間が重複するときに、少なくとも一方の演出の演出態様が変更されるので、操作有効期間を認識しやすようにすることできる。これにより、確定予告とその他の特定演出とが重複しても、操作手段の操作に関連する適切な演出を行なうことができる。なお、確定予告とその他の演出とで、操作有効期間が重複するときに、少なくとも一方の演出を変更する例としては、少なくとも一方の演出期間を変更するもの、少なくとも一方の操作有効期間を変更するもの、および、少なくとも一方の演出期間および操作有効期間を変更するもののいずれも含まれる。また、このような演出の変更例については、重複する演出のうちの両方を変更するもの、重複する演出のうちのどちらか一方を予め定められた優先順位にしたがい優先する態様で他方を変更するもの、重複する演出のうちのどちらか一方を遊技者が選択(たとえば、操作手段の操作による選択)して優先する態様で他方を変更するもの(たとえば、重複する演出のそれぞれに対応する操作手段が異なる場合に遊技者がいずれかの操作手段を操作することに応じて、重複する演出のうちのどちらか一方を変更するもの)、操作手段の操作態様(たとえば、傾動操作、押圧操作等の操作態様)に応じて重複する演出のうちのどちらか一方を変更するもの(たとえば、操作態様の複雑な方を変更する、または、操作態様の簡易な方を変更する)、および、操作有効期間が交互に有効となるもの(たとえば、所定時間(秒)ごとに一方の演出と他の演出とのそれぞれの操作有効期間が設定されるもの)のいずれも含まれる。
次に、前述した実施の形態により得られる主な効果を説明する。
(1) 図13〜図17に示すように飾り図柄等の変動表示が開始されてから表示結果が導出されるまでの複数のタイミングにおいて、変動開始時予告、全図柄変動中予告、図柄減速時予告、リーチ成立後予告、リーチ発展時予告の一部または全部といった、大当り遊技状態となる可能性(大当り信頼度)を予告する複数の予告演出を実行可能である。そして、図32(A)に示すS505〜S507の処理のいずれかにより予告パターンを決定するときには、複数のタイミングのうち第1タイミングにおいて大当り信頼度が第1基準値以上であることを予告する予告演出が実行される場合に、第1タイミングよりも遅い第2タイミングにおいて大当り信頼度が第2基準値未満であることを予告する予告演出が実行されないまたは実行されにくいように、複数の予告演出における演出態様が決定される。これにより、第1タイミングにおいて実行された予告演出により遊技者が一旦抱いた大当り遊技状態への期待感が損なわれてしまうことを抑制して、遊技の興趣を向上させることができる。
さらに、図32(A)のS510〜S516に示すように、確定予告を実行可能な条件が成立したときにおいて、表示結果が大当りとなるときには、操作に応じて確定予告の予告動作を実行する演出を行なうことが可能となり、表示結果がハズレとなるときには、操作がされても確定予告の予告動作を実行しない演出を行なうことが可能となる。これにより、遊技者は、操作に応じて確定予告の予告動作が実行されたときに、大当りとなることが確定していることを認識することができるので、遊技の興趣を向上させることができる。
また、図36のS465〜S474に示すように、確定予告として、操作がされたときに即時に確定予告を実行する即時確定予告と、操作がされたときに即時に確定予告の予告動作を実行せずに、遅延したタイミングで確定予告の予告動作を実行する遅延確定予告とが選択的に実行されるので、操作に応じて実行される確定予告の予告動作の演出の面白みが向上し、遊技の興趣をより一層向上させることができる。つまり、ハズレとなるときには確定予告の予告動作が実行されないが、操作がされたときに即時に確定予告の予告動作が実行されず、遅延したタイミングで確定予告の予告動作が実行されることにより、遊技者に敗者復活的な期待感を付与することができ、遊技の興趣をより一層向上させることができる。
(2) 第2実施形態で説明したように、確定予告の演出動作を遅延タイミングで実行するときには、確定予告の演出動作を操作対応タイミングで実行するときと比べて大当りとなる期待度が低い演出態様に決定する割合が高いので、確定予告予告が実行される以前における信頼度予告の演出において、信頼度度が低い演出態様となったときに、遊技者の期待感が一旦下がった後、結果的に遅延したタイミングで確定予告の演出動作が実行されて遊技者の大当りへの期待感が向上するので、期待感の振れ幅の大きさに基づいて、遊技の興趣を向上させることができる。
(3) 第3実施形態で説明したように、操作促進演出が行なわれていないが、スティックコントローラ31Aの操作が有効な操作と判定される期間T中において、スティックコントローラ31Aの操作が検出されたときに、即時確定予告を実行する決定がされているときでも、即時確定予告を行なわず、遅延確定予告実行可能期間において遅延確定予告を実行させる制御が行なわれるので、当該操作と、確定予告との間での制御の関連性の度合いが低くなるような印象を遊技者に与えることができる。したがって、前述したような、遊技者が演出について違和感を持つこと、および、装置の故障発生等と誤解することを防ぐことができる。
(4) 第4実施形態で説明したように、即時仮表示が行なわれると、スティックコントローラ31Aの操作タイミングと、当該操作に対応する操作対応タイミングで大当り遊技状態とならないことを特定可能な即時仮表示が行なわれることで、スティックコントローラ31Aの操作に応じた演出が実行されたことが示された後、確定予告の演出動作が行なわれずに表示結果がハズレとなるか、遅延タイミングで確定予告の演出動作が行なわれて表示結果が大当りとなるので、操作と、実行される演出との関連性について、遊技者に誤解を生じさせることなく演出効果を向上させることで、遊技の興趣を向上させることができる。
(5) 第5実施形態で説明したように、操作促進演出として、画像表示装置5において、操作有効期間メータ55のような操作有効期間の長さを特定可能な画像が表示されるので、操作有効期間を容易に認識可能にすることができる。これにより、確定予告における操作タイミングと演出との関係で誤解が生じやすくなったときでも、操作有効期間の長さを容易に認識できることで、確定予告における操作に関連する演出において誤解が生じにくいようにすることができる。
(6) 第5実施形態で説明したように、スティックコントローラ31Aのような操作手段の操作を用いる演出として、確定予告とその他の演出とで、操作有効期間が重複するときに、少なくとも一方の演出の演出態様が変更されるので、有効期間を認識しやすようにすることできる。これにより、確定予告とその他の特定演出とが重複しても、操作手段の操作に関連する適切な演出を行なうことができる。
次に、以上に説明した実施の形態の変形例や特徴点等を以下に列挙する。
(1) 演出制御基板12に搭載された演出制御用CPU120が、各種演出動作の決定および制御を行なうものとして説明した。しかしながら、この発明はこれに限定されず、たとえば演出動作を制御するために設けられた複数の制御基板にそれぞれ搭載された複数のCPU等により、各種演出動作の制御内容を分担して決定させるようにしてもよい。一例として、演出制御基板12と画像表示装置5との間に、表示制御基板を設ける。表示制御基板には、表示制御用CPUと、ROMと、RAMと、乱数回路と、I/Oとが搭載されていればよい。この場合、表示制御基板に搭載された表示制御用CPUが画像表示装置5における表示動作の制御内容を決定する処理等を実行するために、前述の実施の形態で演出制御基板12に搭載された表示制御部123は、表示制御基板に搭載されればよい。そして、表示制御用CPUは、たとえば演出制御基板12からの表示制御指令および演出制御基板12を介して主基板11から伝送された演出制御コマンド等に基づき、前述の実施の形態において演出制御用CPU120が実行した処理の一部を実行できればよい。なお、表示制御用CPUは、前述の実施の形態において演出制御用CPU120が実行した処理のうち、任意の一部を実行するものであればよい。また、音声制御基板13およびランプ制御基板14は、演出制御基板12からの制御指令を伝送する配線により、演出制御基板12と接続されていてもよい。この場合、演出制御基板12では、たとえば演出制御用CPU120により、演出動作を統括的に制御するための処理が実行されればよい。
(2) 音声制御基板13およびランプ制御基板14が備える機能を、演出制御基板12に搭載された音声制御回路およびランプ制御回路等に備えさせ、音声制御基板13およびランプ制御基板14となる独立の制御基板は設けられないようにしてもよい。この場合には、演出制御基板12と画像表示装置5との間に、前述したような表示制御基板を設け、演出制御パターン等に応じた表示制御コマンドが、演出制御基板12から表示制御基板に対して伝送されるようにしてもよい。図2に示す構成において、音声制御基板13に搭載されたマイクロコンピュータおよびランプ制御基板14に搭載されたマイクロコンピュータにより、前述の実施の形態において演出制御用CPU120が実行した処理のうち、任意の一部が実行されるようにしてもよい。このように、演出動作を制御するために複数の制御基板が設けられた場合に、各種の演出動作の制御内容を決定するための処理が、いずれの制御基板で実行されるかの組合せは、任意の組合せであればよい。
(3) パチンコ遊技機1の装置構成、データ構成、フローチャートで示した処理、画像表示装置5の画面上における演出画像の表示動作を含めた各種の演出動作等は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、任意に変更および修正が可能である。加えて、本発明の遊技機は、入賞球の検出に応答して所定数の賞球を払出す払出式遊技機に限定されるものではなく、遊技球を封入し入賞球の検出に応答して得点を付与する封入式遊技機にも適用することができる。
(4) 前述した実施の形態は、パチンコ遊技機1の動作をシミュレーションするゲーム機等の装置にも適用することができる。前述の実施の形態を実現するためのプログラムおよびデータは、パチンコ遊技機1およびスロットマシンに含まれるコンピュータ装置等に対して、着脱自在の記録媒体により配布・提供される形態に限定されるものではなく、予めコンピュータ装置等の有する記憶装置にプリインストールしておくことで配布される形態を採っても構わない。さらに、本発明を実現するためのプログラムおよびデータは、通信処理部を設けておくことにより、通信回線等を介して接続されたネットワーク上の、他の機器からダウンロードすることによって配布する形態を採っても構わない。
(5) ゲームの実行形態は、着脱自在の記録媒体を装着することにより実行するものだけではなく、通信回線等を介してダウンロードしたプログラムおよびデータを、内部メモリ等に一旦格納することにより実行可能とする形態、通信回線等を介して接続されたネットワーク上における、他の機器側のハードウェア資源を用いて直接実行する形態としてもよい。さらには、他のコンピュータ装置等とネットワークを介してデータの交換を行なうことによりゲームを実行するような形態とすることもできる。
(6) なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなく特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。