JP5361662B2 - 液体吐出ヘッドの使用方法および記録装置 - Google Patents
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Description
流路部材4の内部には液体流路の一部であるマニホールド5が形成されている。マニホールド5は流路部材4の長手方向に沿って延び細長い形状を有しており、流路部材4の上面にはマニホールド5の開口5bが形成されている。開口5bは、流路部材4の長手方向に平行な2本の直線(仮想線)のそれぞれに沿って5個ずつ、合計10個形成されている。開口5bは、4つの圧電アクチュエータユニット21が配置された領域を避ける位置に形成されている。マニホールド5には開口5bを通じて図示されていない液体タンクから液体が供給されるようになっている。
その後、Ag−Pd合金を含む導体ペーストを用いたスクリーン印刷法により、各グリーンシートの表面に、共通電極となる電極パターンを形成した。
2・・・液体吐出ヘッド
4・・・流路部材
5・・・マニホールド
5a・・・副マニホールド
5b・・・開口
6・・・個別供給流路
8・・・液体吐出孔
9・・・液体加圧室群
10・・・液体加圧室
11a、b、c、d・・・液体加圧室列
12・・・しぼり
15a、b、c、d・・・液体吐出孔列
21・・・圧電アクチュエータユニット
21a・・・圧電セラミック層(振動板)
21b・・・圧電セラミック層
22〜31・・・プレート
32・・・個別流路
34・・・共通電極
35・・・駆動電極
36・・・接続電極
50・・・変位素子
51・・・駆動部
52・・・非駆動部
P・・・分極方向
E・・・電界の正の方向
Claims (13)
- 複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ繋がった複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極が順に積層されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されているとともに、前記圧電体の前記共通電極と前記駆動電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されている液体吐出ヘッドの使用方法であって、前記液体吐出孔から液体を吐出する吐出動作を複数回繰り返す際の一の吐出動作と次の吐出動作との間に、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEc(V/m)とし、前記液体加圧室の体積が電圧を加えられていない状態の体積よりも小さくなる方向の電界をプラスとしたときに、前記共通電極と前記駆動電極との間に、前記共通電極と前記駆動電極との間の前記圧電体に生じる電界が−0.9Ec〜−0.4Ecとなる第1の電圧と、+0.4Ec以上となる電圧であって、絶対値が前記第1の電圧の絶対値以下の第2の電圧とを矩形波で交互に加えるバイポーラ信号を与えることを特徴とする液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記第1の電圧が−0.9Ec〜−0.7Ecであり、前記第2の電圧が+0.4Ec〜+0.5Ecであり、前記バイポーラ信号の周波数が10Hz〜100Hzであり、前記第1の電圧の印加時間が前記第2の電圧の印加時間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記第1の電圧が−0.9Ec〜−0.7Ecであり、前記第2の電圧が+0.4Ec〜0.5Ecであり、前記バイポーラ信号の周波数が1kHz〜5kHzであり、前記第1の電圧の印加時間が前記第2の電圧の印加時間よりも長いことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ繋がった複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極が順に積層されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されているとともに、前記圧電体の前記共通電極と前記駆動電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されている液体吐出ヘッドの使用方法であって、前記液体吐出孔から液体を吐出する吐出動作を複数回繰り返す際の一の吐出動作と次の吐出動作との間に、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEc(V/m)とし、前記液体加圧室の体積が電圧を加えられていない状態の体積よりも小さくなる方向の電界をプラスとしたときに、前記共通電極と前記駆動電極との間に、前記共通電極と前記駆動電極との間の前記圧電体に生じる電界が−0.9Ec〜−0.4Ecとなる第1の電圧と、+0.4Ec〜+0.9Ecとなる第2の電圧とを矩形波で交互に加えるバイポーラ信号を与えた後に、前記共通電極と前記駆動電極との間の圧電体に生じる電界が−0.8Ec〜−0.4Ecとなる電圧を加えて保持することを特徴とする液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記第1の電圧の絶対値が前記第2の電圧の絶対値以上であることを特徴とする請求項4記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記バイポーラ信号の周波数が10Hz〜5kHzであり、前記第1の電圧の印加時間が前記第2の電圧の印加時間よりも長いことを特徴とする請求項4または5のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ繋がった複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極が順に積層されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されているとともに、前記圧電体の前記共通電極と前記駆動電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されている液体吐出ヘッドの使用方法であって、前記液体吐出孔から液体を吐出する吐出動作を複数回繰り返す際の一の吐出動作と次の吐出動作との間に、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEc(V/m)とし、前記液体加圧室の体積が電圧を加えられていない状態の体積よりも小さくなる方向の電界をプラスとしたときに、前記共通電極と前記駆動電極との間に、前記共通電極と前記駆動電極との間の前記圧電体に生じる電界が−0.9Ec〜−0.4Ecとなる第1の電圧と、+0.4Ec〜+0.9Ecとなる第2の電圧とを矩形波で交互に加えるバイポーラ信号を与えた後に、前記共通電極と前記駆動電極との間の圧電体に生じる電界が−0.8Ec〜0の範囲内で、前記共通電極と前記駆動電極との間の圧電体に生じる電界の変化が+0.4Ec以上となる電圧を矩形波で交互に複数回加える加圧信号を与えることを特徴とする液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記第1の電圧の絶対値が前記第2の電圧の絶対値以上であることを特徴とする請求項7記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記バイポーラ信号の周波数が5Hz〜5kHzであり、前記第1の電圧の印加時間が前記第2の電圧の印加時間よりも長いことを特徴とする請求項7または8に記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 前記加圧信号の周波数が5Hz〜100Hzであり、前記第2信号の低い方の電圧の印加時間が高い方の電圧よりも長いことを特徴とする請求項7から9のいずれかに記載の液体吐出ヘッドの使用方法。
- 複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ繋がった複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極が順に積層されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されているとともに、前記圧電体の前記共通電極と前記駆動電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されている液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部とを備えている記録装置であって、前記制御部は、前記液体吐出孔から液体を吐出する吐出制御を複数回繰り返す際の一の吐出制御と次の吐出制御との間に、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEc(V/m)とし、前記液体加圧室の体積が電圧を加えられていない状態の体積よりも小さくなる方向の電界をプラスとしたときに、前記共通電極と前記駆動電極との間に、前記共通電極と前記駆動電極との間の前記圧電体に生じる電界が−0.9Ec〜−0.4Ecとなる第1の電圧と、+0.4Ec以上となる電圧であって、絶対値が前記第1の電圧の絶対値以下の第2の電圧とを矩形波で交互に加えるバイポーラ信号を与えることを特徴とする記録装置。
- 複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ繋がった複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極が順に積層されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されているとともに、前記圧電体の前記共通電極と前記駆動電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されている液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部とを備えている記録装置であって、前記制御部は、前記液体吐出孔から液体を吐出する吐出制御を複数回繰り返す際の一の吐出制御と次の吐出制御との間に、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEc(V/m)とし、前記液体加圧室の体積が電圧を加えられていない状態の体積よりも小さくなる方向の電界をプラスとしたときに、前記共通電極と前記駆動電極との間に、前記共通電極と前記駆動電極との間の前記圧電体に生じる電界が−0.9Ec〜−0.4Ecとなる第1の電圧と、+0.4Ec〜+0.9Ecとなる第2の電圧とを矩形波で交互に加えるバイポーラ信号を与えた後に、前記共通電極と前記駆動電極との間の圧電体に生じる電界が−0.8Ec〜−0.4Ecとなる電圧を加えて保持することを特徴とする記録装置。
- 複数の液体加圧室および該複数の液体加圧室にそれぞれ繋がった複数の液体吐出孔を有する平板状の流路部材上に、前記複数の液体加圧室を覆うように圧電アクチュエータを積層してなり、該圧電アクチュエータは、前記流路部材側から振動板、共通電極、圧電体および複数の駆動電極が順に積層されており、前記流路部材と前記圧電アクチュエータとの積層方向から見たとき、前記複数の駆動電極がそれぞれ前記複数の液体加圧室と重なるように配置されているとともに、前記圧電体の前記共通電極と前記駆動電極とで挟まれた部位が厚み方向に分極されている液体吐出ヘッドと、記録媒体を前記液体吐出ヘッドに対して搬送する搬送部と、前記液体吐出ヘッドの駆動を制御する制御部とを備えている記録装置であって、前記制御部は、前記液体吐出孔から液体を吐出する吐出制御を複数回繰り返す際の一の吐出制御と次の吐出制御との間に、前記圧電体に分域回転歪が生じる抗電界をEc(V/m)とし、前記液体加圧室の体積が電圧を加えられていない状態の体積よりも小さくなる方向の電界をプラスとしたときに、前記共通電極と前記駆動電極との間に、前記共通電極と前記駆動電極との間の前記圧電体に生じる電界が−0.9Ec〜−0.4Ecとなる第1の電圧と、+0.4Ec〜+0.9Ecとなる第2の電圧とを矩形波で交互に加えるバイポーラ信号を与えた後に、前記共通電極と前記駆動電極との間の圧電体に生じる電界が−0.8Ec〜0の範囲内で、前記共通電極と前記駆動電極との間の圧電体に生じる電界の変化が+0.4Ec以上となる電圧を矩形波で交互に複数回加える加圧信号を与えることを特徴とする記録装置。
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JP2009247301A JP5361662B2 (ja) | 2009-10-28 | 2009-10-28 | 液体吐出ヘッドの使用方法および記録装置 |
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