JP5360585B2 - ハイブリッド車両 - Google Patents
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Description
そして、ハイブリッド車両においては、エンジンとモータの配置や動力伝達機構の違いにより様々な方式が存在し、エンジンとエンジンに連なる2つのモータジェネレータと2つのモータジェネレータの間に配置した1つの遊星歯車機構とを備えたハイブリッド車両や、エンジンとエンジンに連なる2つのモータジェネレータと2つのモータジェネレータの間に配置した2つの遊星歯車機構とを備えたハイブリッド車両等が知られている。
このようなハイブリッド車両では、エンジン回転速度が所定値、つまり設定回転速度以上に達したら始動が完了したと判定し、クランキングを停止する、という方策が用いられている。
しかし、動力分割機構を用いたシリーズパラレル方式のハイブリッド車両の場合には、車両と駆動用のモータの挙動によっては、エンジン停止中においてもエンジン回転速度が高い状態になっている場合がある。
例えば、バッテリの充電状態(「SOC」とも記載する。)が高い状態において、回生ブレーキの代わりにエンジンブレーキを用いた場合などである。
そのため、このようなハイブリッド車両では、エンジンが自発的にトルクを出し始めて、エンジンをクランキングしている駆動用のモータの出力トルクが負になったら始動完了と判定する、という方策を併用することで、より判定の精度を向上させている(例えば、特開平11−153075号公報など。)。
ところが、ハイブリッド車両の減速時にエンジンを正回転させるトルクが発生してしまうと、たとえエンジンが自発的にトルクを出していたとしても、その大きさが十分でなければ、動力分割機構への自発トルク入力がなされないことがある。
この結果、従来の方策では、減速時にはエンジン始動が完了したという判定がなされず、駆動用のモータがエンジンのクランキングを続け、無駄な電力を消費する可能性があるという不都合がある。
図2において、1はハイブリッド車両(図示せず)の制御装置である。
このとき、ハイブリッド車両は、エンジン2とモータジェネレータとから発生する動力を、後述する動力伝達機構28を介して、駆動軸7に出力する。
つまり、前記ハイブリッド車両の制御装置1は、駆動系として、燃料の燃焼により駆動力を発生させるエンジン2の出力軸3と、電気により駆動力を発生するとともに駆動により電気エネルギを発生する第1モータジェネレータ(「MG1」とも記載する。)4及び第2モータジェネレータ(「MG2」とも記載する。)5と、ハイブリッド車両の駆動輪6に接続される駆動軸7と、出力軸3、第1モータジェネレータ4、第2モータジェネレータ5、駆動軸7にそれぞれ連結された動力伝達機構28の第1遊星歯車機構8及び第2遊星歯車機構9とを備えている。
また、前記エンジン2は、空気量調整手段と燃料供給手段と着火手段とにより燃料の燃焼状態を制御され、燃料の燃焼により駆動力を発生する。
前記第2モータジェネレータ5は、第2モータロータ軸13と第2モータロータ14と第2モータステータ15とを備えている。
また、前記第1モータジェネレータ4の第1モータステータ12は、第1インバータ16に接続されている。
更に、前記第2モータジェネレータ5の第2モータステータ15は、第2インバータ17に接続されている。
そして、前記第1モータジェネレータ4と前記第2モータジェネレータ5とは、それぞれ第1インバータ16と第2インバータ17との電源端子により蓄電装置であるバッテリ18から供給される電気量を制御され、供給される電気により駆動力を発生するとともに、前記駆動輪6からの回生時の駆動により電気エネルギを発生してバッテリ18を充電する。
前記第2遊星歯車機構9は、第2サンギア23と、この第2サンギア23に噛み合う第2プラネタリギア24を支持する第2プラネタリキャリア25と、第2プラネタリギア24に噛み合う第2リングギア26とを備えている。
そして、前記第1遊星歯車機構8と前記第2遊星歯車機構9とは、各回転要素の回転中心線を同一軸上に配置し、前記エンジン2と前記第1遊星歯車機構8との間に前記第1モータジェネレータ4を配置し、前記第2遊星歯車機構9のエンジン2から離れる側に前記第2モータジェネレータ5を配置している。
このとき、前記第1モータジェネレータ4は、主に前記バッテリ18の充電用に動作される。
また、前記第2モータジェネレータ5は、単独出力のみでハイブリッド車両を走行させることができる性能を備え、主にハイブリッド車両の走行用に動作される。
前記第1遊星歯車機構8の第1サンギア19には、前記第1モータジェネレータ4の第1モータロータ軸10を接続している。
また、前記第1遊星歯車機構8の第1プラネタリキャリア21と前記第2遊星歯車機構9の第2サンギア23とは、結合してエンジン2の出力軸3に接続している。
更に、前記第1遊星歯車機構8の第1リングギア22と前記第2遊星歯車機構9の第2プラネタリキャリア25とは、結合して出力ギア筒の出力部27に連結するとともにこの出力部27を歯車やチェーン等の動力伝達機構28を介して前記駆動軸7に接続している。
このとき、前記第2遊星歯車機構9の第2リングギア26には、前記第2モータジェネレータ5の第2モータロータ軸13を接続している。
これにより、ハイブリッド車両の駆動系においては、前記エンジン2と前記第1モータジェネレータ4と前記第2モータジェネレータ5と前記駆動軸7との間で、駆動力の授受を行う。
この駆動制御部29は、前記エンジン2の回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段30を備えている。
なお、前記エンジン2と前記第1、第2モータジェネレータ4、5とのトルクの組み合わせは、無数に存在するため、前記バッテリ18の充電状態や、ハイブリッド車両の走行状態によって、それぞれのトルク配分を決定し、エンジントルクが必要ない場合には、エンジン2を停止して燃費の向上を図る。
詳述すれば、前記ハイブリッド車両が減速を続けている間、つまりハイブリッド車両が減速状態にある場合に、図3の(a)に示す如く、前記エンジン2の始動を開始した時間を0(ゼロ)とし、前記エンジン回転速度検出手段30により検出されたエンジン回転速度Neが設定回転速度Bを上回った時間をT1とする一方、タイムアウトによるエンジン始動失敗の判定時間をT_failとする。
そして、タイムアウトによるエンジン始動失敗の判定時間T_fail以内に、減速状態にある前記ハイブリッド車両のエンジン回転速度検出手段30により検出されたエンジン回転速度Neが設定回転速度Bより大きい場合、つまり
Ne > B
の場合に、前記判定手段31によって前記エンジン2の始動過程が完了したと判定するものである。
なお、この判定手段31によるエンジン2の始動過程の完了の判定条件においては、前記ハイブリッド車両の減速状態に限ってはエンジン回転速度検出手段30により検出されたエンジン回転速度Neが設定回転速度Bに達することのみとし、エンジン2の自発トルク発生の条件は含めていない。
従って、ハイブリッド車両が減速状態にある場合において、前記エンジン2を始動する必要が生じた時に、始動完了の判定を正確に行うことが可能である。これにより、不必要なクランキングを抑制することができるので、余計な電力の消費を防ぐことが可能である。
Te > C
となる時間T2である。
つまり、実際には、時間T1の時点で前記エンジン2の始動過程が完了しているにもかかわらず、前記ハイブリッド車両の減速時には、前記エンジン2から前記第1遊星歯車機構8の第1プラネタリギア20及び前記第2遊星歯車機構9の第2プラネタリギア24への入力トルクTeが小さくなるため、所定値Cを上回る時間T2の時点まで前記エンジン2の始動過程が完了したと判定する制御が行われず、前記第2モータジェネレータ5によるクランキングが継続され、無駄に電力を消費することとなる。
また、夫々の時間の大小関係が、
T1 < T_fail < T2
に設定されている場合は、前記エンジン2の始動過程が完了しているにもかかわらず、始動失敗の判定がなされてしまう。
このように、前記ハイブリッド車両が減速状態にある場合には、前記判定手段31によって前記エンジン2の始動過程が完了したと判定する制御を行うことにより、エンジン2の始動過程が完了したか否かを効果的に判定することができるものである。
つまり、ハイブリッド車両の目標駆動パワーである要求駆動力dr_powerが設定値Aより小さい場合、つまり
dr_power < A
の場合に、前記ハイブリッド車両が減速状態であると判定するものである。
従って、特別な検出手段を追加することなくハイブリッド車両の減速状態を判定することが可能である。
このエンジン2の状態が始動過程にあるか否かの判断(102)がNOの場合には、この制御用プログラムによる今回の処理を終了させるための後述するリターン(110)に移行する。
また、エンジン2の状態が始動過程にあるか否かの判断(102)がYESの場合には、前記要求駆動力設定手段32により設定された要求駆動力dr_powerが設定値Aより小さいか否か、つまり
dr_power < A
の関係にあるか否かの判断(103)に移行する。
dr_power < A
の関係にあるか否かの判断(103)において、判断(103)がYESの場合には、前記ハイブリッド車両が減速状態であるため、前記エンジン回転速度検出手段30により検出されたエンジン回転速度Neが設定回転速度Bより大きいか否か、つまり
Ne > B
の関係にあるか否かの判断(104)に移行する。
また、判断(103)がNOの場合には、前記エンジン2から前記第1遊星歯車機構8の第1プラネタリギア20及び前記第2遊星歯車機構9の第2プラネタリギア24への入力トルクTeが所定値Cより大きいか否か、つまり
Te > C
の関係にあるか否かの判断(105)に移行する。
Ne > B
の関係にあるか否かの判断(104)において、この判断(104)がYESの場合には、前記エンジン2の始動完了判定の処理(106)に移行し、その後にリターン(110)に移行する。
また、判断(104)がNOの場合には、前記エンジン2の始動継続の処理(107)に移行する。
Te > C
の関係にあるか否かの判断(105)において、この判断(105)がYESの場合には、前記エンジン回転速度検出手段30により検出されたエンジン回転速度Neが設定回転速度Bより大きいか否か、つまり
Ne > B
の関係にあるか否かの判断(104)に移行する。
判断(105)がNOの場合には、前記エンジン2の始動継続の処理(107)に移行する。
t > T_fail
の関係にあるか否かの判断(108)に移行する。
この判断(108)がNOの場合には、前記要求駆動力設定手段32により設定された要求駆動力dr_powerが設定値Aより小さいか否か、つまり
dr_power < A
の関係にあるか否かの判断(103)に戻る。
また、判断(108)がYESの場合には、前記エンジン2の始動失敗判定の処理(109)に移行し、その後にリターン(110)に移行する。
2 エンジン
3 出力軸
4 第1モータジェネレータ(「MG1」とも記載する。)
5 第2モータジェネレータ(「MG2」とも記載する。)
6 駆動輪
7 駆動軸
8 第1遊星歯車機構
9 第2遊星歯車機構
16 第1インバータ
17 第2インバータ
18 バッテリ
19 第1サンギヤ
28 動力伝達機構
29 駆動制御部
30 エンジン回転速度検出手段
31 判定手段
32 要求駆動力設定手段
Claims (2)
- エンジンとモータジェネレータとから発生する動力を、動力伝達機構を介して、駆動軸に出力するハイブリッド車両において、前記エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段を備え、エンジンの状態が始動過程にあり、前記ハイブリッド車両が減速状態でない場合に、前記エンジンから前記動力伝達機構への入力トルクが所定値より大きく、かつ前記エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が設定回転速度より大きいと判定された場合には、前記始動過程が完了したと判定する一方、前記ハイブリッド車両が減速状態にあり、前記エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が設定回転速度より大きいと判定された場合には、前記始動過程が完了したと判定する判定手段を備えていることを特徴とするハイブリッド車両。
- 運転者の要求に応じて要求駆動力を設定する要求駆動力設定手段を備え、この要求駆動力設定手段により設定された要求駆動力が設定値より小さい場合に、前記ハイブリッド車両が減速状態であると判定することを特徴とする請求項1に記載のハイブリッド車両。
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JP2009264557A JP5360585B2 (ja) | 2009-11-20 | 2009-11-20 | ハイブリッド車両 |
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JP2009264557A JP5360585B2 (ja) | 2009-11-20 | 2009-11-20 | ハイブリッド車両 |
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JP2009264557A Active JP5360585B2 (ja) | 2009-11-20 | 2009-11-20 | ハイブリッド車両 |
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JP4131361B2 (ja) * | 1999-11-01 | 2008-08-13 | 株式会社デンソー | エンジン自動始動装置 |
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2009
- 2009-11-20 JP JP2009264557A patent/JP5360585B2/ja active Active
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