JP5359400B2 - 業務対象振分装置、その方法、及びプログラム - Google Patents

業務対象振分装置、その方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分ける業務対象振分装置に関する。
自治体等において、税金の未納者に対して電話にて督促を行っている。電話による未納者に対する督促を行うオペレータは、地域住民より募集したパートタイムの主婦層が多い地域がある。
税金の徴収のように特にお金に関する個人の情報については、非常に繊細に扱う必要があり、個人情報の漏洩をなくしつつ督促業務をスムーズに行う必要がある。
また、上記に関連して、ビジネスプロセスにおいて匿名性を保つ技術が開示されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2000−305875号公報
しかしながら、前記のようにパートタイムの主婦層がオペレータを行うような場合、特に地方都市における小さい自治体等では、督促業務を行うオペレータと督促される業務対象者が知り合いであることがある。声の個性や口調により、知り合いであることがわかった場合、督促業務に支障をきたす可能性がある。
また、オペレータ業務を行っていることや業務対象者であること等の噂話により個人情報が漏洩してしまうという問題もある。
ビジネスプロセスにおいて匿名性を保つために、処理した案件の履歴情報を匿名化しても、上記の問題を解決することはできない。ひいては、オペレータに適切な業務対象者を振り分けることはできない。
そこで、本発明は、オペレータと業務対象者との関係性に基づいて、オペレータに適切な業務対象者を振り分ける業務対象振分装置等を提供することを目的とする。
本願に開示する業務対象振分装置は、電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分ける業務対象振分装置において、前記オペレータに関するオペレータ情報を格納するオペレータ情報格納手段を備える。また、前記業務対象者に関する業務対象者情報を格納する業務対象者格納手段を備える。さらに、前記オペレータ情報格納手段が格納するオペレータ情報、及び前記業務対象者格納手段が格納する業務対象者情報に基づいて、前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定手段を備える。さらにまた、当該関係強度決定手段が決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分手段を備える。
このように、本願に開示する業務対象振分装置においては、関係性がないと思われる業務対象者をオペレータに振り分けることができ、業務の支障や個人情報の漏洩を防止することができるという効果を奏する。
第1の実施形態に係る税管理システムのシステム概要図である。 第1の実施形態に係る業務対象振分装置のハードウェア構成図である。 第1の実施形態に係る業務対象振分装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態に係る業務対象振分装置で用いるデータのデータ構成の一例を示す図である。 第1の実施形態に係る業務対象振分装置の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る業務対象振分装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態に係る業務対象振分装置の動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態を説明する。本発明は多くの異なる形態で実施可能である。従って、本実施形態の記載内容のみで本発明を解釈すべきではない。また、本実施形態の全体を通して同じ要素には同じ符号を付けている。
以下の実施の形態では、主に装置について説明するが、所謂当業者であれば明らかな通り、本発明は方法、及び、コンピュータを動作させるためのプログラムとしても実施できる。また、本発明はハードウェア、ソフトウェア、または、ハードウェア及びソフトウェアの実施形態で実施可能である。プログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD−ROM、光記憶装置、または、磁気記憶装置等の任意のコンピュータ可読媒体に記録できる。さらに、プログラムはネットワークを介した他のコンピュータに記録することができる。
(第1の実施形態)
本実施形態に係る業務対象振分装置について、図1ないし図5を用いて説明する。なお、本実施形態においては、自治体等の税金管理において税金滞納者に対する督促業務を振り分ける場合について説明する。
(1.構成)
図1は、本実施形態に係る税管理システムのシステム概要図である。税管理システム100は、税金の全般的な管理を行う税総合情報システム110と税金の電子収納の管理を行う電子収納システム120と税金の滞納者に関する情報を管理する滞納整理システム130とを備える。本実施形態に係る業務対象振分装置は、この滞納整理システム130に含まれる。
滞納整理システム130には、庁内のイントラネットを介して徴収担当者用の端末や窓口担当者用の端末やオペレータ141用のオペレータ端末140が接続されており、滞納整理システム130内の情報にアクセスすることができる。
本実施形態においては、滞納整理システム130の業務対象振分装置にて、各オペレータ141が担当する督促対象者を振り分ける。その際に、オペレータ141と督促対象者とが関係性を持たないように振り分けを行う。
図2は、本実施形態に係る業務対象振分装置のハードウェア構成図である。業務対象振分装置300は、CPU210、RAM220、ROM230、ハードディスク(HDとする)240、通信I/F250、及び入出力I/F260を備える。ROM230やHD240には、オペレーティングシステム(OSとする)や各種プログラム等が格納されており、必要に応じてRAM220に読み出され、CPU210により各プログラムが実行される。通信I/F250は、他の装置(ここでは、オペレータ端末140や徴収担当者用の端末等)と通信を行うためのインタフェースである。入出力I/F260は、キーボードやマウス等からの入力を受け付けたり、プリンタやディスプレイ等にデータを出力するためのインタフェースである。この入出力I/F260としてUSBやRS232C等が用いられる。また、必要に応じて、光磁気ディスク、フロッピーディスク(登録商標)、CD−R、DVD−R等のリムーバブルディスクに対応したドライブを接続することができる。
図3は、本実施形態に係る業務対象振分装置の機能ブロック図である。業務対象振分装置300は、督促対象抽出部310と関係強度決定部320と振分部330と滞納者基本情報340とオペレータ情報350とを備える。
督促対象抽出部310は、税総合情報システム110からの滞納者入金情報301、滞納者基本情報340、及び抽出条件に関する抽出条件ファイル302に基づいて、督促対象者を抽出し、抽出結果ファイル303を生成する処理を行う。
関係強度決定部320は、生成された抽出結果ファイル303と予め登録されているオペレータ141の個人情報が格納されたオペレータ情報350とに基づいて、督促対象者とオペレータ141との関係の強度を決定する。
ここで、上記各情報のデータ構成について説明する。図4は、本実施形態に係る業務対象振分装置で用いるデータのデータ構成の一例を示す図である。図4(a)は、滞納者の基本情報を示す滞納者基本情報340のデータ構成の一例である。滞納者基本情報340には、滞納者を一意に特定する利用者コード、姓、名、電話番号、自宅住所、住所コードの基本的な情報に加え、小学生児童の有無、子供の生年月日、子供が通学する学校の学校コード、滞納者の勤務先、及び勤務先コードが含まれる。
なお、これらの情報は、自治体であれば容易に取得できる情報であり、他のシステムと連携して取得してもよいし、他のシステムからの情報を管理者が入力して取得してもよい。
また、滞納者の滞納金額についての情報は、この滞納者基本情報に含まれてもよいし、別途滞納者ごとの滞納金額テーブルを用意してもよい。
図4(b)は、督促対象者の抽出条件を示す抽出条件ファイル302のデータ構成の一例である。抽出条件ファイル302には、抽出条件を一意に特定する抽出条件コード、指定地区(住所コード)、及び滞納金額が含まれる。例えば、抽出条件コード「A01」であれば、指定地区が「1234」で、滞納金額が「100,000以上200,000未満」の滞納者を抽出する。つまり、督促対象抽出部310は、図4(a)の滞納者基本情報340(滞納金の情報を含む)と滞納者入金情報301とに基づいて、図4(b)の抽出条件ファイル302で選択された抽出条件コードに合致する滞納者を督促対象者として抽出する。
図4(c)は、督促対象者の抽出結果を示す抽出結果ファイル303のデータ構成の一例である。抽出結果ファイル303には、抽出条件コード、利用者コード、姓、滞納金額、住所コード、滞納者本人の勤務先コード、及び子供の学校コードが含まれる。図4(c)においては、抽出条件として抽出条件コード「A01」が選択されたものとする。つまり、指定地区が「1234」で、滞納金額が「100,000以上200,000未満」の督促対象者が抽出されたものである。
図4(d)は、オペレータ141の基本情報を示すオペレータ情報350のデータ構成の一例である。オペレータ情報350には、オペレータ141を一意に特定するオペレータコード、姓、名、オペレータ本人の勤務先コード、オペレータの家族の勤務先コード、住所コード、及び学校コードが含まれる。本人の勤務先コードは、オペレータ業務を副業で行っている人の本業の勤務先コードが格納される。家族の勤務先コードは、家族が勤務している勤務先のコードが格納される。
なお、これらのオペレータ情報は、管理者により予め登録されているものである。
関係強度決定部320は、図4(c)の抽出結果ファイル303と図4(d)のオペレータ情報350に基づいて、オペレータ141と督促対象者の関係の強度を決定する。
図3に戻って、振分部330は、決定された督促対象者とオペレータ141との関係の強度に基づいて、各オペレータ141に業務の対象となる督促対象者を振り分ける。課題でも示したように、オペレータ141と督促対象者が知り合いである場合には、業務支障が出たり、個人情報が漏洩する可能性がある。そのため、振分部330は、オペレータ141に振り分ける督促対象者との関係性がない、又は関係が非常に弱くなるように振り分けを行う。
(2.動作)
図5は、本実施形態に係る業務対象振分装置の動作を示すフローチャートである。まず、督促の対象となる税金滞納者を抽出するための抽出条件を設定する(ステップS501)。抽出条件の設定は、前記図4(b)に示す抽出条件ファイル302に基づいて行われる。設定した条件に基づいて、督促対象抽出部310が、督促対象者を抽出して抽出結果ファイル303を生成する(ステップS502)。関係強度決定部320が、抽出結果ファイル303とオペレータ情報350とのマッチングを行う(ステップS503)。マッチングの結果に応じて、オペレータ141と督促対象者との関係の強度が決定される。
マッチングは、住所(住所コード)、苗字(姓)、子供の学校(学校コード、子供の生年月日)、勤務先(本人の勤務先コード、家族の勤務先コード)について行われる。まず、住所間の距離が所定の規定値未満であるかどうかを判定し(ステップS504)、所定の規定値未満(例えば、半径500m以内)である場合には、関係の強度を「強」に決定する(ステップS510)。
つまり、オペレータ141と督促対象者の家が近所であるため、知り合いの可能性が高いと判断して関係の強度を「強」に決定する。具体的には、図4(d)におけるオペレータコードが「OP01」の住所コード「1234−02」と図4(c)における利用者コードが「00000002」の住所コード「1234−02」が同一であるため、同区内に住んでいることがわかる。同区内に住んでいる場合、地域によっては知り合いや顔見知りである可能性が高い場合もある。従って、オペレータコードが「OP01」のオペレータと利用者コードが「00000002」の滞納者は関係が「強」に決定される。
住所間の距離が所定の規定値以上である場合は、苗字が一致するかどうかを判定する(ステップS505)。苗字が一致している場合には、関係の強度を「強」に決定する(ステップS510)。
つまり、オペレータ141と督促対象者が近親者である可能性があると判断して関係の強度を「強」に決定する。具体的には、図4(d)におけるオペレータコードが「OP01」の姓「123」と図4(c)における利用者コードが「00000006」の姓「123」が同一であるため、近親者である可能性がある。従って、オペレータコードが「OP01」のオペレータと利用者コードが「00000006」の滞納者は関係が「強」に決定される。
なお、苗字のマッチングについては、特に珍しい希少苗字や地方特有の苗字に限定してマッチングを行ってもよい。また、地域の人口に応じてマッチングを実施するか否かを決定してもよい。例えば、人口が少ない地域では、同じ苗字の人がそれほど多くはないが、人口が多い地域では、同じ苗字の人が多数存在する場合があり、そのような場合には苗字のマッチングを実施しないようにしてもよい。
苗字が一致しない場合は、子供の学校が一致しているかどうかを判定する(ステップS506)。子供の学校が一致している場合には、関係の強度を「強」に決定する(ステップS510)。
つまり、オペレータ141と督促対象者が子供の学校のPTA等で知り合いの可能性があると判断して関係の強度を「強」に決定する。具体的には、図4(d)におけるオペレータコードが「OP06」の学校コード「1235」と図4(c)における利用者コードが「00000005」の学校コード「1235」が同一であるため、PTA等を介して知り合いの可能性がある。従って、オペレータコードが「OP06」のオペレータと利用者コードが「00000005」の滞納者は関係が「強」に決定される。
なお、学校コードのマッチングについては、子供の生年月日を併せてマッチングしてもよい。例えば、同級生であればより知り合いである可能性が高く、逆に子供の年齢がかなり離れている場合には、PTAを介して知り合いである可能性は低くなる。また、特に小学校にけるPTA等では、知り合いになる可能性が高いため、子供の生年月日に基づいて学校を小学校に限定してもよい。
子供の学校が一致しない場合は、本人の勤務先が一致するかどうかを判定する(ステップS507)。本人の勤務先が一致している場合には、関係の強度を「強」に決定する(ステップS510)。
つまり、副業でオペレータ業務を行っているオペレータ141と督促対象者が本業において同じ勤務先に勤務している可能性が高いと判断して関係を「強」に決定する。具体的には、図4(d)におけるオペレータコードが「OP02」の本人勤務先コード「4324−00」と図4(c)における利用者コードが「00000004」の本人勤務先コード「4324−00」が同一であるため、同じ勤務先に勤めていることがわかる。従って、オペレータコードが「OP02」のオペレータと利用者コードが「00000004」の滞納者は関係が「強」に決定される。
本人の勤務先が一致しない場合は、家族の勤務先が一致するかどうかを判定する(ステップS508)。家族の勤務先が一致している場合には、関係の強度を「強」に決定する(ステップS510)。
つまり、オペレータ141の家族(例えば夫)と督促対象者が同じ勤務先に勤務している可能性が高いと判断して関係を「強」に決定する。具体的には、図4(d)におけるオペレータコードが「OP03」の家族勤務先コード「4325−00」と図4(c)における利用者コードが「00000005」の本人勤務先コード「4325−00」が同一であるため、同じ勤務先に勤めていることがわかる。従って、オペレータコードが「OP03」のオペレータと利用者コードが「00000005」の滞納者は関係が「強」に決定される。
家族の勤務先が一致しない場合は、関係性がないか、又は関係の強度が弱いとして関係の強度を「弱」に決定する(ステップS509)。関係の強度が決定されると、振分部330が、関係の強度が「弱」の組み合わせになるように、オペレータ141に督促対象者を振り分けて(ステップS511)、処理を終了する。
なお、ここでは、関係の強度を「強」と「弱」の2段階で決定しているが、強度をn段階に区分し、マッチングの条件に応じて重み付けを行ってもよい。例えば、ステップS504からステップS508の5つの条件について、条件を満たした個数に応じて重み付けを行ってもよい。
また、条件ごとに重み付けを行い、強度を決定してもよい。例えば、勤務先が一致した場合は、関係の強度がかなり強いと判断し、姓が一致しただけでは関係の強度はそれほど強くないと判断して重み付けを行う。
このように、本実施形態にかかる業務対象振分装置によれば、関係性がない業務対象者をオペレータに振り分けることができ、業務の支障や個人情報の漏洩を防止することができる。
また、住所の距離に基づいて関係の強度を決定するため、家が近所であり知り合いや顔見知りである可能性がある人物関係を抽出することができる。
さらに、苗字や家族に関する情報に基づいて、関係性を有する可能性がある人物関係を抽出することができる。
さらにまた、オペレータと業務対象者の関係において、関係がない又は弱いと思われる業務対象者を振り分けることで、オペレータ業務の支障を排除して業務スムーズに行うことができる。
さらにまた、関係がない又は弱い業務対象者を振り分けることで、個人情報の漏洩を防止することができるという効果を奏する。
(第2の実施形態)
本実施形態に係る業務対象振分装置について、図6及び図7を用いて説明する。本実施形態に係る業務対象振分装置は、前記第1の実施形態で説明した業務対象振分装置の機能を拡張したものであり、過去にオペレータに振り分けられた履歴情報に基づいて、関係の強度を調整する機能を有するものである。
なお、本実施形態において、前記第1の実施形態と重複する説明については省略する。
(1.構成)
図6は、本実施形態に係る業務対象振分装置の機能ブロック図である。前記第1の実施形態と異なるのは、関係強度調整部360と履歴情報370とを備えることである。
履歴情報370は、過去にオペレータ141に振り分けられた督促対象者の情報が格納されており、関係強度調整部360は、履歴情報370に格納された履歴情報に基づいて、オペレータ141と督促対象者との関係の強度を調整する。具体的には、過去にオペレータ141に振り分けられた督促対象者は、過去の時点において関係がないか又は弱いはずであり、現時点においてもその関係が維持されている可能性が高い。また、一度振り分けられているにも関わらず、個人情報が漏洩していない場合は、再び振り分けても問題ない可能性が高い。従って、関係の強度が弱くなるように調整する。
(2.動作)
図7は、本実施形態に係る業務対象振分装置の動作を示すフローチャートである。ステップS701からステップS710までの処理は、図5におけるステップS501からステップS510までの処理と同じであるため、説明は省略する。
ステップS709又はステップS710で関係の強度が決定されると、関係強度調整部360が、履歴情報370の履歴情報に基づいて関係の強度を調整する(ステップS711)。具体的には、上述したように、過去に同じオペレータ141に振り分けられた督促対象者との関係の強度を弱くするように調整する。関係の強度が既に「弱」に決定されている場合は、特に調整は行わない。調整された関係の強度に基づいて、振分部330が督促対象者を振り分けて(ステップS712)、処理を終了する。
なお、関係の強度を「強」と「弱」の2段階で決定している場合は、「強」の関係を「弱」に変更して調整するが、n段階で決定している場合は、履歴情報において過去に同じオペレータに振り分けられた回数に応じて、段階的に調整を行ってもよい。例えば、関係の強度を1〜5の5段階で決定しており、関係の強度が「4」に決定されているとする。また、履歴情報において、過去に2回同じオペレータに振り分けられているとする。その場合、その同じオペレータとの関係の強度は「4」から2回を引いて「2」に調整してもよい。
このように、本実施形態に係る業務対象振分装置によれば、過去に振り分けられた業務対象者が再び同じオペレータに振り分けられるため、オペレータが接する業務対象者を最小限に抑え、個人情報の漏洩を最大限に防止することができる
なお、上記各実施形態においては、自治体等の税金管理において税金滞納者に対する督促業務を振り分ける場合について説明したが、支払い請求が遅れてなされる電話、電気、ガス、水道等の料金支払い、通信販売における支払い、貸金業における返済等にも応用することができる。
以上の前記各実施形態により本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は実施形態に記載の範囲には限定されず、これら各実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。そして、かような変更又は改良を加えた実施の形態も本発明の技術的範囲に含まれる。このことは、特許請求の範囲及び課題を解決する手段からも明らかなことである。
前記各実施形態に関して次の付記を示す。
(付記1)電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分ける業務対象振分装置において、前記オペレータに関するオペレータ情報を格納するオペレータ情報格納手段と、前記業務対象者に関する業務対象者情報を格納する業務対象者格納手段と、前記オペレータ情報格納手段が格納するオペレータ情報、及び前記業務対象者格納手段が格納する業務対象者情報に基づいて、前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定手段と、当該関係強度決定手段が決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分手段とを備える業務対象振分装置。
(付記2)付記1に記載の業務対象振分装置において、前記オペレータ情報に前記オペレータの住所情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の住所情報を含み、前記関係強度決定手段が、前記オペレータの住所と前記業務対象者の住所との距離に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分装置。
(付記3)付記1又は2に記載の業務対象振分装置において、前記オペレータ情報に前記オペレータの家族に関する情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の家族に関する情報を含み、前記関係強度決定手段が、前記オペレータの家族に関する情報と前記業務対象者の家族に関する情報との共通性に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分装置。
(付記4)付記2又は3に記載の業務対象振分装置において、前記業務対象者振分手段が、前記強度決定手段にて決定された強度に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者との関係性がないか、又は弱くなるように、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象振分装置。
(付記5)付記1ないし4のいずれかに記載の業務対象振分装置において、過去に前記オペレータに振り分けられた前記業務対象者の履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づいて、過去に同一の組み合わせで前記オペレータと前記業務対象者の振り分けがされている場合に、前記同一の組み合わせのオペレータと前記業務対象者との関係の強度が弱くなるように調整する強度調整手段とを備える業務対象振分装置。
(付記6)コンピュータが、電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分ける業務対象振分方法において、前記オペレータに関するオペレータ情報を格納し、前記業務対象者に関する業務対象者情報を格納し、前記オペレータ情報、及び前記業務対象者情報に基づいて、前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定ステップと、当該関係強度決定ステップが決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分ステップとを含む業務対象振分方法。
(付記7)付記6に記載の業務対象振分方法において、前記オペレータ情報に前記オペレータの住所情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の住所情報を含み、前記関係強度決定ステップが、前記オペレータの住所と前記業務対象者の住所との距離に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分方法。
(付記8)付記6又は7に記載の業務対象振分方法において、前記オペレータ情報に前記オペレータの家族に関する情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の家族に関する情報を含み、前記関係強度決定ステップが、前記オペレータの家族に関する情報と前記業務対象者の家族に関する情報との共通性に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分方法。
(付記9)付記7又は8に記載の業務対象振分方法において、前記業務対象者振分ステップが、前記強度決定ステップにて決定された強度に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者との関係性がないか、又は弱くなるように、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象振分方法。
(付記10)付記6ないし9のいずれかに記載の業務対象振分方法において、過去に前記オペレータに振り分けられた前記業務対象者の履歴情報を格納し、当該格納された履歴情報に基づいて、過去に同一の組み合わせで前記オペレータと前記業務対象者の振り分けがされている場合に、前記同一の組み合わせのオペレータと前記業務対象者との関係の強度が弱くなるように調整する強度調整ステップを含む業務対象振分方法。
(付記11)電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分けるようにコンピュータを機能させる業務対象振分プログラムにおいて、前記オペレータに関するオペレータ情報を格納するオペレータ情報格納手段、前記業務対象者に関する業務対象者情報を格納する業務対象者格納手段、前記オペレータ情報格納手段が格納するオペレータ情報、及び前記業務対象者格納手段が格納する業務対象者情報に基づいて、前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定手段、当該関係強度決定手段が決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分手段としてコンピュータを機能させる業務対象振分プログラム。
(付記12)付記11に記載の業務対象振分プログラムにおいて、前記オペレータ情報に前記オペレータの住所情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の住所情報を含み、前記関係強度決定手段が、前記オペレータの住所と前記業務対象者の住所との距離に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分プログラム。
(付記13)付記11又は12に記載の業務対象振分プログラムにおいて、前記オペレータ情報に前記オペレータの家族に関する情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の家族に関する情報を含み、前記関係強度決定手段が、前記オペレータの家族に関する情報と前記業務対象者の家族に関する情報との共通性に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分プログラム。
(付記14)付記12又は13に記載の業務対象振分プログラムにおいて、前記業務対象者振分手段が、前記強度決定手段にて決定された強度に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者との関係性がないか、又は弱くなるように、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象振分プログラム。
(付記15)付記11ないし14のいずれかに記載の業務対象振分プログラムにおいて、過去に前記オペレータに振り分けられた前記業務対象者の履歴情報を格納する履歴情報格納手段、前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づいて、過去に同一の組み合わせで前記オペレータと前記業務対象者の振り分けがされている場合に、前記同一の組み合わせのオペレータと前記業務対象者との関係の強度が弱くなるように調整する強度調整手段としてコンピュータを機能させる業務対象振分プログラム。
100 税管理システム
110 税総合情報システム
120 電子収納システム
130 滞納整理システム
140 オペレータ端末
141 オペレータ
210 CPU
220 RAM
230 ROM
240 HD
250 通信I/F
260 入出力I/F
300 業務対象振分装置
301 滞納者入金情報
302 抽出条件ファイル
303 抽出結果ファイル
310 督促対象者抽出部
320 関係強度決定部
330 振分部
340 滞納者基本情報
350 オペレータ情報
360 関係強度調整部
370 履歴情報

Claims (6)

  1. 電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分ける業務対象振分装置において、
    前記オペレータ及び当該オペレータの家族に関するオペレータ情報を格納するオペレータ情報格納手段と、
    前記業務対象者及び当該業務対象者の家族に関する業務対象者情報を格納する業務対象者格納手段と、
    前記オペレータ情報格納手段が格納するオペレータ情報、及び前記業務対象者格納手段が格納する業務対象者情報の所定の項目についてマッチングし、項目の共通性に応じて前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定手段と、
    当該関係強度決定手段が決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分手段とを備える業務対象振分装置。
  2. 請求項1に記載の業務対象振分装置において、
    前記オペレータ情報に前記オペレータの住所情報を含み、前記業務対象者情報に前記業務対象者の住所情報を含み、
    前記関係強度決定手段が、前記オペレータの住所と前記業務対象者の住所との距離に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者の関係の強度を決定する業務対象振分装置。
  3. 請求項1又は2に記載の業務対象振分装置において、
    前記業務対象者振分手段が、前記強度決定手段にて決定された強度に基づいて、前記オペレータと前記業務対象者との関係強度が所定の値以下である場合に、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象振分装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の業務対象振分装置において、
    過去に前記オペレータに振り分けられた前記業務対象者の履歴情報を格納する履歴情報格納手段と、
    前記履歴情報格納手段に格納された履歴情報に基づいて、過去に同一の組み合わせで前記オペレータと前記業務対象者の振り分けがされている場合に、前記同一の組み合わせのオペレータと前記業務対象者との関係の強度が弱くなるように調整する強度調整手段とを備える業務対象振分装置。
  5. コンピュータが、電話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分ける業務対象振分方法において、
    前記オペレータ及び当該オペレータの家族に関するオペレータ情報を格納し、前記業務対象者及び当該業務対象者の家族に関する業務対象者情報を格納し、前記オペレータ情報、及び前記業務対象者情報の所定の項目についてマッチングし、項目の共通性に応じて前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定ステップと、
    当該関係強度決定ステップが決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分ステップとを含む業務対象振分方法。
  6. 話業務を担当するオペレータに業務対象者を振り分けるようにコンピュータを機能させる業務対象振分プログラムにおいて、
    前記オペレータ及び当該オペレータの家族に関するオペレータ情報を格納するオペレータ情報格納手段、
    前記業務対象者及び当該業務対象者の家族に関する業務対象者情報を格納する業務対象者格納手段、
    前記オペレータ情報格納手段が格納するオペレータ情報、及び前記業務対象者格納手段が格納する業務対象者情報の所定の項目についてマッチングし、項目の共通性に応じて前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度を決定する関係強度決定手段、
    当該関係強度決定手段が決定した前記オペレータ、及び業務対象者の関係の強度に基づいて、前記オペレータに前記業務対象者を振り分ける業務対象者振分手段としてコンピュータを機能させる業務対象振分プログラム。
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