JP6699290B2 - 会議日程調整システム、会議日程調整装置、会議日程調整方法、およびプログラム - Google Patents

会議日程調整システム、会議日程調整装置、会議日程調整方法、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、会議の日程調整を行う会議日程調整システム、会議日程調整装置、会議日程調整方法およびこれらを実現するためのプログラムに関する。
従来、会議に参加するメンバ(以下、会議メンバとも記す。)の候補者は、議題に関連する人のスケジュールの空き状況を踏まえて、議題に関連する人の中から選出する必要があった。このため、会議の参加メンバの候補者を選出する作業は、非常に煩わしい作業であった。
また、従来、会議の日程調整を行う際には、会議メンバの候補者の間で、メールおよび電話等の伝達手段を用いて、候補となる開催日時について情報交換を行っていた。そして、候補者は、お互いのスケジュールの空き時間を確認した上で、さらに開催場所となる会議室の空きを確認して、会議室を確保する必要があった。このような作業は、会議メンバの候補者数の増加に従って増加し、日程調整時の作業負担も大きくなる。
そこで、従来、会議の日程調整を支援するための種々の装置が提案されている。
例えば、特許文献1に記載された会議日程調整装置では、会議主催者によって、会議の参加者が指定される。このとき、会議主催者は、会議に必ず出席してほしい参加者(絶対参加者)と、できれば出席してほしい参加者(希望参加者)とを指定することができる。また、この会議日程調整装置では、空き時間調査手段によって、会議参加者の空き時間が調査され、絶対空き時間算出手段によって、複数の参加者に共通する空き時間が算出される。さらに、会議日程調整手段によって、絶対参加者全員が出席可能な会議日程候補が算出される。
特許文献1の会議日程調整装置では、参加者全員に共通する空き時間がない場合には、絶対参加者の空き時間に基づいて会議日程が調整され、希望参加者の一部または全員が出席できない日程を会議主催者に提示することができる。
また、特許文献2に記載された会議日程調整装置では、会議主催者によって、会議分類、出席依頼メンバ、メンバ毎の出席必要度、実施対象期間および所要時間が入力される。そして、入力された情報に基づいて、候補空き時間帯検索手段によって空き時間帯検索処理が行われる。空き時間帯検索処理では、メンバの空き時間の候補が複数挙げられる。また、空き時間の候補ごとに、出席可能人数および出席可能メンバの必要度が提示される。会議主催者は、上記の処理によって求められた複数の空き時間帯の候補の中から、適当と思われる任意の空き時間帯を選択することができる。
特開平10−207944号公報 特開2007−65827号公報
特許文献1および2に記載された会議日程調整装置を用いることによって、会議メンバの候補者間の日程調整は容易になると考えられる。しかしながら、特許文献1および2の会議日程調整装置を用いて日程調整する場合、議題に適したメンバによって会議を開催するためには、日程調整を行う人(例えば、会議主催者)は、議題を考慮して、会議毎に会議メンバの候補者の出席必要度等を予め設定する必要がある。このため、日程調整を行う人の作業負担が大きい。
本発明の目的は、会議の日程調整を行う人の作業負担を軽減できる、会議日程調整システム、会議日程調整装置、会議日程調整方法、およびプログラムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における会議日程調整システムは、
会議の日程調整を行うための会議日程調整システムであって、
複数のユーザが受信した複数の電子メールを管理するメール管理装置と、
前記複数のユーザそれぞれの電子メールのメールアドレスを含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と、
前記複数のユーザのスケジュール情報を管理するスケジュール管理装置と、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報および会議時間に関する情報に基づいて、前記複数のユーザの中から会議のメンバ候補を選出するとともに、会議の開催候補日時を決定する会議日程調整装置と、
を備え、
前記会議日程調整装置は、
前記任意のユーザによって入力された前記議題に関する情報に基づいて、前記メール管理装置が管理する前記複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索し、さらに、検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成部と、
前記ユーザ情報管理装置が管理するユーザ情報および前記アドレスリスト生成部によって生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成し、さらに、そのメンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記スケジュール管理装置によって管理されている前記スケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整部と、
を有する。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における会議日程調整装置は、
会議の日程調整を行うための会議日程調整装置であって、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索し、さらに、検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成部と、
前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成部によって生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成し、さらに、そのメンバ候補リスト、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整部と、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における会議日程調整方法は、
会議の日程調整を行うための方法であって、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索する、検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成ステップと、
前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成ステップにおいて生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成する、メンバ候補リスト生成ステップと、
メンバ候補リスト生成ステップにおいて生成された前記メンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整ステップと、
を備える。
上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、
コンピュータによって、会議の日程調整を行うためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索する、検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成ステップと、
前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成ステップにおいて生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成する、メンバ候補リスト生成ステップと、
メンバ候補リスト生成ステップにおいて生成された前記メンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整ステップと、
を実行させる。
以上のように本発明の構成によれば、会議の日程調整を行う人の作業負担を軽減できる。
図1は、本発明の一実施形態に係る会議日程調整システムの概略構成を示す図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る会議日程調整システムの構成を具体的に示すブロック図である。 図3は、ユーザ情報DBに記憶されるユーザ情報の一例を示す図である。 図4は、スケジュールDBに記憶される会議室情報の一例を示す図である。 図5は、端末の表示装置に表示されるメイン画面の一例である。 図6は、日程優先モードにおける詳細設定画面の一例を示す図である。 図7は、人数優先モードにおける詳細設定画面の一例を示す図である。 図8は、メンバ優先モードにおける詳細設定画面の一例を示す図である。 図9は、アドレスリスト生成部によって取得される送信元アドレスリストの一例を示す図である。 図10は、アドレスリスト生成部によって生成される送信数別アドレスリストの一例を示す図である。 図11は、日程調整部22によって生成されるメンバ候補リストの一例を示す図である。 図12は、会議日程調整システムの動作を示すフロー図である。 図13は、日程優先処理における会議日程調整システムの動作を示すフロー図である。 図14は、人数優先処理における会議日程調整システムの動作を示すフロー図である。 図15は、メンバ優先処理における会議日程調整システムの動作を示すフロー図である。 図16は、会議日程調整システムを実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態における、会議日程調整システム、会議日程調整装置、会議日程調整方法、およびプログラムについて図1〜図16を参照しながら説明する。
[システム構成]
最初に、図1を用いて、会議日程調整システムの構成について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る会議日程調整システムの概略構成を示す図である。
図1を参照して、本実施形態に係る会議日程調整システム(以下、単に「調整システム」とも記す。)10は、メール管理装置11と、ユーザ情報管理装置12と、スケジュール管理装置13と、会議日程調整装置14とを備える。調整システム10には、任意のユーザによって、クライアント端末100(以下、端末100と記す。)から、議題に関する情報、および会議時間に関する情報が入力される。以下に説明するように、調整システム10は、ユーザによって入力されたこれらの情報に基づいて、複数のユーザの中から会議のメンバ候補を選出するとともに、会議の開催候補日時を決定することによって、会議の日程調整を行うシステムである。なお、端末100としては、パーソナルコンピュータの他に、タブレット型端末およびスマートフォン等の携帯型の端末装置を用いることもできる。
メール管理装置11は、複数のユーザが受信した複数の電子メールを管理する。本実施形態では、後述するように、メール管理装置11には、会議日程調整装置14から、議題に関する情報が送信される。メール管理装置11は、会議日程調整装置14から送信されてきた上記議題に関する情報に基づいて、複数の電子メールの中から、議題に関連するメール(以下、関連メールと記す。)を検索する。また、メール管理装置11は、検索結果を会議日程調整装置14に送信する。メール管理装置11から会議日程調整装置14に送信される検索結果には、複数の関連メールの送信元のメールアドレスが含まれる。
ユーザ情報管理装置12は、複数のユーザの情報(以下、ユーザ情報と記す。)を管理する。ユーザ情報管理装置12は、会議日程調整装置14の要求に応じて、会議日程調整装置14へユーザ情報を送信する。ユーザ情報には、複数のユーザそれぞれの電子メールのメールアドレスが含まれる。
スケジュール管理装置13は、複数のユーザのスケジュール情報を管理する。スケジュール管理装置13は、会議日程調整装置14の要求に応じて、会議日程調整装置14へスケジュール情報を送信する。本実施形態では、スケジュール管理装置13は、後述する会議のメンバ候補となるユーザのスケジュール情報を会議日程調整装置14へ送信する。
会議日程調整装置14は、アドレスリスト生成部21と、日程調整部22とを有する。本実施形態では、任意のユーザによって端末100から入力された議題に関する情報は、アドレスリスト生成部21に与えられる。また、任意のユーザによって端末100から入力された会議時間に関する情報は、日程調整部22に与えられる。
アドレスリスト生成部21は、メール管理装置11を利用して、複数のユーザが受信したメールの中から関連メールを検索し、関連メールの送信元のメールアドレスのリストを生成する。本実施形態では、上述したように、アドレスリスト生成部21は、任意のユーザによって入力された議題に関する情報をメール管理装置11に送信して、メール管理装置11に関連メールを検索させる。そして、メール管理装置11から送信されてきた検索結果から、複数の関連メールの送信元のメールアドレスのリストを生成する。アドレスリスト生成部21は、生成したアドレスリストを、日程調整部22へ送信する。
日程調整部22は、アドレスリスト生成部21からアドレスリストが送信されてくると、ユーザ情報管理装置12に対してユーザ情報の送信要求を行い、ユーザ情報管理装置12からユーザ情報を取得する。日程調整部22は、アドレスリストの複数のメールアドレスと、ユーザ情報に含まれる各ユーザのメールアドレスとに基づいて、関連メールを送信した複数のユーザを特定する。また、日程調整部22は、特定した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出し、メンバ候補リストを生成する。
また、日程調整部22は、メンバ候補リストを生成すると、スケジュール管理装置13に対して、各メンバ候補のスケジュール情報の送信要求を行い、スケジュール管理装置13から各メンバ候補のスケジュール情報を取得する。日程調整部22は、取得した各メンバ候補のスケジュール情報および任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する。
上述のように、本実施形態では、複数のユーザのうち、関連メール(議題に関連するメール)の送信者が会議のメンバ候補として選出される。これにより、議題への関連度の高いメンバを、自動的にメンバ候補として選出することができる。そして、選出されたメンバ候補のスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時が決定されるとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補が抽出される。したがって、本実施形態では、会議のメンバ候補を選出する際に、会議の日程調整を行う人が、議題を考慮して、各ユーザの関連度および出席必要度等を設定する必要がない。これにより、日程調整を行う人の負担を軽減することができる。
次に、会議日程調整システムの具体的な構成について説明する。図2は、本発明の一実施形態に係る会議日程調整システムの構成を具体的に示すブロック図である。
図2を参照して、本実施形態では、会議日程調整システム10は、上述のメール管理装置11、ユーザ情報管理装置12、スケジュール管理装置13、および会議日程調整装置14に加えて、さらに、メールデータベース15(以下、メールDB15と記す。)、ユーザ情報データベース16(以下、ユーザ情報DB16と記す。)、スケジュールデータベース17(以下、スケジュールDB17と記す。)、および表示処理装置18を備える。本実施形態では、メール管理装置11、ユーザ情報管理装置12、およびスケジュール管理装置13はそれぞれ、例えば、有線または無線のネットワークによって会議日程調整装置14に接続されている。同様に、表示処理装置18は、例えば、有線または無線のネットワークによって会議日程調整装置14および端末100に接続されている。本実施形態では、ユーザは、端末100を用いて、議題に関する情報および会議時間に関する情報に加えて、会議の参加人数に関する情報を会議日程調整装置14に入力することができる。
メールDB15には、複数のユーザが受信した過去の電子メールが蓄積されている。ユーザ情報DB16には、複数のユーザをそれぞれ特定するユーザ情報が記憶されている。本実施形態では、図3に示すように、ユーザ情報DB16には、各ユーザのメールアドレス、ユーザアカウントおよび表示名が、ユーザ情報として記憶されている。なお、ユーザアカウントの代わりに、ユーザを特定することができる他の情報(例えば、ID番号)がユーザ情報としてユーザ情報DB16に記憶されてもよい。ユーザ情報DB16に記憶されるユーザ情報は、例えば、端末100からユーザ情報管理装置12を介して更新することができる。
スケジュールDB17には、複数のユーザそれぞれのスケジュール情報が記憶されている。各ユーザのスケジュール情報は、例えば、ユーザアカウントに関連付けられてスケジュールDB17に記憶されている。また、スケジュールDB17には、複数の会議室の会議室情報が記憶されている。本実施形態では、会議室情報として、例えば、図4に示すような、各会議室の収容人数を示したテーブルがスケジュールDB17に記憶されている。また、本実施形態では、各会議室の予約状況が、会議室情報としてスケジュールDB17に記憶されている。スケジュールDB17に記憶されるスケジュール情報および会議室情報は、例えば、端末100からスケジュール管理装置13を介して更新することができる。
表示処理装置18は、入力部31と、出力部32とを有し、例えば、webサーバとして機能する。入力部31は、端末100が備えるブラウザ上で任意のユーザが入力したデータを、会議日程調整装置14のアドレスリスト生成部21へ送信する。
出力部32は、会議日程調整装置14の後述する表示用データ生成部24から送信されてきた表示用データに基づいて、画面データを端末100へ送信する。本実施形態では、出力部32は、ユーザがブラウザ上で行った操作に応じて、画面データを端末100へ送信する。これにより、ユーザの操作に応じた画面が、端末100の表示装置に表示される。
図5は、表示処理装置18の出力部32から送信されてきた画面データに基づいて、端末100の表示装置に表示されるメイン画面の一例である。図5を参照して、本実施形態では、会議の日程調整を行うユーザは、端末100のブラウザ上で、議題に関する情報として、会議タイトルを文字列で入力することができる。図5の例では、会議タイトルとして、「○○新製品 進捗会議」が文字列で入力されている。
また、本実施形態では、会議の日程調整を行うユーザは、「日程優先モード」、「人数優先モード」および「メンバ優先モード」を選択することができる。図5の例では、日程優先モードが選択されている。日程優先モードは、例えば、より近い日時に会議を開催することを目的として日程調整する場合に選択されるモードである。人数優先モードは、例えば、議題に関連するメンバのうち、より多数のメンバを会議に参加させることを目的として日程調整する場合に選択されるモードである。メンバ優先モードは、例えば、議題への関連度が高いメンバを優先的に会議に参加させることを目的として日程調整する場合に選択されるモードである。
本実施形態では、ユーザは、各モードにおいて、詳細設定を行うことができる。図6は、日程優先モードにおける詳細設定画面の一例を示す図であり、図7は、人数優先モードにおける詳細設定画面の一例を示す図であり、図8は、メンバ優先モードにおける詳細設定画面の一例を示す図である。
図6を参照して、日程優先モードでは、ユーザは、会議の参加人数に関する情報として、最低催行人数を設定することができる。また、ユーザは、会議時間に関する情報として、会議時間、検索候補期間、会議設定除外時間、および検索対象曜日を設定することができる。図6に示す詳細設定画面は、2人以上のメンバで1時間の会議を行う場合の例である。なお、詳細は後述するが、検索候補期間とは、日程調整部22がメンバ候補のスケジュールの空き時間を検索する際の、検索範囲を示す。会議設定除外時間とは、会議の開催候補日時から除外される時間である。検索対象曜日とは、日程調整部22がメンバ候補のスケジュールの空き時間を検索する際に、検索対象となり得る曜日である。すなわち、検索対象曜日は、会議の開催候補日となり得る曜日である。
図7を参照して、人数優先モードでは、ユーザは、会議の参加人数に関する情報として、参加可能割合を設定することができる。また、ユーザは、会議時間に関する情報として、会議時間、検索候補期間、会議設定除外時間、および検索対象曜日を設定することができる。詳細は後述するが、人数優先モードにおける参加可能割合の項目では、日程調整部22によって生成されるメンバ候補リストの全メンバ候補数に対する、会議に参加可能なメンバ候補数の割合が設定される。
図8を参照して、メンバ優先モードでは、ユーザは、会議の参加人数に関する情報として、参加可能割合を設定することができる。また、ユーザは、会議時間に関する情報として、会議時間、検索候補期間、会議設定除外時間、および検索対象曜日を設定することができる。メンバ優先モードにおける参加可能割合の項目では、日程調整部22によって生成されるメンバ候補リストのメンバ候補のうち、議題への関連度が高い少なくとも上位何名が会議に参加するかが設定される。
図2を参照して、本実施形態では、会議日程調整装置14は、上述のアドレスリスト生成部21および日程調整部22に加えて、さらに、会議室リスト生成部23および表示用データ生成部24を有する。
アドレスリスト生成部21は、ユーザが入力した議題に関する情報が入力部31から送信されてくると、メール管理装置11を利用して、複数のユーザが受信したメールの中から、関連メールを検索する。本実施形態では、アドレスリスト生成部21は、例えば、会議タイトルを示す文字列をテキストデータとしてメール管理装置11に送信するとともに、メール管理装置11に関連メールの検索を要求する。メール管理装置11は、アドレスリスト生成部21から送信されてきたテキストデータに基づいて、メールDB15に蓄積された複数の電子メールの中から、関連メールを検索する。本実施形態では、メール管理装置11は、例えば、アドレスリスト生成部21から送信されてきたテキストデータと、電子メールのタイトルまたは電子メールの内容を示すテキストデータとを比較して、関連メールを検索する。メール管理装置11は、検索結果をアドレスリスト生成部21へ送信する。本実施形態では、メール管理装置11からアドレスリスト生成部21へ送信される検索結果には、例えば、図9に示すような、複数の関連メールの送信元のメールアドレスのリスト(以下、送信元アドレスリストと記す。)が含まれる。
本実施形態では、アドレスリスト生成部21は、メール管理装置11から送信元アドレスリストを取得すると、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレス(以下、送信元メールアドレスと記す。)ごとに集計する。そして、アドレスリスト生成部21は、その集計結果に基づいて、図10に示すような、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けたアドレスリスト(以下、送信数別アドレスリスト)を生成する。本実施形態では、複数の送信元メールアドレスが、関連メールの送信数順に並ぶように、送信数別アドレスリストが生成される。なお、送信数別アドレスリストのアドレス数に、予め上限値(例えば、50)を設定してもよい。例えば、アドレス数の上限値が50に設定されている場合、関連メールの送信数が多い順に50人のユーザのメールアドレスが特定された時点で、送信数別アドレスリストの生成が停止される。これにより、関連メールを送信したユーザの数が多い場合でも、会議日程調整装置14の処理時間を短くすることができる。アドレスリスト生成部21は、生成した送信数別アドレスリストを日程調整部22へ送信する。
日程調整部22は、アドレスリスト生成部21から送信数別アドレスリストが送信されてくると、ユーザ情報管理装置12に対してユーザ情報の送信要求を行い、ユーザ情報管理装置12からユーザ情報(図3参照)を取得する。日程調整部22は、送信数別アドレスリストの複数のメールアドレスと、ユーザ情報に含まれる各ユーザのメールアドレスとに基づいて、関連メールを送信した複数のユーザを特定する。また、日程調整部22は、特定した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出し、メンバ候補リストを生成する。このメンバ候補リストにおいては、複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とが対応付けられている。本実施形態では、図11に示すような、ユーザアカウント、表示名および関連メールの送信数(件数)が対応付けられたメンバ候補リストが、日程調整部22によって生成される。本実施形態では、日程調整部22は、生成したメンバ候補リストを表示用データ生成部24へ送信する。
また、日程調整部22は、メンバ候補リストを生成すると、スケジュール管理装置13に対して、各メンバ候補のスケジュール情報の送信要求を行う。スケジュール管理装置13は、日程調整部22の要求に応じて、スケジュールDB17から各メンバ候補のスケジュール情報を取得し、日程調整部22へ送信する。
日程調整部22は、スケジュール管理装置13から取得した各メンバ候補のスケジュール情報、ユーザによって入力された会議時間に関する情報、およびユーザによって入力された会議の参加人数に関する情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する。詳細は後述するが、本実施形態では、日程調整部22は、ユーザによって選択されたモード(上述の「日程優先モード」、「人数優先モード」および「メンバ優先モード」)に応じて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する。また、日程調整部22は、決定した開催候補日時および抽出したメンバ候補のリスト(以下、参加可能メンバリストと記す。)を会議室リスト生成部23および表示用データ生成部24へ送信する。また、日程調整部22は、スケジュール管理装置13から取得した各メンバ候補のスケジュール情報を、表示用データ生成部24へ送信する。
会議室リスト生成部23は、日程調整部22から参加可能メンバリストが送信されてくると、スケジュール管理装置13に対して、会議室情報の送信要求を行う。スケジュール管理装置13は、会議室リスト生成部23の要求に応じて、スケジュールDB17から会議室情報(各会議室の収容人数および予約状況)を取得し、会議室リスト生成部23へ送信する。
会議室リスト生成部23は、スケジュール管理装置13から会議室情報を取得すると、その会議室情報に基づいて、上記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する。本実施の形態では、参加可能メンバリストの全てのメンバを収容できる会議室が、会議室候補として選出される。また、本実施形態では、例えば、複数の会議室候補が収容人数順に並ぶように、会議室候補リストが生成される。なお、複数の会議室候補が、所定の場所からの距離順に並ぶように、会議室候補リストが生成されてもよい。会議室リスト生成部23は、生成した会議室候補リストを、表示用データ生成部24へ送信する。
表示用データ生成部24は、日程調整部22から送信されてきた開催候補日時、メンバ候補リスト、各メンバ候補のスケジュール情報、および参加可能メンバリスト、ならびに会議室リスト生成部23から送信されてきた会議室候補リストを端末100の表示装置に表示するためのデータ(以下、表示用データと記す。)を生成する。表示用データ生成部24は、生成した表示用データを表示処理装置18の出力部32へ送信する。
出力部32は、上述したように、表示用データ生成部24から送信されてきた表示用データに基づいて、画面データを端末100へ送信する。これにより、例えば、図5に示したように、端末100の表示装置に、会議の開催候補日時、メンバ候補、各メンバ候補のスケジュール、会議に参加可能なメンバ、および会議室候補が表示される。図5の例では、開催候補日時として、2015年11月20日の15時0分〜16時0分が表示され、メンバ候補として6名のユーザが表示され、メンバ候補リストとともに、開催候補日のメンバ候補のスケジュールが表示されている。また、6名のメンバ候補のうち、会議に参加可能な4名のメンバ候補が表示され、使用可能な4つの会議室が表示されている。なお、本実施形態では、メンバ候補のスケジュールにおいて、会議の開催候補となる時間帯がハイライトで示されている。
[システム動作]
次に、本発明の実施の形態における会議日程調整システムの動作について図を用いて説明する。以下の説明においては、適宜図1および2を参照する。
また、本実施形態では、会議日程調整システムを動作させることによって、会議日程調整方法が実施される。よって、本実施形態における会議日程調整方法の説明は、以下の調整システム10の動作説明に代える。
図12は、本発明の実施の形態における調整システム10の動作を示すフロー図である。
図12を参照して、ユーザが議題に関する情報(例えば、会議タイトル)を端末100から入力すると、アドレスリスト生成部21は、上記議題に関する情報に基づいて、メール管理装置11を利用して、関連メールを検索する(ステップS1)。本実施形態では、ステップS1の処理が、検索ステップに対応する。
次に、アドレスリスト生成部21は、ステップS1で検索された複数の関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する(ステップS2)。本実施形態では、ステップS2において、複数の送信元メールアドレスが関連メールの送信数順に並ぶ送信数別アドレスリストが生成される。本実施形態では、ステップS2の処理が、アドレスリスト生成ステップに対応する。
次に、日程調整部22は、ユーザ情報管理装置12を利用して、関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出し、メンバ候補リスト(例えば、図)を生成する(ステップS3)。本実施形態では、ステップS3において、日程調整部22は、ユーザ情報DB16に記憶されている複数のユーザのユーザ情報を、ユーザ情報管理装置12を利用して取得する。そして、日程調整部22は、取得したユーザ情報およびステップS2において生成されたアドレスリスト(本実施形態では、送信数別アドレスリスト)に基づいて、メンバ候補リストを生成する。本実施形態では、上述したように、例えば、ユーザアカウント、表示名および関連メールの送信数(件数)が対応付けられたメンバ候補リスト(図11参照)が、日程調整部22によって生成される。本実施形態では、ステップS3の処理が、メンバ候補リスト生成ステップに対応する。
次に、日程調整部22は、スケジュール管理装置13を利用して、ステップS3において生成されたメンバ候補リストの各メンバ候補のスケジュール情報を、スケジュールDB17から取得する(ステップS4)。
次に、日程調整部22は、ユーザによって日程優先モードが選択されているか否かを判別する(ステップS5)。ステップS5において日程優先モードが選択されている場合、日程調整部22は、後述するステップS6の日程優先処理に進む。後述するように、ステップS6の日程優先処理では、会議の開催候補日が決定されるとともに、その開催候補日に会議に参加可能なメンバ候補のリスト(参加可能メンバリスト)が生成される。本実施形態では、ステップS6の日程優先処理、後述するステップS10の人数優先処理および後述するステップS11のメンバ優先処理がそれぞれ、日程調整ステップに対応する。
次に、会議室リスト生成部23は、スケジュール管理装置13を利用して、上記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する(ステップS7)。本実施形態では、ステップS7において、会議室リスト生成部23は、スケジュール管理装置13を利用して、スケジュールDB17から会議室情報(各会議室の収容人数および予約状況)を取得する。そして、上述のように、会議室リスト生成部23は、取得した会議室情報に基づいて、会議室候補リストを生成する。
最後に、表示用データ生成部24は、上記の開催候補日時、メンバ候補リスト、各メンバ候補のスケジュール情報、参加可能メンバリスト、および会議室候補リストを端末100の表示装置に表示するための表示用データを生成する。
ステップS5において日程優先モードが選択されていない場合、日程調整部22は、ユーザによって人数優先モードが選択されているか否かを判別する(ステップS9)。ステップS9において人数優先モードが選択されている場合、日程調整部22は、後述するステップS10の人数優先処理に進む。後述するように、ステップS10の人数優先処理では、会議の開催候補日が決定されるとともに、その開催候補日に会議に参加可能なメンバ候補のリスト(参加可能メンバリスト)が生成される。その後、ステップS7およびステップS8の処理が実行される。
ステップS9において人数優先モードが選択されていない場合、日程調整部22は、ユーザによってメンバ優先モードが選択されていると判別して、後述するステップS11のメンバ優先処理に進む。後述するように、ステップS11のメンバ優先処理では、会議の開催候補日が決定されるとともに、その開催候補日に会議に参加可能なメンバ候補のリスト(参加可能メンバリスト)が生成される。その後、ステップS7およびステップS8の処理が実行される。
次に、ステップS6の日程優先処理について説明する。日程優先処理では、日程優先モードの詳細設定の画面(図6参照)で設定された最低催行人数、会議時間、検索候補期間、会議設定除外期間、および検索対象曜日に基づいて、会議の開催候補日時が決定されるとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補が抽出される。
図13は、日程優先処理における調整システム10の動作を示すフロー図である。図13を参照して、日程優先処理においては、日程調整部22は、まず、現在の時刻から、ユーザによって設定された会議時間を現在の時刻に加算した時刻までの期間を、検索対象期間に設定する(ステップA1)。すなわち、ステップA1では、現在の時刻が検索対象期間の始期に設定され、現在の時刻に上記会議時間を加算した時刻が検索対象期間の終期に設定される。なお、現在の時刻が会議設定除外期間に含まれている場合には、会議設定除外期間外の時刻で、現在の時刻から最も近い時刻が検索対象期間の始期に設定される。また、現在の曜日が検索対象曜日以外の曜日に属する場合には、検索対象期間は、最も近い検索対象曜日に設定される。
次に、日程調整部22は、ステップS4(図12参照)で取得した各メンバ候補のスケジュール情報に基づいて、ステップA1で設定した検索対象期間における各メンバ候補のスケジュールを確認し、上記検索対象期間に会議に参加できるメンバ候補を抽出する(ステップA2)。なお、ステップA2では、日程調整部22は、例えば、ステップS3(図12参照)で生成されたメンバ候補リスト(図11参照)において、関連メールの送信数(件数)が多いほど、そのメンバ候補の関連度が高いと判断する。そして、関連度の高いメンバ候補から順に、スケジュールを確認する。
次に、日程調整部22は、ステップA2において抽出されたメンバ候補の数が、ユーザによって設定された最低催行人数以上か否かを判別する(ステップA3)。抽出されたメンバ候補の数が最低催行人数以上と判別された場合、日程調整部22は、ステップA1で設定された検索対象期間を開催候補日時に決定する。また、日程調整部22は、ステップA2において抽出されたメンバ候補を、開催候補日時に参加可能なメンバ候補として、参加可能メンバリストを生成する(ステップA4)。その後、調整システム10は、図12のステップS7の処理に進む。
ステップA3において、抽出されたメンバ候補の数が最低催行人数未満と判別された場合、日程調整部22は、検索対象期間を再設定する(ステップA5)。具体的には、ステップA5では、例えば、現在の検索対象期間の終期を、検索対象期間の始期に設定して、新たな検索対象期間を設定する。例えば、会議時間が1時間の場合には、現在の検索対象期間から1時間遅らせた期間が、新たな検索対象期間に設定される。なお、ステップA5では、現在の検索対象期間の始期を所定時間(例えば、10分)遅らせて、新たな検索対象期間を設定してもよい。なお、新たな検索対象期間の終期が、ユーザによって設定された検索候補期間から外れる場合には、日程調整部22は、検索対象期間の再設定を中止し、日程優先処理を終了する。
ステップA5において検索対象期間を再設定した後、日程調整部22は、ステップA2の処理に戻る。
なお、本実施形態では、日程優先モードにおいて、日程優先処理が実施されて開催候補日時が決定された後に、ユーザがブラウザ上で、次の開催候補日時の検索を指示した場合には、ステップA5の処理が実行され、新たな検索対象期間が設定される。その後、新たな検索対象期間に基づいて、日程優先処理が実行されるとともに、図12のステップS7およびステップS8の処理が実行される。これにより、次の開催候補日時が決定されるとともに、その開催候補日時に参加可能なメンバ候補が抽出される。なお、本実施形態では、例えば、図5に示されるメイン画面において、ユーザが「次へ」のボタンを操作するごとによって、ステップA5の処理が実行され、新たな検索対象期間が設定される。
次に、図12のステップS10の人数優先処理について説明する。人数優先処理では、人数優先モードの詳細設定の画面(図7参照)で設定された参加可能割合、会議時間、検索候補期間、会議設定除外期間、および検索対象曜日に基づいて、会議の開催候補日時が決定されるとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補が抽出される。
図14は、人数優先処理における調整システム10の動作を示すフロー図である。図14を参照して、人数優先処理においては、日程調整部22は、まず、図13のステップA1の処理と同様に、検索対象期間を設定する(ステップB1)。
次に、日程調整部22は、図13のステップA2の処理と同様に、ステップS4(図12参照)で取得した各メンバ候補のスケジュール情報に基づいて、上記検索対象期間に会議に参加できるメンバ候補を抽出する(ステップB2)。
次に、日程調整部22は、ステップB2において抽出されたメンバ候補の数が、図12のステップS3で生成されたメンバ候補リストの全メンバ候補数に対して、ユーザによって設定された参加可能割合以上か否かを判別する(ステップB3)。抽出されたメンバ候補の数が参加可能割合以上と判別された場合、日程調整部22は、ステップB1で設定された検索対象期間を開催候補日時に決定する。また、日程調整部22は、ステップB2において抽出されたメンバ候補を、開催候補日時に参加可能なメンバ候補として、参加可能メンバリストを生成する(ステップB4)。その後、調整システム10は、図12のステップS7の処理に進む。
ステップB3において、抽出されたメンバ候補の数が参加可能割合未満と判別された場合、日程調整部22は、図13のステップA5の処理と同様に、検索対象期間を再設定する(ステップB5)。その後、日程調整部22は、ステップB2の処理に戻る。
なお、人数優先モードにおいても、人数優先処理が実施されて開催候補日時が決定された後に、ユーザがブラウザ上で、次の開催候補日時の検索を指示した場合には、ステップB5の処理が実行され、新たな検索対象期間が設定される。その後、新たな検索対象期間に基づいて、人数優先処理が実行されるとともに、図12のステップS7およびステップS8の処理が実行される。
次に、図12のステップS11のメンバ優先処理について説明する。メンバ優先処理では、メンバ優先モードの詳細設定の画面(図8参照)で設定された参加可能割合、会議時間、検索候補期間、会議設定除外期間、および検索対象曜日に基づいて、会議の開催候補日時が決定されるとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補が抽出される。メンバ優先処理では、議題への関連度が高いメンバが優先的に会議の参加メンバとして抽出される。
図15は、メンバ優先処理における調整システム10の動作を示すフロー図である。図14を参照して、人数優先処理においては、日程調整部22は、まず、図13のステップA1,A2の処理と同様に、検索対象期間を設定し(ステップC1)、その検索対象期間に会議に参加できるメンバ候補を抽出する(ステップC2)。
次に、日程調整部22は、ステップC2において、議題への関連度の高いメンバ候補が、ユーザによって設定された人数以上抽出されているか否かを判別する(ステップC3)。例えば、図8に示すように参加可能割合が設定されている場合、ステップC3では、ステップS3(図12参照)で生成されたメンバ候補リストにおいて、関連メールの送信数が多い上位4名が会議に参加可能か否かが判別される。
ステップC3において、議題への関連度の高いメンバ候補が、ユーザによって設定された人数以上抽出されていると判別された場合、日程調整部22は、ステップC1で設定された検索対象期間を開催候補日時に決定する。また、日程調整部22は、ステップC2において抽出されたメンバ候補を、開催候補日時に参加可能なメンバ候補として、参加可能メンバリストを生成する(ステップC4)。その後、調整システム10は、図12のステップS7の処理に進む。
ステップC3において、議題への関連度の高いメンバ候補が、ユーザによって設定された人数以上抽出されていないと判別された場合、日程調整部22は、図13のステップA5の処理と同様に、検索対象期間を再設定する(ステップC5)。その後、日程調整部22は、ステップC2の処理に戻る。
なお、メンバ優先モードにおいても、メンバ優先処理が実施されて開催候補日時が決定された後に、ユーザがブラウザ上で、次の開催候補日時の検索を指示した場合には、ステップC5の処理が実行され、新たな検索対象期間が設定される。その後、新たな検索対象期間に基づいて、人数優先処理が実行されるとともに、図12のステップS7およびステップS8の処理が実行される。
詳細な説明は省略するが、ユーザは、端末100に表示されたメイン画面(図5参照)を参照して、上記のようにして決定された会議への参加メンバおよび開催候補日時を確認する。そして、参加メンバおよび開催候補日時に問題がなければ、会議室を選択して、「決定」ボタンを押して、会議の開催日時を決定することができる。また、詳細な説明は省略するが、会議日程調整装置14においては、ユーザがブラウザ上で「手動追加」ボタン(図5参照)を押すことによって、任意のユーザを会議のメンバとして参加させることもできる。
なお、詳細な説明は省略するが、会議に必ず参加するメンバ(以下、必須メンバと記す。)を設定できるように、会議日程調整装置14を構成してもよい。そして、必須メンバが設定された場合には、日程調整部22は、必須メンバが必ず参加できる時間帯を開催候補日時として決定するように、会議日程調整装置14を構成してもよい。
なお、上述の実施形態では、関連メールの送信元(FROM)のメールアドレスのアドレスリストに基づいて、会議のメンバ候補を選出しているが、メンバ候補の選出方法は上述の例に限定されない。たとえば、送信元のメールアドレスに加えて、関連メールの「TO」および/または「CC」のメールアドレスに基づいてアドレスリストを生成し、会議のメンバ候補を選出してもよい。
[プログラム]
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図12に示すステップS1〜S11を実行させるプログラムであればよい。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における会議日程調整システム10と会議日程調整方法とを実現することができる。この場合、調整システム10となるコンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、メール管理装置11、ユーザ情報管理装置12、スケジュール管理装置13、アドレスリスト生成部21、日程調整部22、会議室リスト生成部23、表示用データ生成部24、入力部31および出力部32として機能し、処理を行なう。
また、本実施の形態では、メールDB15、ユーザ情報DB16およびスケジュールDB17は、コンピュータに備えられたハードディスク等の記憶装置に、これらを構成するデータファイルを格納することによって、またはこのデータファイルが格納された記録媒体をコンピュータと接続された読取装置に搭載することによって実現されている。
また、本実施の形態におけるプログラムは、複数のコンピュータによって構築されたコンピュータシステムによって実行されてもよい。この場合は、例えば、各コンピュータが、それぞれ、メール管理装置11、ユーザ情報管理装置12、スケジュール管理装置13、アドレスリスト生成部21、日程調整部22、会議室リスト生成部23、表示用データ生成部24、入力部31および出力部32のいずれかとして機能してもよい。また、メールDB15、ユーザ情報DB16およびスケジュールDB17は、本実施の形態におけるプログラムを実行するコンピュータとは別のコンピュータ上に構築されていてもよい。
[物理構成]
ここで、本実施の形態におけるプログラムを実行することによって、調整システム10を実現するコンピュータについて図を用いて説明する。図16は、本発明の実施の形態における調整システム10を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図16に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであってもよい。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボードおよびマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、およびコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))およびSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、またはCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
なお、本実施の形態における調整システム10は、プログラムがインストールされたコンピュータではなく、各部に対応したハードウェアを用いることによっても実現可能である。更に、調整システム10は、一部がプログラムで実現され、残りの部分がハードウェアで実現されていてもよい。
上述した実施の形態の一部又は全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記28)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
会議の日程調整を行うための会議日程調整システムであって、
複数のユーザが受信した複数の電子メールを管理するメール管理装置と、
前記複数のユーザそれぞれの電子メールのメールアドレスを含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と、
前記複数のユーザのスケジュール情報を管理するスケジュール管理装置と、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報および会議時間に関する情報に基づいて、前記複数のユーザの中から会議のメンバ候補を選出するとともに、会議の開催候補日時を決定する会議日程調整装置と、
を備え、
前記会議日程調整装置は、
前記任意のユーザによって入力された前記議題に関する情報に基づいて、前記メール管理装置が管理する前記複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索し、さらに、検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成部と、
前記ユーザ情報管理装置が管理するユーザ情報および前記アドレスリスト生成部によって生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成し、さらに、そのメンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記スケジュール管理装置によって管理されている前記スケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整部と、
を有する、会議日程調整システム。
(付記2)
前記議題に関する情報は、議題に関する文字列を含み、
前記アドレスリスト生成部は、前記文字列に基づいて前記関連メールを検索する、付記1に記載の会議日程調整システム。
(付記3)
前記日程調整部は、前記任意のユーザによって、会議の最低催行人数が設定された場合に、前記最低催行人数以上のメンバ候補が会議に参加できる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記1または2に記載の会議日程調整システム。
(付記4)
前記日程調整部は、前記任意のユーザによって、会議への参加可能割合が設定された場合に、前記メンバ候補リストの全メンバ候補数に対する、会議に参加できるメンバ候補数の割合が、前記参加可能割合以上となる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記1または2に記載の会議日程調整システム。
(付記5)
前記アドレスリスト生成部は、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
前記日程調整部は、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、付記1または2に記載の会議日程調整システム。
(付記6)
前記スケジュール管理装置は、さらに、複数の会議室の予約状況を管理し、
前記会議日程調整装置は、前記スケジュール管理装置によって管理された前記予約状況に基づいて、前記複数の会議室の中から、前記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する、会議室リスト生成部をさらに有する、付記1から5のいずれかに記載の会議日程調整システム。
(付記7)
前記会議日程調整装置は、前記日程調整部によって生成されたメンバ候補リスト、前記日程調整部によって決定された前記開催候補日時、前記スケジュール管理装置によって管理されている各メンバ候補のスケジュール情報、および前記日程調整部によって抽出された前記会議に参加可能なメンバ候補を、前記任意のユーザが使用する端末に表示するためのデータを生成する、表示用データ生成部をさらに有する、付記1から6のいずれかに記載の会議日程調整システム。
(付記8)
会議の日程調整を行うための会議日程調整装置であって、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索し、さらに、検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成部と、
前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成部によって生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成し、さらに、そのメンバ候補リスト、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整部と、
を備える、会議日程調整装置。
(付記9)
前記議題に関する情報は、議題に関する文字列を含み、
前記アドレスリスト生成部は、前記文字列に基づいて前記関連メールを検索する、付記8に記載の会議日程調整装置。
(付記10)
前記日程調整部は、前記任意のユーザによって、会議の最低催行人数が設定された場合に、前記最低催行人数以上のメンバ候補が会議に参加できる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記8または9に記載の会議日程調整装置。
(付記11)
前記日程調整部は、前記任意のユーザによって、会議への参加可能割合が設定された場合に、前記メンバ候補リストの全メンバ候補数に対する、会議に参加できるメンバ候補数の割合が、前記参加可能割合以上となる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記8または9に記載の会議日程調整装置。
(付記12)
前記アドレスリスト生成部は、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
前記日程調整部は、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、付記8または9に記載の会議日程調整装置。
(付記13)
複数の会議室の予約状況に基づいて、前記複数の会議室の中から、前記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する、会議室リスト生成部をさらに備える、付記8から12のいずれかに記載の会議日程調整装置。
(付記14)
前記日程調整部によって生成されたメンバ候補リスト、前記日程調整部によって決定された前記開催候補日時、各メンバ候補のスケジュール情報、および前記日程調整部によって抽出された前記会議に参加可能なメンバ候補を、前記任意のユーザが使用する端末に表示するためのデータを生成する、表示用データ生成部をさらに備える、付記8から13のいずれかに記載の会議日程調整装置。
(付記15)
会議の日程調整を行うための方法であって、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索する、検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成ステップと、
前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成ステップにおいて生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成する、メンバ候補リスト生成ステップと、
メンバ候補リスト生成ステップにおいて生成された前記メンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整ステップと、
を備える、会議日程調整方法。
(付記16)
前記議題に関する情報は、議題に関する文字列を含み、
前記アドレスリスト生成ステップでは、前記文字列に基づいて前記関連メールを検索する、付記15に記載の会議日程調整方法。
(付記17)
前記日程調整ステップでは、前記任意のユーザによって、会議の最低催行人数が設定された場合に、前記最低催行人数以上のメンバ候補が会議に参加できる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記15または16に記載の会議日程調整方法。
(付記18)
前記日程調整ステップでは、前記任意のユーザによって、会議への参加可能割合が設定された場合に、前記メンバ候補リストの全メンバ候補数に対する、会議に参加できるメンバ候補数の割合が、前記参加可能割合以上となる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記15または16に記載の会議日程調整方法。
(付記19)
前記アドレスリスト生成ステップでは、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
前記日程調整ステップでは、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、付記15または16に記載の会議日程調整方法。
(付記20)
複数の会議室の予約状況に基づいて、前記複数の会議室の中から、前記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する、会議室リスト生成ステップをさらに備える、付記15から19のいずれかに記載の会議日程調整方法。
(付記21)
前記日程調整ステップで生成されたメンバ候補リスト、前記日程調整ステップで決定された前記開催候補日時、各メンバ候補のスケジュール情報、および前記日程調整ステップで抽出された前記会議に参加可能なメンバ候補を、前記任意のユーザが使用する端末に表示するためのデータを生成する、表示用データ生成ステップをさらに備える、付記15から20のいずれかに記載の会議日程調整方法。
(付記22)
コンピュータによって、会議の日程調整を行うためのプログラムであって、
前記コンピュータに、
任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索する、検索ステップと、
前記検索ステップにおいて検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成ステップと、
前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成ステップにおいて生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成する、メンバ候補リスト生成ステップと、
メンバ候補リスト生成ステップにおいて生成された前記メンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整ステップと、
を実行させる、プログラム。
(付記23)
前記議題に関する情報は、議題に関する文字列を含み、
前記アドレスリスト生成ステップでは、前記文字列に基づいて前記関連メールを検索する、付記22に記載のプログラム。
(付記24)
前記日程調整ステップでは、前記任意のユーザによって、会議の最低催行人数が設定された場合に、前記最低催行人数以上のメンバ候補が会議に参加できる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記22または23に記載のプログラム。
(付記25)
前記日程調整ステップでは、前記任意のユーザによって、会議への参加可能割合が設定された場合に、前記メンバ候補リストの全メンバ候補数に対する、会議に参加できるメンバ候補数の割合が、前記参加可能割合以上となる日時を、会議の開催候補日時として決定する、付記22または23に記載のプログラム。
(付記26)
前記アドレスリスト生成ステップでは、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
前記日程調整ステップでは、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、付記22または23に記載のプログラム。
(付記27)
複数の会議室の予約状況に基づいて、前記複数の会議室の中から、前記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する、会議室リスト生成ステップをさらに、前記コンピュータに実行させる、付記22から26のいずれかに記載のプログラム。
(付記28)
前記日程調整ステップで生成されたメンバ候補リスト、前記日程調整ステップで決定された前記開催候補日時、各メンバ候補のスケジュール情報、および前記日程調整ステップで抽出された前記会議に参加可能なメンバ候補を、前記任意のユーザが使用する端末に表示するためのデータを生成する、表示用データ生成ステップをさらに、前記コンピュータに実行させる、付記22から27のいずれかに記載のプログラム。
本発明は、グループウェアなどの会議日程を調整する機能を利用するシステムにおいて、好適に利用することができる。
10 調整システム
11 メール管理装置
12 ユーザ情報管理装置
13 スケジュール管理装置
14 会議日程調整装置
15 メールDB
16 ユーザ情報DB
17 スケジュールDB
18 表示処理装置
21 アドレスリスト生成部
22 日程調整部
23 会議室リスト生成部
24 表示用データ生成部
31 入力部
32 出力部
100 クライアント端末
110 コンピュータ
111 CPU
112 メインメモリ
113 記憶装置
114 入力インターフェイス
115 表示コントローラ
116 データリーダ/ライタ
117 通信インターフェイス
118 入力機器
119 ディスプレイ装置
120 記録媒体
121 バス

Claims (9)

  1. 会議の日程調整を行うための会議日程調整システムであって、
    複数のユーザが受信した複数の電子メールを管理するメール管理装置と、
    前記複数のユーザそれぞれの電子メールのメールアドレスを含むユーザ情報を管理するユーザ情報管理装置と、
    前記複数のユーザのスケジュール情報を管理するスケジュール管理装置と、
    任意のユーザによって入力された議題に関する情報および会議時間に関する情報に基づいて、前記複数のユーザの中から会議のメンバ候補を選出するとともに、会議の開催候補日時を決定する会議日程調整装置と、
    を備え、
    前記会議日程調整装置は、
    前記任意のユーザによって入力された前記議題に関する情報に基づいて、前記メール管理装置が管理する前記複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索し、さらに、検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成部と、
    前記ユーザ情報管理装置が管理するユーザ情報および前記アドレスリスト生成部によって生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成し、さらに、そのメンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記スケジュール管理装置によって管理されている前記スケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整部と、
    を有
    前記アドレスリスト生成部は、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
    前記日程調整部は、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、会議日程調整システム。
  2. 前記議題に関する情報は、議題に関する文字列を含み、
    前記アドレスリスト生成部は、前記文字列に基づいて前記関連メールを検索する、請求項1に記載の会議日程調整システム。
  3. 前記日程調整部は、前記任意のユーザによって、会議の最低催行人数が設定された場合に、前記最低催行人数以上のメンバ候補が会議に参加できる日時を、会議の開催候補日時として決定する、請求項1または2に記載の会議日程調整システム。
  4. 前記日程調整部は、前記任意のユーザによって、会議への参加可能割合が設定された場合に、前記メンバ候補リストの全メンバ候補数に対する、会議に参加できるメンバ候補数の割合が、前記参加可能割合以上となる日時を、会議の開催候補日時として決定する、請求項1または2に記載の会議日程調整システム。
  5. 前記スケジュール管理装置は、さらに、複数の会議室の予約状況を管理し、
    前記会議日程調整装置は、前記スケジュール管理装置によって管理された前記予約状況に基づいて、前記複数の会議室の中から、前記開催候補日時に使用可能な会議室を会議室候補として選出し、会議室候補リストを生成する、会議室リスト生成部をさらに有する、請求項1からのいずれかに記載の会議日程調整システム。
  6. 前記会議日程調整装置は、前記日程調整部によって生成されたメンバ候補リスト、前記日程調整部によって決定された前記開催候補日時、前記スケジュール管理装置によって管理されている各メンバ候補のスケジュール情報、および前記日程調整部によって抽出された前記会議に参加可能なメンバ候補を、前記任意のユーザが使用する端末に表示するためのデータを生成する、表示用データ生成部をさらに有する、請求項1からのいずれかに記載の会議日程調整システム。
  7. 会議の日程調整を行うための会議日程調整装置であって、
    任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索し、さらに、検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成部と、
    前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成部によって生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成し、さらに、そのメンバ候補リスト、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整部と、
    を備え、
    前記アドレスリスト生成部は、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
    前記日程調整部は、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、会議日程調整装置。
  8. コンピュータが実行する、会議の日程調整を行うための方法であって、
    任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索する、検索ステップと、
    前記検索ステップにおいて検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成ステップと、
    前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成ステップにおいて生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成する、メンバ候補リスト生成ステップと、
    メンバ候補リスト生成ステップにおいて生成された前記メンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整ステップと、
    を備え、
    前記アドレスリスト生成ステップは、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
    前記日程調整ステップは、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する会議日程調整方法。
  9. コンピュータによって、会議の日程調整を行うためのプログラムであって、
    前記コンピュータに、
    任意のユーザによって入力された議題に関する情報に基づいて、複数のユーザが受信した複数の電子メールの中から、前記議題に関連する複数の電子メールをそれぞれ関連メールとして検索する、検索ステップと、
    前記検索ステップにおいて検索された複数の前記関連メールの送信元のメールアドレスのアドレスリストを生成する、アドレスリスト生成ステップと、
    前記複数のユーザのユーザ情報および前記アドレスリスト生成ステップにおいて生成された前記アドレスリストに基づいて、前記関連メールを送信した複数のユーザをそれぞれ会議のメンバ候補として選出してメンバ候補リストを生成する、メンバ候補リスト生成ステップと、
    メンバ候補リスト生成ステップにおいて生成された前記メンバ候補リスト、前記任意のユーザによって入力された会議時間に関する情報、および前記複数のユーザのスケジュール情報に基づいて、会議の開催候補日時を決定するとともに、その開催候補日時に会議に参加可能なメンバ候補を抽出する、日程調整ステップと、
    を実行させ、
    前記アドレスリスト生成ステップは、同一のメールアドレスから送信された前記関連メールの数を、送信元のメールアドレスごとに集計して、複数の送信元メールアドレスと各送信元メールアドレスから送信された関連メールの数とを対応付けて、前記アドレスリストを生成し、
    前記日程調整ステップは、前記複数のメンバ候補と各メンバ候補が送信した関連メールの送信数とを対応付けて前記メンバ候補リストを生成し、さらに、前記メンバ候補リストにおいて前記関連メールの送信数が多いほど、そのメンバ候補の会議への参加を優先して、前記会議の開催候補日時を決定する、プログラム。
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