JP5359035B2 - 発光機構を備えた車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、発光機構を備えた車両用シートに関する。より詳しくは、シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートに関する。
シートの側面から光が発せられる自動車用シートが下記特許文献1に開示されている。このシートは、シート側面に光源としてEL発光素子が貼着されたものである。このEL発光素子により、ルームランプでの照明が困難な位置に設けられている調整用ノブを照明することが可能となっている。
実開昭63−125632号公報
上記従来のシートでは、シート表皮にEL発光素子が貼着されているため、乗員の着座によりシート表皮が撓むと、それに伴いEL発光素子が撓んで破損する恐れがあった。また、シート外面(意匠面)にEL発光素子が露出しているため、発光していないときのシートの見栄えが損なわれやすかった。
そこで、本発明が解決しようとする課題は、シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートにおいて、光源を破損しにくくするとともに、発光していないときのシートの見栄えを向上させることにある。
本発明は、上記課題を解決するために以下の手段をとる。
第1の発明は、シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートであって、前記発光機構は面発光部材を備え、該面発光部材は車両用シートの外面を構成する硬質の樹脂製部品のシート外側に面する位置に配設されており、該面発光部材の表面が該面発光部材の未発光状態では発光部を直接的に視認することはできないが、該面発光部材の発光状態では当該発光を透過させることができる装飾パネルで覆われていることを特徴とする発光機構を備えた車両用シートである。
第1の発明の発光機構を備えた車両用シートによれば、光源としての面発光部材が車両用シートの外面を構成する硬質の樹脂製部品のシート外側に面する位置に配設されており、着座によるシートパッド及びシート表皮の撓みに影響されて変形することがないため、破損しにくい。また、面発光部材の表面は装飾パネルで覆われている。この装飾パネルとは、面発光部材の未発光状態では発光部を直接的に視認することはできないが、面発光部材の発光状態では当該発光を透過させることができるものである。そのため、第1の発明の発光機構を備えた車両用シートによれば、面発光部材の発光によりシートの外面から光を発することが可能でありながら、面発光部材が発光していないときには発光部を直接的に視認することができず、発光していないときのシートの見栄えを向上させることが可能である。
また第1の発明は前記面発光部材を覆う装飾パネルにより前記硬質の樹脂部品の外面も覆われていることを特徴とする発光機構を備えた車両用シートである。そして本発明では、装飾パネルの端部を、樹脂製部品の端部において外面とは反対の裏面側に回り込ませて樹脂製部品に係止することで、樹脂製部品に装飾パネルを被せ付ける構成とした。
の発明の発光機構を備えた車両用シートによれば、面発光部材を覆う装飾パネルにより、面発光部材だけでなく硬質の樹脂部品の外面もが覆われているため、面発光部材が発光していないときには硬質の樹脂部品における面発光部材の設置部分とその周囲と外観が統一され、シートの見栄えをより向上させることが可能である。
第1の発明によれば、シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートにおいて、光源を破損しにくくするとともに、発光していないときのシートの見栄えを向上させることが可能となる。
またの発明によれば、シートの見栄えを更に向上させることが可能となる。
[実施形態1]
以下、図1,2を参照しながら本発明の実施形態1について説明する。図1に示されるように、車両用シート1は、大別して、座面20aを構成するシートクッション20と背凭れ面30aを構成するシートバック30とを備えている。図1において矢印で示すF,Uは車両用シート1の前方,上方を示している。本発明の説明において、シートの「外面」とは、シートの外に表れた面、すなわち外から見える面のことである。また、シートを構成する各部材の「表面」とは、その部材において相対的にシート外方に向いている面であり、「裏面」とは「表面」の反対側の面であり、相対的にシート内方に向いている面のことである。
シートクッション20は、図2に示されるように、発泡ウレタン等で形成されたクッションパッド22がファブリック等の表皮材24で表装されてなるクッションパッド体26を備えており、該クッションパッド体26が金属製のシートフレーム18に載置固定されている。クッションパッド体26の上面が着座者の臀部を支持する座面20aをなし、クッションパッド体26が着座者の荷重により撓みながら着座者を支持する。シートフレーム18及びクッションパッド体26の周囲には、シートフレーム18とクッションパッド体26の厚み方向の一部とを覆うシールド29が装備され、シート外面を形作っている。
車両用シート1は、シートクッション20のシールド29において、その外面から光を発する発光機構60を備えている。シールド29は基本的にはポリプロピレン樹脂等の硬質の合成樹脂で形成され、クッションパッド体26の弾性変形により追従変形しないものである。シールド29が本発明の硬質の樹脂製部品に相当する。図1においては発光機構60の発光時に光る位置を格子模様で示した。図1に示されるように、本実施形態の発光機構60は、シールド29の側面及び前面(着座者の足元)から発光するものである。
図2に示されるように、発光機構60は面発光部材62と装飾パネル70とを備える。面発光部材62は、導光板64と光源としてのチップLED66とを有する。導光板64は、例えばアクリル樹脂等により形成された板状部材であり、端面より導入された光を面方向へ伝達しながら、光の向きを変えて表面から発し、全面が略均一に光るものである。導光板64の下端には、導光板64の内部に光を導入することができるように、チップLED66が該導光板64の端面に沿って複数配列されている。チップLED66の発光が導光板64の内部に導入され、導光板64の表面が発光する。なお、チップLED66としては、例えば、株式会社コンテンツ製「LuciFLEX(登録商標)α」を用いることができる。
図2に示されるように、シールド29の側面には車両用シート1の前後スライド操作あるいはシートバック30のリクライニング操作等を行うスイッチ68が比較的上の方に設けられている。シールド29の側面は、スイッチ68の設けられていない下方が膨らんでおり、段のついた形状とされている。面発光部材62は、シールド29の比較的膨らんだ箇所における略平らな表面に、車両用シート1の外側に向けて発光可能なように接着されている。そして、この発光機構60では、面発光部材62の表面を含むシールド29の表面全体が装飾パネル70により覆われている。この装飾パネル70は、面発光部材62が発光していないとき、つまり未発光状態では面発光部材62を直接的に視認することを妨げるが、面発光部材62が発光しているとき、つまり発光状態においては、その発光を透過させることができるものである。本実施形態において、装飾パネル70は、透明アクリルパネルに柄付きフィルムを貼って形成されたものである。この装飾パネル70は、シールド29の表面形状に沿う形状ではあるが、面発光部材62の配設位置とその周囲との段差に影響されない、なだらかな形状に形成されており、シールド29に被せ付けられている。この発光機構60によれば、面発光部材62の表面が装飾パネル70で覆われているため、未発光状態では面発光部材62が設定されていることは分かりにくいが、発光状態ではシールド29の側面から光を発することが可能である。なお、この発光機構60の基本的な構成は発光位置に関わらず同様であり、シールド29の前面においても側面と同様の構成となっている。
発光機構60は、乗員の乗車に際し、乗員が車両用シート1に着座するまで点灯させる発光制御システムを備えている。それにより、乗員を迎え入れるような演出効果を奏することが可能となっている。
発光機構60は、発光制御システムに関係して、車両のドア(図示省略)のドアロックの解除を検出する解錠検出手段と、乗員の車両用シート1への着座を検出する着座検出手段とを備えている。前記解錠検出手段はドアロック装置(図示略)である。着座検出手段はクッションパッド体26に埋設された感圧センサ48である。なお、乗員が着座したことを検知できるのであれば、感圧センサに限らず、周知の各種センサ類を着座検知手段として使用することができる。
発光制御システムによる一連の制御手順について、図3に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ドアロック装置により、車両用シート1への乗降に用いられる車両のドアのドアロックが解除されているか否かを判断する(ステップS100)。ドアロックが解除されている場合(Yの場合)、チップLED66がOFFか否か、すなわち、面発光部材62が消灯しているか否かを判断する(ステップS101)。一方、ドアロックが解除されていない場合(ステップS100においてNの場合)にはリターンされる(ステップS105)。ステップS101においてチップLED66が消灯している場合(Yの場合)、チップLED66をON、つまり面発光部材62を点灯する(ステップS102)。次いで、着座センサ(感圧センサ48)がONか否か、すなわち、着座センサにより車両用シート1に乗員が着座しているか否かを判断する(ステップS103)。なお、ステップS101において面発光部材62が点灯している場合(Nの場合)はステップS102を経ずにステップS103に進む。ステップS103において、車両用シート1に乗員が着座していると判断された場合(Yの場合)、チップLED66をOFFにする。すなわち、面発光部材62を消灯する(ステップS104)。一方、ステップS103において、車両用シート10に乗員が着座していないと判断された場合(Nの場合)にはリターンされる(ステップS105)。以上の手順が繰り返される。なお、面発光部材62の点灯・消灯に際しては、徐々に明るく、あるいは徐々に暗くなるように明るさを制御するのも好ましい。
以上の構成の車両用シート1によれば、以下の作用効果を奏する。
まず、発光機構60の光源である面発光部材62が、着座により通常では撓むことのない硬質の合成樹脂で形成されたシールド29に組み付けられているため、破損しにくい。また、面発光部材62は装飾パネル70で覆われて直接的に視認できないようになっているため、発光していないときのシートの見栄えを向上させることが可能である。また、面発光部材62のみならず、シールド29の表面全体が装飾パネル70覆われているため面発光部材62の設定箇所とその周囲との外観が統一され、一層見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態の発光機構60は、既存のシールド29の表面に面発光部材62と装飾パネル70とを配置することで容易に組みつけることができる。チップLED66による点発光を導光板64により面発光に変換する面発光部材62は、平らな部分に配設することにより、導光板64の内部での光の伝達がスムーズになり、より均一に発光させることができる。また、導光板64の内部での光の伝達を妨げないように、スイッチ68のようにシールド29を貫通する部材と干渉しない位置に配設するのが好ましい。
また、発光機構60の点灯制御システムにより、乗員の乗車時に点灯し、車両用シート1の外面を光らせることにより乗員を迎え入れる演出効果を発揮することができるとともに、足元を照明して乗車時の安全性を向上させることができる。
[実施形態2(参考例)
以下、図4,5を参照しながら実施形態2について説明する。図4に示されるように、車両用シート10は、大別して、座面20aを構成するシートクッション20と背凭れ面30aを構成するシートバック30とを備えている。
シートクッション20は、図5に示されるように、発泡ウレタン等で形成されたクッションパッド22がファブリック等の表皮材24で表装されてなるクッションパッド体26を備えており、該クッションパッド体26が金属製のシートフレーム18に載置固定されている。クッションパッド体26の上面が着座者の臀部を支持する座面20aをなし、クッションパッド体26が着座者の荷重により撓みながら着座者を支持する。シートフレーム18及びクッションパッド体26の周囲には、シートフレーム18とクッションパッド体26の厚み方向の一部とを覆うシールド28が装備され、シート外面を形作っている。
シートバック30は、図4に示されるように、発泡ウレタン等で形成されたクッションパッドがファブリック等の表皮材で表装されてなるバックパッド体32備えている。そして、バックパッド体32が金属製のシートフレーム(図示略)に対し、該シートフレームの少なくとも前側を覆うように被せつけられおり、バックパッド体32の前面が着座者の背中を支持する背凭れ面30aをなし、着座者の荷重により撓みながら着座者を支持する構成となっている。シートバック30の背凭れ面30aとは反対側には、シートバック30の側面の後方側部分と後面とにかけて配されたバックボード34が設けられ、シート外面を形作っている。
車両用シート10は、シートクッション20のシールド28とシートバック30のバックボード34とにおいて、その外面から光を発する発光機構40を備えている。シールド28及びバックボード34は基本的にはポリプロピレン樹脂等の硬質の合成樹脂で形成され、クッションパッド体26及びバックパッド体32の弾性変形により追従変形しないものである。シールド28及びバックボード34が本発明の硬質の樹脂製部品に相当する。図4においては発光機構40の発光時に光る位置を格子模様で示した。図4に示されるように、本実施形態の発光機構40は、シールド28の周面及びシートバック30から発光するものである。発光機構40は光源としてLEDパネルを備えている。本実施形態におけるLEDパネルが本発明の面発光部材に相当する。シールド28及びバックボード34におけるLEDパネルの基本的な配設構成は同様であるから、以下、シールド28を取り上げて発光機構40の構成を詳細に説明する。
図5に示されるように、面状の光源としてのLEDパネル42は透明のアクリル板44の裏面側に保持され、車両用シート10の外側に向けて発光可能なようにシールド28に組み込まれている。LEDパネル42の表面側にはアクリル板44を介在してLEDパネル42の表面を覆う装飾パネル46が配設されている。アクリル板44は必ずしも平らではなく、シールド28の外形形状に対応し、例えば湾曲形状等の立体的な形状に形成され得る。それにより、LEDパネル42の設定位置も周囲と一連の外形形状として形成されている。装飾パネル46は、LEDパネル42が発光していないとき、つまり未発光状態ではLEDパネルの面状の発光部を直接的に視認することを妨げるが、LEDパネル42が発光しているとき、つまり発光状態においては、その発光を透過させることができるものである。例えば、市松模様等の柄を付した合成樹脂フィルム、有色透明の合成樹脂フィルム等を用いることができる。この発光機構40によれば、LEDパネル42の表面が装飾パネル46で覆われているため、未発光状態ではLEDパネル42が設定されていることは分かりにくいが、発光状態ではシールド28の側面から光を発することが可能である。例えば、上記実施形態1において例示した発光制御システムにより、乗員を迎え入れるような演出効果を奏することが可能となる。
以上の構成の車両用シート10によれば、発光機構40の光源であるLEDパネル42が、着座により通常では撓むことのない硬質の合成樹脂で形成されたシールド28及びバックボード34に組み込まれているため、破損しにくい。また、LEDパネル42は装飾パネル46で覆われて直接的に視認できないようになっているため、発光していないときのシートの見栄えを向上させることが可能である。そして、発光機構40の点灯制御システムにより、乗員の乗車時に点灯し、車両用シート10の外面を光らせることにより乗員を迎え入れる演出効果を発揮することができる。
[実施形態3(参考例)
図6を参照しながら実施形態3について説明する。本実施形態は上記実施形態2の車両用シート10において、発光機構40の基本構成は同様であるが、発光位置のみを変更したものである。変更を要しない部材については同じ符号で示し、詳細な説明を省略する。本実施形態においては、図6に格子模様を付して示すように、発光機構40によりシールド28の上面から光を発することが可能となっており、該発光位置に対応してLEDパネル42が配設されている。そのため、車両用シート10の座面20aの輪郭を効果的に照らすことができる。
[実施形態4(参考例)
以下、図7〜9を参照しながら実施形態4について説明する。車両用シート10の基本的な構成は上記実施形態2と同様であるから、同じ符号で示し、詳細な説明を省略する。本実施形態では発光機構40を備えた車両用シート10の後ろには、別の車両用シート12が設備されている。本実施形態においては、前側の車両用シート10を前席シート10、前席シート10の後ろに位置するシートを後席シート12と称する。前席シート10は、後席シート12に着座する乗員が乗降する際に操作されるものである。該操作とは、例えば、図7に示されるようにシートバック30が前傾されたり、あるいは前方へスライドされたりして後席シート12への乗降スペースを確保しようとするものである。以下、このような操作を後席乗降補助操作と称する。前席シート10は必ずしも車両の最前席ということを意味しているわけではない。例えば、3列の座席を備える自動車の前から2列目の座席を前席シート10、3列目の座席を後席シート12とすることができる。あるいは、2ドアの自動車の運転席又は助手席を前席シート10、リアシートを後席シート12とすることができる。
本実施形態において、発光機構40の基本構成は、上記実施形態2と同様であるが、図7,8に格子模様を付して示すように、発光位置が変更されている。すなわち、本実施形態の前席シート10において、発光機構40はシールド28の後面及びバックボード34の後面から光を発することが可能なように設定されている。本実施形態において、発光機構40は、後席シート12への乗員の乗車に際して点灯させる発光制御システムを備えている。それにより、後席シート12への乗員を迎え入れるような演出効果を奏するとともに、乗降時の安全性を向上させることができる。
本実施形態にかかる発光制御システムによる一連の制御手順について、図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
まず、シートが操作中か否か、すなわち、前席シート10が後席乗降補助操作中であるか否かを判断する(ステップS200)。後席乗降補助操作中である場合(Yの場合)、LEDパネル42がOFFか否か、すなわち、LEDパネル42が消灯しているか否かを判断する(ステップS201)。一方、後席乗降補助操作中ではない場合(ステップS200においてNの場合)にはリターンされる(ステップS205)。ステップS201においてLEDパネル42が消灯している場合(Yの場合)、LEDパネル42をON、つまりLEDパネル42を点灯する(ステップS202)。次いで、後席乗降補助操作後所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS203)。なお、ステップS201においてLEDパネル42が点灯している場合(Nの場合)はステップS202を経ずにステップS203に進む。ステップS203において、所定時間経過したと判断された場合(Yの場合)、LEDパネル42をOFFにする。すなわち、LEDパネル42を消灯する(ステップS204)。一方、ステップS203において、所定時間経過していないと判断された場合(Nの場合)にはリターンされる(ステップS205)。以上の手順が繰り返される。
[実施形態5(参考例)
図10,11を参照しながら実施形態5について説明する。本実施形態は上記実施形態2と車両用シート10の基本的な構成は同じであるが、発光機構にかかる構成が一部異なっている。変更を要しない部材については同じ符号で示し、詳細な説明を省略する。
車両用シート10は、シートクッション20のシールド28とシートバック30のバックボード34とにおいて、その外面から光を発する発光機構50を備えている。図10においては発光機構50の発光時に光る位置を格子模様で示した。図4に示されるように、本実施形態の発光機構50は、シールド28の周面の一部及びシートバック30の側面の一部において帯状に発光するものである。発光機構50は光源としてLEDパネルを備えている。シールド28及びバックボード34におけるLEDパネルの基本的な配設構成は同様であるから、以下、シールド28を取り上げて発光機構50の構成を詳細に説明する。
図11に示されるように、面状の光源としてのLEDパネル42は透明のアクリル板44の裏面側に保持され、車両用シート10の外側に向けて発光可能なようにシールド28に組み込まれている。このシールド28は、LEDパネル42が設置された部分を含む表面全体が装飾パネル56で覆われている。装飾パネル56は、LEDパネル42が発光していないとき、つまり未発光状態ではLEDパネル42の面状の発光部を直接的に視認することを妨げるが、LEDパネル42が発光しているとき、つまり発光状態においては、その発光を透過させることができるものである。この発光機構40によれば、LEDパネル42の表面が装飾パネル56で覆われているため、未発光状態ではLEDパネル42が設定されていることは分かりにくく、且つ、該装飾パネル56によりシールド28の表面全体が覆われているためLEDパネル42の設定箇所とその周囲のシールド28の表面との外観が統一され、一層見栄えを向上させることができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲内でその他種々の実施形態が考えられるものである。
本発明は、車両用シートのシールド又はバックパネルのみならず、ヘッドレストの後面を構成するバックボード等、シートの外形を形成する各種の硬質の樹脂製の部材に適用することができる。
本発明の実施形態1に係る車両用シートの斜視図である。 図1に示される車両用シートのII−II線断面図である。 実施形態1における発光機構の制御手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る車両用シートの斜視図である。 図4に示される車両用シートのV−V線断面図である。 本発明の実施形態3に係る車両用シートの斜視図である。 本発明の実施形態4に係る車両用シートの側面図である。 図7に示される車両用シートを斜め後ろから見た様子を示す部分拡大斜視図である。 実施形態4における発光機構の制御手順を説明するフローチャートである。 本発明の実施形態5に係る車両用シートの斜視図である。 図10に示される車両用シートのXI−XI線断面図である。
1 車両用シート
10 車両用シート
28 シールド
29 シールド
34 バックボード
40 発光機構
42 LEDパネル(面発光部材)
44 アクリル板
46 装飾パネル
50 発光機構
56 装飾パネル
62 面発光部材
70 装飾パネル

Claims (1)

  1. シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートであって、
    前記発光機構は面発光部材を備え、該面発光部材は車両用シートの外面を構成する硬質の樹脂製部品のシート外側に面する位置に配設されており、該面発光部材の表面が該面発光部材の未発光状態では発光部を直接的に視認することはできないが、該面発光部材の発光状態では当該発光を透過させることができる装飾パネルで覆われており、
    前記面発光部材を覆う装飾パネルにより前記硬質の樹脂製部品の外面を覆いつつ、前記装飾パネルの端部を、前記樹脂製部品の端部において外面とは反対の裏面側に回り込ませて前記樹脂製部品に係止することで、前記樹脂製部品に前記装飾パネルを被せ付ける構成としたことを特徴とする発光機構を備える車両用シート。
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