JP5359035B2 - 発光機構を備えた車両用シート - Google Patents
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Description
第1の発明は、シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートであって、前記発光機構は面発光部材を備え、該面発光部材は車両用シートの外面を構成する硬質の樹脂製部品のシート外側に面する位置に配設されており、該面発光部材の表面が該面発光部材の未発光状態では発光部を直接的に視認することはできないが、該面発光部材の発光状態では当該発光を透過させることができる装飾パネルで覆われていることを特徴とする発光機構を備えた車両用シートである。
また第1の発明によれば、シートの見栄えを更に向上させることが可能となる。
以下、図1,2を参照しながら本発明の実施形態1について説明する。図1に示されるように、車両用シート1は、大別して、座面20aを構成するシートクッション20と背凭れ面30aを構成するシートバック30とを備えている。図1において矢印で示すF,Uは車両用シート1の前方,上方を示している。本発明の説明において、シートの「外面」とは、シートの外に表れた面、すなわち外から見える面のことである。また、シートを構成する各部材の「表面」とは、その部材において相対的にシート外方に向いている面であり、「裏面」とは「表面」の反対側の面であり、相対的にシート内方に向いている面のことである。
発光機構60は、発光制御システムに関係して、車両のドア(図示省略)のドアロックの解除を検出する解錠検出手段と、乗員の車両用シート1への着座を検出する着座検出手段とを備えている。前記解錠検出手段はドアロック装置(図示略)である。着座検出手段はクッションパッド体26に埋設された感圧センサ48である。なお、乗員が着座したことを検知できるのであれば、感圧センサに限らず、周知の各種センサ類を着座検知手段として使用することができる。
まず、ドアロック装置により、車両用シート1への乗降に用いられる車両のドアのドアロックが解除されているか否かを判断する(ステップS100)。ドアロックが解除されている場合(Yの場合)、チップLED66がOFFか否か、すなわち、面発光部材62が消灯しているか否かを判断する(ステップS101)。一方、ドアロックが解除されていない場合(ステップS100においてNの場合)にはリターンされる(ステップS105)。ステップS101においてチップLED66が消灯している場合(Yの場合)、チップLED66をON、つまり面発光部材62を点灯する(ステップS102)。次いで、着座センサ(感圧センサ48)がONか否か、すなわち、着座センサにより車両用シート1に乗員が着座しているか否かを判断する(ステップS103)。なお、ステップS101において面発光部材62が点灯している場合(Nの場合)はステップS102を経ずにステップS103に進む。ステップS103において、車両用シート1に乗員が着座していると判断された場合(Yの場合)、チップLED66をOFFにする。すなわち、面発光部材62を消灯する(ステップS104)。一方、ステップS103において、車両用シート10に乗員が着座していないと判断された場合(Nの場合)にはリターンされる(ステップS105)。以上の手順が繰り返される。なお、面発光部材62の点灯・消灯に際しては、徐々に明るく、あるいは徐々に暗くなるように明るさを制御するのも好ましい。
まず、発光機構60の光源である面発光部材62が、着座により通常では撓むことのない硬質の合成樹脂で形成されたシールド29に組み付けられているため、破損しにくい。また、面発光部材62は装飾パネル70で覆われて直接的に視認できないようになっているため、発光していないときのシートの見栄えを向上させることが可能である。また、面発光部材62のみならず、シールド29の表面全体が装飾パネル70で覆われているため面発光部材62の設定箇所とその周囲との外観が統一され、一層見栄えを向上させることができる。
また、本実施形態の発光機構60は、既存のシールド29の表面に面発光部材62と装飾パネル70とを配置することで容易に組みつけることができる。チップLED66による点発光を導光板64により面発光に変換する面発光部材62は、平らな部分に配設することにより、導光板64の内部での光の伝達がスムーズになり、より均一に発光させることができる。また、導光板64の内部での光の伝達を妨げないように、スイッチ68のようにシールド29を貫通する部材と干渉しない位置に配設するのが好ましい。
また、発光機構60の点灯制御システムにより、乗員の乗車時に点灯し、車両用シート1の外面を光らせることにより乗員を迎え入れる演出効果を発揮することができるとともに、足元を照明して乗車時の安全性を向上させることができる。
以下、図4,5を参照しながら実施形態2について説明する。図4に示されるように、車両用シート10は、大別して、座面20aを構成するシートクッション20と背凭れ面30aを構成するシートバック30とを備えている。
図6を参照しながら実施形態3について説明する。本実施形態は上記実施形態2の車両用シート10において、発光機構40の基本構成は同様であるが、発光位置のみを変更したものである。変更を要しない部材については同じ符号で示し、詳細な説明を省略する。本実施形態においては、図6に格子模様を付して示すように、発光機構40によりシールド28の上面から光を発することが可能となっており、該発光位置に対応してLEDパネル42が配設されている。そのため、車両用シート10の座面20aの輪郭を効果的に照らすことができる。
以下、図7〜9を参照しながら実施形態4について説明する。車両用シート10の基本的な構成は上記実施形態2と同様であるから、同じ符号で示し、詳細な説明を省略する。本実施形態では発光機構40を備えた車両用シート10の後ろには、別の車両用シート12が設備されている。本実施形態においては、前側の車両用シート10を前席シート10、前席シート10の後ろに位置するシートを後席シート12と称する。前席シート10は、後席シート12に着座する乗員が乗降する際に操作されるものである。該操作とは、例えば、図7に示されるようにシートバック30が前傾されたり、あるいは前方へスライドされたりして後席シート12への乗降スペースを確保しようとするものである。以下、このような操作を後席乗降補助操作と称する。前席シート10は必ずしも車両の最前席ということを意味しているわけではない。例えば、3列の座席を備える自動車の前から2列目の座席を前席シート10、3列目の座席を後席シート12とすることができる。あるいは、2ドアの自動車の運転席又は助手席を前席シート10、リアシートを後席シート12とすることができる。
まず、シートが操作中か否か、すなわち、前席シート10が後席乗降補助操作中であるか否かを判断する(ステップS200)。後席乗降補助操作中である場合(Yの場合)、LEDパネル42がOFFか否か、すなわち、LEDパネル42が消灯しているか否かを判断する(ステップS201)。一方、後席乗降補助操作中ではない場合(ステップS200においてNの場合)にはリターンされる(ステップS205)。ステップS201においてLEDパネル42が消灯している場合(Yの場合)、LEDパネル42をON、つまりLEDパネル42を点灯する(ステップS202)。次いで、後席乗降補助操作後所定時間が経過したか否かを判断する(ステップS203)。なお、ステップS201においてLEDパネル42が点灯している場合(Nの場合)はステップS202を経ずにステップS203に進む。ステップS203において、所定時間経過したと判断された場合(Yの場合)、LEDパネル42をOFFにする。すなわち、LEDパネル42を消灯する(ステップS204)。一方、ステップS203において、所定時間経過していないと判断された場合(Nの場合)にはリターンされる(ステップS205)。以上の手順が繰り返される。
図10,11を参照しながら実施形態5について説明する。本実施形態は上記実施形態2と車両用シート10の基本的な構成は同じであるが、発光機構にかかる構成が一部異なっている。変更を要しない部材については同じ符号で示し、詳細な説明を省略する。
本発明は、車両用シートのシールド又はバックパネルのみならず、ヘッドレストの後面を構成するバックボード等、シートの外形を形成する各種の硬質の樹脂製の部材に適用することができる。
10 車両用シート
28 シールド
29 シールド
34 バックボード
40 発光機構
42 LEDパネル(面発光部材)
44 アクリル板
46 装飾パネル
50 発光機構
56 装飾パネル
62 面発光部材
70 装飾パネル
Claims (1)
- シートの外面から光が発せられる発光機構を備えた車両用シートであって、
前記発光機構は面発光部材を備え、該面発光部材は車両用シートの外面を構成する硬質の樹脂製部品のシート外側に面する位置に配設されており、該面発光部材の表面が該面発光部材の未発光状態では発光部を直接的に視認することはできないが、該面発光部材の発光状態では当該発光を透過させることができる装飾パネルで覆われており、
前記面発光部材を覆う装飾パネルにより前記硬質の樹脂製部品の外面を覆いつつ、前記装飾パネルの端部を、前記樹脂製部品の端部において外面とは反対の裏面側に回り込ませて前記樹脂製部品に係止することで、前記樹脂製部品に前記装飾パネルを被せ付ける構成としたことを特徴とする発光機構を備える車両用シート。
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