JP5358019B2 - 気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関に関し、特に、気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関に係る。
特許文献1の中国特許第ZL200510100647.2号、申請日:2005年10月28日、特許名称:全蒸気駆動式内燃機関において開示された全蒸気駆動式内燃機関は、二つのシステムを含む。即ち、燃焼システムと、機械動力システムである。該機械動力システムには、タービンとタービンシャフトを含み、燃焼システムには主に、二つの主シリンダと、補助シリンダ、巨大バネ、強力槓杆、高圧気体パイプによって構成される2セットの補助装置を含む。左主シリンダは高圧気体パイプを経て右補助シリンダに繋がる。右主シリンダもまた、高圧気体パイプを経て左補助シリンダに繋がる。主シリンダの外殻頂部側辺に高圧ノズルを設け、高圧ノズルとタービンとは繋がる。ピストン上端には強力槓杆に繋がるコーディネーションカード(Coordination card)を配置し、強力槓杆と巨大バネは繋がり、巨大バネはスチールフレームによって固定され、強力槓杆は、補助シリンダのピストンと繋がる。この種の構造の全蒸気駆動式内燃機関は、内燃機関の燃燒方式とガスタービンの機械動力方式を採用したもので、燃燒効率が高く、構造が簡単、低コストで、信頼性が高く、操作が簡単、同時メンテナンスが便利である。しかしながら、それには欠点も存在し、大量生産や広範応用には不利である。(1)コーディネーションカード(Coordination card)が強固でなく信頼性に欠ける。(2)巨大バネの体積が大きすぎるため、消耗し易い。しかも、設置箇所は高圧ノズルを過長にする。(3)強力な気体供給システムが欠けている。
中国特許第ZL200510100647.2号明細書
本発明は、前述の全蒸気駆動式内燃機関に存在する不足点に対し、気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関を提供することを目的とする。それは、構造を改良して、気体供給システムを増設し、設備の動作をさらに安定させ信頼性のあるものとし、実用性を強化する全蒸気駆動式内燃機関である。
前述の技術問題を解決するために、本発明は、次の技術手段を採用する。
気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関には、タービンとタービンシャフトにより構成される機械動力システムと、タービンシャフトの左/右両側にそれぞれ位置する左主シリンダと左補助シリンダ、右主シリンダと右補助シリンダにより構成される燃焼システムとを備える。その内、左主シリンダは、左高圧気体パイプを経て右補助シリンダと繋がり、右主シリンダは、右高圧気体パイプを経て左補助シリンダと繋がる。左/右主シリンダの外殻頂部に近い側面には、いずれもタービンにつながる高圧ノズルを設ける。その特徴は、次のとおりである。
本発明の全蒸気駆動式内燃機関には、さらに気体供給システムを備える。該気体供給システムは、高圧気体パイプを通して連結する高圧気体ボトルと、エアコンプレッサとにより構成され、高圧気体ボトルの両側にはそれぞれ、左、右高圧気体バルブを設け、高圧気体バルブはそれぞれ、高圧気体パイプと気体吸入バルブを経て、左、右主シリンダに繋がる。
前記燃焼システム中の左、右補助シリンダは、いずれも外殻とピストンによって構成され、外殻の底部には排気バルブを設け、ピストン頂部には、槓杆Bを連結する。左主シリンダと左補助シリンダ、右主シリンダと右補助シリンダ間には空気圧縮式弾性装置を配置し、空気圧縮式弾性装置は、外殻とピストンによって構成される。主シリンダのピストンと空気圧縮式弾性装置内のピストンは、連接する槓杆Aに固定し、尚且つ、槓杆Aには延伸部を備え、延伸部は、槓杆B上方に位置させる。並びに、連杆Aの上端と槓杆Bはヒンジ接合し、連杆Aの下端と連杆Bの端部はヒンジ接合する。左、右主シリンダの底端にはいずれも気体吸入バルブと、排気バルブと、点火プラグとを設ける。
前記左主シリンダと高圧気体ボトル間、及び、右主シリンダと高圧気体ボトル間にはそれぞれ、カムシャフトを設け、カムシャフト上には、それぞれが主シリンダに対応する気体吸入バルブと、排気バルブと、高圧気体バルブと、補助シリンダの排気バルブとを組み合わせた四つのカムを配置し、カムシャフトの端部を連接する前記連杆Bに固定する。
前記機械動力システムのタービンシャフトの下端は、高圧気体ボトル箇所に延伸し、尚且つ、伝動シャフトを係合させてエアコンプレッサに連結しそれを駆動する。
前記空気圧縮式弾性装置は、主シリンダ及び補助シリンダを並列し平行状態で設置する。
前記高圧ノズルは、主シリンダの外殻頂部に近い側面に配置し、左高圧気体パイプ、右高圧気体パイプ内にはいずれにも、単一方向の弾性バルブを設ける。
本発明は、現有する全蒸気駆動式内燃機関の基礎上に設置し、尚且つ、槓杆B上方の槓杆A延伸箇所には、従来技術のコーディネーションカード(Coordination card)を代替する作用を備え、これらの組み合わせにおいて、互いに連結しない構造が構造全体を簡素化し信頼性の高いものにするのとともに、空気圧縮式弾性装置が現有の巨大バネを代替し、使用寿命を延ばし、体積を縮小する。さらに、高圧気体ボトルとエアコンプレッサによって構成される気体供給システムを増設することにより、主シリンダ内の燃焼をさらに安定させる。設備に、主シリンダ下部に各バルブの開閉をおこなうカムシャフトを配置することにより、構造はさらに内容の詰まったものとなり信頼性が高まる。本発明全体は、大量生産に適合するもので、さらに好ましい実用性と信頼性を備えたものである。
本発明の構造を示す図である。
図1に示すとおり、気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関には、三つのシステムを備える。即ち、燃焼システムと、機械動力システムと、気体供給システムである。
1.燃焼システム
燃焼システムの作用は、油(燃料)と空気の混合体を燃焼させて高圧気体を発生させ、さらにその高圧気体は加速運動を起こし、高圧ノズル3m,3nから高速噴射することにより、動力源を生じさせることにあり、燃焼システムは、二つの主シリンダと補助装置とに分けられる。二つの主シリンダ3a、3bは、双方向作業をおこなう。左主シリンダ3aが作動する(燃料と空気の混合体が主シリンダ内で燃焼して高圧熱気を生じさせ、その熱気が高圧ノズルから加速噴射する過程)と、右主シリンダ3bが気体吸入作業を完成させる。
主シリンダ3a/3bは、シリンダ外殻とピストンによって構成され、外殻底端には、気体吸入バルブ19A/19Bと、排気バルブ20A/20Bと、点火プラグ18A/18Bと、高圧気体パイプ17に繋がる高圧気体バルブ11a/11bとを備え、外殻頂部に近い側面に高圧ノズル3m,3nを設け、左主シリンダ3aの構造と右主シリンダ3bの構造は完全に同様とする。
主シリンダ3a/3bの作業方式は次のとおりである。
(1)ピストンは、シリンダ底部から頂端に向かって運動し、燃料と空気の混合体は、気体吸入バルブ19A/19Bからシリンダに吸入される。
(2)ピストンは、主シリンダの高圧ノズル3m/3n位置まで作動すると、運動を停止する。この時、ピストンは、主シリンダの高圧ノズル3m/3nを封鎖する。
(3)主シリンダ内の燃料と空気の混合体は、点火プラグ18A/18Bによって点火されて燃焼を始める。
(4)高圧気体は、ピストンを上向きにプッシュし、これと同時に、高圧気体は加速運動を起こして高圧ノズル3m/3nから噴射される。
(5)大部分の高圧熱気体が噴射された後、主シリンダ内には不要な気体が充満する。ピストンは、頂部から下向きの運動を始める。不要な気体は排気バルブ20A/20Bから排出される。ピストンがシリンダ底部まで運動すると、不要な気体は排出され、この時、主シリンダは、一回の作業過程を完成させる。
主シリンダ3a/3bの補助システムには、空気圧縮式弾性装置5a/5bと、補助シリンダ4a/4bと、槓杆A 6a/6bと、槓杆B 7a/7bと、主シリンダ3a/3bの底部から他の主シリンダ3b/3aに属する補助シリンダ4b/4aの底部に連結する高圧気体パイプ12a/12bと、連杆A 8a/8bと、連杆B 9a/9bと、カムシャフト10a/10bとを備える。
本発明における空気圧縮式弾性装置5a、5bは、背景技術に述べた現有する全蒸気駆動式内燃機関中の巨大バネ機能に相似する。しかし、その作業原理は、空気圧縮後に発生する弾性作業を利用するもので、空気圧縮式弾性装置5a、5bと、主シリンダ3a、3bと、補助シリンダ4a、4bはほぼ平行である。実際に、空気圧縮式弾性装置は、体積が小さく、パワーが強く、強固で信頼性の高いものであることが証明されている。
空気圧縮式弾性装置5a/5bは、外殻とピストンにより構成され、ピストン上端には第一の槓杆A 6a/6bを連接する。左空気圧縮式弾性装置5aと右空気圧縮式弾性装置5bの構造は同様とする。補助シリンダ4a/4bは、外殻とピストンにより構成され、外殻底部には排気バルブ21A/21Bを備え、ピストン頂部には第二の槓杆B 7a/7bを連接する。左補助シリンダ4aの構造と右補助シリンダ4bとは同様とする。主シリンダピストンと空気圧縮式弾性装置内のピストンは、連接する第一の槓杆A 6a/6bに固定し、補助シリンダ内のピストン上部は、連接する第二の槓杆B 7a/7bに固定する。
第一の槓杆A 6a/6bと第二の槓杆B 7a/7bは切断されている。この設計には内在するロジック要素が含まれており、コーディネーションカード(Coordination card)を代替する作用を生じさせるものである。第一の連杆A 8a/8bの一端は、金属製ヒンジを用いて補助シリンダのピストン上方の第二の槓杆B 7a/7b上端に連結し、第一の連杆Aと第二の槓杆B間の角度は、変化可能とする。第一の連杆A 8a/8bの他の一端は、金属製ヒンジを用いて第二の連杆B 9a/9bの一端に連結し、第一の連杆Aと第二の連杆B間の角度もまた、変化可能とする。
第二の連杆B 9a/9bの一端は、カムシャフト10a/10bの一端に固定する。カムシャフト10a/10b上には四つのカムを設ける。この四つのカムによって、カムシャフト10a/10bの回転時に、それぞれ適時に順序にもとづいて、主シリンダの気体吸入バルブ19A/19Bと、排気バルブ20A/20Bと、高圧気体バルブ11a/11bと、補助シリンダの排気バルブ21A/21Bの開閉を行う。その他の部件に対応するカムシャフト10a/10b箇所は、スチールフレーム及びベアリングによって固定する。
次に、補助システムの作業原理について説明をおこなう。
(1)左主シリンダ3a内の燃料と空気の混合体を燃焼させる時は、左主シリンダ内のピストンは、左槓杆A 6aによって従動されて、左空気圧縮式弾性装置5aのピストンが上向きに移動するため、左槓杆A 6aと左槓杆B 7aの接触が解除される。
(2)左主シリンダ3a内の高圧気体の一部は、左主シリンダ3aの左高圧気体パイプ12aを経て右補助シリンダ4bに進入し、右補助シリンダ4b内のピストンは上向きに運動する。(注意)左/右高圧気体パイプ12a、12b内にはいずれにも弾性バルブを配置し、一定圧力の気流を主シリンダ3a/3bから補助シリンダ4b/4aに一方向に流動させる。
(3)右補助シリンダ4b内のピストンは、右槓杆B 7bと右槓杆A 6bによって右主シリンダ3b内のピストンと右空気圧縮式弾性装置5b内のピストンを従動し、それらを上向きに運動させる。この時、右主シリンダ3bは、燃料と空気の混合体を吸入する。
(4)右連杆A 8bと右連杆B 9bは、右補助シリンダ4b内のピストンと右槓杆B 7bに従動し、右カムシャフト10bを回転させ、右カムシャフト10bのカムが右主シリンダ3bの気体吸入バルブ19と右高圧気体バルブ11bを駆動すると、それらは同時に開かれる。
(5)左主シリンダ3a内の高圧気体の大部分が噴射した後、左空気圧縮式弾性装置5a内のピストンは、左槓杆A 6aと左槓杆B 7aによって左主シリンダ3a内のピストンと左補助シリンダ4aのピストンが同時にプッシュされ、下向き運動をする。
(6)左空気圧縮式弾性装置5aは、左槓杆A 6aと、左槓杆B 7aと、左連杆A 8aと、左連杆B 9aとによって左カムシャフト10aを回転させる。左カムシャフト10aのカムは、左主シリンダ3aの排気バルブ20と左補助シリンダ4aの排気バルブ21を駆動してそれらを開かせる。
(7)左主シリンダ3a内のピストンと左補助シリンダ4a内のピストンが底部まで動作すると、左主シリンダ3aと左補助シリンダ4a内の不要な気体は排出される。右主シリンダ3b内のピストン右主シリンダ3bの右高圧ノズル3n箇所まで動作すると、右主シリンダ3b内には燃料と空気の混合体が充満する。
(8)右主シリンダ3b内の燃料と空気の混合体が燃焼すると、右主シリンダ3b内のピストンは、右槓杆A 6bによって従動する右空気圧縮式弾性装置5b内のピストンを上向きに動作させる。この時、右槓杆A 6bと右槓杆B 7bは、接触を解除する。
(9)右主シリンダ3b内の高圧気体の一部は、右高圧気体パイプ12bを経て左補助シリンダ4aに進入し、左補助シリンダ内のピストンは、上向きに動作する。
(10)左補助シリンダ4a内のピストンは、左槓杆A 6aと左槓杆B 7aによって左主シリンダ3a内のピストンと左空気圧縮式弾性装置5a内のピストンを従動し、それらを上向きに動作させる。この時、左主シリンダ3aは、燃料と空気の混合体を吸入する。
(11)左連杆A 8aと左連杆B 9aは、左補助シリンダ4a内のピストンと左槓杆B 7aに従動されて、左カムシャフト10aを回転し、左カムシャフト10aのカムが左主シリンダ3aの気体吸入バルブ19と左高圧気体バルブ11aを駆動して、それらを同時に開く。
(12)右主シリンダ3b内の高圧気体の大部分が噴射した後、右空気圧縮式弾性装置5b内のピストンは、右槓杆A 6bと右槓杆B 7bを通して、右主シリンダ3b内のピストンと右補助シリンダ4b内のピストンを同時にプッシュし、それらを下向きに動作させる。
(13)右空気圧縮式弾性装置5bのピストンは、右槓杆A 6bと、右槓杆B 7bと、右連杆A 8bと、右連杆B 9bを通して、右カムシャフト10bを駆動し、それを回転させ、右カムシャフト10bのカムは、驅動右主シリンダ3bの排気バルブ20と右補助シリンダ4bの排気バルブ21を駆動して、それらを開く。
(14)右主シリンダ3b内のピストンと右補助シリンダ4b内のピストンが底部まで動作する時、右主シリンダ3bと右補助シリンダ4b内の不要な気体は排出され、左主シリンダ3a内のピストンが左主シリンダ3aの左高圧ノズル3m箇所まで動作する時、左主シリンダ3a内には燃料と空気の混合体が充満する。
(15)左主シリンダ3aと右主シリンダ3bが連続交替作業をおこなう時、左主シリンダ3aの補助システムと右主シリンダ3bの補助システムは上述の動作と作業を繰り返す。
補助システム作用は、即ち、二つの主シリンダを助け、二つの主シリンダが動作する際の相互駆動を実現させるものである。左主シリンダ3aと、左補助シリンダ4aと、左空気圧縮式弾性装置5aと、右主シリンダ3bと、右補助シリンダ4bと、右空気圧縮式弾性装置5b等は、いずれもスチールフレームによって固定される
2.機械動力システム
機械動力システム作用は、二つの主シリンダ3a、3bから生じる。高圧ノズル3m,3nから噴射する高圧高速熱気循環させる連続機械回転に転化させられる。機械動力システムは主に、比較的直径の大きいタービン1とタービンシャフト2により構成させる。タービン1は、スチールフレームとベアリングによって固定され、回動可能である。
タービンの作業原理は、高速高圧気流がタービンの羽根に作用ると、タービンの羽根がタービン1を押して回転させる。タービン1が回転すると、タービンシャフト2は回転して、連続する機械回転を出力する。タービンシャフト2は比較的長く、内燃機関の底部箇所まで延伸するため、エアコンプレッサ15を駆動するのに便利である。
3.気体供給システム
気体供給システムの作用は、主シリンダ3a、3b内の燃焼に対し、十分な酸素を提供することにある。気体供給システムは主に、エアコンプレッサ15と、エアコンプレッサとタービンシャフトに連接する伝動シャフト14と、高圧気体パイプ17A/17Bと、高圧気体ボトル16と、左高圧気体バルブ11aと、右高圧気体バルブ11bとを備える。
エアコンプレッサ15の作業原理は、伝動シャフト14の連続回転を動力として高圧空気を転化させることにある。また、伝動シャフト14の作業原理は、タービンシャフト2の連続回転をエアコンプレッサ15に伝えて、エアコンプレッサを動作させることにある。高圧気体ボトル16の作業原理は、高圧気体ボトル16に高圧空気を保存し、主シリンダ3a、3b内の燃燒に対して即時に信頼できる空気源を提供することにある。高圧気体バルブ11a、11bの作業原理は、カムシャフト10a/10bが回転すると、カムシャフト10a/10b上のカムが適時に高圧気体バルブ11a/11bを押して開閉させ、高圧気体は、高圧気体バルブおよび気体吸入バルブ19A/19Bを経て適時に主シリンダ3a、3bに進入することにある。
高圧気体パイプ17(17A/17B)の作用は、エアコンプレッサ15と、高圧気体ボトル16と、左高圧気体バルブ11aと、右高圧気体バルブ11bと、左主シリンダ3aと、右主シリンダ3bとを連結する高圧空気の通路となることにある。伝動シャフト14は、スチールフレームとベアリングによって固定し、伝動シャフト14は回転可能とし、エアコンプレッサ15と、高圧気体ボトル16と、左高圧気体バルブ11aと、右高圧気体バルブ11b等は、スチールフレームによって固定する。
1 タービン
10a/10b カムシャフト
11a/11b 高圧気体バルブ
12a/12b 高圧気体パイプ
14 伝動シャフト
15 エアコンプレッサ
16 高圧気体ボトル
17 高圧気体パイプ
18 点火プラグ
19 気体吸入バルブ
2 タービンシャフト
20 排気バルブ
21 排気バルブ
3a/3b 主シリンダ
4a/4b 補助シリンダ
5a/5b 空気圧縮式弾性装置
6a/6b 槓杆A
7a/7b 槓杆B
8a/8b 連杆A
9a/9b 連杆B

Claims (5)

  1. 気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関には、
    タービンとタービンシャフトにより構成される機械動力システムと、
    タービンシャフトの左/右両側にそれぞれ位置する左主シリンダと左補助シリンダ、右主シリンダと右補助シリンダにより構成される燃焼システムとを備え、
    その内、左主シリンダは、左高圧気体パイプを経て右補助シリンダと繋がり、右主シリンダは、右高圧気体パイプを経て左補助シリンダと繋がり、左/右主シリンダの外殻頂部に近い側面にはそれぞれ、タービンにつながる高圧ノズルを設け、
    気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関にはさらに、高圧気体パイプを通して連結する高圧気体ボトルと、エアコンプレッサとにより構成される気体供給システムを備え、
    該気体供給システムにおいて、高圧気体ボトルの両側にはそれぞれ、左/右高圧気体バルブを設け、高圧気体バルブはそれぞれ、高圧気体パイプと気体吸入バルブを経て、左/右主シリンダに繋がり、
    前記燃焼システム中の左/右補助シリンダは、いずれも外殻とピストンによって構成され、外殻の底部には排気バルブを設け、ピストン頂部には、槓杆Bを連結し、
    左主シリンダ及び左補助シリンダと、右主シリンダ及び右補助シリンダ間には、外殻とピストンによって構成される空気圧縮式弾性装置を設け、
    主シリンダのピストンと空気圧縮式弾性装置内のピストンは、連接する槓杆Aに固定し、槓杆Aに備える延伸部は槓杆B上方に位置させ、
    連杆Aの上端と槓杆Bはヒンジ接合し、連杆Aの下端と連杆Bの端部もヒンジ接合し、左/右主シリンダの底端にはいずれも気体吸入バルブと、排気バルブと、点火プラグとを設け、
    前記左主シリンダと高圧気体ボトル間、及び、右主シリンダと高圧気体ボトル間にはそれぞれ、カムシャフトを設け、カムシャフト上には、それぞれが主シリンダに対応する気体吸入バルブと、排気バルブと、高圧気体バルブと、補助シリンダの排気バルブとを組み合わせた四つのカムを配置し、カムシャフトの端部を連接する前記連杆Bに固定することを特徴とする気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関。
  2. 前記機械動力システムのタービンシャフトの下端は、高圧気体ボトル箇所に延伸し、尚且つ、伝動シャフトを係合させて、連接するエアコンプレッサを駆動することを特徴とする請求項1に記載の気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関。
  3. 前記空気圧縮式弾性装置は、主シリンダ及び補助シリンダを並列し平行状態で設置することを特徴とする請求項1に記載の気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関。
  4. 前記高圧ノズルは、主シリンダの外殻頂部に近い側面に配置し、左高圧気体パイプ、右高圧気体パイプ内にはいずれにも、単一方向の弾性バルブを設けることを特徴とする請求項1に記載の気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関。
  5. タービン(1)とタービンシャフト(2)により構成される機械動力システムと、
    前記タービンシャフト(2)の左/右両側にそれぞれ位置する左主シリンダ(3a)と左補助シリンダ(4a)、右主シリンダ(3b)と右補助シリンダ(4b)により構成される燃焼システムと、
    を備える、気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関であって、
    前記左主シリンダ(3a)は、左高圧気体パイプ(12a)を経て右補助シリンダ(4b)と繋がり、
    前記右主シリンダ(3b)は、右高圧気体パイプ(12b)を経て左補助シリンダ(4a)と繋がり、
    前記左主シリンダ(3a)、及び、前記右主シリンダ(3b)の外殻頂部に近い側面にはそれぞれ、前記タービンにつながる高圧ノズル(3m,3n)が設けられ、
    気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関は、
    さらに、高圧気体パイプ(17)を通して互いに連結する高圧気体ボトル(16)とエアコンプレッサ(15)を有して構成される気体供給システムを備え、
    前記気体供給システムにおいて、前記高圧気体ボトル(16)の両側にはそれぞれ、左高圧気体バルブ(11a)、右高圧気体バルブ(11b)を設け、左高圧気体バルブ(11a)、右高圧気体バルブ(11b)はそれぞれ、高圧気体パイプ(17A/17B)と気体吸入バルブ(19A/19B)を経て、左主シリンダ(3a)、右主シリンダ(3b)に繋がり、
    前記燃焼システム中の左補助シリンダ(4a)、右補助シリンダ(4b)は、いずれも外殻とピストンによって構成され、外殻の底部には排気バルブ(21A/21B)を設け、ピストン頂部には、第二の槓杆(7a/7b)を連結し、
    左主シリンダ(3a)及び左補助シリンダ(4a)と、右主シリンダ(3b)及び右補助シリンダ(4b)間には、外殻とピストンによって構成される空気圧縮式弾性装置(5a/5b)を設け、
    左主シリンダ(3a)のピストンと空気圧縮式弾性装置(5a)内のピストンは、連接する第一の槓杆(6a)に固定し、第一の槓杆(6a)に備える延伸部は第二の槓杆(7a)の上方に位置させ、
    右主シリンダ(3b)のピストンと空気圧縮式弾性装置(5b)内のピストンは、連接する第一の槓杆(6b)に固定し、第一の槓杆(6b)に備える延伸部は第二の槓杆(7b)の上方に位置させ、
    第一の連杆(8a/8b)の上端と前記第二の槓杆(7a/7b)はヒンジ接合し、前記第一の連杆(8a/8b)の下端と第二の連杆(9a/9b)の端部もヒンジ接合し、
    左/右主シリンダ(3a/3b)の底端にはいずれも気体吸入バルブ(19A/19B)と、排気バルブ(20A/20B)と、点火プラグ(18A/18B)とを設け、
    前記左主シリンダ(3a)と高圧気体ボトル(16)の間、及び、右主シリンダ(3b)と高圧気体ボトル(16)の間にはそれぞれ、カムシャフト(10a/10b)を設け、カムシャフト(10a/10b)上には、それぞれが主シリンダに対応する気体吸入バルブ(19A/19B)と、排気バルブ(20A/20B)と、高圧気体バルブ(11a/11b)と、左/右補助シリンダ(4a/4b)の排気バルブ(26A/26B)とを組み合わせた四つのカムを配置し、カムシャフトの端部を連接する前記第二の連杆(9a/9b)に固定し、
    前記機械動力システムのタービンシャフト(2)の下端は、高圧気体ボトル(16)箇所に延伸し、尚且つ、伝動シャフト(14)を係合させて、連接する前記エアコンプレッサ(15)を駆動するものであり、
    前記空気圧縮式弾性装置(5a/5b)は、左/右主シリンダ(3a/3b)及び左/右補助シリンダ(4a/4b)と並列し平行状態で設置され、
    前記高圧ノズル(3m,3n)は、左/右主シリンダ(3a/3b)の外殻頂部に近い側面に配置され、
    左/右高圧気体パイプ(12a/12b)内にはいずれにも、単一方向の弾性バルブが設けられる、
    気体供給システムを増設した全蒸気駆動式内燃機関。
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