JP5354297B2 - 風力発電装置 - Google Patents
風力発電装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5354297B2 JP5354297B2 JP2010137470A JP2010137470A JP5354297B2 JP 5354297 B2 JP5354297 B2 JP 5354297B2 JP 2010137470 A JP2010137470 A JP 2010137470A JP 2010137470 A JP2010137470 A JP 2010137470A JP 5354297 B2 JP5354297 B2 JP 5354297B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wind
- tunnel body
- propeller
- flow path
- wind tunnel
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/70—Wind energy
- Y02E10/72—Wind turbines with rotation axis in wind direction
Landscapes
- Wind Motors (AREA)
Description
水平軸風車の発電量を増やす方法として、ディフューザ効果を有する風洞体の出口近傍の内壁に複数個の孔を設け、この孔から風洞体の流出口近傍の空気を連通流路を経由して風車のナセル内部に導き、ナセルの風下の排気口から排出することにより、風洞体出口付近の流路を実質的に拡張し、風洞体入口の流入風速を高める方式が知られている(特許文献1参照)。これは、風洞体の流入口と流出口に圧力差を設けるようにして風速を増そうとするものである。
まず、図1から図5を参照しつつ、本発明の第1実施形態に係る風力発電装置の構成について説明する。図1は、風力発電装置を風上側から見た図である。図2は、風力発電装置の側面図である。図2において、左側が風上側、右側が風下側である。図3は、風力発電装置を風下側から見た図である。図4は、風力発電装置の断面図であり、図1におけるX−X断面図で、おおまかな風の流れも表示されている。図5は、風洞体の部分断面図である。
図1から図4に示すように、プロペラ1の周囲には、風を増速するための風洞体3がプロペラ2を取り囲んで設けられている。風洞体3は、その流路面積が風上側の流入口11から風下側の流出口6に向かって拡大する形状である。
なお、図示しないが、ナセル2と風洞体3は支柱によりタワーに固定されている。また、ナセル2と風洞体3は、風の方向により同時に向きを変えることができ、水抜き穴も備えている。
風洞体3の流出口6の近傍の外フレーム4の外側表面には、風の吸入口7が複数個(本実施形態では6個)設けられている(図1参照)。言い換えると、風洞体3の外側であって、プロペラ1よりも風下側には、風を取り込む吸入口7が設けられている。補助流路11は、吸入口7に連通する。
吸入口7の外フレーム4と一体になった枠体7Aの後部(風下側)には、吸入口7の数に対応する複数個(本実施形態では6個)の穴8が設けられている。穴8の面積は吸入口7の面積より少し大きくなっている。
定格出力以上の風速になった場合には、吸入口7を通った風の蓋9にかかる風圧がバネ力にまさり、蓋9が開いて吸入口7を通った風を風下側に逃がすようになっている。すなわち、補助流路10は、補助流路10を開閉して補助流路10を通過する風量を調整する風量調整手段としての蓋9を有しており、風速が所定値よりも高い場合には、蓋9が開放することによって、風を風洞体3の風下側から逃がすようになっている。
すなわち、排出口12は、補助流路10と連通してプロペラ1の風上側であって風洞体3の内側表面に設けられており、補助流路10を通過する風をプロペラ1へ向けて排出する。
排出口12の大きさは、曲がり込んだ外フレーム4の先端部4aの内側径を風洞体3の内側を形成する内フレーム5の先端部5aの内径部にほぼ等しくしたものになっている。内フレーム5の内側部が排出面積を維持した状態で外フレーム4の内側に回り込んでおり、排出口12は、リング型ノズル構造になっている。
風洞体3の外径側においては、外フレーム4の外径が、流入口11の外周部から風下に向かって直線的に徐々に大きくなるように設定されている。外フレーム4と内フレーム5とは、風洞体3の流出口6の風洞端13で連結されている。風の吸入口7が設けられた枠体7Aは、外フレーム4の外側に複数個(本実施形態では6個)の凸部を設けることにより構成されている。
風洞体3の内部に入った風w3は、圧縮されリング状の排出口12から周辺風速より増速されて、風下方向に吐き出される。吐き出された増速風はコアンダ効果により内フレーム5に沿って流れ、プロペラ1の外周部分に向けて、プロペラ1の起動あるいは回転に十分な風を送ることができる。また、風洞体3の内フレーム5に沿って、周辺の風速より速い風が流れるので、風洞体3の流入口11より、さらに風洞体3に風を誘い込むことができるようになる。よって、周辺風速がそれ程速くならなくても効率良くエネルギーを得ることができる。
したがって、プロペラ1には風洞体3の流入口11から入った風が当たり、プロペラ1の空気特性を利用して、プロペラ1の回転を制御しやすいので(ストール制御)、速やかに発電停止(カットアウト)することが可能である。また、風洞体3にかかる風圧も軽減できる。
流れの速い平行風は、通常、コアンダ効果により、近接するフレーム形状に沿って流れようとする。排出口12から出た風を風下に向かって風洞体3の内側表面に沿って流すには、排出口12に位置する外フレーム4の内側表面を内フレーム5の内径にほぼ等しくすることによって、内フレーム5の内側表面が排出口12の面積を維持した状態で、外フレーム4の内側表面に沿って内フレーム5の内側表面が曲がり込んだノズル構造を採用する。このようなノズル構造により、風洞体3の内径形状に沿った風速の速い風を流し、プロペラ1の外径部に強力な風を当てることができるようになる。
また、風洞体3の内径表面の風速が周辺風速より速いので、その速度差を緩和しようとして、さらに多くの空気が風洞体3の流入口12より吸い込まれ、プロペラ1を回転するのに十分な風を供給することができる。
設定された風速以上になると、吸入口7より入った風の風圧により蓋9は少し開き、風下側に吐き出される風と、2重フレームの中を通り排出口12に導かれる風に分かれるので、排出口12から出される風速は蓋9が閉じた状態よりそれほど速くならず、プロペラ1の急激な回転数上昇を防止することができる。
また瞬間的な突風が吹いた場合、吸入口7から入った風の大きな風圧により蓋9は全開して、風の大半を風下側に逃がすことにより、排出口12より噴出する風をほぼ無くすと同時に、風洞体3の全体にかかる大きな風圧を軽減することができる。
したがって、弱い風速でもプロペラ1を確実に回転させるので、発電開始(カットイン)風速を従来に比べ低くすることができるとともに、定格出力を得るプロペラ1の回転数を弱い風速で得ることが可能となる。
さらに周辺風速が上がれば、蓋9の開きは今まで以上に大きくなり、風洞体3の風下側に風を逃がして排出口12からは増速された風は出てこず、周辺風速がだんだん速くなった割にはプロペラ1の回転数はそれほど上がらないので、発電機2bの定格出力領域を広くした状態で発電停止(カットアウト)風速まで発電することが可能となる。
また、突風などが吹けば、風圧により蓋9はほぼ完全に開いてしまい、制御的に追いつかない発電機2b、インバータ(図示せず)の焼損の防止、突風による風洞体3の破損圧と風音の軽減なども可能である。
2 ナセル
2b 発電機
3 風洞体
4 外フレーム
5 内フレーム
6 流出口
7 吸入口
8 穴
9 蓋
10 補助流路
11 流入口
12 排出口
13 風洞端
Claims (6)
- 発電機と、
前記発電機に接続され、風力で回転するプロペラと、
前記プロペラの周囲を取り囲んで設けられた風洞体と、
前記風洞体の外側に設けられ、風を取り込む吸入口と、
前記吸入口に連通する補助流路と、
前記補助流路と連通して前記プロペラの風上側に設けられ、前記補助流路を通過する風を当該プロペラへ向けて排出する排出口と、を備え、
前記風洞体は、その流路面積が風上側から風下側に向かって拡大する形状であり、
前記吸入口は、前記風洞体の外側表面に設けられており、
前記補助流路は、前記風洞体の内部に形成されており、
前記排出口は、前記風洞体の内側表面に設けられた
ことを特徴とする風力発電装置。 - 前記排出口の面積は、前記吸入口の面積より小さい
ことを特徴とする請求項1記載の風力発電装置。 - 前記補助流路が、当該補助流路を開閉する風量調整手段を有しており、
風速が所定値よりも高い場合には、前記風量調整手段が開放することによって 風を前記プロペラの風下側から逃がす
ことを特徴とする請求項2記載の風力発電装置。 - 前記風量調整手段がバネにより風上側に付勢されることによって閉じる
ことを特徴とする請求項3記載の風力発電装置。 - 前記排出口に、前記プロペラの回転方向へ風を偏向させる偏向手段を備えた
ことを特徴とする請求項3記載の風力発電装置。 - 前記風洞体が、外フレームと内フレームからなる2重フレームで構成されており、
前記補助流路が、前記外フレームと前記内フレームとで挟まれた空間で形成されている
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の風力発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137470A JP5354297B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 風力発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010137470A JP5354297B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 風力発電装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012002133A JP2012002133A (ja) | 2012-01-05 |
JP5354297B2 true JP5354297B2 (ja) | 2013-11-27 |
Family
ID=45534394
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010137470A Expired - Fee Related JP5354297B2 (ja) | 2010-06-16 | 2010-06-16 | 風力発電装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5354297B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101335340B1 (ko) | 2012-03-08 | 2013-12-02 | 미르텍알앤디 주식회사 | 풍력 발전기의 슬라이드형 유입구 개폐 장치 |
KR101409297B1 (ko) | 2012-06-27 | 2014-06-24 | 미르텍알앤디 주식회사 | 풍력 발전기의 접철식 유입구 개폐 장치 |
JP6098865B2 (ja) * | 2012-08-31 | 2017-03-22 | 清水建設株式会社 | 風車装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4075500A (en) * | 1975-08-13 | 1978-02-21 | Grumman Aerospace Corporation | Variable stator, diffuser augmented wind turbine electrical generation system |
JPS54147347U (ja) * | 1978-04-05 | 1979-10-13 | ||
FR2530297A1 (fr) * | 1982-07-15 | 1984-01-20 | Somdiaa | Dispositif producteur d'energie par rotation d'une helice sous l'effet d'un deplacement d'air |
JP2936403B2 (ja) * | 1998-01-08 | 1999-08-23 | 直義 細田 | 風力発電装置 |
WO2008016584A2 (en) * | 2006-08-01 | 2008-02-07 | Ghosh Dwipen N | Wind turbine |
JP5328681B2 (ja) * | 2007-03-23 | 2013-10-30 | フローデザイン ウインド タービン コープ. | ミキサーおよびエゼクターを有する風力タービン |
-
2010
- 2010-06-16 JP JP2010137470A patent/JP5354297B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012002133A (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9631607B2 (en) | Ring generator | |
CA2592077C (en) | Omni-directional wind turbine | |
US9567970B2 (en) | Wind turbines augmented with rotating diffusers | |
JP5002309B2 (ja) | 水平軸風車 | |
AU2013395801B2 (en) | Wind power generation tower provided with gyromill type wind turbine | |
MXPA06012371A (es) | Paleta para un rotor de turbina de energia eolica. | |
US8729724B2 (en) | Eddy-type wind power generator | |
JP5354297B2 (ja) | 風力発電装置 | |
JP2007113518A (ja) | 風車 | |
US11156204B2 (en) | Wind turbine | |
US20130001951A1 (en) | Tube-Type Wind Power Generator | |
JP2011007147A (ja) | 排気流発電装置 | |
JP5832068B2 (ja) | 風力発電装置 | |
US10240579B2 (en) | Apparatus and method for aerodynamic performance enhancement of a wind turbine | |
JP6054480B2 (ja) | 風力発電装置 | |
US20220307462A1 (en) | Wind Turbine Blades and Wind Turbine Systems That Include a Co-flow Jet | |
JP4510602B2 (ja) | ディフューザ付風車 | |
RU2406872C1 (ru) | Ветряная турбина | |
JP2013083264A (ja) | 風力発電装置 | |
CN110594096B (zh) | 叶片边界层流动控制系统及包括其的风力发电机组 | |
US10451040B2 (en) | Orthogonal turbine with pressure-differential-controlled jets | |
JP4074707B2 (ja) | 風力発電用の垂直風洞装置および風力エネルギー誘導方法 | |
JP4957865B1 (ja) | ジェット風力発生装置排出部 | |
KR200309871Y1 (ko) | 바람의 강도를 조절할 수 있는 풍력발전기 | |
KR200268957Y1 (ko) | 풍력 발전기 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120312 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20120402 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20130228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130311 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130411 |
|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20130710 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130801 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130814 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |