JP5353185B2 - 液体供給装置及び液体容器 - Google Patents

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Description

本発明は、液体供給装置及び液体容器に関する。
従来から、様々な技術分野において、各種装置に設けられた容器装着部に交換可能に装着される液体容器(一般的に、カートリッジとも呼ばれる)が広く知られている。その中でも、容器内部に液面の変動に応じて移動するフロート等の移動部材を備え、この移動部材の位置に基づいて液量(液面レベル)を検出することが可能に構成されているものがある。
例えば、特許文献1には、インクジェットプリンタのカートリッジ装着部に取り外し可能に装着されるインクカートリッジが開示されている。このインクカートリッジは、フロート及び遮光板を両端に備えたセンサアームを有し、インク液面変動に応じてフロートが上下動したときの遮光板の位置を、カートリッジ装着部に設けられた光センサで認識することで、インクカートリッジのインク残量を検出することが可能となっている。
ところで、上述したようなフロート等の移動部材を有する液体容器においては、使用していない状態(例えば、輸送中など)において外部から作用した振動によって、液面が大きく揺れたときに移動部材が激しく移動すると、この移動部材や容器内部に損傷や劣化が生じるといった問題があった。また、移動部材の移動によって液体容器中に泡が発生し、この泡が残存した状態で使用されると、泡によって移動部材の移動が阻害されて、液量を正確に検出することができないという問題もあった。そこで、使用していない状態では、液体を貯留する容器本体にフロート等の移動部材を固定することが可能に構成された液体容器が提案されている。
例えば、特許文献2には、液量検出用のフロートを有する自動車用燃料タンクが開示されている。この燃料タンクには、フロートの上下動を規制するストッパーと、このストッパーに連結されたひも(連結部材)を備えている。そして、燃料タンクの輸送時にはストッパーによりフロートの上下動を規制しつつ、輸送が終了したときにはひもを引っ張ることによりストッパーを取り外し、フロートの上下動規制を解除することが可能となっている。
特開2008−087159号公報 特開2005−145126号公報(図2)
前記特許文献2の液体容器(燃料タンク)において、ストッパーはフロートに直接接触することでその上下移動を機械的に規制するものであり、使用時には容器外からストッパーを取り外すことができるように、ストッパーにはひもが連結されている。しかし、容器外からひもを引っ張ってストッパーによる直接的な移動規制を解除する際に、フロートにひもの引っ張り力が強く作用するなどしてフロートが損傷したり、あるいは、ストッパーが容器外に取り出される前に容器内に接触して損傷を生じたりする虞がある。
本発明の目的は、容器本体内の液量に応じて移動する移動部材を、磁力を利用して容器本体に間接的に固定することができる液体供給装置を提供することである。
第1の発明の液体供給装置は、液体容器とこの液体容器が取り外し可能に装着される容器装着部とを有する液体供給装置であって、
前記液体容器は、前記液体を貯留する容器本体と、前記容器本体に設けられ、前記容器本体内の液量に応じて前記容器本体に対して移動する移動部材とを備え、
前記移動部材と前記容器本体には、互いに引き合う方向の磁力が作用する一対の磁性体が設けられ、前記液体容器が前記容器装着部に装着されていない状態では、前記一対の磁性体間に作用する磁力により前記移動部材は前記容器本体に固定されており、
前記容器装着部は、前記液体容器が装着されている状態で、前記一対の磁性体間に離間する方向の磁力を生じさせて、前記移動部材の前記容器本体に対する固定を解除する固定解除手段を備え
前記移動部材は、前記容器本体内の液量が少なくなるほど所定の一方向に移動するように構成されており、前記移動部材は、前記所定の一方向と反対の方向に関する移動限界位置において、前記一対の磁性体間の磁力により前記容器本体に固定されていることを特徴とするものである。
液体容器が容器装着部に装着されていない状態では、容器本体と移動部材とに設けられた一対の磁性体間に作用する磁力により、移動部材は容器本体に固定されている。一方、液体容器が容器装着部に装着された状態では、容器装着部に設けられた固定解除手段で発生した離間方向の磁力が一対の磁性体間に作用することで、移動部材の容器本体に対する固定が解除される。
これによれば、未装着状態で液体容器に振動が作用した場合でも、容器本体内の液面変動によって移動部材が移動することはなく、移動部材及び容器本体の損傷や異音発生を防止でき、さらには、液体中の泡の発生をも防止できる。また、移動部材は一対の磁性体間に作用する磁力によって間接的に容器本体に固定されており、容器装着部への装着後に、固定解除手段によって一対の磁性体間に離間方向の磁力が作用することで、移動部材の固定が解除されることになり、直接的に移動部材を固定している場合と違って、固定解除時に無理な力が移動部材に作用して損傷が生じるということはない。
また、移動部材は、液量が多い側の移動限界位置において固定されていることから、特に、容器装着部に液体容器を装着した後の、液量が十分にある状態の液体容器において、移動部材を強固に固定できる。
第2の発明の液体供給装置は、前記第1の発明において、前記固定解除手段は、通電により前記離間する方向の磁力を発生させる電磁石であり、前記電磁石への通電を制御する通電制御手段をさらに備えていることを特徴とするものである。
この構成によれば、通電制御手段により電磁石の通電を制御することによって、任意のタイミングで移動部材の固定を解除できる。
第3の発明の液体供給装置は、前記第2の発明において、前記容器装着部への前記液体容器の装着を検出する装着検出手段をさらに備え、前記通電制御手段は、前記装着検出手段により前記液体容器の装着が検出されたときに、前記電磁石への通電を開始することを特徴とするものである。
この構成によれば、装着検出手段により液体容器が装着されたことを検出してから、電磁石への通電を開始して、移動部材の固定を解除することができる。
の発明の液体供給装置は、前記第の発明において、前記通電制御手段は、前記装着検出手段により前記液体容器の装着が検出された後の所定のタイミングで前記電磁石への通電を行って、前記移動部材の前記容器本体に対する固定を一時的に解除させるものであり、
前記所定のタイミングにおいて前記移動部材の固定が一時的に解除されたときの、前記移動部材の移動を検出する移動検出手段と、前記移動検出手段の検出結果に基づいて、前記容器本体内の前記液体の有無を判定する判定手段を備えていることを特徴とするものである。
移動部材が、液体残量が多い側の移動限界位置で容器本体に固定されるように構成されている場合に、電磁石への通電によって移動部材の固定が解除されたときには、液体容器内の液量によって移動部材の挙動が異なる。即ち、容器本体内に液量が十分にある場合には、移動部材は、電磁石の磁力により前記移動限界位置から離れてもすぐに戻ってきて、再び前記移動限界位置で固定される。一方、液量が少ない場合には、移動部材は前記移動限界位置から一旦離れると前記移動限界位置には戻ってこない。従って、固定解除後の移動部材の移動を移動検出手段で検出することで、容器本体内の液体の有無を判定することが可能となる。また、容器本体内に十分な液量がある場合には、移動部材は、電磁石への通電時にのみ前記移動限界位置から離れ、それ以外は前記移動限界位置に固定されて動かないことから、使用中において外部から作用する振動等により移動部材が移動して、泡が発生するということがない。
の発明の液体供給装置は、前記第1〜第の何れかの発明において、前記移動部材は、前記容器本体内の液面変動に応じて移動するフロートであることを特徴とするものである。
この構成によれば、移動部材が容器本体に固定されていない状態では、容器本体内の液面変動に応じて、フロートである移動部材は、上下方向(重力方向)に移動する。
の発明の液体供給装置は、前記第1〜第の何れかの発明において、前記容器本体内に、液面変動に応じて移動するフロートと、一端に前記フロートが連結されるとともに前記容器本体に対して回動可能に構成されたアームとが設けられ、前記移動部材は前記アームの他端に連結されて、前記アームを介して前記フロートの移動に応じて前記容器本体に対して移動するように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、移動部材が容器本体に固定されていない状態では、容器本体内の液面変動に応じて、アームの一端に連結されたフロートが上下方向(重力方向)に移動し、これに伴ってアームが回動して、アームの他端に連結された移動部材がフロートとは逆方向に移動する。
の発明の液体容器は、前記第1〜第6の何れかの発明の液体供給装置の前記容器装着部に、取り外し可能に装着される液体容器であって、液体を貯留する容器本体と、前記容器本体に設けられ、前記容器本体内の液量に応じて前記容器本体に対して移動する移動部材とを備え、
さらに、前記移動部材は、前記容器本体内の液量が少なくなるほど所定の一方向に移動するように構成されており、
前記移動部材と前記容器本体には、互いに引き合う方向の磁力が作用する一対の磁性体が設けられ、前記移動部材は、前記所定の一方向と反対方向に関する移動限界位置において、前記一対の磁性体間に作用する磁力により前記容器本体に固定されていることを特徴とするものである。
これによれば、使用していない状態で液体容器に振動が作用した場合でも、容器本体内の液面変動によって移動部材が移動することはなく、移動部材及び容器本体の損傷や異音発生を防止でき、さらには、液体中の泡の発生をも防止できる。また、移動部材は一対の磁性体間に作用する磁力によって間接的に容器本体に固定されており、外部からこれら一つの磁性体間に離間方向の磁力を作用させることで、移動部材の固定を解除できる。その際、直接的に移動部材が固定されている場合とは違って、固定解除時に無理な力が移動部材に作用して損傷が生じるということはない。
さらに、移動部材は、液量が多い側の移動限界位置において固定されていることから、特に、液量が十分にある未使用状態の液体容器において、移動部材を強固に固定できる。
本発明によれば、未装着状態で液体容器に振動が作用した場合でも、容器本体内の液面変動によって移動部材が移動することはなく、移動部材及び容器本体の損傷や異音発生を防止でき、さらには、液体中の泡の発生をも防止できる。さらに、移動部材は一対の磁性体間に作用する磁力によって間接的に容器本体に固定されており、容器装着部への装着後に、固定解除手段によって一対の磁性体間に離間方向の磁力が作用することで、移動部材の固定が解除されることになり、直接的に移動部材を固定している場合と違って、固定解除時に無理な力が移動部材に作用して損傷が生じるということはない。
次に、本発明の実施の形態について説明する。 次に、本発明の実施の形態について説明する。本実施形態は、液体供給装置として、記録用紙に対してインクを噴射して画像等を記録する、インクジェットプリンタのインク供給系に本発明を適用したものである。
図1は、本実施形態に係るインクカートリッジが装着されるプリンタの概略構成を示す平面図である。図1に示すように、プリンタ1は、図1の走査方向に沿って往復移動可能に構成されたキャリッジ2と、このキャリッジ2に搭載されたインクジェットヘッド3及びサブタンク4a〜4dと、4つのインクカートリッジ5a〜5dと、これら4つのインクカートリッジ5a〜5dが装着されるホルダ10と、記録用紙Pを図1の紙送り方向に搬送する搬送機構6等を備えている。
キャリッジ2は、図1の左右方向(走査方向)に平行に延びる2本のガイド軸17に沿って往復移動可能に構成されている。また、キャリッジ2には、無端ベルト18が連結されており、キャリッジ駆動モータ19によって無端ベルト18が走行駆動されたときに、キャリッジ2は、無端ベルト18の走行に伴って走査方向に移動するようになっている。
このキャリッジ2には、インクジェットヘッド3と4つのサブタンク4a〜4dが搭載されている。インクジェットヘッド3は、その下面(図1の紙面向こう側の面)に多数の液滴噴射用ノズルを備えている。また、4つのサブタンク4a〜4dは、走査方向に沿って並べて配置されており、これら4つのサブタンク4a〜4dにはチューブジョイント20が一体的に設けられている。そして、チューブジョイント20に連結された可撓性のチューブ11によって、4つのサブタンク4a〜4dと4つのインクカートリッジ5a〜5dとがそれぞれ接続されている。
ホルダ10は、一方向(図1では走査方向)に配列された4つのカートリッジ装着部7を備え、これら4つのカートリッジ装着部7に、4つのインクカートリッジ5a〜5dがそれぞれ装着される。4つのインクカートリッジ5a〜5dには、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの、4色のインクがそれぞれ貯留されている。
そして、4つのインクカートリッジ5a〜5dにそれぞれ貯留された4色のインクは、ホルダ10に接続された4本のチューブ11を介して4つのサブタンク4a〜4dに供給され、サブタンク4a〜4dにおいて一時的に貯留された後、インクジェットヘッド3に供給される。そして、インクジェットヘッド3は、キャリッジ2とともに走査方向に往復移動しつつ、その下面に設けられた多数のノズルから、搬送機構6により図1の下方(紙送り方向)に搬送される記録用紙Pにインクの液滴を噴射する。
搬送機構6は、インクジェットヘッド3よりも紙送り方向上流側に配置された給紙ローラ25と、インクジェットヘッド3よりも紙送り方向下流側に配置された排紙ローラ26とを有する。給紙ローラ25と排紙ローラ26は、それぞれ、給紙モータ27と排紙モータ28により回転駆動される。そして、この搬送機構6は、給紙ローラ25により、記録用紙Pを図1の上方からインクジェットヘッド3に供給するとともに、排紙ローラ26により、インクジェットヘッド3によって画像や文字等が記録された記録用紙Pを図1の下方へ排出するように構成されている。
次に、インクカートリッジ5について説明する。尚、4色のインクをそれぞれ貯留する4つのインクカートリッジ5a〜5dは同じ構成を有するものであるため、以下では、それらのうちの1つについて説明する。図2は、インクカートリッジ5の、ホルダ10への装着方向を含む平面に関する断面図である。尚、図2において、ホルダ10への装着方向を前方、装着方向と逆の方向(取り外し方向)を後方と定義する。
図2に示すように、インクカートリッジ5は、インクを貯留するとともにインク導出孔37を有するカートリッジ本体30(容器本体)と、カートリッジ本体30内のインク残量を検出するためのセンサアーム31と等を備えている。
カートリッジ本体30は、合成樹脂材料等の光透過性材料により、ほぼ直方体形状に形成されている。このカートリッジ本体30内には、インクを貯留するためのインク貯留室33が形成されている。また、カートリッジ本体30には、その内部にインク貯留室33と連通するセンサ室34を備えた突出部35が、前壁部36よりもさらに前方へ突出するように設けられ、この突出部35内のセンサ室34には、後述するセンサアーム31の遮光板31cが配置される。
カートリッジ本体30の前壁部36の下端部には、インク貯留室33の下部空間と連通し、このインク貯留室33からインクを導出するためのインク導出孔37が設けられている。尚、前壁部36のインク導出孔37が設けられた部分には、ゴム等からなる環状のシール部材39が取り付けられている。さらに、前壁部36の上端部には、インク貯留室33の上部空間と連通し、インク貯留室33に大気を導入する大気連通孔38が設けられている。また、カートリッジ本体30の上面には、カートリッジ装着部7にインクカートリッジ5が装着されたときに、カートリッジ装着部7に設けられた係止部材55(図3参照)が係合する係合凹部30aが形成されている。
センサアーム31は、インク貯留室33内においてカートリッジ本体30に回動自在に支持されたアーム部31aと、このアーム部31aの一端に設けられ、インク貯留室33内のインク量に応じて上下に移動するフロート31bと、アーム部31aの他端に設けられた遮光板31cとを有する。遮光板31cは、突出部35内のセンサ室34に収容されており、後述するカートリッジ装着部7への装着状態において、センサ室34の底面に当接した下限位置にあるときに、カートリッジ装着部7に設けられた光センサ53(図3参照)の光を遮断するように構成されている。
そして、センサアーム31は、カートリッジ本体30に形成されたインク貯留室33のインク量に応じてフロート31bが上下に移動したときには、このフロート31bとアーム部31aを介して連結された遮光板31cが、センサ室34内においてカートリッジ本体30に対して上下に移動(揺動)するように構成されている。より具体的には、インク貯留室33内に十分なインクがある場合には、フロート31bに大きな浮力が作用し、アーム部31aに図2の反時計回りの方向のモーメントが働くため、遮光板31cはセンサ室34の底面に当接する。一方、インク貯留室33内のインク残量が少なくなってフロート31bが液面から一部露出すると、フロート31bに作用する浮力が小さくなり、アーム部31aは図2の時計回りの方向に回動して、遮光板31cはセンサ室34の天井面に当接する。
即ち、遮光板31cは、カートリッジ本体30内のインク液面変動によってフロート31bが上下に移動する際に、そのフロート31bの移動に応じてカートリッジ本体30に対して移動するものであり、本願発明の移動部材に相当する。
さらに、このインクカートリッジ5には、インク貯留室33内で回動可能なセンサアーム31を、ホルダ10のカートリッジ装着部7に装着されていない状態においては回動不能に固定するための構成が付加されている。その構成について以下説明する。
センサアーム31の遮光板31cには、永久磁石46が設けられている。一方、カートリッジ本体30の突出部35の下側の壁部の、遮光板31cのほぼ直下の位置には軟質磁性体の金属片45が設けられている。ここで、軟質磁性体とは、磁性体の中でも比較的簡単に磁極が消えたり反転したりするものを指す。すなわち、永久磁石の磁界によって比較的簡単に磁化することで永久磁石と引き合う磁力が発生し、永久磁石の磁界が及ばない範囲では、磁極が消えることで自ら磁界を発生させないものを指す。したがって、永久磁石46の磁界によって磁化される金属片45も軟質磁性体に含まれる。そして、突出部35に設けられた金属片45と遮光板31cに設けられた永久磁石46との間に引き合う方向の磁力が作用して、図2に示すように、遮光板31cは、センサ室34の底面に当接した下限位置(インク液量が多い側の移動限界位置)でカートリッジ本体30に移動不能に固定されている。
尚、遮光板31cはその上限位置(インク液量が少なくなる側の移動限界位置)で固定されてもよいのであるが、上述したように、下限位置で固定される場合には、カートリッジ装着部7に装着された後のインク残量が多い状態のインクカートリッジ5においては、永久磁石46と金属片45との間の磁力だけでなく、センサアーム31のフロート31bに作用する浮力も遮光板31cをセンサ室34の底面に押しつける力として働く。そのため、下限位置では、遮光板31cをフロート31bの浮力に抗せずに、無理なく強固に固定することができる。そのため、キャリッジ2や搬送機構6の駆動による振動や、プリンタ1を移動させることによって発生する振動によって遮光板31cの固定が容易に解除されることがなく、センサアーム31の損傷が防止され、インク貯留室33内が泡立つこともない。
次に、インクカートリッジ5が装着されるホルダ10について説明する。図1に示すように、ホルダ10は、一方向(図1では走査方向と平行な方向)に配列されて、4つのインクカートリッジ5が装着される4つのカートリッジ装着部7を有する。尚、4つのカートリッジ装着部7は同じ構成を有するものであるため、以下ではそれらのうちの1つについて説明する。
図3(a)はインクカートリッジ5が装着されていない状態におけるホルダ10の断面図、図3(b)はインクカートリッジ5が装着されている状態におけるホルダ10の断面図である。図3(a)に示すように、ホルダ10の1つのカートリッジ装着部7は、後方に開口したカートリッジ収容室50と、カートリッジ収容室50を形成するホルダ10の前壁部51に形成されたインク導出路52と、前壁部51に設けられた光センサ53及び電磁石54を備えている。
カートリッジ収容室50には、開口した後方からインクカートリッジ5が挿入される。また、前壁部51の下端部はそれよりも上の部分と比べて後方へ張り出しており、この張出部分51aに、インク導出路52が設けられている。このインク導出路52は、図1に示すチューブ11を介してインクジェットヘッド3と接続されている。また、カートリッジ収容室50を形成するホルダ10の上壁部には、カートリッジ収容室50に装着されるインクカートリッジ5の係合凹部30aに係合可能な係止部材55が、上下に移動可能に取り付けられている。
光センサ53は、前壁部51の上下方向中央部に設けられており、図3の紙面垂直方向に関して所定間隔を空けて対向配置された発光部53aと受光部53bとを備えている。前壁部51には、光センサ53の下方において後方に突出する支持部51bが設けられており、この支持部51bの先端に電磁石54が支持されている。また、電磁石54には通電回路56が接続されており、通電回路56からの通電時には、電磁石54(固定解除手段)は、遮光板31cの永久磁石46とカートリッジ本体30の金属片45の間に互いに反発する方向(離間する方向)の磁力を生じさせ、遮光板31cのカートリッジ本体30に対する固定を解除する。
次に、ホルダ10(カートリッジ装着部7)へインクカートリッジ5を装着する際の一連の作用について、図3(b)を参照して説明する。インクカートリッジ5のカートリッジ本体30が、カートリッジ装着部7のカートリッジ収容室50に挿入されると、カートリッジ本体30がシール部材39を介して前壁部51の張出部分51aと当接すると同時に、張出部分51aに形成されたインク導出路52と、カートリッジ本体30に形成されたインク導出孔37とが連通する。このとき、カートリッジ本体30に形成された大気連通孔38は開放された状態となっており、その結果、大気連通孔38からインク貯留室33内に大気が導入されて、インク貯留室33内のインクがインク導出孔37から、ホルダ10側のインク導出路52へ導出されることになる。
また、これと同時に、カートリッジ本体30に設けられた突出部35が、光センサ53の発光部53aと受光部53bの間に挿入される。センサアーム31の遮光板31cは、その永久磁石46と突出部35に設けられた金属片45の間に作用する磁力により、センサ室34の底面に当接する下限位置においてカートリッジ本体30に固定されている。さらに、遮光部31cが下限位置にあるときに、発光部53aからの光が遮断されるように、光センサ53は構成されている。従って、遮光板31cが下限位置で固定された状態でインクカートリッジ5がカートリッジ装着部7に装着されると、光センサ53の発光部53aからの光は必ず遮光板31cにより遮断されることから、インクカートリッジ5の装着が光センサ53により検出されることになる。つまり、光センサ53が本願発明の装着検出手段に相当する。
また、電磁石54は、光センサ53によりインクカートリッジ5の装着が検出された後に、金属片45と永久磁石46との間に反発しあう方向に磁力を作用させることにより、遮光板31cの固定を一旦解除することで、カートリッジ本体30内のインクの有無を検出するためのものである。これについては後で詳細に説明するものとする。
次に、プリンタ1の制御系について、図4のブロック図を参照して簡単に説明する。図4に示されるプリンタ1の制御装置8は、例えば、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)と、プリンタ1の全体動作を制御する為の各種プログラムやデータ等が格納されたROM(Read Only Memory)と、CPUで処理されるデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等を備え、ROMに格納されたプログラムがCPUで実行されることにより、以下に説明するような種々の制御を行うものであってもよい。あるいは、演算回路を含む各種回路が組み合わされたハードウェア的なものであってもよい。
制御装置8の記録制御部61は、PC60から入力された記録画像等に関するデータに基づいて、インクジェットヘッド3、キャリッジ2を駆動するキャリッジ駆動モータ19、搬送機構6の給紙モータ27及び排紙モータ28等を制御して、記録用紙Pへの所望の画像等の記録を行わせる。
さらに、制御装置8は、電磁石54への通電を行う通電回路56を制御する通電制御部62(通電制御手段)と、通電回路56が電磁石54への通電を行ったときの光センサ53の出力信号に基づいて、装着されたインクカートリッジ5のインクの有無を判定する、残量判定部63を有する。
本実施形態のプリンタ1においては、インクカートリッジ5がカートリッジ装着部7に装着されている状態であっても、通電回路56から電磁石54への通電が行われていない場合には、遮光板31cは金属片45と永久磁石46との間に作用する磁力により、下限位置においてカートリッジ本体30に固定された状態が維持される。つまり、装着後に、インクがインクジェットヘッド3で消費されることによって、カートリッジ本体30内のインク量が減っても、電磁石54への通電が行われない限り、遮光板31cは上方へ移動しない。
本実施形態のプリンタ1は、インクカートリッジ5の装着直後やプリンタ1への電源投入直後において、通電回路56から電磁石54へ瞬間的に通電を行い、遮光板31cの固定を一時的に解除するように構成されている。固定が解除される際の遮光板31cの挙動(移動)を光センサ53で検出することにより、センサアーム31の動作確認とカートリッジ本体30内のインクの有無を検出することができる。さらに、カートリッジ本体30内のインクが有ることが検出された後、カートリッジ本体30内のインクの有無を検出する場合に、所定のタイミングで通電回路56から電磁石54へ瞬間的に通電を行い、遮光板31cの固定を一時的に解除するように構成されている。このように、遮光板31cの固定が解除されると、この遮光板31cは、カートリッジ本体30内のインク量に応じたフロート31bの上下移動に連動して、センサ室34内で上下方向に移動することになるが、固定が解除される際のカートリッジ本体30内のインク量によって遮光板31cの挙動は異なる。この遮光板31cの挙動(移動)を光センサ53で検出することにより、カートリッジ本体30内のインクの有無を検出することができる。
即ち、通電制御部62は、装着検出手段としての光センサ53によってインクカートリッジ5がカートリッジ装着部7に装着されたことが検出された後の所定のタイミングで、通電回路56に電磁石54への通電を開始させる。これにより、遮光板31cの永久磁石46とカートリッジ本体30の金属片45の間に互いに反発する方向の磁力を生じさせ、遮光板31cのカートリッジ本体30に対する固定を解除させる。また、残量判定部63(第1判定手段)は、遮光板31cの固定が解除されたときの、光センサ53により検出された遮光板31cの移動(位置)に基づいて、カートリッジ本体30のインクの有無を検出する。
図5は、固定を解除したときの遮光板31cの挙動を示す図であり、(a)はインク残量が十分にある状態、(b)はインク残量がほとんどない状態をそれぞれ示す。図5(a)に示すように、カートリッジ本体30内に十分なインクが存在する場合に、電磁石54へ瞬間的に通電を行い、遮光板31cの固定を解除したときには、電磁石54による反発方向の磁力により、図中太線矢印で示されるように、遮光板31cは下限位置から一旦上方へ移動するものの、浮力によるフロート31bの上昇に伴ってすぐに下限位置に戻り、再び下限位置で固定される。このとき、光センサ53の発光部53aからの光は、遮光板31cが上方へ移動したときに一旦受光部53bで受光されるものの、すぐに再び遮断される。即ち、光センサ53の出力は、ON(遮断)→OFF(透過)→ON(遮断)となる。
一方、図5(b)に示すように、カートリッジ本体30内にインクがほとんどない場合に、電磁石54へ瞬間的に通電を行い、遮光板31cの固定を解除したときには、電磁石54による反発方向の磁力により、図中太線矢印で示されるように、遮光板31cは下限位置から上方へ移動する。さらに、インク残量が少ないとフロート31bに作用する浮力が小さいためにフロート31bは下方へ移動することから、遮光板31cはセンサ室34の天井面に当接する上限位置に達する。この状態では、金属片45との間の引き合う方向の磁力は非常に小さくなるため、もはや遮光板31cは下限位置には戻らなくなる。このとき、光センサ53の発光部53aからの光は、遮光板31cに遮断されなくなり受光部53bで受光されることになる。即ち、光センサ53の出力は、ON(遮断)→OFF(透過)となる。
このように、固定を解除したときの遮光板31cの挙動は、インク残量によって異なることから、残量判定部63は、遮光板31cの移動を検出する光センサ53からの出力信号に基づいて、カートリッジ本体30内のインクの有無を判定することができる。尚、本実施形態では、光センサ53は、インクカートリッジ5の装着を検出する装着検出手段だけではなく、遮光板31cの移動を検出する第1移動検出手段をも兼ねている。
また、通電制御部62が通電回路56による電磁石54への通電を制御することによって行う、遮光板31cの固定解除は任意のタイミングで行うことができる。つまり、固定解除されたときの遮光板31cの挙動に基づく、インクの有無の判定は、インクカートリッジ5が装着されている状態であれば、どのタイミングで行ってもよい。例えば、プリンタ1への電源投入直後や、PC60から画像等の記録に関する指令が入力されたときに行うことができる。
尚、上述したように、本実施形態では、インクの有無を検出するために電磁石54に通電されるとき以外は、遮光板31cは下限位置においてカートリッジ本体30に固定される。そのため、使用中において外部から作用する振動等によりセンサアーム31が揺動して、泡が発生するということがない。また、遮光板31cが下限位置において固定されている状態では、カートリッジ装着部7側の光センサ53は待機状態にして、発光部53aから光を発しないようにしても問題はなく、インクの有無を検出するために遮光板31cの固定を解除する際にのみ発光部53aから光を発する動作状態にすればよい。この場合には、光センサ53への給電時間が一時的でよいため、電力消費を抑えられるという効果がある。
以上説明した本実施形態のプリンタ1においては、インクカートリッジ5がカートリッジ装着部7に装着されていない状態では、センサアーム31の遮光板31cとカートリッジ本体30にそれぞれ設けられた一対の磁性体(永久磁石46と金属片45)間に作用する磁力により、センサアーム31(遮光板31c)がカートリッジ本体30に固定されるため、カートリッジ本体30内に生じた液面変動によってセンサアーム31が回動(遮光板31cが上下動)することがなく、センサアーム31及びカートリッジ本体30の損傷や異音発生を防止できる。
また、未装着状態でセンサアーム31が揺動してしまうと、インク中に泡が発生するが、このような泡が残存した状態でインクカートリッジ5が装着されると、センサアーム31の動きが泡によって阻害されてしまうということも考えられる。しかし、本実施形態においては、センサアーム31を揺動不能に固定することで、泡の発生を防止することができる。
また、カートリッジ装着部7にインクカートリッジ5が装着された後に、電磁石54への通電によって遮光板31cの永久磁石46とカートリッジ本体30の金属片45の間に、反発する方向の磁力を作用させることで、遮光板31cの固定が解除されることになり、直接的に遮光板31cを固定している場合と違って、固定解除時に無理な力が遮光板31cに作用して損傷が生じるということはない。
次に、前記実施形態に種々の変更を加えた変更形態について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
1]遮光板とカートリッジ本体にそれぞれ設けられる磁性体は、両者の間に引き合う方向の磁力を発生させるものであれば、前記実施形態の構成に限定されない。例えば、遮光板側に金属片が設けられ、カートリッジ本体側に永久磁石が設けられてもよい。または、遮光板とカートリッジ本体の両方に永久磁石が設けられてもよい。尚、カートリッジ本体30側に永久磁石が設けられる場合、電磁石54によって、永久磁石から発生する磁界自体を変化させることはできないが、永久磁石と電磁石54の水平方向位置をずらすなどすれば、電磁石54で発生した逆向きの磁界によって、永久磁石と遮光板31cの金属片との間の引き合う方向の磁力を弱めることができるため、遮光板31cの固定を解除することは十分可能である。また、両者の間に引き合う方向の磁力を発生させるものであれば、金属片である必要はなく、セラミックス等であってもよい。
2]図6に示すインクカートリッジ5Aのように、カートリッジ本体30側の磁性体45が、センサ室34の天井面を形成する突出部35の上壁部に設けられ、遮光板31cが、センサ室34の天井面と当接する上限位置(インクが少なくなる側の移動限界位置)で固定されてもよい。
この変更形態では、カートリッジ装着部7A側の電磁石54で遮光板31cの固定を解除したときの、遮光板31cの挙動が前記実施形態と異なる。図7(a)に示すように、カートリッジ本体30内に十分なインクが存在する場合に、電磁石54へ瞬間的に通電を行って遮光板31cの固定を解除したときには、図中太線矢印で示されるように、電磁石54で発生した反発方向の磁力により、遮光板31cは上限位置から下方へ移動する。さらに、浮力が作用するフロート31bの上昇に連動して遮光板31cは下方へ移動することになり、遮光板31cはセンサ室34の底面に当接する下限位置に達する。この状態では、カートリッジ本体30側の磁性体45との間の引き合う方向の磁力は非常に小さくなるため、もはや遮光板31cは上限位置には戻らなくなる。
一方、図7(b)に示すように、カートリッジ本体30内にインクがほとんどない場合に、電磁石54へ瞬間的に通電を行い、遮光板31cの固定を解除したときには、図中太線矢印で示されるように、電磁石54で発生した反発方向の磁力により、遮光板31cは一旦上限位置から下方へ移動する。しかし、インク残量が少ないとフロート31bに作用する浮力が小さいためにフロート31bは下方へ移動することから、それに伴って遮光板31cはすぐに上限位置に戻り、上限位置で再び固定される。
このように、固定を解除したときの遮光板31cの挙動は、インク残量によって異なることから、残量判定部63は、遮光板31cの移動を検出する光センサ53からの出力信号に基づいて、カートリッジ本体30内のインクの有無を判定することができる。
この変更形態においては、上述したように、カートリッジ本体30内にインクが十分にある場合に、下限位置に到達した後では磁力の影響はほとんど受けず、遮光板31cはカートリッジ本体30内のインクの残量に応じて移動することになる。つまり、遮光板31cの固定解除後に電磁石54の通電を停止しても、インクが少なくなるまで、遮光板31cが上限位置に戻って磁力で固定されることはない。前記実施形態では、インクカートリッジ5の装着後の所定のタイミングで電磁石54に通電することでインクの有無を判定していたが、この変更形態では、光センサ53の発光部53aからは常時光が発せられ、この光を遮光部31cが遮断しているか否かを常に検出することで、カートリッジ本体30内のインクの有無を常時監視することができる。
この変更形態では、光センサ53が、固定が解除されたときの遮光板31cの下方(インクが多い側)への移動を検出する第2移動検出手段に相当し、残量判定部63が、第2移動検出手段としての光センサ53の検出結果に基づいて、インクの有無を判定する第2判定手段に相当する。
3]カートリッジ本体に設けられた磁性体と、カートリッジ装着部側の電磁石とが、遮光板31cに対して同じ側に位置する必要はなく、遮光板31cを挟んで逆側に配置されてもよい。例えば、図8に示すインクカートリッジ5Bにおいては、カートリッジ本体30側の磁性体45が、センサ室34の底面を形成する突出部35の下壁部に設けられ、遮光板31cが、センサ室34の底面と当接する下限位置で固定されている。一方、カートリッジ装着部7Bにおいては、電磁石54が、センサ室34の天井面を形成する突出部35の上壁部に対応する位置に設けられている。この構成において、通電回路56から電磁石54への通電が行われたときには、電磁石54と遮光板31cの磁性体46との間に互いに引き合う方向の磁力(カートリッジ本体30Bの磁性体45と遮光板31cの磁性体46の間で見れば、離間させる方向の磁力)が作用することで、遮光板31cが上方へ引き上げられ、下限位置における遮光板31cの固定が解除される。尚、カートリッジ本体30の磁性体45と、カートリッジ装着部7Bの電磁石54の位置関係が、上下逆になっていてもよい。
4]カートリッジ本体内の液量の変動に応じて移動する移動部材としては、フロートそのものであってもよい。例えば、図9に示すインクカートリッジ5Cにおいては、インクを貯留するカートリッジ本体30Cの前壁部36Cに、インク導出孔37及び大気連通孔38と、孔37,38の間に配置された凹部66とが設けられ、凹部66の下側にはセンサ室34Cが形成されている。そして、このセンサ室34C内に、フロートからなる遮光板31Cが液量の変動に応じて、図中実線の位置と二点鎖線の位置とにわたって上下方向に移動可能に配設されている。また、カートリッジ本体30Cの凹部66の内側には磁性体45が設けられており、この磁性体45と遮光板31Cの磁性体46の間には引き合う方向の磁力が作用する。従って、フロートからなる遮光板31Cは、カートリッジ本体30Cに設けられた磁性体45によって上方に引き寄せられ、センサ室34Cの天井面(凹部66の下側の壁部)に当接した状態でカートリッジ本体30Cに固定されることになる。
一方、カートリッジ装着部7C側には電磁石54が設けられ、インクカートリッジ5Cが装着された状態では、電磁石54は、カートリッジ本体30の凹部66内に挿入されて、磁性体45のすぐ上方に位置する。そして、通電回路56から電磁石54への通電が行われたときには、電磁石54から2つの磁性体45,46の間に互いに反発する方向の磁力が作用し、フロートからなる遮光板31Cのカートリッジ本体30Cに対する固定が解除される。
5]移動部材とカートリッジ本体とにそれぞれ設けられた一対の磁性体の間に、離間する方向の磁力を生じさせて移動部材のカートリッジ本体に対する固定を解除する固定解除手段は、通電により磁力を発生させる電磁石には限られない。例えば、カートリッジ装着部側に、装着されるインクカートリッジに対して移動可能な永久磁石が設けられ、この永久磁石の位置を変更することにより、インクカートリッジ側の一対の磁性体に反発力を生じさせるように構成されてもよい。
6]前記実施形態では、カートリッジ装着部へのインクカートリッジの装着を検出する装着検出手段と、遮光板(移動部材)の移動を検出する移動検出手段が、1つの光センサによって構成されていたが、装着検出手段と移動検出手段が別々のセンサで構成されてもよい。例えば、移動検出手段を光センサで構成するとともに、装着検出手段を近接センサやリミットスイッチで構成してもよい。
7]カートリッジ本体内の液量の変動に応じて移動する移動部材は、発光部と受光部を有する光センサにより位置が検出される遮光板には限られない。例えば、移動部材が、カートリッジ本体内に設けられたフロートと連結されるとともに、フロートの上下移動と連動してカートリッジ本体の外側において移動するものであってもよい。この場合には、ホルダ(カートリッジ装着部)側に設けられた、近接センサやリミットスイッチなどの光センサ以外のセンサ類により、カートリッジ本体の外側で移動する移動部材の位置を検出することができるため、移動部材を遮光板で構成する必要は特にない。
以上説明した実施形態は、インクジェットプリンタに用いられるインクカートリッジに本発明を適用した例であるが、本発明の適用対象はインクカートリッジに限られるものではない。即ち、液体を貯留する容器本体と、この容器本体内の液量に応じて移動する移動部材とを有するものであれば、用途や貯留される液体の種類に関わらず、本発明を適用することが可能である。
本実施形態に係るインクジェットプリンタの概略構成図である。 インクカートリッジの断面図である。 (a)はインクカートリッジの未装着状態におけるホルダの断面図、(b)はインクカートリッジ装着状態におけるホルダの断面図である。 プリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。 固定を解除したときの遮光板の挙動を示す図であり、(a)はインク残量が十分にある状態、(b)はインク残量がほとんどない状態をそれぞれ示す。 変更形態のインクカートリッジの断面図である。 別の変更形態における、固定を解除したときの遮光板の挙動を示す図であり、(a)はインク残量が十分にある状態、(b)はインク残量がほとんどない状態をそれぞれ示す。 さらに別の変更形態における、インクカートリッジが装着された状態のホルダの断面図である。 さらに別の変更形態における、インクカートリッジが装着された状態のホルダの断面図である。
符号の説明
1 プリンタ
5,5A,5B,5C インクカートリッジ
7,7A,7B,7C カートリッジ装着部
30,30C カートリッジ本体
31a アーム部
31b フロート
31c 遮光板
31B 遮光板
45 金属片(磁性体)
46 永久磁石(磁性体)
53 光センサ
54 電磁石
62 通電制御部
63 残量判定部

Claims (7)

  1. 液体容器とこの液体容器が取り外し可能に装着される容器装着部とを有する液体供給装置であって、
    前記液体容器は、
    前記液体を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に設けられ、前記容器本体内の液量に応じて前記容器本体に対して移動する移動部材とを備え、
    前記移動部材と前記容器本体には、互いに引き合う方向の磁力が作用する一対の磁性体が設けられ、前記液体容器が前記容器装着部に装着されていない状態では、前記一対の磁性体間に作用する磁力により前記移動部材は前記容器本体に固定されており、
    前記容器装着部は、前記液体容器が装着されている状態で、前記一対の磁性体間に離間させる方向の磁力を生じさせて、前記移動部材の前記容器本体に対する固定を解除する固定解除手段を備え
    前記移動部材は、前記容器本体内の液量が少なくなるほど所定の一方向に移動するように構成されており、
    前記移動部材は、前記所定の一方向と反対の方向に関する移動限界位置において、前記一対の磁性体間の磁力により前記容器本体に固定されていることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記固定解除手段は、通電により前記離間する方向の磁力を発生させる電磁石であり、
    前記電磁石への通電を制御する通電制御手段をさらに備えていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記容器装着部への前記液体容器の装着を検出する装着検出手段をさらに備え、
    前記通電制御手段は、前記装着検出手段により前記液体容器の装着が検出されたときに、前記電磁石への通電を開始することを特徴とする請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 前記通電制御手段は、前記装着検出手段により前記液体容器の装着が検出された後の所定のタイミングで前記電磁石への通電を行って、前記移動部材の前記容器本体に対する固定を一時的に解除させるものであり、
    前記所定のタイミングにおいて前記移動部材の固定が一時的に解除されたときの、前記移動部材の移動を検出する移動検出手段と、
    記移動検出手段の検出結果に基づいて、前記容器本体内の前記液体の有無を判定する判定手段を備えていることを特徴とする請求項に記載の液体供給装置。
  5. 前記移動部材は、前記容器本体内の液面変動に応じて移動するフロートであることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の液体供給装置。
  6. 前記容器本体内に、液面変動に応じて移動するフロートと、一端に前記フロートが連結されるとともに前記容器本体に対して回動可能に構成されたアームとが設けられ、
    前記移動部材は前記アームの他端に連結されて、前記アームを介して前記フロートの移動に応じて前記容器本体に対して移動するように構成されていることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載の液体供給装置。
  7. 請求項1〜6の何れかに記載の液体供給装置の前記容器装着部に、取り外し可能に装着される液体容器であって、
    体を貯留する容器本体と、
    前記容器本体に設けられ、前記容器本体内の液量に応じて前記容器本体に対して移動する移動部材とを備え、
    さらに、前記移動部材は、前記容器本体内の液量が少なくなるほど所定の一方向に移動するように構成されており、
    前記移動部材と前記容器本体には、互いに引き合う方向の磁力が作用する一対の磁性体が設けられ、
    前記移動部材は、前記所定の一方向と反対の方向に関する移動限界位置において、前記一対の磁性体間に作用する磁力により前記容器本体に固定されていることを特徴とする液体容器。
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