JP5353107B2 - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5353107B2
JP5353107B2 JP2008204862A JP2008204862A JP5353107B2 JP 5353107 B2 JP5353107 B2 JP 5353107B2 JP 2008204862 A JP2008204862 A JP 2008204862A JP 2008204862 A JP2008204862 A JP 2008204862A JP 5353107 B2 JP5353107 B2 JP 5353107B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
movable body
vacuum chamber
magnetic
stator
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008204862A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010037092A (ja
Inventor
洋介 村口
雄志 佐藤
利夫 三木
克己 安田
一成 北地
恭次 村岸
豊 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sinfonia Technology Co Ltd
Original Assignee
Sinfonia Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sinfonia Technology Co Ltd filed Critical Sinfonia Technology Co Ltd
Priority to JP2008204862A priority Critical patent/JP5353107B2/ja
Publication of JP2010037092A publication Critical patent/JP2010037092A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5353107B2 publication Critical patent/JP5353107B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、駆動源にリニアモータを用いた搬送装置に関する。
従来、リニアモータを駆動源に用いて被搬送物を搬送する搬送装置が知られている(特許文献1参照)。
例えば、特許文献1には、隔壁で形成され内部が真空状態に保持された真空トンネルと、真空トンネル内に配置された搬送台と、搬送台を非接触状態にて浮上支持する複数の浮上用電磁石と、搬送台を走行移動させるリニアモータとを備えた磁気浮上真空搬送装置が記載されている。
特開平6−179524号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の搬送装置においては、搬送台を浮上させる浮上用電磁石をリニアモータとは別に設置する必要がある。このため、上記搬送装置においては、部品数の増加と装置構成の複雑化を招くという問題がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされ、その目的とするところは、専用の磁気浮上機構を必要とすることなく、可動体の浮上及び搬送を実現することができる搬送装置を提供することにある。
本発明の一形態に係る搬送装置は、可動体と、本体と、第1のコアと、第2のコアと、補助支持部とを具備する。
上記本体は、上記可動体を収容し上記可動体の上方に位置する壁部を有する。上記第1のコアは、上記可動体と鉛直方向に対向するように上記壁部に固定されている。上記第2のコアは、上記第1のコアと鉛直方向に対向するように上記可動体に固定され、上記第1のコアとの間での磁気的相互作用により上記可動体を水平方向に移動させる力と上記可動体を重力に抗して吸引する力とを発生させる。上記補助支持部は、上記可動体を下方から支持する。
第1のコア及び第2のコアは、可動体を水平方向に移動させる推進力を発現させるリニアモータとしての機能と、可動体の自重を打ち消す方向に磁力を発現させる磁気浮上機構としての機能を併せ持つ。したがって、上記搬送装置によれば、専用の磁気浮上機構を必要とすることなく、可動体の浮上及び搬送を実現することができる。これにより、部品数の減少と装置構成の簡素化を図ることができる。
ここで、可動体に対する磁気浮上力は、第1のコアと第2のコアとの間に磁気吸引用の磁場を形成することで発現される。磁気浮上力を発現させる方法は特に限定されず、例えば、推力発生用の電流を制御するとともに吸引力を制御するための電流を重畳することで磁気吸引用の磁場を形成する方法、コア間に設置した永久磁石によって吸引用磁場を形成する方法などが採用可能である。勿論、これらを組み合わせることも可能である。
第1のコアが固定される本体の壁部は、上面側が搬送室の外部に面し下面側が搬送室の内部に面する隔壁部分が該当する。第1のコアは、上記壁部の上面側に固定されてもよいし、下面側に固定されてもよい。例えば、当該壁部は、本体の天板部でもよいし、天板部以外の壁部でもよい。当該壁部は、典型的には水平であるが、勿論、これに限られない。
上記本体は、真空排気可能な真空室として構成することができる。
これにより、上記搬送装置は、真空下における半導体や各種電子デバイス製造用の搬送系に適用可能となる。
上記第1のコアは、上記真空室の外部に設置され上記可動体の搬送方向に沿って延在するコア本体と、上記コア本体に巻回され、上記コア本体の延在方向に沿って並置された複数のコイル部とを有していてもよい。上記第2のコアは、上記壁部を介して上記第1のコアと対向し、上記コイル部への通電によって発生する磁場によって磁化される磁性体で構成することができる。
第1のコアを構成するコイル部が真空室の外部に設置されるため、コイル部からの放出ガスによる真空室内の汚染を回避できる。また、第1のコアが真空室の外部に配置されることでコイル部に接続される電気配線の接続も容易となる。
上記第1のコアは、上記可動体の搬送方向に沿って並行するように複数設置されてもよい。この場合、上記第2のコアは、上記各第1のコアに対応して複数設置することができる。
第1のコアと第2のコアとの組み合わせを複数組備えることで、適正かつ安定に可動体を搬送することが可能となる。また、可動体の搬送に必要な磁力を複数のコア間で分担することが可能となる。
上記可動体は、上記搬送室内において被搬送体を処理する処理ユニットを含んでいてもよい。
上記処理ユニットとしては、典型的には、被搬送体を支持及び姿勢を変換するためのハンドリング機構が挙げられるが、これ以外にも被搬送体の段積み機構や各種表面処理装置などでもよい。これにより、被搬送体の搬送途上において被搬送体に対して所定の処理を実施することが可能となる。
上記搬送装置は、給電機構部と受電機構部とを有する電力供給機構をさらに具備していてもよい。上記給電機構部は、上記真空室の外部に配置され上記処理ユニットに電力を供給するための第1の電磁コイルを含む。上記受電機構部は、上記真空室の内部に配置され上記給電機構部から上記電力を非接触で受ける第2の電磁コイルを含む。
上記電力供給機構は、真空室の外部から処理ユニットに対して非接触で電力を供給する。これにより、真空室の隔壁を貫通する配線ケーブルの設置が不要となり、真空室の気密性を高めることが可能となる。
以上述べたように、本発明によれば、専用の磁気浮上機構を必要とすることなく、可動体の浮上及び搬送を実現することができる
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能である。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る搬送装置として、真空室1内で被処理体を搬送する真空搬送装置を示す斜視図である。図2は、その真空搬送装置の断面図であり、図3は、その概略的な平面図である。
真空搬送装置100は、真空室1(本体)、搬送ロボット10、搬送台4(可動部)、リニアモータ5、リニアセンサ3、電力供給機構2、受信機81及びドライバ/電源ユニット8を備える。
搬送ロボット10は、真空室1内に配置された、半導体ウエハや液晶ディスプレイに用いられるガラス基板等の図示しない被処理体を処理する処理ユニットとして機能する。搬送台4は、搬送ロボット10をその下方側から支持する。リニアモータ5は、搬送台4を真空室1内でY軸方向に移動させる。リニアセンサ3はリニアモータ5の駆動制御に用いられる。電力供給機構2は、搬送ロボット10の駆動源に電力を供給する。受信機81は、リニアセンサ3により検出された検出信号を受信する。ドライバ/電源ユニット8は、真空室1外に設けられ、受信機81で受信した信号に基づきリニアモータ5の駆動を制御する。ドライバ/電源ユニット8はまた、電力供給機構2に接続される電源等を有する。
真空室1は、その真空室1の内外を区画する隔壁11を有する。真空室1は図示しない真空ポンプに接続され、隔壁11内で減圧状態を維持することが可能となっている。その真空度は、真空搬送装置100に接続される他の処理装置200の真空度と実質的に同じになるように設定される。
隔壁11は、実質的に直方体形状でなり、上面111と、搬送ロボット10の移動方向(Y軸方向)で対向する前面112及び背面113と、その移動方向と直交する方向(X軸方向)で対向する側面114及び115と、隔壁11内に突出した凸部116aを有する底部116とを有する。隔壁11の両側面114、115には、Y軸方向に延びる凹所114a、115aがそれぞれ形成されている。
凹所114a、115aの鉛直(Z軸方向)下方の水平な壁部114b、115bには、そのY軸方向に沿ってリニアモータ5の一次側である固定子51がそれぞれ敷設されている。固定子51は、後述するようにリニアモータ5の一次側コアに相当し、複数に分割されたコア部をY軸方向に連続するように配置することで構成されている。これにより、搬送ロボット10はリニアモータ5の長手方向に沿ってY軸方向に移動可能となっている。
図3に示すように、真空搬送装置100は、典型的には、蒸着装置、プラズマエッチング装置、ロードロック室等、半導体製造プロセスで用いられる図示しない処理装置200に接続されて使用され得る。
一例として、図3に示すように、隔壁11の前面112、側面115及び背面113に、その真空処理装置200がそれぞれ接続されるとする。この場合、搬送ロボット10が、被処理体を、それらの開口112a、115a及び113aを介して処理装置200に搬入したり、処理装置200から搬出したりする。真空搬送装置100に接続される処理装置200が1つの場合もあり得る。なお、開口112a等は図示しないゲートバルブにより開閉されるようになっている。
搬送台4は、上段部41と下段部42とを有する。下段部42は、隔壁の両側面114、115の壁部114b、115bの下面に間隙をおいて対向するように一対形成されている。各下段部42の上面には、リニアモータ5の二次側である可動子52が、固定子51と対向するようにそれぞれ設置されている。リニアモータ5は、搬送台4をY軸方向に移動させる推進力と、Z軸方向に引き上げる浮上力を発生させる機能を有する。
搬送台4の上段部41には、搬送ロボット10の駆動を制御するコントローラボックス91と、基板搬送ロボット10の駆動機構を収容する駆動ボックス92とが設置されている。コントローラボックス91と駆動ボックス92の内部は相互に連通しており、実質的に大気圧に維持されている。
駆動ボックス92内に収容された駆動部は、搬送ロボット10を駆動するための図示しないモータ、その他の機構等で構成される。搬送ロボット10は、伸縮する多関節アームとこのアームの端部に設けられ被処理体を保持する保持部(ハンド)とを有するものが用いられる。しかし、搬送ロボット10はこのような形態に限られず、多関節アームを有していないが被処理体を保持する保持部を有するものであってもよい。駆動ボックス91内の駆動部は、搬送ロボット10のアームを伸縮させたり、搬送ロボット10を旋回させたりすることで、真空室1に接続された他の処理装置200にアクセスすることが可能となっている。
本実施の形態の真空搬送装置100は、搬送台4の下面を支持するリニアガイド7(補助支持部)を備えている。リニアガイド7は、搬送台4のX軸方向及びZ軸方向の移動を規制しながらY軸方向の直進移動をガイドする機能を有し、X軸方向で対称に2つ設けられている。リニアガイド7は、隔壁11の底部116にY軸方向に沿って敷設されたガイドレール71と、搬送台4の下段部42の下面に取り付けられた、ガイドレール71に係合してスライドする被ガイド体(スライダ)72とをそれぞれ有する。
図4は、リニアモータ5のX軸方向で見た断面図である。
このリニアモータ5は、隔壁11の両側面の水平な壁部114b、115bの上面に配置された固定子51(第1のコア)と、搬送台4の下段部42の上面に取り付けられた可動子52(第2のコア)とを有する。固定子51は、長手方向(Y軸方向)で等間隔に複数の磁極部511aを有するヨーク511(コア本体)と、これらの磁極部511aにそれぞれ巻回されたコイル512(コイル部)とを備える。
ヨーク511の磁極部511aごとに、複数の永久磁石513が設けられている。つまり、1つの磁極部511aには複数の永久磁石513が設けられている。複数の永久磁石513は、その永久磁石513の、可動子52と対向する端面が露出するように、かつ、その永久磁石513の端面と磁極部511aの表面とが面一となるように、磁極部511aに埋設されている。
可動子52は、その長手方向(Y軸方向)に複数の歯521を有する磁性材である。可動子52の大きさは限定されないが、固定子51と対向する面積が広いほど、固定子51との間に大きな磁気的相互作用が得られる。本実施の形態では、可動子52の幅(X軸方向)は固定子51の幅と同等とされる。また、可動子52の長さ(Y軸方向)は、搬送台4の下段部42の長さより短いが、これに限らず、下段部42の長さと同等またはそれ以上の長さとすることができる。
このようなリニアモータ5では、固定子51の1つの磁極部511aに複数の永久磁石513が設けられているので、固定子51及び可動子52間のギャップに強力な磁束が発生し、他の方式のリニアモータと比べ大きな推力を得ることができる。
固定子51と可動子52との間の磁気吸引力は、搬送台4を含む被搬送物全体の重量をほぼキャンセルする強さであっても構わない。また、固定子51及び可動子52の相互間の磁気吸引力を高めるために、コイル512へ入力する交流電流に吸引磁場を形成するための制御電流を重畳してもよい。このようにコイル512へ入力する電流を制御することで、負荷の変動などがあっても磁気吸引力を安定に維持することができる。なお、吸引磁場を形成するための磁気コイルを別途設けてもよい。
また、図2に示すように、壁部114b、115bの固定子設置領域を他の領域に比べて薄厚化することで、固定子51と可動子52との間のスペーシングロスを低減し、可動子52を効率よく磁化させることが可能となる。
本実施の形態の真空搬送装置100は、永久磁石513と可動子52の歯521の間に形成される固定磁場を利用して、可動子52を重力に抗して固定子51側へ吸引する。これにより、搬送台4は一定の浮上力を受け、かつ、壁部114b、114aと非接触で搬送される。また、リニアガイド7に対して鉛直方向に作用する荷重が軽減され、リニアガイド7の耐久性が向上する。
永久磁石513の磁力、大きさ、配置などは、搬送台4、コントローラボックス91、駆動ボックス92、搬送ロボット10を含む被搬送物の重量に応じて適宜設定することができる。また、壁部114b、115bは、磁気透過性を阻害しない材料、例えば石英やセラミックス材料で構成することができる。
リニアモータ5は、本実施形態のようなタイプに限られず、PM型リニアモータ、コアレス型リニアモータ等、他のタイプのリニアモータが用いられてもよい。特に、図4を参照して説明した本実施の形態のリニアモータ5やPM型リニアモータは、推力発生時に吸引力も同時に発生する。その吸引力を重力と逆方向の力として利用する。さらに、推力発生用の電流を制御するとともに吸引力を制御するための電流を重畳することで、磁気吸引用の磁場を形成することができる。
図1及び図2に示すように、ドライバ/電源ユニット8と、受信機81及びリニアモータ5の固定子51のコイル512とは電気ケーブル82及び83によりそれぞれ接続されている。これらは真空室1外の大気圧下に置かれているので、このように有線接続であってもガスの発生の問題がない。
リニアセンサ3は、隔壁11の一方の側面115に敷設されたリニアスケール31と、搬送台4の上段部42に取り付けられたセンサヘッド32とを有する。センサヘッド32は、搬送台4の上段部に設置された送信機95に接続されている。送信機95は、センサヘッド32により検出されたリニアスケール31のスケール情報を無線により上記受信機81に送信し、受信機81はこれをドライバ/電源ユニット8に送信する。ドライバ/電源ユニット8は、この情報に基づき、リニアモータ5の駆動を制御する。
送信機95から受信機81へのスケール情報の無線通信には、典型的にはレーザ光が用いられるが、電波であってもよい。センサヘッド32によるリニアスケール31の検出方式として、光学式、静電式、磁気式、またはその他の方式を用いることができる。
本実施の形態の真空搬送装置100は、真空室1の外部からコントローラボックス91へ電力を供給する電力供給機構2を備える。
図1及び図2に示すように、電力供給機構2は、隔壁11の底部116に配置されている。電力供給機構2は非接触型のものであり、底部116の凸部116aの外側に配置された1次側機構(1次側電磁石21)と、凸部116aと一定の間隙をおいて対向する搬送台4の下段部42内に配置された2次側機構(2次側電磁石22)とを有する。2次側電磁石22は、コントローラボックス91内に配置され、例えば交流電力を直流電力に変換する整流回路を介して、駆動ボックス93内の駆動回路に供給する。
図5は、電力供給機構2及びコントローラボックス9の、Y軸方向で見た模式的断面図である。この電力供給機構2は、1次側電磁石21から電磁誘導により発生する磁場を用いて2次側電磁石22に電力を供給する。例えば1次側電磁石21及び2次側電磁石22は、E型コア211、221、これに巻回されたコイル212、222をそれぞれ備えている。
1次側電磁石21は、搬送ロボット10の搬送方向に沿って延設されており、搬送ロボット10の真空室1内での移動範囲に対応した長さに形成されている。2次側電磁石22は、上述したようにコントローラボックス91内に配置され、少なくとも搬送ロボット10が移動する範囲内で1次側電磁石21に対向するように配置される。
隔壁11のうち、1次側電磁石21及び2次側電磁石22が対向する位置には、磁場を透過させる透過部材117が設けられている。コントローラボックス91にも、1次側電磁石21及び2次側電磁石22が対向する位置には、透過部材98が設けられている。これらの透過部材117及び98は、例えば誘電体または半導体が用いられる。誘電体としては、例えばガラス、セラミックス、半導体は、例えばシリコンが用いられる。半導体の場合、真性に近いほど渦電流を抑制することができる。このような透過部材117及び98が用いられることにより渦電流の発生を抑制して、1次側電磁石21から2次側電磁石22へ効率良く電力が供給される。
1次側電磁石21は、電気ケーブル84を介して、ドライバ/電源ユニット8内の図示しない電源装置に接続されている。この電源装置は、高周波インバータ回路及び制御回路等を有し、高周波インバータ回路は、電源の直流電力を交流電力に変換する。その周波数は、典型的には10kHzであるが、これに限られず、例えば透過部材の材料に応じた適切な周波数が選択されればよい。上記制御回路は、高周波インバータ回路を制御し、1次側電磁石21から発生させる高周波磁場に、搬送ロボット10の駆動源となる制御器93等への通信信号を重畳する。この通信信号は、制御器93の作動を開始させるためのスタート信号を少なくとも含んでいればよい。
コントローラボックス91内の制御器93は、2次側電磁石22が1次側電磁石21から受けた磁場により得られる高周波電力を整流し、また、その高周波電力から通信信号を検出する。これにより、制御器93は、この電力を用いて通信信号を搬送ロボット10の駆動部へ送信することで搬送ロボット10を駆動する。
2次側電磁石22が1次側電磁石21から受けた電力は、制御器93及び送信機95へ供給される。これに限られず、例えば真空室1内の図示しない各種センサの駆動源またはその他の機構の駆動源にも供給されてもよい。
本実施形態では、1次側電磁石21及び2次側電磁石22の両方が大気圧下に置かれているので、両電磁石21及び22が含むコイル221及び222の絶縁用のワニスや、樹脂モールド等からガスが発生することを防止できる。
本実施形態では、1次側電磁石21が搬送ロボット10の搬送方向に沿って、搬送ロボット10の真空室1内での移動範囲に対応した長さに形成されている。これにより、連続的に安定して電力を制御器93に供給することができる。
本実施形態では、制御器93が、2次側電磁石22と同様にコントローラボックス9に収容されている。したがって、制御器93に含まれる回路基板、回路素子等が真空下に晒されることがなく、それらに悪影響を与えることを防止できる。また、2次側電磁石22と制御器93とを接続する電気ケーブル97もコントローラボックス9内に収容することができ、ガスの発生を防止できる。
本実施形態に係る真空搬送装置100の動作を説明する。
搬送対象物が搬送される際、真空室1内の気圧は、大気圧あるいは減圧等のいかなる気圧であってもよく、図示しない真空ポンプ等により所定の圧力に調節される。電力供給機構2により搬送ロボット10に電力が供給され、搬送対象物が搬送ロボット10により把持等され、搬送が開始される。
ドライバ/電源ユニット8から、固定子51に電流が供給され、固定子51が電磁石として機能する。固定子51と可動子52との間の磁気的相互作用により、支持部41がY軸方向に推進し、同時にZ軸方向上方に押し上げられる。以下、詳述する。
図4に示すように、固定子51のコイル512に電流が印加されると磁極部511aに磁場が発生する。隣接する磁極部511aには逆向きに電流が印加され、反対方向の磁場が発生する。
各磁極部511aに設けられた永久磁石513のうち、電流の印加により発生する磁場の向きと同一方向の磁場を発生させる永久磁石513により、電流の印加により発生する磁場が増強される。この磁場を受けて、固定子51の、当該磁場に近接する歯521が磁化される。これにより、固定子51と可動子52との間に、図4に示す磁路(磁気回路)が形成される。
可動子52(搬送台4)は、この磁気相互作用により、固定子51からの引力を受ける。可動子52の位置に応じて各コイル512に印加する電流の向きを制御することにより、可動子52(搬送台4)をY軸方向に推進させる。可動子52の位置は、リニアセンサ3により検出され、ドライバ/電源ユニット8は、この検出位置に基づき、各コイル522に供給する電流を制御する。リニアガイド7は、搬送台4の移動方向をガイドする機能を有する。これにより、搬送台4の直進走行性が高まり、搬送精度が向上する。
可動子52は固定子51より鉛直下方に設けられているため、当該引力により、可動子52は鉛直上方向きの力(浮上力)を受ける。すなわち、当該磁気相互作用により、可動子52は、推進力と磁気浮上力を同時に受ける。
リニアガイド7に作用する垂直荷重は、リニアモータ5によって搬送台4に印加される磁気浮上力の大きさに応じて軽減される。当該磁気浮上力を搬送台4を含む被搬送物の自重をキャンセル可能な強さに設定することで、リニアガイド7に作用する垂直荷重を消失させることができる。
さらに、可動子52は固定子51から常に浮上力が印加される。このため、可動子52は、その搬送中のみならず、搬送の停止時にも浮上力が作用する。これにより、固定子51に対する可動子52の相対位置に関係なく、搬送台4に対する磁気浮上力を確保することができる。
以上のように、本実施の形態の真空搬送装置100においては、固定子51及び可動子52は、搬送台4を水平方向に移動させる推進力を発現させるリニアモータとしての機能と、搬送台4を含む被搬送物の浮上力を発現させる磁気浮上機構としての機能を併せ持つ。したがって、上記搬送装置によれば、専用の磁気浮上機構を必要とすることなく、搬送台4の浮上及び搬送を実現することができる。これにより、部品数の減少と装置構成の簡素化を図ることができる。
真空搬送装置100においては、固定子51を構成するコイル512が真空室1の外部に設置されるため、コイル512からの放出ガスによる真空室1内の汚染を回避できる。また、固定子51が真空室1の外部に配置されることでコイル512に接続される電気配線の接続も容易となる。
本実施の形態では、固定子51は、搬送台4の搬送方向に沿って並行するように複数設置され、可動子52もまた、固定子51に対応して複数設置される。すなわち、搬送台4は、複数のリニアモータ5によって支持される。このように、固定子51と可動子52との組み合わせを複数組備えることで、適正かつ安定に搬送台4を搬送することが可能となる。また、搬送台4の搬送に必要な磁力を複数のリニアモータ間で分担することが可能となる。
さらに、本実施の形態の真空搬送装置100は、真空室1の外部から搬送台4上のコントローラボックス91内へ非接触で電力を供給する電力供給機構2を備えている。これにより、真空室1の隔壁11を貫通する配線ケーブルの設置が不要となり、真空室1の気密性を高めることが可能となる。
(第2の実施の形態)
図6〜図8は、本発明の第2の実施の形態を示している。ここで、図6は本実施の形態の搬送装置200の要部斜視図、図7は搬送装置200の正面断面図、図8は搬送装置200の側面図である。なお、上述の第1の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
搬送装置200は、本体12と、搬送台4(可動体)と、リニアモータ5を構成する固定子53(第1のコア)及び可動子54(第2のコア)と、リニアガイド7(補助支持部)とを備える。
本体12は、搬送ロボット10を工程間で移動させる搬送通路を形成している。この搬送通路は、例えば、大気圧雰囲気に設置される。
本体12は、天板部に開口120が形成された略矩形状を有している。開口120は、搬送台4の移動方向(Y軸方向)に沿って延びており、この開口120を介して、搬送台4の上に設置されたコントローラボックス91、駆動ボックス92及び搬送ロボット10が本体12の上方部へ突出している。本体12は、例えば、異なる2種の工程間を連絡する位置に設置される。
搬送台4は、本体12の底部116と、開口部120を挟んで対向する水平な一対の上壁部121、122の間に収容されている。搬送台4の両側方に位置する下段部42の上面は、これら上壁部121、122の下面側と対向している。リニアモータ5は、これら本体12の上壁部121、122と搬送台4の下段部42、42の間に構成されている。
リニアモータ5の固定子53は、本体12の上壁部121、122の下面にそれぞれ配置されている。一方、リニアモータ5の可動子54は、搬送台4の下段部42、42の上面にそれぞれ配置されている。本実施の形態では、可動子54が一次側コアとして構成され、固定子53が二次側として構成されている。
可動子54は、ヨーク541(コア本体)と、ヨーク541に巻回されたコイル542(コイル部)とを有する。ヨーク541の磁極には、固定子53との間に磁気吸引用の磁場を形成するための複数の永久磁石が固定されている。この永久磁石は、図4に示した例と同様にしてヨーク541の各磁極に配置される。これに対して、固定子53は、可動子54と対向し、上記永久磁石によって形成される磁場、及び、コイル542への通電によって発生する磁場を受けて磁化される磁性体からなる。固定子53の表面には、複数の歯531が搬送台4の移動方向に沿って形成されている。
本実施の形態の搬送装置200においては、上述の第1の実施の形態と同様に、リニアモータ5の固定子53と可動子54との間に形成される磁場吸引力によって、搬送台4が重力に抗してZ軸方向へ吸引される。また、可動子54のコイル542へ推進用の駆動信号が入力されることで、搬送台4はY軸方向へ進退する。
以上のように、本実施の形態の真空搬送装置200においては、固定子53及び可動子54は、搬送台4を水平方向に移動させる推進力を発現させるリニアモータとしての機能と、搬送台4を含む被搬送物の浮上力を発現させる磁気浮上機構としての機能を併せ持つ。したがって、上記搬送装置によれば、専用の磁気浮上機構を必要とすることなく、搬送台4の浮上及び搬送を実現することができる。これにより、上述の第1の実施の形態と同様な効果を得ることができる。
また、本実施の形態によれば、固定子53と可動子54との間に隔壁が存在しないため、これらの間の対向距離(ギャップ)を極力小さくすることができる。これにより、固定子53と可動子54との間の磁気的相互作用を高めることができる。
(第3の実施の形態)
図9は、本発明の第3の実施の形態を示している。なお、上述の第2の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
本実施の形態の搬送装置300は、リニアモータ5を構成する固定子55(第1のコア)と可動子56(第2のコア)の構成が上述の第2の実施の形態と異なる。すなわち、本実施の形態では、本体12の両壁部121、122に配置される固定子54は、ヨーク551及びコイル552を有する一次側のコアとして構成され、可動子55は、コイル552への通電により発生する磁場を受けて磁化される強磁性体で構成されている。なお、詳述せずとも、ヨーク55の各磁極には、上述の各実施の形態と同様に複数の永久磁石が取り付けられている。
以上のように構成される本実施の形態の搬送装置300においても、上述の第2の実施の形態と同様の作用及び効果を得ることができる。特に本実施の形態によれば、リニアモータ5の一次側コア(固定子55)が静止系である本体12に設置されているので、コイル552に対する配線ケーブルの接続が比較的容易であるという利点がある。
(第4の実施の形態)
図10及び図11は、本発明の第4の実施の形態を示している。ここで、図10は本実施の形態の搬送装置400の正面断面図、図11は搬送装置400の側面図である。なお、上述の第2の実施の形態と対応する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略するものとする。
搬送装置400は、本体12と、搬送台4(可動体)と、リニアモータ5を構成する固定子53(第1のコア)及び可動子54(第2のコア)と、リニアガイド70(補助支持部)とを備える。
本実施の形態では、リニアガイド70の構成が上述の第2の実施の形態と異なっている。すなわち、本実施の形態では、リニアガイド70は、本体12の内部においてY軸方向に直線的に懸架された一対のガイドワイヤ701と、搬送台4の各下段部424、42の下面にそれぞれ固定されたガイドブロック702で構成されている。ガイドワイヤ701はガイドブロック702を貫通し、ガイドブロック702はガイドワイヤ701に沿ってスライド可能に構成されている。
リニアガイド70は、搬送台4の落下防止と、搬送台4の移動方向の案内を目的として設置される。ガイドブロック702との間の摺動抵抗を低減する目的で、ガイドワイヤ701の表面を滑性剤でコーティングすることも可能である。
各リニアモータ5は、搬送台4をY軸方向に移動させる推進力を発現させる機能と、搬送台4の自重を打ち消す方向に磁力を発現させる機能を併せ持つ。すなわち、リニアモータ500は、搬送台400を磁気浮上させながら水平方向に搬送可能に構成されている。
特に本実施の形態によれば、リニアガイド70を上述の第2の実施の形態のように直動軸受けで構成する場合に比べて低コストで設置できる。これにより、装置全体を安価に構築することができる。
また、本実施の形態の搬送装置400は、上述のようにリニアモータ5により搬送台4を磁気浮上させながら移動させる構成であるので、リニアガイド70に作用する荷重を大幅に低減することができる。したがって、上述のような簡素化されたリニアガイド70を用いても、所期の搬送ガイド機能は十分に確保される。
なお、ワイヤガイド701を用いた場合、上下方向における剛性不足が懸念される。この場合、固定子53と可動子54の間のギャップを検出し、これが一定となるようにリニアモータ5を通電制御してもよい。これにより、搬送台4を所定の高さ位置で安定に移動させることが可能となる。
本発明の第1の実施の形態による搬送装置の概略斜視図である。 上記搬送装置の断面図である。 上記搬送装置の概略平面図である。 上記搬送装置を構成するリニアモータの要部断面図である。 上記搬送装置を構成する電力供給機構の要部断面図である。 本発明の第2の実施の形態による搬送装置の概略斜視図である。 本発明の第2の実施の形態の搬送装置の断面図である。 本発明の第2の実施の形態の搬送装置の側面図である。 本発明の第3の実施の形態による搬送装置の断面図である。 本発明の第4の実施の実施の形態による搬送装置の断面図である。 本発明の第4の実施の形態による搬送装置の側面図である。
符号の説明
1…真空室(本体)
2…電力供給機構
4、…搬送台(可動体)
5…リニアモータ
7、70…リニアガイド(補助支持部)
8…電源ユニット
10…搬送ロボット(処理ユニット)
11…隔壁
12…本体
51、53、55…固定子(第1のコア)
52、54、56…可動子(第2のコア)
100…真空搬送装置(搬送装置)
200、300、400…搬送装置
121、122…壁部
511、541、551…ヨーク(コア本体)
512、542、552…コイル(コイル部)

Claims (5)

  1. 可動体と、
    前記可動体を収容し前記可動体の上方に位置する壁部を有する真空排気可能な真空室と、
    前記可動体と鉛直方向に対向するように前記壁部に固定された第1のコアと、
    前記第1のコアと鉛直方向に対向するように前記可動体に固定され、前記第1のコアとの間での磁気的相互作用により前記可動体を水平方向に移動させる力と前記可動体を重力に抗して吸引する力とを発生させる第2のコアと、
    前記第2のコアを挟んで前記壁部と鉛直方向に対向するように前記真空室の底部に配置され、前記可動体を下方から支持する補助支持部と
    を具備する
    搬送装置。
  2. 請求項に記載の搬送装置であって、
    前記第1のコアは、
    前記真空室の外部に設置され前記可動体の搬送方向に沿って延在するコア本体と、
    前記コア本体に巻回され、前記コア本体の延在方向に沿って並置された複数のコイル部とを有し、
    前記第2のコアは、前記壁部を介して前記第1のコアと対向し、前記コイル部への通電によって発生する磁場によって磁化される磁性体からなる
    搬送装置。
  3. 請求項1に記載の搬送装置であって、
    前記第1のコアは、前記可動体の搬送方向に沿って並行するように複数設置され、
    前記第2のコアは、前記各第1のコアに対応して複数設置されている
    搬送装置。
  4. 請求項に記載の搬送装置であって、
    前記可動体は、前記真空室内において被搬送体を処理する処理ユニットを含む
    搬送装置。
  5. 請求項に記載の搬送装置であって、
    前記搬送装置は、前記真空室の外部に配置され前記処理ユニットに電力を供給するための第1の電磁コイルを含む給電機構部と、前記真空室の内部に配置され前記給電機構部から前記電力を非接触で受ける第2の電磁コイルを含む受電機構部とを有する電力供給機構をさらに具備する
    搬送装置。
JP2008204862A 2008-08-07 2008-08-07 搬送装置 Active JP5353107B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204862A JP5353107B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 搬送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008204862A JP5353107B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010037092A JP2010037092A (ja) 2010-02-18
JP5353107B2 true JP5353107B2 (ja) 2013-11-27

Family

ID=42010024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008204862A Active JP5353107B2 (ja) 2008-08-07 2008-08-07 搬送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5353107B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101829397B1 (ko) 2011-09-16 2018-02-19 퍼시몬 테크놀로지스 코포레이션 낮은 가변성을 가진 로봇
WO2015112538A1 (en) 2014-01-21 2015-07-30 Persimmon Technologies, Corp. Substrate transport vacuum platform
WO2019220625A1 (ja) * 2018-05-18 2019-11-21 株式会社Fuji 搬送装置およびそれを備える作業機
IT201900017441A1 (it) * 2019-09-27 2021-03-27 Ocm S P A Sistema di trasporto

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0648845Y2 (ja) * 1988-04-04 1994-12-12 日新電機株式会社 ウエハ搬送装置
JPH01315205A (ja) * 1988-06-13 1989-12-20 Asahi Glass Co Ltd 真空処理炉の搬送装置
JPH06179524A (ja) * 1992-07-18 1994-06-28 Ebara Corp 磁気浮上真空搬送装置
JPH11122715A (ja) * 1997-10-09 1999-04-30 Nkk Corp リニア式モノレールリフト型輸送設備
JP4330703B2 (ja) * 1999-06-18 2009-09-16 東京エレクトロン株式会社 搬送モジュール及びクラスターシステム
JP4660434B2 (ja) * 2006-07-21 2011-03-30 株式会社安川電機 搬送機構およびそれを備えた処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010037092A (ja) 2010-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2015056847A1 (en) Magnetically levitated transportation apparatus
JP6098923B2 (ja) 搬送装置
US11929276B2 (en) Modular material handling robot platform
KR101335643B1 (ko) 무동력 트레이를 갖는 자기부상 반송장치
KR102035210B1 (ko) 객체의 파지, 위치 결정 및/또는 이동 장치
KR101454302B1 (ko) 디스플레이 제조설비용 자기부상 이송 시스템
JP5353107B2 (ja) 搬送装置
JP5549062B2 (ja) 搬送装置
KR101048056B1 (ko) 자기부상 및 자기베어링을 이용한 직선이송장치
KR20140024818A (ko) 반송 장치
US5980193A (en) Magnetically levitated robot and method of increasing levitation force
KR102005275B1 (ko) 자기 부상 이송 장치
JP5439762B2 (ja) 搬送装置
KR101939352B1 (ko) 자기 부상 이송 장치
CN113939384A (zh) 磁性导向物料搬运机器人
KR101454279B1 (ko) 자기부상 이송 시스템의 부상 제어 방법
KR101753216B1 (ko) 자력조절장치
JP2547403B2 (ja) 真空装置用磁気浮上搬送装置
KR20210104134A (ko) 자기 부상 시스템, 자기 부상 시스템을 위한 캐리어, 진공 시스템, 및 캐리어를 이송하는 방법
JP3209844B2 (ja) 磁気浮上搬送装置
JP3799193B2 (ja) ウェハ搬送装置
KR20130138386A (ko) 자기 부상 이송 장치
JP2793240B2 (ja) 浮上式搬送装置
JP2563912B2 (ja) 浮上式搬送装置
JPS6293120A (ja) リニアモ−タ使用の荷搬送装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110802

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130125

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130129

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130730

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130812

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5353107

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250