JP5352857B2 - 光デバイス - Google Patents

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本発明は、光デバイスに関する。
光デバイスは、例えば、高感度の光検出を行うセンサ及び高出力の発光を行う発光デバイス等のデバイスである。例えば、センサにおいては感度等の向上するために、発光デバイスにおいては駆動回路とのインピーダンスマッチング等の向上するために、特許文献1の技術が提案されている。特許文献1には、多数の素子を直列接続する技術が記載され、このような技術は特に、感度又は発光効率の得にくい長波長の赤外線領域に効果的である。また、基板上に形成された素子及び外部との電気接続用のパッド配置に関しての設計技術は、特許文献2に開示されている。
図1は、一般的な狭バンドギャップの半導体を利用した光デバイスの光電変換部を示す断面図である。図1において、基板11は、半絶縁性のGaAs基板であり、その基板上に多数の光電変換素子21が形成される。各光電変換素子21は、異なる材料の層の積層で形成されている。各層は光学的又は電気的な機能を有し、各光電変換素子21を互いに直列に接続することによって、デバイスの性能を向上することができる。受光素子の場合、光起電力の増大を実現できる。また、発光デバイスの場合、駆動回路にマッチングするようにインピーダンスを調整することにより、外部回路との最大のカップリング効率が実現できる。これらの性能向上は、特に狭バンドギャップの半導体を発光部又は受光部に利用した室温で動作する光デバイスに効果的である。その理由として、狭バンドギャップ半導体のデバイスは、室温において内部の電子・ホールが励起されるため、電気伝導率が高く、電気抵抗が低くなるからである。例えば、長波長の赤外線センサの場合、光子のエネルギーが微弱であるため、検出は困難であるが、多数の素子を直列に接続することにより、光起電力を増大し、高感度を得ることができる。また、長波長の赤外線の発光デバイス、例えば波長が1μm以上の発光デバイスでは、低インピーダンス及び高いパワーで駆動すると駆動側の負担が増え、カップリングの損失が増える。しかしながら、上述の技術を利用することによって、発光デバイスのインピーダンスを駆動回路側に整合(カップリング)させることが容易にでき、回路における損失を減少させ、システムの発光効率を向上させることができる。
特願2008―113681号 特開2006−229186号公報
しかしながら、高感度、高発光効率な高性能の光デバイスを実現するには多数の光電変換素子を直列に接続する必要がある。さらに、基板の充填率を向上するために、それぞれの光電変換素子を密に配置する必要があるため、外部からパッドに印加される電圧によってそれぞれの光電変換素子間に電界集中が発生するという問題があった。また、外部から印加可能な電圧範囲が制限され、光デバイスの耐圧が低くなるという問題があった。従って、小型で、高感度、且つ、高信頼性の光デバイスを実現できなかった。
これらの問題を踏まえ、本発明の目的は、光デバイスの最高の性能を保ちながら、絶縁破壊電圧を向上することである。
本発明の請求項1に記載の光デバイスは、基板上に形成され、直列に接続された複数の光電変換素子を有する光電変換部と、光電変換部と外部回路とを電気的に接続する2つ以上のパッドとを備える光デバイスにおいて、2つ以上のパッドのうち、互いに電気的に接続されている任意の第1のパッド及び第2のパッドの間に接続された光電変換素子の数をNとし、第1のパッドからi番目に接続された光電変換素子の抵抗をRとし、第1のパッド及び第2のパッドの間にかかる電圧を
Figure 0005352857
とし、第1のパッドからX番目に接続された光電変換素子及び第1のパッドからY番目に接続された光電変換素子の間の距離をdXYとし、第1のパッドからX番目に接続された光電変換素子及び第1のパッドからY番目に接続された光電変換素子間にかかる電界を
Figure 0005352857
とした場合、
Figure 0005352857
が所定の閾値を超えた光電変換素子間の各々の間に絶縁領域を設置することを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の光デバイスは、請求項1に記載の光デバイスであって、所定の閾値を超えた光電変換素子間の距離は、少なくとも1μmであることを特徴とする。
一般的な狭バンドギャップの半導体を利用した光デバイスの光電変換部を示す断面図である。 本発明の一実施形態の光デバイスの回路を簡略的に例示する図である。 絶縁距離を説明するための図である。 パッド1とパッド2との間に導電部分を配置した光デバイスの絶縁距離を説明するための断面図である。 パッド3及びパッド4を用いて導電部分を他の外部回路と接続した光デバイスの絶縁距離を説明するための図である。 パッド1とパッド2との間に複数の導電部分を配置した光デバイスの絶縁距離を説明するための図である。 一般的な狭バンドギャップの半導体を利用した光デバイスの絶縁破壊電圧及び絶縁距離の相関を示す図である。 直列接続された光電変換素子の電気回路を示す図である。 絶縁領域を有する光デバイス及び絶縁領域を有しない光デバイスのI−V特性を示す図である。 本発明の絶縁領域を説明するための図である。
本発明の光デバイスとは、光を検出して電気信号に変え、それを出力するセンサ、及び、電気信号を得て光を出力するデバイス(例えば、LED:Light Emiting Diode、LD:LASER Diode、など)を意味する。
比較的長波長の光を検出もしくは発光する光デバイスの1つに、量子型赤外線センサもしくは量子型の発光デバイスがある。量子型赤外線センサの従来例としては、例えば、特許文献1に記載されたものがある。図1は、一般的な量子型赤外線センサの構成を説明するための図であって、量子型赤外線センサに用いられる受光部を示した断面図である。光電変換部は、例えば半絶縁性のGaAs基板1上に設けられた複数の光電変換素子21によって構成される。図1では複数の光電変換素子21は、各々がInSb系の量子型pinフォトダイオードであって、互いに直列に接続されている。フォトダイオード同士を接続する配線は、一層の金属等の配線4である。各光電変換素子21は、基板1上にインジウム(ln)及びアンチモン(Sb)を含むInSbのようなn型化合物半導体層(n層)、ノンドープの化合物半導体層層(π層)と、バンドギャップがn層及びπ層よりも大きいAlInSbのような化合物半導体層と、P型の不純物が高濃度にドーピングされているp型化合物半導体層(p層)とが順次積層された構造となっている。図中に矢線で示した赤外線Iは、基板1の裏面から光電変換素子21に入射する。赤外線Iの入射により、赤外線Iの輻射量に応じた光起電力が光電変換素子21内で発生する。発生した光起電力は、接続配線を通って光電変換部の外へ出力されるようになっている。ここでは、赤外線センサに利用される光電変換部の説明を行ったが、同様の構造が赤外線を発光するデバイス(発光デバイス、例えばLED)にも応用できる。この場合、光は光電変素子21から基板1を通して外部に出力される。光デバイスの小型化が要求された場合、光電変換部の面積の縮小が必要となり、限られた基板面積内に多数の光電変換素子を配置する必要がある。また、高性能の光デバイスを実現するために、多数の光電変換素子を直列に接続する必要がある。
図2は、本発明の一実施形態の光デバイスの回路を簡略的に例示する。図2に示すように、本発明の光デバイスは、基板101と、配線104と、複数の光電変換素子106と、パッド107a及び107bと、絶縁領域108とを備える。基板101は、半絶縁性のGaAs基板であり、その上に多数の光電変換素子106が配置される。接続用の配線104は、光電変換素子106とともに基板101に分配される。パッド107a及び107bは、互いに電気的に接続され、光電変換部と外部回路とを電気的に接続する。複数の光電変換素子106から光電変換部が構成される。
パッド107a及び107bの間に外部回路からの電圧がかかる場合がある。その場合に、例えば、図2の素子の配置において、素子間で最も電界が集中する領域は、光電変換素子106a及び光電変換素子106bの間の領域である。これは、後述するが、素子間でこの領域が最も電位差が大きく、距離も小さいためである。この最も電界が集中する領域間の距離を大きくすることによって、デバイスの耐圧を向上することができ、従来よりも信頼性の高いデバイスを得ることができる。このデバイスの耐圧については、下記において説明する。
しかしながら、例えばデバイスの実装の際に発生する静電気などがパッド107a及び107bの間に印加された場合、内部のデバイスの絶縁破壊が発生し、デバイスの永久破壊を引き起こす恐れがある。これに対して、加えられる電界が所定の閾値を超える領域に絶縁領域108を設けて、パッドに印加された電圧による基板の電界集中を防ぐことによって、従来よりも高耐圧で信頼性が高いデバイスを実現することができる。
図3は、絶縁距離を説明するための図である。絶縁距離とは、絶縁領域108によって絶縁される光電変換素子間の距離、光電変換素子とパッドとの間の距離又はこれらの和を示す。光電変換素子201A、201B及び201Cは、各々、部分A及びA1、部分B及びB1、部分C及びC1で構成される。光電変換素子201A及び201Bの間にある、例えば空気、SiO、SiNなどの絶縁材料からなる媒体は、抵抗率が光電変換素子201A及び201Bより高いので、光電変換素子201A及び201Bの間に電位差を生じやすい。従って、光電変換素子201A及び201Bの間に発生する電位差をVABとすると、VABが光電変換素子201A及び201Bの間にある媒体の絶縁耐圧を超えると絶縁破壊が発生し、デバイスが劣化する。絶縁領域108は、上記の媒体で形成され、光電変換素子間に生じる電界を絶縁する。光電変換素子201A及び201Bの間に発生する電界強度EABは、一般的に、VAB/dABとなる。dABが小さくなると、光電変換素子201A及び201Bの間に発生する電界強度EABは大きくなる。したがって、デバイスが耐圧できる最大電圧VABは小さくなる。EABは、デバイス構造及び光電変換素子201A及び201Bの間にある絶縁材料(例えば、上記の媒体)で決まり、dABが大きいほど、絶縁破壊を発生させずにVABを大きくすることができ、デバイスの絶縁破壊の耐性を向上することができる。
光電変換素子201A、201B及び201Cの抵抗が低く、光電変換素子201A、201B及び201Cの部分A,B,Cの抵抗が各光電変換素子の全体抵抗に対して無視できると考えた場合、図3中の点αと点α1との間は同電位であり、同様に点βと点β1との間及び点γと点γ1との間も同電位とみなすことができる。光電変換素子201A及び201Bの間の絶縁距離はdABであり、光電変換素子201B及び201Cの間の絶縁距離はdBCである。光電変換素子201A及び201Cの間の絶縁距離はdAB+dBCである。
ここでは、光電変換素子201A、201B及び201Cの部分A,B,Cの抵抗が各光電変換素子の全体抵抗に対して無視できると仮定したが、光電変換素子201A、201B及び201Cの部分A,B,Cの抵抗が高く、各光電変換素子の全体抵抗に対して無視できない場合、それぞれの抵抗成分も考慮する必要がある。この場合、例えば203a2及び203b1のような、光電変換素子間で互いに最も接近する部分の間に、電界が集中し易くなる。また、203a2及び203b1のようにデバイスを加工するときに、基板に対してのメサ角度θが小さいほど、電界が集中しやすくなる。具体的な値としては数10度〜90度の間の角度が考えられる。
次に、図4を利用して、本発明のパッド、光電変換素子及び導電部分の配置関係を説明する。光電変換素子201A、B、Dが存在する領域は、デバイスのアクティブ領域と呼ばれる発光又は受光機能を有する領域である。導電部分とは、光電変換部と同様又は異なる形状を有するが電気的に接続されていない領域であり、図4において、素子201Cが存在する領域に該当する。素子201Cは受光又は発光機能は有さないが、デバイス製造の際にエッチング工程を用いた場合、エッチングの均一性を保つために利用される。特にエッチング段差が高い場合、例えば0.5μm以上のエッチング深さの場合に有効である。すなわち、光電変換素子201Cは、ダミー光電変換素子とも言える。
図4で示すように、パッド1及び光電変換素子201Aの間の絶縁距離はdAP1となる。光電変換素子201A及び201Bの間の絶縁距離はdABとなる。光電変換素子201B及び素子201Cの間の絶縁距離はdBCとなる。素子201C及び光電変換素子201Dの間の絶縁距離はdCDとなる。光電変換素子201D及びパッド2の間の絶縁距離はdDP2となる。パッド1及びパッド2の間の絶縁距離はdAP1+dAB+dBC+dCD+dDP2となる。
ここでは、素子201Cがパッド1及びパッド2に直接若しくは間接的に接続されていない部分となるように説明した。しかしながら、更なるパッドを用いて素子201Cを他の外部回路と接続することも考えられる。
図5を参照して、パッド3及びパッド4を用いて導電部分を他の外部回路と接続した光デバイスの絶縁距離について説明する。図5に示す光デバイスは、例えば、基板上に、各々直列に接続された複数の光電変換素子からなる光電変換部と、外部回路及び光電変換部と電気的に接続されたパッド1及びパッド2と、パッド1及びパッド2の間に配置され、他の外部回路と接続しているパッド3、パッド4及び素子Kを含む。素子Kは光電変換素子でなくてもよく、例えば、光デバイスの基板温度を測定するための温度測定素子となるPt、Au、Alなどのメタル配線でも良い。図5に示すような光デバイスにおいて、電界が最も集中する領域は、例えば、パッド1と素子Kとの間及び素子Kとパッド2との間である。この場合、パッド1とパッド2との間の絶縁距離は、パッド1と素子Kとの間の最短の絶縁距離dKP1及び素子Kとパッド2との間の最短の絶縁距離dKP2との和となる。素子Kが多数あっても、絶縁距離は同様に決定される。
図6を参照して、パッド1及びパッド2の間に複数の導電部分を配置した光デバイスの絶縁距離について説明する。素子A及び素子Bが導電材料で形成された場合、パッド1とパッド2との間の絶縁距離はdAP1+dAB+dBP2となる。ここで、dAP1はパッド1及び素子Aの間の最短の絶縁距離で、dABは素子A及びBの間の最短の絶縁距離で、dBP2は素子B及びパッド2の間の最短の絶縁距離である。素子A、Bのような素子が2個以上であっても、絶縁距離は同様に決定される。素子間の絶縁距離は、それぞれの絶縁距離の和となる。
光電変換素子間の絶縁距離及びパッド間の絶縁距離は、1μm以上になるように設計することが好ましく、デバイスの耐圧強度を向上させることができる。
図7は、一般的な狭バンドギャップの半導体を利用した光デバイスの絶縁破壊電圧及び絶縁距離の相関を示す。例えば、図7に示すように、GaAs基板上に形成したInSb形の光デバイスの特性では、絶縁距離が1μmで、約25Vの耐圧を実現することができる。耐圧は一般的に絶縁距離に比例するので、例えば50Vの耐圧を実現するには少なくとも2μmの絶縁距離が必要となる。
次に、図8を参照して、電界が集中する部分を説明する。図8は、直列接続された光電変換素子の電気回路を示す。パッド1及びパッド2の間に接続された光電変換素子の数をNとし、パッド1からi番目に接続された光電変換素子の抵抗をRとする。パッド1及びパッド2の間の各光電変換素子の抵抗はR、R、・・・、Rと表せる。点α、点β、点γは、各々、図3に示す光電変換素子201A、201B及び201Cの同電位の部分を示す。パッド1及びパッド2に電圧VPPが印加された場合、点α及び点βの間の電位差は次のように示される。
Figure 0005352857
同様に、点α及び点γの間の電位差は次の式で示される。
Figure 0005352857
式2及び式3より、Vαβ>Vαγであることが分かる。パッド1からX番目に接続された光電変換素子を光電変換素子Xとし、Y番目に接続された光電変換素子を光電変換素子Yとすると、上記の式は次のように一般化される。
Figure 0005352857
したがって、光電変換素子X及びYの間に発生する電位差は、光電変換素子X及びYの間に接続されている全ての光電変換素子の抵抗の和と両パッド間の電圧に比例し、接続された全光電変換素子の抵抗の和に反比例する。光電変換素子X及びYの間で発生する電界強度EXYを考えた場合、次の式が成り立つ。
Figure 0005352857
XYが所定の閾値を超えると、絶縁破壊が発生する。この所定の閾値は絶縁破壊電界強度であり、EBREAKDOWNと呼ぶ。従って、EBREAKDOWNを超えないように光デバイスを設計し、光デバイスに使われる材料を選ぶ必要がある。さらに、EXYが所定の閾値を越えた光電変換素子間の各々の間に絶縁領域108を設置する必要がある。
式5を参照すると、外部から両パッドに電圧VPPが印加された場合、下記の関数が最も小さくなる部分、すなわち、光電変換素子X及びYの間の距離が最も小さい部分が最も電界集中する。
Figure 0005352857
つまり、電圧VPPが印加された場合においては、光電変換素子X及びYの間の距離が最も小さい部分が最も絶縁破壊しやすい領域となる。従って、光デバイスの光電変換素子の配置及び接続順番が重要な設計要素となる。
光デバイスの絶縁破壊の最大耐圧VBREAKDOWNは次のように示される。
Figure 0005352857
一般的に、光デバイスを設計する場合、VBREAKDOWNが1V以上、又はハンドリングで静電気の影響によって絶縁破壊しないように数10V以上が必要となる。更に、デバイスの信頼性を確保するために数100V以上の耐圧が必要となる。デバイスを設計する場合、式7は配置及び接続配線の回路を決めるために重要な関係となる。式7を考慮して設計されたデバイスと、各光電変換素子の配置及び電界強度の分布を考慮しないで設計されたデバイスとの絶縁試験のI−V特性を図9に示す。I−V特性より、絶縁破壊電圧が3倍以上改善されていることが分かる。
パッドに接続されている多数の光電変換素子の直列接続回路において、加えられる電界が所定の閾値を超える領域に絶縁領域を設けることが好ましい。絶縁領域を設けることによって、電界強度の緩和が実現できる。したがって、パッド間に印加された電圧が高くても、光デバイスは破壊されず、信頼性の高い光デバイスを実現できる。
デバイスの高感度化を図るために限られた基板面積内に多くの光電変換素子を設ける必要あるので、例えば図10に示すようなジグザグ型の配線の配置が必要である。多層のメタル配線でも同様の効果が得られる。図10で示すような多数の光電変換素子の配置の場合、電界が集中する領域は、例えば、領域110a、110b及び110cである。これらの領域にかかる電界が所定の閾値を越える場合には、絶縁領域108を設けることが好ましく、更に、各領域110a、110b及び110cの間の距離を広げることが好ましい。
1 基板
4 配線
11 光電変換部
21 光電変換素子
101 基板
102 光電変換部
104 配線
106 光電変換素子
106a 光電変換素子
106b 光電変換素子
107a パッド
107b パッド
108 絶縁領域
108a 絶縁領域
108b 絶縁領域
108c 絶縁領域
110a 領域
110b 領域
110c 領域
201A 光電変換素子
201B 光電変換素子
201C 光電変換素子
201D 光電変換素子

Claims (2)

  1. GaAs基板上に形成され、ジグザグ型に列接続された複数の光電変換素子を有するInSbからなる光電変換部と、前記光電変換部と外部回路とを電気的に接続する2つ以上のパッドと、前記GaAs基板上に設置された絶縁領域とを備える光デバイスにおいて、
    前記2つ以上のパッドのうち、互いに電気的に接続されている任意の第1のパッド及び第2のパッドの間に接続された光電変換素子の数をNとし、
    前記第1のパッドからi番目に接続された光電変換素子の抵抗をRとし、
    前記第1のパッド及び前記第2のパッドの間にかかる電圧をV PP し、
    前記第1のパッドからX番目に接続された光電変換素子及び前記第1のパッドからY番目に接続された光電変換素子の間の距離をdXYとし、前記第1のパッドからX番目に接続された光電変換素子及び前記第1のパッドからY番目に接続された光電変換素子間にかかる電界を
    Figure 0005352857
    とした場合、
    前記絶縁領域は、前記絶縁領域を設置していない状態においてV PP =100VのときにE XY =25V/μmを超えた光電変換素子間の各々の間に設されていることを特徴とする光デバイス。
  2. 前記絶縁領域が設置されている光電変換素子間の距離は、少なくとも1μmであることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
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