JP5352382B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、音声を出力する電子機器に関する。
携帯電話機等の電子機器には、音声を出力する機能を備えたものがある。また、このような携帯電話機には、入力された相手側の音声に対して所定の処理を行うことにより相手側の音声を伸長し、入力されたときの相手側の音声よりもゆっくりとした速度でスピーカ出力するものがある(非特許文献1参照)。
「携帯電話のユニバーサルデザインを目指して −音声処理技術と手ぶれ補正技術−」、富士通ジャーナル、富士通株式会社、2007年、第33巻、第7号(2007年9月号(302号))、p.18
非特許文献1に記載された発明(文献1発明)では、相手側の音声を伸長して出力する場合の出力速度を数段階で設定可能となっているため、ユーザが数段階の出力速度のうちの最適なものを選択する必要がある。文献1発明は、ユーザが最適な出力速度を設定する場合に、相手側と話をすることを繰り返さなければならないという問題がある。さらに、文献1発明は、数段階に設定可能な出力速度のうちから1つを選択しなければならず、必ずしもユーザにとって最適な出力速度が選択されるとは限らないという問題がある。
本発明は、出力される音声の速度を任意に調整することができる電子機器を提供することを目的とする。
本発明は、第1の音声情報を取得する第1音声取得部と、第2の音声情報を取得する第2音声取得部と、前記第1音声取得部により取得された前記第1の音声情報に基づく第1の音声から第1の通話速度を算出する算出部と、前記第2の音声情報に基づく第2の音声における通話速度を、前記算出部により算出された前記第1の通話速度に近づけるよう制御する音声速度変更部と、前記音声速度変更部により通話速度が変更された第2の音声を出力する音声出力部と、外部に配置される外部電子機器と双方向通信を行う通信部と、前記第2音声取得部への前記第2の音声情報の取得が終了したことを検知する受話終了検知部と、前記受話終了検知部により、前記第2音声取得部への前記第2の音声情報の取得が終了したことを検知した場合、前記通信部を介して、前記音声速度変更部により通話速度が変更された前記第2の音声を前記外部電子機器に対して出力させる音声発信部と、を備え、前記通信部は、電話の通信を行い、前記第2音声取得部は、通話中において、前記通信部を介して、前記外部電子機器から出力された前記第2の音声情報を取得する電子機器に関する。
本発明は、第1の音声情報を取得する第1音声取得部と、第2の音声情報を取得する第2音声取得部と、前記第1音声取得部により取得された前記第1の音声情報に基づく第1の音声から第1の通話速度を算出する算出部と、前記第2の音声情報に基づく第2の音声における通話速度を、前記算出部により算出された前記第1の通話速度に近づけるよう制御する音声速度変更部と、前記音声速度変更部により通話速度が変更された第2の音声を出力する音声出力部と、外部に配置される外部電子機器と双方向通信を行う通信部と、前記第2音声取得部における前記第2の音声情報の取得において、一定以上の長さの非発声状態の時間的長さが検出されたことを検知する受話中断検知部と、前記受話中断検知部により、一定以上の長さの前記非発声状態の時間的長さが検出されたことを検知した場合、前記通信部を介して、前記音声速度変更部により通話速度が変更された前記第2の音声を前記外部電子機器に対して出力させる音声発信部と、を備え、前記通信部は、電話の通信を行い、前記第2音声取得部は、通話中において、前記通信部を介して、前記外部電子機器から出力された前記第2の音声情報を取得する電子機器に関する。
前記算出部は、音声と次の音声の間の非発声状態の時間的長さである発声間隔を算出することにより通話速度を検出することが好ましい。
前記音声速度変更部は、前記通話における音声と音声の間の間隔である発声間隔を変更することにより前記通話速度を変更することが好ましい。
前記算出部は、前記第1の音声における音声波形を検出し、前記音声波形に基づいて前記発声間隔を算出することが好ましい。
本発明の電子機器によれば、出力される音声の速度を任意に調整することができる。
本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機の外観斜視図である。 第1の実施形態に係る携帯電話機が当該機能を発揮するための構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 第1の実施形態の携帯電話機の動作を説明する図である。 第2の実施形態に係る携帯電話機が当該機能を発揮するための構成を示す機能ブロック図である。 第2の実施形態の携帯電話機の動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の携帯電話機の動作を説明する図である。
<第1の実施形態>
以下、本発明を実施するための好ましい実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としての携帯電話機1の基本構造について、図1を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。
携帯電話機1は、筐体としての操作部側筐体2と、表示部側筐体3と、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを連結するヒンジ機構4と、を備える。
操作部側筐体2は、前面10に、操作部11及びマイク(第1音声取得部)12を備えて構成される。操作部側筐体2の前面10は、携帯電話機1を折り畳んだ状態で表示部側筐体3と向かい合う面である。
操作部11は、各種設定機能や辞書機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、数字や文字を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作キー15と、から構成されている。
マイク12は、携帯電話機1のユーザが通話時に発した音声を入力するために用いられる。
また、操作部側筐体2の後面(図示せず)には、撮像部46(図2参照)が設けられている。撮像部46は、画像情報を取得するために用いられる。
表示部側筐体3は、前面20に、表示部21とレシーバ(音声出力部)22と、を備えて構成される。表示部側筐体3の前面20は、携帯電話機1を折り畳んだ状態で操作部側筐体2と向かい合う面である。
表示部21は、通話の相手側の電話番号やメールアドレス、及びメールの内容等の各種情報(文字情報や画像情報)を表示する。レシーバ22は、通話の相手側の音声を出力する。
ヒンジ機構4は、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが相対的に動くようにこれらを連結している。携帯電話機1は、ヒンジ機構4を介して連結された操作部側筐体2と表示部側筐体3とを相対的に回転することにより、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが互いに開いた状態(開状態)にしたり、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを折り畳んだ状態(閉状態)にしたりできる。
本実施形態に係る携帯電話機1は、通話速度を所定の速度に変換して出力する機能を有する。例えば、音声を出力する場合に、その音声における各音の発声間隔を、所定の発声間隔に一致させるよう変更する機能を有する。
以下に、携帯電話機1に係る当該機能を発揮するための構成と動作について詳述する。
図2は、第1の実施形態に係る携帯電話機1が当該機能を発揮するための構成を示す機能ブロック図である。
携帯電話機1は、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路41と、表示制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部45と、撮像部46と、算出部51と、音声速度変更部52とを操作部側筐体2に備える。また、携帯電話機1は、表示部21と、レシーバ22と、ドライバIC23とを表示部側筐体3に備える。
マイク12は、受話者(携帯電話機1のユーザ)が発した音声(第1の音声)を所定の信号に変換して、音声処理部43及び算出部51に出力する。
メインアンテナ40は、所定の使用周波数帯(例えば、800MHz)で外部装置(基地局等)と通信を行う。なお、本実施の形態では、所定の使用周波数帯として、800MHzとしたが、これ以外の周波数帯であっても良い。
RF回路41は、メインアンテナ40によって受信した信号を復調処理し、処理後の信号を制御部45に供給する。また、RF回路41は、制御部45から供給された信号を変調処理し、メインアンテナ40を介して外部装置(基地局等)に送信する。
なお、メインアンテナ40及びRF回路41は、通信部を構成する。したがって、携帯電話機1は、メインアンテナ40及びRF回路41により、外部に配置される外部電子機器(例えば発話者側電話端末)と双方向通信を行う。
表示制御部42は、制御部45の制御にしたがって所定の画像処理を行い、処理後の画像データをドライバIC23に出力する。ドライバIC23は、表示制御部42から供給された画像データをフレームメモリに蓄え、所定のタイミングで表示部21に出力する。
音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、RF回路41から供給された信号に対して所定の音声処理を行い、処理後の信号を音声速度変更部52に出力する。なお、所定の音声処理を行う音声処理部43は、発話者(発話者側電話端末のユーザ)が発した音声(第2の音声)が入力される第2音声取得部を構成する。
また、音声処理部43は、制御部45の制御にしたがって、マイク12から入力された信号を処理し、処理後の信号をRF回路41に出力する。RF回路41は、音声処理部43から供給された信号に所定の処理を行い、処理後の信号をメインアンテナ40に出力する。
メモリ44は、例えば、ワーキングメモリを含み、制御部45による演算処理に利用される。また、メモリ44には、複数のアプリケーションや当該アプリケーションが必要とする各種のテーブル等が記憶されている。また、メモリ44は、着脱可能な外部メモリを兼ねていても良い。
撮像部46は、被写体を撮像し、撮像データを制御部に出力する。
算出部51は、マイク12により入力された受話者の音声である第1の音声から、音声と次の音声の間の非発声状態の時間的長さである発声間隔(第1の発声間隔)を算出することにより通話速度を検出する。具体的には、算出部51は、音声認識部511と、音声解析部512とを備える。音声認識部511は、マイク12から入力された信号に対して所定の処理を行い、音声波形を検出する。音声解析部512は、音声認識部511により検出された音声波形に基づいて第1の発声間隔を算出し、算出結果を制御部45に出力する。
音声速度変更部52は、第2の音声における通話速度を、算出部51により算出された第1の通話速度に近づけるよう制御する。例えば、音声速度変更部52は、発話者の音声(第2の音声)における各音の発声間隔(第2の発声間隔)を、算出部51により算出された第1の発声間隔に一致するよう変更することにより、通話速度を変更する。なお、音声速度変更部52には、算出部51(音声解析部512)により算出された第1の発声間隔の情報を含む通話速度の情報が制御部45から入力される。音声速度変更部52は、発声間隔変更後の音声(信号)をレシーバ(音声出力部)22に出力する。レシーバ22は、音声速度変更部52により通話速度(発声間隔)が変更された発話者の音声を出力する。
制御部45は、携帯電話機1の全体を制御しており、中央処理装置(CPU)等を用いて構成される。
次に、本実施形態の携帯電話機1の動作について、図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、第1の実施形態の携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。図4は、第1の実施形態の携帯電話機の動作を説明する図である。
まず、ステップS11において、受話者は、発話者(通話の相手側)との通話中において、携帯電話機1(マイク12)に対して特定の語句(第1の音声)を発する(図4(a)参照)。特定の語句は、算出部51により第1の通話速度を算出させるための語句であれば何れのものであってもよい。したがって、特定の語句は、例えば「もう少しゆっくりお願いします」という語句であってもよい。
ステップS21において、音声認識部511は、ステップS11の処理により携帯電話機1の内部に入力された特定の語句を検知する。この検知は、例えば次のようにして行えばよい。音声認識部511は、特定の語句に対応する特定のテキストデータを予め記憶しておく。そして、音声認識部511は、マイク12を介して言葉が入力されると、その言葉をテキストデータに変換する。音声認識部511は、変換されたテキストデータと予め記憶された特定のテキストデータとを比較し、両者が一致する場合に特定の語句が入力されたと検知する。
ステップS22において、音声認識部511は、特定の語句の音声波形を検出する。
ステップS23において、音声解析部512は、音声認識部511により検出された音声波形に基づいて、特定の語句における音と音の間隔時間を算出する。具体的には、受話者が特定の語句として「もう少しゆっくりお願いします」という語句を発した場合、音声認識部511は、図4(b)に示すように、「も」、「う」、「す」、…という各音の発声間隔(図4(b)に示す矢印Aの間隔)を算出する。
なお、音声解析部512は、特定の語句における各音の発声間隔が互いに異なる場合、各音の発声間隔の平均値を算出し、その算出された平均間隔時間を特定の語句における音と音の間隔時間としてもよい。
ステップS24において、音声速度変更部52は、音声解析部512により算出された第1の発声間隔が制御部45を介して入力され、第2の発声間隔が第1の発声間隔になるように設定される。
ステップS25において、音声速度変更部52は、音声処理部43により所定の音声処理が行われた発話者の音声(信号)が入力される。具体的には、発話者が受話者に対する応答として「では少しゆっくり話します」と発声した場合、音声速度変更部52には、「では少しゆっくり話します」に対応した信号が入力される(図4(c)参照)。
ステップS26において、音声速度変更部52は、ステップS24の処理による設定に基づいて第2の発声間隔を変更することにより、受話速度を変更する。具体的には、音声速度変更部52は、次のような処理を行う。すなわち、音声速度変更部52は、音声処理部43から入力された発話者の音声に基づく信号に対して所定の処理を行うことにより、音声波形を検出する。さらに、音声速度変更部52は、検出された音声波形に基づいて第2の発声間隔を算出する。そして、音声速度変更部52は、第2の発声間隔が第1の発声間隔に一致するように、第2の発声間隔を変更する。より具体的には、発話者が「では少しゆっくり話します」と発した場合、音声速度変更部52は、図4(d)に示すように、「で」、「は」、「す」、…という各音の発声間隔(図4(d)に示す矢印Bの間隔)を算出する。さらに、音声速度変更部52は、図4(e)に示すように、算出された各音の発声間隔(第2の発声間隔)が第1の発声間隔(図4(b)に示す矢印Aの間隔)に一致するように、第2の発声間隔を伸長する(図4(e)に示す矢印Cの間隔)。
ステップS27において、レシーバ22は、音声速度変更部52により第2の発声間隔が変更された発話者の音声を出力する。具体的には、レシーバ22は、発話者が「では少しゆっくり話します」と発した場合、各音の発声間隔を伸長させた音声を出力する。
本実施形態の携帯電話機1によれば、以下のような効果を奏する。
音声速度変更部52は、発話者が発した語句に基づく第2の発声間隔を、受話者が発した語句に基づく第1の発声間隔に一致するよう変更する。レシーバ22は、音声速度変更部52により第2の発声間隔が変更された発話者の音声を出力する。これにより、受話者(携帯電話機1のユーザ)は、自身が発した声の速度に応じて、発話者が発した音声の速度を任意に調整することができる。
<第2の実施形態>
次に、第2の実施形態に係る携帯電話機1について説明する。
本実施形態に係る携帯電話機1の基本構成は、第1の実施形態に係る携帯電話機1と同じであるので、その説明を省略する。
本実施形態に係る携帯電話機1は、第2の発声間隔が第1の発声間隔に一致するよう変更された場合、第2の発声間隔を変更したことを発話者に対して通知する機能を有する。
以下に、携帯電話機1に係る当該機能を発揮するための構成と動作について詳述する。
図5は、第2の実施形態に係る携帯電話機1が当該機能を発揮するための構成を示す機能ブロック図である。
携帯電話機1は、第1の実施形態において図2を用いて説明した構成に加えて、受話終了検知部53と、音声発信部54とを操作部側筐体2にさらに備える。
受話終了検知部53は、第2音声取得部への第2の音声の入力が終了したことを検知する。具体的には、受話終了検知部53には、音声処理部43により所定の音声処理が行われた発話者の音声(信号)が入力される。受話終了検知部53は、音声処理部43から入力された信号について所定の処理をすることにより、発話者の発話が終了してことを検知する。さらに、受話終了検知部53は、発話者の発話終了を検知した場合、音声速度変更部52により受話速度が変更された発話者の音声が音声速度変更部52から出力され続けているか判断する。受話終了検知部53は、発話者の音声が出力され続けていると判断した場合、判断結果を表す信号を音声発声部54に出力する。
音声発信部54は、受話終了検知部53により、第2音声取得部への第2の音声の入力が終了したことを検知した場合、通信部を介して、音声速度変更部52により発声間隔が変更された第2の音声を出力させる。具体的には、音声発信部54は、受話終了検知部53から判断結果を表す信号が入力された場合、第2の発声間隔が変更された発話者の音声を音声速度変更部52から受け入れる。音声発信部54は、第2の発声間隔が変更された発話者の音声を音声変換部に出力し、さらにRF回路41及びメインアンテナ40を介して発話者側電話端末に送信させる。
なお、操作部11と、マイク12と、メインアンテナ40と、RF回路41と、表示制御部42と、音声処理部43と、メモリ44と、制御部45と、撮像部46と、算出部51と、音声速度変更部52と、表示部21と、レシーバ22と、ドライバIC23とは、それぞれの構成が第1の実施形態で説明したものと同構成になっている。
次に、本実施形態の携帯電話機1の動作について、図6及び図7を参照しながら説明する。
図6は、第2の実施形態の携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。図7は、第2の実施形態の携帯電話機1の動作を説明する図である。
まず、ステップS31において、音声認識部511は、マイク12を介して入力された、発話者が発した特定の語句を検知する。例えば、特定の語句は、図7(a)に示すように、「もう少しゆっくりお願いします」という語句である。
ステップS32において、音声認識部511は、特定の語句の音声波形を検出する。
ステップS33において、音声解析部512は、音声認識部511により検出された音声波形に基づいて、特定の語句における音と音の発声間隔(第1の発声間隔)を算出する。
ステップS34において、音声速度変更部52は、音声解析部512により算出された第1の発声間隔が制御部45を介して入力され、第2の発声間隔が第1の発声間隔になるように設定される。
ステップS35において、制御部45は、ステップS34の処理において設定された設定情報を、RF回路41及びメインアンテナ40を介して発話者側電話端末に送信する(図7(b)参照)。
次に、ステップS51において、発話者側電話端末の内部処理として、発話者側電話端末は、ステップS35の処理により送信された設定情報を検知する。
ステップS52において、発話者側電話端末は、携帯電話機1における音声発信部54の処理に基づいて送信されてくる第2の発声間隔が変更された発話者の音声の受信待機処理を行う。
ステップS53において、発話者は、発話を行う。例えば、発話は、図7(b)に示すように、「では少しゆっくり話します」という言葉を発する。
次に、ステップS36において、携帯電話機1の内部処理として、音声処理部43は、発話者が発した音声を受話する。
ステップS37において、音声速度変更部52は、ステップS34の処理による設定に基づいて第2の発声間隔を変更することにより、受話速度を変更する。
ステップS38において、レシーバ22は、音声速度変更部52により第2の発声間隔が変更された発話者の音声を出力する。例えば、出力される音声は、図7(c)に示すように、「では少し…」という言葉における各音の発声間隔を伸長した音声である。
ステップS39において、受話終了検知部53は、発話者の発話終了時に、受話者が受話継続中であるか否か判断する。受話者が受話継続中であると判断した場合(Yes)には、ステップ40に進む。受話者が受話を終了していると判断した場合(No)には、ステップS41に進む。
ステップS40において、音声発信部54は、レシーバ22から出力している音声と同一の音声を発話者側電話端末に送信する。すなわち、音声発信部54は、第2の発声間隔が変更された発話者の音声を音声速度変更部52から受け入れる。さらに、音声発信部54は、第2の発声間隔が変更された発話者の音声を音声変換部に出力し、RF回路41及びメインアンテナ40を介して発話者側電話端末に送信させる。
ステップS41において、制御部45は、発話者と受話者の通話が終了したか否かを判断する。通話が終了している場合(Yes)には、動作を終了する。通話中の場合(No)には、ステップS36の処理に戻る。
一方、S54において、発話者側電話端末は、ステップ51の処理により検知した設定情報に基づいて、ステップS53の処理が終了したときに、携帯電話機1において受話を継続しているか否かを判断する。受話継続中の場合(Yes)には、ステップS55に進む。受話が終了している場合(No)には、ステップ56に進む。
ステップS55において、発話者側電話端末は、ステップS40の処理により送信された音声を受信して、音声を出力する。例えば、出力される音声は、図7(d)に示すように、「では少し…」という言葉における各音の発声間隔を伸長した音声である。
ステップS56において、発話者側電話端末は、発話者と受話者の通話が終了したか否かを判断する。通話が終了している場合(Yes)には、動作を終了する。通話中の場合(No)には、ステップS53の処理に戻る。
本実施形態の携帯電話機1によれば、以下のような効果を奏する。
受話終了検知部53は、第2音声取得部への第2の音声の入力が終了したことを検知する。音声発信部54は、受話終了検知部53により、第2音声取得部への第2の音声の入力が終了したことを検知した場合、RF回路41及びメインアンテナ40を介して、音声速度変更部52により発声間隔が変更された第2の音声を出力させる。これにより、発話者は、発話者の発話が終了した後、受話者が現在聞いている発話内容を聞くことができる。
<変形例>
なお、本発明は第1及び第2の実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれる。
第1及び第2の実施形態では、電子機器の一例として携帯電話機1について説明したが、本発明はこれに限定されることはない。すなわち、電子機器は、例えば、パーソナルコンピュータ、トランシーバ等であってもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、通信部を介して第2音声取得部に音声が入力される場合について説明した。具体的には、各音の発声間隔が変更される音声は、通話中において、メインアンテナ40及びRF回路41を介して音声処理部43に入力される。しかしながら、本発明は、この場合に限定されることはない。すなわち、各音の発声間隔が変更される音声は、ウェブページから音声データをダウンロードすることにより第2音声取得部により取得されてもよく、メモリ44に記憶された音声データが第2音声取得部により取得されてもよい。また、各音の発声間隔が変更される音声は、撮像部46により被写体を撮像した後、撮像データについてOCR(Optical Character Reader)処理を行ってテキストデータを取得し、テキストデータについて所定の処理を行って音声データに変換するという手順に経ることにより第2音声取得部に入力されてもよい。
また、第1及び第2の実施形態では、電子機器の一例としてヒンジ機構4を介して操作部側筐体2と表示部側筐体3とが相対的に動く、いわゆる折り畳み式の携帯電話機1を挙げているが、これに限らない。即ち、操作部側筐体と表示部側筐体とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式や、操作部側筐体と表示部側筐体とを2軸ヒンジを介して連結したもの、更には、操作部側筐体と表示部側筐体とが一つの筐体に配置されたもの(いわゆる、ストレートタイプ)であってもよい。
また、上述では、受話終了検知部により、第2音声取得部への第2の音声情報の取得が終了したことを検知した場合、通信部を介して、音声速度変更部により通話速度が変更された第2の音声を、音声発信部により外部電子機器に対して出力させる場合について述べたが、これに限られず、たとえば、受話終了検知部に換えて、第2音声取得部における前記第2の音声情報の取得において、一定以上の長さの前記非発声状態の時間的長さが検出されたことを検知する受話中断検知部を備え、受話中断検知部により、一定以上の長さの非発声状態の時間的長さが検出されたことを検知した場合、通信部を介して、音声速度変更部により通話速度が変更された第2の音声を、音声発信部により外部電子機器に対して出力させるようにしてもよい。
1 携帯電話機(電子機器)
22 レシーバ
40 メインアンテナ
41 RF回路
43 音声処理部
45 制御部
51 算出部
511 音声認識部
512 音声解析部
52 音声速度変更部
53 受話終了検知部
54 音声発信部

Claims (5)

  1. 第1の音声情報を取得する第1音声取得部と、
    第2の音声情報を取得する第2音声取得部と、
    前記第1音声取得部により取得された前記第1の音声情報に基づく第1の音声から第1の通話速度を算出する算出部と、
    前記第2の音声情報に基づく第2の音声における通話速度を、前記算出部により算出された前記第1の通話速度に近づけるよう制御する音声速度変更部と、
    前記音声速度変更部により通話速度が変更された第2の音声を出力する音声出力部と、
    外部に配置される外部電子機器と双方向通信を行う通信部と、
    前記第2音声取得部への前記第2の音声情報の取得が終了したことを検知する受話終了検知部と、
    前記受話終了検知部により、前記第2音声取得部への前記第2の音声情報の取得が終了したことを検知した場合、前記通信部を介して、前記音声速度変更部により通話速度が変更された前記第2の音声を前記外部電子機器に対して出力させる音声発信部と、を備え、
    前記通信部は、電話の通信を行い、
    前記第2音声取得部は、通話中において、前記通信部を介して、前記外部電子機器から出力された前記第2の音声情報を取得する
    電子機器。
  2. 第1の音声情報を取得する第1音声取得部と、
    第2の音声情報を取得する第2音声取得部と、
    前記第1音声取得部により取得された前記第1の音声情報に基づく第1の音声から第1の通話速度を算出する算出部と、
    前記第2の音声情報に基づく第2の音声における通話速度を、前記算出部により算出された前記第1の通話速度に近づけるよう制御する音声速度変更部と、
    前記音声速度変更部により通話速度が変更された第2の音声を出力する音声出力部と、
    外部に配置される外部電子機器と双方向通信を行う通信部と、
    前記第2音声取得部における前記第2の音声情報の取得において、一定以上の長さの非発声状態の時間的長さが検出されたことを検知する受話中断検知部と、
    前記受話中断検知部により、一定以上の長さの前記非発声状態の時間的長さが検出されたことを検知した場合、前記通信部を介して、前記音声速度変更部により通話速度が変更された前記第2の音声を前記外部電子機器に対して出力させる音声発信部と、を備え、
    前記通信部は、電話の通信を行い、
    前記第2音声取得部は、通話中において、前記通信部を介して、前記外部電子機器から出力された前記第2の音声情報を取得する
    電子機器。
  3. 前記算出部は、音声と次の音声の間の非発声状態の時間的長さである発声間隔を算出することにより通話速度を検出する請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記音声速度変更部は、前記通話における音声と音声の間の間隔である発声間隔を変更することにより前記通話速度を変更する請求項に記載の電子機器。
  5. 前記算出部は、前記第1の音声における音声波形を検出し、前記音声波形に基づいて前記発声間隔を算出する請求項に記載の電子機器。
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