JP5352162B2 - 電気チェーンブロック - Google Patents

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Description

本発明は、電気チェーンブロックに関し、特に潤滑油自動給油によるロードチェーンの摩耗抑制機能を有する電気チェーンブロックに関するものである。
電気チェーンブロックは重荷重を巻上げる為、ロードチェーンはロードチェーン同士の接触で摩耗し、所定程度の摩耗が進行するとロードチェーンの破断につながる。そのため、この摩耗を抑制するため、ロードチェーンに対して潤滑のためのグリースまたはオイル等の潤滑剤を塗布する必要がある。
ロードチェーンへの潤滑油の塗布は作業者が手作業で塗りつけることにより行われている。具体的には、ロードチェーンをたるませた状態でロードチェーン同士の接触箇所に十分塗布し、塗布後、全揚程にわたって巻上げ、巻下げを2〜3回行い、ロードチェーンどうしの接触箇所に十分潤滑油が行き渡るようにする。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003―171089号公報
しかし、電気チェーンブロックは高所に設置され、かつ過酷な環境で使用される場合が多く、作業者が潤滑剤の塗布作業を行うことは危険かつ手間のかかる作業である場合が多い。また、手塗りの場合、ロードチェーンに対する潤滑剤塗布の作業性が悪いだけでなく、塗布むらが生じ易い。また、潤滑剤は塗布後、時間の経過と共に乾燥・剥脱してしまう。
本発明の目的は、例えば、作業者の手作業によることなく、ロードチェーンに潤滑油を塗布できる潤滑油自動給油機構を備える電気チェーンブロックを提供することにある。
上記の目的を達成するために、例えば、モータにより駆動させられるスプロケットに掛け渡され、一端にはフックが取り付けられ、多端側はチェーン収納器に収納されるロードチェーンが備えられている電気チェーンブロックであって、前記チェーン収納器には、潤滑油が貯留されるとの構成をとる。
本発明によれば、作業者の手作業によることなく、ロードチェーンの巻き上げ時にロードチェーン全体に潤滑油を塗布することができる。
また、本発明によれば、ロードチェーンは、随時潤滑油塗布作業状態となり、潤滑油の乾燥・剥脱の可能性が無くなり、ロードチェーン摩耗抑制を向上させることができる。
また、本発明によれば、チェーン収納器内で塗布作業を行なうため、潤滑油が地上に滴下することなく、本体に油受けなどを使用することなくロードチェーンに潤滑油を塗布することが可能である。
以下において、図面を用いて本発明の実施の形態について説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
図1、2に示すように、電気チェーンブロック100の本体部1には、電気チェーンブロック100を吊り下げて設置するための上フック40が取付けられている。また、電気チェーンブロック100には、チェーン30によってチェーン収納器6が吊り下げられている。また、本体部1にはスプロケット4が備えられており、スプロケット4にはロードチェーン5が掛け渡されている。ロードチェーン5の一端には、下フック3が取付けられており、ロードチェーン5の多端はチェーン収納器6に収納されるようになっている。
スプロケット4には、モータ11が接続されており、モータ11は通電されていない状態においては、ブレーキ13によりその回転を規制されるようになっている。そして、本体部1には、押しボタンスイッチ部10が電気通信線を通じてモータ11、ブレーキ13に接続されており、押しボタンスイッチ10の操作ボタンの押し込むことにより、モータ11に通電されると同時に、ブレーキ13にも通電されてブレーキ13が開放し、モータ11が回転を開始するようになっている。
このモータ11の回転は、本体部1に備えられている減速部12で所定の回転速度に減速され、最終減速段と連結されたスプロケット4により回転をロードチェーン5に伝達し、ロードチェーン5を介して、下フック3の巻上げ、あるいは巻下げを行い、吊荷を巻上げ、あるいは巻下げするものである。
図4は本発明の対象となる潤滑油自動給油機構の取り付け状態を示したチェーン収納器の断面図であり、図5は潤滑油自動給油機構の下面斜視図である。
本発明は以下のとおりである。
図4に示すとおり、チェーン収納器6は上面が開放された断面四角の箱形状で、ロードチェーン5用の潤滑油20を溜めることができる構造である。チェーン収納器6の底面には汚損した潤滑油20を抜き出すことができるような排水穴が設けられており、図3に示すように排水穴には通常潤滑油20の漏れ防止にドレン7が嵌合されている。チェーン収納器6は上面が大きく開放されているため、容易に潤滑油20の補給や交換を行うことができる。
チェーン収納器6内にはV字断面形状の平板であるオイルパン9が一方向に傾斜するようにネジとナットで取付けられている。
オイルパン9は、チェーン収納器6の蓋の役割を果たすため、チェーン収納器6に入った潤滑油20が塵やゴミで汚損されるのを防ぐとともに、電気チェーンブロック動作時の振動による潤滑油20の飛散を防止している。
オイルパン9は中央部分には貫通穴が形成されており、貫通穴の部分には外径が貫通穴よりも若干小さい円柱形状の余分な潤滑油20の除去用のボス8が設けられている。
ボス8は円筒を半割りした形状で、2つのボス8を組合せる構造である。ボス8,8の長手方向と直行する面には溝が形成されており、ボス8,8を組合せると、ロードチェーン5幅よりも若干大きい断面十字形となる十字溝31が二つのボス8,8を組合わせて形成された円筒の上面及び下面に形成されるようになっている。
また、傾斜しているオイルパン9の下端側とチェーン収納器6の壁面の間には間隙が設けられている。そのため、オイルパン9上に潤滑油が落下しても、その潤滑油はオイルパン9に設けられている貫通穴またはオイルパン9の下端側とチェーン収納器6の壁面の間の間隙からチェーン収納器6内の潤滑油が貯留されている部位に落下するようになっており、オイルパン9上に潤滑油が貯留してしまうことを防止することができる。
ロードチェーン5は、二つのボス8,8を組合わせて形成された円筒の上面及び下面に形成された十字溝31を通過して、ボス8,8を組合わせて形成された円筒内を上下方向に移動するようになっている。
ボス8,8の長手方向の中央付近の外面にはそれぞれ、ボルト及びナット用座面16,16が備えられており、座面16,16にはボルト用通し穴が形成されており、ボス8,8を組み合わせた際に、座面16,16のボルト用通し穴にボルトを貫通させてナットで締め上げることにより、ボス8,8を一体化させるようになっている。
又、ボス8長手方向の中央部には断面半円形状のアーム14が両側に伸びており、2つのボス8を組合せると2本の棒状のアーム14になる。オイルパン9の仮面には、U字の溝をもつプレート状で、アーム14保持部品であるホルダー15が備えられており、ホルダー15のU字の溝部分にはアーム14が納まり、オイルパン9の貫通穴の両脇に設けられた留め穴を使って、ホルダー15はオイルパン9の潤滑油20側にネジとナットを用い組立てられるようになっている。
これにより、ボス8はアーム14を支点として自由に揺動可能である為、本体1動作時の振動によるロードチェーン5の揺れにもボス8が追従できる構造になっている。
図6に示すようにボス8の十字溝の壁面には板形状のブラシ18が接着剤で貼り付けており、ブラシ18の毛が十字溝に対し直交して突出するようになっている。ブラシは多数本の毛が合成樹脂のプレートに平行に多数段植毛されており、毛は自由に撓み可能なナイロン繊維等が採用されている。毛の長さはロードチェーン5がボス8を通過時にロードチェーン5の通過方向に対して直交するように接触させられるようになっている。
これによりチェーン収納器6に注入された潤滑油20に浸されたロードチェーン5が巻下げ動作時にボス8の十字溝をロードチェーンが5通過することにより、ブラシ18がロードチェーン5の表面に付着した余分な潤滑油20を除去することができる。また、ロードチェーン5に過剰に付着した潤滑油20が周囲に滴下することもないため、本体1に油受けなどを使用することなくロードチェーン5に潤滑油20を塗布することが可能である。またブラシ18が除去した潤滑油20はチェーン収納器6に滴下されるので、潤滑油20を無駄に使用することがなくなる。
またロードチェーン5とスプロケット4の噛合い時に付着した金属紛や、ロードチェーン5表面に付着した塵やゴミをブラシ18が除去する清掃効果もあり、ロードチェーン5の良好な美観を維持できることになる。
なお、ブラシ18に植毛された毛はその柔軟性により容易に変形するので、ロードチェーン5の移動を妨げることはない。また、電気チェーンブロックにおけるロードチェーン5の最も摩耗の激しい部分はロードチェーン5とロードチェーン5の接触部分であるが、通常この部分に潤滑油20を塗布するには、本体1を設置場所より降ろし、ロードチェーン5をすべて床にひろげて刷毛等で潤滑油を塗布する必要があるが、本発明によると巻上げ動作時にロードチェーン5に納められるロードチェーン5はチェーン収納器6に注入された潤滑油20中に自由な状態で浸っているため、ロードチェーン5とロードチェーン5の接触部分にも十分に潤滑油20が塗布された状態である。
また、巻上げ上限位置でスプロケット4と噛合っている部分は巻下げ下限位置にスプロケット4と噛合っている部分に比べて、ロードチェーン5のバネ定数が大きく異なるため、この部分は電気チェーンブロックにおける最もロードチェーン5の摩耗が激しい範囲である。
本発明によると巻上げ上限時に潤滑油20に浸かっていないロードチェーン5部分は潤滑油20が塗布されていないことになるが、しかし、通常電気チェーンブロックは定期自主検査が義務付けられており、ロードチェーン5の伸びや摩耗も検査項目であり、メンテナンス者はこの部分に関してのみロードチェーン5の検査、確認を行えばよく、しかも本体を設置場所より降ろし、ロードチェーン5をすべて床にひろげて潤滑油を塗布する必要はなく、本発明により十分に従来課題を解決したといえる。これにより軽微な部品を用いて簡単な構造で、自動的にロードチェーン5に潤滑油20が塗布され、ユーザー側のメンテナンスコスト面においても節約を図ることができる。
電気チェーンブロックの側面図である。 電気チェーンブロックの正面図である。 本発明の対象となる電気チェーンブロックの正面図である。 本発明の対象となる給油機能付チェーン収納器の断面図である。 本発明の対象となる給油機能付チェーン収納器のオイルパンの下面斜視図である。 本発明の対象となる給油機能付チェーン収納器に設けられたボス部の断面図である。
符号の説明
1・・・本体、3・・・下フック、4・・・スプロケット、5・・・ロードチェーン、6・・・チェーン収納器、7・・・ドレン、8・・・ボス、9・・・オイルパン、
10・・・押ボタンスイッチ、11・・・モータ、12・・・減速機、13・・・ブレーキ、
14・・・アーム、15・・・ホルダー、18・・・ブラシ、20・・・潤滑油

Claims (4)

  1. モータにより駆動させられるスプロケットに掛け渡され、一端にはフックが取り付けられ、多端側はチェーン収納器に収納されるロードチェーンが備えられている電気チェーンブロックであって、
    前記チェーン収納器には潤滑油が貯留されており、また、塗布された潤滑油の塗布量を調整する塗布量調整機構が備えられており、
    前記塗布量調整機構は、内部を前記ロードチェーンが通過するとともに、上面及び下面に前記ロードチェーンが通過可能な開口部が形成された容器であって、前記チェーン収納器内に備えられた平板に備えられた開口部に挿入されて前記平板に取付けられていることを特徴とする電気チェーンブロック。
  2. 請求項1に記載の電気チェーンブロックであって、
    前記塗布量調整機構は、前記平板に揺動可能に取り付けられていることを特徴とする電気チェーンブロック。
  3. 請求項1または2に記載の電気チェーンブロックであって、
    前記平板は、一方向に傾斜するように前記チェーン収納器に取付けられ、傾斜面の下端部と前記チェーン収納器の壁面とには間隙が設けられていることを特徴とする電気チェーンブロック。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気チェーンブロックであって、
    前記チェーン収納器の底部には、廃油口が設けられていることを特徴とする電気チェーンブロック。
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