JP5351072B2 - 移動通信方法、移動端末及びネットワーク装置 - Google Patents

移動通信方法、移動端末及びネットワーク装置 Download PDF

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Description

本発明は、第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して、第1移動端末と第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信方法、移動端末及びネットワーク装置に関する。
従来、一方の移動端末が属するEPS(Evolved Packet System)ネットワーク、他方の移動端末が属するEPSネットワーク、双方のEPSネットワークの間に設けられたPDN(Packet Data Network)と、を介して、VoIP(Voice over Internet Protocol)などの移動端末間のパケット通信を行う移動通信システムが知られている(例えば、非特許文献1)。
かかる移動通信システムでは、双方のEPSネットワーク及びPDNを構成する各ネットワーク装置が、自身の管理するネットワーク区間の品質管理を自律的に行うことによって、移動端末におけるエンド・ツー・エンドでのサービス品質を確保している。
3GPP,TS23.401
しかしながら、上述の移動通信システムでは、移動端末におけるエンド・ツー・エンドでのサービス品質が満たされていない場合であっても、移動端末は、当該サービス品質の劣化の原因となったネットワーク区間を特定することができないため、エンド・ツー・エンドでのサービス品質を改善させることができないという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、移動端末間でパケット通信を行う移動通信システムにおいて、エンド・ツー・エンドでのサービス品質を移動端末主導で改善可能な移動通信方法、移動端末及びネットワーク装置を提供することを目的とする。
本発明の第1の側面に係る移動通信方法は、第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して、前記第1移動端末と前記第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信方法であって、前記第1移動端末において、該第1移動端末と前記第2移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことを検出する検出工程と、前記第1移動端末において前記サービス品質の劣化が検出された場合、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークと前記第3ネットワークとを構成する複数のネットワーク区間の中から、前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定する特定工程と、特定された前記品質劣化区間の品質改善処理を行う改善処理工程と、を有し、前記第1移動端末における前記サービス品質は、前記第1移動端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、前記第1移動端末において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記特定工程において、前記複数のネットワーク区間の中から前記品質劣化区間を特定することを特徴とする
この構成によれば、第1移動端末において、エンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、第1ネットワークと第2ネットワークと第3ネットワークとを構成する複数のネットワーク区間の中から、当該サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定し、該品質劣化区間の品質改善処理を行うことができるので、第1移動端末主導でエンド・ツー・エンドのサービス品質を改善することができる。
本発明の第2の側面に係る移動端末は、自端末が属する第1ネットワークと他の移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して、前記他の移動端末とのパケット通信を行う移動端末であって、前記他の移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことを検出する検出部と、前記検出部によって前記サービス品質の劣化が検出された場合、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークと前記第3ネットワークとを構成する複数のネットワーク区間の中から、前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定する特定部と、前記特定部によって前記第1ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定された場合、前記品質劣化区間の品質改善を要求する要求部と、を具備し、前記自端末における前記サービス品質は、前記自端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、前記検出部において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記特定部において、前記複数のネットワーク区間の中から前記品質劣化区間を特定することを特徴とする
本発明の第3の側面に係るネットワーク装置は、第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して前記第1移動端末と前記第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信システムにおいて、第1ネットワーク及び第2ネットワークを構成する複数のネットワーク区間のうちの一のネットワーク区間を管理するネットワーク装置であって、前記第1移動端末において、該第1移動端末と前記第2移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことが検出され、該一のネットワーク区間が前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間として特定された場合、前記第1移動端末又は前記第2移動端末からの該一のネットワーク区間の品質改善要求を受信する受信部と、前記受信部によって受信された品質改善要求に応じて、該一のネットワーク区間の品質改善処理を行う品質改善処理部と、を具備し、前記第1移動端末における前記サービス品質は、前記第1移動端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、該一のネットワーク区間は、前記第1移動端末において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記品質劣化区間として特定されたことを特徴とする
本発明の第4の側面に係るネットワーク装置は、第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して前記第1移動端末と前記第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信システムにおいて、前記第3ネットワークを管理するネットワーク装置であって、前記第1移動端末において、該第1移動端末と前記第2移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことが検出され、前記第3ネットワークが前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間として特定された場合、前記第1移動端末からの前記第3ネットワークの品質改善要求を受信する受信部と、前記受信部によって受信された品質改善要求に応じて、前記第3ネットワークの品質改善処理を行う品質改善処理部と、を具備し、前記第1移動端末における前記サービス品質は、前記第1移動端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、前記第3ネットワークは、前記第1移動端末において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記品質劣化区間として特定されたことを特徴とする
本発明によれば、移動端末間でパケット通信を行う移動通信システムにおいて、エンド・ツー・エンドでのサービス品質を移動端末主導で改善可能な移動通信方法、移動端末及びネットワーク装置を提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムのプロトコル構成を示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの機能構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施形態に係る移動通信システムの動作を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。
[第1の実施形態]
<移動通信システムの全体概略構成>
図1は、第1の実施形態に係る移動通信システムの構成を示す図である。なお、図1において、各ネットワークを構成するネットワーク装置を接続する実線は、制御信号及びユーザ信号の双方が送受信されることを示し、破線は、制御信号のみが送受信されることを示している。
図1に示すように、移動通信システムでは、UE(User Equipment)10aとUE10bとの間のパケット通信が、UE10aの属するEPS(Evolved Packet system)ネットワーク1a(第1ネットワーク)と、UE10bが属するEPSネットワーク1b(第2ネットワーク)と、EPSネットワーク1a及び1bに接続されたIPサービスネットワークであるPDN(Packet Data Network)2(第3ネットワーク)とを介して、行われる。
EPSネットワーク1aは、LTE方式の無線アクセスネットワークであるE−UTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)3aと、LTE方式の無線アクセスネットワークに対応したパケット・コア・ネットワークであるEPC(Evolved Packet Core)ネットワーク4aとから構成される。
E−UTRAN3aは、例えば、携帯電話端末、ノートパソコン、携帯型ゲーム機などの移動端末であるUE10aと、LTE方式に対応した無線基地局であるeNB(eNodeB)20aとから構成される。
E−UTRAN3aでは、UE10aが、LTE−Uuインタフェースを介してeNB20aに接続される。eNB20aは、S1−MMEインタフェースを介して後述するEPCネットワーク4aのMME30aに接続されるとともに、S1−Uインタフェースを介して後述するEPCネットワーク4aのS−GW40aに接続される。
EPCネットワーク4aは、UE10aの移動管理やセッション管理を行うMME(Mobility Management Entity)30aと、E−UTRAN3aとEPCネットワーク4aとの接続点となるS−GW(Serving−Gateway)40aと、PDN2との接続点となるP−GW(PDN−Gateway)50aとから構成される。
EPCネットワーク4aでは、MME30aが、S11インタフェースを介してS−GW40aに接続される。S−GW40aは、S5/S8インタフェースを介してP−GW50aに接続される。P−GW50aは、SGiインタフェースを介して、PDN2のルータであるER(Edge Router)60aに接続される。S5/S8インタフェースの信号プロトコルとしては、GTP(GPRS Tunneling Protocol)プロトコル、PMIPv6(Proxy Mobile IPv6)プロトコルのいずれが用いられてもよい。
EPSネットワーク1bは、上述のEPSネットワーク1aと同様に構成されるため、説明を省略する。以下、EPSネットワーク1a及び1b、E−UTRAN3a及び3b、EPCネットワーク4a及び4b、UE10a及び10b、eNB20a及び20b、MME30a及び30b、S−GW40a及び40b、P−GW50a及び50b、ER60a及び60bを区別しない場合は、EPSネットワーク1、E−UTRAN3、EPCネットワーク4、UE10、eNB20、MME30、S−GW40、P−GW50、ER60と総称する。
なお、図示しないが、本発明は、EPSネットワーク1の代わりに、UMTS(Universal Mobile Telecommunications System)ネットワークを用いて実現することも可能である。UMTSネットワークは、UMTS方式の無線アクセスネットワークであるUTRAN(Universal Terrestrial Radio Access Network)と、UTRANに対応したパケット・コア・ネットワークであるCN(Core Network)とから構成される。
また、本発明は、E−UTRAN3の代わりに、UTRANを用いて実現することも可能である。UTRANは、UE10と、UMTS方式の無線基地局であるNB(NodeB)と、RNC(Radio Network Controller)と、パケットアクセス制御ノードであるSGSN(Serving GPRS Support Node)とから構成される。UTRANに属するUE10は、UE10とNBとの間のUuインタフェース、NBとRNCとの間のIubインタフェース、RNCとSGSNとの間のIuインタフェース、SGSNとS−GW40との間のS4インタフェースを介して、EPCネットワーク4に接続される。
次に、以上のように構成される移動通信システムのプロトコル構成を説明する。図2は、第1の実施形態に係る移動通信システムのプロトコル構成を示す図である。図2において、実線は、対応するプロトコルの品質劣化を検出可能であることを示し、破線は、当該品質劣化を検出不可能であることを示す。
図2に示すように、移動通信システムを構成する各ネットワーク装置は、自装置で終端するプロトコルの品質劣化を検出できる。例えば、UE10間で終端するRTP(Real−time Transport Protocol)プロトコルの品質劣化は、UE10によって検出される。また、UE10とeNB20との間で終端するRLC(Radio Link Control)プロトコル及びPDCP(Packet Data Convergence Protocol)プロトコルの品質劣化は、UE10又はeNB20によって検出される。
また、S5/S8インタフェースでGTPプロトコルが用いられる場合、eNB20とP−GW50との間で終端するGTP−U(User Plane)プロトコルの品質劣化は、eNB20又はP−GW50によって検出される。一方、図示しないが、S5/S8インタフェースでPMIPv6プロトコルが用いられる場合、eNB20とS−GW40との間で終端するGTP−Uプロトコルの品質劣化は、eNB20又はS−GW40によって検出され、S−GW40とP−GW50との間で終端するPMIPv6プロトコルの品質劣化は、S−GW40又はP−GW50によって検出される。
以上のように、第1の実施形態に係る移動通信システムでは、各ネットワーク装置は、自装置で終端するプロトコルの品質劣化を検出し、自身の管理するネットワーク区間の品質管理を自律的に行っている。本発明は、このような移動通信システムのUE10において、エンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化が検出された場合に、UE10主導で、当該サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定し、当該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して当該品質劣化区間の改善処理を要求する。この結果、本発明では、UE10主導でエンド・ツー・エンドのサービス品質の品質改善を行うことができる。
次に、第1の実施形態に係る移動通信システムを構成する各ネットワーク装置の構成を説明する。各ネットワーク装置は、物理的には、アンテナ、変復調器、CPU、メモリなどを備えた装置である。図3は、第1の実施形態に係る移動通信システムの各ネットワーク装置の機能構成図である。
<UEの構成>
図3に示すように、UE10は、無線通信部11、品質劣化検出部12、劣化区間特定部13、品質制御要求部14を具備する。
無線通信部11は、LTE−Uuインタフェースを介してeNB20と無線信号を送受信する。また、無線通信部11は、送受信データについて、コーデック処理(圧縮・符号化処理及び伸張・復号化処理)、変復調処理などを行う。
品質劣化検出部12(検出部)は、エンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことを検出する。ここで、エンド・ツー・エンドのサービス品質とは、UE10のユーザの体感品質(QoE:Quality of Experience)と、エンド・ツー・エンドでのネットワーク品質(QoS:Quality of Experience)とを含むものである。
ユーザの体感品質(QoE)とは、ユーザから見たサービス品質の尺度である。品質劣化検出部12は、例えば、ユーザの視覚や聴覚(例えば、ユーザによる品質劣化ボタンの押下)と、メディア信号の歪みやノイズなどのメディア品質との少なくとも1つに基づいて、ユーザの体感品質の劣化を検出する。
また、エンド・ツー・エンドでのネットワーク品質(QoS)とは、サービス提供者(通信事業者)から見たネットワーク性能の尺度である。品質劣化検出部12は、例えば、パケット誤り率(PER:Packet Error Rate)、遅延時間、ジッタ、RSSI(Received Signal Strength Indication)、SNR(Signal−Noise Ratio)、パケット損失率(PLR:Packet Loss Rate)、パケット到着順序逆転率(PRR:Packet Reordering Rate)の少なくとも1つに基づいて、エンド・ツー・エンドでのネットワーク品質の劣化を検出する。
劣化区間特定部13(特定部)は、品質劣化検出部12によってエンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化が検出された場合、相手先のUE10までの複数のネットワーク区間の中から、当該サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定する。
具体的には、劣化区間特定部13は、自端末が属するEPSネットワーク1を管理する各ネットワーク装置(すなわち、eNB20、S−GW40)に対して、順次、各ネットワーク装置が管理するネットワーク区間のネットワーク品質の測定を要求する。劣化区間特定部13は、各ネットワーク装置が管理するネットワーク区間のネットワーク品質の測定結果に基づいて、品質劣化区間を特定する。
また、劣化区間特定部13は、相手先のUE10に対して、相手先のUE10が属するEPSネットワーク1内の品質劣化区間を特定するように要求する。
品質制御要求部14(要求部)は、劣化区間特定部13によって特定された品質劣化区間の品質改善を要求する。具体的には、品質制御要求部14は、劣化区間特定部13によって自端末が属するEPSネットワーク1内で品質劣化区間が特定された場合、該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して、該品質劣化区間の品質改善(例えば、該品質劣化区間に対応するベアラの再設定)を要求する。
また、品質制御要求部14は、劣化区間特定部13によって自端末が属するEPSネットワーク1及び相手先のUE10が属するEPSネットワーク1のいずれでも品質劣化区間が特定されなかった場合、PDN2を管理するP−GW50に対して、PDN2の品質改善(例えば、PDN2に対応するベアラの再設定)を要求する。
<eNBの構成>
eNB20は、通信部21、品質測定部22、ベアラ再設定部23を具備する。
通信部21(受信部)は、LTE−Uuインタフェースを介してUE10と無線信号を送受信する。また、通信部21は、S1−MMEインタフェースを介してMME30と信号を送受信するとともに、S1−Uインタフェースを介してS−GW40と信号を送受信する。
品質測定部22は、通信部21によって自局が管理するネットワーク区間(S1−Uインタフェース)のネットワーク品質の測定要求がUE10から受信された場合、該測定要求に応じて、S−1Uインタフェースのネットワーク品質を測定し、測定結果をUE10に通知する。
ベアラ再設定部23は、通信部21によって自局が管理するネットワーク区間(LTE−Uuインタフェース)に対応する無線ベアラの再設定要求がMME30から受信された場合、該再設定要求に応じてUE10との間で無線ベアラの再設定処理を行う。なお、ベアラ再設定部23は、無線ベアラの再設定処理として、無線ベアラのパラメータの更新処理を行ってもよいし、新たな無線ベアラの設定処理を行ってもよい。
<MMEの構成>
MME30は、通信部31、品質制御部32を具備する。
通信部31は、S1−MMEインタフェースを介してeNB20と信号を送受信するとともに、S11インタフェースを介してS−GW40と信号を送受信する。
品質制御部32は、UE10からの品質劣化区間のネットワーク品質の改善要求に応じて、当該品質劣化区間を管理するネットワーク装置(すなわち、eNB20、S−GW40)に対して、当該品質劣化区間のネットワーク品質の改善を要求する。具体的には、品質制御部32は、UE10からの品質劣化区間に対応するベアラ(すなわち、無線ベアラ、S1ベアラ、S5/S8ベアラ)の再設定要求に応じて、該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して、当該ベアラの再設定を要求する。
<S−GWの構成>
S−GW40は、通信部41、品質測定部42、ベアラ再設定部43を具備する。
通信部41は、S11インタフェースを介してMME30と信号を送受信するとともに、S5/S8インタフェースを介してP−GW50と信号を送受信する。
品質測定部42は、通信部41によって自装置が管理するネットワーク区間(S5/S8インタフェース)のネットワーク品質の測定要求がUE10から受信された場合、該測定要求に応じて、S5/S8インタフェースのネットワーク品質を測定し、測定結果をUE10に通知する。
ベアラ再設定部43は、通信部41によって自局が管理するネットワーク区間(S1インタフェース)に対応するS1ベアラの再設定要求がMME30から受信された場合、該再設定要求に応じてeNB20との間でS1ベアラの再設定処理を行う。なお、ベアラ再設定部43は、S1ベアラの再設定処理として、S1ベアラのパラメータの更新処理を行ってもよいし、新たなS1ベアラの設定処理を行ってもよい。
また、ベアラ再設定部43は、通信部41によって自局が管理するネットワーク区間(S5/S8インタフェース)に対応するS5/S8ベアラの再設定要求がMME30から受信された場合、該再設定要求に応じてP−GW50との間でS5/S8ベアラの再設定処理を行う。なお、ベアラ再設定部43は、S5/S8ベアラの再設定処理として、S5/S8ベアラのパラメータの更新処理を行ってもよいし、新たなS5/S8ベアラの設定処理を行ってもよい。
<P−GWの構成>
P−GW50は、通信部51、APN再設定部52を具備する。
通信部51は、S5/S8インタフェースを介してS−GW40と信号を送受信するとともに、SGiインタフェースを介してPDN2のER60と信号を送受信する。
APN再設定部52は、通信部41によって自局が管理するネットワーク区間(SGiインタフェース及びPDN2)に対応するPDN内ベアラの再設定要求がUE10から受信された場合、該再設定要求に応じて、PDN内ベアラの再設定処理を行う。具体的には、APN再設定部52は、PDN内ベアラの再設定処理として、APN(Access Point Name)の再設定処理を行う。
<移動通信システムの動作>
次に、図4乃至図7を参照し、以上のように構成された第1の実施形態に係る移動通信システムの動作について説明する。
(1)エンド・ツー・エンドのサービス品質の改善動作
第1に、UE10によるエンド・ツー・エンドのサービス品質の改善動作を説明する。図4は、UE10によるサービス品質の改善動作を示すフローチャートである。なお、図4に示すフローは、UE10において、所定の時間間隔で繰り返されるものとする。また、以下では、エンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化が、UE10aにおいて検出された場合を説明するが、UE10bにおいて検出された場合も同様の動作を行う。
図4に示すように、UE10aの品質劣化検出部12は、UE10aのユーザの体感品質(QoE)が所定レベルよりも劣化したか否かを判断する(ステップS101)。上述のように、品質劣化検出部12は、例えば、ユーザの視覚や聴覚(例えば、ユーザによる品質劣化ボタンの押下)と、メディア信号の歪みやノイズなどのメディア品質との少なくとも1つに基づいて、ユーザの体感品質の劣化を検出する。
ユーザの体感品質が所定レベルよりも劣化していない場合(ステップS101;No)、サービス品質の改善動作を行う必要がないため、本動作は終了する。
ユーザの体感品質が所定レベルよりも劣化した場合(ステップS101;Yes)、品質劣化検出部12は、UE10aとUE10bとの間のエンド・ツー・エンドのネットワーク品質(QoS)が所定レベルよりも劣化したか否かを判断する(ステップS102)。上述のように、品質劣化検出部12は、例えば、パケット誤り率(PER)、遅延時間、ジッタ、RSSI、SNRの少なくとも1つに基づいて、エンド・ツー・エンドでのネットワーク品質の劣化を検出する。
エンド・ツー・エンドのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化した場合(ステップS102;Yes)、劣化区間特定部13は、EPSネットワーク1a及び1b、PDN2を構成する複数のネットワーク区間の中から、エンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定する(ステップS103)。品質制御要求部14は、劣化区間特定部13によって特定された品質劣化区間を構成するネットワーク装置に対して、当該品質劣化区間のネットワーク品質の改善処理を要求する(ステップS104)。
一方、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化していない場合(ステップS102;No)、エンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化は、UE10a又は相手先のUE10bに起因するものであると判断される。したがって、品質制御要求部14は、UE10aならびに相手先のUE10bに対して、各UE10内におけるサービス品質の改善処理(例えば、コーデック処理のパラメータ変更)を要求する(ステップS105)。
(2)品質劣化区間の特定動作
次に、図5及び6を参照して、図4のステップS103及びS104におけるUE10aの品質劣化区間の特定動作を説明する。図5及び6は、UE10aによる品質劣化区間の特定動作を示すフローチャート及びシーケンス図である。
図5及び6に示すように、UE10aの劣化区間特定部13は、UE10aとeNB20aとの間のLTE−Uuインタフェースのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化しているか否かを判断する(ステップS201)。例えば、劣化区間特定部13は、UE10aにおけるRSSI、SNRなどが所定閾値以下である場合、LTE−Uuインタフェースにおけるネットワーク品質が所定レベルよりも劣化していると判断する。
LTE−Uuインタフェースのネットワーク品質が劣化していると判断された場合(ステップS201;Yes)、劣化区間特定部13は、LTE−Uuインタフェースを品質劣化区間として特定し、品質制御要求部14は、MME30に対して、LTE−Uuインタフェースに対応する無線ベアラの再設定を要求する(ステップS202)。なお、無線ベアラの再設定処理については、図7(a)を参照して後述する。
LTE−Uuインタフェースのネットワーク品質が劣化していないと判断された場合(ステップS201;No)、劣化区間特定部13は、品質劣化区間を特定するために、eNB20aに対して、eNB20aとS−GW40aとの間のS1−Uインタフェースのネットワーク品質の測定を要求する(ステップS203)。
eNB20の品質測定部22は、UE10aからの測定要求に応じてS1−Uインタフェースのネットワーク品質を測定し、測定結果をUE10aに通知する。UE10aの劣化区間特定部13は、eNB20aから通知されたS1−Uインタフェースのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化しているか否かを判断する(ステップS204)。例えば、劣化区間特定部13は、S1−Uインタフェースのネットワーク品質として通知されたパケット誤り率、遅延時間、ジッタなどが所定閾値以下である場合、S1−Uインタフェースのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化していると判断する。
S1−Uインタフェースのネットワーク品質が劣化していると判断された場合(ステップS204;Yes)、UE10aの劣化区間特定部13は、S1−Uインタフェースを品質劣化区間として特定し、品質制御要求部14は、MME30aに対して、S1−Uインタフェースに対応するS1ベアラの再設定を要求する(ステップS205)。なお、S1ベアラの再設定処理については、図7(b)を参照して後述する。
S1−Uインタフェースのネットワーク品質が劣化していないと判断された場合(ステップS204;No)、劣化区間特定部13は、品質劣化区間を特定するために、S−GW40aに対して、S−GW40aとP−GW50aとの間のS5/S8インタフェースのネットワーク品質の測定を要求する(ステップS206)。
S−GW40aの品質測定部42は、UE10aからの測定要求に応じてS5/S8インタフェースのネットワーク品質を測定し、測定結果をUE10aに通知する。UE10aの劣化区間特定部13は、S−GW40aから通知されたS5/S8インタフェースのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化しているか否かを判断する(ステップS207)。例えば、劣化区間特定部13は、S5/S8インタフェースのネットワーク品質として通知されたパケット誤り率、遅延時間、ジッタなどが所定閾値以下である場合、S5/S8インタフェースのネットワーク品質が所定レベルよりも劣化していると判断する。
S5/S8インタフェースのネットワーク品質が劣化していると判断された場合(ステップS207;Yes)、UE10aの劣化区間特定部13は、S5/S8インタフェースを品質劣化区間として特定し、品質制御要求部14は、MME30aに対して、S5/S8インタフェースに対応するS5/S8ベアラの再設定を要求する(ステップS208)。なお、S5/S8ベアラの再設定処理については、図7(c)を参照して後述する。
S5/S8インタフェースのネットワーク品質が劣化していないと判断された場合(ステップS207;No)、劣化区間特定部13は、自端末(UE10a)が属するEPSネットワーク1aには品質劣化区間が存在しないと判断し、相手先のUE10bに対して、UE10bが属するEPSネットワーク1b内の品質劣化区間の特定を要求する(ステップS209)。
UE10bは、UE10aからの要求に応じて、ステップS201〜S208と同様の手順で、UE10bが属するEPSネットワーク1bにおける品質劣化区間の特定動作を行う(ステップS210〜S217)。EPSネットワーク1bのS5/S8インタフェースのネットワーク品質が劣化していないとの判断された場合(ステップS216;No)、UE10bは、UE10aに対して、EPSネットワーク1b内に品質劣化区間が存在しないことを通知する(ステップS218)。
UE10aの劣化区間特定部13は、UE10bからの通知に応じて、P−GW50aに対して、PDN2に対応するPDN内ベアラの再設定を要求する(ステップS219)。具体的には、UE10aは、P−GW50aに対して、APNの再設定を要求することによって、PDN区間に対応するPDN内ベアラの再設定を要求する。なお、PDN内ベアラの再設定処理については、図7(d)を参照して後述する。
(3)品質劣化区間の品質改善動作
次に、図7を参照して、図5のステップS202、S205、S208におけるUE10aによる品質改善動作を説明する。図7(a)は、LTE−Uuインタフェースのネットワーク品質の改善動作、図7(b)は、S1−Uインタフェースのネットワーク品質の改善動作、図7(c)は、S5/S8インタフェースのネットワーク品質の改善動作、図7(d)は、PDN2のネットワーク品質の改善動作を示すシーケンス図である。なお、図5のステップS211、S214、S217におけるUE10bによる品質改善動作は、ステップS202、S205、S208と同様である。
図7(a)に示すように、UE10aの品質制御要求部14は、EPSネットワーク1aのLTE−Uuインタフェースが品質劣化区間として特定された場合、MME30aに対して、無線ベアラの再設定を要求する(ステップS301)。MME30aの品質制御部32は、UE10aからの要求に応じて、eNB20aに対して、無線ベアラの再設定を要求する(ステップS302)。eNB20aのベアラ再設定部23は、MME30aからの要求に応じて、UE10aとの間で無線ベアラの再設定処理を行う(ステップS303)。ベアラ再設定部23は、無線ベアラの再設定処理が完了すると、その旨をMME30aに通知する(ステップS304)。MME30aの品質制御部32は、eNB20aからの通知に応じて、無線ベアラの再設定が完了したことをUE10aに通知する(ステップS305)。
図7(b)に示すように、UE10aの品質制御要求部14は、EPSネットワーク1aのS1インタフェースが品質劣化区間として特定された場合、MME30aに対して、S1ベアラの再設定を要求する(ステップS401)。MME30aの品質制御部32は、UE10aからの要求に応じて、S−GW40aに対して、S1ベアラの再設定を要求する(ステップS402)。S−GW40aのベアラ再設定部43は、MME30aからの要求に応じて、eNB20aとの間でS1ベアラの再設定処理を行う(ステップS403)。ベアラ再設定部43は、S1ベアラの再設定処理が完了すると、その旨をMME30aに通知する(ステップS404)。MME30aの品質制御部32は、S−GW40aからの通知に応じて、S1ベアラの再設定が完了したことをUE10aに通知する(ステップS405)。
図7(c)に示すように、UE10aの品質制御要求部14は、EPSネットワーク1aのS5/S8インタフェースが品質劣化区間として特定された場合、MME30aに対して、S5/S8ベアラの再設定を要求する(ステップS501)。MME30aの品質制御部32は、UE10aからの要求に応じて、S−GW40aに対して、S5/S8ベアラの再設定を要求する(ステップS502)。S−GW40aのベアラ再設定部43は、MME30aからの要求に応じて、P−GW50aとの間でS5/S8ベアラの再設定処理を行う(ステップS503)。ベアラ再設定部43は、S5/S8ベアラの再設定処理が完了すると、その旨をMME30aに通知する(ステップS504)。MME30aの品質制御部32は、S−GW40aからの通知に応じて、S5/S8ベアラの再設定が完了したことをUE10aに通知する(ステップS505)。
図7(d)に示すように、UE10aの品質制御要求部14は、EPSネットワーク1a及び1bで品質劣化区間が特定されなかった場合、P−GW50aに対して、APNの再設定を要求する(ステップS601)。P−GW50aのAPN再設定部52は、UE10aからの要求に応じて、P−GW50bとの間で、APNの再設定処理を行い、再設定されたAPNに基づいてPDN内ベアラの再設定処理を行う(ステップS602)。APN再設定部52は、PDN内ベアラの再設定処理が完了すると、その旨をUE10aに通知する(ステップS603)。
<作用・効果>
本実施形態に係る移動通信システムによれば、EPSネットワーク1a及び1bとPDN2とを介して、UE10a及び10b間のパケット通信を行う場合に、UE10aにおいて、エンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、EPSネットワーク1a及び1bとPDN2とを構成する複数のネットワーク区間の中から、当該サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定し、該品質劣化区間の品質改善処理を行うことができるので、UE10a主導でエンド・ツー・エンドのサービス品質を改善することができる。
[第2の実施形態]
次に、第2の実施形態に係る移動通信システムについて、第1の実施形態との相違点を中心に説明する。第2の実施形態では、UE10の品質劣化検出部12が、UE10のユーザの体感品質(QoE)とエンド・ツー・エンドのネットワーク品質(QoS)とをより詳細に検出し、詳細な検出結果に基づいて、エンド・ツー・エンドのサービス品質の改善動作を行う点で第1の実施形態と異なる。
図8を参照し、第2の実施形態に係るUE10によるエンド・ツー・エンドのサービス品質の改善動作を説明する。図8は、UE10によるエンド・ツー・エンドのサービス品質の改善動作を示すフローチャートである。なお、図8のフローは、UE10において所定の時間間隔で行われるものとする。また、以下では、エンド・ツー・エンドでのサービス品質の劣化が、UE10aにおいて検出された場合を説明するが、UE10bにおいて検出された場合も同様の動作を行うことができる
図8に示すように、UE10aの品質劣化検出部12は、UE10aのユーザの視覚や聴覚に基づく体感品質(サービスレベルQoE)が所定レベルよりも劣化したか否かを判断する(ステップS701)。例えば、品質劣化検出部12は、UE10aに設けられた品質劣化ボタンがユーザによって押下された場合、当該体感品質の劣化を検出する。
ユーザの視覚や聴覚に基づく体感品質(サービスレベルQoE)が所定レベルよりも劣化していない場合(ステップS701;No)、サービス品質の改善動作を行う必要がないため、本動作は終了する。
一方、ユーザの視覚や聴覚に基づく体感品質(サービスレベルQoE)が所定レベルよりも劣化した場合(ステップS701;Yes)、品質劣化検出部12は、メディア信号の歪みやノイズなどのメディア品質に基づくユーザの体感品質(メディアレベルQoE)が所定レベルよりも劣化したか否かを判断する(ステップS702)。品質劣化検出12は、例えば、メディア品質を示すメディア信号の歪みやノイズなどが所定閾値よりも低下した場合、当該体感品質の劣化を検出する。
メディア品質に基づくユーザの体感品質(メディアレベルQoE)が所定レベルよりも劣化していない場合(ステップS702;No)、UE10aにおけるエンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化は、UE10a又は相手先のUE10bにおけるコーデック性能に起因するものであると判断される。したがって、品質制御要求部14は、UE10aならびに相手先のUE10bに対して、各UE10内におけるコーデック処理のパラメータ変更を要求する(ステップS703)。
メディア品質に基づくユーザの体感品質(メディアレベルQoE)が所定レベルよりも劣化した場合(ステップS702;Yes)、品質劣化検出部12は、相手先のUE10bとの間の有線区間のネットワーク品質を示す有線ネットワーク品質(ネットワークQoS)が所定レベルよりも劣化したか否かを判断する(ステップS704)。例えば、品質劣化検出部12は、パケット誤り率、遅延時間、ジッタなどが所定レベルよりも劣化した場合、当該有線ネットワーク品質の劣化を検出する。
有線ネットワーク品質(ネットワークQoS)が所定レベルよりも劣化していない場合(ステップS704;No)、UE10aにおけるエンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化は、UE10a又は相手先のUE10bにおけるコーデック時のエラーに起因するものであると判断される。したがって、品質制御要求部14は、UE10aならびに相手先のUE10bに対して、各UE10内におけるコーデック処理のパラメータ変更を要求する(ステップS705)。
有線ネットワーク品質(ネットワークQoS)が所定レベルよりも劣化した場合(ステップS704;Yes)、品質劣化検出部12は、相手先のUE10bとの間の無線区間のネットワーク品質を示す無線ネットワーク品質(ワイヤレスQoS)が所定レベルよりも劣化したか否かを判断する(ステップS706)。例えば、品質劣化検出部12は、RSSI、SNRなどが所定閾値よりも低下した場合、当該無線ネットワーク品質の劣化を検出する。
無線ネットワーク品質(ワイヤレスQoS)が所定レベルよりも劣化した場合(ステップS706;Yes)、UE10aにおけるエンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化は、有線区間又は無線区間のいずれのネットワーク品質に起因するものであるかを特定できない。したがって、劣化区間特定部13は、EPSネットワーク1a及び1b、PDN2を構成する複数のネットワーク区間の全ての中から、品質劣化区間を特定し、特定された品質劣化区間のネットワーク品質の改善処理を要求する(ステップS707)。なお、品質劣化区間の特定動作、品質改善動作については、図5乃至7で述べた通りである。
一方、無線ネットワーク品質(ワイヤレスQoS)が所定レベルよりも劣化していない場合(ステップS706;No)、UE10aにおけるエンド・ツー・エンドのサービス品質の劣化は、有線区間のネットワーク品質に起因するものであると判断される。したがって、劣化区間特定部13は、EPSネットワーク1a及び1b、PDN2を構成する複数のネットワーク区間のうちの有線区間の中から、品質劣化区間を特定し、特定された品質劣化区間のネットワーク品質の改善処理を要求する(ステップS708)。
第2の実施形態に係る移動通信システムによれば、UE10aの品質劣化検出部12が、エンド・ツー・エンドのサービス品質として、ユーザの体感品質に加えて、無線区間の無線ネットワーク品質、有線区間の有線ネットワーク品質の劣化を検出できるので、品質劣化区間の特定に係る劣化区間特定部13の処理負荷を軽減できる。具体的には、ユーザの体感品質及び有線ネットワーク品質の劣化が検出されても、無線ネットワーク品質の劣化が検出されない場合、EPSネットワーク1a及び1bとPDN2とを構成する複数のネットワーク区間のうちの有線区間の中から、当該サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定できるので、品質劣化区間の特定に係る処理負荷を軽減できる。
[その他の実施形態]
上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
1、1a、1b…EPSネットワーク、2…PDN、3、3a、3b…E−UTRAN、4、4a、4b…EPCネットワーク、10、10a、10b…UE、20、20a、20b…eNB、30、30a、30b…MME、40、40a、40b…S−GW、50、50a、50b…P−GW、60、60a、60b…ER、11…無線通信部、12…品質劣化検出部、13…劣化区間特定部、14…品質制御要求部、21…通信部、22…品質測定部、23…ベアラ再設定部、31…通信部、32…品質制御部、41…通信部、42…品質測定部、43…ベアラ再設定部、51…通信部、52…APN再設定部

Claims (9)

  1. 第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して、前記第1移動端末と前記第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信方法であって、
    前記第1移動端末において、該第1移動端末と前記第2移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことを検出する検出工程と、
    前記第1移動端末において前記サービス品質の劣化が検出された場合、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークと前記第3ネットワークとを構成する複数のネットワーク区間の中から、前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定する特定工程と、
    特定された前記品質劣化区間の品質改善処理を行う改善処理工程と、
    を有し、
    前記第1移動端末における前記サービス品質は、前記第1移動端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、
    前記第1移動端末において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記特定工程において、前記複数のネットワーク区間の中から前記品質劣化区間を特定することを特徴とする移動通信方法。
  2. 前記ネットワーク品質は、有線区間のネットワーク品質を示す有線ネットワーク品質及び無線区間のネットワーク品質を示す無線ネットワーク品質を含み、
    前記第1移動端末において、前記体感品質と前記有線ネットワーク品質と前記無線ネットワーク品質との各々が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記特定工程において、前記複数のネットワーク区間の全ての中から前記品質劣化区間を特定することを特徴とする請求項に記載の移動通信方法。
  3. 前記第1移動端末において、前記体感品質と前記有線ネットワーク品質との各々が所定レベルよりも劣化したことが検出されたが、前記無線ネットワーク品質が所定レベルよりも劣化したことが検出されなかった場合、前記特定工程において、前記複数のネットワーク区間内の有線区間の中から前記品質劣化区間を特定することを特徴とする請求項に記載の移動通信方法。
  4. 前記特定工程において、
    前記第1移動端末は、前記第1ネットワークを構成する各ネットワーク区間を管理するネットワーク装置に対して、順次、各ネットワーク区間のネットワーク品質の測定を要求することによって、前記第1ネットワーク内の品質劣化区間を特定し、
    前記第1ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定されなかった場合、前記第2移動端末は、前記第1移動端末からの前記品質劣化区間の特定要求に応じて、前記第2ネットワークを構成する各ネットワーク区間を管理するネットワーク装置に対して、順次、各ネットワーク区間のネットワーク品質の測定を要求することによって、前記第2ネットワーク内の品質劣化区間を特定し、
    前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定されなかった場合、前記第1移動端末は、前記第3ネットワークを品質劣化区間として特定することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の移動通信方法。
  5. 前記改善処理工程において、
    前記第1ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定された場合、前記第1移動端末は、該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して、該品質劣化区間の品質改善を要求し、
    前記第1移動端末からの前記特定要求に応じて前記第2ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定された場合、前記第2移動端末が、該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して、該品質劣化区間の品質改善を要求し、
    前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定されなかった場合、前記第1移動端末が、前記第3ネットワークを管理するネットワーク装置に対して、前記第3ネットワークの品質改善を要求することを特徴とする請求項4に記載の移動通信方法。
  6. 前記改善処理工程において、
    前記第1ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定された場合、前記第1移動端末は、前記第1ネットワーク内の移動管理ノードを介して、該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して、該品質劣化区間に対応するベアラの再設定を要求することによって、該品質劣化区間の品質改善を要求し、
    前記第1移動端末からの前記特定要求に応じて前記第2ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定された場合、前記第2移動端末は、前記第2ネットワーク内の移動管理ノードを介して、該品質劣化区間を管理するネットワーク装置に対して、該品質劣化区間に対応するベアラの再設定を要求することによって、該品質劣化区間の品質改善を要求し、
    前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定されなかった場合、前記第1移動端末は、前記第3ネットワークを管理するネットワーク装置に対して、前記第3ネットワークに対応するベアラの再設定を要求することによって、前記第3ネットワークの品質改善を要求することを特徴とする請求項に記載の移動通信方法。
  7. 自端末が属する第1ネットワークと他の移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して、前記他の移動端末とのパケット通信を行う移動端末であって、
    前記他の移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことを検出する検出部と、
    前記検出部によって前記サービス品質の劣化が検出された場合、前記第1ネットワークと前記第2ネットワークと前記第3ネットワークとを構成する複数のネットワーク区間の中から、前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間を特定する特定部と、
    前記特定部によって前記第1ネットワーク内で前記品質劣化区間が特定された場合、前記品質劣化区間の品質改善を要求する要求部と、
    を具備し、
    前記自端末における前記サービス品質は、前記自端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、
    前記検出部において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記特定部において、前記複数のネットワーク区間の中から前記品質劣化区間を特定することを特徴とする移動端末。
  8. 第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して前記第1移動端末と前記第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信システムにおいて、第1ネットワーク及び第2ネットワークを構成する複数のネットワーク区間のうちの一のネットワーク区間を管理するネットワーク装置であって、
    前記第1移動端末において、該第1移動端末と前記第2移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことが検出され、該一のネットワーク区間が前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間として特定された場合、前記第1移動端末又は前記第2移動端末からの該一のネットワーク区間の品質改善要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された品質改善要求に応じて、該一のネットワーク区間の品質改善処理を行う品質改善処理部と、
    を具備し、
    前記第1移動端末における前記サービス品質は、前記第1移動端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、
    該一のネットワーク区間は、前記第1移動端末において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記品質劣化区間として特定されたことを特徴とするネットワーク装置。
  9. 第1移動端末が属する第1ネットワークと第2移動端末が属する第2ネットワークと前記第1ネットワーク及び前記第2ネットワークに接続された第3ネットワークを介して前記第1移動端末と前記第2移動端末との間のパケット通信を行う移動通信システムにおいて、前記第3ネットワークを管理するネットワーク装置であって、
    前記第1移動端末において、該第1移動端末と前記第2移動端末との間のエンド・ツー・エンドのサービス品質が所定レベルよりも劣化したことが検出され、前記第3ネットワークが前記サービス品質の劣化の原因となった品質劣化区間として特定された場合、前記第1移動端末からの前記第3ネットワークの品質改善要求を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された品質改善要求に応じて、前記第3ネットワークの品質改善処理を行う品質改善処理部と、
    を具備し、
    前記第1移動端末における前記サービス品質は、前記第1移動端末のユーザの体感品質と、エンド・ツー・エンドのネットワーク品質とを含み、
    前記第3ネットワークは、前記第1移動端末において、前記体感品質及び前記ネットワーク品質の双方が所定レベルよりも劣化したことが検出された場合、前記品質劣化区間として特定されたことを特徴とするネットワーク装置。
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