JP5350203B2 - 引戸の引込み装置 - Google Patents

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Description

この発明は、引戸が急激に閉鎖状態とされるのを防止する引戸の引込み装置に関する。
躯体に固定された角形の枠体の内側に形成された出入口をスライド可能な障子によって開閉する引戸においては、障子が急激に閉められると、障子が枠体の戸当たり側の縦枠に衝撃的に当接して大きな衝突音を発し、ときには、障子の戸先側端面と戸当たり側の縦枠間に手先を詰めて怪我する危険がある。
そのような不都合を解消するため、特許文献1に記載された引戸の引込み装置においては、開放位置の障子が戸当たり側の縦枠に近接する位置まで閉鎖された際に一方向ロータリダンパを作動させて引戸に制動力を付与し、その制動力が付与される位置から引戸をゆっくりと閉鎖位置まで移動させるようにしている。
特開2006−348553号公報
ところで、上記特許文献1に記載された引戸の引込み装置においては、一方向ロータリダンパを2つ用い、開放位置にある引戸が急激に閉められた際に、その2つの一方向ロータリダンパを同時に作動させ、その作動後に一方の一方向ロータリダンパをフリー状態とし、残りの一方向ロータリダンパによって障子を低速度で閉鎖位置まで移動させるようにしているため、コストが高いという不都合がある。
そのような不都合を解消するため、本件出願人は、特開2009−215799号公報において、単一の一方向ロータリダンパを用いて引戸が急激に閉鎖されるのを防止するようにしたコストの安い引戸の引込み装置を提案しているが、引戸に移動抵抗を付与し得るストローク量が比較的短く、改良すべき点が残されていた。
この発明の課題は、障子に移動抵抗を付与し得るストローク量を大きくとることができるようにした安全性に優れたコストの安い引戸の引込み装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、躯体に固定された四辺形の枠体と、その枠体の内側の出入口を開閉するスライド可能な障子とを有し、前記枠体における上枠の戸当たり側の一端から長さ方向に片寄った位置の下面に、断面角形の係合突部を下部に有するトリガを固定し、前記障子の上部には、その障子のスライド方向に長く延びるケースを埋設し、そのケースの上部に、障子の開閉によってトリガの係合突部が抜き差しされるトリガ案内溝を設け、ケースの内部に組込まれた可動ラックを前記障子の開閉方向にスライド自在に支持し、その可動ラックに引張りばねを連結して可動ラックを障子の戸尻側に向けて付勢し、前記可動ラックの戸先側端部に縦軸を中心にして揺動可能とされ、前記ケースの戸先側端部内に形成された係合凹部が揺動側端部と対向する位置まで障子が開放された際に、その係合凹部に向けて揺動するラッチを連結し、そのラッチの揺動側端部に、障子が閉鎖される手前の位置で前記トリガの係合突部の一側面に当接してラッチを前記係合凹部から離反する方向に揺動させる当接面と、その当接面との間に前記係合突部を収容可能とする間隔をおいて設けられ、前記係合凹部に対する係合により可動ラックとケースの相対移動を防止し、ラッチの前記係合凹部から離反する方向への揺動により係合突部の他側面に係合して可動ラックを停止状態に保持するフックとを設け、前記可動ラックにピニオンを噛合し、そのピニオンを前記ケースの底板上面に設けられた固定ラックに噛合し、前記ピニオンが回転しつつ固定ラックの戸尻側端部に向けて移動する際に収縮して障子の閉鎖方向への移動に抵抗を付与する直動形ダンパを設けた構成を採用したのである。
上記の構成からなる引戸の引込み装置において、開放位置の障子が閉鎖位置に向けて急激に戻されると、トリガ案内溝内にトリガが侵入する。そのトリガの係合突部の一側面に対する当接面の当接により、ラッチが係合凹部から離反する方向に揺動して、フックがトリガの係合突部に係合する。
トリガの係合突部に対するフックの係合により可動ラックは停止状態に保持され、引張りばねの弾性により障子は閉鎖位置に向けて移動する。
このとき、停止状態にある可動ラックに対してピニオンが回転しつつ可動ラックの戸先側端部に向けて移動し、そのピニオンに噛合する固定ラックが、ピニオンの移動量の2倍の距離に相当する量をストローク量として戸当たり側に向けて移動する。
上記ピニオンの移動により直動形ダンパが収縮し、障子に対して移動抵抗を付与し、障子は戸当たり側の縦枠に当接する閉鎖位置までゆっくりと移動する。このとき、障子が低速度で移動する移動量(制動距離)は直動形ダンパのダンパストローク量の2倍の距離に相当する。このため、ダンパストロークの短い小型の直動形ダンパを採用した場合でも、制動距離を長くとることができ、障子の衝突による怪我の発生を未然に防止することができる。
上記のように、この発明に係る引戸の引込み装置においては、開放状態の障子が閉鎖され、その障子が戸当たり面の近くまで閉鎖されると、直動形ダンパが作動して障子に移動抵抗を付与するため、上記障子が戸当たり面に急激に衝突するのを防止することができる。
また、障子は、可動ラックと固定ラックにピニオンを噛合させた歯車機構によって直動形ダンパのダンパストローク量の2倍の距離に相当する量をストローク量として低速度で移動するため、ダンパストロークの短いコストの安い小型の直動形ダンパを採用した場合でも、制動距離を長くとることができる。このため、障子の衝突による怪我の発生をほぼ確実に防止することができ、安全性に優れたコストの安い引戸の引込み装置を得ることができる。
この発明に係る引戸の引込み装置の実施の形態を示す正面図 図1の拡大平面図 図2の縦断正面図 図3の一部を拡大して示す断面図 図4のV−V線に沿った断面図 図4のVI−VI線に沿った断面図 可動ラックとラッチの連結部を示す斜視図 障子の開放途中の状態を示す断面図 図8のIX−IX線に沿った断面図
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1および図2に示すように、躯体に固定される枠体1は、上枠2、下枠3および左右一対の縦枠4によって四辺形の枠組みとされている。なお、図1では、戸当たり側の縦枠4のみを示し、戸尻側の縦枠は省略している。
枠体1の内側に形成された出入口5には障子6が設けられ、その障子6の下部には下枠3の上面に固定したレール7に沿って転動可能な複数の戸車8が取付けられている。また、障子6の上部は上枠2に形成されたガイド溝9にスライド自在に嵌合されている。
図3および図5に示すように、上枠2に形成されたガイド溝9の上壁には、戸当たり側縦枠4との間に所定の間隔、実施の形態では130mm程度の間隔をおいてトリガ10がねじ止めによる手段を介して取付けられている。トリガ10は、角形の係合突部11を下端に有し、その係合突部11の両側には、図9に示すように、相反する方向に傾斜するテーパ面12が形成されている。
図3および図5に示すように、障子6の上部には、戸先側端面から障子6のスライド方向に長く延びるケース収容溝13が形成され、そのケース収容溝13内に角形のケース14が収容され、ねじ止めによる手段を介して障子6に固定されている。
図5に示すように、ケース14には、上部から順にトリガ案内溝15、ラッチガイド孔16、ラック案内孔17およびピニオン案内孔18が形成され、上記トリガ案内溝15はケース14の戸先側端面からケース14の長手方向に長く延び、そのトリガ案内溝15に対してトリガ10の係合突部11が侵入可能とされ、障子6の閉鎖状態で上記係合突部11がトリガ案内溝15内に配置されるようになっている。
図7に示すように、ラッチガイド孔16、ラック案内孔17およびピニオン案内孔18はケース14の戸先側端部から戸尻側端部に向けて長く延び、上記ラック案内孔17内には可動ラック20が組込まれている。
可動ラック20は、ラック案内孔17の長さ方向にスライド自在とされ、その下面にはその長さ方向にラック歯20aが形成されている。また、可動ラック20の上面にはラッチガイド孔16内においてスライド可能な突出部21が設けられている。
図4乃至図7に示すように、突出部21の戸先側端面には支持片22が設けられ、その支持片22に支持された縦軸としてのピン23を中心にしてラッチ24が揺動自在に支持されている。
ラッチ24はラッチガイド孔16内においてスライド自在とされ、その揺動側端部の一側には、障子6の閉鎖方向への移動時にトリガ10の係合突部11に当接可能な当接面25と、その当接面25から揺動側端にフック26とが設けられ、そのフック26と当接面25間に上記係合突部11を収容可能とする間隔が設けられている。
フック26は、トリガ10の係合突部11に対して係合可能とされ、その上部はラッチ24の上面より上位に位置し、また、下部はラッチ24の下面より下方に位置している。
また、フック26は、係合突部11に対する係合状態で、その上部がトリガ案内溝15内に臨むと共に、下部はラック案内孔17の上部内に臨んで、ケース14と可動ラック20が障子6のスライド方向に相対移動するのを阻害することのないようにされている。
図3および図9に示すように、ケース14の戸先側端部内には、ラッチ24のフック26が係合突部11から離反する方向への揺動を可能とする係合凹部28が形成され、その係合凹部28の戸尻側端面29に対するフック26の戸尻側端面の端部の係合によって可動ラック20は戸尻側端部に向けてスライドするのが防止されるようになっている。
図3に示すように、可動ラック20の突出部21には引張りばね30の一端部が連結され、その引張りばね30の他端が障子6の戸尻側端部内に組込まれた係止体31に連結されている。
引張りばね30は、ラッチ24のフック26がトリガ10の係合突部11に係合する可動ラック20の停止状態で障子6を戸当たり側縦枠4に向けて付勢するようになっている。
図4および図5に示すように、ピニオン案内孔18内には平面形状を角形とするピニオン支持枠32が組込まれ、そのピニオン支持枠32の対向側板33間にピニオン34が組込まれている。
ピニオン34のピニオン軸35はピニオン支持枠32の側板33によって回転自在に支持され、そのピニオン軸35の両端部に設けられた一対のフランジ35aがケース14の側板内面に形成されたガイド孔36内にスライド自在に挿入されている。ガイド孔36はケース14の両端方向に長く延び、上記ピニオン34は障子6の開閉方向に移動自在とされている。
ピニオン34は、可動ラック20のラック歯20aに噛合し、また、ピニオン案内孔18の底面に固定された固定ラック37の上面のラック歯37aと噛合している。
図3に示すように、ピニオン支持枠32には直動形ダンパ40が連結されている。直動形ダンパ40は、シリンダ41と、そのシリンダ41内に挿入されたロッド42を有し、そのロッド42とシリンダ41は伸縮自在とされ、伸張方向にはスムーズに伸長し、収縮方向にはシリンダ41の内部に封入されたオイル等の流体によるダンパ作用によってゆっくりと収縮する一方向性の直動形ダンパが採用されている。
直動形ダンパ40は、ロッド42がピニオン支持枠32に連結され、シリンダ41はピニオン案内孔18の底部に固定されている。この直動形ダンパ40の伸縮量(ストローク量)はピニオン支持枠32のガイド孔36に沿って移動し得るピニオン34の移動量より小さくなっている。実施の形態では、ストローク量が65mm程度とされた小型の直動形ダンパ40が採用されている。
実施の形態で示す引戸の引込み装置は上記の構造からなり、図3は障子6が出入口5を閉鎖している状態を示し、その状態から出入口5を開放する方向に障子6をスライドさせると、トリガ10の係合突部11に対するフック26の係合によって可動ラック20は停止状態に保持され、その停止状態の可動ラック20に対して障子6およびその障子6に固定された固定ラック37が相対移動し、ピニオン34は回転しつつ可動ラック20の戸尻側端部に向けて移動する。
また、ピニオン34の移動により、直動形ダンパ40が伸長する。このとき、直動形ダンパ40は、シリンダ41とロッド42が伸長方向にはスムーズに相対移動する一方向性の直動形ダンパ40であるため、その直動形ダンパ40が障子6の開放を阻害するようなことがなく、障子6を小さい操作力によってスムーズに開放させることができる。
可動ラック20と障子6の相対移動により、引張りばね30は引き伸ばされて弾性力が高められる。ケース14の戸先側端部に形成された係合凹部28がラッチ24のフック26と対向する位置までケース14が移動すると、ラッチ24はピン23を中心にしてフック26がトリガ10の係合突部11から離反する方向に揺動して、係合突部11とフック26の係合が解除すると共に、図9に示すように、フック26が係合凹部28内に嵌り込み、その係合凹部28の戸尻側端面29にフック26の戸尻側端面の端部が係合する。
係合凹部28の戸尻側端面29とフック26の係合により、可動ラック20とケース14は相対移動することなく一体となって障子6と共に移動する。その移動時、ピニオン34は、図8に示すように、可動ラック20の戸尻側端部の位置まで移動して、ラック歯20aと噛合する状態にあると共に、固定ラック37の戸先側端部がピニオン34に噛合する状態にある。
図8および図9の状態から障子6はさらに同図の右方向に移動されて開放状態とされ、その移動時、トリガ10の係合突部11がトリガ案内溝15から抜け出すことになる。
開放状態の障子6を閉鎖位置に向けてスライドさせると、その障子6が閉鎖位置の近くまで移動した時、図9に示すように、トリガ10の係合突部11がトリガ案内溝15内に侵入する。
このとき、ラッチ24に形成された当接面25が係合突部11と障子6のスライド方向で対向する状態にあるため、図9に示す状態からさらに障子6が閉められると、係合突部11に当接面25が衝突し、その衝突によってラッチ24がピン23を中心に揺動して、フック26が係合突部11に係合する。
上記トリガ10の係合突部11に対するフック26の係合により、可動ラック20は停止状態とされ、引張りばね30の弾性によって障子6が閉じる方向に移動する。このとき、ピニオン34は回転しつつ可動ラック20の戸先側端部に向けて移動し、そのピニオン34に噛合する固定ラック37が、ピニオン34の移動量の2倍の距離に相当する量をストローク量として戸当たり側に向けて移動する。
上記ピニオン34の移動により直動形ダンパ40が収縮する。このとき、直動形ダンパ40は収縮方向にゆっくりと収縮する一方向性のものであるため、障子6は移動抵抗が付与されることになり、障子6は戸当たり側の縦枠4に当接する閉鎖位置までゆっくりと移動し、障子6の戸先面と戸当たり側縦枠4間に手先が挟まれるようなことはない。
このように、開放状態の障子6が閉鎖され、その障子6が戸当たり側の縦枠4の近くまで閉鎖されると、直動形ダンパ40が作動して障子に移動抵抗を付与するため、上記障子6が急激に閉められたとしても、縦枠4に急激に衝突するようなことがない。
また、障子6は、可動ラック20と固定ラック37にピニオン34を噛合させた歯車機構によって直動形ダンパ40のダンパストローク量の2倍の距離に相当する量をストローク量として低速度で移動するため、ダンパストロークの短いコストの安い小型の直動形ダンパ40を採用した場合でも、制動距離を長くとることができる。このため、障子6の衝突による怪我の発生をほぼ確実に防止することができ、安全性に優れたコストの安い引戸の引込み装置を得ることができる。
1 枠体
2 上枠
5 出入口
6 障子
10 トリガ
11 係合突部
14 ケース
15 トリガ案内溝
20 可動ラック
24 ラッチ
25 当接面
26 フック
28 係合凹部
30 引張りばね
34 ピニオン
37 固定ラック
40 直動形ダンパ

Claims (1)

  1. 躯体に固定された四辺形の枠体と、その枠体の内側の出入口を開閉するスライド可能な障子とを有し、前記枠体における上枠の戸当たり側の一端から長さ方向に片寄った位置の下面に、断面角形の係合突部を下部に有するトリガを固定し、前記障子の上部には、その障子のスライド方向に長く延びるケースを埋設し、そのケースの上部に、障子の開閉によってトリガの係合突部が抜き差しされるトリガ案内溝を設け、ケースの内部に組込まれた可動ラックを前記障子の開閉方向にスライド自在に支持し、その可動ラックに引張りばねを連結して可動ラックを障子の戸尻側に向けて付勢し、前記可動ラックの戸先側端部に縦軸を中心にして揺動可能とされ、前記ケースの戸先側端部内に形成された係合凹部が揺動側端部と対向する位置まで障子が開放された際に、その係合凹部に向けて揺動するラッチを連結し、そのラッチの揺動側端部に、障子が閉鎖される手前の位置で前記トリガの係合突部の一側面に当接してラッチを前記係合凹部から離反する方向に揺動させる当接面と、その当接面との間に前記係合突部を収容可能とする間隔をおいて設けられ、前記係合凹部に対する係合により可動ラックとケースの相対移動を防止し、ラッチの前記係合凹部から離反する方向への揺動により係合突部の他側面に係合して可動ラックを停止状態に保持するフックとを設け、前記可動ラックにピニオンを噛合し、そのピニオンを前記ケースの底板上面に設けられた固定ラックに噛合し、前記ピニオンが回転しつつ固定ラックの戸尻側端部に向けて移動する際に収縮して障子の閉鎖方向への移動に抵抗を付与する直動形ダンパを設けた引戸の引込み装置。
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