JP5350025B2 - 抵抗測定装置 - Google Patents

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本発明は、測定対象体に接触させる電流供給プローブおよび電圧検出プローブの接触不良を検出可能に構成された抵抗測定装置に関するものである。
この種の抵抗測定装置として、下記特許文献1に開示された抵抗測定装置が知られている。この抵抗測定装置は、直流電流源から供給されている定電流に基づいて抵抗の両端に生じた電圧若しくはこの電圧に比例する電圧を経時的に取り込んで時分割する時分割手段と、時分割された各電圧の最小値を保持する最小値保持手段と、時分割された各電圧の最大値を保持する最大値保持手段と、所定の測定周期後に両保持手段に保持された最小値および最大値の差値を演算する差値演算手段と、この差値が所定の基準値よりも大きければ測定無効を判定する無効判定手段とを備えている。
この抵抗測定において、抵抗に定電流を供給するために使用されるプローブと抵抗両端との間、および抵抗両端に生じた電圧を測定するために使用されるプローブとこの抵抗両端との間のうちの少なくとも1つに接触不良が生じたときには、測定される抵抗両端に生じる電圧の経時的変動が大きくなることから、この変動する電圧についての最大値と最小値との差値もまた大きくなる。このため、この抵抗測定装置では、この差値が基準値よりも大きくなったときにプローブに接触不良が発生していると判定することにより、かなりの高い確率でプローブに発生した接触不良を検出することが可能となっている。
特開平3−231162号公報(第3−4頁、第1図)
ところが、上記の抵抗測定装置には、以下の解決すべき課題が存在している。すなわち、この種の抵抗測定装置では、測定している抵抗両端間の電圧に商用電源のハムノイズが漏れ込む場合がある。このハムノイズについては、周期的であるため、時分割された電圧を例えばハムノイズの周期と同じ長さの区間に亘って積分することにより、簡単、かつ確実にキャンセルすることが可能である。しかしながら、上記の抵抗測定装置において測定される抵抗の両端に生じた電圧若しくはこの電圧に比例する電圧についての最大値および最小値、並びにそれらの差値は、ハムノイズの影響を受けて変動する。このため、上記の抵抗測定装置には、プローブの接触不良に起因した電圧の急激な経時的変動だけでなく、このようにして簡単にキャンセルし得るハムノイズの漏れ込みに起因した電圧の周期的な経時的変動よっても誤って測定無効と判定するという解決すべき課題が存在している。
本発明は、かかる課題を解決すべくなされたものであり、プローブの接触不良に起因した電圧の急激な経時的変動のみを確実に検出し得る抵抗測定装置を提供することを主目的とする。
上記目的を達成すべく請求項1記載の抵抗測定装置は、測定対象体に電流供給プローブを介して直流定電流を供給する電流供給部と、当該測定対象体の両端に接続された一対の電圧検出プローブを介して一対の入力端子間に入力される入力電圧を増幅して出力する電圧検出部と、当該電圧検出部から出力される電圧をハムノイズ成分の周期よりも短い周期のサンプリングクロックに同期してデジタルデータに変換して出力するA/D変換部と、前記デジタルデータを入力する都度、当該デジタルデータを前記入力電圧に変換すると共に当該入力電圧の電圧値を予め規定された積分区間に亘って積分し、当該積分によって得られた積分値に基づいて当該積分区間における当該入力電圧の平均電圧値を算出して、当該平均電圧値と前記直流定電流の電流値とに基づいて当該測定対象体の抵抗を算出する処理部とを備え、前記処理部は、前記積分区間において前記入力電圧の電圧値についての微分値を前記サンプリングクロックの周期毎に算出しつつ予め規定された基準値と比較して、その比較の結果を出力する。
請求項1記載の抵抗測定装置では、処理部が、入力電圧の電圧値を予め規定された積分区間に亘って積分すると共にこの積分値に基づいて積分区間における平均電圧値を算出して、この算出した平均電圧値と直流定電流の電流値とに基づいて測定対象体の抵抗を算出する処理を実行する。また、処理部は、測定された入力電圧についての微分値をサンプリングクロックの周期毎に算出しつつ予め規定された基準値と比較する処理を積分区間において実行して、その比較の結果を出力する。この場合、入力電圧の急激な経時的変動は、各電流供給プローブおよび各電圧検出プローブのうちの少なくとも1つと、測定対象体との間に接触不良が発生したことに起因したものと考えられる。
したがって、この抵抗測定装置によれば、処理部からサンプリングクロックの周期毎に出力される比較の結果に基づいて、電圧検出部に入力された入力電圧についての各プローブの接触不良に起因した急激な経時的変動のみを、ハムノイズに影響を受けることなく確実に検出することができる結果、接触不良の発生によって許容以上の誤差を含む抵抗値を、正常に測定された測定値であると誤認識するといった不具合を確実に防止することができる。
抵抗測定装置1の構成図である。 電圧検出部6で検出される電圧V2の波形図である。 抵抗測定処理のフローチャートである。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る抵抗測定装置1の実施の形態について説明する。
まず、抵抗測定装置1の構成について、図面を参照して説明する。
抵抗測定装置1は、図1に示すように、測定対象体2の抵抗(本例では一例として抵抗値R)を測定する装置であって、一対の電流供給プローブ3a,3b、一対の電圧検出プローブ4a,4b、電流供給部5、電圧検出部6、A/D変換部7、処理部8、記憶部9および出力部10を備えている。
一対の電流供給プローブ3a,3bのうちの一の電流供給プローブ3aは、図1に示すように、電流供給部5に接続されて、測定対象体2の一方の端部2aに接触させられる。一方、他の電流供給プローブ3bは、グランドに接続されて、測定対象体2の他方の端部2bに接触させられる。一対の電圧検出プローブ4a,4bは、電圧検出部6の入力端子にそれぞれ接続されて、このうちの一の電圧検出プローブ4aが測定対象体2の一方の端部2aに接触させられ、他の電圧検出プローブ4bが測定対象体2の他方の端部2bに接触させられる。
電流供給部5は、一例として定電流源(直流定電流源)で構成されて、予め規定された電流値の測定電流(直流定電流)I1を電流供給プローブ3aを介して測定対象体2の一方の端部2aに供給する。測定対象体2に供給された測定電流I1は、測定対象体2の他方の端部2bに接触させられている電流供給プローブ3bを介してグランドに流出する。本例の電流供給部5は、測定電流I1の電流値を検出しつつ、測定電流I1に対するフィードバック制御を実行することにより、測定電流I1の電流値を予め規定された電流値に維持する。このため、測定対象体2の各端部2a,2bと各電流供給プローブ3a,3bとの間の接触抵抗が変動したとしても、電流供給部5によるフィードバック制御の応答可能な範囲内の速さ(例えばハムノイズの周期(50Hz〜60Hz)程度で変動する速さ)での変動である場合には、接触状態が維持され、かつ電流供給部5の出力電圧が上限値に達しない限りにおいて、測定電流I1は予め規定された電流値(定電流)に維持される。
電圧検出部6は、一例として入力段に演算増幅器を配置して構成されて、一対の入力端子間の入力インピーダンスが極めて高い値に規定されている。これにより、ノイズの影響を受けない状況下では、電圧検出プローブ4a,4b、電圧検出部6および測定対象体2で構成される電圧検出ループに電流が殆ど流れない状態で、測定対象体2の両端間に発生する電圧(両端間電圧)V1の検出が電圧検出部6によって実行される。また、電圧検出部6は、一対の入力端子間の電圧(本発明における入力電圧)V2を所定の増幅率で増幅することにより、A/D変換部7の入力電圧範囲に適合する電圧V3として出力する。この場合、上記したように、測定対象体2の各端部2a,2bと各電流供給プローブ3a,3bとの間の接触抵抗が変動したとしても、その変動の速さがハムノイズの周期程度で変動する速さ以下のときには、測定対象体2に流れる測定電流I1は電流供給部5によって一定の電流値に制御されるため、両端間電圧V1は測定対象体2の抵抗値に基づいて決定される一定の電圧値に維持される。これにより、上記したように電圧検出ループにノイズ(一例としてハムノイズ)が漏れ込まない状況下では、一対の入力端子間での電圧V2は両端間電圧V1と一致するが、電圧検出ループのインピーダンスが極めて高いため、通常は、電圧V2には、電圧検出ループにハムノイズ成分が漏れ込んだ状態になる。これにより、通常は、電圧検出部6の一対の入力端子間に印加される電圧V2は、図2に示すように、両端間電圧V1(直流電圧)にこのハムノイズ成分(周期T1の交流成分)が重畳した電圧となる。
A/D変換部7は、サンプリングクロックSc(後述する積分区間T2よりも短い周期(好ましくは十分に短い周期)のクロック)に同期して、入力した電圧V3を所定の分解能でデジタルデータD1に変換して出力する。処理部8は、CPUで構成されて、A/D変換部7から出力されるデジタルデータD1に基づいて電圧検出部6に入力されている電圧V2を算出する電圧算出処理、算出した電圧V2の微分値Bを算出する微分処理、ハムノイズ成分を除去するための平均処理、および抵抗値算出処理などを実行する。記憶部9は、ROMおよびRAMで構成されて、処理部8のための動作プログラム、および微分値Bに対する基準値Aが予め記憶されている。また、記憶部9は、処理部8のワークメモリとしても機能する。出力部10は、一例として表示装置で構成されて、処理部8が実行した抵抗測定処理の結果を表示させる。
次に、抵抗測定装置1の動作について図1〜図3を参照して説明する。なお、予め、一の電流供給プローブ3aおよび一の電圧検出プローブ4aが測定対象体2の一方の端部2aに接触させられ、かつ他の電流供給プローブ3bおよび他の電圧検出プローブ4bが測定対象体2の他方の端部2bに接触させられているものとする。
抵抗測定装置1では、作動状態において、電流供給部5が、測定対象体2に対する測定電流I1の供給を開始している。また、電圧検出部6が、一対の入力端子間の電圧V2を増幅して電圧V3としてA/D変換部7に出力する動作を開始し、A/D変換部7が、この電圧V3をデジタルデータD1に変換して出力する動作を開始している。この状態において、処理部8が、図3に示す抵抗測定処理50の実行を開始する。
この抵抗測定処理50では、処理部8は、まず、積分区間T2の計測(時間計測)を開始する。この積分区間T2は、一例として、電圧V2に漏れ込むことが想定されるハムノイズ成分の1周期T1分に規定されているが、この周期T1のn倍(nは2以上の自然数)に規定することもできる。次いで、処理部8は、電圧算出処理を実行する(ステップ51)。この電圧算出処理では、処理部8は、A/D変換部7からデジタルデータD1を取得し、この取得したデジタルデータD1を電圧検出部6の増幅率とA/D変換部7の分解能(1ビット相当の電圧)とに基づいて電圧V2に変換して、記憶部9に記憶させる。処理部8は、この電圧算出処理を、A/D変換部7からデジタルデータD1を入力する都度実行する。
続いて、処理部8は、微分処理を実行する(ステップ52)。この微分処理では、処理部8は、まず、直前に実行した電圧算出処理において記憶部9に記憶させた電圧V2(発明の理解を容易にするため、「電圧V2a」ともいう)と、この電圧V2の1つ前に算出されて記憶部9に記憶された他の電圧V2(発明の理解を容易にするため、「電圧V2b」ともいう)との差分の絶対値ΔV2(=|V2a−V2b|)を算出する。なお、一例として、サンプリングクロックScの1周期分だけ離れた2つの電圧V2間の差分に基づいて絶対値ΔV2を算出する構成を採用しているが、サンプリングクロックScのm周期分(mは2以上の自然数)だけ離れた電圧V2間の差分に基づいて絶対値ΔV2を算出する構成を採用してもよいのは勿論である。次いで、処理部8は、絶対値ΔV2をサンプリングクロックScの周期で除算することにより、電圧V2の微分値(単位時間当たりの変化率)BをサンプリングクロックScの周期毎(本発明における単位時間毎)に算出して、電圧V2aに対応させて記憶部9に記憶させる。
次いで、処理部8は、算出した微分値Bと記憶部9に記憶されている基準値Aとを比較し(ステップ53)、微分値Bが基準値Aよりも大きいとき、つまり、図2に示すように、電圧V2bに対して電圧V2aが大きく変動したとき(同図では、一例として大きく減少した状態を示している)、つまり経時的変動が大きいときには、比較の結果の一例として接触不良(接触エラー)の発生を示す情報を出力部10に表示させる(ステップ54)。なお、例えば、ハムノイズの重畳による誤った検出を回避するときには、基準値Aとして、例えば、A/D変換部7から出力されるデジタルデータD1の最大値の0.01%程度の値に予め規定されている。
この場合、一対の電流供給プローブ3a,3bと測定対象体2の各端部2a,2bとの間の接触抵抗がゆっくりと変動したとしても、上記したように電流供給部5がフィードバック制御によって測定電流I1の電流値をこの接触抵抗の変動に追従させて一定に維持するために、微分値Bは基準値Aよりも大きくなることはない、また、一対の電圧検出プローブ4a,4bと測定対象体2の各端部2a,2bとの間の接触抵抗がある程度変動したとしても、接触状態が維持されている限りにおいては、電圧検出部6の入力インピーダンスがそもそも極めて高いため、電圧検出部6に入力される電圧V2の電圧値には殆ど影響を与えない。したがって、この2つの点を考慮した場合、電圧V2bに対する電圧V2aの大きな変動は、一対の電流供給プローブ3a,3bの少なくとも一方と、この一方が接触させられた測定対象体2の各端部2a,2bのうちのいずれかとの間の接触抵抗が急激に変動した状態の発生(接触不良の発生)、および、一対の電圧検出プローブ4a,4bの少なくとも一方と、この一方が接触させられた測定対象体2の各端部2a,2bのうちのいずれかとの間の接触抵抗が急激に変動した状態の発生(接触不良の発生)のうちの少なくとも一方を示していると考えられる。したがって、出力部10に接触不良の発生を示す情報が表示されたときには、一対の電流供給プローブ3a,3bおよび一対の電圧検出プローブ4a,4bの少なくとも一つにおいて接触不良が発生していると判断することが可能となる。また、このように接触不良が発生したときに算出された電圧V2に基づいて測定対象体2の抵抗値Rを算出したとしても、算出した抵抗値Rに含まれる誤差が多くなるため、処理部8は、ステップ54を実行したときには、抵抗測定処理を直ちに終了させる。
一方、ステップ53における比較の結果、微分値Bが基準値A以下のとき、つまり、電圧V2bに対して電圧V2aの変動が小さいときには、具体的には、ハムノイズ成分の漏れ込みに起因した変動のみのときには、一対の電流供給プローブ3a,3bおよび一対の電圧検出プローブ4a,4bのいずれにも接触不良が発生していないと考えられるため、処理部8は、計測している積分区間T2(図2参照)が終了したか否かを判別しつつ(ステップ55)、ステップ51〜ステップ53を繰り返し実行する。これにより、積分区間T2において算出された電圧V2が、サンプリングクロックScの周期で記憶部9に順次記憶される。
その後、処理部8は、ステップ55において積分区間T2が終了したと判別したときには、平均処理を実行する(ステップ56)。この平均処理では、処理部8は、積分区間T2において算出されたすべての電圧V2を記憶部9から読み出して合算(積分)し、合算値(本発明における積分値)を積分区間T2において算出された電圧V2の個数で除算することにより、電圧V2の平均電圧値V2avを算出する。この場合、上記したように、積分区間T2がハムノイズ成分の1周期T1と同じ長さに規定されているため、この平均処理によってハムノイズ成分がキャンセルされる。したがって、電圧V2の平均電圧値V2avは、図2に示す両端間電圧V1を示すものとなる。
最後に、処理部8は、抵抗値算出処理を実行する(ステップ57)。この抵抗値算出処理では、処理部8は、電圧V2の平均電圧値V2av(つまり、両端間電圧V1の平均電圧値)を、電流供給部5から供給されている測定電流I1の電流値(既知)で除算することにより、測定対象体2の抵抗値Rを算出して記憶部9に記憶させると共に、出力部10に表示させる。これにより、抵抗測定処理が完了する。
このように、この抵抗測定装置1では、処理部8が、電圧V2の電圧値についての微分値Bを単位時間(サンプリングクロックScの一周期)毎に算出しつつ予め規定された基準値Aと比較する処理を積分区間T2において実行して、その比較の結果を出力部10に出力する。具体的には、処理部8は、微分値Bが基準値Aを超えるとき、つまり電圧V2の急激な経時的変動を検出したときに、出力部10に接触不良の発生を表示させる。この場合、電圧V2の急激な経時的変動は、各電流供給プローブ3a,3bおよび各電圧検出プローブ4a,4bのうちの少なくとも1つと、測定対象体2の各端部2a,2bとの間に接触不良が発生したことに起因したものと考えられる。したがって、この抵抗測定装置1によれば、出力部10に表示される情報に基づいて、各プローブ3a,3b,4a,4bの接触不良に起因した電圧V2の急激な経時的変動のみを、ハムノイズに影響を受けることなく確実に検出することができる結果、接触不良の発生によって許容以上の誤差を含む抵抗値Rを、正常に測定された測定値であると誤認識するといった不具合を確実に防止することができる。
なお、本発明は、上記の構成に限定されない。例えば、処理部8が、A/D変換部7から出力されるデジタルデータD1に基づいて電圧V2を算出し、この電圧V2に基づいて微分処理を実行する構成を採用した例について上記したが、デジタルデータD1を一旦記憶部9に記憶させた後に、その記憶させたデジタルデータD1に基づいて微分処理を実行し、その後に実行する平均処理において、デジタルデータD1に基づいて電圧V2を算出してその平均電圧値V2avを算出する構成を採用することもできる。また、一対の電流供給プローブ3a,3bと一対の電圧検出プローブ4a,4bとを備えた四線式による抵抗測定を行う例について上記したが、電流供給プローブ3aと電圧検出プローブ4aとを共通とし、電流供給プローブ3bと電圧検出プローブ4bとを共通とした二線式による抵抗測定にも適用できるのは勿論である。
1 抵抗測定装置
2 測定対象体
2a 一方の端部
2b 他方の端部
3a,3b 電流供給プローブ
4a,4b 電圧検出プローブ
5 電流供給部
6 電圧検出部
8 処理部
10 出力部
A 基準値
B 微分値
T2 積分区間
V2av 平均電圧値
I1 測定電流

Claims (1)

  1. 測定対象体に電流供給プローブを介して直流定電流を供給する電流供給部と、当該測定対象体の両端に接続された一対の電圧検出プローブを介して一対の入力端子間に入力される入力電圧を増幅して出力する電圧検出部と、当該電圧検出部から出力される電圧をハムノイズ成分の周期よりも短い周期のサンプリングクロックに同期してデジタルデータに変換して出力するA/D変換部と、前記デジタルデータを入力する都度、当該デジタルデータを前記入力電圧に変換すると共に当該入力電圧の電圧値を予め規定された積分区間に亘って積分し、当該積分によって得られた積分値に基づいて当該積分区間における当該入力電圧の平均電圧値を算出して、当該平均電圧値と前記直流定電流の電流値とに基づいて当該測定対象体の抵抗を算出する処理部とを備え、
    前記処理部は、前記積分区間において前記入力電圧の電圧値についての微分値を前記サンプリングクロックの周期毎に算出しつつ予め規定された基準値と比較して、その比較の結果を出力する抵抗測定装置。
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