JP5349555B2 - ナット及びこれに用いられる操作体の巻設方法 - Google Patents
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Description
また、線状体が紐状に形成されているため、間接活線工具では把持しにくく、高所での間接活線作業においては、この締め込み工具のように小さいものを離れた位置から間接活線工具を操作してボルトやナットに嵌める作業は難しく落下事故のおそれもある。さらに、保存時に線状体がばらけるおそれがあり、ボルトやナットが新品であれば回転速度も速くなるため、線状体が空回りして絡まるおそれもある。
さらにまた、ボルト等にこの工具を取り付ける場合には、ボルトが転がりやすいため紛失するおそれがある。
また、障害物等の影響によりナットの中心軸に対して垂直方向にテープを引くことができない場合には、ナットの中心軸に対して斜め方向から(ナットに対して軸方向の前後にずれた位置から)テープを引くことになるが、このような斜め方向からでは、スムーズにテープを引くことができず必要以上に力が掛かりテープが破断するおそれがある。
また、テーパー状に形成された操作体巻設代に操作体が巻かれることにより、ナットの中心軸に対して斜め方向からでもスムーズに操作体を引くことができる。
中間部の幅が、前記巻始端部及び巻終端部よりも狭く形成されていることにより、ナット全体の軽量化を図ることが可能となると共に、操作体にかかるコストの削減を図ることができる。また、操作体は、粘着性を有しているため、間接活線工具で把持する部分とナットに固定する部分を除いて層状になっている操作体は剥がれやすい方が好ましく、中間部の巾を狭くすることで、ナットの回転に制動をかける力を減らすことが可能となる。
ナットの軸方向に対して鋭角の角度をもって螺旋状に巻設することで、操作体をナットの中心軸と垂直をなす方向に対して斜めとなる方向から引いた場合でも、操作体を剥がれやすくすることができ、ナット本体をスムーズに回転させることが可能となる。
また、テーパー状に形成された操作体巻設代に操作体が巻かれることにより、ナットの中心軸に対して斜め方向から操作体を引いた場合でも、ナット本体をスムーズに回転させることが可能となる。
さらに、中間部の幅が、前記巻始端部及び巻終端部よりも狭く形成されていることにより、ナット全体の軽量化を図ることが可能となると共に、操作体にかかるコストの削減を図ることができる。また、操作体は、粘着性を有しているが、中間部が巾狭に形成されているので、層状になっている操作体は剥がれやすくなり、ナットの回転に対する制動を低減することが可能となる。
さらにまた、ナットの軸方向に対して鋭角の角度をもって螺旋状に巻設することで、操作体をさまざまな角度からでも剥がれやすくすることができ、ナットの中心軸に対して斜め方向から操作体を引いてもスムーズにナット本体を回転させることが可能となる。
この例では、操作体巻設代4aとこれに続く工具装着代4bとは、同じ断面形状で連続的に形成されている。なお、雌ネジ7の長さは、摺接部位が長いほど回転に対する抵抗が増すため、例えば、操作体巻設代4aの部分にのみ形成するようにしてもよい。
このため、この例では、ナット本体4の軸方向の略中央を境にして、一方側に操作体巻設代4aが、他方側に工具装着代4bが形成されるので、ナット本体4を軸方向で反転させても、ボルト2の頭部に近い側を操作体巻設代4aとし、ボルト2の頭部から遠い側を工具装着代4bとすることが可能となる。
テープの長さによっては、ナット1が所望の位置まで螺進したときに余ることもあるが、そのような場合でも、テープの貼着状態を解除することなく、間接活線工具9を工具装着代4bに取り付けて規定のトルクまで締め付けることが可能となる。
以下、上記実施例と同一箇所には同一符号を付して説明を省略する。
テープ3は、操作体巻設代4aの外周面の軸方向の他端側に巻始端部10が固定され、ナット1の締め付け方向(軸方向)に対して45°で縮径方向に螺旋状に巻かれている。
なお、中間部12の幅が狭くなりすぎるとテープ3が破断のおそれがあるため、少なくとも、巻始端部10の半分程度の幅を有することが望ましい。
2 ボルト
3 操作体(テープ)
4 外周面
4a 操作体巻設部
4b 工具装着代
10 巻始端部
11 巻終端部
12 中間部
Claims (4)
- ボルトに螺合するナット本体と、前記ナット本体の外周面に巻設される操作体とを有するナットであって、
前記ナット本体は、前記操作体が巻設される操作体巻設代と、この操作体巻設代に続いて軸方向に形成され、前記操作体を前記操作体巻設代に巻設した状態で締め付け工具を嵌合可能な工具装着代とを備え、
前記操作体は、帯紐状に形成され、且つ、粘着性を有し、
前記操作体巻設代は、軸方向の一端から他端に向かって拡径するように形成されたテーパー状に形成され、前記操作体は、前記操作体巻設代の他端から縮径方向に巻かれることを特徴とするナット。 - 前記操作体は巻始端部と巻終端部との間に形成される中間部の幅が、前記巻始端部及び前記巻終端部よりも狭く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のナット。
- 請求項1に記載のナットの前記操作体巻設代に前記操作体を巻設する方法であって、前記操作体巻設代の外周面の軸方向の他端側に前記操作体の巻始端部を固定し、前記ナットの軸方向に対して鋭角の角度をもって螺旋状に巻設することを特徴とする操作体巻設方法。
- 前記鋭角の角度は45°であることを特徴とする請求項3に記載の操作体をナットに巻く方法。
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