JP5349327B2 - 自動車用空気調和装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エバポレータを経過した冷風とヒータコアを経過した暖風を混合させ、混合により得られる温調風を吹き出す温調風吹出口を備えた自動車用空気調和装置に関する。
従来、冷風と暖風を混合したミックス風が通過する通路の上に、冷風バイパス通路を設け、マックスクールドアを開くことにより、ベント吹出口の温度を、他の吹き出し口の温度に対し独立して低温側にコントロールできるようにした自動車用空気調和装置が知られている(例えば、特開平9−328008号公報参照)。
しかしながら、従来の自動車用空気調和装置にあっては、ベント吹出口において、ミックス風と冷風の2層流タイプによりエアミックススペースを設定するものであったため、ミックス風と冷風が混ざりきらず、ベント吹出口からベントダクトを介しベント吹出グリルにより吹き出される風に温度バラツキを生じてしまい、乗員に違和感を与えてしまう、という問題があった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、エアミックス性の向上により温調風吹出口での温度バラツキを小さく抑え、車室内の温調風吹出グリルからの風を直接受ける乗員に与える違和感を解消できる自動車用空気調和装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明では、ユニットケース内に配置したエバポレータおよびヒータコアと、前記エバポレータを経過した冷風と前記ヒータコアを経過した暖風を混合させるエアミックススペースと、温調風を吹き出す温調風吹出口と、を備えた自動車用空気調和装置において、
前記温調風吹出口の直前位置に、前記エバポレータからの冷風を、前記エアミックススペースからのミックス風により上下から挟み込む3層流タイプの第2のエアミックススペースを設定したことを特徴とする。
よって、本発明の自動車用空気調和装置にあっては、温調風吹出口の直前位置に設定された第2のエアミックススペースにおいて、エバポレータからの冷風が、エアミックススペースからのミックス風により上下から挟み込まれる。そして、第2のエアミックススペースから温調風吹出口までの距離が短いにもかかわらず、中間層の冷風と上下層のミックス風により、接触領域での混合作用や回り込み混合作用を示し、冷風とミックス風が整然と混ざり合う。
このように、3層流タイプの第2のエアミックススペースにてエアミックス性が向上することにより、温度バラツキが小さく抑えられた温調風吹出口での温調線図を得ることができる。このため、温調風吹出口から温調風ダクトを介し温調風吹出グリルにより吹き出される温調風を乗員が直接顔に受けても、例えば、顔の上側が冷たくて顔の下側が暖かいというような違和感を持つことがない。
この結果、エアミックス性の向上により温調風吹出口での温度バラツキを小さく抑え、車室内の温調風吹出グリルからの風を直接受ける乗員に与える違和感を解消できる。
実施例1の自動車用空気調和装置を示す平面図である。 実施例1の自動車用空気調和装置を示す図1のA−A線による縦断正面図である。 実施例1の自動車用空気調和装置を示す図2のB−B線によるミックス風通路位置縦断側面図である。 実施例1の自動車用空気調和装置を示す図2のC−C線による冷風バイパス通路位置縦断側面図である。 実施例1の自動車用空気調和装置におけるベント吹出口の構造を示す図4のD部拡大断面図である。 実施例1の自動車用空気調和装置におけるベント吹出口に至るミックス風通路と冷風バイパス通路を示す図4の断面Eによる通路断面図である。 実施例1の自動車用空気調和装置におけるミックス風の吹き出し作用説明図である。 実施例1の自動車用空気調和装置におけるバイパス冷風の吹き出し作用説明図である。 実施例1の自動車用空気調和装置におけるベント吹出口での3層流によるエアミックス作用説明図である。 実施例1の自動車用空気調和装置でのベント吹出口15Lにおけるシミュレーション結果の温度分布図である。 従来の自動車用空気調和装置の一例を示す縦断側面図である。 従来の自動車用空気調和装置でのベント吹出口におけるシミュレーション結果の温度分布図である。
符号の説明
1 ユニットケース
2 エバポレータ
3 ヒータコア
4 マックスクールドア
5 冷風側ミックスドア
6 暖風側ミックスドア
7 第1ベントドア
7a ドア軸
7b 通路開口部側ドア部
7c 吹出口側ドア部
8 第2ベントドア
8a ドア軸
8b 通路開口部側ドア部
8c 吹出口側ドア部
9 デフドア
10 第1エアミックススペース(エアミックススペース)
11 第2エアミックススペース(第2のエアミックススペース)
12 冷風バイパス通路
12a 冷風バイパス通路開口部
12a’ 上側開口端
12a” 下側開口端
13 ミックス風通路
13a,13b ミックス風通路開口部
14L,14R 左右のデフ吹出口
15L,15R 左右のベント吹出口(温調風吹出口)
16 左右隔壁
以下、本発明の自動車用空気調和装置を実現する最良の形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1の自動車用空気調和装置を示す平面図である。図2は、実施例1の自動車用空気調和装置を示す図1のA−A線による縦断正面図である。図3は、実施例1の自動車用空気調和装置を示す図2のB−B線によるミックス風通路位置縦断側面図である。図4は、実施例1の自動車用空気調和装置を示す図2のC−C線による冷風バイパス通路位置縦断側面図である。図5は、実施例1の自動車用空気調和装置におけるベント吹出口の構造を示す図4のD部拡大断面図である。図6は、実施例1の自動車用空気調和装置におけるベント吹出口に至るミックス風通路と冷風バイパス通路を示す図4のE−E線による通路断面図である。
実施例1の自動車用空気調和装置は、図1〜図4に示すように、ユニットケース1と、エバポレータ2と、ヒータコア3と、マックスクールドア4と、冷風側ミックスドア5と、暖風側ミックスドア6と、第1ベントドア7と、第2ベントドア8と、デフドア9と、第1エアミックススペース10(エアミックススペース)と、第2エアミックススペース11(第2のエアミックススペース)と、冷風バイパス通路12と、ミックス風通路13と、左右のデフ吹出口14L,14Rと、左右のベント吹出口15L,15R(温調風吹出口)と、左右隔壁16と、を備えている。
前記エバポレータ2は、ユニットケース1内の上流位置に配置され、図該のブロワユニットから送られる風から熱を奪い冷風とする熱交換器である。このエバポレータ2には、車載の冷凍サイクルを循環する冷媒が流通する。
前記ヒータコア3は、ユニットケース1内のうち前記エバポレータ2の下流位置に配置され、前記エバポレータ2を通過した風に熱を与え暖風とする熱交換器である。このヒータコア3には、例えば、温水であるエンジン冷却水が循環する。
前記マックスクールドア4は、前記エバポレータ2の出口側上部位置に設定され、マックスクール時やベント吹出温度調整時(冷風温度をミックス風との混合により調整)に開かれ、冷風バイパス通路12へ冷風を導く。
前記冷風側ミックスドア5は、前記エバポレータ2の出口側であって前記マックスクールドア4の下部位置に設定され、ドア開度によって前記第1エアミックススペース10へ導く冷風量を決める。
前記暖風側ミックスドア6は、前記エバポレータ2の出口側から前記ヒータコア3の入口側までの通路位置に設定され、ドア開度によって前記第1エアミックススペース10へ導く暖風量を決める。
前記第1ベントドア7および前記第2ベントドア8は、ベント風を吹き出す左右のベント吹出口15L,15Rの位置に設定されている。
前記デフドア9は、デフ風を吹き出す左右のデフ吹出口14L,14Rの位置に設定されている。
前記第1エアミックススペース10は、前記エバポレータ2および前記冷風側ミックスドア5を経過した冷風と、前記ヒータコア3および前記暖風側ミックスドア6を経過した暖風を混合させるスペースであり、ユニットケース1内の冷風と暖風が交わる位置に形成される。
前記第2エアミックススペース11は、前記ベント吹出口15L,15Rの直前位置に設定され、前記エバポレータ2からの冷風を、前記第1エアミックススペース10からのミックス風により上下から挟み込む3層流タイプのエアミックススペースである。以下、第2エアミックススペース11の構成を詳しく説明する。
前記第2エアミックススペース11は、図5に示すように、前記ベント吹出口15L,15Rの直前位置に、前記冷風バイパス通路12の冷風バイパス通路開口部12aを上下から挟み込んでミックス風通路開口部13a,13bを配置すると共に、前記冷風バイパス通路開口部12aの上側開口端12a’の延長位置と下側開口端12a”の延長位置にそれぞれ第1ベントドア7と第2ベントドア8を配置することで構成される。
前記第1ベントドア7と前記第2ベントドア8は、図5に示すように、それぞれドア軸7a,8aに対し所定の折れ角度を持つ通路開口部側ドア部7b,8bと吹出口側ドア部7c,8cを有する。
前記通路開口部側ドア部7b,8bは、マックスクール時、図5の仮想線に示すように、前記冷風バイパス通路開口部12aの上側開口端12a’と下側開口端12a”に接し、温調風吹き出し時、図5の実線に示すように、前記ミックス風通路開口部13a,13bからミックス風を導入(ミックス風の流れとほぼ平行)する角度設定としている。
前記吹出口側ドア部7c,8cは、マックスクール時、図5の仮想線に示すように、前記ベント吹出口15L,15Rの上側内面15aと下側内面15bに接し、温調風吹き出し時、図5の実線に示すように、冷風をミックス風により上下からノズル状に挟み込む角度設定としている。
前記冷風バイパス通路開口部12aに至る冷風バイパス通路12は、図4に示すように、マックスクールドア4を通った冷風を、ミックス風通路13,13をバイパスさせて前記ベント吹出口15L,15Rへ向かうように設定した通路である。そして、図6に示すように、デフ吹出口14L,14Rへ向かうミックス風通路13,13を迂回するように、ミックス風通路13,13から独立して設定している。この冷風バイパス通路12は、第1隔壁17および第2隔壁18により画成することで、前記第1エアミックススペース10からのミックス風を第2エアミックススペース11に導くミックス風通路13,13から独立した設定としている。
前記ミックス風通路開口部13a,13bに至るミックス風通路13は、図3に示すように、冷風側ミックスドア5を通った冷風と暖風側ミックスドア6を通った暖風を第1エアミックススペース10にて混合させ、該第1エアミックススペース10からそのまま前記ベント吹出口15L,15Rへ向かうように設定している。
次に、作用を説明する。
実施例1の自動車用空気調和装置における作用を、「ミックス風吹き出し作用」、「バイパス冷風吹き出し作用」、「3層流によるエアミックス作用」、「吹出口温度分布の対比作用」に分けて説明する。
[ミックス風吹き出し作用]
図7は、実施例1の自動車用空気調和装置におけるミックス風の吹き出し作用説明図である。
エバポレータ2および冷風側ミックスドア5を通った冷風と、エバポレータ2から暖風側ミックスドア6およびヒータコア3を通った暖風は、図7に示すように、第1エアミックススペース10にて混合する。そして、第1エアミックススペース10にて混合されたミックス風は、ミックス風通路13において上下に分かれ、上側のミックス風はミックス風通路開口部13aへ至り、下側のミックス風は、ミックス風通路開口部13bに至る。そして、第2エアミックススペース11にて冷風とのエアミックス作用を受け、ベント吹出口15L,15Rへ向かう。
[バイパス冷風吹き出し作用]
図8は、実施例1の自動車用空気調和装置におけるバイパス冷風の吹き出し作用説明図である。
エバポレータ2およびマックスクールドア4を通った冷風は、図6および図8に示すように、ミックス風通路13,13から独立して設定した冷風バイパス通路12を通り、ミックス風通路開口部13a,13bに挟まれた冷風バイパス通路開口部12aに至る。そして、第2エアミックススペース11にてミックス風とのエアミックス作用を受け、ベント吹出口15L,15Rへ向かう。
このとき、冷風バイパス通路12は、第1隔壁17および第2隔壁18により画成され、ミックス風を第2エアミックススペース11に導くミックス風通路13,13から独立して設定されている。このため、エバポレータ2から第2エアミックススペース11に至るまでの途中経路にてミックス風との混合作用を受けることなく、エバポレータ2およびマックスクールドア4を通った冷風が整然と第2エアミックススペース11に導かれる。
[3層流によるエアミックス作用]
図9は、実施例1の自動車用空気調和装置におけるベント吹出口での3層流によるエアミックス作用説明図である。
実施例1の自動車用空気調和装置にあっては、ベント吹出口15L,15Rの直前位置に設定された第2エアミックススペース11において、図5に示すように、冷風バイパス通路12を通り、冷風バイパス通路開口部12aに至った冷風が、ミックス風通路13を通りミックス風通路開口部13a,13bに至ったミックス風により上下から挟み込まれる。そして、第2エアミックススペース11からベント吹出口15L,15Rまでの距離が短いにもかかわらず、図9に示すように、中間層の冷風と上下層のミックス風により、第2エアミックススペース11において、接触領域での混合作用や回り込み混合作用を示し、冷風とミックス風が整然と混ざり合う。
[吹出口温度分布の対比作用]
従来の自動車用空気調和装置は、例えば、図11に示すように、ベント吹出口において、ミックス風と冷風の2層流タイプによりエアミックススペースを設定するものであった。このため、ミックス風と冷風が混ざりきらず、ベント吹出口からベントダクトを介しベント吹出グリルにより吹き出される風に温度バラツキを生じてしまい、乗員に違和感を与えてしまう。ちなみに、図12は、従来の自動車用空気調和装置でのベント吹出口におけるシミュレーション結果の温度分布図である。この図12から明らかなように、ベント吹出口の上側は、冷風の影響を大きく受け、温度が5℃〜9℃と低いのに対し、ベント吹出口の下側は、ミックス風の影響を大きく受け、温度が12℃〜18℃と高い。したがって、ベント吹出口からベントダクトを介しベント吹出グリルにより車室内に吹き出されるベント風を乗員が直接顔に受けた場合、顔の上側が冷たくて顔の下側が暖かいというような違和感を持つことになる。
これに対し、実施例1の自動車用空気調和装置は、上記のように、3層流タイプの第2エアミックススペース11にてエアミックス性が向上することにより、温度バラツキが小さく抑えられたベント吹出口15L,15Rでの温調線図を得ることができる。
ちなみに、図10は、実施例1の自動車用空気調和装置でのベント吹出口15Lにおけるシミュレーション結果の温度分布図である。この図10から明らかなように、ベント吹出口15Lの中央部領域は、温度が7℃〜10℃であり、中央部領域から外側領域にいくにしたがって温度が12℃〜15℃と徐々に高まってゆく。したがって、ベント吹出口15L,15Rからベントダクトを介しベント吹出グリルにより車室内に吹き出されるベント風を乗員が直接顔に受けても、顔の全体が受ける温度バランスがとれ、従来装置のような違和感を持つことが無い。
次に、効果を説明する。
実施例1の自動車用空気調和装置にあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) ユニットケース1内に配置したエバポレータ2およびヒータコア3と、前記エバポレータ2を経過した冷風と前記ヒータコア3を経過した暖風を混合させる第1エアミックススペース10と、温調風を吹き出す温調風吹出口(ベント吹出口15L,15R)と、を備えた自動車用空気調和装置において、前記温調風吹出口の直前位置に、前記エバポレータ2からの冷風を、前記第1エアミックススペース10からのミックス風により上下から挟み込む3層流タイプの第2エアミックススペース11を設定したため、エアミックス性の向上により温調風吹出口での温度バラツキを小さく抑え、車室内の温調風吹出グリルからの風を直接受ける乗員に与える違和感を解消できる。
(2) 前記エバポレータ2からの冷風を第2エアミックススペース11に導く通路は、第1隔壁17および第2隔壁18により画成された冷風バイパス通路12であり、前記冷風バイパス通路12は、前記第1エアミックススペース10からのミックス風を第2エアミックススペース11に導くミックス風通路13,13から独立して設定したため、エバポレータ2から第2エアミックススペース11に至るまでの途中経路にてミックス風との混合作用を受けることなく、エバポレータ2からの冷風を整然と第2エアミックススペース11に導くことができる。
(3) 前記温調風吹出口は、ベント風を吹き出すベント吹出口15L,15Rであり、前記第2エアミックススペース11は、前記ベント吹出口15L,15Rの直前位置に、前記冷風バイパス通路12の冷風バイパス通路開口部12aを上下から挟み込んでミックス風通路開口部13a,13bを配置すると共に、前記冷風バイパス通路開口部12aの上側開口端12a’の延長位置と下側開口端12a”の延長位置にそれぞれ第1ベントドア7と第2ベントドア8を配置することで構成したため、ベントモードの選択時、両ベントドア7,8による3層流コントロールにより、ベント吹出口15L,15Rでの温度バラツキを小さく抑えることができる。
(4) 前記第1ベントドア7と前記第2ベントドア8は、それぞれドア軸7a,8aに対し所定の折れ角度を持つ通路開口部側ドア部7b,8bと吹出口側ドア部7c,8cを有し、前記通路開口部側ドア部7b,8bは、マックスクール時、前記冷風バイパス通路開口部12aの上側開口端12a’と下側開口端12a”に接し、温調風吹き出し時、前記ミックス風通路開口部13a,13bからミックス風を導入する角度設定とし、前記吹出口側ドア部7c,8cは、マックスクール時、前記ベント吹出口15L,15Rの上側内面15aと下側内面15bに接し、温調風吹き出し時、冷風をミックス風により上下からノズル状に挟み込む角度設定としたため、マックスクール時における冷風の吹き出し性能を確保しながら、温調風吹き出し時において上下からミックス風を冷風に向けて交差させることで、短い風の移動距離で高いエアミック性を達成することができる。
(5) 前記冷風バイパス通路開口部12aに至る冷風バイパス通路12は、マックスクールドア4を通った冷風を、デフ吹出口14L,14Rへ向かうミックス風通路13を迂回するようにバイパスさせ、ミックス風通路13から独立して設定したため、第2エアミックススペース11での3層流でのエアミックス時、途中経路にてミックス風との混合作用を受けることなく、第2エアミックススペース11にマックスクールドア4を通った冷風を導くことができる。
(6) 前記ミックス風通路開口部13a,13bに至るミックス風通路13は、冷風側ミックスドア5を通った冷風と暖風側ミックスドア6を通った暖風を第1エアミックススペース10にて混合させ、該第1エアミックススペース10からそのまま前記ベント吹出口15L,15Rへ向かうように設定したため、第2エアミックススペース11での3層流でのエアミックス時、途中経路にて冷風との混合作用を受けることなく、第2エアミックススペース11に第1エアミックススペース10により混合されたミックス風を導くことができる。
以上、本発明の自動車用空気調和装置を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例1に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、温調風吹出口としてベント吹出口の例を示した。しかし、ベント吹出口以外に、温調風の吹き出し口であれば、例えば、フット吹出口を温調風吹出口としても良い。
実施例1では、第2エアミックススペース11に2つのベントドア7,8を配置する例を示した。しかし、第2エアミックススペースに1つのベントドアを配置しても良いし、第2エアミックススペースに3つのベントドアを配置する例としても良い。
要するに、温調風吹出口の直前位置に、エバポレータからの冷風を、エアミックススペースからのミックス風により上下から挟み込む3層流タイプの第2のエアミックススペースを設定したものであれば、実施例1に限られることはない。
実施例1では、自動車の前席空調を行う自動車用空気調和装置への適用例を示したが、自動車の前後席空調を行う自動車用空気調和装置に対しても適用することができる。要するに、ユニットケース内に配置したエバポレータおよびヒータコアと、エバポレータを経過した冷風とヒータコアを経過した暖風を混合させるエアミックススペースと、温調風を吹き出す温調風吹出口と、を備えた自動車用空気調和装置であれば適用できる。

Claims (4)

  1. ユニットケース内に配置したエバポレータおよびヒータコアと、前記エバポレータを経過した冷風と前記ヒータコアを経過した暖風を混合させるエアミックススペースと、温調風を吹き出す温調風吹出口と、を備えた自動車用空気調和装置において、
    前記温調風吹出口の直前位置に、前記エバポレータからの冷風を、前記エアミックススペースからのミックス風により上下から挟み込む3層流タイプの第2のエアミックススペースを設定し
    前記エバポレータからの冷風を第2のエアミックススペースに導く通路は、第1隔壁および第2隔壁により画成された冷風バイパス通路であり、
    前記冷風バイパス通路は、前記エアミックススペースからのミックス風を第2のエアミックススペースに導くミックス風通路から独立して設定し、
    前記温調風吹出口は、ベント風を吹き出すベント吹出口であり、
    前記第2のエアミックススペースは、前記ベント吹出口の直前位置に、前記冷風バイパス通路の冷風バイパス通路開口部を上下から挟み込んでミックス風通路開口部を配置することで構成したことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  2. ユニットケース内に配置したエバポレータおよびヒータコアと、前記エバポレータを経過した冷風と前記ヒータコアを経過した暖風を混合させるエアミックススペースと、温調風を吹き出す温調風吹出口と、を備えた自動車用空気調和装置において、
    前記温調風吹出口の直前位置に、前記エバポレータからの冷風を、前記エアミックススペースからのミックス風により上下から挟み込む3層流タイプの第2のエアミックススペースを設定し、
    前記エバポレータからの冷風を第2のエアミックススペースに導く通路は、第1隔壁および第2隔壁により画成された冷風バイパス通路であり、
    前記冷風バイパス通路は、前記エアミックススペースからのミックス風を第2のエアミックススペースに導くミックス風通路から独立して設定し、
    前記温調風吹出口は、ベント風を吹き出すベント吹出口であり、
    前記第2のエアミックススペースは、前記ベント吹出口の直前位置に、前記冷風バイパス通路の冷風バイパス通路開口部を上下から挟み込んでミックス風通路開口部を配置すると共に、前記冷風バイパス通路開口部の上側開口端の延長位置と下側開口端の延長位置にそれぞれ第1ベントドアと第2ベントドアを配置することで構成したことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  3. 請求項に記載された自動車用空気調和装置において、
    前記第1ベントドアと前記第2ベントドアは、それぞれドア軸に対し所定の折れ角度を持つ通路開口部側ドア部と吹出口側ドア部を有し、
    前記通路開口部側ドア部は、マックスクール時、前記冷風バイパス通路開口部の上側開口端と下側開口端に接し、温調風吹き出し時、前記ミックス風通路開口部からミックス風を導入する角度設定とし、
    前記吹出口側ドア部は、マックスクール時、前記ベント吹出口の上側内面と下側内面に接し、温調風吹き出し時、冷風をミックス風により上下からノズル状に挟み込む角度設定としたことを特徴とする自動車用空気調和装置。
  4. 請求項乃至請求項の何れか1項に記載された自動車用空気調和装置において、
    前記冷風バイパス通路開口部に至る冷風バイパス通路は、マックスクールドアを通った冷風を、デフ吹出口へ向かうミックス風通路を迂回するようにバイパスさせ、ミックス風通路から独立して設定したことを特徴とする自動車用空気調和装置。
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