JP5349107B2 - 樹脂封止シートの製造方法及び樹脂封止シート - Google Patents
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発電部分を保護する部材としては、発電に必要な光透過を確保するために、光入射側には透明ガラスや透明樹脂を使用している。反対側の部材には、バックシートと言われるアルミ箔、フッ化ポリビニル樹脂(PVF)、ポリエチレンテレフタレート(PET)やそのシリカ等のバリアーコート加工の積層シートが使用されている。そして発電素子を樹脂封止シートで挟み込み、ガラスやバックシートでさらに外部を被覆して熱処理を施すことにより樹脂封止シートを溶融し、全体を一体化封止(モジュール化)している。
上述した樹脂封止シートは、次の(1)〜(3)が特性として要求される。すなわち、(1)ガラス、発電素子、バックシートとの良好な接着性、(2)高温状態における樹脂封止シートの溶融に起因する発電素子の流動防止性(耐クリープ性)、(3)太陽光の入射を阻害しない透明性、である。このような観点から、樹脂封止シートは、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)に、紫外線劣化対策として紫外線吸収剤、ガラスとの接着性向上のためのカップリング剤、架橋のための有機過酸化物等の添加剤を配合し、カレンダー成形やTダイキャストにより製膜されている。さらに長期に亘って太陽光に曝されることに鑑み、樹脂の劣化による光学特性の低下の防止を図るため、耐光剤等の各種添加剤が配合されている。これにより、長期にわたり太陽光の入射を阻害しない透明性を維持している。
上述したような樹脂封止シートにより太陽電池をモジュール化する形態として、ガラス/樹脂封止シート/結晶系シリコンセル等の発電素子/樹脂封止シート/バックシートの順で重ね合わせ、ガラス面を下にして専用の太陽電池真空ラミネーターを用いて、樹脂の溶融温度以上(EVAの場合は150℃の温度条件)で予熱する工程とプレス工程を経て、樹脂封止シートを溶融して貼り合わせる方法がある。当該方法においては、先ず、予熱工程で樹脂封止シートの樹脂が溶融し、プレス工程で溶融した樹脂に接している部材と密着して真空ラミネートされる。このラミネート工程においては、(i)樹脂封止シートに含有されている架橋剤、例えば有機過酸化物が熱分解し、EVAの架橋が促進された後、(ii)樹脂封止シートに含有しているカップリング剤が接触している部材と共有結合する。これにより、互いの接着性がより向上し、高温状態における樹脂封止シートの溶融に起因する発電部分の流動が防止(耐クリープ性)され、ガラス、発電素子、バックシートとの優れた接着性が実現されるのである。
特許文献2には、電子線照射を施したエチレン共重合体からなる太陽電池素子封止材料が開示されている。エチレン共重合体の代表例として、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)やエチレン−不飽和カルボン酸エステル共重合体及びエチレン−不飽和カルボン酸共重合体から選ばれた樹脂を用いて、架橋ゲル化率65%以上の高い架橋度を付与することにより、封止材料が流動したり、変形したりすることを防止した耐クリープ性を有する太陽電池素子封止材料を提供できることが記載されている。
特許文献3には、架橋剤及びシランカップリング剤を配合したエチレンビニルアセテート共重合体からなるシートであって、エンボス加工を施した後に、一定のゲル分率まで放射線架橋させた例が開示されている。
特許文献3には、エンボス加工柄や巻取張力等の詳細に関する記載はなく、巻物のブロッキング対策に対する具体的な解決策は明示されていない。また、電子線照射により熱収縮が改善する旨の記載があるが、照射前のシートの熱収縮率が高く、そのため電子線照射時の加工安定性が不十分である。
[1]
以下の(i)〜(iii)の工程をこの順で含む、樹脂封止シートの製造方法:
(i)架橋剤を実質的に含まない、熱可塑性樹脂を加熱溶融してシート化する工程、
(ii)前記工程(i)で得られたシートにエンボス加工を施す工程、
(iii)前記工程(ii)でエンボス加工されたシートに電離性放射線による架橋処理を施す工程。
[2]
前記エンボス加工時に与えられる熱によって樹脂封止シートの配向を緩和する、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法。
[3]
前記電離性放射線による架橋処理時に発生する熱によって樹脂封止シートの配向を緩和する、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法。
[4]
前記エンボス加工後にシートを冷却する工程をさらに含む、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法。
[5]
シートを巻物状に巻き取る工程をさらに含み、その際の巻取張力が3〜200N/1000mm幅である、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法。
[6]
前記工程(i)により得られるシートの熱収縮率が、{(Tm)−10}℃において0〜15%である、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法(ここで、Tmは熱可塑樹脂の融点を示す)。
[7]
前記工程(ii)において、2対のニップロールの間にエンボスロールを配し、前記エンボスロールの速度を1としたときに前記2対のニップロールの速度比を0.8〜1.2の範囲に調整する、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法。
[8]
前記電離性放射線による架橋処理後のシートのゲル分率が2〜65質量%である、上記[1]記載の樹脂封止シートの製造方法。
[9]
前記エンボス加工が、樹脂封止シートの少なくとも片面に施されており、エンボス加工深さが10μm以上300μm以下であり、エンボス加工の模様が、縞、布目、梨地、皮紋、ダイヤ格子、合成皮革様しぼ模様、ピラミッド模様(四角錘)からなる群のいずれかに属する模様であり、エンボス加工による全面積に対する凸部分の面積比率が5〜50%である、上記[1]〜[8]のいずれかに記載の樹脂封止シートの製造方法。
[10]
上記[1]記載の方法で製造された樹脂封止シート。
(i)熱可塑性樹脂を加熱溶融してシート化する工程、
(ii)前記工程(i)で得られたシートにエンボス加工を施す工程、
(iii)前記工程(ii)でエンボス加工されたシートに電離性放射線による架橋処理を施す工程。
工程(i)は、熱可塑性樹脂を加熱溶融してシート化する工程である。ここで、「シート化」とは加熱溶融した樹脂をシート状に成形することをいう。シート化する方法としては、Tダイや環状ダイによる押出成形法、インフレーション成形法、射出成形法、熱プレス成形法、カレンダー成形法等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、加熱溶融後にシートを冷却する方法として、冷水による冷却(水冷)、風による冷却(空冷)、ロールによる冷却等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、加熱溶融してシート状に成形した後、冷却する前にエンボス加工を施してもよい。シートは単層でも多層でもよく、多層の場合、多層化する方法として、多層ダイによる押出や、フィルムを貼り合わせる(ラミネート)等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
工程(ii)は、工程(i)で得られたシートにエンボス加工を施す工程である。エンボス加工は、加熱溶融によるシート化工程からシートを巻き取るまでの間に施してもよく、シート化工程で一旦巻物にした後、オフラインで実施してもよい。エンボス加工を施していないシートはブロッキングしやすいため、エンボス加工はシート化工程から巻き取るまでの間に施す方が好ましい。
工程(iii)は、工程(ii)でエンボス加工されたシートに電離性放射線による架橋処理を施す工程である。電離性照射線による架橋処理とは、樹脂封止シートにα線、β線、γ線、中性子線、電子線等の電離性放射線を照射し、シートを構成するポリマーを架橋させることである。α線、β線、γ線、中性子線、電子線等の電離性放射線を照射させて架橋することで、熱可塑性樹脂、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体の共重合体等の側鎖部分の脱離による有機酸やパーオキサイド等の未反応成分を樹脂中に残留させることを防止し、未反応成分による太陽電池セルや導電性機能層又は配線への悪影響を防止できる。
ゲル分率(wt%)=(抽出後の試料質量/抽出前の試料質量)×100
樹脂封止シートが単層構造を有する場合、良好な透明性、柔軟性、被接着物の接着性や取扱性を確保する観点から、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸共重合体、エチレン−脂肪族不飽和カルボン酸エステル共重合体、及びポリオレフィン系樹脂よりなる群から選ばれる少なくとも1種の樹脂からなる層であることが好ましい。
本実施の形態における樹脂封止シートは、表面層と、前記表面層に積層された内層とを含む少なくとも2層以上の多層構造を有していてもよい。ここで、樹脂封止シートの両表面を形成する2層を「表面層」といい、それ以外を「内層」という。
JIS−K−7129に準拠して測定した。
JIS―K−7210に準拠して測定した。
ティーエイインスツルメント社製の示差走査熱良計「MDSC2920型」を使用し、樹脂約5mgを0℃から200℃まで20℃/分の速度で昇温させ、200℃で5分間溶融保持した後に−50℃以下まで急冷し、次いで0℃から200℃まで20℃/分で昇温させた際に得られる融解に伴う吸熱ピークの温度を融点とした。
沸騰p−キシレン中で試料を12時間抽出し、不溶解部分の割合を次式により表示したもので、樹脂封止シートの架橋度の尺度として用いた。
ゲル分率(wt%)=(抽出後の試料質量/抽出前の試料質量)×100
{(樹脂の融点)―10}℃に設定した恒温槽の中に100mm角のサンプルを5分間投入した後、サン プルの流れ方向、幅方向それぞれについて寸法を測定し、寸法変化の大きいほうの変化率を熱収縮率とした。
全工程終了後の巻物状の製品をはがし、剥がし易さを評価した。
◎:自然と剥がれる
○:手で容易に剥離可能
×:剥離困難
太陽電池用ガラス板(AGC社製白板ガラス150cm×100cm角:厚さ3mm)/樹脂封止シート/発電部分(単結晶シリコンセル(厚さ250μm):これを6×8列に配置)/樹脂封止シート/太陽電池用ガラス板の順に重ね、LM―SA220型真空ラミネート装置(NPC社製)を用いて、150℃にて真空ラミネート(ラミネート時間:真空時間5分、プレス時間10分)を行い、発電部分の単結晶シリコンセルのずれを測定した。
◎:元の位置からのずれが、0〜3mm
○:元の位置からのずれが、3〜8mm
×:元の位置からのずれが、8mm以上
太陽電池用ガラス板(AGC社製白板ガラス5cmX10cm角:厚さ3mm)/樹脂封止シート/発電部分(単結晶シリコンセル(厚さ250μm)/樹脂封止シート/太陽電池用ガラス板の順に重ね、LM50型真空ラミネート装置(NPC社)を用いて150℃にて真空ラミネートし、発電部分の単結晶シリコンセルの樹脂封止シートとの接触状況を目視にて確認した。
◎:ラミネート時間が真空2分、プレス5分においても、単結晶シリコンセルと樹脂封止シートとの接 触部分がすべて良好。(隙間なし)
○:ラミネート時間が真空5分、プレス10分において単結晶シリコンセルと樹脂封止シートとの接触 部分がすべて良好。(隙間なし)
×:単結晶シリコンセルと樹脂封止シートとの接触部分に隙間が生じた。(ほぼすべてに隙間あり)
太陽電池用ガラス板(AGC社製白板ガラス5cmX10cm角:厚さ3mm)/樹脂封止シート/発電部分(単結晶シリコンセル(厚さ250μm)/樹脂封止シート/太陽電池用ガラス板の順に重ね、LM50型真空ラミネート装置(NPC社)を用いて真空ラミネートし、積層した太陽電池の一方のガラス板を85℃に設定した恒温槽の壁面に固定し、24時間放置し、他方のガラス板とのズレを測定した。
◎:ガラス板のズレはなし
○:ガラス板のずれが3mm以下
×:ガラス板のズレが3mm以上。
<熱可塑性樹脂>
(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体
(実施例1〜17、実施例24〜31、比較例1〜4)
東ソー社製 ウルトラセン751
(実施例18)
東ソー社製 ウルトラセン631
(実施例19)
東ソー社製 ウルトラセンYX13
(2)線状超低密度ポリエチレン
ダウ・ケミカル日本社製 Engage8180
(3)低密度ポリエチレン
旭化成ケミカルズ社製 サンテックM2004
(4)エチレン−プロピレン共重合体
サンアロマー社製 5C30F
(5)エチレン−アクリル酸共重合体
ダウ・ケミカル日本社製 EAA449
<架橋剤>
アルケマ吉富社製 ルペロックス101
[実施例1]
押出機を使用して樹脂を溶融押出し、冷却工程を経た後、エンボス加工、電子線照射による架橋を実施し、巻物状に巻き取った。エンボス加工条件として、IRヒーターを用いてシートに予熱を加え、エンボス加工し、水冷ロールにてシートを冷却した。また、エンボスロールの前後のニップロールはエンボスロールと同速とした。エンボス柄はピラミッド柄とし、加工深さは100μmになるように、エンボスロールニップ圧等を調整した。架橋条件として、加速電圧を500kVとし、ゲル分率が15質量%となるよう照射線量を調整した。架橋工程後、巻き取る際の巻取張力は、5N/1000mm幅とした。得られた樹脂封止シートの巻物の剥離性は良好であり、かつ、ラミネート時の熱収縮や隙間埋め性、耐クリープ性も問題なく、ハンドリング性と実用性を兼ね備えたものであった。
実施例2〜4に示すように、エンボス方式として、加熱ロールを用いて予熱を加えた場合(実施例2)、予熱なく、加熱したエンボスロールで加工した場合(実施例3)、樹脂を溶融押出後、冷却する前にエンボス加工を実施した場合(実施例4)のいずれの場合も巻物の剥離性は良好で、かつ熱収縮による太陽電池発電部セルのずれも発生しない良好なシートが得られた。また、実施例5〜8に示すように、エンボスロール前後の張力条件を変更したが、同様に熱収縮等の良好な樹脂封止シートが得られた。さらに、実施例9〜10に示すように、エンボス加工後の冷却工程を方式変更及び除外したが、同様に熱収縮等の良好な樹脂封止シートが得られた。実施例11〜14に示すように、架橋度(ゲル分率)を変更したが、隙間埋め性や耐クリープ性に大きな問題はなかった。実施例15〜17に示すように、架橋工程後の巻取張力を変更したが、巻きずれや巻物の剥離性に大きな問題はなく、良好な樹脂封止シートが得られた。
熱可塑性樹脂を変更した例を表3に示す。なお、実施条件は実施例1と同じである(ただし、樹脂の融点、架橋特性に合わせ、樹脂溶融温度、エンボス予熱温度、照射条件等は実施例1と同等となるように調整している)。実施例18〜23に示すように、VA含有量の異なるエチレン―酢酸ビニル共重合体や、他のオレフィン系樹脂を用いた場合でも、同様にブロッキング、熱収縮に問題はなく、隙間埋め性、耐クリープ性に優れた樹脂封止シートが得られた。さらに、実施例24に示すように、実施例1で用いた熱可塑性樹脂に架橋剤を添加した場合も同様に、良好な樹脂封止シートが得られた。
工程の一部をオフラインで実施した例を表4に示す。シート化〜エンボスまでを連続で行い、一旦巻物状にした後に架橋工程を実施した場合(実施例25〜27)、シート化後一旦巻取った後に、エンボス加工〜架橋工程を連続して実施した場合(実施例28)、シート化、エンボス加工、架橋をそれぞれ別で実施した場合(実施例29〜31)のいずれも、ブロッキング、熱収縮に問題はなく、隙間埋め性、耐クリープ性に優れた樹脂封止シートが得られた。
比較例を表5に示す。比較例1に示すように、エンボス加工を施さない場合、シートのブロッキングが激しく、巻物の剥離が困難であった。また、比較例2に示すように、電子線照射による架橋を施さない場合、耐クリープ性に劣る結果となった。さらに、比較例3〜4に示すように、シート化工程の後、架橋工程を実施し、その後エンボス加工を行った場合、連続、オフラインに関わらず、表面が活性化されたシートが工程内のロール等に貼りつく等の問題が生じ、加工安定性に問題があった。また、架橋後はエンボス加工が入りにくく、巻物の剥離性に劣る結果となった。
Claims (10)
- 以下の(i)〜(iii)の工程をこの順で含む、樹脂封止シートの製造方法:
(i)架橋剤を実質的に含まない、熱可塑性樹脂を加熱溶融してシート化する工程、
(ii)前記工程(i)で得られたシートにエンボス加工を施す工程、
(iii)前記工程(ii)でエンボス加工されたシートに電離性放射線による架橋処理を施す工程。 - 前記エンボス加工時に与えられる熱によって樹脂封止シートの配向を緩和する、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法。
- 前記電離性放射線による架橋処理時に発生する熱によって樹脂封止シートの配向を緩和する、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法。
- 前記エンボス加工後にシートを冷却する工程をさらに含む、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法。
- シートを巻物状に巻き取る工程をさらに含み、その際の巻取張力が3〜200N/1000mm幅である、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法。
- 前記工程(i)により得られるシートの熱収縮率が、{(Tm)−10}℃において0〜15%である、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法(ここで、Tmは熱可塑樹脂の融点を示す)。
- 前記工程(ii)において、2対のニップロールの間にエンボスロールを配し、前記エンボスロールの速度を1としたときに前記2対のニップロールの速度比を0.8〜1.2の範囲に調整する、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法。
- 前記電離性放射線による架橋処理後のシートのゲル分率が2〜65質量%である、請求項1記載の樹脂封止シートの製造方法。
- 前記エンボス加工が、樹脂封止シートの少なくとも片面に施されており、エンボス加工深さが10μm以上300μm以下であり、エンボス加工の模様が、縞、布目、梨地、皮紋、ダイヤ格子、合成皮革様しぼ模様、ピラミッド模様(四角錘)からなる群のいずれかに属する模様であり、エンボス加工による全面積に対する凸部分の面積比率が5〜50%である、請求項1〜8のいずれか1項記載の樹脂封止シートの製造方法。
- 請求項1記載の方法で製造された樹脂封止シート。
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