JP5348539B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、内燃機関の排気浄化装置に関する。
内燃機関の排出する排気ガスに含まれる窒素酸化物(NOx)を浄化する排気浄化装置として、尿素選択還元排気浄化装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この排気浄化装置は、排気通路に選択還元触媒(SCR)を備える触媒コンバータと、その上流側に設けられた尿素水添加弁とを備える。選択還元触媒は、その触媒担体に、酸化バナジウムなどの触媒金属を担持している。排気通路に尿素水を添加すると、排気ガスの熱により、尿素水が加水分解されてアンモニアが生成され、このアンモニアとNOxが選択還元触媒においてNOxと脱硝反応して窒素と水が生成される。
このような、排気浄化装置では、いわゆるアンモニアスリップが発生しないように、選択還元触媒に吸着されているアンモニアの吸着量を常時管理する必要がある。例えば、特許文献2はアンモニアスリップを抑制する技術を開示している。
特開2003−301737号公報 特開2003−293743号公報
ところで、選択還元触媒は熱負荷、硫黄、炭化水素の被毒等によって経時劣化していき、アンモニアを吸着できる最大量である飽和吸着量が低下していく。飽和吸着量の低下が進んだ場合に、同様の還元剤の添加量制御を継続していると、アンモニアスリップが発生する可能性がある。
一方、選択還元触媒の飽和吸着量が一定であれば、選択還元触媒の入口と出口とにNOxセンサを設け、これらの出力と選択還元触媒の床温に応じたNOx浄化率とに基づいて、アンモニアのスリップ量を検出することは可能である。しかしながら、選択還元触媒の飽和吸着量が低下していくと、その低下は考慮されていないため、アンモニアのスリップ量を正確に検出することは困難である。
本発明の目的は、選択還元触媒からの劣化によるアンモニアスリップの発生を抑制できる内燃機関の排気浄化装置を提供することにある。
本発明に係る内燃機関の排気浄化装置は、内燃機関の排気通路に設けられ、アンモニアを吸着可能で、かつ、排気ガスに含まれるNOxをアンモニアを還元剤として選択的に還元する選択還元触媒と、前記選択還元触媒へ還元剤としての尿素又はアンモニアを添加する還元剤供給手段と、前記排気通路の還元剤供給手段の上流側に設けられた第1のNOxセンサと、前記選択還元触媒の下流側に設けられた第2のNOxセンサと、前記選択還元触媒のアンモニア吸着量が当該選択還元触媒の飽和吸着量に応じた量になるように、前記第1及び第2のNOxセンサの出力に基づいて前記還元剤供給手段による還元剤の添加量を制御する添加量制御手段と、アンモニア吸着能力が相対的に低下する所定の高温域となるまで加熱された前記選択還元触媒の加熱の終了後の床温低下過程において、アンモニアスリップを生じさせるために前記還元剤を添加させ、アンモニアスリップが発生するまでに要したアンモニア量に基づいて前記添加量制御手段に用いる飽和吸着量を補正する飽和吸着量補正手段と、を有することを特徴とする。
上記構成において、前記内燃機関の排気通路の前記選択還元触媒の上流側に設けられ、かつ、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するフィルタをさらに有し、前記選択還元触媒は、前記フィルタの浄化能力を再生させるフィルタ再生処理の実行に伴って、前記所定の高温域となるまで加熱される、構成を採用できる。
上記構成において、前記飽和吸着量補正手段は、前記選択還元触媒が前記高温域の下限を規定する所定温度に達するまでにアンモニアスリップが発生するように、前記還元剤を添加させる、構成を採用できる。
本発明によれば、選択還元触媒からのアンモニアスリップの発生を抑制できる。
本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置の構成を示す概略図である。 選択還元触媒のアンモニア飽和吸着量と床温との関係をグラフである。 PM再生処理時における選択還元触媒の床温の変化を示すグラフである。 ECUによる飽和吸着量補正処理の一例を示すフローチャートである。 アンモニア飽和吸着量補正処理中の各種状態量を示すタイミングチャートである。 アンモニア飽和吸着量補正処理前後の飽和吸着量曲線を示すグラフである。
以下、本発明の好適一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
図1は本発明の一実施形態に係る内燃機関の排気浄化装置の構成図である。
図1において、内燃機関10は、例えば、ディーゼルエンジンであり、この内燃機関10の排気通路15は、熱エネルギーが外部に放出されるのを極力抑制して各種触媒の活性化を促すために、断熱材で覆われている。
排気通路15の上流側には、バーナー60が設けられている。バーナー60には、内燃機関10側から、空気が供給される空気供給経路61及び燃料が供給される燃料供給経路62が接続されている。バーナー60は、燃料供給経路62から供給される燃料を燃焼させ、燃焼ガスを排気通路15に供給する。また、空気供給経路61からの空気量及び燃料供給経路62からの燃料の量を制御することにより、燃焼ガスの空燃比が制御される。バーナー60は、後述するDPF30や選択還元触媒コンバータ35の床温を上昇させるのに用いられる。
バーナー60から排出される燃焼ガスは、完全燃焼した状態で排気通路15に排出されてもよいし、あるいは、未燃燃料を含む状態で排気通路15に排出されてもよい。
排気通路15には、フィルタとしてのDPF(ディーゼル・パティキュレート・フィルタ)30及び選択還元触媒コンバータ35が順に設けられている。
排気通路15において、選択還元触媒コンバータ35の下流には、窒素酸化物の濃度を検出するNOxセンサ95Aが設けられ、選択還元触媒コンバータ35の上流側には、NOxセンサ95Bが設けられ、選択還元触媒コンバータ35の入口には排気温度センサ90が設けられ、これらセンサの検出信号は、ECU100へ入力される。
さらに、排気通路15において、DPF30と選択還元触媒コンバータ35との間には、排気通路15に尿素水溶液を添加するための尿素水添加弁70と、この尿素水添加弁70の下流に設けられて排気ガスEGと尿素水溶液を混合させるための添加弁下流ミキサ80とが設けられている。
DPF30は、排気ガスEGに含まれる粒子状物質(PM)を捕集するフィルタである。DPF30の構造は、周知のように、例えば、金属やセラミクス製のハニカム体で構成されている。DPF30は、PMが所定量堆積すると再生処理が必要である。具体的には、バーナー060により昇温された排気ガスEG及び未燃燃料をDPF30に供給する。これにより、捕集したPMが燃焼処理され、フィルタ機能が再生される。この再生処理におけるDPF30の温度は、例えば、600〜700℃程度となる。なお、DPF30に所定量のPMが堆積したかの判断は、周知技術であるので、説明を省略する。また、DPF30は、貴金属からなる酸化触媒を担持する構成としてもよい。DPF30の再生処理は、バーナー60で加熱するのではなく、いわゆるポスト噴射や燃料添加によっても可能である。
尿素水添加弁70は、尿素水溶液を収容するタンク75から尿素水が供給され、ECU100からの制御信号に応じた量の尿素水を排気通路15に添加する。
選択還元触媒コンバータ35は、尿素添加弁70から添加される尿素水溶液を還元剤として用いて、排気ガスEGに含まれるNOxを選択的に還元して窒素ガスと水にする。具体的には、排気ガスEG中に添加された尿素水溶液は、排気ガスEGの熱により加水分解されてアンモニアに変化し、選択還元触媒コンバータ35に吸着保持される。この触媒コンバータ35に吸着保持されたアンモニアがNOxと反応し、水と無害な窒素に還元される。選択還元触媒コンバータ35のアンモニア吸着量が飽和吸着量を超えると、アンモニアスリップが発生する可能性があり、少なすぎると、NOxを十分に浄化できない可能性がある。なお、還元剤として、尿素の代わりに、アンモニアを直接供給することも可能である。
選択還元触媒コンバータ35は、周知の構造であり、例えば、Si、O、Alを主成分とすると共にFeイオンを含むゼオライトから構成されたものや、例えば、酸化アルミニウムアルミナからなる基材の表面にバナジウム触媒(V2O5)を担持させたものなどを用いることができ、特に、これらに限定されるわけではない。
ECU100は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等のバックアップ用メモリ、A/D変換器やバッファ等を含む入力インターフェース回路、駆動回路等を含む出力インターフェース回路を含むハードウエアと所要のソフトウエアで構成される。ECU100は、排気温度センサ90、NOxセンサ95A,95Bなどからの信号に基づいて、選択還元触媒のアンモニア吸着量が当該選択還元触媒の飽和吸着量に基づく目標吸着量となるように尿素水添加弁70からの還元剤としての尿素水の添加量を制御する尿素水添加量制御や、後述するアンモニア飽和吸着量補正処理等の各種処理を実行する。
尿素水添加量制御においては、選択還元触媒のアンモニア吸着量が、例えば、飽和吸着量に対して所定の割合の目標吸着量となるように、尿素水の添加量が制御される。すなわち、上流側のNOxセンサ95Bの出力から得られる選択還元触媒に流入するNOx量、下流側のNOxセンサ95Bから得られるNOx量及びアンモニア量、及び、予め求められている選択還元触媒の触媒床温に応じたNOx浄化率から算出される選択還元触媒のアンモニア吸着量が、上記した目標吸着量になるように尿素水添加量を制御する。なお、目標吸着量は、アンモニアスリップを抑制し、NOx浄化能力を確保する観点等から適宜設定され、床温に応じて変化させることもできる。
次に、本発明の基本的原理について説明する。
まず、選択還元触媒のアンモニア飽和吸着量は、図2に示すように、温度が上昇するにしたがって増大し、最大値をとったあとは減少していき、高温になるほどアンモニア飽和吸着量は急激に減少していく。本発明では、この選択還元触媒の高温域の飽和吸着量の特性を利用する。
すなわち、選択還元触媒を車両の通常走行時よりも高い、アンモニア吸着能力が相対的に低下する高温域まで選択還元触媒を加熱する。この加熱には、後述するように、選択還元触媒の上流側に配置されるDPF30の再生処理(PM再生処理ともいう。)を利用する。PM再生処理の実行に伴って、DPF30から高温の排気ガスが排出され、この高温の排気ガスにより選択還元触媒も上記の高温域まで加熱される。
PM再生処理が実行されると、図3に示すように、選択還元触媒は温度T0よりも高い温度T2まで加熱される。PM再生処理の実行前に尿素水の添加を中断して、選択還元触媒を温度T2まで加熱すると、選択還元触媒のアンモニア吸着量は略ゼロとなる。PM再生処理が終了すると、選択還元触媒の触媒床温は、徐々に低下していく。この床温低下過程において、アンモニアスリップを発生させるためにアンモニア(尿素)を選択還元触媒へ添加する。なお、このアンモニアスリップを発生させるまでの期間を、図3においは、飽和吸着量学習期間としている。
この飽和吸着量学習期間において添加すべきアンモニア添加量は、好適には、温度T0における劣化していない選択還元触媒のアンモニア飽和吸着量に相当するアンモニア量に、選択還元触媒コンバータ35に流入するNOxを浄化するためのアンモニア量を加えた量である。このような量のアンモニアを選択還元触媒に添加すれば、選択還元触媒が劣化している場合にはアンモニア飽和吸着量も低下しているので、温度T0に達する時間X0よりも前の時間X1において確実にアンモニアスリップが発生する。
ここで、アンモニアスリップが発生したかの判断は、選択還元触媒コンバータ35の下流に設けられたNOxセンサ95Aの出力と、選択還元触媒コンバータ35の上流に設けられたNOxセンサ95Bの出力と、選択還元触媒の触媒床温に対するNOx浄化率のマップとを用いて行う。NOxセンサはNOxとアンモニアのいずれにも反応する。このため、NOxセンサ95Bの出力と選択還元触媒の触媒床温に対するNOx浄化率のマップとを用いて、NOxセンサ95Aの出力に含まれるアンモニア量を算出する。そして、算出したアンモニア量が所定のしきい値を超えた場合には、アンモニアスリップが発生したと判断する。このアンモニアスリップが発生するまでに添加したアンモニア添加量からNOxの浄化で消費されたアンモニア量を差し引いたアンモニア量が選択還元触媒の飽和吸着量と判断する。このアンモニアの飽和吸着量を、尿素水添加量制御の飽和吸着量として新たに使用する。すなわち、尿素水添加量制御に用いる飽和吸着量を補正し、アンモニアスリップが生じないように、補正後の飽和吸着量に応じた目標吸着量を新たな飽和吸着量に応じて補正する。
次に、ECU100による飽和吸着量補正処理の一例について図4に示すフローチャート及び図5に示すタイミングチャートを参照して説明する。なお、図4に示す飽和吸着量補正ルーチンは、PM再生処理が実行されたときに実行される。また、PM再生処理が実行される直前に尿素水の添加は中断されているものとして説明する。
先ず、PM再生処理が終了したか、すなわち、選択還元触媒のアンモニア吸着量が略ゼロになったかを判断する(ステップS1)。PM再生処理が終了した場合には、図5(a)に示すように、一定量の尿素水の添加を開始する(ステップS2)。
PM再生処理が終了すると、触媒床温は、図5(b)に示すように、徐々に低下していく。この触媒床温の低下に伴い、選択還元触媒のアンモニア飽和吸着量は、図5(b)の点線で示すように、徐々に増加していく。そして、尿素水の添加を開始すると、選択還元触媒のアンモニア吸着量は、徐々に増加していき、アンモニア飽和吸着量に近づいていく。
次いで、選択還元触媒コンバータ35の出口側に設けられたNOxセンサ95Aの出力が、所定のしきい値Thを超えているかを判断する(ステップS3)。しきい値Thは、アンモニアスリップが発生していると判断するための値である。図5(b)及び(d)に示すように、選択還元触媒のアンモニア吸着量が増加していき、アンモニア飽和吸着量に近づくと、NOxセンサ95Aの出力が大きくなり、アンモニアスリップが発生した時点X1の付近でしきい値Thを超える。
次いで、アンモニアスリップの発生を検出すると、触媒床温T1における選択還元触媒のアンモニア飽和吸着量Naを算出する(ステップS4)。すなわち、新たにアンモニア飽和吸着量Naを学習する。
そして、算出したアンモニア飽和吸着量Naに基づく尿素水添加量制御に移行する(ステップS5)。これにより、尿素水添加量制御においては、選択還元触媒のアンモニア吸着量がアンモニア飽和吸着量Naに応じた目標吸着量になるように、尿素水の添加量が制御される。具体的には、例えば、図6に示すように、触媒床温T1におけるアンモニア飽和吸着量補正前(学習前)のアンモニア飽和吸着量Nbが新たなアンモニア飽和吸着量Naに更新される。補正前後のアンモニア飽和吸着量の比Na/Nbを補正前の各触媒床温でのアンモニア飽和吸着量に掛け合わせることにより、点線で示すように、各触媒床温での新たなアンモニア飽和吸着量が得られる。尿素水添加量制御においては、この各触媒床温でのアンモニア飽和吸着量に応じてアンモニア吸着量の目標吸着量が設定され、選択還元触媒のアンモニア吸着量がこの目標吸着量になるように尿素水の添加量が制御される。この結果、選択還元触媒の経時劣化が進んでアンモニアを吸着する能力が低下していったとしても、それに応じて目標吸着量も低く設定されるので、アンモニアスリップの発生が抑制される。
上記実施形態では、尿素水の添加を中断し、PM再生処理終了後に再開する構成としたが、継続して尿素水を添加してもよい。この場合には、選択還元触媒を高温域の所定温度まで加熱した状態で、アンモニア吸着量はゼロにはならないが、この高温域の所定温度でのアンモニア吸着量を触媒床温等から推定することにより、アンモニア飽和吸着量を算出可能である。
上記実施形態では、高温域の下限温度T0に達するまでに、アンモニアスリップを発生させる構成とした。これにより、飽和吸着量を学習するための尿素水の量が少なくて済み、また、飽和吸着量を学習するのに要する時間も短くて済む。しかしながら、下限温度T0より低い温度でアンモニアスリップを発生させて飽和吸着量を算出することも可能である。
上記実施形態では、DPF30を備え、このDPF30の再生処理を利用して選択還元触媒を加熱する場合について説明したが、本発明はこれに限定されない。DPF30を備えていない場合や、DPF30が選択還元触媒コンバータ35の下流側に設けられている場合には、バーナーやヒータを用いて選択還元触媒を加熱してもよいし、急加速時などの高負荷が内燃機関にかかった際の排気ガスの温度上昇を利用して高温域に温度を上昇させることも可能である。
10…内燃機関
15…排気通路
30…DPF(フィルタ)
35…選択還元触媒コンバータ
60…バーナー
70…尿素水添加弁
100…ECU
95A,95B…NOxセンサ

Claims (2)

  1. 内燃機関の排気通路に設けられ、アンモニアを吸着可能で、かつ、排気ガスに含まれるNOxをアンモニアを還元剤として選択的に還元する選択還元触媒と、
    前記選択還元触媒へ還元剤としての尿素又はアンモニアを添加する還元剤供給手段と、
    前記排気通路の還元剤供給手段の上流側に設けられた第1のNOxセンサと、
    前記選択還元触媒の下流側に設けられた第2のNOxセンサと、
    前記選択還元触媒のアンモニア吸着量が、当該選択還元触媒の飽和吸着量に応じた目標吸着量になるように、前記第1及び第2のNOxセンサの出力に基づいて前記還元剤供給手段による還元剤の添加量を制御する添加量制御手段と、
    アンモニア飽和吸着量が最大値となる温度を含む低温域から離れ、かつ、アンモニア吸着能力が前記低温域におけるアンモニア吸着能力よりも低下する所定の高温域となるまで加熱された前記選択還元触媒の加熱の終了後の床温低下過程において、アンモニアスリップを生じさせるために前記還元剤を添加させ、当該アンモニアスリップが発生するまでに要したアンモニア量に基づいて前記添加量制御手段に用いる飽和吸着量を補正する飽和吸着量補正手段と、
    を有し、
    前記飽和吸着量補正手段は、アンモニア飽和吸着量が最大値となる温度を含む低温域から離れ、かつ前記高温域の下限を規定するあらかじめ定めた所定温度に達するまでにアンモニアスリップが発生するように、前記還元剤を添加させる、
    ことを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 前記内燃機関の排気通路の前記選択還元触媒の上流側に設けられ、かつ、排気ガスに含まれる粒子状物質を捕集するフィルタをさらに有し、
    前記選択還元触媒は、前記フィルタの浄化能力を再生させるフィルタ再生処理の実行に伴って、前記所定の高温域となるまで加熱される、ことを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置。
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