JP5346710B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば電子写真方式を利用した画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式を利用した画像形成装置が広く用いられている。画像形成装置は、用紙等のシートにトナー画像を形成するものであって、トナー像が形成される、感光体ドラムや転写ベルト等の像担持体と、像担持体との間でニップ部を形成し、ニップ部においてトナー像をシートに転写させる転写部材と、シートをニップ部に案内するガイド部材とを含む。
ガイド部材は、シート上に良好な転写画像を形成するうえでは、重要な構成要素である。例えば特許文献1の画像形成装置では、一対の転写前上ガイドおよび転写前下ガイドを用いている。転写前下ガイドの先端には、ニップ部のニップ接線から見て感光体ドラム側に位置するように設定された弾性体が延設されている。弾性体の材料および延設長さを適切に設定することにより、シートとの接触による弾性体の摩擦帯電に起因する感光体ドラム上のトナーの引き付けを抑制している。これにより、シートの裏汚れを抑制している。
特開2001−117375号公報
しかしながら、特許文献1の画像形成装置では、シートは、ニップ接線から見て感光体ドラム側に位置している弾性体からニップ部にガイドされるため、シートの後端部分は、弾性体を通過して該弾性体から離れた瞬間にばたつく(いわゆる、バンディング)傾向にある。そのため、シートの後端部分において画像散り等の画像劣化が発生する。したがって、特許文献1の画像形成装置は、シートの裏汚れを抑制しているものの、良好な転写画像、ひいては高画質のトナー画像を形成することは困難である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑み、シートの後端部分において画像散り等の画像劣化を抑制して、良好な転写画像を形成することが可能なガイド部を備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、前記像担持体との間でニップ部を形成し、該ニップ部において前記トナー像をシート上に転写する転写部材と、前記シートを前記ニップ部に搬送するガイド部と、を備え、前記ガイド部は、前記ニップ部に向かって延びる第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材に沿って延び、前記第1ガイド部材との間でシート搬送路を形成する第2ガイド部材とを含み、前記第1ガイド部材は、先端部と、前記ニップ部側に面する先端面を備え前記シートの搬送方向上流側において前記先端部に連なる板状の先端基部とを有しており、前記先端部は、前記先端面に固定され、前記ニップ部側に突出する第1突出部と、前記先端基部における前記シート搬送路とは反対側の面に固定され、前記第1突出部よりも前記ニップ部側に突出する板状の第2突出部と、を備え、前記搬送方向と交差する断面視において、前記先端基部と、前記第1突出部と、前記第2突出部とが、階段状に配置され、前記先端部の前記第2突出部は、前記ニップ部の前記搬送方向における上流点を通るニップ接線から見て前記転写部材側に位置し、前記先端基部は、前記ニップ接線から見て前記像担持体側に位置する。
本発明に係る画像形成装置によれば、ニップを形成する上流から見て像担持体側に位置する先端基部の位置と、ニップ部の位置とによって搬送姿勢が定められたシートの後端部分は、先端基部を通過して該先端基部を離れた後、ニップ接線から見て転写部材側に位置する先端部の第2突出部に沿ってニップ部に向けてガイドされる。そのため、シートの後端部分は、先端基部を離れた後であってもばたつくことがない(いわゆる、バンディングしない)。これにより、バンディングに起因する画像散り等の画像劣化が抑制される。その結果、良好な転写画像の形成、ひいては高画質のトナー画像の形成が可能である。また、この構成によれば、第2突出部を、ニップ接線から見て転写部材側に位置し、かつ先端基部よりもニップ部に近接するように先端基部に固定するだけで、第2突出部を構成できる。
本発明の好ましい実施形態では、前記第1ガイド部材は板金製である
この構成によれば、第1ガイド部材は板金製なので、ニップ接線から見て転写部材側に位置する先端部を容易にかつ精度良く形成することができる。
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、前記シートは、その後端部分において前記トナー画像が転写されない余白部分を有しており、前記第2突出部は、前記ニップ部に向く突出先端面を有しており、前記シートの前記搬送方向から見た前記ニップ部における上流点と、前記突出先端面との間の距離は、前記搬送方向から見た前記余白部分の寸法と略同一に設定されている。
この構成によれば、第2突出部突出先端面とニップ部上流点との間の距離は、シートの後端部分における余白部分の寸法と略同一に設定されているので、シートの後端部分が板状部材から離れて若干ばたついても、画像散り等の画像劣化を懸念する必要はない。
本発明に係る画像形成装置によれば、シートの後端部分において画像散り等の画像劣化を抑制して、良好な転写画像を形成することが可能である。
本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す断面図である。 画像形成装置におけるガイド部およびその周辺部分の拡大図であり、第1形態の第1ガイド部材を示す。 画像形成装置におけるガイド部およびその周辺部分の拡大図であり、第2形態の第1ガイド部材を示す。 画像形成装置におけるガイド部およびその周辺部分の拡大図であり、第3形態の第1ガイド部材を示す。 画像形成装置におけるガイド部およびその周辺部分の拡大図であり、第4形態の第1ガイド部材を示す。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置の内部構造を概略的に示す。画像形成装置10は、例えばタンデム式のカラープリンタであり、箱形を呈する装置本体11を含む。装置本体11は、内部に、コンピュータ等の外部機器から伝送された画像情報に基づき画像を形成する画像形成部12と、画像形成部12によって形成され、用紙Pに転写された画像に定着処理を施す定着部13と、転写用の用紙Pを貯留する用紙貯留部14とを含む。装置本体11の上部には、定着処理後の用紙Pが排出される用紙排出部15が設けられている。
画像形成部12は、用紙貯留部14から給紙された用紙(シート)Pにトナー画像を形成するものであって、本実施形態では、上流側(図1の紙面の右方)から下流側へ向けて順次配設された、マゼンタ色のトナー(現像剤)を用いるマゼンタ用ユニット12Mと、シアン色のトナーを用いるシアン用ユニット12Cと、イエロー色のトナーを用いるイエロー用ユニット12Yと、ブラック色のトナーを用いるブラック用ユニット12Kとを含む。
各ユニット12M,12C,12Y,12Kは、感光体ドラム121および現像装置122を含む。感光体ドラム121は、周面に静電潜像およびこの静電潜像に沿ったトナー像(可視像)を形成するものであって、図1において反時計方向に回転しつつ対応する現像装置122からトナーの供給を受ける。各現像装置122は、装置本体11の前面側(図1の紙面の表側)に配設された図略のトナーカートリッジからトナーの補給を受ける。
各感光体ドラム121の直下位置には、帯電装置123が設けられているとともに、各帯電装置123の下方位置には露光装置124が設けられている。各感光体ドラム121は、帯電装置123によって周面が一様に帯電され、コンピュータ等から入力された画像データに基づく各色に対応したレーザー光が露光装置124から帯電後の感光体ドラム121の周面に照射される。これにより、各感光体ドラム121の周面に静電潜像が形成される。そして、静電潜像に現像装置122からトナーが供給されると、感光体ドラム121の周面にトナー像が形成される。
感光体ドラム121の上方には、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間に張設された転写ベルト125が配設されている。転写ベルト125は、各感光体ドラム121に対応して設けられた転写ローラ126によって感光体ドラム121の周面に押し付けられた状態で、各感光体ドラム121と同期しながら駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間を周回する。
駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間であって、従動ローラ125b側へ寄った位置にテンションローラ125cが設けられている。テンションローラ125cは、転写ベルト125に張力を与えるものであり、図略の付勢部材の付勢力で上方に付勢されている。したがって、転写ベルト125は、駆動ローラ125aと従動ローラ125bとの間でテンションローラ125cにより上方に押し上げられている。
転写ベルト125の周回と共に、転写ベルト125の表面(像担持面)に対して、まず、マゼンタ用ユニット12Mの感光体ドラム121によるマゼンタのトナー像の一次転写が行なわれる。ついで、転写ベルト125におけるマゼンタトナー像の転写位置に、シアン用ユニット12Cの感光体ドラム121によるシアンのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。以下同様にして、イエロー用ユニット12Yによるイエローのトナー像の転写、およびブラック用ユニット12Kによるブラックのトナー像の転写が重ね塗り状態で行なわれる。これにより、転写ベルト125の表面にカラーのトナー像が形成される。
各感光体ドラム121の図1における左方位置には、感光体ドラム121の周面上の残留トナーを除去して清浄化するドラムクリーニング装置127が設けられている。ドラムクリーニング装置127によって清浄化処理された感光体ドラム121の周面は、新たな帯電処理のために帯電装置123へ向かう。ドラムクリーニング装置127で感光体ドラム121の周面から取り除かれた廃トナーは、所定の経路を通って図略のトナー回収ボトルに回収される。
画像形成部12の図1における左方位置には、上下方向に延びる用紙搬送路111が形成されている。用紙搬送路111には、適所に搬送ローラ対110が設けられており、用紙貯留部14からの用紙Pは、搬送ローラ対110の駆動で転写ベルト125へ向けて搬送される。また、用紙搬送路111には、駆動ローラ125aと対向した位置で転写ベルト125の表面(像担持面)に当接した二次転写ローラ113が設けられている。二次転写ローラ113は転写ベルト125の像担持面との間で転写ニップ部Nを形成する。用紙Pは、転写ニップ部Nにおいて転写ベルト125と二次転写ローラ113とに押圧挟持され、これにより、転写ベルト125上のトナー像が用紙Pに二次転写される。
さらに、用紙搬送路111における転写ニップ部Nの下方には、一対のレジストローラ112が配設されている。レジストローラ112は、用紙Pを転写ニップ部Nに向けて適切なタイミングで搬送すると共に、用紙Pの斜め送りを修正する。転写ニップ部Nとレジストローラ対112との間には、用紙Pを転写ニップ部Nに向けてガイドするガイド部20が配設されている。
用紙貯留部14は、装置本体11の図1における右側壁に開閉自在に設けられた手差しトレイ141と、装置本体11内における露光装置124より下方位置に挿脱可能に装着された用紙トレイ142とを含む。用紙トレイ142には複数枚の用紙Pが積層されてなる用紙束P1が貯留される。用紙トレイ142は、上方に開口した箱体で構成され、用紙束P1が貯留可能になっている。用紙トレイ142に貯留された用紙束P1の最上位の用紙Pは、ピックアップローラ143の駆動で用紙搬送路111へ向けて1枚ずつ繰り出される。用紙トレイ142から繰り出された用紙Pは、搬送ローラ対112の駆動で用紙搬送路111を通って転写ニップ部Nへ向けて搬送される。
定着部13は、二次転写された用紙P上のトナー像に対して定着処理を施す。定着部13は、内部に加熱源である通電発熱体を有する加熱ローラ131と、加熱ローラ131と対向配置された定着ローラ132と、定着ローラ132および加熱ローラ131間に張設された定着ベルト133と、定着ベルト133を介して定着ローラ132と対向配置された加圧ローラ134とを含む。定着部13へ供給された用紙Pは、加圧ローラ134と高温の定着ベルト133との間を通過しながら定着ベルト133からの熱を得て定着処理が施される。定着処理の完了したカラー印刷済みの用紙Pは、定着部13の上部から延設された排紙搬送路114を通って用紙排出部15の排紙トレイ151へ向けて排出される。
以下、用紙Pを転写ニップ部Nにガイドするガイド部20について説明する。ガイド部20は、一対のレジストローラ112のうちの図1では左側のレジストローラ112の近傍位置から転写ニップ部Nに向かって上方に延びる第1ガイド部材21と、右側のレジストローラ112の近傍位置から第1ガイド部材21に沿って上方に延びる第2ガイド部材22とを含む。
第1ガイド部材21には、種々の形態があり、以下、主に第1ガイド部材21の第1形態〜第4形態、およびそれらの第1形態〜第4形態を採用したガイド部20について図2〜図5を参照しながら説明する。
(第1形態)
図2は、第1形態の第1ガイド部材21Aを採用したガイド部20およびその周辺部分の拡大図である。第1ガイド部材21Aは、駆動ローラ125aおよび二次転写ローラ113の長手方向に沿って延びる剛体製の、例えば板金製の板状の部材であって、左側のレジストローラ112の近傍位置で保持部材40に保持された第1基端部23と、第1基端部23から右側のレジストローラ112側に図2では右方向に傾斜する第1傾斜部24と、第1傾斜部24から略垂直に駆動ローラ125aに向かって延びる第1中間部25と、第1中間部25から転写ニップ部Nに向かって図2では左方向に傾斜する第2傾斜部26と、第2傾斜部26から転写ニップ部Nに向かってさらに左方向に傾斜する先端部32とからなる。第1基端部23、第1傾斜部24、第1中間部25、第2傾斜部26および先端部32は、曲げ加工によって形成されている。図2では、先端部32と二次転写ローラ113とが接触した状態で示されているが、実際にはそれらの間には若干の隙間が存在している。第1ガイド部材21Aは、本実施形態では、用紙Pの転写面とは反対側の裏面に向く部材である。
第2ガイド部材22は、駆動ローラ125aおよび二次転写ローラ113の長手方向に沿って延びる板状の部材であって、右側のレジストローラ112の近傍位置で所定のフレームに固定された第2基端部27と、第2基端部27から略垂直に駆動ローラ125aに向かって延びる第2中間部28と、第2中間部28から左方向に転写ニップ部Nに向かって傾斜する傾斜部30とからなる。第2ガイド部材22は、本実施形態では、用紙Pの転写面に向く部材である。第1ガイド部材21の第2傾斜部26は、傾斜部30よりも転写ニップ部Nに向かって突出している。このように構成された第1ガイド部材21Aおよび第2ガイド部材22によって、ガイド部20における用紙搬送路111は、一対のレジストローラ112から転写ニップ部Nに向けて左方向に若干湾曲しつつ延びている。
第1ガイド部材21Aと第2ガイド部材22とは所定の隙間G1を介して互いに離間している。この隙間G1が用紙搬送路111の一部を形成している。隙間G1は0.5mm以上に設定されている。用紙Pは、第1ガイド部材21Aおよび第2ガイド部材22間でガイドされているときに第1ガイド部材21Aおよび第2ガイド部材22に接触するが、隙間G1を上記のように設定すれば、用紙Pの第1ガイド部材21Aおよび第2ガイド部材22に対する接触に起因する負荷が軽減されるので、用紙Pを良好に転写ニップ部Nに向けてガイドすることができる。
第1ガイド部材21Aでは、先端部32と第2傾斜部26とを連結する連結部、つまり先端部32の先端基部33から、第2傾斜部26の略全体にわたる部分が、転写ニップ部Nのニップ接線L1から見て転写ベルト125側に位置し、これに対し、先端部32はニップ接線L1から見て二次転写ローラ113側に位置している。したがって、一対のレジストローラ112から排出された用紙Pは、転写ニップ部Nに搬送される際には、先端基部33の位置と転写ニップ部Nの位置とによって転写ニップ部Nに突入する搬送姿勢が定められる。
また、先端部32と転写ベルト125との間の隙間G2(具体的には、先端部32の用紙搬送面と転写ベルト125の像担持面との間の隙間)は、0.2mm〜1.0mm、好ましくは0.35mm〜0.7mmに設定されている。隙間G2を0.2mm以上に設定することで、用紙Pとの接触摩擦によって摩擦帯電した先端部32に転写ベルト125上のトナー像のトナーが引き付けられて、先端部32にトナーが付着することを抑制している。一方、隙間G2を1.0mm以下に設定することで、用紙Pは、前記搬送姿勢を保ちつつ、転写ニップ部Nに向けて適正な突入角度で搬送される。
さらに、第1形態では、隙間G2は、先端部32が先端基部33から二次転写ローラ113に向かって延びるにつれて徐々に大きくなるように設定されている。言い換えれば、先端部32は転写ベルト125から外に離間するように二次転写ローラ113に向かって延びている。
上記構成の第1形態の第1ガイド部材21Aを採用したガイド部20によれば、先端基部33の位置と転写ニップ部Nの位置とによって搬送姿勢が定められた用紙Pの後端部分35は、先端基部33を通過して該先端基部33を離れた後、ニップ接線L1から見て二次転写ローラ113側に位置する先端部32に沿って転写ニップ部Nに向けて搬送される。そのため、用紙Pの後端部分35は、先端基部33を離れた後であってもばたつくことがない(いわゆる、バンディングしない)。これにより、バンディングに起因する画像散り等の画像劣化が抑制される。その結果、良好な二次転写画像が形成されるので、画像形成装置10は高画質のトナー画像を形成することができる。なお、図2および後述する図3、図4では、図示の明確化のために、用紙Pの後端部分35のみを示し、転写ニップ部Nを既に通過した、または転写ニップ部Nを通過中の他の部分は図示を省略している。
また、先端部32は転写ベルト125から徐々に離間するように二次転写ローラ113に向かって延びているので、用紙Pの後端部分35は、先端基部33を離れた後、先端部32上を滑らかに通過して転写ニップ部Nに向かうので、バンディングを一層抑制することができる。
さらに、第1ガイド部材21Aは板金製なので、ニップ接線L1から見て二次転写ローラ113側に位置し、かつ隙間G2を維持することが可能な先端部32を、曲げ加工によって容易にかつ精度良く形成することができる。
(第2形態)
次に、図3を参照して第2形態の第1ガイド部材21Bおよびそれを採用したガイド部20について説明する。第2形態の第1ガイド部材21Bを採用したガイド部20では、第1ガイド部材21Bの第1中間部25および第2傾斜部26において第1ガイド部材21Bと第2ガイド部材22との間の隙間G1が図2に示すものよりも若干小さくなっている。また、第2ガイド部材22の傾斜部30の先端は、先端基部33よりも転写ニップ部Nに向けて若干突出している。
第2形態の第1ガイド部材21Bでは、先端部32の用紙搬送方向上流側部分から第1中間部25の用紙搬送方向下流側部分にわたる部分が、ニップ接線L1から見て転写ベルト125側に位置し、これに対し、先端部32の用紙搬送方向下流側部分がニップ接線L1から見て二次転写ローラ113側に位置している。第2形態の第1ガイド部材21Bにおいても、先端部32と転写ベルト125との間の隙間G2は、0.2mm〜1.0mmに設定されている。
上記構成の第2形態の第1ガイド部材21Bを採用したガイド部20においても、先端基部33の位置と転写ニップ部Nの位置とによって搬送姿勢が定められた用紙Pの後端部分35は、先端基部33を通過して該先端基部33を離れた後、先端部32に沿って転写ニップ部Nに向けて搬送される。これにより、用紙Pの後端部分35のバンディングに起因する画像散り等の画像劣化が抑制される。その結果、良好な二次転写画像が形成されるので、画像形成装置10は高画質のトナー画像を形成することができる。
(第3形態)
次に、図4を参照して第3形態の第1ガイド部材21Cおよびそれを採用したガイド部20について説明する。第3形態の第1ガイド部材21Cでは、第1形態の第1ガイド部材21Aの第2傾斜部26が省略されており、先端部32が第1中間部25から二次転写ローラ113に向かって直線的に延びている。また、先端部32と第1中間部25を連結する連結部、つまり先端部32の先端基部33およびその近傍部分において、第1ガイド部材21Cと第2ガイド部材22との間の隙間G1が最も小さくなっている。そして、隙間G1は、先端基部33を越えて用紙搬送方向下流側に向かうにつれて大きくなっている。
さらに、第3形態の第1ガイド部材21Cでは、先端部32の用紙搬送方向上流側部分から第1中間部25の用紙搬送方向下流側部分にわたる部分が、ニップ接線L1から見て転写ベルト125側に位置し、これに対し、先端部32の用紙搬送方向下流側部分がニップ接線L1から見て二次転写ローラ113側に位置している。第3形態の第1ガイド部材21Cにおいても、先端部32と転写ベルト125との間の隙間G2は、0.2mm〜1.0mmに設定されている。
上記構成の第3形態の第1ガイド部材21Cを採用したガイド部20においても、先端基部33の位置と転写ニップ部Nの位置とによって搬送姿勢が定められた用紙Pの後端部分35は、先端基部33を通過して該先端基部33を離れた後、先端部32に沿って転写ニップ部Nに向けて搬送される。これにより、用紙Pの後端部分35のバンディングに起因する画像散り等の画像劣化が抑制される。その結果、良好な二次転写画像が形成されるので、画像形成装置10は高画質のトナー画像を形成することができる。
(第4形態)
次に、図5を参照して第4形態の第1ガイド部材21Dおよびそれを採用したガイド部20について説明する。第1形態〜第3形態の第1ガイド部材21A,21B,21Cでは、先端部32は第1ガイド部材21A,21B,21Cにおける他の部分と一体に形成された部分であるが、第4形態の第1ガイド部材21Dでは、先端部32は第1ガイド部材21Dのその他の部分とは別体の部分である。具体的には、先端部32は、第2傾斜部26の先端部(先端基部)33の先端面33aに固定されて、転写ニップ部N側に突出する第1突出部37と、第2傾斜部26における用紙搬送面33bとは反対側の裏面33cに固定されて、第1突出部37よりも転写ニップ部N側に突出する第2突出部38とからなる。第2傾斜部26および先端部32は側面視では階段状に配置されている。第1突出部37および第2突出部38は板状部材である。
第4形態の第1ガイド部材21Dでは、第2傾斜部26および第1突出部37は、転写ニップ部Nの用紙搬送方向における上流点Uを通るニップ接線L2から見て転写ベルト125側に位置し、これに対し、第2突出部38は、ニップ接線L2から見て二次転写ローラ113側に位置している。
また、第2突出部38は転写ニップ部Nに向く先端面39(突出先端面)を有しており、先端面39と転写ニップ部Nの上流点Uとの間の距離は、例えばdに設定されている。用紙Pの後端部分35は、通常トナー画像が転写されない余白部分41を有しており、距離dは、用紙搬送方向から見た余白部分41の寸法と略同一に設定されている。
上記構成の第4形態の第1ガイド部材21Dを採用したガイド部20においても、先端基部33の位置と転写ニップ部Nの位置とに搬送姿勢が定められた用紙Pの後端部分35は、先端基部33を通過して該先端基部33を離れた後、まず第1突出部37に沿って、次に第2突出部38に沿って、転写ニップ部Nに向けて搬送される。これにより、用紙Pの後端部分35のバンディングに起因する画像散り等の画像劣化が抑制される。その結果、良好な二次転写画像が形成されるので、画像形成装置10は高画質のトナー画像を形成することができる。
また、第2突出部38の先端面39と転写ニップ部Nの上流点Uとの間の距離dは、用紙Pの後端部分35の余白部分41の寸法と略同一に設定されているので、用紙Pの後端部分35が第2突出部38から離れて若干ばたついても、画像散り等の画像劣化を懸念する必要はない。
上記した実施形態では、ガイド部20を、タンデム式カラープリンタ10の二次転写ニップ部Nにおいて採用した構成につき説明したが、ガイド部20は、モノクロプリンタの転写部において採用してもよい。すなわち、ガイド部20は、ブラックトー像が形成された感光体ドラムと、該感光体ドラムに対向配置された転写ローラとの間に形成されるニップ部に用紙をガイドするために採用してもよい。
10 画像形成装置
20 ガイド部
21A〜21D 第1ガイド部材
22 第2ガイド部材
32 先端部
33 先端基部
33a 先端面
33c 裏面
37 第1突出部
38 第2突出部
112 レジストローラ
113 二次転写ローラ(転写部材)
125 転写ベルト
125a 駆動ローラ
G1,G2 隙間
L1,L2 ニップ接線
N 転写ニップ部
P 用紙
U ニップ部上流点

Claims (3)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    前記像担持体との間でニップ部を形成し、該ニップ部において前記トナー像をシート上に転写する転写部材と、
    前記シートを前記ニップ部に搬送するガイド部と、
    を備え、
    前記ガイド部は、前記ニップ部に向かって延びる第1ガイド部材と、前記第1ガイド部材に沿って延び、前記第1ガイド部材との間でシート搬送路を形成する第2ガイド部材とを含み、
    前記第1ガイド部材は、先端部と、前記ニップ部側に面する先端面を備え前記シートの搬送方向上流側において前記先端部に連なる板状の先端基部とを有しており、
    前記先端部は、
    前記先端面に固定され、前記ニップ部側に突出する第1突出部と、
    前記先端基部における前記シート搬送路とは反対側の面に固定され、前記第1突出部よりも前記ニップ部側に突出する板状の第2突出部と、
    を備え、
    前記搬送方向と交差する断面視において、前記先端基部と、前記第1突出部と、前記第2突出部とが、階段状に配置され、
    前記先端部の前記第2突出部は、前記ニップ部の前記搬送方向における上流点を通るニップ接線から見て前記転写部材側に位置し、
    前記先端基部は、前記ニップ接線から見て前記像担持体側に位置する画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記第1ガイド部材は板金製である画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、前記シートは、その後端部分において前記トナー画像が転写されない余白部分を有しており、
    前記第2突出部は、前記ニップ部に向く突出先端面を有しており、
    前記シートの前記搬送方向から見た前記ニップ部における上流点と、前記突出先端面との間の距離は、前記搬送方向から見た前記余白部分の寸法と略同一に設定されている画像
    形成装置。
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