JP5345564B2 - 医療用器具 - Google Patents

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Description

本発明は、骨に挿入される複数の補助棒を支持する医療用器具に関する。
従来、骨折などの治療には、例えば骨接合インプラントなどの医療用器具を骨折部内に設置し、この設置した状態で骨折部を固定することにより、骨折部を固定、補強することが行われている。例えば、大腿部頸部骨折を取り上げてみると、図13に示すように、骨幹部B1と骨頭部B2との内部にインプラント100が設置されて、骨折部B3が補強される。
インプラント100は、長尺状に延びる本体部101と、本体部101内に設けられるセットスクリュー102と、本体部101と交差する方向に本体部101に挿通されるラグスクリュー103とを備えている。
本体部101の内壁には、不図示の雌ネジ部が形成されている。また、本体部101の先端部には、ロッキングスクリュー105が挿通されるようになっている。
セットスクリュー102の外壁には、不図示の雄ねじ部が形成されており、この雄ねじ部が本体部101の雌ネジ部に噛み合わされている。そして、セットスクリュー102を回転させることにより、セットスクリュー102が、本体部101の長さ方向に移動するようになっている。
ラグスクリュー103は、長尺状に形成されており、その先端には、ネジ部103aが形成されている。
このような構成のもと、ラグスクリュー103を本体部101に挿通させた状態で、セットスクリュー102を回転させる。セットスクリュー102は、ラグスクリュー103に近づくように移動し、セットスクリュー102の先端がラグスクリュー103に当接する。これにより、ラグスクリュー103は、セットスクリュー102に押圧され、本体部101に固定される。
ところで、上記インプラント100では、ラグスクリュー103などの補助棒を一つしか装着することができないため、骨の固定力・補強力が弱くなってしまう。
そこで、図14に示すインプラント100Aのように、補助棒を複数装着することができるようになっているものが知られている。
インプラント100Aには、ラグスクリュー103だけでなく、ネジ部107aが形成された、長尺状のエクストラスクリュー107が挿通されるようになっている。
特開2009−207710号公報
しかしながら、上記のようなインプラント100Aでは、セットスクリュー102によってラグスクリュー103を固定することはできるものの、セットスクリュー102はエクストラスクリュー107にまでは到達できないため、エクストラスクリュー107を固定することができない。
すなわち、複数の補助棒のすべてを固定することはできず、一つのみしか固定することができないという問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、複数の補助棒を固定することができ、骨の固定力・補強力を強化することができる医療用器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明は、骨の治療のために前記骨に挿入される複数の補助棒を支持する医療用器具であって、長さ方向に延びるスライド孔と、前記長さ方向に交差する方向に向けられ、前記複数の補助棒がそれぞれ挿通される複数の本体部用挿通孔とを有する本体部と、前記長さ方向に交差する方向に向けられ、前記本体部用挿通孔とともに前記 複数の補助棒がそれぞれ挿通される複数の可動部用挿通孔を有し、かつ前記スライド孔内において前記長さ方向にスライド可能に設けられた可動部と、前記複数の本体部用挿通孔と前記複数の可動部用挿通孔とに、前記複数の補助棒がそれぞれ挿通された挿通状態において、前記可動部を前記本体部に対して前記長さ方向に相対移動させる移動手段とを備え、前記挿通状態において、前記移動手段によって、前記複数の可動部用挿通孔を前記複数の本体部用挿通孔に対して第1の方向に相対移動させると、前記複数の補助棒が、前記複数の可動部用挿通孔の前記長さ方向の一方の縁部と、前記複数の本体部用挿通孔の前記長さ方向の他方の縁部に挟まれて固定され、前記挿通状態において、前記移動手段によって、前記複数の可動部用挿通孔を前記複数の本体部用挿通孔に対して、前記第1の方向の逆方向である第2の方向に相対移動させると、少なくとも一つの前記可動部用挿通孔の前記長さ方向の一方の縁部の位置が、前記第1の方向に相対移動させた場合よりも、少なくとも一つの前記補助棒から離されて、該少なくとも一つの補助棒は解放され、他の前記補助棒は、他の前記可動部用挿通孔の前記長さ方向の他方の縁部と、該他の可動部用挿通孔に対向する前記本体部用挿通孔の前記長さ方向の一方の縁部に挟まれて固定されるように構成されていることを特徴とする。
また、この発明によれば、複数の補助棒を固定することができ、骨の固定力・補強力を強化することができると共に、補助棒の固定のバリエーションを変えることができる。
また、本発明は、移動手段が、回転により可動部を本体部に対して長さ方向に相対移動させるネジ部を備え、ネジ部は、ネジ部の正回転により、本体部に対して長さ方向の一方向に可動部を押して移動させ、ネジ部の逆回転により、本体部に対して長さ方向の他方向に可動部を引っ張って移動させることを特徴とする。
この発明においては、ネジ部を正回転させると、本体部に対して長さ方向の一方向に可動部が押されて移動し、一方、ネジ部を逆回転させると、本体部に対して長さ方向の他方向に可動部が引っ張られて移動する。
これにより、正回転または逆回転などネジ部の回転方向を意識することなく、補助棒を固定することができる。また、正回転と逆回転とで、補助棒の固定のバリエーションを変えることにより、骨折の状況に応じて適切な処置を行うことができる。
また、本発明は、ネジ部と可動部とが一体に形成されており、複数の可動部用挿通孔のうちの縁部が、長さ方向へのネジ部の移動が許容される位置までずらされて配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、補助棒の固定力を強化することができる。
また、本発明は、複数の本体部用挿通孔または複数の可動部用挿通孔の少なくとも一つに、凸部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、補助棒の固定に凸部を利用することにより、補助棒の固定のバリエーションを変えることができる。
また、本発明は、複数の補助棒を備え、複数の補助棒の少なくとも一つに、補助凸部が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、補助棒の固定に補助凸部を利用することにより、補助棒の固定のバリエーションを変えることができる。
また、本発明は、複数の補助棒を備え、複数の本体部用挿通孔または複数の可動部用挿通孔の少なくとも一つに、係合部が形成され、補助棒の少なくとも一つに、係合部に係合される被係合部が形成されており、係合部または被係合部は、挿通状態における補助棒の長さ方向に延ばされていることを特徴とする。
この発明によれば、補助棒の固定に係合部と被係合部を利用することにより、補助棒の固定のバリエーションを変えることができる。
本発明によれば、複数の補助棒を固定することができ、骨の固定力・補強力を強化することができる。
本発明の第1の実施形態におけるインプラントを示す斜視図である。 図1のインプラントを示す分解構成図である。 基部が中間位置に配されたときの様子を示す説明図である。 基部が押し出し位置に配されたときの様子を示す説明図である。 基部が引っ張り位置に配されたときの様子を示す説明図である。 図1の挿通孔同士の位置関係を示す説明図である。 挿通孔の横寸法が短い場合の様子を示す説明図である。 図6の状態から、基部が回転したときの挿通孔同士の位置関係を示す説明図である。 本発明の第2の実施形態におけるインプラントを示す図であって、一部を破断した様子を示す側断面図である。 図9の凸部が長溝に入れられた様子を拡大して示す側断面図である。 図9の凸部が補助棒の外壁に当接した様子を拡大して示す側断面図である。 本発明の第3の実施形態におけるターゲットデバイスを示す全体構成図である。 従来の医療用器具を示す図であって、一部を破断した様子を示す側断面図である。 従来の他の医療用器具を示す図であって、一部を破断した様子を示す側断面図である。
(実施形態1)
以下、本発明の第1の実施形態における医療用器具について、図面を参照して説明する。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態としてのインプラント(医療用器具)を示したものである。
インプラント1は、円筒状に延びる本体部13と、この本体部13に挿入される可動部14とを備えている。
本体部13には、長さ方向Lに延びる筒孔(スライド孔)133が形成されている。また、本体部13の内壁の一端部には、雌ネジ部(移動手段)134が形成されている。一方、本体部13の他端部には、複数の挿通孔(不図示)が形成されており、それら挿通孔に先端固定ネジ12が挿通されるようになっている。
また、本体部13には、長さ方向Lに直交する直交方向M1に向けられた挿通孔(本体部用挿通孔)131と、長さ方向Lに直交する直交方向M2に向けられた挿通孔(本体部用挿通孔)132とが形成されている。
挿通孔131と挿通孔132は、長さ方向Lに隣接して配置され、互い違いに直交方向に向けられている。すなわち、直交方向M1と直交方向M2とは、互いに直交する方向に向けられている。
また、挿通孔131と挿通孔132は、同サイズで円形に形成されている。挿通孔131と挿通孔132の直径は、本体部用固定ネジ(補助棒)11の外径とほぼ同一になっている。そして、これら挿通孔131と挿通孔132には、本体部用固定ネジ11が挿通されるようになっている。
可動部14は、円筒状(長尺状)に延ばされており、その一端部には雄ネジ部(移動手段、ネジ部)143が一体に形成されている。そして、可動部14が本体部13の筒孔133に挿入された状態で、雄ネジ部143が雌ネジ部134に噛み合わされるようになっている。これにより、本体部13に対して、長さ方向Lの軸周りに可動部14を正回転させると、可動部14は本体部13に対して、筒孔133内において長さ方向Lの一方向L1に相対移動し、反対に可動部14を逆回転させると、可動部14は本体部13に対して、筒孔133内において長さ方向Lの他方向L2に相対移動するようになっている。
また、可動部14には、直交方向M1に向けられた挿通孔(可動部用挿通孔)141と、直交方向M2に向けられた挿通孔(可動部用挿通孔)142とが形成されている。挿通孔141と挿通孔142は、長さ方向Lに隣接して配置され、互い違いに直交方向に向けられている。これら挿通孔141と挿通孔142は、筒孔133内において、それぞれ挿通孔131と挿通孔132に一致する位置に配されるようになっている。そのため、挿通孔131と挿通孔141とが一致し、挿通孔132と挿通孔142とが一致した状態で、本体部用固定ネジ11がそれぞれに挿通されるようになっている。
図3から図5は、本体部13と可動部14との相対移動時における、各挿通孔131,132,141,142の位置関係を示す説明図である。なお、図3から図5においては、説明を分かりやすくするため、便宜上、各挿通孔131,132,141,142を同一平面上に図示している。しかし、実際には、挿通孔131,141と挿通孔132,142とは直交した方向に向けられているのは、上述した通りである。また、図3は可動部14が本体部13の途中に配された中間位置を示しており、図4は可動部14が本体部13に対して押された押し出し位置、図5は可動部14が本体部13に対して引っ張られた引っ張り位置をしめしている。
挿通孔141の長さ方向Lの縦寸法141Lは、挿通孔131の直径Aよりも大きくなっている。また、挿通孔141は、周方向Rに延ばされた横穴として形成されている。すなわち、挿通孔141の横寸法141Rは、挿通孔131の直径Aよりも大きくなっている。
横寸法141Rは、縦寸法141Lよりも長くなっている。具体的には、可動部14が周方向Rに回転されたとき、可動部14が本体部13に対して長さ方向Lに相対移動して、本体部用固定ネジ11が固定されるようになるまで、横寸法141Rが延ばされている。なお、この詳細については、後述するものとする。
また、挿通孔142の長さ方向Lの縦寸法142Lは、挿通孔132の直径Aよりも大きくなっている。また、挿通孔142の横寸法142Rは、挿通孔132の直径Aよりも大きくなっている。
なお、横寸法141Rと横寸法142Rは、同じ長さになっている。すなわち、可動部14が周方向Rに回転されたとき、可動部14が本体部13に対して長さ方向Lに相対移動して、本体部用固定ネジ11が固定されようになるまで、横寸法142Rは延ばされている。
一方、縦寸法142Lは、縦寸法141Lよりも長くなっている。すなわち、引っ張り位置において、反対縁部132Dは、挿通孔132と対向する挿通孔142の反対縁部142Dよりも、他方向L2にずらされて配される。なお、ここで「対向する」とは、本体部13の径方向(直交方向M1,M2)に隣り合わされて配されることをいう。
次いで、挿通孔131の縁部のうち、他方向L2側の縁部131Uと、同様の他方向L2側の縁部141U、他方向L2側の縁部132U、他方向L2側の縁部142Uの位置関係について説明する。なお、それぞれの縁部131U,141U,132U,142Uと、挿通孔131,132の中心点A1を挟んで長さ方向Lの反対側の縁部(一方向L1側の縁部)を、反対縁部131D,141D,132D,142Dという。
図3に示すように、可動部14が中間位置に配されると、それぞれの中心点A1が挿通孔141,142内に配され、かつ、縁部131U(132U)と縁部141U(142U)とは長さ方向Lに離され、反対縁部131D(132D)と反対縁部141D(142D)とも長さ方向Lに離された状態になる。
また、図4に示すように、可動部14が押し出し位置に配されると、縁部131Uと縁部141Uとが長さ方向Lに一致する位置に配され、同様にして、縁部132Uと縁部142Uとが長さ方向Lに一致する位置に配されるようになっている。なお、反対縁部131D(132D)と反対縁部141D(142D)とは長さ方向Lに離された状態になる。
一方、図5に示すように、可動部14が引っ張り位置に配されると、反対縁部131Dと反対縁部141Dとが長さ方向Lに一致する位置に配され、反対縁部132Dと反対縁部142Dとが長さ方向Lに離された位置に配されるようになっている。なお、このとき縁部131U(132U)と縁部141U(142U)とは長さ方向Lに離された状態になっている。
次に、このように構成された本実施形態におけるインプラント1の動作について説明する。
インプラント1は、挿通孔131,141および挿通孔132,142に本体部用固定ネジ11が挿通され、先端固定ネジ12が不図示の挿通孔に挿通された状態で、骨幹部および骨頭部に設置される。
ここで、本体部用固定ネジ11の固定の仕方について説明する。
まず、図3に示すように、可動部14を中間位置に配する。このときは、各縁部141U,131U,142U,132Uおよび反対縁部131D,141D,132D,142Dは、離れているため、本体部用固定ネジ11がそれぞれの挿通孔131,141,132,142内でスライド可能に挿通される。
そして、本体部用固定ネジ11を挿通させた状態で、可動部14を周方向Rに正回転させると、雄ネジ部143と雌ネジ部134とによって、可動部14が中間位置を基準として一方向L1に押されて移動する。そして、可動部14は、図4に示すように、押し出し位置に配される。このとき、縁部131Uと縁部141Uとが長さ方向Lに一致する位置に配されることから、それら縁部131Uと縁部141Uとは、本体部用固定ネジ11の外壁に当接する。同様にして、縁部132Uと縁部142Uも、本体部用固定ネジ11の外壁に当接する。そして、さらに可動部14を同方向に正回転させることにより、縁部141U,142Uは、本体部用固定ネジ11を一方向L1に押圧し、縁部131U,132Uおよび反対縁部131D,132Dがその力を保持する。これにより、2つの本体部用固定ネジ11は、本体部13に対してともに固定される。
なお、可動部14が押し出し位置にあるとき、挿通孔141,142の横寸法141R,142Rが長くなっていることから、本体部用固定ネジ11が強固に固定される。
すなわち、図6に示すように、縁部141U(142U)が本体部用固定ネジ11に当接したときには、挿通孔141(142)の横縁部141Sは、挿通孔131の横縁部131Sに対して、周方向Rに離れており、横縁部131Sと横縁部141Sとの間に周方向RのクリアランスC1が残されている。
もし、可動部14が押し出し位置にあるときに、図7に示すように、横縁部131Sと横縁部141Sとの間にクリアランスがないと、可動部をさらに正回転させることができないため、雄ネジ部と雌ネジ部とのガタの分、可動部が長さ方向Lにガタ付いてしまい、長さ方向Lの固定力が弱くなってしまう。
それに対して、可動部14が押し出し位置にあるときに、クリアランスC1があると、可動部14をさらに正回転させることにより、可動部14をさらに長さ方向Lに移動させることができる。すなわち、図8に示すように、可動部14をさらに正回転させることにより、雄ネジ部143と雌ネジ部134とのガタの分を締めることができ、雄ネジ部143と雌ネジ部134との噛み合わせの接触面積を増やして、長さ方向Lの押圧力を増大させることができる。そのため、雄ネジ部143と雌ネジ部134との間の摩擦力が増大し、本体部用固定ネジ11がともに強固にロックされる。
一方、可動部14を逆回転させると、雄ネジ部143と雌ネジ部134とによって、可動部14が中間位置を基準として引っ張られる。このとき、挿通孔141の縦寸法141Lが縦寸法142Lよりも短くなっていることから、図5に示すように、反対縁部131Dと反対縁部141Dとが本体部用固定ネジ11の外壁に当接する。そして、さらに可動部14を逆回転させることにより、挿通孔131,141を挿通された本体部用固定ネジ11のみが、上記と同様にして強固にロックされる。なお、このときには、反対縁部132Dと反対縁部142Dとは、長さ方向Lに離れていることから、挿通孔132,142を挿通された本体部用固定ネジ11のみは、ロックされずフリーな状態になる。
以上より、本実施形態におけるインプラント1によれば、本体部用固定ネジ11をそれぞれ挿通させた状態で、可動部14を押し出し位置に配することにより、2つの本体部用固定ネジ11をともに固定することができ、骨折部の固定力・補強力を強化することができる。
また、雄ネジ部143と雌ネジ部134とを噛み合わせることにより、可動部14を本体部13に対して、押したり引っ張ったりすることができ、一方向L1と他方向L2との縁部や反対縁部をも利用することができる。
また、引っ張り位置のとき、反対縁部131Dと反対縁部141Dとが、長さ方向Lに一致する位置に配されるとともに、反対縁部132Dと反対縁部142Dとが、長さ方向Lに離されることから、一つの本体部用固定ネジ11のみを固定することができ、他の本体部用固定ネジ11をフリーにすることができる。すなわち、押し出し位置と引っ張り位置とで、本体部用固定ネジ11の固定状態を変える(固定のバリエーションを変える)ことができ、骨折の状況に応じて適切にインプラント1を設置することができる。
また、横寸法141R,141Lが挿通孔131,132の直径Aよりも大きくなっており、押し出し位置や引っ張り位置からの可動部14の長さ方向Lの移動が許容されていることから、本体部用固定ネジ11の固定力を強化することができ、本体部用固定ネジ11を強固にロックすることができる。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態としてのインプラント(医療用器具)2を示したものである。
インプラント2は、円筒状(長尺状)に延びる本体部24と、円筒状(長尺状)に延びる可動部26と、この可動部26に連結する回転部材(移動手段、ネジ部)25とを備えている。
本体部24の一端は開口され、他端部には、不図示の挿通孔が形成されている。そして、これら挿通孔に、先端固定ネジ23が挿通されるようになっている。
また、本体部24には、斜め方向(長さ方向Lに交差する方向)M3に向けられた挿通孔(本体部用挿通孔)241,242が形成されている。挿通孔241,242は、互いに長さ方向Lに隣接して配置されている。また、挿通孔241,242は、円形に形成されており、挿通孔241の直径が挿通孔242の直径よりも小さくなっている。挿通孔241の直径は、エクストラ固定ネジ(補助棒)21の外径とほぼ同一になっており、挿通孔242の直径は、メイン固定ネジ(補助棒)22の外径とほぼ同一になっている。
また、本体部24には、長さ方向Lに延びるスリット(長孔)243が形成されている。
また、本体部24の内壁の一端部には、雌ネジ部(移動手段)244が形成されている。さらに、本体部24の内部(筒孔245)には、回転部材25と可動部26とが配されている。
回転部材25は、円筒状に形成れた本体回転部251と、可動部26に連結する連結部252とを備えている。
本体回転部251の外壁には、雄ネジ部(移動手段、ネジ部)253が形成されており、この雄ネジ部253は、雌ネジ部244と噛み合わされるようになっている。
連結部252は、本体回転部251と一体に形成されている。また、連結部252は、径の小さな円筒状の小径部252aと、径の大きな円筒状の大径部252bとを備えている。小径部252aと大径部252bとは、同心上に配されて一体に形成されている。
可動部26は、円筒状に形成されており、その一端には、大径部252bが回転可能に収容される凹部264が形成されている。この凹部264は、長さ方向Lに直交する横方向に開口されており、その横方向から、大径部252bが凹部264にスライドして収容されるようになっている。
このような構成のもと、本体回転部251を正方向に回転させると、本体回転部251とともに連結部252が正方向に回転し、回転部材25が一方向L1に移動して、可動部26が一方向L1に押されて移動するようになっている。一方、本体回転部251を逆方向に回転させると、本体回転部251とともに連結部252が逆方向に回転し、回転部材25が他方向L2に移動して、可動部26が他方向L2に引っ張られて移動するようになっている。
また、可動部26には、斜め方向M3に向けられた円形の挿通孔(可動部用挿通孔)261,262が形成されている。挿通孔261,262は、長さ方向Lに隣接して配置されている。
挿通孔261,262の直径は、挿通孔241,242の直径よりも大きくなっている。また、挿通孔261の直径は、挿通孔262の直径よりも小さくなっている。
なお、挿通孔241,261,242,262の縁部のうち、他方向L2側の縁部を縁部241U,261U,242U,262Uといい、一方向L1側の縁部を反対縁部241D,261D,242D,262Dという。
挿通孔262の反対縁部262Dには、他方向L2に向かって突出する凸部(係合部)263が形成されている。
また、可動部26の外壁には、不図示のネジ穴が形成されており、このネジ穴にネジ265が止められている。このネジ265は、スリット243を通してネジ穴に止められることにより、可動部26の長さ方向Lの移動を許容するとともに、可動部26の周方向Rの回転を規制するようになっている。これにより、挿通孔241,261および挿通孔242,262の周方向Rの回転位置が一致するようになっている。
メイン固定ネジ22の外壁には、図10に示すように、斜め方向M3に延びる複数の長溝(被係合部)221が形成されている。長溝221は、メイン固定ネジ22に周方向に均等間隔に配置されている。
次に、このように構成された本実施形態におけるインプラント2の動作について説明する。
挿通孔241,261にエクストラ固定ネジ21を挿通させ、挿通孔242,262にメイン固定ネジ22を挿通させる。この状態で、回転部材25を正方向に回転させると,可動部が一方向L1に押されて移動し、図9に示すように、縁部241U,261Uが、エクストラ固定ネジ21の外壁に当接する。また、縁部242U,262Uは、メイン固定ネジ22の外壁に当接する。
これにより、エクストラ固定ネジ21とメイン固定ネジ22とをともに固定することができる。
また、このとき、回転部材25のみが回転し、可動部26は回転しないことから、回転部材25を正方向にさらに回転させることにより、雄ネジ部253と雌ネジ部244とのガタを締めることができ、エクストラ固定ネジ21とメイン固定ネジ22とをともに強固に固定することができる。
一方、回転部材25を逆方向に回転させると、図10に示すように、可動部26が一方向L2に引っ張られて移動する。このとき、メイン固定ネジ22を軸周りに回転させて長溝22に凸部263が入り込むようにする。なお、凸部263の先端と長溝22の底部とは離しておく。これにより、メイン固定ネジ22を、回転を規制したまま斜め方向M3にスライドさせることができる。このときには、反対縁部241D,261Dは、長さ方向Lに離れていることから、エクストラ固定ネジ21は、斜め方向M3および回転方向にフリーな状態になる。つまり、エクストラ固定ネジ21を完全にフリーにして、かつ、メイン固定ネジ22を、回転を規制したまま斜め方向M3にスライドさせることができる。
さらに、回転部材25を逆方向に回転させると、凸部263の先端が長溝22の底部に当接することにより、メイン固定ネジ22のみが固定され、エクストラ固定ネジ21のみが完全にフリーな状態になる。すなわち、凸部263と長溝22との位置関係を調整することにより、段階的に固定状態を変更することができる。
また、回転部材25を逆方向に回転させるとき、図11に示すように、メイン固定ネジ22を回転させて、凸部263が、長溝221内ではなくメイン固定ネジ22の外壁に当接するようにする。これにより、メイン固定ネジ22を固定することができる。つまり、図9の状態とは逆に、エクストラ固定ネジ21をフリーとし、メイン固定ネジ22のみを固定することができる。
このように、凸部263と長溝221の係合状態を調整するだけで、エクストラ固定ネジ21およびメイン固定ネジ22の固定・フリー状態のバリエーションを増やすことができ、骨折の状況に応じて適切にインプラント2を設置することができる。
(実施形態3)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態としてのターゲットデバイス(医療用器具)3を示したものである。
ターゲットデバイス3は、中空状に延びる本体部32と、この本体部32内を長さ方向Lにスライド可能な可動部35と、本体部32の一端に設けられた湾曲支持部33と、本体部32の他端に設けられた回転キャップ(移動手段)31とを備えている。
本体部32には、斜め方向M3に向けられた挿通孔(本体部用挿通孔)321,322が形成されている。
また、可動部35には、斜め方向M3に向けられた挿通孔(可動部用挿通孔)351,352が形成されている。
そして、回転キャップ31を正回転または逆回転させることにより、可動部35が一方向L1または他方向L2に移動するようになっている。
湾曲支持部33は、骨幹部B1に挿入される固定部材4に接続されるようになっている。固定部材4には、斜め方向M3に向けられた挿通孔40が形成されている。
案内部(補助棒)36は、筒状に形成されており、挿通孔321,351を挿通されるようになっている。そして、案内部36が挿通孔321,351を挿通された状態で、案内部36の先端は骨頭部B2に向けられ、挿通孔40に案内されるようになっている。
なお、符号321U,351U,322U,352Uは、縁部を示しており、符号321D,351D,322D,352Dは、反対縁部を示している。
このような構成のもと、回転キャップ31を正回転または逆回転させることにより、上記第1の実施形態と同様に、複数の案内部36をともに固定したり、いずれかのみを固定したりすることができる。
なお、上記第1から第3の実施形態において、正回転または逆回転によって、固定のバリエーションを変えているが、これに限ることはなく、正回転と逆回転のいずれも、すべての補助棒を固定するようにしてもよい。これにより、回転方向を意識することなく、補助棒を確実に固定することができる。
また、上記第1および第3の実施形態において、凸部や長溝をつけてもよい。なお、上記第1の実施形態においては、凸部や長溝は、長さ方向Lに代えて、周方向Rに向けてもよい。
また、第2の実施形態において、凸部や長溝をつけなくてもよい。
また、第2の実施形態において、凸部を可動部に設けているが、本体部に設けてもよいし、補助棒側に設けてもよい。補助棒側に設けられた凸部が補助凸部となる。さらに、長溝を可動部や本体部に設けてもよい。
また、本体部用挿通孔や可動部用挿通孔の孔のサイズは、同じにしてもよいし異なるようにしてもよい。
また、本体部用挿通孔や可動部用挿通孔の孔の数を2つずつにしているが、これに限ることはなく、複数であれば3つ以上でいくつあってもよい。さらに、それら孔の向きは、直交方向や斜め方向のいずれであってもよい。
また、長溝を周方向に複数設けているが、それらの深さをそれぞれ異なるようにしてもよい。これにより、凸部に入り込ませる長溝を選択するだけで、固定のバリエーションを容易に変えることができる。たとえば、図10において、反対縁部241D,261Dがともにエクストラ固定ネジ21の外壁に先に当接するように、いずれか一つの長溝221の深さのみを深くすれば、エクストラ固定ネジ21のみを固定し、メイン固定ネジ22を、回転を規制したままスライドさせることができる。
また、上記第1から第4の実施形態および種々の変形例は、それぞれ自由に組み合わせることができることは言うまでもない。
なお、本発明の技術範囲は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を加えることが可能である。
1 インプラント(医療用器具)
2 インプラント(医療用器具)
3 ターゲットデバイス(医療用器具)
11 本体部用固定ネジ(補助棒)
13 本体部
14 基部(可動部)
21 エクストラ固定ネジ(補助棒)
22 メイン固定ネジ(補助棒)
24 本体部
25 回転部材(移動手段、ネジ部)
26 可動部
31 回転キャップ(移動手段)
32 本体部
35 可動部
36 案内棒(補助棒)
131,241,321 挿通孔(本体部用挿通孔)
132,242,322 挿通孔(本体部用挿通孔)
133 筒孔(スライド孔)
134,244 雌ネジ部(移動手段)
141,261,351 挿通孔(可動部用挿通孔)
142,262,352 挿通孔(可動部用挿通孔)
143,253 雄ネジ部(移動手段、ネジ部)
131U,141U,241U,261U,321U,351U 縁部
132U,142U,242U,262U,322U,352U 縁部
131D,141D,241D,261D,321D,351D 反対縁部
132D,142D,242D,262D,322D,352D 反対縁部
221 長溝(被係合部)
263 凸部(係合部)
A1 中心点
L 長さ方向
L1 一方向
L2 他方向

Claims (6)

  1. 骨の治療のために前記骨に挿入される複数の補助棒を支持する医療用器具であって、
    長さ方向に延びるスライド孔と、前記長さ方向に交差する方向に向けられ、前記複数の補助棒がそれぞれ挿通される複数の本体部用挿通孔とを有する本体部と、
    前記長さ方向に交差する方向に向けられ、前記本体部用挿通孔とともに前記 複数の補助棒がそれぞれ挿通される複数の可動部用挿通孔を有し、かつ前記スライド孔内において前記長さ方向にスライド可能に設けられた可動部と、
    前記複数の本体部用挿通孔と前記複数の可動部用挿通孔とに、前記複数の補助棒がそれぞれ挿通された挿通状態において、前記可動部を前記本体部に対して前記長さ方向に相対移動させる移動手段とを備え、
    前記挿通状態において、前記移動手段によって、前記複数の可動部用挿通孔を前記複数の本体部用挿通孔に対して第1の方向に相対移動させると、前記複数の補助棒が、前記複数の可動部用挿通孔の前記長さ方向の一方の縁部と、前記複数の本体部用挿通孔の前記長さ方向の他方の縁部に挟まれて固定され、
    前記挿通状態において、前記移動手段によって、前記複数の可動部用挿通孔を前記複数の本体部用挿通孔に対して、前記第1の方向の逆方向である第2の方向に相対移動させると、少なくとも一つの前記可動部用挿通孔の前記長さ方向の一方の縁部の位置が、前記第1の方向に相対移動させた場合よりも、少なくとも一つの前記補助棒から離されて、該少なくとも一つの補助棒は解放され、他の前記補助棒は、他の前記可動部用挿通孔の前記長さ方向の他方の縁部と、該他の可動部用挿通孔に対向する前記本体部用挿通孔の前記長さ方向の一方の縁部に挟まれて固定されるように構成されていることを特徴とする医療用器具。
  2. 前記移動手段は、回転により前記可動部を前記本体部に対して前記長さ方向に相対移動させるネジ部を備え、
    前記ネジ部は、
    前記ネジ部の正回転により、前記本体部に対して前記長さ方向の一方向に前記可動部を押して移動させ、
    前記ネジ部の逆回転により、前記本体部に対して前記長さ方向の他方向に前記可動部を引っ張って移動させることを特徴とする請求項1に記載の医療用器具。
  3. 前記ネジ部と前記可動部とが一体に形成されており、
    前記複数の可動部用挿通孔のうちの前記縁部が、前記長さ方向への前記ネジ部の移動が許容される位置までずらされて配置されていることを特徴とする請求項2に記載の医療用器具。
  4. 前記複数の本体部用挿通孔または前記複数の可動部用挿通孔の少なくとも一つに、凸部が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の医療用器具。
  5. 前記複数の補助棒を備え、
    前記複数の補助棒の少なくとも一つに、補助凸部が形成されていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の医療用器具。
  6. 前記複数の補助棒を備え、
    前記複数の本体部用挿通孔または前記複数の可動部用挿通孔の少なくとも一つに、係合部が形成され、
    前記補助棒の少なくとも一つに、前記係合部に係合される被係合部が形成されており、
    前記係合部または前記被係合部は、前記挿通状態における前記補助棒の長さ方向に延ばされていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の医療用器具。
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