JP5345535B2 - 綿に作用する汚れ分離性セルロース誘導体含有洗濯洗剤 - Google Patents

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Description

本発明は、布地、特に綿からなるかまたは綿を含有する布地を洗濯する際に、漂白剤含有洗濯洗剤の洗浄性能を高めるための、ある種の汚れ分離性セルロース誘導体の使用、並びにそのような汚れ分離性セルロース誘導体を含有する漂白剤含有洗濯洗剤および洗浄剤に関する。
洗濯洗剤は、一般に、洗濯過程に必須である界面活性剤およびビルダー物質のような成分に加えて、「洗濯添加剤」の類に分類され得、かつ泡立ち調節剤、グレーイング阻害剤、漂白剤、漂白活性剤および色移り阻害剤のような活性物質の別の群を包含する更なる成分を含有する。そのような添加剤は、洗濯物繊維に防汚特性を与え、かつ洗濯作業中に存在するならば、他の洗濯洗剤成分の汚れ分離能を補う物質も包含する。それらは同様に、硬質表面用洗浄剤にも適用される。この種の汚れ分離性物質はしばしば、「汚れ分離」活性物質とも、または処理した(例えば繊維の)表面を防汚するそれらの能力の故に「防汚剤」とも称される。
例えば、メチルセルロースの汚れ分離作用はUS 4,136,038から知られている。EP 0 213 729は、石鹸とアルキルヒドロキシアルキルセルロース含有非イオン性界面活性剤との組み合わせを含有する洗濯洗剤の使用により汚れの再沈着が低減されることを開示している。EP 0 213 730は、カチオン性界面活性剤と3.1〜3.8のHLB値を有する非イオン性セルロースエーテルとを含有する布地処理剤を開示している。US 4,000,093は、0.1重量%〜3重量%のアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースまたはアルキルヒドロキシアルキルセルロース、および5重量%〜50重量%の界面活性剤を含有する洗濯洗剤を開示しており、界面活性剤成分は、実質上、C10〜C13アルキルスルフェートおよび5重量%までのC14アルキルスルフェート、並びに5重量%未満のC15以上アルキル基含有アルキルスルフェートからなる。US 4,174,305は、0.1重量%〜3重量%のアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロースまたはアルキルヒドロキシアルキルセルロース、および5重量%〜50重量%の界面活性剤を含有する洗濯洗剤を開示しており、界面活性剤成分は、実質上C10〜C12アルキルベンゼンスルホネートからなり、5重量%未満のC13以上アルキル基含有アルキルベンゼンスルホネートを含んでなる。
EP 0 271 312は、汚れ分離性活性物質、中でも(1.5〜2.7のDSおよび2000〜100,000の分子量を有する)セルロースアルキルエーテルおよびセルロースヒドロキシアルキルエーテル、例えばメチルセルロースおよびエチルセルロースに関し、それらは、10:1〜1:10の(漂白剤の活性酸素含有量に基づいた)重量比で過酸素漂白剤と共に使用される。EP 0 634 481は、アルカリ過炭酸塩および1種以上の非イオン性セルロース誘導体を含有する洗濯洗剤に関する。非イオン性セルロース誘導体のうち、記載されている例は、僅かに、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースおよびメチルセルロース、並びに(実施例における)メチルヒドロキシエチルセルロースTylose(登録商標)MH50、ヒドロキシプロピルメチルセルロースMethocel(登録商標)F4Mおよびヒドロキシブチルセルロースにすぎない。
EP 0 948 591 B1は、洗濯する布地および繊維製品に、少ない毛玉および毛羽、退色防止、改善された耐摩擦性、および/または増強された柔軟性のような布地外観の利点を与え、1〜80重量%の界面活性剤、1〜80重量%の有機または無機ビルダー、0.1〜80重量%の分子量10,000〜2,000,000を有する疎水的変性非イオン性セルロースエーテルを含有する、液体状または粒状の洗濯洗剤を開示している。疎水的変性は、任意にオリゴマー化されていてよい(20までのオリゴマー化度)エチレンオキシエーテル単位または2−プロピレンオキシエーテル単位、およびC〜C24アルキル置換基の存在にあり、そのようなアルキル置換基は、セルロースエーテル物質に基づいて0.1〜5重量%の量で存在しなければならない。
ポリエステル繊維との化学的類似性により、上記した物質からなる布地に特に有効である汚れ分離性活性物質は、ジカルボン酸単位、アルキレングリコール単位およびポリアルキレングリコール単位を含有するコポリエステルである。上記した種の汚れ分離性コポリエステルおよび洗濯洗剤へのその使用は、以前から知られている。
例えば、DT 16 17 141は、ポリエチレンテレフタレート/ポリオキシエチレングリコールコポリマーを用いた洗濯方法を記載している。DT 22 00 911は、非イオン性界面活性剤およびポリオキシエチレングリコールとポリエチレンテレフタレートとの混合ポリマーを含有する洗濯洗剤に関する。DT 22 53 063は、二塩基性カルボン酸およびアルキレンまたはシクロアルキレンポリグリコール並びに妥当な場合はアルキレンまたはシクロアルキレングリコールのコポリマーを含有する酸性布地仕上げ剤を記載している。ポリエチレングリコール単位が分子量750〜5000を有し、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキシドテレフタレートとのモル比が50:50〜90:10である、エチレンテレフタレートおよびポリエチレンオキシドテレフタレートのポリマー、並びに洗濯洗剤へのその使用は、DE 28 57 292に記載されている。15,000〜50,000の分子量を有する、エチレンテレフタレートおよびポリエチレンオキシドテレフタレートのポリマーを、DE 33 24 258に従って洗濯洗剤に使用でき、ポリエチレングリコール単位は1000〜10,000の分子量を有し、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキシドテレフタレートとのモル比は2:1〜6:1である。
EP 066 944は、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、芳香族ジカルボン酸、およびスルホン化芳香族ジカルボン酸の、特定のモル比でのコポリエステルを含有する布地処理剤に関する。EP 185 427は、エチレンおよび/またはプロピレンテレフタレート単位並びにポリエチレンオキシドテレフタレート単位を含有する、メチル基またはエチル基で末端キャップされたポリエステル、並びにそのような汚れ分離ポリマーを含有する洗濯洗剤を開示している。EP 241 984は、オキシエチレン基およびテレフタル酸単位に加えて置換エチレン単位およびグリセロール単位も含有するポリエステルに関する。EP 241 985は、オキシエチレン基およびテレフタル酸単位に加えて1,2−プロピレン、1,2−ブチレンおよび/または3−メトキシ−1,2−プロピレン基並びにグリセロール単位も含有し、C〜Cアルキル基で末端キャップされている、ポリエステルを開示している。
EP 253 567は、900〜9000の分子量を有する、エチレンテレフタレートおよびポリエチレンオキシドテレフタレートの汚れ分離ポリマーに関し、ポリエチレングリコール単位は300〜3000の分子量を有し、エチレンテレフタレートのポリエチレンオキシドテレフタレートに対するモル比は0.6〜0.95である。EP 272 033は、少なくとも部分的にC1〜4アルキル基またはアシル基で末端キャップされ、ポリプロピレンテレフタレート単位およびポリオキシエチレンテレフタレート単位を含有する、ポリエステルを開示している。EP 274 907は、スルホエチル末端キャップトテレフタレート含有汚れ分離ポリエステルを記載している。EP 357 280では、テレフタレート、アルキレングリコールおよびポリ−C2〜4グリコール単位を含有する汚れ分離ポリエステルを、不飽和末端基のスルホン化により製造している。DE 26 55 551は、そのようなポリエステルとイソシアネート基含有ポリマーとの反応、およびそれにより製造された重合体の合成繊維を洗濯する際に汚れの再沈着を防ぐための使用を記載している。DE 28 46 984は、ポリエステルと、末端イソシアネート基を含有し、ジイソシアネートおよび親水性非イオン性マクロジオールから得られるプレポリマーとの反応生成物を汚れ分離性ポリマーとして含有する洗濯洗剤を開示している。
US 4,136,038 EP 0 213 729 EP 0 213 730 US 4,000,093 US 4,174,305 EP 0 271 312 EP 0 634 481 EP 0 948 591 B1 DT 16 17 141 DT 22 00 911 DT 22 53 063 DE 28 57 292 DE 33 24 258 EP 066 944 EP 185 427 EP 241 984 EP 241 985 EP 253 567 EP 272 033 EP 274 907 EP 357 280 DE 26 55 551 DE 28 46 984
広範な従来技術から知られているポリマーは、ポリエステルで作られていないかまたは少なくとも大部分がポリエステルで作られていない布地に関して、不十分な活性または不活性を示すという欠点を有する。しかしながら、今日の布地の多くは、綿または綿−ポリエステル混紡繊維で作られているので、そのような布地の特に油脂汚れに対してより有効である汚れ分離性ポリマーに対する要求が存在する。加えて、この種の汚れ分離性活性物質は、洗濯洗剤に通常含有される漂白剤の存在下で安定でなければならないだけでなく、特にそのような漂白剤含有洗剤中でとりわけ優れた有効性を示すべきである。要するに、汚れ分離性活性物質が、漂白剤の有効性を改善するかまたは少なくとも損なわないことが望ましい。
意外にも、ある種の低カルボキシアルキル化セルロース誘導体を用いることにより、この目的を達成できることが見出された。
本発明の主題は、綿からなるかまたは綿を含有する布地洗濯に使用する洗濯洗剤の洗浄性能増強剤であって、セルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られ、かつ無水グリコースモノマー単位あたり平均して0.4〜2.7個のアルキル基および0.001〜0.3個のカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体からなる洗浄性能増強剤である。
本発明の更なる主題は、洗濯洗剤、並びにセルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られる対応する汚れ分離性セルロース誘導体を使用する、布地の洗濯方法である。この方法を手動で、または好ましくは通常の家庭用洗濯機を用いて実施することができる。これに関して、特に漂白剤含有洗濯洗剤および汚れ分離性セルロース誘導体を、同時にまたは順次使用することができる。同時使用は、汚れ分離性セルロース誘導体含有洗濯洗剤を用いることにより、特に有利に実施できる。
本発明に従って使用されるセルロース誘導体の洗濯性能増強効果は、特に、反復使用に対して、即ち特に、汚れが付着する前にセルロース誘導体存在下で既に洗濯および/または後処理した対応する布地からの汚れ除去に対して顕著になる。後処理に関連して、上記したプラス面が、上記セルロース誘導体を含有してよいが含有しなくてもよい洗濯洗剤を用いて実施する実際の洗濯作業後に、例えば柔軟化工程において、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する後処理剤と布地を接触させる、洗濯方法によっても実現できることに注目すべきである。同様にこの手順を用いることにより、必要に応じて上記セルロース誘導体を含有しない洗濯洗剤を再び使用する場合でさえ、使用されるセルロース誘導体の洗濯性能増強効果が次の洗濯作業時に起こる。この効果は、カルボキシアルキル化度が高いセルロース誘導体を使用して得られる効果より遥かに大きい。
好ましいセルロース誘導体は、C〜C10基、特にC〜C基でアルキル化され、C〜C10カルボキシアルキル基、特にC〜Cカルボキシアルキル基、特に好ましくはC〜Cカルボキシアルキル基を付加的に含有する、セルロース誘導体である(示した炭素数には、カルボキシアルキル基中のカルボキシ炭素原子を含まない)。これらは、セルロースと対応アルキル化剤(例えば、ハロゲン化アルキルまたはアルキル硫酸塩)との反応、およびそれに続く対応ハロゲンアルキルカルボン酸(例えば、クロロ酢酸、3−クロロプロピオン酸および/または4−クロロ酪酸)との反応により、既知の方法で得ることができる。
本発明の好ましい態様では、各無水グリコースモノマー単位について平均で、0.5〜2.5個、特に1〜2個のアルキル基、および0.002〜0.2個、特に0.005〜0.1個のカルボキシアルキル基が含有される。本発明に従って使用されるセルロース誘導体の平均分子量は、好ましくは10,000D〜150,000D、特に40,000D〜120,000Dの範囲、特に好ましくは70,000D〜110,000Dの範囲である。
汚れ分離性セルロース誘導体の重合度および分子量の測定は、ウベローデ細管粘度計(細管0c)を用いた、十分に希釈した水溶液の極限粘度数の測定に基づく。定数[H. StaudingerおよびF. Reinecke, "Ueber Molekulargewichtsbestimmung an Celluloseethern"(Determining the molecular weight of cellulose ethers), Liebigs Annalen der Chemie 535, 47(1938)]並びに補正係数[F. RodriguezおよびL.A. Goettler, "The Flow of Moderately Concentrated Polymer Solutions in Water," Transactions of the Society of Rheology VIII, 3, 17(1964)]を使用して、重合度を算出でき、同様に置換度(DSおよびMS)を用いて対応する分子量を算出できる。
記載したように、本発明に従って使用されるセルロース誘導体は、容易に製造され、環境上および毒物学上のいずれにおいても問題はない。それらは、綿または綿含有布地の、特に油脂汚れおよび化粧品汚れを、この目的のために今まで知られてきた化合物を使用した場合より有意に良好に分離する。また、界面活性剤の量を、油脂分離能を変えずに有意に減らすことができる。
本発明の洗浄性能増強剤の使用は、セルロース誘導体を洗濯洗剤含有洗濯液に添加するか、または好ましくはセルロース誘導体を洗濯洗剤成分として洗濯液に添加する方法での洗濯過程において起こり得る。従って、本発明の更なる主題は、上記セルロース誘導体を含有する洗濯洗剤である。
洗濯後処理法における本発明の洗浄性能増強剤の使用は、特に漂白剤含有洗濯洗剤を用いて洗濯サイクルを完遂した後に使用される濯ぎ液に、セルロース誘導体を単独で添加するか、または洗濯後処理剤(特に柔軟剤)成分としてセルロース誘導体を添加する方法で相応に起こり得る。本発明のこの態様では、上記した洗濯洗剤は、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を同様に含有できるが、含有しなくてもよい。
本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有するか、または該セルロース誘導体と一緒に使用されるか、または本発明の方法で使用される、洗濯洗剤は、本発明に必須のセルロース誘導体と望ましくない相互作用をしない、そのような洗剤の他の常套成分の全てを含有できる。セルロース誘導体を、好ましくは0.1重量%〜2重量%、特に0.5重量%〜1重量%の量で洗濯洗剤に配合する。
意外にも、上記特性を有するそのようなセルロース誘導体が、洗濯洗剤および洗浄剤のある種の他の成分の作用にプラスの影響を与え、逆に、綿活性汚れ分離セルロース誘導体の作用が、ある種の他の洗濯洗剤成分によって付加的に増強されることが見出された。これらの効果は、特に、漂白剤、酵素活性物質(とりわけプロテアーゼおよびリパーゼ)、水溶性無機および/または有機ビルダー(とりわけ酸化炭水化物またはポリマーポリカルボキシレートに基づいたもの)、スルフェートおよびスルホネート型の合成アニオン性界面活性剤、並びに色移り阻害剤(例えば、ビニルピロリドン、ビニルピリジン、またはビニルイミダゾールポリマーまたはコポリマー、或いは対応するポリベタイン)について生じる。それ故に、本発明に従って使用されるセルロース誘導体と一緒に、上記した更なる成分の少なくとも1種を使用することが好ましい。
本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有するか、または該セルロース誘導体と一緒に使用されるか、または本発明の方法で使用される、洗剤は、好ましくは、過酸素系漂白剤を特に5重量%〜70重量%の範囲の量で、並びに(妥当な場合は)漂白活性剤を特に2重量%〜10重量%の範囲の量で含有する。適当な漂白剤は、好ましくは、洗濯洗剤に通常使用される過酸素化合物であり、その例は、過カルボン酸、例えばジペルドデカン酸またはフタロイルアミノペルオキシカプロン酸、過酸化水素、四水化物または一水化物として存在できるアルカリ過ホウ酸塩、過炭酸塩、過ピロリン酸塩および過ケイ酸塩であり、それらは一般に、アルカリ塩、特にナトリウム塩として存在する。この種の漂白剤は、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する洗濯洗剤中に、各々の場合に洗剤全体に基づいて、好ましくは25重量%まで、特に15重量%まで、特に好ましくは5重量%〜15重量%までの量で存在し、過炭酸塩が特に使用される。
任意に存在してよい成分である漂白活性剤は、通常使用されるN−またはO−アシル化合物を包含し、その例は、多重アシル化アルキレンジアミン、特にテトラアセチルエチレンジアミン、アシル化グリコールウリル、特にテトラアセチルグリコールウリル、N−アシル化ヒダントイン、ヒドラジド、トリアゾール、ウラゾール、ジケトピペラジン、スルフリルアミド、およびシアヌレート、並びにカルボン酸無水物、特に無水フタル酸、カルボン酸エステル、特にナトリウムイソノナノイルフェノールスルホネート、およびアシル化糖誘導体、特にペンタアセチルグルコース、およびトリメチルアンモニウムアセトニトリル塩のようなカチオン性ニトリル誘導体である。貯蔵中の過化合物との相互作用を回避するため、漂白活性剤を、既知の方法により被覆物質で被覆するかまたは粒状化できる。例えばEP 37 026に記載の方法に従って製造できるような、カルボキシメチルセルロースを用いて粒状化され、平均粒度0.01mm〜0.8mmを有するテトラアセチルエチレンジアミン、DD 255 884に記載の方法に従って製造できるような粒状化1,5−ジアセチル−2,4−ジオキソヘキサヒドロ−1,3,5−トリアジン、および/またはWO 00/50553、WO 00/50556、WO 02/12425、WO 02/12426またはWO 02/26927に記載の方法に従って粒状に製造されたトリアルキルアンモニウムアセトニトリルが特に好ましい。そのような漂白活性剤は、洗濯洗剤中に、各々の場合に洗剤全体に基づいて、好ましくは8重量%まで、特に2重量%〜6重量%の量で含有される。
好ましい態様では、本発明の洗剤、本発明に従って使用される洗剤、本発明の方法で使用される洗剤は、脂肪アルキルポリグリコシド、脂肪アルキルポリアルコキシレート、特に−エトキシレートおよび/または−プロポキシレート、脂肪酸ポリヒドロキシアミド、および/または脂肪アルキルアミンのエトキシル化および/またはプロポキシル化生成物、vic(ビシナル)−ジオール、脂肪酸アルキルエステル、および/または脂肪酸アミド、並びにそれらの混合物から選択される非イオン性界面活性剤を、特に2重量%〜25重量%の範囲の量で含有する。
そのような洗剤の更なる態様は、スルフェートおよび/またはスルホネート型合成アニオン性界面活性剤、特に、脂肪アルキルスルフェート、脂肪アルキルエーテルスルフェート、スルホ脂肪酸エステル、および/またはスルホ脂肪酸二塩を、特に2重量%〜25重量%の範囲の量で存在させることを含む。アニオン性界面活性剤は、好ましくは、アルキルまたはアルケニル基が8〜22個、特に12〜18個の炭素原子を含有する、アルキルまたはアルケニルスルフェートおよび/またはアルキルまたはアルケニルエーテルスルフェートから選択される。これらは通常、個々の物質ではなく、画分または混合物である。それらの中で、16〜18個の炭素原子数の長鎖基を有する化合物の割合が20重量%を超えるものが好ましい。
中でも適切な非イオン性界面活性剤は、飽和またはモノ不飽和またはポリ不飽和、直鎖または分枝鎖C10〜22、好ましくはC12〜18アルコールのアルコキシレート、特にエトキシレートおよび/またはプロポキシレートである。アルコールのアルコキシル化度は、一般に1〜20、好ましくは3〜10である。それらアルコキシレートは、対応するアルコールと対応するアルキレンオキシドとの反応により既知の方法で調製することができる。脂肪アルコール誘導体が特に適しているが、それらの分枝鎖異性体、特にいわゆるオキソアルコールも、使用できるアルコキシレートの調製に用いることができる。従って、直鎖基(特に、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシルまたはオクタデシル基)含有第一級アルコールのアルコキシレート、特にエトキシレート、およびそれらの混合物が使用できる。また、アルキル部に関して上記アルコールに対応する、アルキルアミン、vic−ジオールおよびカルボン酸アミドの、対応するアルコキシル化生成物も使用できる。更に、WO 90/13533に記載の方法に従って調製できる脂肪酸アルキルエステルのエチレンオキシドおよび/またはプロピレンオキシド挿入生成物、並びにUS 1,985,424、US 2,016,962、US 2,703,798およびWO 92/06984の方法に従って調製できる脂肪酸ポリヒドロキシアミドも適している。
本発明の洗剤への配合に適したいわゆるアルキルポリグリコシドは、一般式:(G)−OR12[式中、R12は8〜22個の炭素原子を含有するアルキルまたはアルケニル基を示し、Gはグリコース単位を示し、nは1〜10の数を示す。]で示される化合物である。そのような化合物およびその製造方法は、例えば、EP 92 355、EP 301 298、EP 357 969およびEP 362 671、またはUS 3,547,828に記載されている。グリコシド成分(G)は、天然アルドースまたはケトースモノマー由来のオリゴマーまたはポリマーを示し、その中でも特に、グルコース、マンノース、フルクトース、ガラクトース、タロース、グロース、アルトロース、アロース、イドース、リボース、アラビノース、キシロースおよびリキソースを包含する。この種のグリコシド結合モノマーからなるオリゴマーは、それらに含有される糖の性質だけでなく、それらの数(いわゆるオリゴマー化度)によっても特徴付けられる。分析的に確かめられる大きさであるオリゴマー化度nは、一般に分数値をとる。その値は、1〜10、好ましく使用されるグリコシドに対しては1.5未満、特に1.2〜1.4である。その良好な入手可能性の故に、グルコースが好ましいモノマー単位である。グリコシドのアルキルまたはアルケニル部R12は、好ましくは、再生可能な原料の容易に入手できる誘導体から、特に脂肪アルコールから同様に誘導するが、それらの分枝鎖異性体、特にいわゆるオキソアルコールも、使用できるグリコシドの調製に用いることができる。従って、直鎖オクチル、デシル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシルまたはオクタデシル基を含有する第一級アルコールおよびそれらの混合物を使用できる。特に好ましいアルキルグリコシドは、ココヤシ油アルキル基を含有する。即ち、実質上、R12はドデシルとテトラデシルとの混合である。
非イオン性界面活性剤は、好ましくは1重量%〜30重量%、特に1重量%〜25重量%の量で、本発明に従って使用される汚れ分離活性物質を含有する洗剤、または本発明に従って使用される洗剤、または本発明の方法で使用される洗剤に含有される。この範囲の中で大きい量は、液体状洗濯洗剤に配合されるのにより適切であり、粒状洗濯洗剤は、好ましくは5重量%までのむしろ少ない量を含有する。
代わりにまたは加えて、洗剤は、更なる界面活性剤、好ましくは、例えばアルキルベンゼンスルホネートのようなスルフェートまたはスルホネート型の合成アニオン性界面活性剤を、各々の場合に洗剤全体に基づいて、好ましくは20重量%以下、特に0.1重量%〜18重量%の量で含有できる。そのような洗剤への使用に特に適しているものとして記載できる合成アニオン性界面活性剤は、対カチオンとしてアルカリイオン、アンモニウムイオン或いはアルキル−またはヒドロキシアルキル−置換アンモニウムイオンを含有するC8〜22アルキルおよび/またはアルケニルスルフェートである。特に12〜18個の炭素原子を含有する脂肪アルコールの誘導体およびそれらの分枝鎖類似体(いわゆるオキソアルコール)が好ましい。アルキルおよびアルケニルスルフェートは、対応するアルコール成分と通常の硫酸化反応体(特に三酸化硫黄またはクロロスルホン酸)との反応、およびそれに続くアルカリ塩基、アンモニウム塩基、或いはアルキル−またはヒドロキシアルキル−置換アンモニウム塩基による中和により、既知の方法で調製できる。スルフェート型の使用可能な界面活性剤は、上記アルコールの硫酸化アルコキシル化生成物(いわゆるエーテルスルフェート)も包含する。そのようなエーテルスルフェートは、一分子あたり、好ましくは2〜30個、特に4〜10個のエチレングリコール基を含有する。スルホネート型の適当なアニオン性界面活性剤は、脂肪酸エステルと三酸化硫黄との反応および続いての中和により得られるα−スルホエステル、特にC8〜22、好ましくはC12〜18脂肪酸およびC1〜6、好ましくはC1〜4直鎖アルコールから誘導されたスルホン化生成物、並びにそれらから通常の鹸化により調製されたスルホ脂肪酸を包含する。
適切である更なる任意の界面活性剤成分は石鹸である。ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸またはステアリン酸の塩のような飽和脂肪酸石鹸、および天然脂肪酸混合物(例えば、ココヤシ脂肪酸、パーム核脂肪酸または獣脂脂肪酸)由来の石鹸が適している。50重量%〜100重量%の飽和C12〜C18脂肪酸石鹸および50重量%までのオレイン酸石鹸からなる石鹸混合物が、特に好ましい。石鹸は、好ましくは0.1重量%〜5重量%の量で含有される。しかしながら、一般に20重量%までの、より多量の石鹸を、特に本発明に従って使用されるポリマーを含有する液体状洗剤に含有することもできる。
所望により、洗剤は、ベタインおよび/またはカチオン性界面活性剤も含有でき、(存在するならば)それらは好ましくは0.5重量%〜7重量%の量で使用される。それらの中で、(以下に記載する)エステルクォートが特に好ましい。
更なる態様では、洗剤は、特に、アルカリアルミノケイ酸塩、1より大きい元素比を有する結晶性アルカリケイ酸塩、モノマーポリカルボキシレート、ポリマーポリカルボキシレート、およびそれらの混合物から選択される水溶性および/または不水溶性ビルダーを、特に2.5重量%〜60重量%の範囲の量で含有する。
洗剤は、好ましくは20重量%〜55重量%の水溶性および/または不水溶性の有機および/または無機ビルダーを含有する。水溶性有機ビルダー物質は、特に、ポリカルボン酸類からのもの(特にクエン酸および糖酸)、並びにポリマー(ポリ)カルボン酸(特にWO93/16110の多糖類の酸化により入手できるポリカルボキシレート)、ポリマーアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、およびそれらの混合ポリマー(重合可能な少量のカルボン酸官能基不含有重合性物質も含有してよい)を包含する。不飽和カルボン酸のホモポリマーの相対分子量は、一般に、遊離酸に基づいて5000〜200,000であり、コポリマーの相対分子量は、遊離酸に基づいて、2000〜200,000、好ましくは50,000〜120,000である。特に好ましいアクリル酸/マレイン酸コポリマーは、50,000〜100,000の相対分子量を有する。適してはいるが余り好ましくないこの種類の化合物は、アクリル酸またはメタクリル酸と、ビニルメチルエーテルのようなビニルエーテル、ビニルエステル、エチレン、プロピレンおよびスチレンとのコポリマーであり、酸の割合は少なくとも50重量%である。
モノマーとして2種のカルボン酸および/またはそれらの塩、並びに第三モノマーとしてビニルアルコールおよび/またはビニルアルコール誘導体または炭水化物を含有するターポリマーも、水溶性有機ビルダー物質として使用できる。第一の酸モノマーまたはその塩は、モノエチレン性不飽和C〜Cカルボン酸から、好ましくはC〜Cモノカルボン酸から、特に(メタ)アクリル酸から誘導される。第二の酸モノマーまたはその塩は、C〜Cジカルボン酸の誘導体であり得、マレイン酸が特に好ましい。第三のモノマー単位は、この場合、ビニルアルコールおよび/または好ましくはエステル化ビニルアルコールにより構成される。短鎖カルボン酸(例えばC〜Cカルボン酸)とビニルアルコールとのエステルに相当するビニルアルコール誘導体が、特に好ましい。
好ましいターポリマーは、60重量%〜95重量%、特に70重量%〜90重量%の(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリレート、特に好ましくはアクリル酸またはアクリレート、およびマレイン酸またはマレエート、並びに5重量%〜40重量%、好ましくは10重量%〜30重量%のビニルアルコールおよび/または酢酸ビニルを含有する。これに関して、(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリレートとマレイン酸またはマレエートとの重量比が1:1〜4:1、好ましくは2:1〜3:1、特に2:1〜2.5:1である、ターポリマーが特に好ましい。量および重量比は共に酸に基づく。第二の酸モノマーまたはその塩が、アルキル基、好ましくはC〜Cアルキル基により、または好ましくはベンゼンまたはベンゼン誘導体から誘導された芳香族基により2位置換されているアリルスルホン酸の誘導体であってもよい。
好ましいターポリマーは、40重量%〜60重量%、特に45重量%〜55重量%の(メタ)アクリル酸または(メタ)アクリレート、特に好ましくはアクリル酸またはアクリレート、10重量%〜30重量%、好ましくは15重量%〜25重量%のメタリルスルホン酸またはメタリルスルホネート、第三モノマーとして15重量%〜40重量%、好ましくは20重量%〜40重量%の炭水化物を含有する。この炭水化物は、例えば、単糖類、二糖類、オリゴ糖類または多糖類であり得、単糖類、二糖類またはオリゴ糖類が好ましく、スクロースが特に好ましい。第三モノマーの使用が、ポリマーの良好な生物分解性に関与する所定の破断点をポリマーに組み込むと考えられる。
これらのターポリマーは、特に、DE 42 21 381およびDE 43 00 772に記載されている方法に従って調製され得、一般に1000〜200,000、好ましくは200〜50,000、特に3000〜10,000の相対分子量を有する。特に液体状洗剤の製造については、ターポリマーは、水溶液として、好ましくは30〜50重量%水溶液として使用され得る。上記ポリカルボン酸は全て、一般に、それらの水溶性塩、特にそれらのアルカリ塩として使用される。
この種の有機ビルダー物質は、好ましくは40重量%、特に25重量%、特に好ましくは1重量%〜5重量%の量で含有される。上記した上限値に近い量は、好ましくはペースト状または液体状洗剤、特に含水洗剤に使用される。
結晶性または非晶質アルカリアルミノケイ酸塩は、特に不水溶性、水分散性無機ビルダー物質として、50重量%まで、好ましくは40重量%以下、液体状洗剤では特に1重量%〜5重量%の量で使用される。それらの中では、洗濯洗剤品質の結晶性アルミノケイ酸塩、特にゼオライトNaAおよび妥当な場合はNaXが好ましい。上記した上限値に近い量が、固体粒状洗剤に好ましくは使用される。適当なアルミノケイ酸塩は、特に30mmより大きい粒度を有する粒子を含有せず、好ましくは10mm未満の粒度を有する粒子を少なくとも80重量%含有する。DE 24 12 837の指示に従って測定できる、アルミノケイ酸塩のカルシウム結合能は、100〜200mgCaO/gの範囲である。上記アルミノケイ酸塩に適した代替物または部分代替物は、単独でまたは非晶質ケイ酸塩と混合して存在できる結晶性アルカリケイ酸塩である。洗浄力ビルダーとして洗剤に使用できるアルカリケイ酸塩は、好ましくは0.95未満、特に1:1.1〜1:12のアルカリ酸化物のSiOに対するモル比を有し、非晶質または結晶で存在できる。好ましいアルカリケイ酸塩は、ケイ酸ナトリウム、特にNaO:SiOモル比1:2〜1:2.8を有する非晶質ケイ酸ナトリウムである。この種の非晶質アルカリケイ酸塩は、例えばPortil(登録商標)の名称で市販されている。NaO:SiOモル比1:1.9〜1:2.8を有するケイ酸ナトリウムは、EP 0 425 427の方法に従って製造できる。それらは製造において、好ましくは溶液としてではなく固体として添加される。
一般式:NaSi2x+1・yHO[式中、いわゆる元素比xは1.9〜4の数であり、yは0〜20の数であり、xの好ましい値は2、3または4である。]で示される結晶性層状ケイ酸塩が、結晶性ケイ酸塩として使用するのに好ましく、単独でまたは非晶質ケイ酸塩と混合して存在できる。この一般式で示される結晶性層状ケイ酸塩は、例えばEP 0 164 514に記載されている。好ましい結晶性層状ケイ酸塩は、上記一般式においてxが2または3の値をとるケイ酸塩である。とりわけ、β−およびδ−二ケイ酸ナトリウム(NaSi・yHO)の両方が特に好ましい。β−二ケイ酸ナトリウムは、例えばWO 91/08171に記載した方法に従って得ることができる。1.9〜3.2の元素比を有するδ−ケイ酸ナトリウムは、特開平04−238809または特開平04−260610に従って製造できる。非晶質アルカリケイ酸塩から製造され、上記一般式[式中、xは1.9〜2.1の値を意味する。]で示され、EP 0 548 599、EP 0 502 325およびEP 0 425 428に記載されているように製造できる、実質的に無水の結晶性アルカリケイ酸塩も、本発明のポリマーを含有する洗剤に使用できる。
本発明の洗剤の更に好ましい態様では、2〜3の元素比を有する結晶性層状ケイ酸ナトリウムを使用し、このケイ酸塩は、EP 0 436 835の方法に従って砂および酸化ナトリウムから調製できる。EP 0 164 552および/またはEP 0 294 753の方法に従って得られるような、1.9〜3.5の範囲に元素比を有する結晶性ケイ酸ナトリウムは、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する洗濯洗剤の更に好ましい態様で使用される。アルカリケイ酸塩含有量は、無水活性物質に基づいて好ましくは1重量%〜50重量%、特に5重量%〜35重量%である。アルカリアルミノケイ酸塩、特にゼオライトも付加的ビルダー物質として存在するならば、アルカリケイ酸塩含有量は、無水活性物質に基づいて、好ましくは1重量%〜15重量%、特に2重量%〜8重量%である。従って、各々の場合に無水活性物質に基づいた、アルミノケイ酸塩とケイ酸塩との重量比は、好ましくは4:1〜10:1である。非晶質および結晶性の両方のアルカリケイ酸塩を含有する洗剤では、非晶質アルカリケイ酸塩と結晶性アルカリケイ酸塩との重量比は、好ましくは1:2〜2:1、特に1:1〜2:1である。
上記した無機ビルダーに加えて、更なる水溶性または不水溶性無機物質が、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する洗剤、または該セルロース誘導体と一緒に使用される洗剤、または本発明の方法で使用される洗剤に含有され得る。これに関して、アルカリ炭酸塩、アルカリ炭酸水素塩、アルカリ硫酸塩およびそれらの混合物が適している。この種の付加的無機物質は、70重量%までの量で存在できる。
加えて、洗剤は、洗濯洗剤および洗浄剤に通例である更なる成分を含有できる。これらの任意成分は、特に、酵素、酵素安定剤、重金属錯化剤、例えば、アミノポリカルボン酸、アミノヒドロキシポリカルボン酸、ポリホスホン酸および/またはアミノポリホスホン酸、抑泡剤、例えばオルガノポリシロキサンまたはパラフィン、溶媒、および蛍光増白剤、例えばスチルベンジスルホン酸誘導体を包含する。好ましくは1重量%まで、特に0.01重量%〜0.5重量%の蛍光増白剤、とりわけ置換4,4’−ビス(2,4,6−トリアミノ−s−トリアジニル)スチルベン−2,2’−ジスルホン酸類からの化合物、5重量%まで、特に0.1重量%〜2重量%の重金属錯化剤、とりわけアミノアルキレンホスホン酸およびそれらの塩、並びに2重量%まで、特に0.1重量%〜1重量%の抑泡剤が、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する洗剤に含有される。なお、上記した重量割合は各々の場合に洗剤全体に関する。
液体状洗剤に特に使用され得る溶媒は、(水に加えて)好ましくは水と混和できる溶媒である。それらは、低級アルコール、例えば、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、異性体ブタノール、グリセロール、低級グリコール、例えば、エチレングリコールおよびプロピレングリコール、上記した種類の化合物から誘導できるエーテルを包含する。そのような液体状洗剤には、本発明に従って使用されるセルロース誘導体が、一般に、溶解状態または懸濁状態で存在する。
存在してよい酵素は、好ましくは、プロテアーゼ、アミラーゼ、リパーゼ、セルラーゼ、ヘミセルラーゼ、オキシダーゼ、ペルオキシダーゼまたはそれらの混合物を含む群から選択される。
細菌または真菌のような微生物から回収されるプロテアーゼが特に適している。プロテアーゼは、例えば、DE 19 40 488、DE 20 44 161、DE 21 01 803、DE 21 21 397、US 3,623,957、US 4,264,738、EP 006 638、およびWO 91/02792に記載されている発酵法により、適当な微生物から既知の方法で回収できる。プロテアーゼは、例えば、BLAP(登録商標)、Savinase(登録商標)、Esperase(登録商標)、Maxatase(登録商標)、Optimase(登録商標)、Alcalase(登録商標)、Durazym(登録商標)またはMaxapem(登録商標)の名称で市販されている。
使用できるリパーゼは、例えば、EP 258 068、EP 305 216およびEP 341 947に記載されているようにHumicola lanuginosaから、例えば、WO 91/16422またはEP 384 717に記載されているようにBacillus種から、例えば、EP 468 102、EP 385 401、EP 375 102、EP 334 462、EP 331 376、EP 330 641、EP 214 761、EP 218 272、EP 204 284またはWO 90/10695に記載されているようにPseudomonas種から、例えばEP 130 064に記載されているようにFusarium種から、例えばEP 117 553に記載されているようにRhizopus種から、或いは例えばEP 167 309に記載されているようにAspergillus種から回収できる。適当なリパーゼは、例えば、Lipolase(登録商標)、Lipozym(登録商標)、Lipomax(登録商標)、Lipex(登録商標)、Amano(登録商標)Lipase、Toyo-Jozo(登録商標)Lipase、Meito(登録商標)Lipase、およびDiosynth(登録商標)Lipaseの名称で市販されている。
適当なアミラーゼは、例えば、Maxamyl(登録商標)、Termamyl(登録商標)、Duramyl(登録商標)、およびPurafect(登録商標)OxAmの名称で市販されている。使用できるセルラーゼは、細菌または真菌から回収できる酵素であり得、好ましくは6〜9.5の弱酸性から弱アルカリ性の範囲にpH最適値を示す。この種のセルラーゼは、例えば、DE 31 17 250、DE 32 07 825、DE 32 07 847、DE 33 22 950、EP 265 832、EP 269 977、EP 270 974、EP 273 125、EP 339 550、WO 95/02675およびWO 97/14804から知られており、Celluzyme(登録商標)、Carezyme(登録商標)およびEcostone(登録商標)の名称で市販されている。
特に液体状洗剤において、妥当な場合に存在する通例の酵素安定剤は、アミノアルコール、例えば、モノ−、ジ−、トリエタノール−および−プロパノールアミン並びにそれらの混合物、例えばEP 376 705およびEP 378 261から知られているような低級カルボン酸、ホウ酸またはアルカリホウ酸塩、例えばEP 451 921から知られているようなホウ酸/カルボン酸化合物、例えばWO 93/11215またはEP 511 456から知られているようなホウ酸エステル、例えばEP 583 536から知られているようなボロン酸誘導体、カルシウム塩、例えばEP 28 865から知られているカルシウム/ギ酸化合物、例えばEP 378 262から知られているようなマグネシウム塩、および/または例えばEP 080 748またはEP 080 223から知られているようなイオウ含有還元剤を包含する。
適当な抑泡剤は、長鎖石鹸、特にベヘン酸石鹸、脂肪酸アミド、パラフィン、ワックス、微晶質ワックス、オルガノポリシロキサンおよびそれらの混合物を包含し、場合によりシラン化されているかまたは別の方法で疎水化されていてよい極微小のケイ酸を、更に包含できる。粒状洗剤に使用するため、この種の抑泡剤を、好ましくは、例えば、DE 34 36 194、EP 262 588、EP 301 414、EP 309 931またはEP 150 386に記載されているように粒状水溶性キャリヤー物質に結合する。
好ましい態様では、本発明に従って使用されるセルロース誘導体が配合された洗剤は、粒状であり、25重量%まで、特に5重量%〜20重量%の漂白剤、とりわけアルカリ過炭酸塩、15重量%まで、特に1重量%〜10重量%の漂白活性剤、20重量%〜55重量%の無機ビルダー、10重量%まで、特に2重量%〜8重量%の水溶性有機ビルダー、10重量%〜25重量%の合成アニオン性界面活性剤、1重量%〜5重量%の非イオン性界面活性剤、並びに25重量%まで、特に0.1重量%〜25重量%の無機塩、とりわけアルカリ炭酸塩および/またはアルカリ炭酸水素塩を含有する。
更に好ましい態様では、本発明に従って使用されるセルロース誘導体が配合された洗剤は、液体状であり、10重量%〜25重量%、特に12重量%〜22.5重量%の非イオン性界面活性剤、2重量%〜10重量%、特に2.5重量%〜8重量%の合成アニオン性界面活性剤、3重量%〜15重量%、特に4.5重量%〜12.5重量%の石鹸、0.5重量%〜5重量%、特に1重量%〜4重量%の有機ビルダー、とりわけシトレートのようなポリカルボキシレート、1.5重量%まで、特に0.1重量%〜1重量%の重金属錯化剤、例えばホスホネート、並びに場合により含有されていてよい酵素に加えて酵素安定剤、染料および/または香料、水および/または水混和性溶媒を含有する。
布地を洗濯する際に、漂白剤含有洗濯洗剤の洗浄性能を高めるために、上記した綿活性汚れ分離性セルロース誘導体と、ジカルボン酸および場合によりポリマーであってよいジオールから調製されたポリエステル活性汚れ分離性ポリマーとの組み合わせを使用することも可能である。上記した綿活性汚れ分離性セルロース誘導体とポリエステル活性汚れ分離性ポリマーとのそのような組み合わせはまた、本発明の洗剤において、および本発明の方法において可能である。
本発明に必須のセルロース誘導体に加えて使用され得、ポリエステル活性であると知られている汚れ分離性ポリマーは、ジカルボン酸、例えば、アジピン酸、フタル酸またはテレフタル酸、ジオール、例えば、エチレングリコールまたはプロピレングリコール、並びにポリジオール、例えば、ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコールのコポリエステルを包含する。使用するのに好ましい汚れ分離性ポリエステルは、2つのモノマー成分のエステル化によって形式上得られる化合物を包含する。第一モノマーは、ジカルボン酸HOOC−Ph−COOHであり、第二モノマーは、ポリマージオールH−(O−(CHR11−)OHとしても存在できるジオールHO−(CHR11−)OHである。ここで、Phは、1〜4個の置換基(1〜22個の炭素原子を含有するアルキル基、スルホン酸基、カルボキシル基およびそれらの混合物から選択される。)を有してよいo−、m−またはp−フェニレン基を意味し、R11は、水素、1〜22個の炭素原子を含有するアルキル基およびそれらの混合物であり、aは2〜6の数であり、bは1〜300の数である。好ましくは、モノマージオール単位−O−(CHR11−)O−およびポリマージオール単位−(O−(CHR11−)O−の両方が、それらから得られるポリエステル中に存在する。モノマージオール単位とポリマージオール単位とのモル比は、好ましくは100:1〜1:100、特に10:1〜1:10である。ポリマージオール単位において、重合度bは、好ましくは4〜200、特に12〜140の範囲である。好ましい汚れ分離性ポリエステルの、分子量、平均分子量、または分子量分布の最大値は、250〜100,000、特に500〜50,000の範囲である。
Ph基の基になる酸は、好ましくは、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、トリメリット酸、メリット酸、スルホフタル酸異性体、スルホイソフタル酸、スルホテレフタル酸、およびそれらの混合物から選択される。それらの酸基がポリマー内でエステル結合の一部でないならば、それらは好ましくは塩として、特にアルカリ塩またはアンモニウム塩として存在する。それらの中で、ナトリウム塩およびカリウム塩が特に好ましい。
所望により、HOOC−Ph−COOHモノマーに代えて、少量、特に上記した意味を有するPhの割合に基づいて10mol%以下の量の、少なくとも2個のカルボキシル基を含有する別の酸が、汚れ分離性ポリエステルに含有され得る。そのような酸は、例えば、アルキレンおよびアルケニレンジカルボン酸、例として、マロン酸、コハク酸、フマル酸、マレイン酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、アゼライン酸およびセバシン酸を包含する。
好ましいジオールHO−(CHR11−)OHは、R11が水素であり、aが2〜6の数であるジオール、aが2の値を有し、R11が、水素、および1〜10個、特に1〜3個の炭素原子を含有するアルキル基から選択されるジオールを包含する。最後に記載したジオールの中では、式:HO−CH−CHR11−OH[式中、R11は上記意味を有する。]で示されるジオールが特に好ましい。ジオール成分の例は、エチレングリコール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,8−オクタンジオール、1,2−デカンジオール、1,2−ドデカンジオールおよびネオペンチルグリコールである。ポリマージオールの中では、1000〜6000の範囲に平均分子量を有するポリエチレングリコールが特に好ましい。
所望により、上記したような組成を有するポリエステルは末端キャップされていてもよく、1〜22個の炭素原子を含有するアルキル基およびモノカルボン酸エステルが末端基として適している。エステル結合によって結合した末端基は、5〜32個の炭素原子、特に5〜18個の炭素原子を含有する、アルキル、アルケニルおよびアリールモノカルボン酸に基づき得る。それらは、吉草酸、ヘキサン酸、エナント酸、オクタン酸、ペラルゴン酸、デカン酸、ウンデカン酸、ウンデセン酸、ラウリン酸、ラウロレイン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、ミリストレイン酸、ペンタデカン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ペトロセリン酸、ペトロセライジン酸、オレイン酸、リノール酸、リノライジン酸、リノレン酸、エレオステアリン酸、アラキン酸、ガドレイン酸、アラキドン酸、ベヘン酸、エルカ酸、ブラシジン酸、クルパノドン酸、リグノセリン酸、セロチン酸、メリシン酸、25個までの合計炭素原子、特に1〜12個の合計炭素原子を含有する1〜5個の置換基を有してよい安息香酸、例えばt−ブチル安息香酸を包含する。末端基は、5〜22個の炭素原子を含有するヒドロキシモノカルボン酸に基づいてもよく、それらは、例えば、ヒドロキシ吉草酸、ヒドロキシヘキサン酸、リシノール酸、その水素化生成物であるヒドロキシステアリン酸、o−、m−およびp−ヒドロキシ安息香酸を包含する。ヒドロキシモノカルボン酸は、そのヒドロキシル基およびカルボニル基によって互いに結合でき、従って、末端基中に2個以上存在できる。好ましくは、末端基1個あたりのヒドロキシモノカルボン酸単位の数、即ちオリゴマー化度は、1〜50、特に1〜10の範囲である。本発明の好ましい態様では、エチレンテレフタレートおよびポリエチレンオキシドテレフタレートのポリマーを、セルロース誘導体と組み合わせて使用する。ポリエチレングリコール単位は、750〜5,000の分子量を有し、エチレンテレフタレートとポリエチレンオキシドテレフタレートとのモル比は、50:50〜90:10である。
汚れ分離性ポリマーは好ましくは水溶性である。用語「水溶性」は、室温およびpH8における、水1リットルあたり少なくとも0.01g、好ましくは少なくとも0.1gのポリマーの溶解度として理解される。しかしながら、使用するのに好ましいポリマーは、これらの条件下で、少なくとも1g/リットル、特に少なくとも10g/リットルの溶解度を示す。
本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する好ましい洗濯後処理剤は、洗濯物柔軟化活性物質として、いわゆるエステルクォート、即ちカルボン酸とアミノアルコールとの四級化エステルを含んでなる。それらは、従来の有機化学の適切な方法に従って得ることができる既知の物質である。それに関連して、WO 91/01295を参照でき、それによれば、次リン酸の存在下でトリエタノールアミンを脂肪酸により部分的にエステル化し、空気を流通させ、次いで、硫酸ジメチルまたはエチレンオキシドを用いて四級化する。更に、DE 43 08 794は、固体状エステルクォートの製造方法を明らかにしている。同方法では、トリエタノールアミンエステルの四級化を、適当な分散剤、好ましくは脂肪アルコールの存在下で実施している。この主題の概説は、例えば、R. PuchtaらによりTens.Surf.Det, 30, 186(1993)に、M. BrockによりTens.Surf.Det. 30, 394(1993)に、R. LagermanらによりJ.Am.Oil.Chem.Soc, 71, 97(1994)に、およびI. ShapiroによりCosm.Toil. 109, 77(1994)に示されている。
洗剤に好ましいエステルクォートは、式(I):
Figure 0005345535
[式中、RCOは6〜22個の炭素原子を含有するアシル基を示し、RおよびRは相互に独立に水素またはRCOを示し、Rは1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基、または(CHCHO)H基を示し、m、nおよびpは合計で0または1〜12の数を示し、qは1〜12の数を示し、Xは電荷平衡アニオン、例えば、ハロゲン化物イオン、アルキルスルフェートイオンまたはアルキルホスフェートイオンを示す。]
で表される四級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩である。本発明において使用できるエステルクォートの典型例は、ヘキサン酸、オクタン酸、デカン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、イソステアリン酸、ステアリン酸、オレイン酸、エライジン酸、アラキン酸、ベヘン酸、エルカ酸、およびそれらの工業用混合物(例えば、天然油脂の高圧分裂時に生じるもの)に基づく生成物である。好ましくは、工業用C12/18ココヤシ油脂肪酸、特に部分的硬化C16/18獣脂またはパーム油脂肪酸、およびエライジン酸リッチC16/18脂肪酸カットを使用する。四級化エステルを製造するため、一般に、脂肪酸およびトリエタノールアミンを、1.1:1〜3:1のモル比で使用できる。エステルクォートの応用工学的性質に関して、1.2:1〜2.2:1、好ましくは1.5:1〜1.9:1の使用比が特に有利であることがわかった。使用するのに好ましいエステルクォートは、1.5〜1.9の平均エステル化度を有するモノ−、ジ−およびトリエステルの工業用混合物に相当し、工業用C16/18獣脂またはパーム脂肪酸(ヨウ素価0〜40)から誘導される。RCOが16〜18個の炭素原子を含有するアシル基を示し、RがRCOを示し、Rが水素を示し、Rがメチル基を示し、m、nおよびpが0を示し、Xがメチルスルフェートイオンを示す式(I)で表される四級化脂肪酸トリエタノールアミンエステル塩が特に有利であることがわかった。
四級化カルボン酸トリエタノールアミンエステル塩に加えて、式(II):
Figure 0005345535
[式中、RCOは6〜22個の炭素原子を含有するアシル基を示し、Rは水素またはRCOを示し、RおよびRは相互に独立に1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基を示し、mおよびnは合計で0または1〜12の数を示し、Xは電荷平衡アニオン、例えば、ハロゲン化物イオン、アルキルスルフェートイオンまたはアルキルホスフェートイオンを示す。]
で表される、カルボン酸とジエタノールアルキルアミンとの四級化エステル塩もエステルクォートとして適している。
最後に、記載できる適当なエステルクォートの更なる群は、式(III):
Figure 0005345535
[式中、RCOは6〜22個の炭素原子を含有するアシル基を示し、Rは水素またはRCOを示し、R、RおよびRは相互に独立に1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基を示し、mおよびnは合計で0または1〜12の数を示し、Xは電荷平衡アニオン、例えば、ハロゲン化物イオン、アルキルスルフェートイオンまたはアルキルホスフェートイオンを示す。]
で表される、カルボン酸と1,2−ジヒドロキシプロピルジアルキルアミンとの四級化エステル塩である。
好ましい脂肪酸および最適なエステル化度に関して、(I)の一例として示した記載が、式(II)および(III)で示されるエステルクォートに同様にあてはまる。エステルクォートは、通常、50〜90重量%アルコール溶液として市販されており、容易に水で希釈することもできる。エタノール、プロパノールおよびイソプロパノールが、通例のアルコール溶媒である。
エステルクォートは、各々の場合に洗濯後処理剤全体に基づいて、好ましくは5重量%〜25重量%、特に8重量%〜20重量%の量で使用される。所望により、本発明に従って使用される洗濯後処理剤は、エステルクォートと不当に否定的に相互作用しないならば、前記の洗濯洗剤成分を付加的に含有できる。製剤は好ましくは液体状であり、水を含有する。
実施例1:
下記成分を含有する液体状洗濯洗剤(V1)を、成分の単純混合により製造した。
Figure 0005345535
同様に、水の量を減らして、平均メチル化度1.90および平均カルボキシアルキル化度0.01を有するメチルカルボキシプロピルセルロース1重量%(W1)、平均メチル化度1.90および平均カルボキシアルキル化度0.09を有するメチルカルボキシエチルセルロース1重量%(W2)、または平均メチル化度1.56および平均カルボキシアルキル化度0.03を有するメチルカルボキシエチルセルロース1重量%(W3)を含有する以外は同一成分からなる、洗濯洗剤も製造した。使用したセルロースエーテルは、セルロースとクロロメタンとの反応および続いての対応クロロアルカンカルボン酸との反応により得ることができ、それらの分子量は78,000Dであった。綿布地を以下のように処理した。
洗濯機: Miele W 918 Novotronic(登録商標)
予備洗濯の実施: 一槽式法、通常サイクル
洗濯温度: 40℃
槽容積: 15リットル
水の硬度: 16°dH
洗濯物の量: 3.5kgの清浄な洗濯物
測定数: 3
上記条件下で、まだ汚れていない布地を、試験するための洗濯洗剤を各々用いて3回洗濯し、各洗濯後、乾燥した。3回の予備洗濯後、布地を以下の標準的な汚れを用いて手動で汚した。
0.10g 口紅
0.10g 黒色靴クリーム
次いで、汚れた布地をMinolta(登録商標)CR 200で測定し、続いて、室温で7日間エージングした。その後、汚れた布地をハンカチに縫い付け、上記条件下で洗濯した。
布地を乾燥し、Minolta(登録商標)CR 200を用いて再び測定した。以下の洗濯結果(dde値)を得た。
Figure 0005345535
本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する洗濯洗剤(W1、W2およびW3)が、該セルロース誘導体を含有しない洗剤(V1)より遥かに優れた洗濯性能を示すことが明らかである。
実施例2:
実施例1に記載したように洗濯実験を実施した。今回は、下記成分を含有する粒状洗濯洗剤V2を使用した。
Figure 0005345535
同様に、硫酸ナトリウムの量を減らして、平均メチル化度1.90および平均カルボキシアルキル化度0.01を有するメチルカルボキシプロピルセルロース1重量%(W4)、平均メチル化度1.90および平均カルボキシアルキル化度0.09を有するメチルカルボキシエチルセルロース1重量%(W5)、または平均メチル化度1.56および平均カルボキシアルキル化度0.03を有するメチルカルボキシエチルセルロース1重量%(W6)を含有する以外は同一成分からなる、洗濯洗剤も使用した。以下の洗濯結果(dde値)を得た。
Figure 0005345535
実施例2においても、本発明に従って使用されるセルロース誘導体を含有する洗濯洗剤(W4、W5およびW6)が、該セルロース誘導体を含有しない洗剤(V2)より遥かに優れた洗濯性能を示すことが明らかである。

Claims (13)

  1. 綿からなるかまたは綿を含有する布地の洗濯に使用する洗濯洗剤の洗浄性能増強剤であって、セルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られ、かつ無水グリコースモノマー単位あたり平均して0.4〜2.7個のアルキル基および0.001〜0.3個の、アルキル基が2または3個の炭素原子を有するカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体からなる洗浄性能増強剤。
  2. 綿からなるかまたは綿を含有し、かつ汚れが付着する前に汚れ分離性セルロース誘導体存在下で既に洗濯および/または後処理した布地の洗濯に使用する洗濯洗剤の洗浄性能増強剤であって、セルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られ、かつ無水グリコースモノマー単位あたり平均して0.4〜2.7個のアルキル基および0.001〜0.3個の、アルキル基が2または3個の炭素原子を有するカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体からなる洗浄性能増強剤。
  3. 布地の洗濯に使用する洗濯洗剤の洗浄性能増強剤であって、セルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られ、かつ無水グリコースモノマー単位あたり平均して0.4〜2.7個のアルキル基および0.001〜0.3個の、アルキル基が2または3個の炭素原子を有するカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体と、ジカルボン酸およびジオールから調製されたポリエステル活性汚れ分離性ポリマーとの組み合わせからなる洗浄性能増強剤。
  4. 該アルキル基およびカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体が、C〜C10 基でアルキル化されている、請求項1〜3のいずれかに記載の洗浄性能増強剤。
  5. 該アルキル基およびカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体中に、無水グリコースモノマー単位あたり平均して、0.5〜2.5個のアルキル基、および0.002〜0.2個のカルボキシアルキル基を含有する、請求項1〜4のいずれかに記載の洗浄性能増強剤。
  6. 該アルキル基およびカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体の平均分子量が10,000D〜150,000Dの範囲である、請求項1〜5のいずれかに記載の洗浄性能増強剤。
  7. 洗濯洗剤は、5重量%〜70重量%の過酸素系漂白剤含有する、請求項1〜6のいずれかに記載の洗浄性能増強剤。
  8. 洗濯洗剤と、セルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られ、かつセルロース誘導体が無水グリコースモノマー単位あたり平均して0.4〜2.7個のアルキル基および0.001〜0.3個の、アルキル基が2または3個の炭素原子を有するカルボキシアルキル基を含有する汚れ分離性セルロース誘導体とを使用して実施する、綿からなるかまたは綿を含有する布地の洗濯方法。
  9. 白剤含有洗濯洗剤を用いて実施する実際の洗濯作業後に、布地をセルロース誘導体含有後処理剤と接触させる、請求項8に記載の方法。
  10. 汚れ分離性セルロース誘導体およびエステルクォートを含有する洗濯後処理剤を使用する、請求項9に記載の方法。
  11. 製剤が5重量%〜25重量%の量でエステルクォートを含有する、請求項10に記載の方法。
  12. 製剤が0.1重量%〜2重量%の量でセルロース誘導体を含有する、請求項8〜11のいずれかに記載の方法。
  13. セルロースのアルキル化およびカルボキシアルキル化により得られ、かつ無水グリコースモノマー単位あたり平均して0.4〜2.7個のアルキル基および0.001〜0.3個の、アルキル基が2または3個の炭素原子を有するカルボキシアルキル基を有する、汚れ分離性セルロース誘導体を含有する、洗濯洗剤。
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