JP5344332B1 - ステープルリムーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】 用紙などの対象物に綴じられたステープルを除去するには、従来方法では細かい神経が必要で手間が掛かり、使い勝手も悪かった。これを、パンチ処理の方法で改善し、ステープラによるステープル綴じと同じような手軽さで、簡単迅速にステープルを除去できるステープルリムーバを提供する。
【解決手段】 用紙上のステープルの位置を目視で容易に確認できる覗き孔1Hとパンチ受け板1Fを有し、ステープルを用紙の一部と共にパンチ処理するパンチ刃1Aを備えており、このパンチ刃1Aを作動させるために手押し部6Aを設けている。
また、他の構造として、除去されたステープルを収容するためのステープル収容部を設けた構造や、パンチ刃1Aを軽い力で作動させるためのレバー方式による構造、さらに、枚数の多い用紙をパンチ処理するための用紙押え機構を有する構造などを設けている。
【選択図】図1

Description

本発明は、用紙などの対象物に綴じられたステープルを、パンチ刃でステープルとステープル綴じ部を取り囲む用紙の一部を含めて切り抜き除去する、パンチ処理による方法で、ステープルを簡便で迅速に除去する用具に関するものである。
現在の循環型環境社会においては資源の再利用が求められている。この資源再利用の観点から、金属製のステープルにより綴じられた用紙なども紙資源として再利用するため、用紙からステープルを除去する必要がある。また、用紙をシュレッダーで細断するにも用紙からステープルを除去する必要がある。
従来、用紙などの対象物に綴じられたステープルを除去する用具としては、大きく分けて2種類の方法が提案されている。第1の方法は、へら形状の差込片を利用した方法が従来技術として最も知られている。この方法は、基台に取り付けられた操作ハンドルの先端に固定されたへら形状の差込片を、用紙に綴じられたステープルのクラウン部と用紙との間に差し込んで操作ハンドルを押し下げる。これにより、差込片がてこの原理を利用してステープルを持ち上げて用紙から引き抜き除去する(例えば、特許文献1参照)。
第2の方法として、パンチ刃でステープルとステープル綴じ部を取り囲む用紙の一部を含めて切り抜き、ステープルを除去するパンチ処理による方法がある。この方法は、複写機などの画像形成装置において、ステープルで綴じられた片面印刷済みの用紙の裏面を使用して新たな印刷を行う場合、用紙にステープルが除去されずに残されていると画像形成装置に不具合が生じるため、パンチ処理でステープルとステープル綴じ部を取り囲む用紙の一部を含めて切り抜き、ステープルを除去するパンチユニットを画像形成装置内に設けている(例えば、特許文献2参照)。
また、もう一つの第2の方法の場合、ステープラの針ホルダにパンチ刃と、下カバーにパンチ孔を設けて、切替レバーによりステープラとしてのステープル綴じ機能と、パンチ刃によるステープルの除去機能を切替えるようにしている(例えば、特許文献3参照)。
特開2011−11322号公報 特開2006−306571号公報 特開2011−110647号公報
しかしながら、前記特許文献1に記載されている方法によれば、
へら形状の差込片をステープルのクラウン部と用紙の間に差し込んで引き抜くという作業になるため、用紙を必ず平坦な台の上に置き、ずれないように人力で押えておく必要があり、差込片あるいはスロープ部材のクラウン部への差し込み引き抜き動作は、細かい神経が必要で手間が掛かり、さらに用紙枚数が多い場合は、差し込み後、操作ハンドルを操作する手間も必要なため、使い勝手も悪いという問題があった。
前記特許文献2に記載されている方法によれば、
パンチユニットは画像形成装置に装置の一部として、用紙上のステープルの位置を検出する導通センサと組合わされて構成されているもので、目的として用紙を裏紙として使用する場合である。また、パンチユニットは画像形成装置へ挿入後の、用紙から除去されてないステープルに限って検出し除去するもので、本来、画像形成装置に挿入する前の用紙のステープルを除去できるものではない。
前記特許文献3に記載されている方法によれば、
ホチキス部とパンチ部が一体型のため、ステープルを除去する場合、切替レバーにより用紙止めをパンチ処理位置にセットして、ステープル除去作業を行うため手間が掛かる。また、用紙のステープルの位置を目視確認するために、必ずステープラを裏返す必要があり使い勝手も悪い。さらに、パンチ刃はその形状からパンチ処理後のステープルの落下を防ぐようにしているため、毎回パンチ処理後にステープルのパンチカスを用紙から手で取り除く手間が掛かるという問題がある。
ホチキス部とパンチ部が一体型のため、支点軸を中心にした回転作動によるパンチ処理となる。この場合、パンチ刃は回転軌跡でパンチ処理動作をするため、パンチ抜き時にパンチ刃とパンチ孔との中心位置が僅かにずれる。このため、パンチ刃による切り口が汚くなり、特に用紙の枚数が多い場合はパンチ処理が困難になるという問題がある。
このように、パンチ処理によるステープルを除去する機構の場合、ホチキス部とパンチ部を一体化させると、使い勝手も悪く手間が掛かり、ステープラによるステープル綴じと同じような手軽で迅速な作業は望めない。
本発明は、上記従来技術の問題点を解決することを課題とする。
具体的には、用紙などの対象物に綴じられたステープルをパンチ処理によって、ステープラによるステープル綴じと同じような手軽さで、簡便で迅速に除去する専用の用具を提供し、さらに、用紙枚数が多い場合も同様に簡便で迅速に除去する専用の用具を提供することを課題とする。
請求項1に係るステープルリムーバは、
台座と、
覗き孔を形成する周壁を有し、前記台座に上下動可能に支持された手押し部と、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板と、該パンチ受け板の直下に形成された用紙挿入部とを備えたハウジングと、該ハウジングから下方に延びるパンチ刃案内部と、前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記台座に固定されたパンチ刃と、
押下げられた前記ハウジングを待機位置に復帰する、前記台座とハウジングとの間に設けられた復帰ばねとを備えている。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で覗き孔から用紙上のステープルの位置を確認できるため、ステープルの位置合わせが大変容易であること、および、手押し部を手で押下げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項2に係るステープルリムーバは、
上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成したリムーバ本体と、
前記上部本体に覗き孔を形成する周壁と、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板と、前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
該パンチ刃を上下動可能にするために、作動支点となる支持軸と前記連結ピンを介して前記パンチ刃に連結されているレバーと、前記作動後の該レバーを待機位置に復帰する復帰ばねとを備えている。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で覗き孔から用紙上のステープルの位置を確認できるため、ステープルの位置合わせが大変容易である。また、レバー操作によるため操作力が軽くなると共に、レバーを引上げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項3に係るステープルリムーバは、請求項1において、
前記ハウジングの上部にステープル収容部材を設けた手押し形のリムーバで、
台座と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板と、該パンチ受け板の直下に形成された用紙挿入部とを備えた収容付ハウジングとを備えている。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容ケースを設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。また、手押し部を手で押下げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項4に係るステープルリムーバは、請求項2において、
前記リムーバ本体の上部にステープル収容部材を設けたレバー形のリムーバで、
上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体とを備えている。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容ケースを設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。また、レバー操作によるため操作力が軽くなると共に、レバーを手で引上げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項5に係るステープルリムーバは、
上部にステープル収容部材を設け、前記パンチ刃を上下動させるレバーが、押下げレバー形のリムーバで、
ベース台と、上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
該パンチ刃を上下動可能にするために、作動支点となる支持軸と前記連結ピンを介して前記パンチ刃に連結されている押下げレバーと、前記作動後の該押下げレバーを待機位置に復帰する復帰ばねとを備えている。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容ケースを設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。また、押下げレバー操作によるため操作力が軽くなると共に、押下げレバーを手で押下げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる。さらに、ベース台を平坦な台の上に置くことにより、少し多い用紙枚数の場合でも安定したパンチ処理作業ができる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項6に係るステープルリムーバは、
上部にステープル収容部材を設け、前記パンチ刃を上下動させるレバーが、カンチレバー形のリムーバで、
上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
該パンチ刃を上下動可能にするために、前記収容付リムーバ本体の後方に板ばねを固定し、該板ばねは前方に支持孔を形成し、該支持孔内には前記下部本体に回動自在に支持された支持軸を挿入し、前方先端にはスライドピースを設け、
該支持軸は支持ピン備え、該支持ピンはレバー作用面を有するカンチレバーの先端に設けられ、該カンチレバーは前記支持ピンを回動支点として前記レバー作用面により前記板ばねを撓ませて、前記連結ピンを介して前記パンチ刃を上下動させる。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容ケースを設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。また、カンチレバー操作によるため操作力が軽くなると共に、カンチレバーを手で引上げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる。さらに、カンチレバーを反転させることにより、リムーバの保管が容易になるなどの課題を解決するための手段を有している。
請求項7に係るステープルリムーバは、
上部にステープル収容部材を設け、前記パンチ刃を上下動させるレバーが、リンクレバー形のリムーバで、
上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
該パンチ刃を上下動可能にするために、リンクレバーを設け、前記収容付リムーバ本体の後方にスイングピンによりスイングバーを回動自在に設け、該スイングバーは前記リンクレバーを作動後、待機位置に復帰する復帰ばねと、上ピンと、スライドピースを備え、
前記上ピンは作動ピースと下ピンに連結しており、該下ピンは前記リンクレバーに接続され、前記リンクレバーは、回動自在に支持された支持軸を作動支点として、前記連結ピンを介して前記パンチ刃を上下動させる。
この構成によれば、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容ケースを設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。また、リンクレバーによる操作のため操作力が軽くなると共に、リンクレバーを手で引上げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項8に係るステープルリムーバは、
上部にステープル収容部材を設け、用紙挿入部に用紙挟み機構を設けた、平行リンク形のリムーバで、
上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
前記下部本体の前方のスリーブ部に挿入されたパンチ筒部とパンチ刃案内部と、
前記パンチ抜き孔に向い合い、前記パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記パンチ筒部に支持された連結ピンとパンチ刃と、
該パンチ刃を上下動可能にするために、前記収容付リムーバ本体の前記上部本体側に主レバーを設け、前記下部本体側に従レバーを設け、
前記主レバーと従レバーは支持軸を介して交差状に連結され、
前記主レバーは前記支持軸を支点として前記上部本体には主平行ピンと、前記下部本体には従作動ピンと連結され、
前記従レバーは前記支持軸を支点として前記下部本体には従平行ピンと、前記上部本体には主作動ピンと連結して、前記上部本体と下部本体を平行に上下動させ、
前記上部本体と下部本体との間には、前記主レバーと従レバーを操作後待機位置に復帰する復帰ばねを備え、
前記スリーブ部は前記パンチ筒部を上下自在に設け、挿入された用紙を挟み込むために前記パンチ筒部の上部にばね棒が固定され、該ばね棒は吸収ばねを設け、
前記レバーと従レバーを操作することにより、前記パンチ筒部の上部が前記パンチ受け板と共に用紙を挟み、前記連結ピンを介して前記パンチ刃を上下動させる。
この構成は、パンチ処理をする用紙の枚数が多い場合に、用紙挿入部で用紙を挟むことで、用紙がずれたりパンチ刃により引き込まれないようにする。このため、パンチ処理を確実に行うことができる。また、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容ケースを設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。
また、主レバーと従レバーによるレバー操作のため操作力が軽くなると共に、主レバーと従レバーを手で操作するだけで、迅速にステープルを除去できる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項9に係るステープルリムーバは、
上部にステープル収容部材を設け、用紙挿入部に用紙押え機構を設けた、用紙押え形のリムーバで、
ベース台と、上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと
前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
前記下部本体から下方に延びるパンチ筒部とパンチ刃案内部と、
前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
該パンチ刃を上下動可能にするために、作動支点となる支持軸と前記パンチ刃に連結されている押えレバーと、前記作動後の該押えレバーを待機位置に復帰する復帰ばねと、
前記パンチ筒部の外周には押えスリーブと、該押えスリーブに支持された一対のばね棒と吸収ばねと、該ばね棒は上方に用紙押え板を接続固定し、
前記押えレバーは前記支持軸を作動支点として、前記連結ピンと前記押えスリーブを介して前記用紙押え板を上下動させ、前記パンチ刃案内部に設けた前記パンチ刃を上下動させる。
この構成は、パンチ処理をする用紙の枚数が多い場合に、用紙挿入部で用紙を押えることで、用紙がずれたりパンチ刃により引き込まれないようにする。このため、パンチ処理を確実に行うことができる。また、ステープルで綴じられた用紙を用紙挿入部に挿入した時、目視で確認窓から用紙上のステープルの位置を確認できると共に、ステープル収容部を設けているため、飛散したステープルを周囲に散乱させることなくステープル収容部に蓄積できる。
また、押えレバー操作のため操作力が軽くなると共に、押えレバーを手で押下げるだけの操作で、迅速にステープルを除去できる。さらに、ベース台を平坦な台の上に置くことにより、安定したパンチ処理作業ができる、などの課題を解決するための手段を有している。
請求項10に係るステープルリムーバは、請求項1〜請求項9記載において、
前記パンチ受け板は金属や透明樹脂板あるいは透明ガラスであり、
前記パンチ刃のパンチ刃先は側面断面がV字形状を有する。
この構成は、請求項1〜請求項9のステープルリムーバに適用され、用紙挿入部上のステープルを目視で確認するため、パンチ受け板は透明にしている。
このパンチ受け板は、金属であってもパンチ抜き孔からステープルの位置を確認できる。
また、パンチ刃のパンチ刃先の側面断面をV字形状にすることにより、パンチ処理時の人力負荷を軽減し、パンチ抜きによる用紙の切り口が綺麗に処理される、などの課題を解決するための手段を有している。
本発明に係るステープルリムーバによれば、
従来のへら形状の差込片をステープルのクラウン部と用紙の間に差し込んで引き抜くという細かい神経が必要な方法に比べて、本発明は、一回のパンチ処理操作でステープルを用紙の一部と共に大雑把に除去するため、細かい神経が不要で手間も掛からず使い勝手の良い効果を有する。
本発明に係るステープルリムーバによれば、
従来のステープルを用紙の一部と共にパンチ処理で除去する方法に比べて、本発明は、ステープルを除去する専用の用具であり、用紙上のステープルの位置が目視で容易に確認可能であり、ステープラによるステープル綴じと同じような手軽さで、簡便で迅速にステープルを除去できる効果を有する。
本発明に係るステープルリムーバによれば、
パンチ処理後のステープルが外部へ飛散するのを防止するため、除去されたステープルを収容するステープル収容ケースを設けているため、ステープルの処理片が周囲に散乱しない効果を有する。
本発明に係るステープルリムーバによれば、
ステープルを除去する用紙の枚数が多い場合でもパンチ処理が可能である。
請求項8および請求項9のリムーバでは用紙挿入部で用紙を挟んだり押えたりすることで、用紙がパンチ刃によりずれたり引き込まれないようにする。このため、用紙枚数が多くてもパンチ処理を確実に行うことができる。
このように、本発明は、従来のステープル除去作業に比べて使い勝手が大きく向上するため、これまでステープルの除去が面倒で廃棄物として廃棄していた紙資源の再利用が促進される効果を有する。
実施例1を示す正面断面図である。 実施例1を示す図1のa−a矢視に沿う側面断面図である。 実施例1を示す上面図である。 実施例2を示す正面断面図である。 実施例2を示す図4のb−b矢視に沿う側面断面図である。 実施例2を示す上面図である。 実施例3を示す正面断面図である。 実施例3を示す図7のc−c矢視に沿う側面断面図である。 実施例3を示す上面図である。 実施例4を示す正面断面図である。 実施例4を示す図10のi−i矢視に沿う側面断面図である。 実施例4を示す上面図である。 実施例5を示す正面断面図である。 実施例5を示す図13のd−d矢視に沿う側面断面図である。 実施例5を示す上面図である。 実施例6を示す正面断面図である。 実施例6を示す図16のe−e矢視に沿う側面断面図である。 実施例6を示す上面図である。 実施例6の作動状態図である。 実施例6の保管状態図である。 実施例7を示す正面断面図である。 実施例7を示す図21のf−f矢視に沿う側面断面図である。 実施例7を示す上面図である。 実施例8を示す正面断面図である。 実施例8を示す図24のg−g矢視に沿う側面断面図である。 実施例8を示す上面図である。 実施例9を示す正面断面図である。 実施例9を示す図27のh−h矢視に沿う側面断面図である。 実施例9を示す上面図である。 パンチ刃先にステープルを挿入した上面図である。 実施例1の作動状態図である。 実施例8の作動状態図である。 実施例9の作動状態図である。
本発明を実施するための形態について、実施例1から実施例9に基づいて説明する。
図中、同一の符号は同一または対応の部分を示し、図面に向かって左側を前方、右側を後方とし、上側を上方、下側を下方とする。
図1〜図3は本発明の手押し形の基本構造を示す。
主にパンチ処理で用紙P上のステープルmを除去するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるためのハウジング6周りで構成されている。
ハウジング6は、上部に覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの直下には、ステープルmを除去する用紙Pを挿入する用紙挿入部1Eが形成され、用紙挿入部1Eから下方に延びるパンチ筒部6Eとパンチ刃案内部6Cが設けられている。パンチ刃案内部6C内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。パンチ刃1Aはパンチ刃先1Bを有し、パンチ刃1Aを上下動させるガイドホルダ1Dと、パンチ刃1Aをガイドホルダ1Dに固定する固定ピン1Cで構成されている。
ハウジング6は、上部に覗き孔1Hと共に、手で押えやすい円形の手押し部6Aが設けられ、下部にはパンチ刃案内部6Cと共にガイド孔6Dが設けられている。ガイド孔6Dにはガイドバー4が上下動可能に挿入され、ガイドバー4の下端には台座3が固定され、台座3とハウジング6の間には、押下げられたハウジング6を待機位置に復帰する復帰ばね5が設けられている。また、台座3とガイドホルダ1Dは、連結ピン2により連結されている。
パンチ刃1Aの材料は金属であり、パンチ刃先1Bの側面断面は図2に示すように、上面が両端部から中心に向かって凹みを付けたV字形状である。これはパンチ処理の時に、用紙を両端部から徐々に中心に向かって切り抜くようにしたもので、パンチ処理時の人力負荷を軽減する形状にしていると共に、パンチ抜きによる用紙Pの孔の切り口が綺麗に処理されるため破れにくい効果も有する。
パンチ刃先1Bの上面は、用紙P上のステープルmを切抜くために図30に示すような長円形状で、内部は中実になっており、除去するステープルmを取り囲むような形状にしている。このパンチ刃1Bの長円形状の短軸隙間m1と長軸隙間m2の寸法は共に、中心に位置するステープルmの端から1〜10mmの範囲内で構成されている。この寸法は、除去するステープルmに対して、切り抜く用紙Pの部分をなるべく小さくして、切り抜き部分を目立たないようにする場合と、パンチ処理の作業性を迅速にするため用紙Pの切り抜き部分を大きくして、大雑把に切り抜いた際にステープルmの位置が、パンチ刃先1Bの中心より多少ずれても、ステープルmが除去できるようにするための、二つの方法に対処するため設定した寸法である。なお、パンチ刃先1Bは、パンチ抜き孔1Gの内側に挿入係合される。
パンチ受け板1Fは、パンチ刃先1Bの相手となる切刃の機能が要求されるため、耐久性を考えて金属を使用するが、用紙挿入部1Eに挿入された用紙Pのステープルmが、より見やすいように強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いてもよい。また、切刃部分となるパンチ抜き孔1Gの周囲だけ金属とし、他は透明の樹脂板や透明ガラスを用いてもよい。なお、パンチ抜き孔1Gは、パンチ刃先1Bを内側に挿入係合させるため、パンチ刃先1Bと同様の長円形状である。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、覗き孔1Hからパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手で手押し部6Aを復帰ばね5の圧縮力に抗して押し下げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hから外部に排出される。なお、図31にパンチ処理後の作動状態図を示す。
図4〜図6は本発明のレバー形の基本構造を示す。
本発明は、手動によるパンチ処理時の人力負荷を軽減するためのレバー方式のリムーバである。主にリムーバ本体20周りと、パンチ処理で用紙P上のステープルmを除去するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるためのレバー21周りで構成されている。
リムーバ本体20は、上部本体20Aと下部本体20Bとからなり、上部本体20Aと下部本体20Bの間には用紙挿入部1Eが形成されている。上部本体20Aは、上部に覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には用紙挿入部1Eを介して下部本体20Bが設けられている。下部本体20Bは、下方に延びるパンチ筒部20Fとパンチ刃案内部20Dを備え、パンチ刃案内部20D内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
レバー21によりパンチ処理を行うために、下部本体20Bの前方の軸座20Gに支持軸22を回動自在に支持し、支持軸22にはレバー21を引上げ後待機位置に復帰するため、捩り形式の復帰ばね23を備えている。レバー21は、支持軸22を作動支点として回動自在に設け、レバー21の中間位置に長孔21Aを介して連結ピン24を回動自在に設け、パンチ筒部20Fに形成されたスライド孔20Eとガイドホルダ1Dを介してパンチ刃1Aを上下動させる。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、覗き孔1Hからパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手でレバー21を復帰ばね23の捩り力に抗して引上げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hから外部に排出される。
図7〜図9は本発明の手押し形のリムーバ100の形態を示す。
本発明は、手押し形の基本構造となる実施例1に、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態である。主にステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下作動させるための収容付ハウジング34周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース35周りで構成されている。
収容付ハウジング34の上部にステープル収容ケース35を設け、ステープル収容ケース35は上部に確認孔35Aを形成する上部周壁35Fを設け、上部周壁35Fの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓37が設けられている。確認窓37の下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部36が設けられている。なお、確認窓37は飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。また、ステープル収容ケース35の上部には、確認孔35Aと共に手で押えやすい円形の手押し部35Bが設けられている。
収容付ハウジング34は、ステープル収容ケース35に設けた確認窓37の直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの直下には、ステープルmを除去する用紙Pを挿入する用紙挿入部1Eが形成され、用紙挿入部1Eから下方にパンチ筒部34Aとパンチ刃案内部35Dが設けられている。パンチ刃案内部35D内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
収容付ハウジング34の下部には、パンチ刃案内部35Dと共にガイド孔35Eを備え、ガイド孔35Eにはガイドバー4が上下動可能に挿入され、ガイドバー4の下端には台座3が固定されている。台座3と収容付ハウジング34の間には、押下げられた収容付ハウジング34を待機位置に復帰する復帰ばね5が設けられている。
また、台座3とガイドホルダ1Dは、連結ピン2により連結されている。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔35Aと確認窓37を介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手で手押し部35Bを復帰ばね5の圧縮力に抗して押し下げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部36内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓37を設けてステープル収容部36内から外部に出ないようにしている。
図10〜図12は本発明のレバー形のリムーバ200の形態を示す。
本発明は、レバー形の基本構造となる実施例2に、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態である。主に収容付リムーバ本体20H周りとステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるためのレバー21周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース25周りで構成されている。
収容付リムーバ本体20Hは、上部本体201と下部本体20Jからなり、上部本体201の上部にはステープル収容ケース25を備え、上部本体201と下部本体20Jの間には用紙挿入部1Eが形成されている。ステープル収容ケース25は上部に確認孔25Aを形成する上部周壁25Bを設け、上部周壁25Bの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓27が設けられている。確認窓27の下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部26が設けられている。なお、確認窓27は飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。
上部本体201は、ステープル収容ケース25に設けた確認窓27の直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には用紙挿入部1Eを介して、下部本体20Jが設けられている。下部本体20Jは、下方に延びるパンチ筒部20Fとパンチ刃案内部20Dを備え、パンチ刃案内部20D内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
レバー21によりパンチ処理を行うために、下部本体20Jの前方の軸座20Gに支持軸22を回動自在に支持し、支持軸22にはレバー21を引上げ後待機位置に復帰するため、捩り形式の復帰ばね23を備えている。レバー21は、支持軸22を作動支点として回動自在に設け、レバー21の中間位置に長孔21Aを介して連結ピン24を回動自在に設け、パンチ筒部20Fに形成されたスライド孔20Eとガイドホルダ1Dを介してパンチ刃1Aを上下動させる。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔25Aと確認窓27を介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手でレバー21を復帰ばね23の捩り力に抗して引上げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部26内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓27を設けてステープル収容部26内から外部に出ないようにしている。
図13〜図15は本発明の押下げレバー形のリムーバ300の形態を示す。
本発明は、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態である。主に収容付リムーバ本体40周りとステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるための押下げレバー41周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース45周りで構成されている。
収容付リムーバ本体40は、上部本体40Aと下部本体40Bからなり、上部本体40Aの上部にはステープル収容ケース45を備え、上部本体40Aと下部本体40Bの間には用紙挿入部1Eが形成されている。ステープル収容ケース45は上部に確認孔45Aを形成する上部周壁45Bを設け、上部周壁45Bの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓47が設けられている。確認窓47の下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部46が設けられている。なお、確認窓47は飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。
上部本体40Aは、ステープル収容ケース45に設けた確認窓47の直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には用紙挿入部1Eを介して、下部本体40Bが設けられている。下部本体40Bは、下方に延びるパンチ筒部40Eとパンチ刃案内部40Fを備え、パンチ刃案内部40F内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
押下げレバー41によりパンチ処理を行うために、下部本体40Bの下部にベース台40Dを設けている。ベース台40Dは前方に支持軸42を設けた軸座40Gを備え、支持軸42には押下げレバー41を回動自在に設け、押下げレバー41を押下げ後待機位置に復帰するため、捩り形式の復帰ばね43を備えている。押下げレバー41は支持軸42を作動支点として、前方の先端部に長孔41Aを介して連結ピン44を回動自在に設け、パンチ筒部40Eに形成されたスライド孔40Hとガイドホルダ1Dを介してパンチ刃1Aを上下動させる。
本発明の作用について説明する。
ベース台40Dを平坦な台上に設置し、ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔45Aと確認窓47を介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手で押下げレバー41を復帰ばね43の捩り力に抗して押し下げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部46内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓47を設けてステープル収容部46内から外部に出ないようにしている。また、ベース台を平坦な台上に置くことにより、用紙Pの枚数が少し多い場合でも安定したパンチ処理作業ができる。
図16〜図18は本発明のカンチレバー形のリムーバ400の形態を示す。
本発明は、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態であり、爪切り具に多く利用されているてこの原理を応用したリムーバである。主に収容付リムーバ本体50周りとステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるためのカンチレバー51周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース58周りで構成されている。
収容付リムーバ本体50は、上部本体50Aと下部本体50Bからなり、上部本体50Aの上部にはステープル収容ケース58を備え、上部本体50Aと下部本体50Bの間には用紙挿入部1Eが形成されている。ステープル収容ケース58は上部に確認孔58Bを形成する上部周壁58Cを設け、上部周壁58Cの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓58Aが設けられている。確認窓58Aの下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部59が設けられている。なお、確認窓58Aは飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。
上部本体50Aは、ステープル収容ケース58に設けた確認窓58Aの直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には用紙挿入部1Eを介して、下部本体50Bが設けられている。下部本体50Bは、下方に延びるパンチ筒部50Fとパンチ刃案内部50Dを備え、パンチ刃案内部50D内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
カンチレバー51によりパンチ処理を行うために、収容付リムーバ本体50の後端部に固定ピース57を介して板ばね52を固定している。板ばね52は前方に支持孔52Aを形成すると共にスライドピース56を備えている。スライドピース56は、内部にパンチ筒部50Fを挿入し、長孔56Aと連結ピン55とスライド孔50Eを介して、ガイドホルダ1Dに連結され、パンチ刃1Aを上下動させる。支持孔52A内には、下部本体50Bに挿入され回動支持された支持軸53を設けている。支持軸53は、上端に下部本体50Bに回動支持するための支持鍔53Aと、下端に支持ピン54を設け、支持ピン54はカンチレバー51の前方の先端部に設けられている。カンチレバー51は支持ピン54を回動支点として、てこの原理により板ばね52を撓ませるために、前方の先端部分にレバー作用面51Aを有している。このレバー作用面51Aは板ばね52に接触して設けられている。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔58Bと確認窓58Aを介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手でカンチレバー51を板ばね52の圧縮力に抗して引上げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部59内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓58Aを設けてステープル収容部59内から外部に出ないようにしている。
ここで、カンチレバー51のてこの機能について図19で説明する。
カンチレバー51を引上げると、支持ピン54を支点としてレバー作用面51Aの端部が板ばね52を撓まして押上げるため、連結ピン55がパンチ刃1Aを押し上げてパンチ処理する。また、図20にに示すようにカンチレバー51は、支持ピン54を支点として水平に180度回転させて板ばね52側に反転させることにより、板ばね52に沿って収まる。このため、外観がコンパクトで小さくなり、保管時に場所をとらず収納性が良くなる。
図21〜図23は本発明のリンクレバー形のリムーバ500の形態を示す。
本発明は、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態であり、トグルリンク機構を応用したリムーバである。主に収容付リムーバ本体60周りとステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるためのリンクレバー61周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース69周りで構成されている。
収容付リムーバ本体60は、上部本体60Aと下部本体60Bからなり、上部本体60Aの上部にはステープル収容ケース69を備え、上部本体60Aと下部本体60Bの間には用紙挿入部1Eが形成されている。ステープル収容ケース69は上部に確認孔69Aを形成する上部周壁69Bを設け、上部周壁69Bの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓69Dが設けられている。確認窓69Dの下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部69Cが設けられている。なお、確認窓69Dは飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。
上部本体60Aは、ステープル収容ケース69に設けた確認窓69Dの直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には用紙挿入部1Eを介して、下部本体60Bが設けられている。下部本体60Bは、下方に延びるパンチ筒部60Fとパンチ刃案内部60Dを備え、パンチ刃案内部60D内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
リンクレバー61によりパンチ処理を行うために、収容付リムーバ本体60の後方の端部にスイングピン65Aを設け、スイングピン65Aにはスイングバー65の後方の端部が回動自在に支持されている。スイングバー65は、上部の下部本体60Bとの間に、リンクレバー61を引上げ後待機位置に復帰する復帰ばね68を設け、中間部に上ピン63Bと前方の先端部にスライドピース66を備えている。スライドピース66は内部にパンチ筒部60Fが挿入されている。スイングバー65に設けられた上ピン63Bには、回動自在に作動ピース64が連結され、作動ピース64の他端は下ピン63Aが連結され、リンクレバー61に回動自在に設けられている。リンクレバー61の前方の先端部には、下部本体60Bに設けられた軸座60Gに、回動自在に支持された支持軸62が連結されている。リンクレバー61の作動は、支持軸62を回動支点として、下ピン63Aから作動ピース64と上ピン63Bとスイングバー65とスライドピース66を介して、長孔66Aと連結ピン67とスライド孔60Eを経て、ガイドホルダ1Dに伝達され、パンチ刃1Aを上下動させる。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔69Aと確認窓69Dを介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手でリンクレバー61を復帰ばね68の圧縮力に抗して引上げる。これにより、パンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部69C内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓69Dを設けてステープル収容部69C内から外部に出ないようにしている。
ここで、リンクレバー61と作動ピース64およびスイングバー65との機能について説明する。パンチ処理のためリンクレバー61を引上げると、作動ピース64を介してスイングバー65が復帰ばね68を圧縮して押し上がり、連結ピン67がパンチ刃1Aを押し上げてパンチ処理する。この引上げ作動時、リンクレバー61と支持軸62と下ピン63Aと作動ピース64を介して上ピン63Bを結ぶ線がトグルリンク機構を形成し、作動ピース64が徐々に垂直に近づくと、スイングバー65を介して大きな力をパンチ刃1Aに与え、パンチ処理時の人力負荷を軽減する。また、パンチ刃1Aの上下動ストロークも大きく取れる。
図24〜図26は本発明の平行リンク形のリムーバ600の形態を示す。
本発明は、ステープルmを除去する用紙Pの枚数が多い場合にも対応できる用紙挟み機構を備え、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態であり、平行リンク機構を応用したリムーバである。
主に収容付リムーバ本体70周りとステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるための主レバー72および従レバー73周りと、用紙挟み機構周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース79A周りで構成されている。
収容付リムーバ本体70は、上部本体70Aと下部本体70Bからなり、上部本体70Aの上部にはステープル収容ケース79Aを備え、上部本体70Aと下部本体70Bの間には用紙挿入部1Eが形成されている。ステープル収容ケース79Aは上部に確認孔79Dを形成する上部周壁79Eを設け、上部周壁79Eの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓79Cが設けられている。確認窓79Cの下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部79Bが設けられている。なお、確認窓79Cは飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。
上部本体70Aは、ステープル収容ケース79Aに設けた確認窓79Cの直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には用紙挿入部1Eを介して、下部本体70Bが設けられている。下部本体70Bは、下方に延びるパンチ筒部77とパンチ刃案内部77Aを備え、パンチ刃案内部77A内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
パンチ処理を行うために、主レバー72と従レバー73は、両レバーの中間部分に設けられた支持軸74を支点として、交差状に回動自在に連結されている。主レバー72は支持軸74を支点として、上側で上部本体70Aの長孔70Dに主平行ピン71Bを装着し、下側で下部本体70Bに従作動ピン71Cを装着している。従レバー73は支持軸74を支点として、下側で下部本体70Bの長孔70Eに従平行ピン71Dを装着し、上側で上部本体70Aに主作動ピン71Aを装着している。この主レバー72と従レバー73による平行リンク機構の構成により、上部本体70Aと下部本体70Bは平行に上下動する。上部本体70Aと下部本体70Bとの間には、主レバー72と従レバー73を操作後、待機位置に復帰する復帰ばね75を設けている。
下部本体70Bは、前方の先端部にスリーブ部70Fを一体的に備え、内部にはパンチ筒部77が上下動可能に挿入されている。パンチ筒部77は、用紙挟み機能を持たせるために、ばね棒78と外周に吸収ばね79を設けている。ばね棒78は上端をパンチ筒部77の上部に固定され、下端に支持鍔78Aを有し、下部をスリーブ部70Fに上下動可能に挿入されている。主レバー72と従レバー73を操作することにより、下部本体70Bのスリーブ部70Fを経て、連結ピン76とスライド孔77Bを介して、ガイドホルダ1Dに伝達され、パンチ刃1Aを上下動させる。
本発明の作用について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔79Dと確認窓79Cを介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手で主レバー72と従レバー73を復帰ばね75の圧縮力に抗して操作する。これにより、用紙挿入部1Eが狭くなって用紙Pを挟み、次にパンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部79B内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓79Cを設けてステープル収容部79B内から外部に出ないようにしている。なお、図32にパンチ処理後の作動状態図を示す。
ここで、用紙挟み機構の機能について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、主レバー72と従レバー73を操作することにより、下部本体70Bのスリーブ部70Fが、連結ピン76を介してパンチ筒部77を押し上げ、パンチ筒部77は上部でパンチ受け板1Fと共に用紙Pを挟む。これにより用紙Pがずれたり引き込まれたりしないようになるため、用紙Pの枚数が多い場合でもパンチ抜きの切り口が綺麗に処理される。この後、パンチ筒部77は用紙Pを挟んだまま固定され、連結ピン76のみがガイドホルダ1Dを介してパンチ刃1Aを上昇作動させて用紙Pをパンチ処理する。この時、スリーブ部70Fとパンチ筒部77との作動ストロークの差が生じるが吸収ばね79が吸収する。
図27〜図29は本発明の用紙押え形のリムーバ700の形態を示す。
本発明は、ステープルmを除去する用紙Pの枚数が多い場合にも対応できる用紙押え機構を備え、パンチ処理により除去されたステープルmの飛散を防止し、収容する部材を設けた形態のリムーバである。
主に収容付リムーバ本体80周りと、ステープルmをパンチ処理するためのパンチ刃1A周りと、パンチ刃1Aを上下動させるための押えレバー81周りと、用紙押え機構周りと、除去されたステープルmを収容するステープル収容ケース89周りで構成されている。
収容付リムーバ本体80は、上部本体80Aと下部本体80Bからなり、上部本体80Aの上部にはステープル収容ケース89を備え、上部本体80Aと下部本体80Bの間には用紙挿入部1Eが形成されている。ステープル収容ケース89は上部に確認孔89Cを形成する上部周壁89Dを設け、上部周壁89Dの下部にはステープルmの位置を目視で確認すると共に、除去されたステープルmの外部への飛散を防止する透明の確認窓89Bが設けられている。確認窓89Dの下方には、除去されたステープルmを収容する空洞を形成するステープル収容部89Aが設けられている。なお、確認窓89Bは飛散したステープルmにより、破損したり傷が入ったりしないしないように、強度のある透明の樹脂板あるいは透明ガラスを用いる。
上部本体80Aは、ステープル収容ケース89に設けた確認窓89Bの直下に、覗き孔1Hを形成する周壁1Kを設け、周壁1Kの下部にはパンチ抜き孔1Gを形成するパンチ受け板1Fを備えている。パンチ受け板1Fの下方には、用紙挿入部1Eを介して下部本体80Bが設けられている。下部本体80Bは、下方に延びるパンチ筒部80Eとパンチ刃案内部80Fを備え、パンチ刃案内部80F内には、パンチ抜き孔1Gに向い合うようにパンチ刃1Aが上下動可能に設けられている。なお、パンチ刃1A周りは、実施例1と同一の構成である。
押えレバー81によりパンチ処理を行うために、下部本体80Bの下部にベース台80Dを備えている。ベース台80Dは前方に支持軸82を設けた軸座80Hを備え、支持軸82には押えレバー81を回動自在に設け、押えレバー81を押下げ後待機位置に復帰するため、捩り形式の復帰ばね83を備えている。押えレバー81は支持軸82を作動支点として、前方の先端部に長孔81Aを介して連結ピン84を回動自在に設け、パンチ筒部80Eに形成されたスライド孔80Gと、ガイドホルダ1Dを介してパンチ刃1Aを上下動させる。なお、ガイドホルダ1Dは空間部を形成するホルダ孔80Hを有している。
ベース台80Dと一体のパンチ筒部80Eの外周には、用紙押え機能を持たせるために、押えスリーブ85を上下動可能に設け、押えスリーブ85の上部に、支持鍔86Aを下端に有する一対のばね棒86を上下動可能に挿入する。ばね棒86は外周に吸収ばね87を設け、上端を用紙押え板88に接続固定し、用紙押え板88は内周をパンチ筒部80Eに上下動可能に挿入されている。
本発明の作用について説明する。
ベース台80Dを平坦な台上に設置し、ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、用紙P上のステープルmがパンチ抜き孔1Gの内側に位置するように、確認孔89Cと確認窓89Bを介してパンチ抜き孔1Gを覗いて確認する。確認できたら手で押えレバー81を復帰ばね83の捩り力に抗して押し下げる。これにより、用紙挿入部1Eが狭くなって用紙Pを押え、次にパンチ刃先1Bが用紙Pを下方から上方に切り抜き、パンチ抜き孔1Gを貫通してパンチ処理する。パンチ処理で除去されたステープルmは、用紙Pの一部と共に覗き孔1Hからステープル収容部89A内に飛散して収容される。なお、パンチ処理で除去されたステープルmは勢いよく飛散するため、確認窓89Bを設けてステープル収容部89A内から外部に出ないようにしている。また、平坦な台上に置くことにより、用紙枚数が多い場合でも安定したパンチ処理作業ができる。なお、図33にパンチ処理後の作業状態図を示す。
ここで、用紙押え機構の機能について説明する。
ステープルmを除去する用紙Pを用紙挿入部1Eに挿入し、押えレバー81を押し下げると、支持軸82を支点として連結ピン84を押し上げる。この時、連結ピン84はガイドホルダ1Dとの間の空間部のホルダ孔80Hにより空上がりするため、まず押えスリーブ85と、ばね棒86と吸収ばね87および用紙押え板88を押し上げ、用紙押え板88はパンチ受け板1Fと共に用紙Pを押える。これにより用紙Pがずれたり引き込まれたりしないようになるために、用紙Pの枚数が多い場合でもパンチ抜きの切り口が綺麗に処理される。この後、用紙押え板88は用紙を押えたまま固定され、連結ピン84のみがガイドホルダ1Dを介してパンチ刃1Aを上昇作動させて用紙Pをパンチ処理する。この時、押えスリーブ85と用紙押え板88との作動ストロークの差が生じるが吸収ばね87が吸収する。
m テープル P 用紙
1A パンチ刃 1B パンチ刃先
1E 用紙挿入部 1F パンチ受け板
1G パンチ抜き孔 1H 覗き孔
1K 周壁 2 連結ピン
3 台座 5 復帰ばね
6 ハウジング 6A 手押し部
6C パンチ刃案内部
20 リムーバ本体 20A 上部本体
20B 下部本体 20D パンチ刃案内部
21 レバー 22 支持軸
23 復帰ばね 24 連結ピン
100 手押し形のリムーバ
34 収容付ハウジング 35 ステープル収容ケース
36 ステープル収容部 37 確認窓
200 レバー形のリムーバ
20H 収容付リムーバ本体 20I 上部本体
20J 下部本体 25 ステープル収容ケース
26 ステープル収容部 27 確認窓
300 押下げ形のリムーバ
40 収容付リムーバ本体 40A 上部本体
40B 下部本体 40D ベース台
40F パンチ刃案内部 41 押下げレバー
42 支持軸 43 復帰ばね
44 連結ピン 45 ステープル収容ケース
46 ステープル収容部 47 確認窓
400 カンチレバー形のリムーバ
50 収容付リムーバ本体 50A 上部本体
50B 下部本体 50D パンチ刃案内部
51 カンチレバー 51A レバー作用面
52 板ばね 52A 支持孔
53 支持軸 55 連結ピン
56 スライドピース 58 ステープル収容ケース
58A 確認窓 59 ステープル収容部
500 リンクレバー形のリムーバ
60 収容付リムーバ本体 60A 上部本体
60B 下部本体 60D パンチ刃案内部
61 リンクレバー 62 支持軸
63A 下ピン 63B 上ピン
64 作動ピース 65 スイングバー
65A スイングピン 66 スライドピース
67 連結ピン 68 復帰ばね
69 ステープル収容ケース 69C ステープル収容部
69D 確認窓
600 平行リンク形のリムーバ
70 収容付リムーバ本体 70A 上部本体
70B 下部本体 70F スリーブ部
71A 主作動ピン 71B 主平行ピン
71C 従作動ピン 71D 従平行ピン
72 主レバー 73 従レバー
74 支持軸 75 復帰ばね
76 連結ピン 77 パンチ筒部
77A パンチ刃案内部 78 ばね棒
79 吸収ばね 79A ステープル収容ケース
79B ステープル収容部 79C 確認窓
700 用紙押え形のリムーバ
80 収容付リムーバ本体 80A 上部本体
80B 下部本体 80D ベース台
80E パンチ筒部 80F パンチ刃案内部
81 押えレバー 82 支持軸
83 復帰ばね 84 連結ピン
85 押えスリーブ 86 ばね棒
87 吸収ばね 88 用紙押え板
89 ステープル収容ケース 89A ステープル収容部
89B 確認窓

Claims (10)

  1. 台座と、
    覗き孔を形成する周壁を有し、前記台座に上下動可能に支持された手押し部と、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板と、該パンチ受け板の直下に形成された用紙挿入部とを備えたハウジングと、該ハウジングから下方に延びるパンチ刃案内部と、前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記台座に固定されたパンチ刃と、
    押下げられた前記ハウジングを待機位置に復帰する、前記台座とハウジングとの間に設けられた復帰ばねと、
    を備えたステープルリムーバ。
  2. 上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成したリムーバ本体と、
    前記上部本体に覗き孔を形成する周壁と、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板と、前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
    前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
    該パンチ刃を上下動可能にするために、作動支点となる支持軸と前記連結ピンを介して前記パンチ刃に連結されているレバーと、前記作動後の該レバーを待機位置に復帰する復帰ばねと、
    を備えたステープルリムーバ。
  3. 前記ハウジングの上部にステープル収容部材を設けた手押し形のリムーバで、
    台座と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板と、該パンチ受け板の直下に形成された用紙挿入部とを備えた収容付ハウジングと、
    を備えた請求項1記載のステープルリムーバ。
  4. 前記リムーバ本体の上部にステープル収容部材を設けたレバー形のリムーバで、
    上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
    を備えた請求項2記載のステープルリムーバ。
  5. 上部にステープル収容部材を設け、前記パンチ刃を上下動させるレバーが、押下げレバー形のリムーバで、
    ベース台と、上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
    前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
    前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
    該パンチ刃を上下動可能にするために、作動支点となる支持軸と前記連結ピンを介して前記パンチ刃に連結されている押下げレバーと、前記作動後の該押下げレバーを待機位置に復帰する復帰ばねと、
    を備えたステープルリムーバ。
  6. 上部にステープル収容部材を設け、前記パンチ刃を上下動させるレバーが、カンチレバー形のリムーバで、
    上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
    前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
    前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
    該パンチ刃を上下動可能にするために、前記収容付リムーバ本体の後方に板ばねを固定し、該板ばねは前方に支持孔を形成し、該支持孔内には前記下部本体に回動自在に支持された支持軸を挿入し、前方先端にはスライドピースを設け、
    該支持軸は支持ピン備え、該支持ピンはレバー作用面を有するカンチレバーの先端に設けられ、該カンチレバーは前記支持ピンを回動支点として前記レバー作用面により前記板ばねを撓ませて、前記連結ピンを介して前記パンチ刃を上下動させる、ステープルリムーバ。
  7. 上部にステープル収容部材を設け、前記パンチ刃を上下動させるレバーが、リンクレバー形のリムーバで、
    上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
    前記下部本体から下方に延びるパンチ刃案内部と、
    前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
    該パンチ刃を上下動可能にするために、リンクレバーを設け、前記収容付リムーバ本体の後方にスイングピンによりスイングバーを回動自在に設け、該スイングバーは前記リンクレバーを作動後、待機位置に復帰する復帰ばねと、上ピンと、スライドピースを備え、
    前記上ピンは作動ピースと下ピンに連結しており、該下ピンは前記リンクレバーに接続され、前記リンクレバーは、回動自在に支持された支持軸を作動支点として、前記連結ピンを介して前記パンチ刃を上下動させる、ステープルリムーバ。
  8. 上部にステープル収容部材を設け、用紙挿入部に用紙挟み機構を設けた、平行リンク形のリムーバで、
    上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと、
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
    前記下部本体の前方のスリーブ部に挿入されたパンチ筒部とパンチ刃案内部と、
    前記パンチ抜き孔に向い合い、前記パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記パンチ筒部に支持された連結ピンとパンチ刃と、
    該パンチ刃を上下動可能にするために、前記収容付リムーバ本体の前記上部本体側に主レバーを設け、前記下部本体側に従レバーを設け、
    前記主レバーと従レバーは支持軸を介して交差状に連結され、
    前記主レバーは前記支持軸を支点として前記上部本体には主平行ピンと、前記下部本体には従作動ピンと連結され、
    前記従レバーは前記支持軸を支点として前記下部本体には従平行ピンと、前記上部本体には主作動ピンと連結して、前記上部本体と下部本体を平行に上下動させ、
    前記上部本体と下部本体との間には、前記主レバーと従レバーを操作後待機位置に復帰する復帰ばねを備え、
    前記スリーブ部は前記パンチ筒部を上下自在に設け、挿入された用紙を挟み込むために前記パンチ筒部の上部にばね棒が固定され、該ばね棒は吸収ばねを設け、
    前記レバーと従レバーを操作することにより、前記パンチ筒部の上部が前記パンチ受け板と共に用紙を挟み、前記連結ピンを介して前記パンチ刃を上下動させる、ステープルリムーバ。
  9. 上部にステープル収容部材を設け、用紙挿入部に用紙押え機構を設けた、用紙押え形のリムーバで、
    ベース台と、上部本体と下部本体とからなり、該上部本体と下部本体との間に用紙挿入部を形成した収容付リムーバ本体と、
    上部に透明な確認窓とステープル収容部を形成したステープル収容ケースと
    前記確認窓の直下に覗き孔を形成する周壁を有し、パンチ抜き孔を形成し、前記周壁に固定されたパンチ受け板を備えた前記上部本体と、
    前記下部本体から下方に延びるパンチ筒部とパンチ刃案内部と、
    前記パンチ抜き孔に向い合い、該パンチ刃案内部内にあって上下動可能にして前記下部本体に支持された連結ピンとパンチ刃と、
    該パンチ刃を上下動可能にするために、作動支点となる支持軸と前記パンチ刃に連結されている押えレバーと、前記作動後の該押えレバーを待機位置に復帰する復帰ばねと、
    前記パンチ筒部の外周には押えスリーブと、該押えスリーブに支持された一対のばね棒と吸収ばねと、該ばね棒は上方に用紙押え板を接続固定し、
    前記押えレバーは前記支持軸を作動支点として、前記連結ピンと前記押えスリーブを介して前記用紙押え板を上下動させ、前記パンチ刃案内部に設けた前記パンチ刃を上下動させる、ステープルリムーバ。
  10. 前記パンチ受け板は金属や透明樹脂板あるいは透明ガラスであり、
    前記パンチ刃のパンチ刃先は側面断面がV字形状を有する、
    請求項1〜請求項9記載のステープルリムーバ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59182072A (ja) * 1983-03-28 1984-10-16 三橋 良夫 パンチ装置を備えたリム−バ−
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JP2011110647A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Casio Electronics Co Ltd ステイプル針除去用パンチ付きホチキス

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