JP5343821B2 - 車両制御装置 - Google Patents

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本発明は、車両の制御を行う車両制御装置に関する。
従来の車両制御装置として、自車両の周辺に存在する白線、ガードレール、側壁及び立体物を検出すると共に、それらを対象としたトータルリスク関数を設定し、各対象の位置の時間的変化を予測してトータルリスク関数の時間的変化を予測し、走行経路を設定するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−116614号公報
しかしながら、例えば、立体物との接触を回避するために大きく旋回して運転するときに白線の外側を走行した方がよい場合もあり、状況によって適切な制御を行うことが求められる。上述の車両制御装置では、自車両周辺に存在する白線、ガードレール、立体物などの対象物に対するトータルリスクを一律に演算している。従って、例えば立体物との接触を回避すべき状況においても白線を考慮して適切な運転制御を行えない場合がある。以上より、状況にあわせて適切な走行経路を設定することが求められる。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、状況に応じて適切な走行経路を設定することのできる車両制御装置を提供することを目的とする。
本発明に係る車両制御装置は、自車両周辺の交通規則に関する情報を取得すると共に自車両周辺の物体に関する情報を取得する自車両周辺情報取得手段と、物体に対する第一危険度を演算する第一危険度演算手段と、交通規則に対する第二危険度を演算する第二危険度演算手段と、を備え、第一危険度が所定の閾値以上になる場合、第二危険度が、第一危険度に対して相対的に下がるように演算されることを特徴とする。
本発明に係る車両制御装置によれば、自車両周辺の物体に対する第一危険度を演算することのできる第一危険度演算手段と、自車両周辺の交通規則に対する第二危険度を演算することのできる第二危険度演算手段とを備えている。更に、第一危険度が所定の閾値以上になる場合、例えば、自車両が物体に近接しているため回避すべき状況になるなどの場合、第一危険度に対して第二危険度が相対的に下がるように演算される。すなわち、交通規則に対する第二危険度に比して物体に対する第一危険度を優先的に判断することができる。このような第一危険度及び第二危険度に基づくことによって、物体に対する危険度が高くなる状況において、物体との接触を回避することを優先させた走行経路を設定することができる。以上によって、状況に応じて適切な走行経路を設定することができる。
また、本発明に係る車両制御装置において、運転者の操作を検出する操作検出手段を更に備え、操作検出手段によって、運転者による物体を回避する操作が検出された場合、第二危険度が、第一危険度に対して相対的に下がるように演算されることが好ましい。これによって、例えば、第一危険度が所定の閾値以上になっておらず、物体との接触の可能性が低いと判断される状況であっても、運転者が物体を回避するような操作を行った場合は、当該操作を考慮することにより、運転者の意思に従った走行経路を設定することができる。
また、本発明に係る車両制御装置において、第一危険度及び第二危険度に基づいて自車両の走行経路を設定する走行経路設定手段と、走行経路設定手段によって設定された走行経路に基づいて走行支援を行う走行支援手段と、を更に備えることが好ましい。これによって、状況に応じて演算された危険度に基づいて走行経路を設定し、当該走行経路に基づいた走行支援を行うことができる。
本発明によれば、状況に応じて適切な走行経路を設定することができる。
本発明の実施形態に係る車両制御装置のブロック構成を示した図である。 自車両の周辺の状況の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る車両制御装置の危険度の演算についての処理内容を示すフローチャートである。 運転者の操作を考慮して危険度の演算を行う場合における処理内容を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明に係る車両制御装置の好適な実施形態について詳細に説明する。
まず、本発明の実施形態に係る車両制御装置1の構成を説明する。図1は、本発明の実施形態に係る車両制御装置1のブロック構成を示した図である。図2は、自車両M1の周辺の状況の一例を示す図である。車両制御装置1は、自車両周辺に存在する物体に対する危険度及び自車両周辺の交通規則に対する危険度を演算し、それらの危険度に基づいて走行経路を設定する機能を有している。車両制御装置1は、例えば図2に示すように自車両M1の周辺に存在する停止車両(物体)M2や白線L1,L2に対する危険度を演算し、当該危険度に基づいて走行経路を設定することができる。図1に示すように、車両制御装置1は、ECU(Electronic Control Unit)2、物体検出部3、交通規則情報検出部(自車両周辺情報取得手段)4、道路形状検出部(自車両周辺情報取得手段)6、走行状況検出部7、GPS(自車両周辺情報取得手段)8、ナビ(自車両周辺情報取得手段)9、操作検出部(操作検出手段)11、表示装置12、音声装置13、支援装置14を備えて構成されている。
物体検出部3は、自車両M1の周辺に存在する障害物となる物体に関する情報を取得する機能を有している。物体とは、例えば、自車両M1の周辺に存在する停止車両や歩行者や自転車、その他の障害物である。図2に示す例では、停止車両M2が物体に該当する。物体検出部3は、検出した物体の位置情報や大きさなどの情報を取得することができる。物体検出部3は、例えば、ミリ波レーダやレーザレーダによって構成されている。物体検出部3は、取得した情報をECU2へ出力する機能を有している。
交通規則情報検出部4は、自車両M1の周辺の交通規則に関する情報を取得する機能を有している。交通規則とは、具体的には、白線、黄色線、進入禁止、通行止め、一方通行、歩行者専用、一時停止、徐行、専用通行帯、追い越し禁止などである。図2に示す例では、白線L1,L2が交通規則に該当する。交通規則情報検出部4は、具体的には、例えばCCDカメラによって構成されている。交通規則情報検出部4は、取得した情報をECU2へ出力する機能を有している。
道路形状検出部6は、自車両M1が走行している道路形状を検出する機能を有している。道路形状検出部6は、例えばレーザレーダによって構成されている。道路形状検出部6は、検出した情報をECU2へ出力する機能を有している。走行状況検出部7は、自車両M1の走行状況を検出する機能を有している。走行状況検出部7は、例えば車輪速センサによって構成されて車速を検出し、ヨーレートセンサによって構成されてヨーレートを検出する機能を有している。走行状況検出部7は、検出した走行状況をECU2へ出力する機能を有している。
GPS8は、自車両M1の現在の走行位置における位置情報や、自車両の走行方向に関する情報を取得する機能を有し、例えば、衛星から発信された電波を受信するGPS受信機から構成される。GPS8は、取得した位置情報をECU2へ出力する機能を有する。ナビ9は、自車両M1の周辺環境のデータを提供する機能を有しており、自車両M1に搭載されたナビゲーションシステムによって構成されている。ナビ9は、自車両M1の周辺環境のデータをECU2へ出力する機能を有している。
操作検出部11は、運転者の操作を検出する機能を有している。操作検出部11は、例えばステアリングに設けられたトルクセンサによって構成されて運転者の操舵によりステアリングに発生するトルクを検出し、ブレーキ/アクセルに設けられたセンサによって運転者によるブレーキ/アクセルの踏み込みを検出することができる。操作検出部11は、検出した操作をECU2へ出力する機能を有している。
表示装置12は、運転者に対してメッセージや警告などを表示する機能を有している。表示装置12は、車内に設けられた液晶ディスプレイや、メータの表示部、HUDによって構成されている。表示装置12は、ECU2からの制御信号に基づいて表示を行う。音声装置13は、運転者に対してメッセージや警告を音声によって通知する機能を有している。音声装置13は、車内に設けられたスピーカやアラームによって構成されている。音声装置13は、ECU2からの制御信号に基づいて音声を発する。支援装置14は、自車両M1の運転支援を行う機能を有している。支援装置14は、ブレーキやEPSアクチュエータによって構成されており、ECU2からの制御信号に基づいて運転支援を行う機能を有している。
ECU2は、車両制御装置1全体の制御を行う電子制御ユニットであり、例えばCPUを主体として構成され、ROM、RAM、入力信号回路、出力信号回路、電源回路などを備えている。ECU2は、危険度演算部16、走行経路設定部(走行経路設定手段)17、走行支援部(走行支援手段)18を備えて構成されている。
危険度演算部16は、自車両M1の周辺環境に対する危険度を演算する機能を有しており、第一危険度演算部(第一危険度演算手段)21、第二危険度演算部(第二危険度演算手段)22、総合危険度演算部23を備えている。第一危険度演算部21は、自車両M1の物体に対する第一危険度、すなわちリスクポテンシャルを演算する機能を有している。第一危険度は自車両M1が物体に接触する可能性を示している。第二危険度演算部22は、自車両M1の交通規則に対する第二危険度、すなわちリスクポテンシャルを演算する機能を有している。第二危険度は、自車両M1が交通規則に反する可能性を示している。例えば、交通規則が白線であった場合は白線を越える可能性を示しており、交通規則が一時停止であった場合は一時停止ラインを越える可能性を示している。総合危険度演算部23は、第一危険度及び第二危険度に基づいて、自車両M1の総合的危険度、すなわち総合リスクポテンシャルを演算する機能を有している。第一危険度、第二危険度、総合危険度の詳細な演算の内容については後述する。
走行経路設定部17は、危険度演算部16の演算結果に基づいて自車両M1が走行する走行経路を設定する機能を有している。走行経路設定部17は、具体的には、自車両M1の前方においてグリッド状に設定された各点における総合危険度が演算された場合に、自車両M1の現在位置から目標位置までの間の各点における総合危険度の合計が最小になるような経路を設定することができる。走行支援部18は、走行経路設定部17によって設定された走行経路に基づいて車両の走行支援を行う機能を有している。具体的には、走行支援部18は、支援装置14に制御信号を出力して、設定された走行経路に従って走行するようにブレーキ及びアクセルを制御することができる。あるいは、走行支援部18は、表示装置12あるいは音声装置13に制御信号を出力して、設定された走行経路に従うように運転者にメッセージや警告を発することができる。
次に、図2及び図3を参照して、本実施形態に係る車両制御装置1の動作について説明する。図3は、本発明の実施形態に係る車両制御装置1の危険度の演算についての処理内容を示すフローチャートである。本実施形態においては、図2に示す状況における処理内容について説明する。すなわち、自車両M1が白線L1と白線L2との間を走行しており、自車両M1の前方に停止車両M2が存在している状況における処理内容について説明する。この処理は、ECU2において、車両の運転中、所定のタイミングで繰り返し実行される。なお、以下の説明においては、図2に示すように、自車両M1の中央位置を原点として車両前後方向にx軸を設定すると共に車幅方向にy軸を設定する。停止車両M2の中央位置の座標を(x1,y2)とする。白線L1と白線L2との間の中心線CLの座標をy=y2とする。
図3に示すように、ECU2の危険度演算部16は、物体検出部3からの出力に基づいて、車両前方に存在する物体に関する情報を取得する(ステップS10)。具体的には、危険度演算部16は、停止車両M2を検出すると共に、停止車両M2の位置及び大きさに関する情報を取得する。次に、危険度演算部16は、交通規則情報検出部4、道路形状検出部6、走行状況検出部7、GPS8、及びナビ9から自車両M1の周辺環境に関する情報を取得すると共に、交通規則に関する情報を取得する(ステップS12)。具体的には、危険度演算部16は、白線L1及び白線L2の形状、位置及びその意味合い(白線を越えてはならない)に関する情報を取得する。
次に、危険度演算部16の第一危険度演算部21は、S10で検出した物体に対する第一危険度D1を演算する(ステップS14)。具体的には、停止車両M2に対する第一危険度D1を演算する。第一危険度D1は、自車両M1の中心位置が現在の位置よりも前方における所定の位置座標(x,y)に存在したと仮定した場合における停止車両M2との近接度合いを示している。なお、所定の位置座標(x,y)は、自車両M1の前方の領域にグリッドを設定し、当該グリッドにおける一点を選択したものである。第一危険度D1は、例えば式(1)で演算することができる。式(1)において、A1は第一危険度D1に予め設定された重み付けのための所定の係数である。Sx1及びSy1は、それぞれx1,y1の分散を示している。
D1=A1 × exp(−1/2 × {((x−x1)/Sx1) + ((y−y1)/Sy1)}) …(1)
次に、危険度演算部16の第二危険度演算部22は、S12で検出した交通規則に対する第二危険度D2を演算する(ステップS16)。具体的には、第二危険度演算部22は、白線L1,L2に対する第二危険度D2を演算する。第二危険度D2は、自車両M1の中心位置が現在の位置よりも前方における所定の位置座標(x,y)に存在したと仮定した場合における白線L1と白線L2との間の中心線CLからの乖離度合いを示している。第二危険度D2は、例えば式(2)で演算することができる。式(2)において、A2は第二危険度D2に予め設定された重み付けのための所定の係数である。
D2=A2 × (y−y2) …(2)
危険度演算部16は、S14で演算した第一危険度D1の値が所定の閾値A以上であるか否かの判定を行う(ステップS18)。S18において、第一危険度D1が所定の閾値A以上であると判定されると、自車両M1が停止車両M2と接触する可能性の高い状況であり回避すべき状況であると判断し、第一危険度を重視すべき状況であると判断する。従って、危険度演算部16は、第二危険度D2を第一危険度D1に対して相対的に下げるように再演算を行う(ステップS20)。具体的には、第一危険度演算部21は、式(1)のA1に以下の式(3)を代入することで第一危険度D1の重み付けを大きくし、当該A1を用いて再度第一危険度D1を演算する。これによって、第二危険度D2を第一危険度D1に対して相対的に下げることができる。あるいは、第二危険度演算部22は、式(2)のA2に以下の式(4)を代入することで第二危険度D2の重み付けを小さくし、当該A2を用いて再度第二危険度D2を演算する(このとき、D2=0となる)。これによって、第二危険度D2を第一危険度D1に対して相対的に下げることができる。なお、式(3)による重み付け増加と式(4)による重み付け低下の処理を同時に行ってもよい。また、式(4)ではA2を0としたが、現状のA2よりも小さい値を代入してもよい。更に、A1が大きくなるもの、あるいはA2が小さくなるものであれば、式(3),(4)に示す値に限定されない。
A1=A1 + ΔA1 (ΔA1>0) …(3)
A2= 0 …(4)
次に、危険度演算部16の総合危険度演算部23は、S14、S16及びS20の演算結果に基づいて総合危険度DTを演算する(ステップS22)。総合危険度DTは、物体に対する第一危険度D1と交通規則に対する第二危険度D2を総合させた危険度である。具体的には、総合危険度DTは式(5)で演算される。なお、第一危険度D1及び第二危険度D2は、S20において再演算された場合、再演算された値が用いられる。
DT=D1 + D2 …(5)
一方、S18において、S14で演算された第一危険度D1が所定の閾値Aよりも小さいと判定された場合、自車両M1が停止車両M2と接触する可能性はまだ低い状況であると判定して、第二危険度D2も考慮するべき状況であると判断する。従って、総合危険度演算部23は、S14で演算された第一危険度D1とS16で演算された第二危険度D2を式(5)に代入して総合危険度DTを演算する。
なお、所定の位置座標(x,y)における演算が終了すると、自車両M1の前方における他の位置座標について再びS14〜S22の処理が繰り返されることにより、当該位置座標における総合危険度DTが演算される。現在の自車両M1の位置と目標位置(例えば、マップ前方、あるいはナビで設定した目的地)までの間に設定されたグリッドの各位置座標における総合危険度DTが演算されると、図3に示す処理は終了する。
図3に示す処理の後、走行経路設定部17は、自車両M1の現在位置から目標位置までの総合危険度DTの合計が最小になるような経路をAやダイクストラ法と呼ばれる一般的なグラフ検索手法を用いて演算し、当該経路を走行経路として設定する。更に、走行支援部18は、走行経路設定部17が設定した走行経路を走行するように支援装置14に制御信号を出力して自車両M1の走行支援を行う。なお、走行支援部18は、設定した走行経路と自車両M1の現在位置(あるいは将来の予測位置)との間に差分がある場合、当該差分に応じた処理を行うことができる。具体的には、走行支援部18は、差分を埋める方向へ、ステアリングやブレーキを制御することができる。あるいは、走行支援部18は、差分の大きさに応じて、運転者が差分を埋めるような操作をするように、表示装置12で警告表示を行い、音声装置13で注意喚起や警報を発生することができる。
以上によって、本実施形態に係る車両制御装置1では、自車両M1周辺の物体に対する第一危険度D1を演算することのできる第一危険度演算部21と、自車両M1周辺の交通規則に対する第二危険度D2を演算することのできる第二危険度演算部22とを備えている。更に、第一危険度D1が所定の閾値以上になる場合、例えば、自車両M1が物体に近接しているため回避すべき状況になるなどの場合、第一危険度D1に対して第二危険度D2が相対的に下がる。すなわち、交通規則に対する第二危険度D2に比して物体に対する第一危険度D1を優先的に判断することができる。このような第一危険度D1及び第二危険度D2に基づくことによって、物体に対する危険度が高くなる状況において、物体を回避することを優先させた走行経路を設定することができる。以上によって、状況に応じて適切な走行経路を設定することができる。
本発明に係る車両制御装置は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、運転者の操作を考慮して危険度の演算を行うこともできる。図4は、運転者の操作を考慮して危険度の演算を行う場合における処理内容を示すフローチャートである。図4に示す処理においては、S18において第一危険度D1が閾値Aよりも小さいと判定された場合、危険度演算部16は操作検出部11の検出結果に基づいて、運転者によって停止車両M2を回避するような操作がなされたか否かを判定する(ステップS30)。具体的には、運転者の操舵によって停止車両M2を回避する方向へのトルクがステアリングに一定値以上発生している場合に、運転者の操作がなされたと判定することができる。S30において、運転者による操作があったと判定されると、S20の再演算が実行される。一方、S30において、操作がなされていないと判定されると、S22の総合危険度の演算が実行される。
以上によって、変形例に係る車両制御装置によれば、第一危険度D1が所定の閾値以上になっておらず、物体との接触の可能性が低いと判断される状況であっても、運転者が物体を回避するような操作を行った場合は、当該操作を考慮することにより、運転者の意思に従った走行経路を設定することができる。例えば、危険度を演算しているグリッド中の点が停止車両M2から離れており、接触の可能性が少ないと判定されるものであっても、運転者によって回避の操作がなされたときは、第一危険度D1を優先させることで、停止車両M2を回避するような走行経路を設定することができる。なお、S18の処理の後に運転者の操作があったか否かを判定し、運転者の操作もあったと判定された場合は、第二危険度を第一危険度に対して更に相対的に下げてもよい。
1…車両制御装置、3…物体検出部(車両周辺情報取得手段)、4…交通規制情報検出部(車両周辺情報取得手段)、6…道路形状検出部(車両周辺情報取得手段)、9…ナビ(車両周辺情報取得手段)、11…操作検出部(操作検出手段)、17…走行経路設定部(走行経路設定手段)、18…走行支援部(走行支援手段)、21…第一危険度演算部(第一危険度演算手段)、22…第二危険度演算部(第二危険度演算手段)。

Claims (4)

  1. 自車両周辺の交通規則に関する情報を取得すると共に前記自車両周辺の物体に関する情報を取得する自車両周辺情報取得手段と、
    前記物体に対する第一危険度を演算する第一危険度演算手段と、
    前記交通規則に対する第二危険度を演算する第二危険度演算手段と、
    運転者の操作を検出する操作検出手段と、
    を備え、
    前記操作検出手段によって、前記運転者による前記物体を回避する操作が検出された場合、前記第二危険度が、前記第一危険度に対して相対的に下がるように演算されることを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記操作検出手段は、前記運転者の操舵によりステアリングに発生するトルクを検出する、請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記操作検出手段は、前記運転者によるブレーキ又はアクセルの踏込を検出する、請求項1に記載の車両制御装置。
  4. 前記第一危険度及び前記第二危険度に基づいて前記自車両の走行経路を設定する走行経路設定手段と、
    前記走行経路設定手段によって設定された前記走行経路に基づいて走行支援を行う走行支援手段と、を更に備えることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の車両制御装置。
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