JP5342872B2 - 横型ブラインドのスラット角度調節装置 - Google Patents

横型ブラインドのスラット角度調節装置 Download PDF

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Description

この発明は、駆動軸を回転操作して、スラット昇降操作及び角度調節操作を行う横型ブラインドのスラット角度調節装置に関するものである。
従来、駆動軸を回転駆動して昇降コードを巻取軸に巻取り、あるいは巻戻すことによりスラットを昇降するスラット昇降装置と、駆動軸の回転に基づいてラダーコードを介してスラットを回動するスラット角度調節装置を備えた横型ブラインドがある。
このような横型ブラインドでは、スラットの昇降操作時には駆動軸の回転に基づいてスラットが回動されると同時にスラットの昇降動作が開始され、スラットがほぼ全閉方向まで回動された後は、同方向へのそれ以上のスラットの回動が阻止された状態でスラットが昇降される。
上記のような動作を行うスラット角度調節装置として、特許文献1には駆動軸と一体に回転するドラムに対しラダーコード吊下げ部材が嵌合され、そのラダーコード吊下げ部材からラダーコードが吊下支持されている。また、ドラムとラダーコード吊下げ部材との間には所定の摩擦が確保されている。
そして、スラットが全閉方向に回動されるまではラダーコード吊下げ部材がドラムと一体に回転され、スラットが全閉方向に回動されると、ラダーコード吊下げ部材の回転が阻止され、ドラムはラダーコード吊下げ部材に対し摩擦しながら空回りする。
特許文献2,3には、ラダーコードに作用する荷重によりドラムとラダーコード吊下げ部材との間に所定の摩擦を確保し、スラットが全閉方向まで回動された後は、ドラムとラダーコード吊下げ部材との摩擦を低減可能としたスラット角度調節装置が開示されている。
米国特許第3352349号 米国特許第4697630号 実開昭56−52591号公報
特許文献1に記載されたスラット角度調節装置では、スラットが全閉方向まで回動された状態でスラットを昇降操作する際、常にドラムとラダーコード吊下げ部材が摩擦しているため、スラット昇降操作に要する操作力が増大するという問題点がある。
特許文献2に記載されたスラット角度調節装置では、スラットが全閉方向に回動された後は、ドラムとラダーコード吊下げ部材との摩擦が低減されるため、スラット昇降操作に要する操作力の増大を防止可能である。
一方、スラットの回動操作時には、ラダーコードに作用する荷重によりドラムとラダーコード吊下げ部材との摩擦を確保する構成である。しかし、ラダーコード吊下げ部材に作用するラダーコードの荷重は、ラダーコード吊下げ部材の幅方向の中心からオフセットされているため、十分な摩擦力を安定して確保することができない。また、ラダーコードの吊下げ位置がオフセットされているので、例えばスラットが上限まで引上げられたとき、ラダーコード吊下げ部材近傍でラダーコードが弛み、近隣の昇降コード吊下げ部等に絡まりやすいという問題点がある。
特許文献3においても、ラダーコードの荷重がラダーコード吊下げ部材の軸方向両側に作用するので、安定した摩擦力を確保することができない。また、ラダーコード吊下げ部材の回動中心から離れた腕にラダーコードを吊下支持するので、ラダーコードが弛むと近隣の昇降コード巻取り装置等に絡まりやすいという問題点がある。
この発明の目的は、スラットの回動操作を安定して行い、かつスラットの昇降操作の操作力を軽減し得る横型ブラインドのスラット角度調節装置を提供することにある。
請求項1では、駆動軸と一体に回転するドラムを支持部材に回転可能に支持し、前記ドラムの外周面に円筒状の吊下げ部材を装着し、前記吊下げ部材には該吊下げ部材を拡径可能とする切り離し溝を設け、前記切り離し溝の両側の分離部にラダーコードを掛止め可能とした掛止め手段を設け、前記掛止め手段は前記ラダーコードに作用する荷重に基づいて前記吊下げ部材を縮径させ、かつ前記吊下げ部材の幅方向中央部からラダーコードを吊下支持する位置に設け、前記分離部には前記支持部材に係合して前記吊下げ部材を拡径する突起を備え、前記吊下げ部材の外周面の幅方向両側にフランジを設け、前記掛止め手段として、前記分離部のフランジに第一及び第二の係止溝を設け、前記ラダーコードの先端を前記フランジの内側から第一の係止溝に掛止めして前記ラダーコードを該フランジの外側に案内し、前記フランジの外側に案内した前記ラダーコードを前記第二の係止溝を経て前記フランジ間に案内した
請求項では、前記第二の係止溝の底部に拡幅部を備えた。
請求項では、前記切り離し溝をクランク状に形成した。
請求項では、駆動軸と一体に回転するドラムを支持部材に回転可能に支持し、前記ドラムの外周面に円筒状の吊下げ部材を装着し、前記吊下げ部材には該吊下げ部材を拡径可能とする切り離し溝を設け、前記切り離し溝の両側の分離部にラダーコードを掛止め可能とした掛止め手段を設け、前記掛止め手段は前記ラダーコードに作用する荷重に基づいて前記吊下げ部材を縮径させ、かつ前記吊下げ部材の幅方向中央部からラダーコードを吊下支持する位置に設け、前記分離部には前記支持部材に係合して前記吊下げ部材を拡径する突起を備え、前記吊下げ部材の外周面の幅方向両側にフランジを設け、前記突起を前記フランジの外側面に設けた。
請求項では、前記吊下げ部材を弾性を備えた合成樹脂で形成した。
請求項では、駆動軸と一体に回転する巻取軸を支持部材に回転可能に支持し、前記巻取軸の基端部から昇降コードを巻取可能に吊下支持し、前記基端部の直径より小径のドラム部を前記巻取軸に形成し、前記ドラム部の外周面に円筒状の吊下げ部材を装着し、前記吊下げ部材には該吊下げ部材を拡径可能とする切り離し溝を設け、前記切り離し溝の両側の分離部にラダーコードを掛止め可能とした掛止め手段を設け、前記掛止め手段は前記ラダーコードに作用する荷重に基づいて前記吊下げ部材を縮径させ、前記分離部には前記支持部材に係合して前記吊下げ部材を拡径する突起を備え、前記突起の回動軌跡を前記巻取軸の基端部の直径以下とした。
請求項では、前記突起を前記吊下げ部材の側面から軸方向に突出するよう形成し、前記基端部と前記突起との隙間を昇降コードの直径未満とした。
本発明によれば、スラットの回動操作を安定して行い、かつスラットの昇降操作の操作力を軽減し得る横型ブラインドのスラット角度調節装置を提供することができる。
以下、この発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。図1および図2に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1から吊下支持されるラダーコード2に多数段のスラット3が支持され、そのラダーコード2の下端にボトムレール(図示しない)が取着されている。
前記スラット3には前記ラダーコード2の支持位置近傍で昇降コード4が挿通され、その昇降コード4の下端にボトムレールが吊下支持されている。前記昇降コード4の上端部は、ヘッドボックス1内に回転可能に支持される巻取軸5に巻着されている。そして、巻取軸5が昇降コード4の巻取り方向に回転されると、昇降コード4が巻取軸5に螺旋状に巻き取られて、ボトムレール及びスラット3が引き上げられる。また、巻取軸5が昇降コード4の巻き戻し方向に回転されると、昇降コード4が巻取軸5から巻き戻されてボトムレール及びスラット3が下降する。
前記巻取軸5は、その基端部に設けられたドラム部7がヘッドボックス1内に固定された支持部材6に回転可能に支持され、駆動軸16が相対回転不能に挿通されている。そして、操作手段の操作により駆動軸16が回転されると、巻取軸5が駆動軸16と一体に回転されるようになっている。
前記巻取軸5は、前記ドラム部7を除いて基端側から先端側に向かって徐々に径が小さくなるように形成され、先端に前記昇降コード4の端部が取着されている。そして、巻取軸5が昇降コード4の巻取り方向に回転されると、昇降コード4が巻取軸5の外周面に螺旋状に巻き取られ、巻き取られた昇降コード4は巻取軸5の先端側に順次移動するようになっている。
前記ドラム部7は、軸方向両端部が前記支持部材6の軸受け部6a,6bに回転可能に支持され、ドラム部7の中間部の外周面に、前記ラダーコード2を吊下支持する吊下げ部材8が装着されている。吊下げ部材8の具体的構成を図3(a)(b)に従って説明する。
吊下げ部材8は、弾性を備えた合成樹脂で円筒状に形成され、その内径は前記ドラム部7の外径とほぼ等しい。また、吊下げ部材8の外周部の幅方向両側にはフランジ9a,9bが形成され、フランジ9a,9b間に溝部10が形成されている。
図3(b)に示すように、吊下げ部材8の上部にはクランク状の切り離し溝部11が形成されて周方向に分離され、対向する分離部12a,12bが形成されている。前記フランジ9a,9bの高さは溝部10より高くなっている。なお、好ましくはフランジ9a,9bの溝部10からの高さをラダーコード2の太さ以上とするとよい。
前記分離部12a,12bの先端部において、フランジ9a,9bの外側面には突起13a,13bが設けられている。また、分離部12a,12bのフランジ9a,9bには、同フランジ9a,9bを径方向に切り込んだ第一及び第二の係止溝14a,14bがそれぞれ形成されている。
分離部12a,12bの先端側に位置する第一の係止溝14aは、図3(a)に示すように、分離部12a,12bの先端側から基端側に向かって斜めに切り込まれている。分離部12b,12bの基端側に位置する第二の係止溝14bには、切り込みの底部に拡幅部15が形成されている。
図1及び図5に示すように、前記支持部材6の軸受け部6a,6bには、前記ドラム部7の中心より下方で前記突起13a,13bの回動軌跡上に位置する係止部17a,17bが形成されている。
また、突起13a,13bの回動軌跡は前記巻取軸5の基端側の最大の直径よりも内側(小さい径)に位置するようになっている。また、図6に示すように、前記巻取軸5の最大径部分と前記ドラム部7との境界部分の側壁と前記突起13bとの隙間は、前記昇降コード4の直径より狭くなるように前記吊下げ部材8及び前記巻取軸5が支持部材6に支持されている。
従って、ボトムレールの下降操作時に、障害物に当接する等の理由により、前記昇降コード4が弛んで前記巻取軸5の基端からドラム部7側に飛び出しても、前記突起13bに昇降コード4が引っ掛かるおそれはない。
ドラム部7に装着された吊下げ部材8がドラム部7とともに回転して突起13aが係止部17aに当接すると、吊下げ部材8の回転が阻止されるとともに拡径されて吊下げ部材8とドラム部7との摩擦が低減され、ドラム部7が吊下げ部材8に対し空回りする。
同様に、ドラム部7に装着された吊下げ部材8がドラム部7とともに図5に示す矢印方向に回転して突起13bが係止部17bに当接すると、吊下げ部材8の回転が阻止されるとともに拡径されて吊下げ部材8とドラム部7との摩擦が低減され、ドラム部7が吊下げ部材8に対し空回りする。
図1及び図4に示すように、前記ラダーコード2の縦糸の上端には前記第一の係止溝14aに係合可能とした係止具18a,18bがそれぞれかしめ固定されている。そして、スラット3の前側に位置する縦糸の上端は、ヘッドボックス1の下方から支持部材6内に挿通され、吊下げ部材8の溝部10からフランジ9aの第二の係止溝14bに挿通されてフランジ9aの外側に案内され、さらに第一の係止溝14aに挿通されて、係止具18aがフランジ9aの内側で第一の係止溝14aに係合している。
スラット3の後側に位置する縦糸の上端は、ヘッドボックス1の下方から支持部材6内に挿通され、吊下げ部材8の溝部10からフランジ9bの第二の係止溝14bに挿通されてフランジ9aの外側に案内され、さらに第一の係止溝14aに挿通されて、係止具18bがフランジ9bの内側で第一の係止溝14aに係合している。
このような構成により、吊下げ部材8の突起13a,13bのいずれかが係止部17a,17bに係合していない状態では、ラダーコード2に作用するスラット3の荷重が吊下げ部材8を縮径させてドラム部7との摩擦を増大させるように作用する。
次に、上記のように構成されたスラット角度調節装置の作用を説明する。
図6に示すように、吊下げ部材8の突起13a,13bのいずれも係止部17a,17bに係合していない状態、すなわちスラット3が垂直方向に回動されていない状態では、吊下げ部材8と巻取軸5との間の摩擦力が十分に確保され、巻取軸5の回転とともに吊下げ部材8が回転される。従って、駆動軸16の回転操作により、各スラット3が回動される。
駆動軸16をスラット3の引き上げ方向に回転させると、巻取軸5が昇降コード4の巻き取り方向に回転され、スラット3はその凸面が室内側となるように回動される。そして、スラット3がほぼ垂直方向まで回動されて吊下げ部材8の突起13aが支持部材6の係止部17aに当接すると、吊下げ部材8のそれ以上の回転が阻止され、吊下げ部材8が拡径されて吊下げ部材8とドラム部7との摩擦力が小さくなる。
そして、ドラム部7が吊下げ部材8に対し空回りしながら巻取軸5が回転され、昇降コード4が巻取軸5に巻き取られて、スラット3が引き上げられる。
駆動軸16をスラット3の下降方向に回転させると、巻取軸5が昇降コード4の巻戻し方向に回転され、スラット3はその凸面が室外側となるように回動される。そして、スラット3がほぼ垂直方向まで回動されて吊下げ部材8の突起13bが支持部材6の係止部17bに当接すると、吊下げ部材8のそれ以上の回転が阻止され、吊下げ部材8が拡径されて吊下げ部材8とドラム部7との摩擦力が小さくなる。
そして、ドラム部7が吊下げ部材8に対し空回りしながら巻取軸5が回転され、昇降コード4が巻取軸5から巻戻されて、スラット3が下降する。
上記のように構成された横型ブラインドのスラット角度調節装置では、次に示す作用効果を得ることができる。
(1)スラット3の回動操作時には、駆動軸16により回転される巻取軸5のドラム部7と吊下げ部材8を一体に回転させて、ラダーコード2を介してスラット3を回動させることができる。
(2)スラット3の昇降操作時には、吊下げ部材8の突起13a,13bのいずれかを支持部材6の係止部17a,17bのいずれかに当接させて吊下げ部材8の回転を阻止することにより、スラット3の回動を阻止し、吊下げ部材8とドラム部7との摩擦を低減してドラム部7を空回りさせることができる。従って、スラット3の昇降操作に要する操作力を低減することができる。
(3)ラダーコード2の上端部を第一及び第二の係止溝14a,14bに係合させて、ラダーコード2をフランジ9a,9b間の溝部10から吊下支持することができる。従って、ラダーコード2の荷重を吊下げ部材8の幅方向中央部に作用させることができるので、吊下げ部材8を確実に縮径させて、吊下げ部材8とドラム部7との摩擦力を安定して確保することができる。
(4)吊下げ部材8を円筒状としてドラム部7との接触面積を増大させることができる。従って、ヘッドボックスが小型化されてドラム部の径が小さい場合にも、吊下げ部材8とドラム部7との間に十分な摩擦力を確保することができる。
(5)ラダーコード2の上端部は、吊下げ部材8のフランジ9a,9b間に支持されるので、スラット3を垂直方向まで回動させたとき、吊下げ部材8の近傍でラダーコード2の上端部が弛んでも、弛んだラダーコード2はフランジ9a,9b間に保持することができる。従って、吊下げ部材8の近隣の部材へのラダーコード2の絡みつきを防止することができる。
(6)第二の係止溝14bの底部に拡幅部15を備えたので、ラダーコード2が弛んでも、第二の係止溝14bから外れ難くすることができる。
(7)切り離し溝部11をクランク状に形成し、第一及び第二の係止溝14a,14bをフランジ9a,9bの対向する位置に設けたので、ラダーコード2の上端部を吊下げ部材8の周方向に交差する状態で第一及び第二の係止溝14a,14bに掛止めすることができる。従って、ラダーコード2に作用する荷重により吊下げ部材8とドラム部7との間に発生する摩擦力を増大させることができる。
(8)突起13a,13bをフランジ9a,9bの外側面に設けたので、吊下げ部材8を径方向に小型化することができる。従って、小型のヘッドボックスに収容するスラット角度調節装置に容易に対応することができる。
(9)ラダーコード2の上端部を第一及び第二の係止溝14a,14bの開口部から底部に挿通することにより、ラダーコード2の上端部を吊下げ部材8に容易に取着することができる。
図7〜図18は、ヘッドボックス内での昇降コードの絡みつきを防止可能とし、かつ組み立て作業を容易に行い得るスラット昇降装置を示す。
図7に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス21内にラダーコード支持装置22と、ラダーコード支持部23を備えた昇降コード巻取り装置24が配設されている。昇降コード巻取り装置24は、少なくともヘッドボックス21の両端部に配設され、ラダーコード支持装置22は昇降コード巻取り装置24間に適宜配設される。
そして、ラダーコード支持装置22及びラダーコード支持部23からラダーコード25が吊下支持され、そのラダーコード25に多数段のスラットが支持される。また、昇降コード巻取り装置24から昇降コード26が吊下支持され、その昇降コード26が各スラットに挿通され、下端にボトムレールが吊下支持されている。
前記ラダーコード支持装置22及び昇降コード巻取り装置24には六角棒状の駆動軸27が挿通される。そして、駆動軸27の回転に基づいてラダーコード25を介してスラットが回動され、スラットがほぼ垂直方向まで回動された後は、スラットがそれ以上回動されることなく、昇降コード巻取り装置で昇降コードが巻き取られあるいは巻戻されて、スラットが昇降される。
次に、前記ラダーコード支持装置22の具体的構成と組み立て手順を示す。図8及び図9は、ラダーコード25の上端を支持する吊下げ部材28と、チルトドラム29aと、ドラムカバー29bを示す。
吊下げ部材28は、弾性を有する金属線を環状に折り曲げた捩じりコイルスプリングで構成され、その捩じりコイルスプリングの両端部には昇降コード26の上端部を掛止め可能とする一対の掛止部30が形成され、さらに先端がコイルスプリングの中心軸方向に沿って直角に折り曲げられて一対の係合端31a,31bが形成されている。
前記チルトドラム29aは、前記吊下げ部材28を装着可能としたドラム面32と、そのドラム面32の一方に連なり、ドラム面32の径より小径の嵌合部33と、ドラム面32の他方に連なり、ドラム面32より径の大きい2段階のフランジ34とを備える。また、チルトドラム29aの中心部に設けられた軸部35の中心には六角孔35aが形成され、前記駆動軸27が相対回転不能に挿通される。
ドラムカバー29bは、ほぼ円筒状に形成され、その一側に前記チルトドラム29aの嵌合部33及びドラム面32の段差部に回転可能に嵌合する嵌合部36が形成されている。図11(b)に示すように、チルトドラム29aにドラムカバー29bを嵌合した状態では、チルトドラム29aのフランジ34とドラムカバー29bとの間に、ドラム面32に装着された吊下げ部材28の軸方向のズレを防止する溝が形成される。
前記ドラムカバー29bの他側には、前記嵌合部36より径の大きい外筒部37が形成され、その外筒部37と嵌合部36との間には前記吊下げ部材28の係合端31a,31bを挿入可能としたガイド溝38が形成されている。
前記ガイド溝38内には、前記ドラムカバー29bの中心に対し対称となる位置において、前記ガイド溝38内を移動する前記係合端31a,31bの移動軌跡上に一対の係合部39が形成されている。また、前記ドラムカバー29bの外周面には、径方向外側に突出する一対の係止片40が形成されている。
このようなチルトドラム29a,吊下げ部材28及びドラムカバー29bを組み立てるには、まず図10に示すように、吊下げ部材28をチルトドラム29aのドラム面32に装着し、掛止部30にラダーコード25の上端部を掛止める。次いで図11(a)に示すように、チルトドラム29aの嵌合部33にドラムカバー29bの嵌合部36を嵌合する。
すると、図11(b)に示すように、吊下げ部材28の係合端31a,31bはドラムカバー29bのガイド溝38内に位置する。また、この状態では吊下げ部材28はチルトドラム29aのフランジ34とドラムカバー29bの嵌合部36との間に保持されて、中心軸方向すなわち図11における左右方向の位置ずれが阻止される。
次いで、図12及び図13に示すように、上記のように組み立てられたチルトドラム29a、ドラムカバー29b及び吊下げ部材28を支持部材41に取着する。支持部材41は、チルトドラム29aの軸部35の両端を回転可能に支持する軸受けであり、この状態で軸部35の六角孔35aに駆動軸27が挿通されて、ラダーコード支持装置22が構成される。また、ドラムカバー29bは係止片40が支持部材41に係合して、支持部材41に回転不能に支持される。
このように構成されたラダーコード支持装置22では、吊下げ部材28の掛止部30にラダーコード25を介してスラットの荷重が作用していると、吊下げ部材28とドラム面32との間に十分な摩擦力が作用している。この状態で、駆動軸27が回転されると、チルトドラム29a及び吊下げ部材28が一体に回転され、ラダーコード25を介してスラットが回動される。
このとき、吊下げ部材28の係合端31a,31bは、ドラムカバー29aのガイド溝38内を移動する。
スラットがほぼ垂直方向まで回動されると、係合端31a,31bの一方がドラムカバー29bの係合部39に当接する。すると、吊下げ部材28の回転が阻止されるとともに、吊下げ部材28が拡径されて、ドラム面32との摩擦力が小さくなり、チルトドラム29aが吊下げ部材28に対し空回りする状態となる。
この状態では、昇降コード巻取り装置24で昇降コード26が巻き取られ、あるいは巻戻されて、スラットが昇降される。
このようなラダーコード支持装置22では、吊下げ部材28の内径とチルトドラム29aのドラム面32の外径とがほぼ同一であるので、吊下げ部材28をドラム面32に容易に装着することができる。そして、チルトドラム29aにドラムカバー29bを嵌合すると、吊下げ部材28はチルトドラム29aのフランジ34とドラムカバー29bの嵌合部36との間に形成される溝に保持されるので、吊下げ部材28の位置ずれを防止することができる。
また、吊下げ部材28の係合端31a,31bがガイド溝38内に位置するので、吊下げ部材28の掛止部30近傍でラダーコード25が弛んでも、ラダーコード25と係合端31a,31bとの絡みつきを防止することができる。
図14〜図18は、前記昇降コード巻取り装置24とラダーコード支持部23の具体的構成と組み立て手順を示す。図14に示す巻取りドラム42の一側には前記チルトドラム29aと同形状のチルトドラム43が一体に形成され、図15に示すようにそのチルトドラム43に前記吊下げ部材28が装着され、図16に示すようにチルトドラム29aにドラムカバー29bが嵌合される。
そして、図17に示すように、巻取りドラム42を支持部材44に装着すると、巻取りドラム42の両端の軸部45が支持部材44に回転可能に支持される。この状態で軸部45に前記駆動軸27を挿通し、吊下げ部材28の掛止部30にラダーコード25を吊下支持し、昇降コード26の上端を巻取りドラム42の端部に取着する。
前記ラダーコード支持部23を支持する支持部材44の一側部は、前記ラダーコード支持装置22の支持部材41と同形状に形成されて、ドラムカバー29bを回転不能に支持している。
このように構成された昇降コード巻取り装置では、駆動軸27の回転に基づいて巻取りドラム42が回転され、昇降コード26が巻取りドラム42に巻き取られ、あるいは巻戻されて、スラットが昇降される。
ラダーコード支持部23の動作は前記ラダーコード支持装置22の動作と同様であり、同様な作用効果を得ることができる。また、ラダーコード支持部23及びラダーコード支持装置22において、吊下げ部材28及びドラムカバー29bを共通部品として使用することができる。
上記実施形態は、以下の態様で実施してもよい。
・ラダーコード2の上端を1つの係止溝で吊下げ部材8に掛止めしてもよい。
・吊下げ部材8は弾性を備えた金属で形成してもよい。
・切り離し溝は、クランク状以外に、斜状あるいはドラム部7の回転軸に沿った直線状としてもよい。
一実施形態のスラット角度調節装置を示す正面図である。 一実施形態のスラット角度調節装置を示す背面図である。 (a)は吊下げ部材を示す斜視図、(b)は平面図である。 スラット角度調節装置を示す平面図である。 スラット角度調節装置を示す側面図である。 スラット角度調節装置の動作を示す正面図である。 横型ブラインドのラダーコード支持装置および昇降コード巻取り装置を示す正面図である。 ラダーコード支持装置を示す分解斜視図である。 ラダーコード支持装置を示す分解正面図である。 ラダーコード支持装置の組み立て手順を示す正面図である。 (a)(b)はラダーコード支持装置の組み立て手順を示す正面図である。 ラダーコード支持装置の組み立て手順を示す正面図である。 ラダーコード支持装置を示す断面図である。 昇降コード巻取り装置を示す分解正面図である。 昇降コード巻取り装置の組み立て手順を示す正面図である。 昇降コード巻取り装置の組み立て手順を示す正面図である。 昇降コード巻取り装置の組み立て手順を示す正面図である。 昇降コード巻取り装置を示す断面図である。
符号の説明
1…ヘッドボックス、2…ラダーコード、5…巻取軸、6…支持部材、7…ドラム(ドラム部)、8…吊下げ部材、9a,9b…フランジ、11…切り離し溝、13a,13b…突起、14a,14b…掛止め手段(第一の係止溝、第二の係止溝)、16…駆動軸。

Claims (7)

  1. 駆動軸と一体に回転するドラムを支持部材に回転可能に支持し、前記ドラムの外周面に円筒状の吊下げ部材を装着し、前記吊下げ部材には該吊下げ部材を拡径可能とする切り離し溝を設け、前記切り離し溝の両側の分離部にラダーコードを掛止め可能とした掛止め手段を設け、
    前記掛止め手段は前記ラダーコードに作用する荷重に基づいて前記吊下げ部材を縮径させ、かつ前記吊下げ部材の幅方向中央部からラダーコードを吊下支持する位置に設け、
    前記分離部には前記支持部材に係合して前記吊下げ部材を拡径する突起を備え
    前記吊下げ部材の外周面の幅方向両側にフランジを設け、
    前記掛止め手段として、前記分離部のフランジに第一及び第二の係止溝を設け、前記ラダーコードの先端を前記フランジの内側から第一の係止溝に掛止めして前記ラダーコードを該フランジの外側に案内し、前記フランジの外側に案内した前記ラダーコードを前記第二の係止溝を経て前記フランジ間に案内したことを特徴とする横型ブラインドのスラット角度調節装置。
  2. 前記第二の係止溝の底部に拡幅部を備えたことを特徴とする請求項記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
  3. 前記切り離し溝をクランク状に形成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
  4. 駆動軸と一体に回転するドラムを支持部材に回転可能に支持し、前記ドラムの外周面に円筒状の吊下げ部材を装着し、前記吊下げ部材には該吊下げ部材を拡径可能とする切り離し溝を設け、前記切り離し溝の両側の分離部にラダーコードを掛止め可能とした掛止め手段を設け、
    前記掛止め手段は前記ラダーコードに作用する荷重に基づいて前記吊下げ部材を縮径させ、かつ前記吊下げ部材の幅方向中央部からラダーコードを吊下支持する位置に設け、
    前記分離部には前記支持部材に係合して前記吊下げ部材を拡径する突起を備え、
    前記吊下げ部材の外周面の幅方向両側にフランジを設け、
    前記突起を前記フランジの外側面に設けたことを特徴とする横型ブラインドのスラット角度調節装置。
  5. 前記吊下げ部材を弾性を備えた合成樹脂で形成したことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
  6. 駆動軸と一体に回転する巻取軸を支持部材に回転可能に支持し、前記巻取軸の基端部から昇降コードを巻取可能に吊下支持し、前記基端部の直径より小径のドラム部を前記巻取軸に形成し、前記ドラム部の外周面に円筒状の吊下げ部材を装着し、前記吊下げ部材には該吊下げ部材を拡径可能とする切り離し溝を設け、前記切り離し溝の両側の分離部にラダーコードを掛止め可能とした掛止め手段を設け、前記掛止め手段は前記ラダーコードに作用する荷重に基づいて前記吊下げ部材を縮径させ、前記分離部には前記支持部材に係合して前記吊下げ部材を拡径する突起を備え、前記突起の回動軌跡を前記巻取軸の基端部の直径以下としたことを特徴とする横型ブラインドのスラット角度調節装置。
  7. 前記突起を前記吊下げ部材の側面から軸方向に突出するよう形成し、前記基端部と前記突起との隙間を昇降コードの直径未満としたことを特徴とする請求項記載の横型ブラインドのスラット角度調節装置。
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