JP5341588B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用灯具において、配光機能を有する半導体光源と装飾機能を有する半導体光源を備えた光源部の点灯を制御する技術分野に関する。
従来、車両用灯具として、例えば、配光機能を有する半導体光源としての発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)と装飾機能を有する半導体光源としてのLEDとが直列に接続されて構成された光源部と、光源部に光源駆動電流としてのLED駆動電流を供給する電流供給部としてのスイッチングレギュレータと、スイッチングレギュレータの出力電圧を制御する制御部とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−136719号公報
上記した従来の車両用灯具にあっては、装飾機能を有するLEDが断線等のオープン異常となった場合に、配光機能を有するLEDと装飾機能を有するLEDとがいずれも消灯してしまう。従って、装飾機能を有するLEDのみがオープン異常となった場合に、配光機能を有するLEDが正常であるにもかかわらず消灯してしまい車両の走行時における安全性が低下するという問題が生じる。
そこで、本発明は、装飾機能を有するLEDがオープン異常となった場合でも配光機能を有するLEDの点灯を維持し、車両の走行時における安全性の向上を図ることを課題とする。
本発明の一態様による車両用灯具は、配光機能を有する第1の半導体光源と該第1の半導体光源に直列に接続された第2の半導体光源とを備えた光源部と、前記光源部に光源駆動電流を供給する電流供給部を備えた点灯制御ユニットと、を有する車両用灯具において、前記点灯制御ユニットは更に、前記第1の半導体光源及び前記第2の半導体光源と直列に接続され前記光源駆動電流を検出する第1抵抗と、前記第2の半導体光源と直列に接続され、前記第2の半導体光源に流れる電流を検出する第2抵抗と、直列に接続された前記第2の半導体光源及び前記第2抵抗に対して並列に接続された点灯維持スイッチと、前記第1の半導体光源と前記第2の半導体光源との接続点に前記点灯維持スイッチと並列に接続され、前記第2の半導体光源がオープン異常になった直後に前記第1の半導体光源の電流経路を形成する第3抵抗とを備え、前記第2の半導体光源がオープン異常になった場合に前記第1の半導体光源の点灯を維持するように前記点灯維持スイッチをオン状態とするようにしたものである。
従って、前記第2の半導体光源の異常時に前記点灯維持スイッチが前記第1の半導体光源の点灯を維持するように制御される。
本発明車両用灯具は、配光機能を有する第1の半導体光源と該第1の半導体光源に直列に接続された第2の半導体光源とを備えた光源部と、前記光源部に光源駆動電流を供給する電流供給部を備えた点灯制御ユニットと、を有する車両用灯具において、前記点灯制御ユニットは更に、前記第1の半導体光源及び前記第2の半導体光源と直列に接続され前記光源駆動電流を検出する第1抵抗と、前記第2の半導体光源と直列に接続され、前記第2の半導体光源に流れる電流を検出する第2抵抗と、直列に接続された前記第2の半導体光源及び前記第2抵抗に対して並列に接続された点灯維持スイッチと、前記第1の半導体光源と前記第2の半導体光源との接続点に前記点灯維持スイッチと並列に接続され、前記第2の半導体光源がオープン異常になった直後に前記第1の半導体光源の電流経路を形成する第3抵抗とを備え、前記第2の半導体光源がオープン異常になった場合に前記第1の半導体光源の点灯を維持するように前記点灯維持スイッチをオン状態とすることを特徴とする。
従って、装飾機能を有する半導体光源のみが異常となった場合でも配光機能を有する半導体光源の点灯が維持されるので、車両の走行時における安全性の向上を図ることができる。
請求項2に記載した発明にあっては、前記点灯維持スイッチの制御端子にはコンデンサ及び第4抵抗が接続され、前記第2抵抗における電圧がゼロとなった場合に、前記制御端子の電圧が上昇し、前記第4抵抗と前記コンデンサの時定数で決まる所定の時間経過後に前記点灯維持スイッチがオンする。従って、第2の半導体光源のみがオープン異常となった場合でも、点灯維持スイッチの制御端子の電圧の上昇に伴って光源駆動電流が増加するので、第1の半導体光源の点灯が確実に維持され、車両の走行時における安全性の向上を確実に図ることができる。
請求項3に記載した発明にあっては、前記点灯制御ユニットは、前記電流供給部による光源駆動電流を調光のために増減可能とされているとともに、前記点灯制御ユニットが光源駆動電流を低減制御した際に、前記第2抵抗の抵抗値を大きくする切替部が設けられている。これにより調光のため光源駆動電流を低減制御した場合でも第2の半導体光源がオープン以上と誤判断されることはない。
請求項4に記載した発明にあっては、前記点灯制御ユニットには、前記電流供給部による光源駆動電流の供給をPWM制御するPWM調光信号が入力されるとともに、前記PWM調光信号の周期は、前記所定の時間より短くされている。
従って、第2の半導体光源が正常であるにもかかわらず点灯維持スイッチがオン状態となることはなく、誤って第2の半導体光源を消灯させてしまうことはない。
請求項5記載した発明にあっては、前記光源部として、夜間以外の時間帯において点灯して標識機能を発揮するデイタイムランニングランプを用いているので、夜間以外の時間帯において連続して点灯されることが多いデイタイムランニングランプの点灯が確実に維持され、車両の走行時における安全性の向上を確実に図ることができる。
以下に、本発明の第1の実施の形態に係る車両用灯具について説明する。
車両用灯具1、1は、それぞれ車両の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。車両用灯具1は、図1に示すように、前方に開口された凹部を有するランプボディ(図示せず)と該ランプボディの開口面を閉塞するカバー14とを備えている。前記ランプボディとカバー14によって形成された内部空間は灯室15として形成されている。
灯室15には、車両の前面部から側面部に亘って配置され光源部として機能する標識灯ユニット3と、LED13を備えた前照灯ユニット12とが設けられている。車両用灯具1は、図2に示すように、標識灯ユニット3に接続された点灯制御ユニット2を有している。
点灯制御ユニット2は、電流供給部としてのDC/DCコンバータ6と、シャント抵抗RSHと、電流検出部7と、制御部8と、点灯維持部としての点灯維持回路9とを備えて構成されている。
標識灯ユニット3は、例えば、夜間以外の時間帯、すなわち、日の出前後の時間帯から日の入り前後の時間帯に点灯して標識機能を発揮する所謂デイタイムランニングランプ用の灯具ユニットであり、配光機能を有する第1の半導体光源としてのLED10、10・・・を備えた第1の光源4と装飾機能を有する第2の半導体光源としてのLED11、11・・・を備えた第2の光源5とを備えている。尚、標識灯ユニット3はデイタイムランニングランプ用に限られることはなく、クリアランスランプ用やターンシグナルランプ用等の他の標識灯であってもよい。
DC/DCコンバータ6は、制御部8からの点灯制御信号Stを受けてLED駆動電流Iをハイ側出力端子22を介して標識灯ユニット3に供給している。
制御部8は、シャント抵抗RSH及び電流検出部7を介して検出されたLED駆動電流Iの電流値を制御部8によって予め決められた制御電流の電流値とするように定電流制御を行っている。
また、出力電圧を抵抗R9及びR10により分圧した値によって検出しており、出力電圧が所定の値以上にならないように過電圧リミット制御を行っている。過電圧リミットの値は、正常時におけるLED10、10、・・・及びLED11、11・・・のそれぞれの順方向電圧Vf及び抵抗R4での電圧降下の合計値よりも十分に高い値に設定されている。
点灯維持回路9は、点灯維持スイッチとしてのソース接地のNMOSトランジスタTr1、コレクタ接地のPNPトランジスタTr2、エミッタ接地のNPNトランジスタTr3、抵抗R1〜R8及びコンデンサCを備えて構成されている。
NMOSトランジスタTr1のドレインは中間出力端子23を介してLED10のカソードに接続されると共に中間出力端子24を介してLED11のアノードに接続されている。NMOSトランジスタTr1のゲートは抵抗R8を介してNPNトランジスタTr3のコレクタに接続されと共に抵抗R3を介して制御電源Vccに接続されている。
抵抗R1の一端は中間出力端子23を介してLED10のカソードに接続されると共に中間出力端子24を介してLED11のアノードに接続され、他端は接地されている。
PNPトランジスタTr2のベースはロー側出力端子25を介してLED11のカソードに接続され、エミッタは抵抗R6を介してNPNトランジスタTr3のベースに接続されると共に抵抗R5を介して制御電源Vccに接続されている。
以下に車両用灯具1における点灯制御ユニット2の動作について図3を参照して説明する。図3は点灯制御ユニット2の動作を説明するためのタイムチャート図である。図3において区間Aは装飾機能を有するLED11、11、・・・が正常である区間を示し、区間B〜区間Fは装飾機能を有するLED11、11、・・・がオープン異常である区間を示している。図3の例では、区間Bの開始点でLED11、11、・・・がオープン異常となり、区間Dの開始点で電源がオフし、区間Eの開始点で電源がオンしている。時間t1は抵抗R3とコンデンサCの時定数で決まる時間である。
バッテリ(図示せず)の電源をオンすると、DC/DCコンバータ6が所定のLED駆動電流値になるように制御を開始するため、出力電圧VoがLED10、10、・・・の順方向電圧Vfによって決まる電圧まで上昇し、出力電圧Voに基づくLED駆動電流Iがシャント抵抗RSHを介してLED10、10・・・に供給されLED10、10・・・が点灯する(区間A参照)。LED10、10・・・に供給されたLED駆動電流Iは中間出力端子23、24を介してLED11、11・・・にも供給される。
図3の区間Aにおいては、LED11、11・・・にLED駆動電流Iが流れるために、抵抗R4に電圧が発生しPNPトランジスタTr2がオフ動作しNPNトランジスタTr3がオン動作する。NPNトランジスタTr3がオン動作すると、NMOSトランジスタTr1がオフ動作する。
従って、LED10、10・・・に流れるLED駆動電流IはLED11、11・・・に流れ、LED10、10・・・とLED11、11・・・は共に点灯する(区間A参照)。
次に、LED10、10・・・は正常であるがLED11、11・・・がオープン異常になった場合について説明する(区間B〜区間F)。LED11、11・・・がオープン異常になると、直後にNMOSトランジスタTr1がオフ動作しているので、LED10、10・・・から流れるLED駆動電流Iが抵抗R1を介してグラウンドに流れ、DC/DCコンバータ6の出力電圧Voが過電圧リミット値になる。このため、LED11、11・・・がオープン異常になった直後でも、過電圧リミット値とLED10、10・・・の順方向電圧Vf及び抵抗R1によって決まるLED駆動電流Iが流れるためLED10、10・・・の消灯を防止できる(区間B参照)。
従って、LED駆動電流Iの電流値は抵抗R1によって制御電流の電流値より小さくなるように制御される。このため、DC/DCコンバータ6の出力電圧Voが過電圧リミット値まで上昇し、その後、出力電圧Voは一定電圧(過電圧リミット値)に維持される(区間B参照)。
区間Bにおいては、LED11、11・・・にLED駆動電流Iが流れないため、抵抗R4における電圧はゼロになりPNPトランジスタTr2がオン動作し、NPNトランジスタTr3がオフ動作する。NPNトランジスタTr3がオフ動作すると、NMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsの上昇が開始する。
NMOSトランジスタTr1はオン動作を開始(区間Bの開始点)してから所定時間が経過した後(区間Cのa点)にオン状態(オン電圧を超えた状態)となる。即ち、抵抗R3とコンデンサCの時定数で決まる時間t1の間にNMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsが徐々に上昇し、区間Cのa点でNMOSトランジスタTr1がオン状態となる。
LED駆動電流Iは、区間Bに示すように、DC/DCコンバータ6の出力電圧Voが過電圧リミット値になった後に抵抗R1で決まる電流値に減少し、その後にゲートソース電圧Vgsの上昇に伴って増加する。その後、LED駆動電流Iの電流値は上記した制御電流の電流値まで増加して一定となる(区間C参照)。
尚、抵抗R3とコンデンサCの時定数は、DC/DCコンバータ6、電流検出部7及び制御部8で構成されるフィードバック手段のフィードバックループにおける制御遅れ時間よりも十分に遅くなるように設定されるのが好ましい。抵抗R3とコンデンサCの時定数が制御遅れ時間よりも速い場合には上記したフィードバック手段による定電流制御ができなくなるおそれが生じるからである。
また、抵抗R8の抵抗値は抵抗R3の抵抗値に比べて十分に小さく設定することが望ましい。抵抗R8の抵抗値が抵抗R3の抵抗値以上である場合には、NPNトランジスタがオン動作したときでもNMOSトランジスタTr1がオフ動作しないおそれが生じるからである。
その後、バッテリの電源をオフするとDC/DCコンバータ6の出力電圧Voがゼロとなり、LED駆動電流IはLED10、10・・・及びLED11、11・・・のいずれにも供給されない(区間D参照)。
その後、再びバッテリの電源をオンしても、LED11、11・・・のオープン異常が解消されていないのでLED11、11・・・にLED駆動電流Iが流れない。従って、抵抗R4における電圧はゼロになりPNPトランジスタTr2がオン動作し、NPNトランジスタTr3がオフ動作する。NPNトランジスタTr3がオフ動作すると、NMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsの上昇が開始する(区間E参照)。DC/DCコンバータ6の出力電圧Voは再び過電圧リミットまで上昇するので、LED駆動電流Iは、抵抗R1で決まる電流値になるまで増加して一定となり、さらに所定時間経過後に上記した制御電流の電流値まで増加する(区間E参照)。その後の動作(区間F)は上記した区間Cにおける動作と同じであるので説明を省略する。
本第1の実施の形態によれば、装飾機能を有するLED11、11・・・のみがオープン異常となった場合でも、抵抗R1によって決まる電流値を有するLED駆動電流Iが配光機能を有するLED10、10・・・に供給され、その後にNMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsの上昇に伴ってLED駆動電流Iが増加するので、配光機能を有するLED10、10・・・の点灯が維持され、車両の走行時における安全性の向上を図ることができる。
以下に、本発明の第2の実施の形態に係る車両用灯具について説明する。
本第2の実施の形態は、上記した第1の実施の形態に係る車両用灯具1の点灯制御ユニット2に標識灯ユニット3の機能をデイタイムランニングランプ用にしたりクリアランスランプ用にしたりするDC調光機能を追加した場合の例である。
本第2の実施の形態に係る車両用灯具30は、点灯維持回路9のPNPトランジスタTr2のエミッタ電圧をオンオフ制御により制御する切替部40を設けている点と、切替部40と制御部8にDC調光信号Sdが送出されている点以外は上記した第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。DC調光信号Sdはパルス信号でありハイレベル信号とローレベル信号が所定の周期で繰り返し送出される信号である。
切替部40は、NPNトランジスタTr4、抵抗R11〜R13で構成されている。NPNトランジスタTr4のコレクタは抵抗R4を介してPNPトランジスタTr2のエミッタに接続されている。
ところで、切替部40を設けていない構成とすると、DC調光によって標識灯ユニット3をクリアランスランプ用にした場合には、デイタイムランニングランプ用に比べてLED駆動電流Iが減少するため、抵抗R4の電圧降下が減少する。従って、第2の光源5がオープン異常と誤判断されてPNPトランジスタTr2がオンしてNMOSトランジスタTr1もオン動作してしまう可能性がある。
そこで、本第2の実施の形態では、DC調光によって標識灯ユニット3をクリアランスランプ用にした場合でもPNPトランジスタTr2がオン動作せずNMOSトランジスタTr1もオン動作しないような構成としている。
以下に、車両用灯具30における点灯制御ユニット32の動作について説明する。
DC調光信号Sdは標識灯ユニット3をデイタイムランニングランプ用にする場合にはハイレベルのDC調光信号Sdを制御部8及び切替部40に送出し、クリアランスランプ用にする場合にはローレベルのDC調光信号Sdを制御部8及び切替部40に送出する。
従って、クリアランスランプ用にした場合には、NPNトランジスタTr4がオフ動作し抵抗R4における電圧はゼロとはならずPNPトランジスタTr2はオン動作しない。これは抵抗R4に直列に抵抗R11を挿入し、NPNトランジスタTr4をオフ動作させることにより抵抗R4における電圧降下を発生させたからである。PNPトランジスタTr2がオン動作しないのでNMOSトランジスタTr1もオン動作せず、第2の光源5は点灯を維持する。
以上より、本第2の実施の形態によれば、DC調光によって標識灯ユニット3をクリアランスランプ用にした場合でも第2の光源5がオープン異常と誤判断されることはなく、第1の光源4及び第2の光源5は点灯状態を維持させることができる。
以下に、本発明の第3の実施の形態に係る車両用灯具について説明する。
本第3の実施の形態は、上記した第1の実施の形態に係る車両用灯具1の点灯制御ユニット2に標識灯ユニット3の機能をデイタイムランニングランプ用にしたりクリアランスランプ用にしたりするPWM調光機能を追加した場合の例である。
点灯制御ユニット52は、図5に示すように、制御部8にPWM調光信号Scが送出されている点以外は上記した第1の実施の形態と同様であるので説明を省略する。
以下に、車両用灯具50における点灯制御ユニット52の動作について図6を参照して説明する。図6は点灯制御ユニット52の動作を説明するためのタイムチャート図である。図6の例ではハイレベルとローレベルのPWM調光信号Scが所定の周期で間欠的に送出される信号であり、PWM調光によって標識灯ユニット3をクリアランスランプ用にした場合の例である。図6において区間Gは装飾機能を有するLED11、11、・・・が正常である区間を示し、区間Hは装飾機能を有するLED11、11、・・・がオープン異常である区間を示している。図6の例では、区間Hの開始点でLED11、11、・・・がオープン異常となる。時間t2はPWM調光信号Scの1周期における時間であり、時間t3はPWM調光信号Scの1周期におけるハイレベル信号が出力されている時間(以下、「ハイレベル期間」と呼ぶ。)である。
ハイレベルのPWM調光信号Scが制御部8に入力され、バッテリの電源をオンすると、DC/DCコンバータ6の出力電圧Voが所定の電圧まで上昇し、出力電圧Voに基づくLED駆動電流Iがシャント抵抗RSHを介してLED10、10・・・に供給されLED10、10・・・が点灯する(区間G参照)。LED10、10・・・に供給されたLED駆動電流Iは中間出力端子23、24を介してLED11、11・・・にも供給され、LED11、11・・・も点灯する(区間G参照)。
ローレベルのPWM調光信号Scが制御部8に入力されると、DC/DCコンバータ6の出力電圧Voがゼロになり、LED駆動電流Iは流れない。抵抗R4における電圧がゼロになりPNPトランジスタTr2がオン動作し、NPNトランジスタTr3がオフ動作する。NPNトランジスタTr3がオフ動作すると、NMOSトランジスタTr1がオン動作を開始する。制御電圧Vccからの電圧が抵抗R3を介してコンデンサCに印加され充電される。
抵抗R3とコンデンサCの時定数で決まる時間の間にNMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsが徐々に上昇する。ゲートソース電圧Vgsがオン電圧まで上昇する前に再びハイレベルのPWM調光信号Scが制御部8に入力され、PNPトランジスタTr2がオフ動作し、NPNトランジスタTr3がオン動作する。NPNトランジスタTr3がオン動作すると、NMOSトランジスタTr1がオフ動作を開始する。このようにして上記した間欠的にPWM調光信号Scが制御部8に送出されることによって標識灯ユニット3の調光制御が行われる。
尚、ローレベルのPWM調光信号Scが送出され、LED11、11・・・がオープン異常と誤って判断されてNMOSトランジスタTr1がオン動作してしまうことを防止するために、PWM調光信号Scの周期t2は抵抗R3とコンデンサCの時定数で決まる時間よりも十分短く(区間G、H参照)なるように設定されることが好ましい。このように設定すれば、LED11、11・・・が正常であるにもかかわらずNMOSトランジスタTr1がオン動作することはない。
また、抵抗R8とコンデンサCの時定数で決まる時間はPWM調光信号Scの周期t2よりも十分短くなるように設定されることが好ましい。このように設定すれば、PWM調光信号Scのハイレベル期間中にコンデンサCの放電が終了してNMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧VgsはゼロになるのでLED11、11・・・が正常であるにもかかわらずNMOSトランジスタTr1がオン状態となることはなく誤ってLED11、11・・・を消灯させてしまうことはない。
次に、LED10、10・・・は正常であるがLED11、11・・・がオープン異常になった場合には、抵抗R4に電圧が発生することがないのでPNPトランジスタTr2がオン動作してNPNトランジスタTr3がオフ動作し、NMOSトランジスタTr1がオン動作を開始する。NMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsが徐々に上昇し、LED駆動電流Iは抵抗R1で決まる電流値まで増加し(区間H参照)、LED10、10・・・の点灯が維持される。その後、ハイレベル及びローレベルのPWM調光信号Scが繰り返し送出され、NMOSトランジスタTr1のゲートソース電圧Vgsもさらに上昇し所定時間経過後にNMOSトランジスタTr1がオン動作しLED10、10・・・の点灯が維持される(区間H参照)。
本第3の実施の形態によれば、配光機能を有するLEDと装飾機能を有するLEDの調光を制御するPWM調光機能を有する車両用灯具において、装飾機能を有するLEDのみがオープン異常となった場合でも、配光機能を有するLEDの点灯を維持し、車両の走行時における安全性の向上を図ることができる。
上記した各実施の形態は、本発明を好適に実施した形態の一例に過ぎず、本発明は、その主旨を逸脱しない限り、種々変形して実施することが可能なものである。
本発明に係る車両用灯具の概略正面図である。 本発明の第1の実施の形態に係る車両用灯具の構成を示した図である。 点灯制御ユニット2の動作を説明するためのタイムチャート図である。 本発明の第2の実施の形態に係る車両用灯具の構成を示した図である。 本発明の第3の実施の形態に係る車両用灯具の構成を示した図である。 点灯制御ユニット52の動作を説明するためのタイムチャート図である。
1、30、50…車両用灯具、3…標識灯ユニット、6…DC/DCコンバータ、9…点灯維持回路、10、11…LED

Claims (5)

  1. 配光機能を有する第1の半導体光源と該第1の半導体光源に直列に接続された第2の半導体光源とを備えた光源部と、
    前記光源部に光源駆動電流を供給する電流供給部を備えた点灯制御ユニットと、
    を有する車両用灯具において、
    前記点灯制御ユニットは更に、
    前記第1の半導体光源及び前記第2の半導体光源と直列に接続され前記光源駆動電流を検出する第1抵抗と、
    前記第2の半導体光源と直列に接続され、前記第2の半導体光源に流れる電流を検出する第2抵抗と、
    直列に接続された前記第2の半導体光源及び前記第2抵抗に対して並列に接続された点灯維持スイッチと、
    前記第1の半導体光源と前記第2の半導体光源との接続点に前記点灯維持スイッチと並列に接続され、前記第2の半導体光源がオープン異常になった直後に前記第1の半導体光源の電流経路を形成する第3抵抗と、を備え、
    前記第2の半導体光源がオープン異常になった場合に前記第1の半導体光源の点灯を維持するように前記点灯維持スイッチをオン状態とする
    ことを特徴とする車両用灯具。
  2. 前記点灯維持スイッチの制御端子にはコンデンサ及び第4抵抗が接続され、前記第2抵抗における電圧がゼロとなった場合に、前記制御端子の電圧が上昇し、前記第4抵抗と前記コンデンサの時定数で決まる所定の時間経過後に前記点灯維持スイッチがオンする
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両用灯具。
  3. 前記点灯制御ユニットは、前記電流供給部による光源駆動電流を調光のために増減可能とされているとともに、
    前記点灯制御ユニットが光源駆動電流を低減制御した際に、前記第2抵抗の抵抗値を大きくする切替部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の車両用灯具。
  4. 前記点灯制御ユニットには、前記電流供給部による光源駆動電流の供給をPWM制御するPWM調光信号が入力されるとともに、
    前記PWM調光信号の周期は、前記所定の時間より短くされている
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両用灯具。
  5. 前記光源部として、夜間以外の時間帯において点灯して標識機能を発揮するデイタイムランニングランプを用いた
    ことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4に記載の車両用灯具。
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